JP2007024095A - メカニカルシール - Google Patents

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Abstract

【課題】 液漏れを確実に防止しつつ、強アルカリに耐えるメカニカルシールとする。
【解決手段】 このメカニカルシール150は、液体抵抗器の電解液(炭酸ソーダ水溶液)を循環流通させる液循環ポンプに用いるものである。メイティングリング152は回転軸151に遊嵌され、軸方向には移動しない。シールリング157は回転軸151に環装され、回転軸151と共に回転し軸方向移動できる。ばね160によりシールリング157の端面をメイティングリング152の端面に押しつけて両者の回転摺動面がシール面となる。本例では、メイティングリング152及びシールリング157を、耐アルカリ性があり、且つ、硬くて摺動特性のよい炭化ケイ素により形成したため、摺動面に粒子の堆積がなくなり、シーク特性が向上する。
【選択図】 図2

Description

本発明はメカニカルシールに関するものである。
更に説明すると、液体抵抗器の電解液(炭酸ソーダ水溶液)を循環流通させる液循環ポンプに用いるメカニカルシールにおいて、液漏れを確実に防止するように工夫したものである。
抵抗器の一種として液体抵抗器がある。この液体抵抗器は、例えば、巻線型誘導電動機の二次側に接続され、抵抗値を可変させ比例推移を利用して、始動または速度制御等を行う場合に使用される。
図3は、液体抵抗器10と循環冷却装置20を含む液体抵抗器システムを示している。
図3に示すように、液体抵抗器10では、タンク11内に電解液12を入れている。タンク11内には、U相,V相,W相用の絶縁筒13U,13V,13Wが、電解液12に浸漬される状態で配置されている。各絶縁筒13U,13V,13W内には、それぞれ、固定電極14U,14V,14Wと可動電極15U,15V,15Wが対向配置されている。この液体抵抗器10では、電解液12中において、固定電極14U,14V,14Wに対して可動電極15U,15V,15Wを接近または離間させることにより、抵抗値を変化させるようになっている。
電解液12は、抵抗調整のために用いるものであるため、純粋な水ではなく、強アルカリ水溶液である炭酸ソーダ水溶液を使用している。
この液体抵抗器システムでは、液体抵抗器10のタンク11内の温度を一定にするため、循環冷却装置20により、電解液12を冷却している。
この循環冷却装置20には、タンク11内の電解液12を取り出してから循環流通させ、再び電解液12をタンク11に戻す循環パイプ21が備えられている。この循環パイプ21には、電解液12を循環流通させるための液循環ポンプ22と、循環流通する電解液12を冷却するプレート式冷却器23が介装されている。プレート式冷却器23では、冷却水Wにより冷却をしている。なお、24,25は仕切弁である。
前述したように、電解液12は、強アルカリ水溶液である炭酸ソーダ水溶液であるため、液循環ポンプ22としては、純粋な水ではなく特殊対応の物を使用する必要がある。つまり、液循環ポンプ22では、ポンプ部とモータ部とのシールをするのに、メカニカルシールを採用したものとしている。
メカニカルシールは、過酷な条件の回転密封用に用いられる軸封装置である。周知のように、メカニカルシールは、シール面(摺動面)の摩耗に従い、ばねなどによって軸方向に動くことができる「シールリング」、および、軸方向に動かない「メイティングリング」からなり、軸にほぼ垂直な相対的に回転するシール面において流体の漏れを制限する働きを持つものである。
液循環ポンプ22のメカニカルシールにおいては、メイティングリングとしてポーラスSIC(炭化ケイ素)、シールリングとしてカーボンを使用してきた。
なおSIC(炭化ケイ素)の特徴としては、共有結合が強いため各種のセラミックスの中では最も硬い、耐食性に優れている(耐アルカリ性に強い)、液中での摺動特性が良い、ということが挙げられる。
またカーボンは軟らかいため、硬いセラミックスと「なじみ」がよい。
特開平5−714647 特開平8−269746 特開平7−19349
液循環ポンプ22により流通させる電解液(炭酸ソーダ水溶液)12には、固体粒子(炭酸ナトリウム)が混入している。メカニカルシールの性質上、摺動面にはわずかに電解液12が滲み出すため、摺動面に粒子(炭酸ナトリウムの粒子)が堆積してしまうことがある。
このようにして、液循環ポンプ22に用いたメカニカルシールの摺動面に粒子が堆積してしまうと、摺動面に堆積した粒子により、カーボンで形成した軟らかいシールリングが削れ、摺動隙間が広がり液漏れの事象が生じる恐れがあった。
本発明は、上記従来技術に鑑み、液体抵抗器の電解液(炭酸ソーダ水溶液)を循環流通させる液循環ポンプの液漏れを確実に防止でき、且つ、炭酸ソーダ水溶液に強いメカニカルシールを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の構成は、
液体抵抗器の電解液を循環流通させる液循環ポンプに用いるメカニカルシールであって、
回転軸に遊嵌されたメイティングリングと、
前記回転軸に環装され、前記回転軸と共に回転し、且つ、前記回転軸の軸方向に移動可能となっているシールリングと、
前記シールリングを前記メイティングリング側に付勢するばねとを有し、
しかも、前記メイティングリング及び前記シールリングを、炭化ケイ素により形成していることを特徴とする。
本発明では、メイティングリング及びシールリングを炭化ケイ素により形成したため、摺動面に粒子が堆積することがなくなり液漏れを確実に防止でき、しかも、強アルカリ水溶液である炭酸ソーダ水溶液に対して強いメカニカルシールとなる。
以下に本発明の実施の形態を実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の実施例に係るメカニカルシールを用いた液循環ポンプ100を示し、図2はこの液循環ポンプ100に採用した実施例に係るメカニカルシール150を示している。
図1に示すように、この液循環ポンプ100は、図3における液循環ポンプ22と同じ位置に配置されて、液体抵抗器10の電解液(炭酸ソーダ水溶液)12を循環流通させるものである。液循環ポンプ100は、ポンプ部101とモータ部102とでなり、ポンプ部101を流通する電解液がモータ部102に浸入しないように、ポンプ部101とモータ部102との間に、メカニカルシール150を介装している。
メカニカルシール150は、図2に示す通りの構成となっている。
図2に示すように、回転軸151に遊嵌されたメイティングリング152は、カバープレート153及びボルト154を介して、固定部であるスタッフィングボックス155に固定されている。このため、メイティングリング152は、回転軸151の軸方向にも周方向にも移動することはない。
またメイティングリング152とカバープレート153との間には、固定側二次シール156が介装されている。
シールリング157は、回転軸151に環装されており、シールリング157の内周側と回転軸151の外周面との間には、回転側二次シール158が介装されている。シールリング157と回転側二次シール158は、回転軸151と共に回転すると共に、回転軸151の軸方向に沿い移動可能となっている。
ばね受け部159は回転軸151に固定設置されている。このばね受け部159は、回転軸151の軸方向に関して、シールリング157を間に挟んでメイティングリング152と対向する位置に配置されている。
ばね160は、シールリング157とばね受け部159との間に介装されており、シールリング157をメイティングリング152に向けて押しつける(付勢する)バネ力を発生する。
このため、シールリング157の端面(摺動面)とメイティングリング152の端面(摺動面)とが回転しつつ摺接してシール面を形成する。
本実施例では、メイティングリング152もシールリング157も、共に、SIC(炭化ケイ素)により形成した。前述したように、SICは、共有結合が強いため各種のセラミックスの中では最も硬く、耐食性に優れており(耐アルカリ性に強い)、液中での摺動特性が良い、という特徴を有している。
このように、メイティングリング152及びシールリング157を共に、上述した特徴を有するSICにより形成しているため、摺動特性が良く摺動面に粒子が堆積することが極めて少なくなり、液漏れの防止を図ることができると共に、炭酸ソーダ水溶液(水抵抗器の電解液)に対して摺動特性のよいシール構造となる。
なお、ポーラスSICは摺動面に粒子が堆積し易いので、本実施例では、メイティングリング152及びシールリング157の材質を、ポーラスSICではなく、SICとした。
本発明の実施例に係るメカニカルシールを用いた液循環ポンプを示す構成図。 本発明の実施例に係るメカニカルシールを示す構成図。 液体抵抗器システムを示す構成図。
符号の説明
100 液循環ポンプ
101 ポンプ部
102 モータ部
150 メカニカルシール
151 回転軸
152 メイティングリング
153 カバープレート
154 ボルト
155 スタッフィングボックス
156 固定側二次シール
157 シールリング
158 回転側二次シール
159 ばね受け部
160 ばね

Claims (1)

  1. 液体抵抗器の電解液を循環流通させる液循環ポンプに用いるメカニカルシールであって、
    回転軸に遊嵌されたメイティングリングと、
    前記回転軸に環装され、前記回転軸と共に回転し、且つ、前記回転軸の軸方向に移動可能となっているシールリングと、
    前記シールリングを前記メイティングリング側に付勢するばねとを有し、
    しかも、前記メイティングリング及び前記シールリングを、炭化ケイ素により形成していることを特徴とするメカニカルシール。
JP2005203834A 2005-07-13 2005-07-13 メカニカルシール Withdrawn JP2007024095A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102943718A (zh) * 2012-11-27 2013-02-27 东风汽车有限公司 一种弹性可调式火花塞密封结构
CN108843790A (zh) * 2018-07-13 2018-11-20 侯玉琼 一种机械式密封件

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Effective date: 20081007