JP2007023583A - 引戸のラッチ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構成が簡単であり、操作も容易な引戸用のラッチ機構を提供する。
【解決手段】 引戸の戸先框に埋設されるホルダ1内に、引戸走行方向に延在し、先端に鉤部を形成すると共に後端にリリースレバー7を装着したラッチ杆8を、その長さ方向に沿う軸線の回りを回動可能に案内し、一方、ホルダ1内に、先端にラッチ杆の鉤部を収納する偏平部11aを形成した鞘部材11を設け、この鞘部材11をラッチ杆の長さ方向に移動可能に案内すると共に前方に付勢し、他方、引戸閉鎖時引戸の戸先框と当接する戸枠にスリット9を開口させた受板2を装着する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、新規な引戸のラッチ機構(以下単にラッチ機構という)に係り、特に、構造が簡単で操作が容易なラッチ機構に関する。
ラッチ機構は、別の言葉で言えば仮締り錠のことで、提案されたものは数少ないが、下記特許文献1及び2にその一例が示されている。
特公昭60−026914号 特開平10−131587号
周知のように、蝶番に支持された所謂スイング扉は、傾斜面を備えたラッチボルトによるラッチ機構が一般的であり、かつ容易にスイング扉に装着することができる。
しかしながら、引戸のラッチ機構は、必要であると皆が認識しているにも拘らず、現在実用されているものは無いと言っても過言ではなく、その理由は、扉の自由側端縁が戸枠を掠めるように動くスイング扉と異なり、引戸の場合は閉扉時例えば戸先框と戸枠が単に当接するだけなので、ラッチ機構を働かせるための相対運動が存在しないことによると思われる。
上記特許文献1及び2に記載されたものは、勿論その機能を発揮はするが、全体的に構造が複雑にならざるを得ない、等未だ改良の余地がある。
そこで、この発明は、構造が簡単で操作も容易である新規なラッチ機構を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、引戸の閉鎖時相互に突き当たる引戸の戸先框及び戸枠の一方に装着される箱状のホルダと、他方に装着されるスリット付の受板とを有し、このホルダ内に、引戸走行方向に延在し、受板側の先端に上記受板のスリットに係入可能な鈎部を形成すると共に、後端にリリースレバーを装着したラッチ杆を、その長さ方向に沿う軸線の回りを回動可能に案内し、一方、受板側から見てこのラッチ杆を時計方向或いは反時計方向の一方に付勢し、他方、ホルダ内に、先端にラッチ杆の先端部を収納する偏平部を形成した鞘部材を設け、この鞘部材をラッチ杆の長さ方向に移動可能に案内すると共に受板方向に付勢したことを特徴とする。
上記のように構成された請求項1に記載の発明によるラッチ機構は、鞘部材によりラッチ杆の鈎部を所定の角度位置に保ったまま、鈎部を受板のスリットに係入させ、受板により鞘部材をホルダに押込む動作でラッチ杆を回動させて鈎部を自動的に受板に係合させ、リリースレバーを操作することにより鞘部材を突出させて引戸を解放方向に押動するようにしたので、ラッチ機構の構造が簡単であると共に操作も容易である、という所期の効果を奏する。
引戸閉鎖時、受板が鞘部材をホルダ内に押込む動作を利用して受板のスリットに係入したラッチ杆の鈎部を解放し、以て以て鈎部を自動的に受板に係合させ、引戸を開けるときのリリースレバーの操作を利用して拘束された鞘部材を解放するようにしたので、構造が簡単になり、しかも操作も容易となった。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1において符号1は箱状のホルダを、符号2は受板を夫々示し、図示の実施例においては、ホルダ1は引戸の戸先框に、受板2は引戸閉鎖時戸先框と突き当たる戸枠に装着されるものとする。
なお、ホルダ1が引戸の戸先框に埋設されるとき、その前端面が戸先框の表面と一致するものとする。
ホルダ1の蓋板3の止めねじ4、4を外し、ホルダ1内に収容保持されている後述の部材を展開して示すと図2のようになり、ホルダ1を縦断すると図3に示す如くとなる。
これらの図に示すように、ホルダ1の高さ方向の中央部には有底で引戸の走行方向(図3で左右方向)に延在する案内洞5が、この案内洞5の上下には夫々有底でかつ平行な一対のばね案内洞6、6が形成されている。
上記案内洞5内には、引戸走行方向に延在し、受板側の先端に鈎部を、後端にリリースレバー7を装着したラッチ杆8が、その長さ方向に沿う軸線の回りを回動可能に案内されている。
図示の実施例におけるラッチ杆8は、厚板材を例えばプレスによって打ち抜いた形状で、先端の鈎部は細長いラッチ杆本体の両側に突出してT字形に形成されているが、これは片側にのみ突出してL字形になったものでも良い。
このラッチ杆8の鈎部は、引戸閉鎖時前記受板2と係合して引戸を戸枠に一時的に係止するもので、この鈎部に対応して、受板2には例えば縦長のスリット9が開口している。
なお、戸枠に装着された受板2の裏側には、後述するようにラッチ杆の鈎部がスリット9と係合したとき鈎部と干渉しないように、図示しない空間部を確保しておくものとする。
また、図示の実施例では、このラッチ杆8は次に述べる鞘部材11内に収納された状態で、鞘部材11を介してホルダ1に支持、案内されている。
図2及び図3に示すように、鞘部材11は、先端にラッチ杆8の先端部を収納する偏平部11aとこれに連接された筒部11bとを一体に結合した筒状の部材である。
この鞘部材11中に、ラッチ杆8の後端部を偏平部11aから通すようにしてラッチ杆8を挿入し、鞘部材の筒部11bから後方に突き抜けたラッチ杆8の後端を、リリースレバー7の基端に開口した付番しない連結孔に固く填め合わせ、このようにしてラッチ杆8の後端にリリースレバー7を一体的に垂設する。
ちなみに、ホルダ1の後端部には案内スリット13(図2参照)が形成されており、リリースレバーの自由端部はこの案内スリット13に揺動可能に収納されている。
また、ラッチ杆の後端部に突起8a、8aを対称的に突設し、一方、ホルダの案内洞5の後端部で突起8aの前方にU字形の切欠を形成した仕切板12を挿設し、この仕切板12によってラッチ杆8の抜け止めを施すと共に、ラッチ杆8の回動を円滑に案内する。
他方、前記鞘部材11は、偏平部11aをホルダの前面開口と摺動可能に係合させ、筒部11bを案内洞5と摺動可能に嵌合させた状態で、ホルダ1において、ラッチ杆8の長さ方向に移動可能に支持、案内する。
また、ホルダ1内の前記ばね収納洞6、6内には、夫々圧縮コイルばねとしての作動ばね13が弾装されており、鞘部材11は、この作動ばね13の弾力により前方に、すなわち受板2に近接する方向に付勢されている。
そのため、図1及び図3に示すように、鞘部材11はホルダ1の前端面、すなわち、戸先框の表面から突出する。
更にまた、鞘部材の筒部11bの後端部外周面には一対の案内突起11c、11cが対称的に突設されており、各案内突起11cは、蓋板3(図2参照)或いはホルダの案内洞の内側面(図4参照)に夫々形成された水平方向に細長い案内溝14に夫々摺動可能に係合している。
そのため、鞘部材11に外力が作用しない常態における鞘部材の突出量、及び後述するように鞘部材11が受板2によってホルダ内に押込まれるときの最大ストロークが夫々規定される。
また、図2及び図3に示すように、ホルダの底面に開口したばね孔17(図3参照)内に収納され、リリースレバー7の基端のばね掛け突起7aとばね掛けピン15との間に弾装された圧縮コイルばねとしてのラッチばね16の弾力により、ラッチ杆8及びこれと一体に結合されたリリースレバー7は図4において時計方向に付勢されている。
しかしながら、鞘部材11に外力が作用しない常態においては、鞘部材が受板方向に前進してその偏平部11aがラッチ杆8の鈎部と形状係合をするので、図4に示すように、ラッチ杆8はほぼ垂直な角度位置に保持され、リリースレバー7は図4に示す角度位置をとる。
上記のように構成されたこの発明の一実施例によるラッチ機構は、引戸が開いているときには、図1及び図3に示すように、受板のスリット9とラッチ杆8の先端鉤部が角度的に整合している。
この状態で引戸が閉鎖方向(図1でA方向)に移動すると、先ず鞘部材の偏平部の先端開口端縁が受板2の表面に当接する。
更に引戸が閉鎖方向に移動すると、図3から明らかなように、ラッチ杆の先端の鉤部を覆っていた鞘部材の偏平部11aがラッチ杆とは独立にホルダ1内に押し込まれていく。
その結果、引戸の閉鎖方向への更なる移動により、ラッチ杆8は引戸と一体に図1の矢印A方向に進行し、受板2のスリット9を挿通して受板2の裏側に突き抜ける。
すると、鞘部材の偏平部11aとラッチ杆8の鉤部との係合が外れ、偏平部によって図4に示す角度位置に保持されていたラッチ杆8が自由になる結果、前記ラッチばね16(図2及び図3参照)の弾力により、受板2側から見てラッチ杆8が時計方向に所定の角度回動する(図5参照)。
この所定の角度は、図示の実施例では、リリースレバー7の自由端部が蓋板3の付番しないスリットの底部と当接することにより一義的に定まる。
図5に示す状態では、ラッチ杆8の鉤部が受板の裏側でスリット9と斜交するので、引戸と一体のラッチ杆が受板2に係止されることになり、引戸は閉鎖位置にロックされる。
引戸を再び開放するには、図5に示すように通常室内側に突出するリリースレバー7の自由端部を室外側に押し、図1の角度位置に戻す。
すると、ラッチ杆8の鉤部が図4の角度位置に復帰すると同時に、作動羽13、13の弾力により鞘部材の偏平部11aがホルダ1から突出し、受板2からの反力により引戸を開放方向に押動すると共に、ラッチ杆の鉤部11aを覆ってラッチ杆8の回動の自由を奪う。
以降、引戸は受板2から自由になるので、取っ手に手を掛けて引戸を開ければ引戸を開放することができる。
なお、図示の実施例ではホルダ1を引戸側に埋設するものとしたが、これとは反対に、ホルダ1を戸枠側に、受板2を戸先框側に夫々装着しても良いことは言うまでもない。
ホルダと受板とを取り出して示す外観斜視図で、引戸が開いている場合を示す。 ホルダ側の諸構成部材を展開して示す外観斜視図。 ホルダの縦断面図。 受板側から見たホルダの正面図。 図1と同様の外観斜視図で、引戸の閉鎖及びロック状態を示す。
符号の説明
1 ホルダ
2 受板
3 蓋板
4 止めねじ
5 案内洞
6 ばね収納洞
7 リリースレバー
8 ラッチ杆
9 スリット
11 鞘部材
11a 偏平部
11b 筒部
12 仕切板
13 作動ばね
14 案内溝
15 ばね掛けピン
16 ラッチばね
17 ばね孔

Claims (1)

  1. 引戸の閉鎖時相互に突き当たる引戸の戸先框及び戸枠の一方に装着される箱状のホルダと、他方に装着されるスリット付の受板とを有し、このホルダ内に、引戸走行方向に延在し、受板側の先端に上記受板のスリットに係入可能な鈎部を形成すると共に、後端にリリースレバーを装着したラッチ杆を、その長さ方向に沿う軸線の回りを回動可能に案内し、一方、受板側から見てこのラッチ杆を時計方向或いは反時計方向の一方に付勢し、他方、ホルダ内に、先端にラッチ杆の先端部を収納する偏平部を形成した鞘部材を設け、この鞘部材をラッチ杆の長さ方向に移動可能に案内すると共に受板方向に付勢したことを特徴とする引戸のラッチ機構。
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