JP2007019787A - 入力装置、入力機能付きヘルメットシステムおよびそれを備えた車両システム - Google Patents

入力装置、入力機能付きヘルメットシステムおよびそれを備えた車両システム Download PDF

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篤 阪脇
Masamitsu Mizuno
正光 水野
Takuro Sone
卓朗 曽根
Kazunobu Kondou
多伸 近藤
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Abstract

【課題】グローブ等の装着によって手指の自由が制限されていても、容易に指令入力を行うことができる入力機能付きのヘルメットシステムを提供する。
【解決手段】ヘルメット帽体1には使用者Pの耳元に対応する位置にスピーカ2,3が設けられている。ヘルメット帽体1の右側壁部には、スピーカ2の上下にそれぞれ第1および第2圧電センサ4,5が配置されている。これらの出力は、衝撃値変換回路6,7によって衝撃値に変換される。使用者Pが帽体1に打撃を加えると、衝撃値変換回路6,7が出力する衝撃値に基づき、位置特定回路8によって打撃位置が特定される。その打撃位置に応じて、音響制御回路9は、音響装置10の出力音量を制御する。この音響装置10が出力する音声信号は、スピーカ2,3に入力される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、グローブ装着時のように手先の動作が制限された状態での使用に適した入力装置、入力機能付きヘルメットシステム、およびこのような入力機能付きヘルメットシステムを備えた車両システムに関する。
音響機器には、音源(ラジオ、MDプレーヤ等のソース)の選択や、音量の調整のための操作入力部が備えられている。しかし、二輪車両に乗車する場合のようにグローブを装着した状況では、グローブによって操作者の手指の動作が制限されるため、小さな操作摘みやスイッチの操作は困難である。したがって、二輪車両に音声ナビゲーション装置や音響機器のような音情報機器を装備して二輪車両の付加価値の向上を図ろうとすると、そのような音情報機器に対するインタフェースの開発が必要となる。
むろん、二輪車両に限らず、使用者がグローブの装着等のために手指の動きが制限されている状況では、より簡易な操作で各種の指令を入力することができるインタフェースが提供されることが好ましい。
特開平6−132846号公報
そこで、この発明の目的は、手指の自由が制限された操作者であっても容易に指令入力を行うことができる入力装置を提供することである。
また、この発明の他の目的は、手指の自由が制限された操作者であっても容易に指令入力を行うことができる構成を備えたヘルメットシステム、およびこれを備えた車両システムを提供することである。
上記の目的を達成するための請求項1記載の発明は、使用者による打撃を受ける被打撃部と、この被打撃部に与えられる衝撃を検出する衝撃検出手段と、この衝撃検出手段の出力信号を処理して、当該出力信号に応じた指令信号を生成する指令信号生成手段とを含むことを特徴とする入力装置である。
この構成によれば、使用者が被打撃部に打撃を加えることによって、この打撃により生じる衝撃に対応した指令信号を生成させることができる。したがって、手指の自由が制限された使用者であっても、指令入力を行うことができる。
前記衝撃検出手段の例としては、被打撃部の変形を検出する圧力センサ、被打撃部の振動を検出する振動センサ、被打撃部に加えられた打撃の強度を検出する打撃センサ、および被打撃部に加えられた打撃音を検出するマイクロフォンを挙げることができる。
前記被打撃部の例としては、ヘルメット帽体や車両(たとえば二輪車両)の車体の一部を挙げることができる。この場合、ヘルメット帽体や車体の所定部に打撃を加えることによって、指令入力を行える。
請求項2記載の発明は、前記衝撃検出手段は、前記被打撃部に与えられる衝撃の位置(つまり、被打撃部の衝撃が与えられた箇所)に応じて異なる出力信号を出力するものであり、前記指令信号生成手段は、前記衝撃検出手段の出力信号を処理することによって、前記被打撃部において衝撃を受けた位置を特定し、その位置に対応した指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項1記載の入力装置である。
この構成によれば、打撃を加える位置によって異なる指令を与えることができるので、手指の自由が制限されていても、使用者は、複数種類の指令入力を行うことができる。
請求項3記載の発明は、前記被打撃部の異なる位置で衝撃を検出する複数の前記衝撃検出手段が設けられており、前記指令信号生成手段は、前記複数の衝撃検出手段の出力信号を処理して、当該複数の衝撃検出手段の出力信号に応じた指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項1または2記載の入力装置である。
この構成によれば、異なる位置に配置された複数の衝撃検出手段が備えられているので、使用者によって加えられた打撃の位置を正確に特定できる。これにより、多種類の指令入力を正確に行うことができる。
請求項4記載の発明は、前記衝撃検出手段は、前記被打撃部に与えられる衝撃の強さに応じて異なる出力信号を出力するものであり、前記指令信号生成手段は、前記衝撃検出手段によって検出される衝撃の強さに対応した指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の入力装置である。
この構成によれば、打撃の強さによって異なる指令を与えることができるので、手指の自由が制限されていても、使用者は、複数種類の指令入力を行うことができる。
請求項5記載の発明は、前記指令信号生成手段は、前記衝撃検出手段によって時系列に検出される衝撃のパターン(1回以上の衝撃の時系列パターン)に対応した指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の入力装置である。
この構成によれば、衝撃の時系列パターンによって指令入力を行うことができるから、手指の自由が制限されていても、使用者は、複数種類の指令入力を行うことができる。
請求項6記載の発明は、前記衝撃検出手段の出力信号から、前記被打撃部の共振周波数帯域の周波数成分を抽出するフィルタ手段をさらに含み、前記指令信号生成手段は、前記フィルタ手段によって抽出された周波数成分を処理して、指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の入力装置である。
この構成によれば、被打撃部の共振周波数帯域の周波数成分を抽出することにより、信号対雑音比(S/N比)を高めることができる。これにより、ノイズの影響を抑制できるから、正確な指令入力が可能となる。この構成は、とくに、衝撃検出手段が被打撃部の振動を検出するものである場合に有用である。
請求項7記載の発明は、前記被打撃部がヘルメット帽体の少なくとも一部であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の入力装置である。
この構成によれば、ヘルメット帽体の一部または全部が被打撃部とされているので、たとえば、グローブを装着している状況であっても、使用者は、ヘルメット帽体に打撃を加えることによって、容易に指令入力を行うことができる。
請求項8記載の発明は、ヘルメット帽体と、このヘルメット帽体に加えられる外力を検出する外力検出手段と、この外力検出手段の出力信号を処理して、当該出力信号に応じた指令信号を生成する指令信号生成手段とを含むことを特徴とするヘルメットシステムである。
この構成によれば、使用者がヘルメット帽体に外力を加えることによって、この外力に対応した指令信号を生成させることができる。したがって、たとえば、グローブの装着によって手指の自由が制限された使用者であっても、容易に指令入力を行うことができる。
前記外力検出手段の例としては、ヘルメット帽体の変形(部分変形)を検出する圧力センサ、ヘルメット帽体の振動を検出する振動センサ、帽体の内側で帽体外部の打撃の強度を検出する打撃センサ、およびヘルメット帽体に加えられた衝撃に伴う衝撃音を検出するマイクロフォンを挙げることができる。
請求項9記載の発明は、前記外力検出手段は、前記ヘルメット帽体に加えられる衝撃を検出する衝撃検出手段を含むことを特徴とする請求項8記載のヘルメットシステムである。
この構成によれば、ヘルメット帽体に衝撃(たとえば打撃)を与えることで、手指の自由が制限された使用者であっても、容易に指令入力操作を行うことができる。
請求項10記載の発明は、前記外力検出手段は、前記ヘルメット帽体に与えられる外力の位置に応じて異なる出力信号を出力するものであり、前記指令信号生成手段は、前記外力検出手段の出力信号を処理することによって、前記ヘルメット帽体において外力を受けた位置を特定し、その位置に対応した指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項8または9記載のヘルメットシステムである。
この構成によれば、ヘルメット帽体の異なる位置に外力を加えることによって、異なる指令を与えることができるので、手指の自由が制限されていても、使用者は、複数種類の指令入力を行うことができる。
請求項11記載の発明は、前記ヘルメット帽体の異なる位置で外力を検出する複数の前記外力検出手段が設けられており、前記指令信号生成手段は、前記複数の外力検出手段の出力信号を処理して、当該複数の外力検出手段の出力信号に応じた指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載のヘルメットシステムである。
この構成によれば、異なる位置に配置された複数の外力検出手段が備えられているので、使用者によって加えられた外力の位置を正確に特定できる。これにより、多種類の指令入力を正確に行うことができる。
請求項12記載の発明は、前記外力検出手段は、前記ヘルメット帽体に与えられる外力の強さに応じて異なる出力信号を出力するものであり、前記指令信号生成手段は、前記外力検出手段によって検出される外力の強さに対応した指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項8ないし11のいずれかに記載のヘルメットシステムである。
この構成によれば、ヘルメット帽体に与える外力の強さによって異なる指令を与えることができるので、手指の自由が制限されていても、使用者は、複数種類の指令入力を行うことができる。
請求項13記載の発明は、前記指令信号生成手段は、前記外力検出手段によって時系列に検出される外力のパターン(外力の時系列パターン)に対応した指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項8ないし12のいずれかに記載のヘルメットシステムである。
この構成によれば、外力の時系列パターンによって複数種類の指令入力を行うことができる。したがって、手指の自由が制限されていても、使用者は、複数種類の指令入力を行うことができる。
請求項14記載の発明は、前記外力検出手段の出力信号から、前記ヘルメット帽体の共振周波数帯域の周波数成分を抽出するフィルタ手段をさらに含み、前記指令信号生成手段は、前記フィルタ手段によって抽出された周波数成分を処理して、指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項8ないし13のいずれかに記載のヘルメットシステムである。
この構成によれば、ヘルメット帽体の共振周波数帯域の周波数成分を抽出することにより、信号対雑音比(S/N比)を高めることができる。これにより、ノイズの影響を抑制できるから、正確な指令入力が可能となる。この構成は、とくに、外力検出手段がヘルメット帽体の振動を検出するものである場合に有用である。
請求項15記載の発明は、前記ヘルメット帽体に設けられ、当該ヘルメット帽体の装着者に音情報を提供するスピーカと、前記指令信号生成手段による指令信号によって制御され、前記スピーカに音声信号を供給する音情報機器とをさらに含むことを特徴とする請求項8ないし14のいずれかに記載のヘルメットシステムである。
この構成によれば、帽体に外力を加えることによって、音情報機器の動作を制御できるので、手指の自由が制限されている状態でも、使用者は、スピーカからの音情報を制御することができる。
音情報機器の例としては、ナビゲーション装置、ラジオ、携帯電話機、無線通信機、および音声データ再生装置(MDプレーヤ、ディジタルオーディオ再生装置など)を挙げることができる。
請求項16記載の発明は、前記指令信号生成手段による指令信号は、音量増加指令および音量減少指令を含むことを特徴とする請求項15記載のヘルメットシステムである。
この構成により、ヘルメット帽体に外力を加えることによって、出力音量を変化させることができる。
指令信号生成手段が生成する指令信号は、音源(ソース)の切り換え指令を含んでいてもよい。これにより、複数の音源が音情報機器に備えられている場合に、ヘルメット帽体に外力を加えるという簡単な操作で、それらを切り換えることができる。
請求項17記載の発明は、車体と、車体に乗車する乗員が装着する前記ヘルメット帽体を備えた請求項8ないし16のいずれかに記載のヘルメットシステムと、前記指令信号生成手段が生成する指令信号によって制御される被制御機器を有し、前記車体に備えられた車載装置とを備え、少なくとも前記外力検出手段が前記ヘルメット帽体に備えられてヘルメット帽体側装置を形成しており、前記ヘルメット帽体側装置と前記車載装置との間の信号の授受のための通信手段をさらに含むことを特徴とする車両システムである。
この構成により、車載装置とヘルメット帽体側装置とが通信手段を介して互いに信号を授受することができるから、より複雑で高度なシステムを構築することができ、付加価値の高い車両システムを提供できる。
なお、前記被制御機器は、音情報機器であってもよい。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の第1の実施形態に係るヘルメットシステムの構成を説明するためのブロック図である。このヘルメットシステムは、使用者Pが装着するヘルメット帽体1(被打撃部)と、このヘルメット帽体1の内側に取り付けられ、使用者Pの左右の耳元で音を出力するスピーカ2,3と、ヘルメット帽体1に埋設されて、このヘルメット帽体1に加えられる衝撃を検出する複数(この実施形態では2つ)の圧電センサ4,5(衝撃検出手段、外力検出手段)とを備えている。この実施形態では、第1圧電センサ4は、ヘルメット帽体1の右側側壁部においてスピーカ2よりも上方に配置されている。また、第2圧電センサ5は、ヘルメット帽体1の右側側壁部においてスピーカ2よりも下方に配置されている。
このヘルメットシステムは、さらに、第1および第2圧電センサ4,5の出力信号から、ヘルメット帽体1に加えられた衝撃の大きさを表わす衝撃値を生成する第1および第2衝撃値変換回路6,7と、これらの第1および第2衝撃値変換回路6,7が生成する衝撃値に基づいて、ヘルメット帽体1において衝撃を受けた位置を特定する位置特定回路8と、スピーカ2,3に音声信号を供給する音響装置10(音情報機器、被制御機器)と、位置特定回路8の出力に基づいて音響装置10を制御する音響制御回路9とを備えている。
前記第1および第2衝撃値変換回路6,7、位置特定回路8および音響制御回路9は、音響装置10に対して指令信号を与える指令信号生成回路15(指令信号生成手段)を形成している。
音響装置10は、音情報を表す音響信号を発生する音源部11と、この音源部11が発生する音響信号を増幅する増幅回路12とを備えている。そして、たとえば、音響制御回路9からの制御信号(指令信号)に応じて、増幅回路12のゲインが変更され、これによってボリューム調整が行われるようになっている。
このヘルメットシステムの使用者Pは、ヘルメット帽体1に打撃を加えることにより、ボリューム調整を行う。すなわち、使用者Pがヘルメット帽体1に打撃を加えると、その打撃を受けた位置が位置特定回路8によって特定され、その特定された位置に応じて音響制御回路9により増幅回路12のゲインが制御される。こうして、使用者Pがヘルメット帽体1に加えた打撃の位置によって、ボリューム調整を行うことができる。
図2は、位置特定回路8の働きを説明するための図である。この例では、位置特定回路8は、第1および第2衝撃値変換回路6,7が出力する一対の衝撃値を入力としたマップで構成されている。より具体的には、第1衝撃値変換回路6が出力する第1衝撃値を横軸にとり、第2衝撃値変換回路7が出力する第2衝撃値を縦軸にとった2次元平面内の領域が、領域A1,A2,A3,A4に区分される。
領域A4は、第1衝撃値が、所定の閾値T1以下であって、かつ第2衝撃値が所定の閾値T2以下である矩形領域である。位置特定回路8は、この領域A4に分類される入力をノイズと判定する。すなわち、領域A4に属する第1および第2衝撃値の入力は、使用者Pが音響装置10に対する指令を与えるために積極的にヘルメット帽体1を打撃したものではなく、単に圧電センサ4,5におけるノイズが発生している場合や、ヘルメット帽体1に不用意に衝撃が加わっただけであると判定される。
領域A1は、第1衝撃値に対応した座標軸である横軸と、原点を通り「1」よりも小さな所定の勾配G1を有する第1の直線L1とによって挟まれ、かつ、第1衝撃値が前記閾値T1を超えている場合に相当する領域である。第1および第2衝撃値の組み合わせが領域A1に分類されるとき、位置特定回路8は、ヘルメット帽体1の右側上部に打撃が加えられたものと判定する。すなわち、領域A1は、第1圧電センサ4の出力が第2圧電センサ5の出力よりも大きい場合に相当するから、ヘルメット右側上部に打撃が加えられたと判定するのが妥当である。この場合、たとえば、音響制御回路9は、増幅回路12のゲインを一定値だけ増加させ、ボリュームを増加させるための制御を行う。
領域A2は、第2衝撃値に対応した座標軸である縦軸と、原点を通り「1」よりも大きな勾配G2を有する第2の直線L2とによって囲まれ、かつ、第2衝撃値が前記閾値T2よりも大きな場合に相当する。第1および第2衝撃値の組み合わせが領域A2に分類されるとき、位置特定回路8は、ヘルメット帽体1の右側下部に打撃が加えられたものと判定する。すなわち、領域A2は、第2圧電センサ5の出力が第1圧電センサ4の出力よりも大きい場合に相当するから、ヘルメット右側下部に打撃が加えられたと判定するのが妥当である。この判定に応じて、たとえば、音響制御回路9は、増幅回路12のゲインを一定値だけ減少させて、ボリュームを減少させるための制御を行う。
前記矩形領域A4外の領域であって、前記直線L1,L2によって挟まれた領域A3は、第1および第2圧電センサ4,5のほぼ中間に打撃が加えられた場合に相当する。この場合、使用者Pの明確な意思を判定することができないので、位置特定回路8は、判断不能との判定を下し、音響装置10に対する制御は行われない。
次の表1には、領域A1〜A4にそれぞれ対応して位置特定回路8が行う判定結果がまとめて示されている。
図3は、前記ヘルメットシステムの全体の動作を簡略化して示すフローチャートである。
第1および第2圧電センサ4,5の出力信号は、第1および第2衝撃値変換回路6,7によって所定のサンプリング周期ごとに常時サンプリングされている。そして、第1および第2衝撃値変換回路6,7は、サンプリングの度に、第1および第2衝撃値をそれぞれ求めて、位置特定回路8に入力する(ステップS1)。
位置特定回路8は、第1および第2衝撃値の組み合わせが、前記領域A1に分類されるかどうかを判断する(ステップS2)。この判断が肯定されると、ヘルメット帽体1の上部に打撃が加えられたものとして、音響制御回路9は、音響装置10の増幅回路12のゲインを増加させて、ボリュームを増加させるための制御を行う(ステップS3)。
一方、ステップS2において、第1および第2衝撃値の組み合わせが領域A1には属さないと判断されると、位置特定回路8は、さらに、当該組み合わせが領域A2に属するかどうかを判断する(ステップS4)。この判断が肯定されれば、ヘルメット帽体1の下部に打撃が加えられたものとして、音響制御回路9は、音響装置10の増幅回路12のゲインを減少させ、ボリュームを減少させるための制御を行う(ステップS5)。
ステップS4において、第1および第2衝撃値の組み合わせが領域A2に属さないと判断されれば、増幅回路12のゲインの制御は行わずに、ステップS1からの処理に戻る。
以上のように、この実施形態の構成によれば、ヘルメット帽体1の右側壁部の上部および下部にそれぞれ配置した第1圧電センサ4および第2圧電センサ5の出力信号に基づいて、ヘルメット帽体1に加えられた打撃の位置が特定される。そして、この特定された打撃位置に応じて、音響装置10のボリュームの増加/減少の制御が行われるようになっている。したがって、使用者Pは、たとえばグローブを装着していて手指の自由が制限されている状態であっても、ヘルメット帽体1の右側上部または右側下部に打撃を加えることによって、音響装置10のボリュームを調節することができる。
図4は、この発明の第2の実施形態に係るヘルメットシステムの構成を説明するためのブロック図である。この図4において、前述の図1に示された各部に対応する部分には、図1の場合と同一の参照符号を付して示す。
この実施形態では、ヘルメット帽体1の右側壁部において、スピーカ2よりも上方の位置に第1振動センサ21(衝撃検出手段、外力検出手段)が埋設されており、スピーカ2よりも下方の位置に第2振動センサ22(衝撃検出手段、外力検出手段)が埋設されている。第1振動センサ21の出力信号は、ヘルメット帽体1の共振周波数帯域の信号成分を抽出する第1共振周波数帯域通過フィルタ23(フィルタ手段)に入力され、同様に、第2振動センサ22の出力信号は、ヘルメット帽体1の共振周波数帯域の信号成分を抽出して通過させる第2共振周波数帯域通過フィルタ24(フィルタ手段)に入力されている。第1および第2共振周波数帯域通過フィルタ23,24の出力信号は、それぞれ、第1および第2振動パワー変換回路25,26に入力され、パワーに変換される。より具体的には、第1および第2振動パワー変換回路25,26は、高速フーリエ変換(FFT)や二乗平均演算(RMS:Route Mean Square)により、ヘルメット帽体1の振動を表わす信号をパワー値に変換するものであってもよい。これらの第1および第2振動パワー変換回路25,26の出力が、第1および第2衝撃値として位置特定回路8に入力されるようになっている。
その他の構成は、前述の第1の実施形態の場合と同様である。
この実施形態では、ヘルメット帽体1に加えられた打撃を、ヘルメット帽体1の振動の大きさとして検出し、これにより、打撃が加えられた位置を特定して、その特定された位置に応じて音響装置10が制御されるようになっている。そして、第1および第2共振周波数帯域通過フィルタ23,24を用いることにより、ヘルメット帽体1の共振周波数帯域の信号成分が抽出されるので、信号対雑音比(S/N比)が向上される。したがって、より正確に、打撃が加えられた位置を特定することができる。
振動センサの代わりに小型のマイクロフォンを用い、ヘルメット帽体1に加えられた打撃音を検出する構成としてもよい。この場合、小型マイクロフォンは、ヘルメット帽体1に埋設される必要はなく、ヘルメット帽体1の内壁の近傍(たとえば衝撃吸収ライナー(図示せず)内など)に配置するようにしてもよい。
図5は、この発明の第3の実施形態に係る構成を説明するためのブロック図である。この図5において、前述の図1に示された各部に対応する部分には、図1の場合と同一の参照符号を付して示す。
この実施形態では、音響装置10は、複数の音源部11A,11B,11Cと、これらの音源部11A,11B,11Cが出力する音響信号を選択して増幅回路12に入力する切り換え回路13とを備えている。
一方、ヘルメット帽体1には、前述の第1および第2圧電センサ4,5の他に、第3圧電センサ30がヘルメット帽体1に埋設されている。この第3圧電センサ30は、ヘルメット帽体1において、第1および第2圧電センサ4,5とは反対側の側壁部(左側壁部)に埋設されている。この第3圧電センサ30の出力信号は、第3衝撃値変換回路31に入力される。第3衝撃値変換回路31は、第3圧電センサ30出力信号を衝撃値(第3衝撃値)に変換して、位置特定回路8に入力する。
位置特定回路8は、この実施形態では、ヘルメット帽体1の右側側壁部の上部の打撃、同じく右側壁部の下部の打撃、およびヘルメット帽体1の左側壁部の打撃を区別して打撃位置を特定し、その特定された打撃位置を音響制御回路9に入力する。より具体的には、位置特定回路8は、第1〜第3衝撃値変換回路6,7,31が出力する3つの衝撃値を入力とした3次元マップで構成することができる。
音響制御回路9は、ヘルメット帽体1の右側壁上部の打撃が検出されたときには、増幅回路12のゲインを増加させ、ボリュームを上げるための制御を行う。また、音響制御回路9は、ヘルメット帽体1の右側壁部下部の打撃が検出されたときには、増幅回路12のゲインを減少させてボリュームを下げるための制御を行う。一方、音響制御回路9は、ヘルメット帽体1の左側壁部の打撃が検出されると、切り換え回路13の切り換え制御を行う。より具体的には、音響制御回路9は、ヘルメット帽体1の左側壁部の打撃が検出される度に、音源部11A,11Bおよび11Cを循環的に切り換えるように、切り換え回路13を制御する。
このようにして、この実施形態によれば、使用者Pは、ヘルメット帽体1の適切な位置に打撃を加えることにより、音響装置10のボリュームの調整だけでなく、音源の切り換えをも行うことができる。
同様な改良は、前述の図4に示された第2の実施形態に対しても適用可能である。
図6は、この発明の第4の実施形態に係るヘルメットシステムの構成を説明するためのブロック図である。この図6において、前述の第1に示された各部と同等の部分には、図1の場合と同一の参照符号を付して示す。
この実施形態では、ヘルメット帽体1にはただ1つの圧電センサ4が備えられている。この圧電センサ4の出力信号は、衝撃値変換回路6に入力されて、この衝撃値変換回路6によって、ヘルメット帽体1に加えられた打撃の大きさに対応した衝撃値が生成される。この衝撃値は、衝撃値の大小を判定する衝撃判定回路40に入力されるようになっている。この衝撃判定回路40は、衝撃値変換回路6が出力する衝撃値が所定の閾値を超えているかどうかを判定するものである。ただし、ノイズとみなされるほど小さな衝撃値は無視されるようになっている。
衝撃判定回路40が、所定の閾値を超える衝撃が加えられたと判定すると、この判定結果を受けて、音響制御回路9は、増幅回路12のゲインを増加させて、ボリューム(出力音量)を上げるための制御を行う。また、衝撃判定回路40が、ノイズとみなせるほど小さくはないが、前記閾値以下の衝撃値の打撃が加えられたと判定したときには、音響制御回路9は、増幅回路12のゲインを減少させて、ボリュームを下げるための制御を行う。
さらに、衝撃値に対する閾値を2つ設けて、衝撃値が第1の閾値未満ならノイズとし、衝撃値が第1の閾値以上第2の閾値未満なら音量を小さくし、衝撃値が第2の閾値以上なら音量を大きくするようにしてもよい。
こうして、この実施形態では、1つの圧電センサ4を用いて、衝撃の大小を判定し、それに応じて、音響装置10の出力音量を調節することができる。
図7は、この発明の第5の実施形態に係るヘルメットシステムの構成を説明するためのブロック図である。この図7において、前述の図1に示された各部と対応する部分には、図1の場合と同一の参照符号を付して示す。
この実施形態においても、ヘルメット帽体1には1つの圧電センサ4が設けられており、この圧電センサ4が出力する信号が、衝撃値変換回路6によって衝撃値に変換されるようになっている。そして、この衝撃値変換回路6が出力する衝撃値は、衝撃パターン認識回路50に与えられる。衝撃パターン認識回路50は、予め定めた衝撃パターンを記憶した衝撃パターンメモリ51を参照して、ヘルメット帽体1に加えられた衝撃パターンを認識する。
衝撃パターンメモリは、ヘルメット帽体1に対して時系列に従って加えられる打撃パターンと、それに応じた制御指令とが対応付けて格納されている。より具体的には、時間的に孤立した1回の打撃に対しては、音量増加指令が対応付けられ、時間的に連続した2回の打撃に対しては、音量減少指令が対応付けられていて、さらに、時間的に連続した3回の打撃に対しては消音指令が対応付けられている。
衝撃パターン認識回路50は、これらの3つの打撃パターンと、衝撃値変換回路6からの入力パターン(検出される衝撃の時系列パターン)とのマッチングを行う。そして、衝撃パターン認識回路50は、ヘルメット帽体1に加えられた打撃パターンが衝撃パターンメモリ51に記憶されている衝撃パターンのいずれかに合致する場合に、当該衝撃パターンに対応した制御指令を音響制御回路9に与える。これに応じて、音響制御回路9は、増幅回路12のゲインの増加、減少または消音(ゲインを0に制御)の各制御を行うことになる。
このようにして、この実施形態では、使用者Pがヘルメット帽体1に加える打撃パターンにより、音響装置10の音量制御を行うことができる。
むろん、図6および図7に示された第4および第5の実施形態に関しても、前述の図5に示された第3実施形態と同様な変形が可能である。特に、第5の実施形態においては、衝撃パターンメモリに、音源変更の打撃パターンを追加して記憶させておくことにより、1つの圧電センサ4を用いつつ、音源の切り換え制御をも行うことができる。
図8は、前述のようなヘルメットシステムを備えた車両システムの全体構成を示す図である。たとえば、図1に示された第1の実施形態のヘルメットシステムを用いる場合を想定する。この場合、ヘルメットシステムの構成要素のうち、スピーカ2,3ならびに第1および第2圧電センサ4,5がヘルメット帽体1に取り付けられてヘルメット帽体側装置を形成している。
指令信号生成回路15は、車両の一例としての二輪車両の車体60に取り付けられた車載装置の一部をなすコントローラアンプ61に備えられている。コントローラアンプ61とスピーカ2,3ならびに第1および第2圧電センサ4,5との間は、複数本のケーブルを束ねたワイヤハーネス62を介して有線接続されている。このワイヤハーネス62は、ヘルメット帽体側装置と車載装置との間の信号の授受のための通信手段を形成している。
車体60には、さらに、被制御機器としての音響装置10が備えられており、コントローラアンプ61とともに車載装置を形成している。
このような構成により、二輪車両の車体60に搭載された音情報機器としての音響装置10を、ヘルメット帽体1に打撃を加える操作によって、制御することができる。
なお、コントローラアンプ61とヘルメット帽体側装置との間は、必ずしも有線接続する必要はなく、赤外線通信等の無線通信によって、それらの間の信号の授受を行うようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、前述の実施形態では、ヘルメット帽体1に加えられる打撃を検出する構成としたが、ヘルメット帽体1に衝撃以外の形態で加えられる外力(たとえば、押圧力など)を圧力センサ、打撃センサ等で検出し、その検出結果に応じた指令信号を生成する構成としてもよい。
また、前述の実施形態では、出力音量および音源の切り換えを、ヘルメット帽体1に加える打撃によって指令入力する構成について説明したが、さらに、音響装置10の電源のオン/オフ等の他の種類の指令入力をも行えるようにしてもよい。
さらに、また、ヘルメット帽体1に加える打撃による指令入力の対象は、音響装置に限らず、ヘルメットとともに使用される他の種類の装置であってもよい。
さらに、前述の実施形態では、ヘルメット帽体1に加えられる打撃を検出するようにしているが、たとえば、車体60の一部に被打撃部を設けておき、この被打撃部に加えられる打撃を検出することによって指令信号を生成する構成としてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
この発明の第1の実施形態に係るヘルメットシステムの構成を説明するためのブロック図である。 ヘルメット帽体に加わった衝撃の位置を特定する位置特定回路の働きを説明するための図である。 前記ヘルメットシステムの全体の動作を簡略化して示すフローチャートである。 この発明の第2の実施形態に係るヘルメットシステムの構成を説明するためのブロック図である。 この発明の第3の実施形態に係る構成を説明するためのブロック図である。 この発明の第4の実施形態に係るヘルメットシステムの構成を説明するためのブロック図である。 この発明の第5の実施形態に係るヘルメットシステムの構成を説明するためのブロック図である。 ヘルメットシステムを備えた車両システムの全体構成を示す図である。
符号の説明
1 ヘルメット帽体
2,3 スピーカ
4 第1圧電センサ
5 第2圧電センサ
6 第1衝撃値変換回路
7 第2衝撃値変換回路
8 位置特定回路
9 音響制御回路
10 音響装置
11 音源部
11A,11B,11C 音源部
12 増幅回路
13 切り換え回路
15 指令信号生成回路
21 第1振動センサ
22 第2振動センサ
23 第1共振周波数帯域通過フィルタ
24 第2共振周波数帯域通過フィルタ
25 第1振動パワー変換回路
26 第2振動パワー変換回路
30 第3圧電センサ
31 第3衝撃値変換回路
40 衝撃判定回路
50 衝撃パターン認識回路
51 衝撃パターンメモリ
60 車体
61 コントローラアンプ
62 ワイヤハーネス

Claims (17)

  1. 使用者による打撃を受ける被打撃部と、
    この被打撃部に与えられる衝撃を検出する衝撃検出手段と、
    この衝撃検出手段の出力信号を処理して、当該出力信号に応じた指令信号を生成する指令信号生成手段とを含むことを特徴とする入力装置。
  2. 前記衝撃検出手段は、前記被打撃部に与えられる衝撃の位置に応じて異なる出力信号を出力するものであり、
    前記指令信号生成手段は、前記衝撃検出手段の出力信号を処理することによって、前記被打撃部において衝撃を受けた位置を特定し、その位置に対応した指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  3. 前記被打撃部の異なる位置で衝撃を検出する複数の前記衝撃検出手段が設けられており、
    前記指令信号生成手段は、前記複数の衝撃検出手段の出力信号を処理して、当該複数の衝撃検出手段の出力信号に応じた指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項1または2記載の入力装置。
  4. 前記衝撃検出手段は、前記被打撃部に与えられる衝撃の強さに応じて異なる出力信号を出力するものであり、
    前記指令信号生成手段は、前記衝撃検出手段によって検出される衝撃の強さに対応した指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の入力装置。
  5. 前記指令信号生成手段は、前記衝撃検出手段によって時系列に検出される衝撃のパターンに対応した指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の入力装置。
  6. 前記衝撃検出手段の出力信号から、前記被打撃部の共振周波数帯域の周波数成分を抽出するフィルタ手段をさらに含み、
    前記指令信号生成手段は、前記フィルタ手段によって抽出された周波数成分を処理して、指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の入力装置。
  7. 前記被打撃部がヘルメット帽体の少なくとも一部であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の入力装置。
  8. ヘルメット帽体と、
    このヘルメット帽体に加えられる外力を検出する外力検出手段と、
    この外力検出手段の出力信号を処理して、当該出力信号に応じた指令信号を生成する指令信号生成手段とを含むことを特徴とするヘルメットシステム。
  9. 前記外力検出手段は、前記ヘルメット帽体に加えられる衝撃を検出する衝撃検出手段を含むことを特徴とする請求項8記載のヘルメットシステム。
  10. 前記外力検出手段は、前記ヘルメット帽体に与えられる外力の位置に応じて異なる出力信号を出力するものであり、
    前記指令信号生成手段は、前記外力検出手段の出力信号を処理することによって、前記ヘルメット帽体において外力を受けた位置を特定し、その位置に対応した指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項8または9記載のヘルメットシステム。
  11. 前記ヘルメット帽体の異なる位置で外力を検出する複数の前記外力検出手段が設けられており、
    前記指令信号生成手段は、前記複数の外力検出手段の出力信号を処理して、当該複数の外力検出手段の出力信号に応じた指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載のヘルメットシステム。
  12. 前記外力検出手段は、前記ヘルメット帽体に与えられる外力の強さに応じて異なる出力信号を出力するものであり、
    前記指令信号生成手段は、前記外力検出手段によって検出される外力の強さに対応した指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項8ないし11のいずれかに記載のヘルメットシステム。
  13. 前記指令信号生成手段は、前記外力検出手段によって時系列に検出される外力のパターンに対応した指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項8ないし12のいずれかに記載のヘルメットシステム。
  14. 前記外力検出手段の出力信号から、前記ヘルメット帽体の共振周波数帯域の周波数成分を抽出するフィルタ手段をさらに含み、
    前記指令信号生成手段は、前記フィルタ手段によって抽出された周波数成分を処理して、指令信号を生成するものであることを特徴とする請求項8ないし13のいずれかに記載のヘルメットシステム。
  15. 前記ヘルメット帽体に設けられ、当該ヘルメット帽体の装着者に音情報を提供するスピーカと、
    前記指令信号生成手段による指令信号によって制御され、前記スピーカに音声信号を供給する音情報機器とをさらに含むことを特徴とする請求項8ないし14のいずれかに記載のヘルメットシステム。
  16. 前記指令信号生成手段による指令信号は、音量増加指令および音量減少指令を含むことを特徴とする請求項15記載のヘルメットシステム。
  17. 車体と、
    車体に乗車する乗員が装着する前記ヘルメット帽体を備えた請求項8ないし16のいずれかに記載のヘルメットシステムと、
    前記指令信号生成手段が生成する指令信号によって制御される被制御機器を有し、前記車体に備えられた車載装置とを備え、
    少なくとも前記外力検出手段が前記ヘルメット帽体に備えられてヘルメット帽体側装置を形成しており、
    前記ヘルメット帽体側装置と前記車載装置との間の信号の授受のための通信手段をさらに含むことを特徴とする車両システム。
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