JP2007021062A - 血栓症予防クッション - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の血栓症予防のクッションは、足踏み運動するタイプと吊り下げて足を乗せるタイプがあるが、それぞれ単一商品で両機能を兼ね備えた商品がなく、また突起が付いてないので効果が十分得られなかった。
【解決手段】 塩化ビニールシートを材料にしてクッション最上部のシートに複数個の穴を開け、複数個の突起を挿入して溶着し、マチを空気が入出できる小穴の開いた中間部シートと最下部シートに溶着する。また、乗り物のランチテーブルに吊り下げるために、紐を着脱できる穴をもつサイド部分を設け、さらに、バルブとバルブを保護する面ファスナー付のカバー装置を溶着し、クッション本体周辺部を溶着した血栓症予防クッション。これにより、一つの製品で両機能を兼ね備え、同時に突起によるツボ刺激により血行を良くし、血栓症予防に相乗効果を得ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】 塩化ビニールシートを材料にしてクッション最上部のシートに複数個の穴を開け、複数個の突起を挿入して溶着し、マチを空気が入出できる小穴の開いた中間部シートと最下部シートに溶着する。また、乗り物のランチテーブルに吊り下げるために、紐を着脱できる穴をもつサイド部分を設け、さらに、バルブとバルブを保護する面ファスナー付のカバー装置を溶着し、クッション本体周辺部を溶着した血栓症予防クッション。これにより、一つの製品で両機能を兼ね備え、同時に突起によるツボ刺激により血行を良くし、血栓症予防に相乗効果を得ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、血栓症予防クッションに関するものでる。
近年、エコノミークラス症候群といわれる航空機旅行中・後に起こる深部静脈血栓症の危険性が指摘されている。これは長時間下肢を動かさずに座り続けると、太ももの奥にある静脈に血のかたまりができ、その一部が血流によって肺に移動し、肺の血管をつまらせる。その対策として、着席中、積極的な足の運動が推奨され、また補助具としてエア式のクッションも市販されているが、次の2つに分類できる。
一つ目は、足踏み運動をするクッション。(例えば、非特許文献1参照。)。二つ目は、乗り物のランチテーブルに吊り下げて足をのせるクッション。(例えば、特許文献1、非特許文献2参照。)。
以下、従来のクッションについて説明する。
図17は、上記の一つ目のもので、左右交互に足を動かせてクッションを踏むもので、ある程度の効果があると思われるが、突起がないためツボ刺激による血行を良くする作用が十分でなく、同時に単調な運動になりやすく、また、二つ目のように吊り下げて足をのせることができない欠点があった。
図17は、上記の一つ目のもので、左右交互に足を動かせてクッションを踏むもので、ある程度の効果があると思われるが、突起がないためツボ刺激による血行を良くする作用が十分でなく、同時に単調な運動になりやすく、また、二つ目のように吊り下げて足をのせることができない欠点があった。
図18、図19は、上記の2つ目のもので、座席シートに吊るして足をのせることができるが、上記の一つ目のように、足踏み運動ができない欠点があった。なお、図19ではクッション本体をカバーケースに入れ、吊るして使用する構成になっている。
商品名「足の運動会」 商品名「マルチクッション」 特開2001−149182
商品名「足の運動会」 商品名「マルチクッション」
本発明は、上記の欠点をなくすために、一個のクッションで足踏み運動と、吊り下げて足をのせる両機能を兼ね備えると同時に、さらにツボ刺激による血行を良くし、血栓症予防クッションの製作を目的とするものである。
塩化ビニールシートを材料にしてクッション最上部のシートに複数個の穴を開け、複数個の突起を挿入して溶着し、マチを空気が入出する小穴の開いた中間部シートと最下部シートに溶着する。
また、乗り物のランチテーブルに吊り下げるために、紐を着脱できる穴をもつサイド部分を設け、穴の周辺部は硬質プラスチックシートを挿入して溶着し強化する。
さらに、クッション裏面には空気注入のバルブとバルブを保護する面ファスナー付のカバー装置を溶着し、クッション本体周辺部を溶着する。以上の構成により、一つの製品で両機能を兼ね備え、同時に突起によるツボ刺激により血行を良くし、血栓症予防に相乗効果を得ることができる。
本発明の主たる効果は次のとおりである。
第一番目として、乗り物で着座した状態なり、本案のクッションを床面に置き、履物を脱いで次のような運動を行う。
突起の付いた部分の左右両側のうち、左右どちらかの足片からスタートして強く踏む。そうすると空気が圧縮され他の側に移動する。そこで空気が充満した側の足を強く踏む。この運動を左右交互に連動してリズミカルに行う。
上記の運動により、次のような効果が得られる。
第一番目として、乗り物で着座した状態なり、本案のクッションを床面に置き、履物を脱いで次のような運動を行う。
突起の付いた部分の左右両側のうち、左右どちらかの足片からスタートして強く踏む。そうすると空気が圧縮され他の側に移動する。そこで空気が充満した側の足を強く踏む。この運動を左右交互に連動してリズミカルに行う。
上記の運動により、次のような効果が得られる。
昔から足は人体の縮図といわれ、身体の内部構造と密接な関係にあるが、本発明のクッションに付いている突起で足裏のツボ、すなわち、反射区を刺激すると脳に刺激が伝わり、血液やリンパ液の循環がよくなる。
さらに、上記の運動は、人体の下肢の筋肉を活発に働かせ、筋肉に加えられる刺激・運動が筋力増強と同時に、エネルギー消費を促して新陳代謝をよくし、血流がよくなる。実際に自ら実験してみると、人体の前面に位置する、大腿直筋や、背面に位置するヒラメ筋・大腿二頭筋など多数の筋肉が連動しながら動くことを体感することができた。
第二番目として、付属のナスカン又はS字カンの付いた紐をクッションの両サイド部分の穴に取り付けて使用する。
乗り物のランチテーブルに吊り下げて足をのせ、リラックスさせると同時に、足のムクミを予防する。
また、血栓症は長時間同じ姿勢でいると発症しやすいが、紐の長さを調整できる紐止めを使用し、足の位置を自由に変えること血栓症の予防に役立つことができる。
また、血栓症は長時間同じ姿勢でいると発症しやすいが、紐の長さを調整できる紐止めを使用し、足の位置を自由に変えること血栓症の予防に役立つことができる。
以上のように、本発明は、従来の足踏み運動と、吊り下げて足をのせる両機能をもち、さらに突起によるツボ刺激により血行を良くする作用を一個のクッションで実現することができる。また、とかく単調な運動になりやすい中で、突起によるツボ刺激をしようとする積極的な気持ちを働かせてする運動は、同時に下肢の筋肉運動と密接に連動して働き、血液の循環が良くなる。さらに、ランチテーブルに吊り下げて足をのせることで足のムクミを取るなど、長時間着座する機内・車内での血栓の予防に相乗効果をもたらす心理的・肉体的に有効な方法である。なお、本発明は、血栓症の予防のみならず、空気量を自由に調整しながら腰・背中・首に当てて快適に使用できる万能クッションである。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図20に基づいて説明する。
図2に示す形状の塩化ビニールシート1を3枚作製する。
1枚目のシートは、図1、図3、図10、図11、図12のようにクッション本体の最上部シート2として使用し、図4のように穴3を複数個開ける。図5の突起4を複数個最上部シート2の下から挿入して表面に突き出し、図7の斜線部のように突起基底部5と最上部シート2の裏面の接合部分6を高周波で溶着する。なお、突起は軽くするために図6のように空洞状にする。
2枚目のシートは、図1、図8、図10、図11、図13のようにクッション本体の最下部シート7として使用し、図8のように空気注入のバルブ8とバルブを保護する面ファスナー付きカバー装置9のループ面9a、フック面9bを配して高周波で溶着する。バルブを保護するカバー装置を取り付けるのは、本製品が足をのせたり、床に置いて使用する場合があり、口で空気を入れるため衛生面を考慮した。
3枚目のシートは、図10、図11のように最上部シート2と最下部シート7の間の中間部シート10として使用し、図9のように左右両側に小穴11を開ける。
マチ12を図8、図10、図11のように中間部シート10と最下部第シート7に高周波で溶着する。中間部シート10を使用する理由は、仮に、最高部シートと最下部シートの2枚のシートのみ使用して、マチを取り付けた場合は、空気を入れると最上部シート及び最下部シートのマチを取り付けた部分が引っ張られて陥没し、これに突起を取り付ける状況ではない。そこで、中間部シートを使用することによって、空気を入れると外形的には見えないが、この中間部シートのマチを取り付けた部分は凹み13ができ、マチがクッションを一定の厚みに抑制する。同時に、小穴11より最上部シートと中間部シートの間に空気が入出する空気室14ができ、最上部シートは平面となり、突起4を取り付け、図1、図10、図11のような形状になる。
図14のように紐を着脱するための穴15をもつサイド部分16を設け、ハトメ17を取り付ける。なお、ハトメを取り付けるシート円周部は、ナスカン、又はS字カンに紐を付けて引っ張るため、強い張力がかかり破損する可能性がある。これを防ぐため、硬質プラスチックシートを使用して、中間部シート10と最上部シート2または最下部シート7の間に挟み込み、最終的に3枚シートと硬質プラスチックシートを斜線に示す円周部18のように高周波で溶着し、一体化した強化シートを製作する。
最上部シート2、中間部シート10、最下部シート7の3枚のシートの周辺部、及び図14のように穴15をもつサイド部分16と空気を入れるクッション本体周辺部との境目の部分19を高周波で溶着する。
図1のようにナスカン20、紐の長さを調整する紐止め21を取り付けた紐22を、クッションに着脱できるようにする。
なお、クッションの感触をよくするためには、最上部シート2と最下部シート7は植毛加工塩化ビニールシートを使用し、中間部シート10は通常の塩化ビニールシートを使用することができる。
以上のように構成された本実施形態は、空気を入れると図1、図10、図11、図12、図13の形状となり、図15のように一個のクッションで突起の付いた足踏み運動ができ、また、図16、図17のようにランチテーブルに吊り下げて足をのせることができる血栓症予防クッションとなる。
1 塩化ビニールシート
2 最上部シート
3 突起を挿入する穴
4 突起
5 突起基底部
6 突起基底部と最上部シートの裏面の接合部分
7 最下部シート
8 空気注入のバルブ
9 面ファスナー付きカバー装置
9a 面ファスナー付きカバー装置のループ面
9b 面ファスナー付きカバー装置のフック面
10 中間部シート
11 小穴
12 マチ
13 凹み
14 最上部シートと中間部シートの間に空気が入る空気室
15 穴
16 紐を着脱できる穴をもつサイド部分
17 ハトメ
18 円周部
19 境目の部分
20 ナスカン
21 紐止め
22 紐
2 最上部シート
3 突起を挿入する穴
4 突起
5 突起基底部
6 突起基底部と最上部シートの裏面の接合部分
7 最下部シート
8 空気注入のバルブ
9 面ファスナー付きカバー装置
9a 面ファスナー付きカバー装置のループ面
9b 面ファスナー付きカバー装置のフック面
10 中間部シート
11 小穴
12 マチ
13 凹み
14 最上部シートと中間部シートの間に空気が入る空気室
15 穴
16 紐を着脱できる穴をもつサイド部分
17 ハトメ
18 円周部
19 境目の部分
20 ナスカン
21 紐止め
22 紐
Claims (3)
- 塩化ビニールシートを材料としてクッション最上部のシートに複数個の穴を開け、複数個の突起を挿入して溶着し、マチを空気が入出する小穴の開いた中間部シートと最下部シートに溶着させ、乗り物のランチテーブルに吊り下げるために、紐を着脱できる穴をもつサイド部分を設け、空気注入のバルブを取り付けてクッション本体周辺部を溶着した血栓症予防クッション。
- バルブを保護する面ファスナー付のカバー装置を設けた請求項1記載の血栓症予防クッション。
- 紐を着脱できる穴の周辺部を、硬質プラスチックシートで強化した請求項1記載の血栓症予防クッション。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005211007A JP2007021062A (ja) | 2005-07-21 | 2005-07-21 | 血栓症予防クッション |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005211007A JP2007021062A (ja) | 2005-07-21 | 2005-07-21 | 血栓症予防クッション |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007021062A true JP2007021062A (ja) | 2007-02-01 |
Family
ID=37782579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005211007A Pending JP2007021062A (ja) | 2005-07-21 | 2005-07-21 | 血栓症予防クッション |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007021062A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2744251C1 (ru) * | 2018-07-24 | 2021-03-04 | Дженетик Био-Лаб Ко., Лтд. | Средство для замедления старения кожи и регулятор экспрессии гена, связанного с замедлением старения |
-
2005
- 2005-07-21 JP JP2005211007A patent/JP2007021062A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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RU2744251C1 (ru) * | 2018-07-24 | 2021-03-04 | Дженетик Био-Лаб Ко., Лтд. | Средство для замедления старения кожи и регулятор экспрессии гена, связанного с замедлением старения |
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