JP2007021837A

JP2007021837A - 一枚アルバム

Info

Publication number: JP2007021837A
Application number: JP2005205531A
Authority: JP
Inventors: Akihiro Masuda; 昭博増田
Original assignee: Kasuga Paper Industry Co Ltd
Current assignee: Kasuga Paper Industry Co Ltd
Priority date: 2005-07-14
Filing date: 2005-07-14
Publication date: 2007-02-01

Abstract

【目的】本発明は、デジタルカメラ等で撮影した写真に対して、その場で差し上げたりするために簡単な構成で且つ取り扱いに優れ、美観も良好にすることを実現することを目的とする。
【構成】一枚の台紙本体１に、写真を適宜貼着する糊付部２を塗着すること。且つ該台紙本体１の一端に小口テープ３を介して透明状フイルム４を設けること。該透明状フイルム４の下面側に前記糊付部２が位置するようにしたこと。前記一枚の台紙本体１に塗着した糊付部２端と前記透明状フイルム４の他端との間に、未糊付部を設けてなること。
【選択図】図１

Description

本発明は、デジタルカメラ等で撮影した写真に対して、その場で簡易に包装状態にできる一枚アルバムに関する。

近時、デジタルカメラが普及し、携帯電話にカメラ機能がついて、いつでも写真を気軽に撮ることができるようになっている。つまり、デジタルカメラとプリンタの飛躍的な普及によって何処でも誰でも撮影することができる時代となっている。

このようなことから、個人ベースでは、様々なシーンで撮った写真を他人にプレゼントしたりすることが多くなっている。また、企業又は商店などでは、客のために、その場で撮ったシーンの写真をプレゼントして業務拡大などのビジネスにつなげることができるチャンスが拡大している。

しかるに、写真をそのままプレゼントすることはせず、紙に包んだり、封筒に入れているのが一般であるが、一枚に対してのアルバムなどは存在しなかった。つまり、特許文献1では、一枚の写真に対するアルバムではなく、多くの写真に対応するアルバムであった。その他の特許文献は挙げないが殆どが複数枚対応のものであった。
特開平６−５５８８９号公報

このため、本発明が解決しようとする課題（技術的課題又は目的等）は、デジタルカメラ等で撮影した写真に対して、その場で差し上げたりするために簡単な構成で且つ取り扱いに優れ、美観も良好にすることを実現することである。

そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意，研究を重ねた結果、請求項１の発明を、一枚の台紙本体に、写真を適宜貼着する糊付部を塗着し、且つ該台紙本体の一端に透明状フイルムの一端を貼着し、該透明状フイルムの下面側に前記糊付部が位置するようにしたことを特徴とする一枚アルバムとしたことにより、前記課題を解決したものである。また、請求項２においては、一枚の台紙本体に、写真を適宜貼着する糊付部を塗着し、且つ該台紙本体の一端に小口テープを介して透明状フイルムを設けて、該透明状フイルムの下面側に前記糊付部が位置するようにしたことを特徴とする一枚アルバムとしたことにより、前記課題を解決したものである。

また、請求項３の発明においては、前述の構成において、前記一枚の台紙本体に塗着した糊付部端と前記透明状フイルムの他端との間に、未糊付部を設けてなることを特徴とする一枚アルバムとしたことにより、前記課題を解決したものである。また、請求項４の発明においては、前述の構成において、前記一枚の台紙本体の片面のみに糊付部を塗着し、該台紙本体の立ち状態を支持する立て支持片を取り付けてなることを特徴とする一枚アルバムとしたことにより、前記課題を解決した。また、請求項５の発明を、前述の構成において、前記一枚の台紙本体の両面に糊付部を塗着し、該台紙本体の立ち状態を支持する立て支持片を別体にて設けてなることを特徴とする一枚アルバムとしたことにより、前記課題を解決したものである。

請求項１の発明においては、デジタルカメラ等で撮影した写真に対して、簡単な構成で且つ保管などの取り扱いに優れ、美観も良好にできる。また、請求項２の発明においては、小口テープを介することでより良好な一枚アルバムを提供できる。また、請求項３の発明においては、透明状フイルムの他端を極めて剥がし易くでき、取扱性を優れたものにできる。さらに、請求項４の発明においては、片面タイプの一枚アルバムを綺麗に飾ることができるし、請求項５の発明においては、両面タイプの一枚アルバムを綺麗に飾ることができる利点がある。

以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明すると、図１乃至図２は第１実施形態の一面タイプであって、一枚の台紙本体１の一面に、写真ａを貼り付ける糊付部２が設けられている。また、前記台紙本体１の一端を包むようにされた小口テープ３を介して透明状フイルム４を設けて、該透明状フイルム４の下に前記糊付部２が位置するようにされている。５は立て支持部であって、別体型と一体型とが存在している。別体型の立て支持部５は、図５に示すように、平面的に見て略コ字状をなしている。一体型の立て支持部５は、前記台紙本体１の糊付部２が設けられていない面に、扁平でネクタイ型をなして隅角に設けられている。これによって、横又は縦にして容易に設置できるものである。

前記台紙本体１の一面に対して糊付部２は、前記透明状フイルム４をめくる側を一部の幅Ｌ（約３から５mm）を残して略全面に設けられている〔図１（Ａ）参照〕。さらに、糊付部２は、全面をベタ状に形成するのでなく、適宜の間隔をおいて線状の糊が設けられている〔図２（Ａ）及び（Ｂ）参照〕。具体的には、線状の糊の幅は約1mm乃至２mmで、溝幅は約０．３mm乃至０．５mmに形成されている。

また、その両側の隅角箇所のみに糊付けしない箇所を設けてめくり部１ａを形成することもある〔図２（Ｃ）参照〕。また、前記透明状フイルム４の端部を前記台紙本体１の幅よりも少し長くして形成することもある〔図２（Ｄ）参照〕。さらに、前記台紙本体１に、印刷部が設けられ、前記糊付部２は、透明状に構成されてその印刷面が表示されたり、或いは、前記透明状フイルム４の表面又は裏面に印刷面が設けられることもある。

前記台紙本体１は、厚紙のノーコートアイボリー紙（約３００ｇ／ｍ^２乃至約５００ｇ／ｍ^２）又はノーコート白ボール紙（約３００ｇ／ｍ^２乃至約５００ｇ／ｍ^２）が使用され、また、前記透明状フイルム４は、２軸延伸ポリプロピレン（ＯＰＰ）製であって、厚みは約３０乃至６０μである。また、小口テープ３は、粘着テープＰＰテープであって、約２０乃至５０μである。また、前記台紙本体１は、図面に示すように、長方形状をなしているが、正方形、円形、楕円形などの形状にすることもあるし、さらには、動物又は魚などの形状にすることもあり、形状は限定されない。このため、前記透明状フイルム４の形状も前記台紙本体１の形状にその都度対応させた形状とする場合が多いものである。

また、図３は第２実施形態の二面タイプであって、一枚の台紙本体１の両面に、写真ａを貼り付ける糊付部２，２が設けられている。また、前記台紙本体１の一端を包むようにされた小口テープ３を介して透明状フイルム４，４が設けられ、該透明状フイルム４，４の下に前記糊付部２，２が位置するようにされている。つまり、両面が表面の役割をなす。両面を使うために立て支持部５は、別体型であって、平面的に見て略コ字状をなし、展開すると逆Ｔ字状をなしている。該別体型の立て支持部５は、図５（Ｃ）に示すように、展開した紙面体の中央部５ｂ内に折込挿入部５ａが切り込みされ、前記中央部５ｂの両側と屈曲線を介して左右側に側部５ｃ，５ｃが形成され、該側部５ｃ，５ｃより外側に差込溝を有する突部５ｄ，５ｄが形成されている。これを序々に折り返して、図５（Ｂ）を介して図５（Ａ）のようにして組み立て、図４（Ｂ）のようにして使用するものである。

前記台紙本体１の両面に対してそれぞれの糊付部２は、前記透明状フイルム４をめくる側を一部（約３から５mm）残して略全面に設けられている。さらに、前記糊付部２の構成は、第１実施形態の一面タイプと同一である。また、前記透明状フイルム４の端部の構成も第１実施形態の一面タイプと同一である。さらに、前記台紙本体１、前記透明状フイルム４及び小口テープ３のそれぞれの材質は、第１実施形態の一面タイプと同一である。また、逆Ｔ字状をなした別体型の立て支持部５が使用される。他の構成も同じである。

本発明は、デジタルカメラ、携帯カメラ等の普及と、写真用の簡易プリンタの飛躍的な発展により、撮影したその場で簡易に包装状態にできる一枚アルバムとして提供できるものであり、人が集まるあらゆる場所又は現場（スポーツの試合、観戦、レジャー、ビジネス等）においての提供できる新商品であり、その販売分野は極めて広いものである。つまり、今までのアルバムが固定電話タイプに該当し、本発明がその都度の現場利用であり、移動型の携帯電話タイプ型に該当するものであり、あらゆる人が集まる場所又は現場にて利用可能性が極めて高いものである。

（Ａ）は本発明の第１実施形態の平面図、（Ｂ）は（Ａ）の拡大断面図、（Ｃ）は（Ｂ）の（イ）個所の拡大断面図、（Ｄ）は（Ｂ）の（ロ）個所の拡大断面図である。（Ａ）は糊付部の一部平面図、（Ｂ）は（Ａ）のＸ−Ｘ矢視断面図、（Ｃ）は糊付部の別の実施形態の一部平面図、（Ｄ）は糊付部と透明状フイルムとの関係を示す断面図である。（Ａ）は本発明の第２実施形態の平面図、（Ｂ）は（Ａ）の拡大断面図、（Ｃ）は（Ｂ）の（ハ）個所の拡大断面図、（Ｄ）は（Ｂ）の（ニ）個所の拡大断面図である。（Ａ）は一体型の立て支持部を設けた本発明の第１実施形態の背面図、（Ｂ）は別体型の立て支持部を設けた本発明の第１実施形態の正面図である。（Ａ）は別体型の立て支持部を組み立て完了した斜視図、（Ｂ）は別体型の立て支持部を組み立て途中斜視図、（Ｃ）は別体型の立て支持部の展開図である。

符号の説明

１…台紙本体、
２…糊付部、
３…小口テープ、
４…透明状フイルム、
５…立て支持部、
ａ…写真、

Claims

一枚の台紙本体に、写真を適宜貼着する糊付部を塗着し、且つ該台紙本体の一端に透明状フイルムの一端を貼着し、該透明状フイルムの下面側に前記糊付部が位置するようにしたことを特徴とする一枚アルバム。
一枚の台紙本体に、写真を適宜貼着する糊付部を塗着し、且つ該台紙本体の一端に小口テープを介して透明状フイルムを設けて、該透明状フイルムの下面側に前記糊付部が位置するようにしたことを特徴とする一枚アルバム。
請求項１又は２において、前記一枚の台紙本体に塗着した糊付部端と前記透明状フイルムの他端との間に、未糊付部を設けてなることを特徴とする一枚アルバム。
請求項１，２又は３において、前記一枚の台紙本体の片面のみに糊付部を塗着し、該台紙本体の立ち状態を支持する立て支持片を取り付けてなることを特徴とする一枚アルバム。
請求項１，２，３又は４において、前記一枚の台紙本体の両面に糊付部を塗着し、該台紙本体の立ち状態を支持する立て支持片を別体にて設けてなることを特徴とする一枚アルバム。