JP2007019639A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信方式の異なる複数種類の通信装置が共通の伝送路に接続された場合であっても、信号衝突の発生を回避したデータ通信の制御が可能な通信装置及び通信方法を提供すること。
【解決手段】 データ通信を行う通信装置100は、交流電圧が供給される電力線106に接続され、電力線106の交流電圧波形ACのタイミングに基づいて同期信号SSを生成するACサイクル検出器30と、データ通信を行うデータ通信機10と、同期信号SSの現れるタイミングを基準として、通信装置及び通信方式の少なくとも一方を示す情報を含む制御信号の通信を行い、データ通信器10を制御する通信制御器20とを備え、通信制御器20は、電力線106に供給される交流電圧がN相、交流電圧波形ACの周期がTであるとき、MをNの自然数倍とすると、T/2Mの制御区間に含まれる前記制御信号に基づいて、前記制御区間より後の通信区間におけるデータ通信の制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所定の交流電圧が供給される電力線に接続され、データ通信を行う通信装置及び通信方法に関する。
例えば、コンピュータのような端末を用いて家庭、オフィス、工場などで有線でデータ通信を行う場合には、通常は伝送路として使用するケーブルやコネクタなどの配線を必要な箇所に敷設する必要があるため、通信設備の稼働開始までに様々な工事を行わざるを得ない。
一方、家庭、オフィス、工場などではほとんどの場合は商用電源、例えば交流電圧100V(50/60Hz)を使用しているので、この電力を供給するための電力線(電灯線)が家庭内、オフィス内、工場内などのあらゆる箇所に既に敷設されている。したがって、これらの電力線をデータ通信に利用できれば、通信用の特別な配線を新たに設ける必要はなくなる。すなわち、通信装置を電源のコンセントに差し込むだけで通信経路を確保することが可能になる。
このような電力線を通信に利用する技術については、例えば特許文献1に開示された技術が知られている。また、現状では、日本を含む各国で、電力線通信を利用するための条件(例えば周波数帯域)などが検討されている。
特開2000−165304号公報
ところで、現状では前述のような電力線を通信に利用する技術については規格が定まっていないので、実際の通信に使用するプロトコル、変調方式、周波数帯などの通信方式については、開発するメーカ毎に仕様が異なっている。
一方、このような通信技術が実際に使用される環境を考えると、同じ場所で複数種類の通信方式が混在する可能性が高い。例えば、アパートやマンションのような集合住宅に住んでいるユーザ(通信装置の利用者)の場合を想定すると、同じ集合住宅に住むそれぞれのユーザは必ずしも同じメーカの通信装置(例えばモデム)を使用するとは限らないので、複数のメーカが独自に製造した複数種類の通信装置が共通の電力線に同時に接続される場合がある。
このように、プロトコルや変調方式などの通信方式の異なる、複数種類の通信装置が同じ電力線に接続された場合には、自局と違う方式の通信装置から送出された信号を自局で復調することはできず、単なるノイズとして認識されることになる。したがって、複数種類の通信装置が同じ周波数帯を使用しているにもかかわらず、他の通信装置の存在すら認識できないため、複数種類の通信装置が送出する信号が衝突することになり、通信ができない状態になる。すなわち、共通の電力線上で複数種類の通信装置が共存することが困難である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、通信方式の異なる複数種類の通信装置が共通の伝送路に接続された場合であっても、信号衝突の発生を回避したデータ通信の制御が可能な通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1に、N相及び周期Tの交流電圧が供給される電力線に接続され、前記電力線を介したデータ通信を制御する通信装置であって、前記電力線の交流波形のタイミングに基づいて同期信号を生成する同期信号生成部と、前記同期信号生成部により生成された同期信号を基準としたT/2M(MはNの自然数倍)の制御区間に、通信方式の異なる通信装置を前記電力線上において複数共存させる、共存方式の情報を含む制御信号を、前記電力線に出力する通信制御部とを備える通信装置が提供されるものである。
この構成により、電力線の交流波形のタイミングに基づいて生成した同期信号を用いてタイミングを制御するので、種類の異なる通信装置同士であっても互いに信号送出や監視のタイミングを合わせることが可能になる。また、制御区間をT/Mとすることで、N相の交流電圧が用いられ、電源プラグとコンセントとの接続の向きに応じて位相が異なる複数の通信装置間でも、信号の衝突の発生を回避したデータ通信の制御することができる。
本発明は、第2に、上記第1に記載の通信装置であって、前記整数Mは、予め3に設定される。
この構成により、世界の多数の国で採用されている単相、3相の交流電圧に対応することができる。
本発明は、第3に、上記第1又は第2に記載の通信装置であって、前記制御信号は、通信開始の要求又は通信終了情報を含む。
この構成により、通信制御部は、前記制御信号の通信タイミングとして、通信開始及び通信終了時のみでデータ通信を制御することが可能であるので、制御信号に対する処理負担を軽減させることができる。
本発明は、第4に、上記第1ないし第3のいずれかに記載の通信装置であって、更に、前記電力線を介して前記データ通信を行うデータ通信部を備え、前記通信制御部は、前記制御信号に基づいて、前記データ通信部が行うデータ通信を制御する。
この構成により、N相の交流電圧が用いられ、電源プラグとコンセントとの接続の向きに応じて位相が異なる複数の通信装置間でも、信号の衝突を回避したデータ通信を行うことができる。
本発明は、第5に、上記第4に記載の通信装置であって、前記通信制御部は、前記制御信号に基づいて、前記制御区間より後の通信区間におけるデータ通信を制御する。
この構成により、制御信号に含まれる共存方式の情報に基づいて、通信装置のデータ通信を制御することができる。
本発明は、第6に、上記第4又は第5に記載の通信装置であって、前記通信制御部は、他の前記通信装置から受信した前記制御信号に基づいて、前記制御区間より後の通信区間におけるデータ通信を制御する。
この構成により、他の通信装置が出力した制御信号に基づいて、自通信装置のデータ通信を制御することにより、信号の衝突を回避したデータ通信を行うことができる。
本発明は、第7に、上記第6に記載の通信装置であって、前記通信区間は、前記制御区間の整数倍である。
この構成により、制御区間の周期を変更する必要がなく、また、通信区間を長くすれば、制御信号に対する処理負担を軽減させることができる。
本発明は、第8に、上記第5又は第7に記載の通信装置であって、前記制御信号は、前記通信区間の期間を示す情報を更に含む。
この構成により、通信区間の期間を、通信中に適応的に変化させることが可能となり、柔軟な通信制御を行うことができる。
本発明は、第9に、上記第5ないし第8のいずれかに記載の通信装置であって、前記データ通信部は、前記通信区間毎に前記データ通信を行う。
この構成により、通信区間毎にデータ通信を行うことで、所望のデータ通信帯域を利用して通信を行うことが可能となり、周波数効率を高めることができる。
本発明は、第10に、上記第1ないし第9のいずれかに記載の通信装置であって、前記制御信号は、複数に分割された時間区間を有し、各時間区間の信号の組合せにより、制御内容を示す。
この構成により、例えば、制御信号をK個の時間区間に分割し、時間区間毎に2進数の情報を表す場合、制御信号は2のK乗種類の制御内容を表現することができる。
本発明は、第11に、上記第1ないし第10のいずれかに記載の通信装置であって、前記通信制御部は、時間的に隣り合う複数の前記制御区間にそれぞれ、同一の前記情報を含む制御信号を出力する。
この構成により、制御信号の共存処理の信頼性を向上させることが出来る。
本発明は、第12に、上記第1ないし第11のいずれかに記載の通信装置であって、前記通信制御部は、前記データ通信部によるデータ通信が行われていない際に、前記制御信号を出力する。
この構成により、制御信号とデータ信号とを時間的に重ねないことで、一方の帯域から他方への帯域に信号が漏れることを防止することができるので、カバレッジの低下を抑制することが出来る。
本発明は、第13に、N相及び周期Tの交流電圧が供給される電力線に接続され、前記電力線を介したデータ通信を制御する通信装置の通信方法であって、前記電力線の交流波形のタイミングに基づいて同期信号を生成するステップと、前記同期信号を基準としたT/2M(MはNの自然数倍)の制御区間に、通信方式の異なる通信装置を前記電力線上において複数共存させる、共存方式の情報を含む制御信号を、前記電力線に出力するステップとを有する通信方法が提供されるものである。
この方法により、電力線の交流波形のタイミングに基づいて生成した同期信号を用いてタイミングを制御するので、種類の異なる通信装置同士であっても互いに信号送出や監視のタイミングを合わせることが可能になる。また、制御区間をT/Mとすることで、N相の交流電圧が用いられ、電源プラグとコンセントとの接続の向きに応じて位相が異なる複数の通信装置間でも同期をとることができる。
本発明によれば、通信方式の異なる複数種類の通信装置が共通の伝送路に接続された場合であっても、信号衝突の発生を回避したデータ通信の制御することが可能な通信装置及び通信方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図11を参照しながら以下に説明する。
まず、共通の伝送路に複数の通信方式を用いた通信装置が接続された場合について説明する。図8は共通の伝送路に複数の通信装置が接続されたシステムの構成例を示すブロック図である。図8に示す例では、複数の通信装置100(A1)、100(A2)、100(B1)、100(B2)、100(C1)、100(C2)が共通の伝送路106に接続されている。通信装置100(A1)、100(A1)は「A」方式の通信方式で通信を行い、通信装置100(B1)、100(B1)は「B」方式の通信方式で通信を行い、通信装置100(C1)、100(C1)は「C」方式の通信方式で通信を行う。ここで、「通信方式」とは、送信装置と受信装置とが通信を行うためのプロトコルをいい、例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)やSS(Spread Spectrum)などの変復調方式があり、更に、シンボルレートやフレームフォーマットの仕様も含む概念である。
従って、通信装置100(A1)と通信装置100(A2)とが同じ種類の装置であり、通信装置100(B1)と通信装置100(B2)とが同じ種類の装置であり、通信装置100(C1)と通信装置100(C2)とが同じ種類の装置である。しかし、通信装置100(A1、A2)、通信装置100(B1、B2)、通信装置100(C1、C2)は互いに種類が異なっている。この種類の違いは、実際には通信に用いるプロトコル、データ信号の変調方式、データ信号のシンボルレートなどの通信方式が異なることを意味している。
このような状況が想定される例として、電力線通信が挙げられる。すなわち、例えば、集合住宅には独立した複数の家庭がユーザとして含まれているが、使用している伝送路としての電力線は共通であり、各家庭の電力線は互いに電気的に接続されている。一方、各家庭のユーザは必ずしも同じメーカ(つまり同じ通信方式)の通信装置を使用するとは限らないので、各家庭のユーザは、互いに種類の異なる通信装置100を使用する場合がある。つまり、メーカ毎に通信装置100が通信に用いるプロトコル、データ信号の変調方式、データ信号のシンボルレートなどの通信方式が異なる可能性がある。
このように、種類の異なる複数の通信装置100が共通の伝送路106に接続された場合には、各通信装置100は自局と種類の異なる他の通信装置100が送出した信号を復調できないので、他の通信装置100の存在すら検出することができない。その結果、種類が異なる複数の通信装置100が送出した信号同士が伝送路106上で衝突することになる。信号の衝突が生じると通信ができないので、特別な制御を行わない限り、種類の異なる複数の通信装置100が伝送路106上で共存することはできない。
そこで、複数の異なる通信方式の通信装置100が同一の伝送路106で共存する例としては、各種の共存方式が挙げられる。ここで「共存方式」とは、通信方式の異なる複数の通信装置100を、信号が衝突しないように同一の伝送路106で共存させる方式をいい、周波数分割、時間分割、符号分割などの多元接続方式を用いて、異なる通信方式に基づくデータ通信を、周波数的に、または時間的に、または符号的に、またはこれらを組み合わせて、互いに分離させることをいう。
周波数分割であれば、通信に使用される周波数帯域が例えば2〜30MHzのとき、通信方式Aが例えば15〜30MHzの周波数帯域、通信方式Bが2〜15MHzの周波数帯域を使用することにより、通信方式Aと通信方式Bとを共通の伝送路上で利用することができる。
また、時分割による共存方式として、例えば、所定の時間間隔で通信方式Aと通信方式Bとを切り替えることで、通信方式Aと通信方式Bとを共通の伝送路上で共存することができる。
ここで、通信方式によって、予め定められた周波数帯や時間帯のみを使用して通信を行うことにより、他の通信方式の信号との衝突が避けることができる。しかしながら、通信の効率を考慮すると、複数の通信方式での通信が行なわれていない場合には、通信を行っている通信方式で全帯域を用いることが好ましい。
そこで、本発明の実施形態では、異なる通信方式の通信装置の間で、通信装置や通信方法等を示す制御信号を用いて共存処理を行い、共通の電力線等の伝送路に異なる通信方式の通信装置が接続される場合においても、信号が衝突することなく、効率のよい通信を行うことができる送信装置及び受信装置について説明する。ここで、「制御信号」とは、通信方式の異なる通信装置を電力線上において複数共存させる、共存方式の情報を含む信号をいい、具体的には、どの通信方式をどの周波数帯域で通信させるか、どの通信方式をどのチャネル(時間帯)で通信させるか、あるいは、どの通信方式を優先させるか(つまり優先権を与えるか)など、共存処理の制御内容を示す信号である。なお、通信装置(つまりメーカ名や型番などの種類)に応じて共存方式を予め設定しておくことで、制御信号に、その種類を示す識別情報のみを含ませるようにすることも可能である。
次に、本発明の実施形態に係る送信装置及び受信装置が適用可能な通信装置について説明する。本発明の実施形態において、通信装置の一例としては、伝送路として電力線を用い、マルチキャリア通信方式の広帯域通信(2〜30MHz)を行う通信装置を例にとって説明する。なお、本発明の実施形態の通信装置は、マルチキャリア通信方式に限らず、シングルキャリア通信方式やスペクトル拡散方式を行ってもよい。また、通信に使用される伝送路も、電力線に限られるものではない。例えば、同軸ケーブル、TEL線、スピーカ線、ハーネスなどの伝送路を使用してもよい。
図9は本発明の実施形態に係る通信装置の前面を示す外観斜視図、図10は本発明の実施形態に係る通信装置の背面を示す外観斜視図である。
本発明の実施形態における通信装置100は、図9及び図10に示すようにモデムである。通信装置100は、筐体101を有している。筐体101の前面には、図9に示すようにLED(Light Emitting Diode)などの表示部105が設けられている。筐体101の背面には、図10に示すように電源コネクタ102、RJ45などのLAN(Local Area Network)用モジュラージャック103、及びDsubコネクタ104が設けられている。電源コネクタ102には、図10に示すように、平行ケーブルなどの電力線106が接続される。モジュラージャック103には、図示しないLANケーブルが接続される。Dsubコネクタ104には、図示しないDsubケーブルが接続される。なお、通信装置の一例として、図9及び図10のモデムを示したが、特にこれに限る必要はなく、通信装置は、モデムを備えた電気機器(例えばテレビなどの家電機器)であってもよい。
図11は本発明の実施形態に係る通信装置のハードウェアの一例を示すブロック図である。通信装置100は、図11に示すように、回路モジュール200及びスイッチング電源300を有している。スイッチング電源300は、+1.2V、+3.3V、+12Vの電圧を回路モジュール200に供給する。回路モジュール200には、メインIC(Integrated Circuit)201、AFE IC(Analog Front End IC)202、ローパスフィルタ(LPF)203、ドライバIC205、カプラ206、バンドパスフィルタ(BPF)207、AMP(増幅器) IC209、ADC(AD変換) IC210、メモリ211、及びイーサネット(登録商標)物理層IC(PHYIC)212が設けられている。
メインIC201は、CPU(Central Proccessing Unit)201a、PLC・MAC(Power Line Communication・Media Acccess Control)ブロック201b、及びPLC・PHY(Power Line Communication・Physical layer)ブロック201cで構成されている。AFE IC202は、D/A変換器(DAC)224、A/D変換器(ADC)211、および可変増幅器(VGA)219で構成されている。カプラ206は、コイルトランス206a、及びコンデンサ206bで構成されている。
更に、回路モジュール200には、共存IC251、共存AFE IC252、LPF253、ドライバIC255、BPF257、ACサイクル検出器30が設けられている。共存IC251は、共存MACブロック251b、及び共存PHYブロック251cで構成されている。AFE IC252は、DAC274、ADC261、およびVGA269で構成されている。共存IC251では、共存処理に関する制御信号の処理を行う。なお、共存IC251は、その機能の一部又は全部をメインIC201に取り込んでもよい。そして、メインIC201が共存IC251の機能を全て果たす場合には、共存AFF IC252、LPF253、ドライバIC255、BPF257を設ける必要はない。
続いて、本発明の実施形態に係る通信システムの詳細について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る通信装置の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。
図1に示すように、通信装置100は、データ通信部の一例として機能するデータ通信器10と、通信制御部の一例として機能する通信制御器20と、同期信号生成部の一例として機能するACサイクル検出器30とを備える。
データ通信器10は、図11に示すメインIC201に含まれ、一般的なモデムと同様にデータ通信のための基本的な制御や変復調を含む信号処理を行う電気回路である。すなわち、図示しないパソコンなどの通信端末から出力されるデータ信号を変調して送信信号(データ)として出力すると共に、電力線106側から入力されるデータ信号を受信信号(データ)として復調してパソコンなどの通信端末に出力する。また、電力線106を使用できるかどうかを確認するために、データ通信器10は、通信する前に、通信制御器20に所定の通信要求信号を出力する。また、データ通信器10は、通信制御器20からの指示に基づいた周波数帯や時間帯にてデータ通信を行う。
通信制御器20は、ACサイクル検出器30が出力する同期信号SSのタイミングに同期して、複数種類の通信装置100が電力線106上で共存するために必要な制御を行う。すなわち、データ通信器10から入力される通信要求に従って、自局(通信装置100)が電力線106を使用するための優先権獲得のための制御を行う。また、他の通信装置100との間で優先権獲得のネゴシエーションを行うために、通信制御器20は制御信号を電力線106に送出し、電力線106から制御信号を受信する。
ACサイクル検出器30は、複数種類の通信装置100が共通のタイミングで制御を実施するために必要な同期信号を生成する。実際には、電力線106上には、商用電源波形、すなわち、日本では50Hz又は60Hzの正弦波からなる交流電圧波形ACが現れるので、この交流電圧波形ACの電圧のゼロクロス点を検出し、このタイミングを基準とする同期信号SSを生成する。図1に示す同期信号SSは、一例であって、交流電圧波形ACのゼロクロス点に同期した複数のパルスからなる矩形波である。交流電圧波形ACは、電力線の交流波形の一例であって、交流電流波形や交流電力波形であってもよい。
なお、データ通信器10のデータ送受信の切り替えは、物理的なスイッチなどのオン/オフ制御可能な素子を用いて制御しても良い。図2は本発明の実施形態に係る通信装置の概略構成の他の例を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、通信装置100bは、データ通信機10、通信制御器20、ACサイクル検出器30のほか、スイッチ部40を有する。スイッチ部40は、図11に示すAFE・IC202に含まれ、DAC224の電源をオン/オフ制御するものであり、データ通信器10と電力線106との間でデータ信号の通過のオンオフを制御するスイッチである。通信制御器20は、自局が電力線106上の帯域を使用できるタイミングか否かに応じて、スイッチ部40をオンオフ制御する。なお、データ送受信の切り替えは、データ信号が通過する線路に接続された素子をオン/オフ制御すれば、必ずしも、DAC224の電源オン/オフ制御に限る必要はなく、例えば、ドライバIC225などの他の素子をオン/オフ制御してもよい。また、素子をオン/オフを制御するのではなく、DAC224などの、データ信号が通過する線路に接続された素子に、Enable/Disable信号を送信してもよい。
このように、交流電圧波形ACのタイミングを利用して同期を取る共存処理の例について説明する。図3は、交流電圧波形ACを利用した共存処理の一例を示すタイムチャートである。
図3に示すように、電力線106上の周波数帯域を、商用電源帯域、制御信号帯域、及びデータ信号帯域に区分してある。具体的には、商用電源帯域は50Hz〜2MHzの範囲内に割り当て、制御信号帯域は2MHz〜3MHzの範囲内に割り当て、データ信号帯域は3MHz〜30MHzの範囲内に割り当ててある。なお、割り当てる周波数帯域は任意であり、適宜変更が可能である。
商用電源帯域については商用電源との干渉を防止するため通信には利用できない。この形態では、2MHz〜30MHzの周波数帯を更に制御信号帯域とデータ信号帯域とに区分して利用する。なお、制御信号帯域とデータ信号帯域と利用する周波数帯域は、商用電源帯域と重複しなければ、特に2MHz〜30MHzに限る必要はない。また、制御信号に割り当てる周波数帯域、及び、データ信号帯域に割り当てる周波数帯域も、それぞれ、2MHz〜3MHz、3MHz〜30MHzに限る必要ない。
制御信号帯域は、複数種類の通信装置100が電力線106を通信に使用するための優先権を獲得するためのネゴシエーション専用に用いる。すなわち、図1に示す制御信号の周波数が制御信号帯域に割り当てられる。データ信号帯域は、実際のデータ通信のための信号専用の周波数帯域である。すなわち、図1に示すデータ信号の周波数がデータ信号帯域に割り当てられる。
一般的には、2MHz〜3MHzの帯域では、発生する雑音が大きくなる傾向がある。高速の伝送を実現するためには、できる限り広い周波数帯を通信に使用するのが望ましいが、2MHz〜3MHzの帯域はS/N(信号対雑音比)が低いため、高速伝送に対する寄与度が低いのが実情である。そのため、2MHz〜3MHzの帯域を制御信号帯域としてネゴシエーションに専用に割り当てても伝送速度の低下はほとんど生じない。
このように、制御信号帯域を使用してネゴシエーションのための制御信号を送受信する通信制御器20の内部機能構成について説明する。図4は本発明の実施形態における通信制御器の概略構成を示すブロック図である。
図4に示すように、通信制御器20は制御部21、信号発生器22、D/A変換器23、ローパスフィルタ24、バンドパスフィルタ25、AGC回路26、A/D変換器27、及びFFT(高速フーリエ変換)回路28を備えている。
制御部21は、図11に示される共存IC251の共存MACブロック251bに含まれ、データ通信器10から入力される通信要求や、図1に示す制御信号に従い、ACサイクル検出器30から入力される同期信号SSのタイミングに同期して通信制御器20の全体の制御を行うディジタル回路である。
信号発生器22は、図11に示される共存IC251の共存PHYブロック251cに含まれ、制御部21の指示に従って、電力線106に接続された他の通信装置100との間のネゴシエーションに必要な信号の波形パターンを発生する。この信号はマルチキャリア信号であり、この形態ではOFDM信号を、制御信号として生成される。なお、変調方式としては、特にOFDMに限る必要はなく、例えば、W−OFDM(ウェーブレット変換をベースとしたOFDM)やSSを用いてよい。
D/A変換器23は、図11に示される共存AFEIC252のDACブロック274に含まれ、信号発生器22から出力されるディジタルのOFDM信号をアナログ信号に変換する。ローパスフィルタ(LPF)(バンドパスフィルタでもよい)24は、図11に示されるLPFブロック253に含まれ、前述の制御信号帯域の周波数成分だけを電力線106に出力するために不要な周波数成分の通過を阻止する。
バンドパスフィルタ(BPF)25は、図11に示されるBPFブロック257に含まれ、電力線106上に現れた信号の中から制御信号帯域の周波数成分だけを抽出してAGC回路26に出力する。AGC回路26は、図11に示される共存AFEIC252のVGAブロック269に含まれ、減衰して入力された信号が規定のレベルになるように、自動的に利得を制御して信号を増幅する。
A/D変換器27は、図11に示される共存AFEIC252のADCブロック261に含まれ、AGC回路26から入力されるアナログ信号をディジタル信号に変換する。FFT回路28は、図11に示される共存IC251の共存PHYブロック251cに含まれ、A/D変換器27から入力されるディジタル信号に対して所定の高速フーリエ変換処理を施し、時間領域で並んで現れるマルチキャリア信号を周波数領域の信号に変換する。FFT回路28は、例えば128ポイントのFFT処理を行えばよい。なお、FFT回路28の代わりに相関器を用いてもよい。
制御部21は、FFT回路28が出力する信号を調べて、他の通信装置100が制御信号として送出した信号の有無を確認する。
図3では、交流電圧波形のゼロクロス位置と制御信号との位置関係で共存を制御する例を示しており、共存処理を行う一単位である制御区間Tcを交流電圧波形の周期T(60Hz:16.67ms/50Hz:20ms)として処理が行われている。そして、立ち上がりのゼロクロス直後に制御信号が位置すれば、次の制御区間Tcにて通信装置(又は通信方式)Aがデータ信号の通信を行い、立ち下がりのゼロクロス直後に制御信号が位置すれば次の制御区間Tcにて通信装置(又は通信方式)Bがデータ信号の通信を行う。
このように、ACサイクル検出器30が交流電圧波形ACに基づいて生成する同期信号のタイミングに同期して制御を実施するので、共通の電力線106に接続された他の通信装置100との間で制御のタイミングを同期させることが可能である。
しかしながら、共通の電力線106に接続された複数の通信装置100の間で、生成される同期信号のタイミングにずれが生じる場合もある。
このことについて、以下に説明する。図5は、本発明の実施形態における制御タイミングを示す説明図であり、図5(A)は、単相の交流電圧が電力線に供給される場合における位相のずれを説明する図、図5(B)は、3相の交流電圧が電力線に供給される場合に生じる位相のずれを説明する図、図5(C)は、本発明の実施形態における制御タイミングを示す図である。
図1に示すACサイクル検出器30は、電力線106を構成する2つの線路の間の交流電圧が正から負に変化するゼロクロスタイミング、又は電圧が負から正に変化するゼロクロスタイミングで同期信号SSを生成する。また、ACサイクル検出器30を搭載した通信装置100は、通常は2極の電源プラグや電源コネクタ102を介して単相の電力線106側に設けられた2極コンセントに接続される。
ところが、前記電源プラグと2極コンセントとの相対的な向きは特に定まっておらず、反対の向きで接続することもできる。電源プラグと2極コンセントとが逆の向きで接続された場合、通信装置100内のACサイクル検出器30が監視する交流電圧の極性が反転し、位相が逆になる。すなわち、図5(A)に示すように、特定の向き(便宜上、通常の向きとする)で電源プラグと2極コンセントとを接続した通信装置100(1)と、逆の向きで電源プラグと2極コンセントとを接続した通信装置100(2)とでは、これらの通信装置100の内部で扱う電源波形に180度の位相差が生じてしまう。従って、図3に示すように、交流電圧波形の周期Tを制御区間Tcとした場合、通信装置100(1)と通信装置100(2)との間で位相のずれが180度生じてしまっているため、制御区間Tc内における制御信号の位置で共存処理の制御を行うと、この位相のずれによって共存処理の制御が成立しなくなってしまう。
さらに、通信装置100を接続する電力線が3相の交流電圧を供給する場合には、1組の電力線を構成する3つの線路に現れる交流電圧の間に互いに120度の位相差が発生している。したがって、図5(B)に示すように、3つの線路の中でACサイクル検出器30が接続される2つの線路の選択状態及び接続の向き(極性)に応じて、120度ずつ位相差が発生することとなる。
このように、複数の通信装置100の間で同期信号SSの発生するタイミングにずれが生じると、通信装置100同士の制御上のタイミングがずれるため正しい動作が行われなくなる。
ここで、120度ずつ位相がずれて接続された通信装置100(1)、100(2)、100(3)が共通の電力線106に接続される状態において、それぞれの通信装置100(1)〜100(3)がゼロクロスタイミングに同期信号SSを生成すると、60度毎にいずれかの通信装置100に同期信号SSが現れることになる。
ここで、N相の交流電圧が供給される電力線に接続される場合、ゼロクロスタイミングが現れる可能性があるのは、交流電圧波形の周期Tを2Nで割ったタイミング、すなわちT/2N毎となる。したがって、T/2M(MはNの、自然数倍)を一単位(制御区間Tc)として共存処理の制御を行うことにより、位相がずれて接続された通信装置が存在したとしても、ゼロクロスタイミングを同期信号SSとして、位相差の影響を排除することができる。
すなわち、電源が単相の交流電圧の場合には、通信区間Tcを交流電圧波形ACの周期Tの1/2、電源が3相の交流電圧の場合には、通信区間Tcを交流電圧波形ACの周期Tの1/6とすることで、位相差の影響を排除することができる。
ここで、世界の多数の国では、単相又は3相の交流電圧が採用されているので、予め制御区間TcをT/6に設定することにより、単相・3相のどちらにも対応することができる。なお、複数の相数の交流電圧に接続されると想定した場合、「T/2M」の「M」を、予めその相数の最小公倍数に設定することで、それらの相数の交流電圧に対応することができる。図5(C)では、制御区間TcをT/6の長さを制御区間Tcとして、共存処理の制御を行う場合の例を示している。なお、通信制御器20は、制御信号Cを送信する場合、制御区間Tcに含まれるように送信する。
図6は本発明の実施形態における共存処理の一例を示すタイムチャートである。図6は、制御区間Tcを交流電圧波形ACの周期Tの1/6の場合を示している。図6に示すように、制御区間Tcに含まれる制御信号に基づいて、その制御区間より後の通信区間におけるデータ通信の制御が行われている。
例えば、通信装置(又は通信方式)Aに優先権が与えられる情報を含んでいる制御信号C1が電力線106に伝送された場合、各々の通信装置100の通信制御器20は、次の制御区間において通信装置(又は通信方式)Aが通信を行うように共存処理を行う。通信装置(又は通信方式)Bに優先権が与えられる情報を含んでいる制御信号C2が電力線106に伝送された場合、各々の通信装置100の通信制御器20は、次の制御区間において通信装置(又は通信方式)Bが通信を行うように共存処理を行う。また、通信装置(又は通信方式)B,Cに優先権が与えられる情報を含んでいる制御信号C3が電力線106に伝送された場合、各々の通信装置100の通信制御器20は、次の制御区間において通信装置(又は通信方式)B,Cが予め定められた周波数帯域を分割して通信を行うように共存処理を行う。なお、制御信号C3に、使用する周波数帯域を指定する情報を含ませても良い。
なお、データ信号の通信処理の区間(以下、通信区間)は、制御区間Tcと同一である必要はなく、その自然数倍であればよい。通信区間は、通信制御器20に予め制御区間Tcの何倍であるかを設定する。例えば、通信区間を予め制御区間Tcの2倍と取り決められ、通信装置(又は通信方式)Bに優先権が与えられる情報を含んでいる制御信号C4が電力線106に伝送された場合に、各々の通信装置の通信制御器20は、制御区間Tcの2倍において通信装置(又は通信方式)Bが通信を行うように共存処理を行う。制御区間Tcの2倍の期間をデータ通信に用いる。
また、通信区間を予め定めるのではなく、制御信号に通信区間の長さを定める情報を含めてもよい。例えば、制御信号C4が、優先権が与えられる通信装置(又は通信方式)の他に、通信区間の長さを指定する情報(この場合、制御区間Tcの2倍)を含むことで、制御信号C4が伝送された場合に、各々の通信装置の通信制御器20は、指定された通信区間(制御区間Tcの2倍)において通信装置(又は通信方式)Bが通信を行うように共存処理を行ってもよい。
このように、通信区間が制御区間の自然数倍であれば、制御区間の周期(タイミング)を変更する必要なく処理を行うことが可能であり、また、通信区間を長くすれば、制御信号に対する処理負担を軽減させることができる。
また、制御信号は、通信装置及び通信方式の少なくとも一方を示す情報のほか、その通信装置又は通信方式に対応する通信開始の要求や、通信終了の情報を含んでいてもよい。例えば、図6の制御信号C5、C6はそれぞれ、通信装置(又は通信方式)Aの通信開始、通信終了を示す情報を含んでいる。そして、各々の通信装置の通信制御器20は、制御信号C5が伝送されると、通信装置(又は通信方式)Aが通信を開始するように共存処理を行い、制御信号C6が伝送されることにより、通信装置(又は通信方式)Aが通信を終了するように共存処理を行う。これにより、制御信号の通信タイミングとして、通信開始及び通信終了時のみでデータ通信を制御することが可能であるので、制御信号に対する処理負担を軽減させることができる。
なお、図6では、制御信号を制御区間Tcで1回のみ出力する場合について説明したが、同一の制御信号を連続して(時間的に隣り合う制御区間Tcで)出力させることも可能である。こうすることで、共存処理の信頼性を向上させることが出来る。また、図6では、制御信号とデータ信号とを同一の制御区間Tc内に出力させる場合について説明したが、制御信号とデータ信号とを時間的に重ねないように出力させることも可能である。こうすることで、一方の帯域から他方への帯域に信号が漏れる遠近問題を解消することが出来、カバレッジの低下を抑制することが出来る。
図7は本発明の実施形態における制御信号のデータ構成の一例を示す図である。図7に示すように、制御信号Cは、複数のデータスロットTs1〜TsKを有して構成される。そして、各スロットのオン/オフで制御信号に含まれる情報(共存処理の制御内容)を表現する。この場合、制御信号Cに含まれるデータスロットの数がK個の場合、各スロットのオン/オフの組合せにより、2のK乗の種類の動作(制御内容を示す情報)を表現することが可能となる。なお、通信装置間のACサイクル検出の誤差を考慮し、ガードタイムTgが設けられることが好ましい。
このような本発明の実施形態の通信装置及び通信方法によれば、電力線の交流電圧波形ACのタイミングに基づいて生成した同期信号を用いてタイミングを制御するので、種類の異なる通信装置同士であっても互いに信号送出や監視のタイミングを合わせることが可能になる。また、制御区間をT/2M(MはNの自然数倍)とすることで、N相の交流電圧が用いられ、電源プラグとコンセントとの接続の向きに応じて位相が異なる複数の通信装置間でも同期をとることができる。
なお、図7に示した制御信号Cは、1つの通信装置が出力する場合について説明したが、各データスロットTs1〜TsKに対応させて、複数の制御信号を、制御区間Tc中に出力するようにしてもよい。例えば、通信方式毎にデータスロットを予め割り当てておき、各通信装置が、自分が属する通信方式に対応したデータスロットに、制御信号を出力するようにしてもよい。こうすることで、これら複数の制御信号で構成された、データスロットTs1〜TsKに示される値に応じて、共存処理の制御内容を決定することも可能である。
例えば、通信方式A、B、C、D、・・・の通信装置が存在する場合に、データスロットTs1、Ts2、Ts3、・・・に対応して、各通信方式A、B、C、・・・の通信装置が、制御信号を出力するように設定しておく。この状態で、データスロットTs1、Ts2、Ts3、・・・に対応する制御信号に、「1」、「0」、「0」、・・・が出力された場合、通信方式Aに優先権を与える。あるいは、データスロットTs1、Ts2、Ts3、・・・に対応する制御信号に、「0」、「0」、「1」、・・・が出力された場合には、通信方式Cに優先権を与える。この際、優先度の高い通信方式の制御信号を、出来るだけ図7中左方に(つまり制御区間Tcの先頭に)配置することが好ましい。こうすることで、次の制御区間Tcの共存方式を早い段階で決定することが出来る。
また、通信方式の種類毎に、異なる数のデータスロットを予め割り当てておくことも可能である。例えば、周波数分割を採用する通信方式(例えばアクセス系の通信方式)が1種類、時間分割を採用する通信方式(例えば宅内系の通信方式)が複数種類、存在する場合に、周波数分割の通信装置には、1つのデータスロットを割り当て、時間分割の各通信装置には、複数のデータスロットを割り当てる。この場合、周波数分割では、周波数分割を採用する通信方式同士を共存させる必要がない一方、時間分割では、時間分割を採用する複数の通信方式同士を共存させる必要があるので、前者より後者の方が共存方式の情報を多く必要とすることから、制御区間Tcを、共存方式の情報に対して効率良く使うことが出来る。
なお、上述した実施の形態では、図1や図2に示すように、データ通信器10を備えた通信装置100、100bの例を示したが、データ通信器10を必ずしも備えている必要はない。例えば、制御信号を出力する機能を有していない電力線通信用モデムに、ACサイクル検出器30及び通信制御器20を備えた通信装置(つまり制御信号を出力するアダプタ)を設けることで、電力線通信用モデムとアダプタとを、通信装置100として機能させることが可能である。
本発明の通信装置及び通信方法は、通信方式の異なる複数種類の通信装置が共通の伝送路に接続された場合であっても、信号衝突の発生を回避したデータ通信の制御が可能な効果を有し、電力線通信装置等に有用である。
本発明の実施形態に係る通信装置の概略構成の一例を示す機能ブロック図 本発明の実施形態に係る通信装置の概略構成の他の例を示す機能ブロック図 交流電圧波形を利用した共存処理の一例を示すタイムチャート 本発明の実施形態における通信制御器の概略構成を示すブロック図 本発明の実施形態における制御タイミングを示す説明図 本発明の実施形態における共存処理の一例を示すタイムチャート 本発明の実施形態における制御信号のデータ構成の一例を示す図 共通の伝送路に複数の通信装置が接続されたシステムの構成例を示すブロック図 本発明の実施形態に係る通信装置の前面を示す外観斜視図 本発明の実施形態に係る通信装置の背面を示す外観斜視図 本発明の実施形態に係る通信装置のハードウェアの一例を示すブロック図
符号の説明
10 データ通信器
20 通信制御器
21 制御部
22 信号発生部
23 D/A変換器
24 ローパスフィルタ
25 バンドパスフィルタ
26 AGC回路
27 A/D変換器
28 FFT回路
30 ACサイクル検出器
40 スイッチ部
100 通信装置

Claims (13)

  1. N相及び周期Tの交流電圧が供給される電力線に接続され、前記電力線を介したデータ通信を制御する通信装置であって、
    前記電力線の交流波形のタイミングに基づいて同期信号を生成する同期信号生成部と、
    前記同期信号生成部により生成された同期信号を基準としたT/2M(MはNの自然数倍)の制御区間に、通信方式の異なる通信装置を前記電力線上において複数共存させる、共存方式の情報を含む制御信号を、前記電力線に出力する通信制御部と
    を備える通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置であって、
    前記整数Mは、予め3に設定される通信装置。
  3. 請求項1又は2に記載の通信装置であって、
    前記制御信号は、通信開始の要求又は通信終了情報を含む通信装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか一項に記載の通信装置であって、更に、
    前記電力線を介して前記データ通信を行うデータ通信部を備え、
    前記通信制御部は、前記制御信号に基づいて、前記データ通信部が行うデータ通信を制御する通信装置。
  5. 請求項4に記載の通信装置であって、
    前記通信制御部は、前記制御信号に基づいて、前記制御区間より後の通信区間におけるデータ通信を制御する通信装置。
  6. 請求項4又は5に記載の通信装置であって、
    前記通信制御部は、他の前記通信装置から受信した前記制御信号に基づいて、前記制御区間より後の通信区間におけるデータ通信を制御する通信装置。
  7. 請求項6に記載の通信装置であって、
    前記通信区間は、前記制御区間の整数倍である通信装置。
  8. 請求項5又は7に記載の通信装置であって、
    前記制御信号は、前記通信区間の期間を示す情報を更に含む通信装置。
  9. 請求項5ないし8のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記データ通信部は、前記通信区間毎に前記データ通信を行う通信装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記制御信号は、複数に分割された時間区間を有し、各時間区間の信号の組合せにより、制御内容を示す通信装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記通信制御部は、時間的に隣り合う複数の前記制御区間にそれぞれ、同一の前記情報を含む制御信号を出力する通信装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記通信制御部は、前記データ通信部によるデータ通信が行われていない際に、前記制御信号を出力する通信装置。
  13. N相及び周期Tの交流電圧が供給される電力線に接続され、前記電力線を介したデータ通信を制御する通信装置の通信方法であって、
    前記電力線の交流波形のタイミングに基づいて同期信号を生成するステップと、
    前記同期信号を基準としたT/2M(MはNの自然数倍)の制御区間に、通信方式の異なる通信装置を前記電力線上において複数共存させる、共存方式の情報を含む制御信号を、前記電力線に出力するステップと
    を有する通信方法。
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