JP2007018239A - 途上与信管理システム、途上与信管理システム用プログラム及び途上与信管理方法 - Google Patents

途上与信管理システム、途上与信管理システム用プログラム及び途上与信管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
返済延滞が発生するよりも前に予兆を確実に察知して消費者信用のリスク回避を有効に図ることを課題とする。
【解決手段】
途上与信管理システム10は、職種と金額とを予め関連付けて記録する手段14、被融資者の職種により前記手段14の記録内容を検索して前記職種に予め関連付けられている金額を被融資者の個人信用力として評定する手段11、融資の実行の際に設定した担保の現在の評価額と前記手段11で評定された個人信用力との合計額から被融資者の現在のローン元本残額を減算して得られた金額を被融資者の信用余力として設定する手段11、信用余力とアクションとを予め関連付けて記録する手段14、及び、前記手段11で設定された信用余力により前記手段14の記録内容を検索して前記信用余力に予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定する手段11を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータを用いて、被融資者の途上与信を管理する技術分野に属する。
一般に、担保を設定しない無担保業務であるクレジットカードの分野では、利用者毎に、カードを使用しての購買限度額すなわち利用限度額が定められている。この購買限度額は、カード発行に際して行われる利用者への信用供与審査において、当初の額が決定される。しかし、その後の利用者の返済状況や延滞実績等に応じて、返済延滞のリスクを回避するために、途上審査により変動されることがある。つまり、カード会社は、個人信用情報等を専門ソースから取得し、その中に顧客のアラーム情報等が有るか無いかをチェックして、無担保の信用取引における顧客管理やリスク管理をしているのである。
また、例えば特許文献1に開示されているように、カード利用者に保証金を提供させ、該保証金の変動に連動させて利用限度額を変化させることも知られている。これにより、カード会社の債権の確実な回収と、利用者の要望への柔軟な対応とを図ることができる。
特開2005−100260号公報
しかし、従来は、融資を実行した後に、融資を受けた者、すなわち被融資者の途上与信を管理することはあっても、例えば住宅ローン等のように、融資の実行の際に担保を設定し、その設定した担保の評価額を含めて被融資者の途上与信を管理する考え方は現在のところ見当たらない。これは、担保を設定しているから、万が一顧客が自己破産等を起こしても、ある程度の資金の回収が見込める、という理由に拠るものと思われる。したがって、現実には、例えば住宅ローン融資業務等において、当初の審査時には、個人信用情報の照会や、勤務先、年収、担保となる購入物件の評価等、様々な角度からチェックを行っているが、いったん融資を実行した後は、延滞が発生するまでは、顧客管理をしていないのが現状である。ところが、延滞が発生したときには、被融資者はすでに消費者金融等の他ローンを組んでいる可能性が高く、延滞発生後に顧客に督促の電話やアドバイスの電話等をしても、顧客は借金が膨らんでいて、融資をした側としては、貸付金を十分には回収できない不良債権状態に陥ってしまうのである。
そこで、本発明は、被融資者の途上与信管理、特に、担保を設定して融資を実行した後の被融資者の途上与信管理において、その融資の実行の際に設定した担保の評価額を含めて被融資者の途上与信を管理し、もって、返済延滞が発生するよりも前に予兆を確実に察知して、消費者信用のリスク回避を有効に図ることを課題とする。
すなわち、前記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の発明は、融資を実行した後に被融資者の途上与信を管理する途上与信管理システムであって、職種と金額とを予め関連付けて記録する個人信用力記録手段と、被融資者の職種に関する情報を取得する職種情報取得手段と、該職種情報取得手段で取得された被融資者の職種により前記個人信用力記録手段の記録内容を検索し、前記職種に予め関連付けられている金額を被融資者の個人信用力として評定する個人信用力評定手段と、融資の実行の際に設定した担保の現在の評価額に関する情報を取得する担保評価額情報取得手段と、被融資者の現在のローン元本残額に関する情報を取得する元本残額情報取得手段と、前記担保評価額情報取得手段で取得された現在の担保評価額と前記個人信用力評定手段で評定された個人信用力との合計額から前記元本残額情報取得手段で取得された現在のローン元本残額を減算して得られた金額を被融資者の信用余力として設定する信用余力設定手段と、信用余力とアクションとを予め関連付けて記録するアクション記録手段と、前記信用余力設定手段で設定された信用余力により前記アクション記録手段の記録内容を検索し、前記信用余力に予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定するアクション決定手段とを備えていることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の途上与信管理システムにおいて、個人の経済状況又は企業の経済状況の少なくともいずれかとアクションとを予め関連付けて記録する第2のアクション記録手段と、被融資者の経済状況又は被融資者の勤務先の経済状況の少なくともいずれかに関する情報を取得する経済状況取得手段と、該経済状況取得手段で取得された経済状況により前記第2のアクション記録手段の記録内容を検索し、前記経済状況に予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定する第2のアクション決定手段とをさらに備えていることを特徴とする。
次に、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の途上与信管理システムにおいて、信用余力とポイントとを予め関連付けて記録する第1のポイント記録手段と、前記信用余力設定手段で設定された信用余力により前記第1のポイント記録手段の記録内容を検索し、前記信用余力に予め関連付けられているポイントを被融資者の途上与信ポイントとして設定する第1のポイント設定手段と、個人の経済状況又は企業の経済状況の少なくともいずれかとポイントとを予め関連付けて記録する第2のポイント記録手段と、前記経済状況取得手段で取得された経済状況により前記第2のポイント記録手段の記録内容を検索し、前記経済状況に予め関連付けられているポイントを被融資者の途上与信ポイントとして設定する第2のポイント設定手段と、前記第1のポイント設定手段で設定された途上与信ポイントと前記第2のポイント設定手段で設定された途上与信ポイントとを合計するポイント合計手段と、ポイントとアクションとを予め関連付けて記録する第3のアクション記録手段と、前記ポイント合計手段で合計された合計ポイントにより前記第3のアクション記録手段の記録内容を検索し、前記合計ポイントに予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定する第3のアクション決定手段とをさらに備えていることを特徴とする。
次に、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から3のいずれかに記載の途上与信管理システムにおいて、融資の実行の際に設定した担保の過去の評価額の変動に基いて該担保の将来の評価額を予測する担保評価額予測手段と、被融資者の将来のローン元本残額に関する情報を取得する将来元本残額情報取得手段と、前記担保評価額予測手段で予測された将来の担保評価額と前記個人信用力評定手段で評定された個人信用力との合計額から前記将来元本残額情報取得手段で取得された将来のローン元本残額を減算して得られた金額を被融資者の将来の信用余力として設定する将来信用余力設定手段と、該将来信用余力設定手段で設定された信用余力により前記アクション記録手段の記録内容を検索し、前記信用余力に予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定する第4のアクション決定手段とをさらに備えていることを特徴とする。
次に、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から4のいずれかに記載の途上与信管理システムにおいて、アクション記録手段、第2のアクション記録手段又は第3のアクション記録手段は、所定値以下の信用余力、所定値以下の経済状況又は所定値以下のポイントに対しては、ローン返済が延滞するリスクを回避するためのアクションを関連付けて記録し、所定値以上の信用余力、所定値以上の経済状況又は所定値以上のポイントに対しては、被融資者に他商品を販売するためのアクションを関連付けて記録し、前記以外の信用余力、経済状況又はポイントに対しては、アクションを記録しないことを特徴とする。
一方、請求項6に記載の発明は、融資を実行した後に被融資者の途上与信を管理する途上与信管理システム用プログラムであって、被融資者の職種に関する情報を取得するステップと、該ステップで取得した被融資者の職種により、職種と金額とを予め関連付けて記録した個人信用力マスタを検索するステップと、前記個人信用力マスタにおいて前記職種に予め関連付けられている金額を被融資者の個人信用力として評定するステップと、融資の実行の際に設定した担保の現在の評価額に関する情報を取得するステップと、被融資者の現在のローン元本残額に関する情報を取得するステップと、前記ステップで取得した現在の担保評価額と前記ステップで評定した個人信用力との合計額から前記ステップで取得した現在のローン元本残額を減算するステップと、該ステップで得られた金額を被融資者の信用余力として設定するステップと、該ステップで設定した信用余力により、信用余力とアクションとを予め関連付けて記録したアクション決定マスタを検索するステップと、前記アクション決定マスタにおいて前記信用余力に予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、融資を実行した後に被融資者の途上与信を管理する途上与信管理方法であって、被融資者の職種に関する情報を取得する工程と、該工程で取得した被融資者の職種により、職種と金額とを予め関連付けて記録した個人信用力マスタを検索する工程と、前記個人信用力マスタにおいて前記職種に予め関連付けられている金額を被融資者の個人信用力として評定する工程と、融資の実行の際に設定した担保の現在の評価額に関する情報を取得する工程と、被融資者の現在のローン元本残額に関する情報を取得する工程と、前記工程で取得した現在の担保評価額と前記工程で評定した個人信用力との合計額から前記工程で取得した現在のローン元本残額を減算して得られた金額を被融資者の信用余力として設定する工程と、該工程で設定した信用余力により、信用余力とアクションとを予め関連付けて記録したアクション決定マスタを検索する工程と、前記アクション決定マスタにおいて前記信用余力に予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定する工程とをコンピュータが実行することを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、融資の実行の際に設定した担保の現在の評価額を含めて被融資者の途上与信を管理するようにしたから、返済延滞が発生するよりも前に、予兆を確実に察知して、消費者信用のリスク回避を有効に図ることができる。これにより、延滞が発生するよりも前の段階で顧客の支払環境の異常を察知して、顧客と連絡を取り、顧客からの相談を受けられるようなアクションを取ることができる。その結果、例えば、住宅ローンのような個人向け有担保ローンを管理対象として、担保の資産価値(土地・建物の現在の評価)を判断基準に追加し、各種情報の過去データも含めて、総合的に、顧客の経済的環境を判断し、もって返済焦げ付きのリスクを未然に察知し、顧客への業務アクションに利用できるシステム、すなわち有担保ローン途上与信管理システムを構築することができる。
次に、請求項2に記載の発明によれば、前記効果に加えて、被融資者の経済状況や被融資者の勤務先の経済状況を含めて被融資者の途上与信を管理するようにしたから、なお一層、緻密で精度のよい途上与信管理が実現する。
次に、請求項3に記載の発明によれば、前記効果に加えて、信用余力や経済状況等に関連付けたポイント制度を採用し、そのポイントを含めて被融資者の途上与信を管理するようにしたから、なお一層、多面的で精度のよい途上与信管理が実現する。
次に、請求項4に記載の発明によれば、前記効果に加えて、融資の実行の際に設定した担保の将来の評価額(土地・建物の将来の評価)を含めて被融資者の途上与信を管理するようにしたから、なお一層早い段階で、返済延滞が発生するよりも前に、予兆を確実に察知して、消費者信用のリスク回避を有効に図ることができる。
次に、請求項5に記載の発明によれば、前記効果に加えて、被融資者の途上与信が低いときは、ローン返済が延滞するリスクを回避するためのアクションを起こすことができ、逆に、被融資者の途上与信が高いときには、被融資者に他商品を販売するためのアクションを起こすことができて、途上与信の審査結果をビジネスチャンスの発見に利用できる。つまり、返済状況に余裕のある優良顧客に対しては、他商品を提案する等、営業活動としてのアクションを起こすことができるようになる。さらに、被融資者の途上与信が特に低くも高くも無いとき等には、アクション無しという選択もできるようになる。
一方、請求項6に記載の発明によれば、コンピュータに各ステップを実行させることにより、請求項1に記載のシステムと同様の効果が得られることとなる。
また、請求項7に記載の発明によれば、コンピュータが各工程を実行することにより、請求項1に記載のシステムと同様の効果が得られることとなる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基いて説明する。なお、以下の実施形態は、主として、本発明に係る途上与信管理システムに関する実施形態ではあるが、そのシステムに用いられているプログラムは、本発明に係る途上与信管理システム用プログラムの実施形態を構成し、そのシステムが行う動作は、本発明に係る途上与信管理方法の実施形態を構成するものである。
[ハードウエア構成]
図1に、この実施形態に係る途上与信管理システム10のハードウエア構成を示す。この途上与信管理システム10は、CPUで構成される中央処理装置11と、キーボードやマウスあるいはイメージスキャナ等で構成される入力装置12と、CRTディスプレイや液晶ディスプレイあるいはプラズマディスプレイ等で構成される表示装置13と、メインメモリやハードディスク等で構成される記録装置14と、この途上与信管理システム10と外部システム20〜80とをデータ通信回線を介して接続するための通信装置15と、MOドライブやCD−ROMドライブ等で構成される読取装置16と、これらをつなぐ共通信号路としてのバスライン17とを備えている。ここで、各種プログラムや各種データは記録装置14のメインメモリに格納されている。
この途上与信管理システム10は、自行の住宅ローン審査システム20からローン基本情報D1を、外部の電話番号情報提供システム30から電話番号情報D2を、外部の企業情報提供システム40から企業情報D3を、外部の個人信用情報提供システム50から個人信用情報D4を、自行の銀行システム60から銀行取引情報D5を、自行の延滞督促システム70から延滞督促情報D6を、自行の不動産担保評価システム80から不動産担保情報D7を、それぞれ取得するようになっている。
その場合に、情報を取得する形態としては、作業者が入力装置12を用いて手動入力する形態、読取装置16を用いてMOやCD等の記録媒体から自動読み取りする形態、通信装置15を用いてデータ通信回線を介してダウンロードする形態等がある。また、情報を取得する時期としては、情報の性質に応じて、年1回(例えばD7)、年2回(例えばD3)、月1回(例えばD1,D2,D4〜D6)等がある。さらに、取得した情報は、作業者が入力装置12を用いて手動入力したとき及び通信装置15を用いてダウンロードしたときは、いったん記録装置14の所定領域に格納してから各種の用に供することができ、読取装置16を用いて記録媒体から自動読み取りしたときは、その自動読み取りした状態で各種の用に供することができる。
ここで、前記情報D2〜D7は、定期的に取得して、顧客がグレー(不良又は要注意)であるかホワイト(優良)であるかの選別・判断に利用する。電話番号情報D2は、外部の電話チェック会社等から、電話の通話状況を取得するためのものである。電話番号の無効や、電話の都合停止、移転の場合は、顧客の経済環境に変化が発生している可能性がある。なお、この電話番号情報D2を取得する入力装置12、読取装置16又は通信装置15は、特許請求の範囲の「経済状況取得手段」に相当する。
企業情報D3は、外部の企業情報ソースから、勤務先の存在有無、評点、業務情報等を取得するためのものである。勤務先の倒産や、評点・業績が低下している場合は、顧客の年収が低下している可能性がある。なお、この企業情報D3を取得する入力装置12、読取装置16又は通信装置15も、特許請求の範囲の「経済状況取得手段」に相当する。
個人信用情報D4は、外部の個人信用情報調査機関等から、各種クレジットの利用状況や、他ローン取組状況等を取得するためのものである。クレジットの支払延滞や消費者金融の利用等がある場合は、顧客の資金に余裕が無い可能性がある。なお、この個人信用情報D4を取得する入力装置12、読取装置16又は通信装置15も、特許請求の範囲の「経済状況取得手段」に相当する。
銀行取引情報D5は、自行の勘定系及び情報系システムから、顧客の各種の取引状況(特許請求の範囲の「被融資者の現在のローン元本残額に関する情報」及び「被融資者の将来のローン元本残額に関する情報」が含まれる)を取得するためのものである。預金残高や給与振込金額が低下している場合、あるいは公共料金の引き落としが滞っている場合等は、顧客は生活苦に陥る可能性がある。逆に、住宅ローンの繰上返済を実施している場合等は、顧客は経済的にゆとりを持っている可能性がある。なお、この銀行取引情報D5を取得する入力装置12、読取装置16又は通信装置15は、特許請求の範囲の「元本残額情報取得手段」及び「将来元本残額情報取得手段」に相当する。また、特許請求の範囲の「経済状況取得手段」にも相当する。
延滞督促情報D6は、自行の延滞督促システムから、督促状況や延滞情報等を取得するためのものである。過去に延滞実績がある場合は、延滞の事由等も付して得られる。これにより、延滞事由の傾向が前もって分かり、顧客へのアクションに役立てることができる。なお、この延滞督促情報D6を取得する入力装置12、読取装置16又は通信装置15も、特許請求の範囲の「経済状況取得手段」に相当する。
不動産担保情報D7は、自行の担保評価システムから、現時点での路線化で再評価した不動産評価額(特許請求の範囲の「担保の現在の評価額に関する情報」に相当する)を取得するためのものである。下落した不動産評価額が住宅ローン残高を下回っている場合は、銀行としてリスクが高い状態だと判断できる。なお、この不動産担保情報D7を取得する入力装置12、読取装置16又は通信装置15は、特許請求の範囲の「担保評価額情報取得手段」に相当する。
[データ構成]
この途上与信管理システム10に取得される各種データ及び記録装置14に格納される各種データは、次に説明するように、テーブル形式で体系的に集合されてデータベースを構成している。
(ローン基本情報)
図2に示すように、ローン基本情報D1は、顧客番号毎に、顧客氏名、本人区分、性別、住所、自宅電話番号、生年月日、勤務先、勤務先電話番号、職種(特許請求の範囲の「被融資者の職種に関する情報」に相当する)、年収、融資受付番号、商品名、資金使途、契約番号、融資実行日、認可金額、認可期間、連帯債務者及び不動産担保データが記録されている。なお、このローン基本情報D1を取得する入力装置12、読取装置16又は通信装置15は、特許請求の範囲の「職種情報取得手段」に相当する。
(顧客途上情報)
図3に示すように、顧客途上情報D8(詳細は後述する)は、処理日及び顧客番号毎に、電話番号情報の自宅電話の利用状況、勤務先電話の利用状況、企業情報の存続有無、業績、評点、業績変動率(企業情報D3からは直ちに得られない)、評点変動率(同)、個人信用情報のキャッシング残高、クレジット延滞実績、他ローン申込件数、次回請求額、次回請求件数、極度額、銀行取引情報の住宅ローン元本残額(なお、図示していないが、将来のローン元本残額に関する情報も銀行取引情報D5に含まれる情報として銀行システム60から取得されて記録される)、繰上返済、振込給与金額、振込給与変化率(銀行取引情報D5からは直ちに得られない)、公共料金延滞、延滞督促情報の支払延滞実績、不動産担保情報の建物評価額(現在)、土地評価額(現在)、建物評価額(5年後)(不動産担保情報D7からは直ちに得られない)、土地評価額(5年後)(同)、信用余力(前記情報D1〜D7からは直ちに得られない)の現在余力、5年後余力、10年後余力、完済時までの平均余力、加算ポイント(前記情報D1〜D7からは直ちに得られない)の当月加算分及び前月比が記録されている。
(個人信用力マスタ)
図4に示すように、個人信用力マスタD9は、条件項目(職種、連帯債務者)、判断記号、条件及び個人信用力(金額)が予め互いに関連付けられて登録されている。なお、この個人信用力マスタD9を記録する記録装置14は、特許請求の範囲の「個人信用力記録手段」に相当する。
(ポイント加算マスタ)
図5に示すように、ポイント加算マスタ(判定条件)D10は、設定番号、判定対象1、判定対象2、判断記号及び閾値が予め互いに関連付けられて登録されている。また、図6に示すように、ポイント加算マスタ(点数)D11は、設定番号及び加算ポイントが予め互いに関連付けられて登録されている。結局、ポイント加算マスタD10,D11は、信用余力とポイントとを予め関連付けて登録している。また、個人の経済状況又は企業の経済状況の少なくともいずれかとポイントとを予め関連付けて登録している。なお、これらのポイント加算マスタD10,D11を記録する記録装置14は、特許請求の範囲の「第1のポイント記録手段」及び「第2のポイント記録手段」に相当する。
(ポイント加算結果)
図7に示すように、ポイント加算結果D12は、処理日及び顧客番号毎に、設定番号及び加算ポイントが記録されている。
(アクション決定マスタ)
図8に示すように、アクション決定マスタ(判定条件)D13は、設定番号、判定対象1、判定対象2、判断記号及び閾値が予め互いに関連付けられて登録されている。また、図9に示すように、アクション決定マスタ(アクション内容)D14は、設定番号及びアクションが予め互いに関連付けられて登録されている。結局、アクション決定マスタD13,D14は、信用余力とアクションとを予め関連付けて登録している。また、個人の経済状況又は企業の経済状況の少なくともいずれかとアクションとを予め関連付けて登録している。さらに、ポイントとアクションとを予め関連付けて登録している。なお、これらのアクション決定マスタD13,D14を記録する記録装置14は、特許請求の範囲の「アクション記録手段」、「第2のアクション記録手段」及び「第3のアクション記録手段」に相当する。また、アクション決定マスタD14の設定番号1〜6,8,9のアクションは、特許請求の範囲の「ローン返済が延滞するリスクを回避するためのアクション」に相当し、アクション決定マスタD14の設定番号7のアクションは、特許請求の範囲の「被融資者に他商品を販売するためのアクション」に相当する。
(アクション決定結果)
図10に示すように、アクション決定結果D15は、処理日及び顧客番号毎に、設定番号及びアクションが記録されている。
[途上与信管理システムの全体動作]
この途上与信管理システム10が行う動作の全体の流れを図11を参照しながら概説する。
(工程i)まず、途上与信管理システム10は、後述するマッチング処理のために、住宅ローン審査システム20からローン基本情報D1を取得する(この動作は、特許請求の範囲の「被融資者の職種に関する情報を取得するステップ」又は同「工程」に相当する)。その情報D1の取得形態、取得時期、取得した情報の処置についてはすでに述べたのでここでは繰り返さない(以下同じ)。
(工程ii)同様に、途上与信管理システム10は、後述するマッチング処理のために、電話番号情報提供システム30から電話番号情報D2を取得し、企業情報提供システム40から企業情報D3を取得し、個人信用情報提供システム50から個人信用情報D4を取得し、銀行システム60から銀行取引情報D5を取得し(この動作は、特許請求の範囲の「現在のローン元本残額に関する情報を取得するステップ」又は同「工程」に相当する)、延滞督促システム70から延滞督促情報D6を取得し、不動産担保評価システム80から不動産担保情報D7を取得する(この動作は、特許請求の範囲の「担保の現在の評価額に関する情報を取得するステップ」又は同「工程」に相当する)。
(工程iii)そして、途上与信管理システム10は、後述するマッチング処理を行うことにより、前述した顧客途上情報D8(図3参照)を作成する。ただし、このマッチング処理を行った段階では、企業情報の業績変動率、評点変動率、銀行取引情報の振込給与変化率、不動産担保情報の建物評価額(5年後)、土地評価額(5年後)、信用余力の現在余力、5年後余力、10年後余力、完済時までの平均余力、加算ポイントの当月加算分及び前月比は、まだ記録されていない。
(工程iv)次に、途上与信管理システム10は、マッチング処理を行った段階の顧客途上情報D8に基いて、個人信用力マスタD9(図4参照)を参照しながら、後述する情報加工処理を行う。
(工程v)次に、途上与信管理システム10は、前記情報加工処理により得られた、企業情報の業績変動率、評点変動率、銀行取引情報の振込給与変化率、不動産担保情報の建物評価額(5年後)、土地評価額(5年後)、信用余力の現在余力、5年後余力、10年後余力及び完済時までの平均余力を、顧客途上情報D8に記録する。
(工程vi)次に、途上与信管理システム10は、情報加工処理を行った段階の顧客途上情報D8に基いて、ポイント加算マスタD10,D11(図5、図6参照)を参照しながら、後述するポイント加算処理を行う。
(工程vii)次に、途上与信管理システム10は、前記ポイント加算処理により得られた加算ポイントを、ポイント加算結果D12(図7参照)に記録する。
(工程viii)次に、途上与信管理システム10は、前記ポイント加算処理により得られた加算ポイントに基いて、加算ポイントの当月加算分及び前月比を、顧客途上情報D8に記録する。
(工程ix)次に、途上与信管理システム10は、ポイント加算処理を行った段階の顧客途上情報D8に基いて、アクション決定マスタD13,D14(図8、図9参照)を参照しながら、後述するアクション決定処理を行う。
(工程x)そして、途上与信管理システム10は、前記アクション決定処理により得られたアクションを、アクション決定結果D15(図10参照)に記録する。
[マッチング処理]
この途上与信管理システム10が行うマッチング処理の動作を図12を参照しながら詳述する。
(ステップS1:電話番号情報のマッチング)
ローン基本情報D1の自宅電話番号及び勤務先電話番号をキーにして、電話番号情報D2を検索し、顧客途上情報D8の実績値へ検索結果を書き出す。
(ステップS2:企業情報のマッチング)
ローン基本情報D1の勤務先をキーにして、企業情報D3を検索し、顧客途上情報D8の実績値へ検索結果を書き出す。
(ステップS3:個人信用情報のマッチング)
ローン基本情報D1の契約番号及び顧客氏名をキーにして、顧客信用情報D4を検索し、顧客途上情報D8の実績値へ検索結果を書き出す。
(ステップS4:銀行取引情報のマッチング)
ローン基本情報D1の契約番号及び顧客氏名をキーにして、銀行取引情報D5を検索し、顧客途上情報D8の実績値へ検索結果を書き出す。
(ステップS5:延滞督促情報のマッチング)
ローン基本情報D1の契約番号及び顧客氏名をキーにして、延滞督促情報D6を検索し、顧客途上情報D8の実績値へ検索結果を書き出す。
(ステップS6:不動産担保情報のマッチング)
ローン基本情報D1の不動産担保データをキーにして、不動産担保情報D7を検索し、顧客途上情報D8の実績値へ検索結果を書き出す。
[情報加工処理]
この途上与信管理システム10が行う情報加工処理の動作を図13を参照しながら詳述する。
(ステップS11:建物についての担保評価予測)
建物評価下落率(図16参照:後述する)に基いて、将来の所定時期における建物評価額を予測し、顧客途上情報D8の実績値へ予測結果を書き出す。なお、このステップS11を行う途上与信管理システム10、より詳しくは、中央処理装置11は、特許請求の範囲の「担保評価額予測手段」に相当する。
(ステップS12:土地についての担保評価予測)
土地評価騰落率(図17参照:後述する)に基いて、将来の所定時期における土地評価額を予測し、顧客途上情報D8の実績値へ予測結果を書き出す。なお、このステップS11を行う途上与信管理システム10、より詳しくは、中央処理装置11も、特許請求の範囲の「担保評価額予測手段」に相当する。
(ステップS13:個人信用力の評定)
ローン基本情報D1の職種及び連帯債務者に基いて、個人信用力マスタD9を参照し(この動作は、特許請求の範囲の「個人信用力マスタを検索するステップ」又は同「工程」に相当する)、個人信用力を金額で評定する(この動作は、特許請求の範囲の「個人信用力として評定するステップ」又は同「工程」に相当する)。なお、このステップS13を行う途上与信管理システム10、より詳しくは、中央処理装置11は、特許請求の範囲の「個人信用力評定手段」に相当する。
(ステップS14:信用余力の算出)
建物評価額と土地評価額と個人信用力と許容範囲の合計額から、ローン元本残額を差し引き(この動作は、特許請求の範囲の「減算するステップ」に相当する)、その差し引いた金額を、顧客の信用余力として、顧客途上情報D8の実績値へ書き出す(この動作は、特許請求の範囲の「信用余力として設定するステップ」又は同「工程」に相当する)。この処理は、現在値(現在余力)、予測値(5年後余力、…)、共に行う。なお、このステップS14を行う途上与信管理システム10、より詳しくは、中央処理装置11は、特許請求の範囲の「信用余力設定手段」(現在値で行う場合)及び「将来信用余力設定手段」(予測値で行う場合)に相当する。
(ステップS15:その他の変動率や変化率の算出)
顧客途上情報D8の過去データと今回データとから、各種の変動率や変化率を算出し、顧客途上情報D8の実績値へ算出結果を書き出す。
[担保評価の算出方法(現在及び将来の予測)]
図16に例示するように、建物部分の評価額は、予め設定しておいた下落率(一定)に基いて、将来(ローン完済時まで)の評価額を算出する。また、図17に例示するように、土地部分の評価額は、移動平均法を利用して、過去複数回(例えば過去3回)の騰落率の平均値から、今後の動きを予測して、将来(所定時期まで)の評価額を算出する。そして、これらの将来評価額も、現在評価額と同様に、グレー顧客又はホワイト顧客の判断材料に利用できる。
[信用余力の算出方法(ローン元本残額と個人信用力との比較)]
図18に例示するように、信用余力を、担保評価(土地)と、担保評価(建物)と、個人信用力とから構成し、その合計金額とローン元本残額とを比較することで、リスク管理を行う。担保評価額やローン元本残額は、将来の各時点(5年後、10年後、15年後、完済時等)で把握できるため、将来の所定時期における比較を行うことができる。そして、その差額が、一定金額(予め設定した許容範囲)を超えた場合には、グレー顧客であるとして、返済焦げ付き等のリスクを察知することができる。
ここで、個人信用力は、前述したように(図4参照)、各種情報から金額換算された値として算出される。例えば、設定例として、図4に例示したように、債務者の職種が「医者」や「弁護士」であるときは、個人信用力を500万円等とする。また、連帯債務者が設定されているときは、個人信用力を300万円等とする。一方、支払延滞の実績が3回以上あるときは、個人信用力をマイナス200万円等とする。
[ポイント加算処理]
この途上与信管理システム10が行うポイント加算処理の動作を図14を参照しながら詳述する。なお、このポイント加算処理と、次に説明するアクション決定処理とにおいては、それぞれポイント加算マスタD10,D11(図5、図6参照)と、アクション決定マスタD13,D14(図8、図9参照)とに、各種情報とポイントとの紐付け情報、各種情報とアクションとの紐付け情報を定義しておき、これらのマスタD10,D11,D13,D14を参照することで、ポイント加算及びアクション決定を行うようになっている。その場合に、前述の「担保評価(現在及び将来)」や「信用余力(ローン元本残額と個人信用力との比較)(現在及び将来)」等も、各種情報のひとつとして、ポイント加算やアクション決定の判定対象にすることができる(図5、図8参照)。その他、過去のデータをもとにして、勤務先企業の成長率や振込給与の減少率等を判定対象にしてポイント加算をしたり(図5参照)、当初固定金利の終了するタイミング(換言すれば返済比率の上がるタイミング)で、負担増に対するアドバイス(情報提供)を行う、というアクションを紐付けることができる(図8、図9参照)。さらに、加算されたポイントそれ自体にアクションを紐付けて決定することもできる(図8、図9参照)。これにより、多様で、多面的、複合的、総合的な顧客リスク管理が実現する。
(ステップS21:判定)
顧客途上情報D8の実績値がポイント加算マスタ(判定条件)D10に合致するか否かを判定する。
(ステップS22:ポイント加算)
前記ステップS21で合致すると判定されたときは、設定番号に基いて、ポイント加算マスタ(点数)D11を参照し、加算ポイントを決定して、ポイント加算結果D12へ書き出す。なお、これらのステップS21,S22を行う途上与信管理システム10、より詳しくは、中央処理装置11は、特許請求の範囲の「第1のポイント設定手段」及び「第2のポイント設定手段」に相当する。
(ステップS23:ポイント加算)
次いで、前記ステップS22で決定された加算ポイントを顧客途上情報D8の当月加算及び前月比に反映させる。具体的には、前記ステップS22で決定された全ての加算ポイントを合計して得られた値を当月加算として顧客途上情報D8の実績値へ書き出す。なお、ステップS23のこの動作を行う途上与信管理システム10、より詳しくは、中央処理装置11は、特許請求の範囲の「ポイント合計手段」に相当する。そして、前月比は、当月加算値の前月比である。
(ステップS24:ポイント加算)
前記ステップS21で合致しないと判定されたときは、ポイント加算結果D12へ「0(ゼロ)点」を書き出す。
[アクション決定処理]
この途上与信管理システム10が行うアクション決定処理の動作を図15を参照しながら詳述する。
(ステップS31:判定)
顧客途上情報D8の実績値がアクション決定マスタ(判定条件)D13に合致するか否かを判定する。
(ステップS32:アクション決定)
前記ステップS31で合致すると判定されたときは、設定番号に基いて、アクション決定マスタ(アクション内容)D14を参照し(この動作は、特許請求の範囲の「アクション決定マスタを検索するステップ」又は同「工程」に相当する)、アクションを決定して(この動作は、特許請求の範囲の「アクションとして決定するステップ」又は同「工程」に相当する)、アクション決定結果D15へ書き出す。なお、これらのステップS31,S32を行う途上与信管理システム10、より詳しくは、中央処理装置11は、特許請求の範囲の「アクション決定手段」、「第2のアクション決定手段」、「第3のアクション決定手段」及び「第4のアクション決定手段」に相当する。
(ステップS33:アクション決定)
前記ステップS31で合致しないと判定されたときは、アクション決定結果D15へ「−」(アクション無し)を書き出す。
参考までに、この途上与信管理システム10の表示装置13に表示される画面のイメージを図19から図22に示す。図19は、今回の処理が終わって判明したグレー顧客の一覧画面W1のイメージを示し、図20は、図19の画面W1において「特許太郎」の詳細ボタンをクリックして表示されるグレー顧客の詳細画面W2のイメージを示し、図21は、図20の画面W2において右端の上下スクロールバーを一段下げたときに表示されるグレー顧客の詳細画面W3のイメージを示し、図22は、図21の画面W3において右端の上下スクロールバーをさらに下げたときに表示されるグレー顧客の詳細画面W4のイメージを示している。
なお、図19の画面W1において、上部の「ポイント」は、検索対象範囲である。この欄に、任意にポイント数を入力して、その範囲で検索することができる(同画面W1の検索ボタンを押下する)。図19の例は、ポイントがマイナスだけでなく、プラス(100点まで)の場合も検索範囲に含んだので、グレーのみならず、優良顧客(ホワイト)も一覧表示されている(著作三郎)。ただし、便宜上、画面の名称をグレー顧客画面(一覧)とした。もっとも、グレー顧客画面にはグレー顧客のみを表示し、ホワイト顧客画面にはホワイト顧客のみを表示するようにしてもよい。
以上説明したように、この実施形態に係る途上与信管理システム10は、融資の実行の際に設定した担保の現在の評価額を含めて(図3の顧客途上情報D8参照)被融資者の途上与信を管理するようにしたから、返済延滞が発生するよりも前に、予兆を確実に察知して、消費者信用のリスク回避を有効に図ることができる。これにより、延滞が発生するよりも前の段階で顧客の支払環境の異常を察知して、顧客と連絡を取り、顧客からの相談を受けられるようなアクションを取ることができる(図9のアクション決定マスタD14参照)。その結果、例えば、住宅ローンのような個人向け有担保ローンを管理対象として(図2のローン基本情報D1参照)、担保の資産価値(土地・建物の現在及び将来の評価)を判断基準に追加し(図1の不動産担保情報D7参照)、各種情報の過去データ(例えば図3の顧客途上情報D8における各種変動率、変化率、前月比等)も含めて、総合的に、顧客の経済的環境を判断し、もって返済焦げ付きのリスクを未然に察知し、顧客への業務アクションに利用できるシステム、すなわち、図1の有担保ローン途上与信管理システム10を構築することができる。
また、この実施形態に係る途上与信管理システム10は、被融資者の経済状況や被融資者の勤務先の経済状況を含めて(図3の顧客途上情報D8参照)被融資者の途上与信を管理するようにしたから、なお一層、緻密で精度のよい途上与信管理が実現する。
また、この実施形態に係る途上与信管理システム10は、信用余力や経済状況等に関連付けたポイント制度を採用し(図5、図6のポイント加算マスタD10,D11参照)、そのポイントを含めて(図3の顧客途上情報D8参照)被融資者の途上与信を管理するようにしたから、なお一層、多面的で精度のよい途上与信管理が実現する。
また、この実施形態に係る途上与信管理システム10は、融資の実行の際に設定した担保の将来の評価額を含めて(図13のステップS11,S12参照:図3の顧客途上情報D8参照)被融資者の途上与信を管理するようにしたから、なお一層早い段階で、返済延滞が発生するよりも前に、予兆を確実に察知して、消費者信用のリスク回避を有効に図ることができる。
また、この実施形態に係る途上与信管理システム10は、被融資者の途上与信が低いときは(例えば図8のアクション決定マスタD13における設定番号1〜6,8,9)、ローン返済が延滞するリスクを回避するためのアクションを起こすことができ(図9のアクション決定マスタD14における設定番号1〜6,8,9)、逆に、被融資者の途上与信が高いときには(例えば図8のアクション決定マスタD13における設定番号7)、被融資者に他商品を販売するためのアクションを起こすことができて(例えば図9のアクション決定マスタD14における設定番号7)、途上与信の審査結果をビジネスチャンスの発見に利用できる。つまり、返済状況に余裕のある優良顧客(ホワイト顧客)に対しては、他商品を提案する等、営業活動としてのアクションを起こすことができるようになる。さらに、被融資者の途上与信が特に低くも高くも無いとき等には(例えば図8のアクション決定マスタD13の判断に合致しないとき:図15のステップS31参照)、アクション無しという選択もできるようになる(図15のステップS33参照)。
このように、この実施形態に係る途上与信管理システム10は、有担保のローン融資業務において、途上与信管理を行うものであり、特に、現在ないし将来の担保評価額を算出して(図13のステップS11,S12、並びに図16及び図17参照)、資金回収焦げ付きのリスクを判断する点に、大きな特徴を有している。
また、被融資者の個人信用力を金額に換算して評定するから(図4の個人信用力マスタD9参照)、該個人信用力を現在ないし将来のローン元本残額と直接比較することができて(図13のステップS14及び図18参照)、リスク管理が明確に行える。
また、個人信用情報(図1のD4参照)や銀行取引情報(図1のD5参照)等の複数種類の情報ソースを利用して、過去データとの比較も含め、総合的かつ多面的観点から、グレー顧客(不良顧客)及びホワイト顧客(優良顧客)を抽出することができ(図19参照)、各顧客へのアクションにそれぞれ紐付けすることができる。
また、グレー顧客やホワイト顧客の抽出をポイント加算方式(図5、図6のポイント加算マスタD10,D11参照)で行うようにしたから、複合的かつ多面的な判断条件により、顧客の選別を単純な数値化によって明確な基準で行える。しかも、その場合に、ポイント評価の閾値や判断(図5参照)を変えることによって、状況に応じて、新しい評価基準で、顧客のリスク判断をすることができる。
なお、前記実施形態は、本発明の最良の実施形態ではあるが、特許請求の範囲を逸脱しない限り、なお種々の修正、変更が可能であることはいうまでもない。
以上、具体例を挙げて詳しく説明したように、本発明は、担保を設定して融資を実行した後の被融資者の途上与信管理において、その融資の実行の際に設定した担保の評価額を含めて被融資者の途上与信を管理し、もって、返済延滞が発生するよりも前に予兆を確実に察知して、消費者信用のリスク回避を有効に図ることができるもので、コンピュータを用いて被融資者の途上与信を管理する技術分野において幅広い産業上の利用可能性を有する。
本発明の最良の実施形態に係る途上与信管理システムとその周辺の構成を示すブロック図である。 前記途上与信管理システムに提供されるローン基本情報のデータ内容を示すテーブルである。 前記途上与信管理システムの記録装置に格納される顧客途上情報のデータ内容を示すテーブルである。 同じく個人信用力マスタの登録内容を示すテーブルである。 同じくポイント加算マスタ(判定条件)の登録内容を示すテーブルである。 同じくポイント加算マスタ(点数)の登録内容を示すテーブルである。 同じくポイント加算結果のデータ内容を示すテーブルである。 同じくアクション決定マスタ(判定条件)の登録内容を示すテーブルである。 同じくアクション決定マスタ(アクション内容)の登録内容を示すテーブルである。 同じくアクション決定結果のデータ内容を示すテーブルである。 前記途上与信管理システムの全体動作の概観図である。 前記概観図におけるマッチング処理のフローチャートである。 同じく情報加工処理のフローチャートである。 同じくポイント加算処理のフローチャートである。 同じくアクション決定処理のフローチャートである。 将来の建物評価額を過去データから予測する説明図である。 将来の土地評価額を過去データから予測する説明図である。 信用余力の変化を示す説明図である。 前記途上与信管理システムの表示装置に表示される一覧画面の1例を示す説明図である。 同じく詳細画面の1例を示す説明図である。 同じく詳細画面の1例を示す説明図である。 同じく詳細画面の1例を示す説明図である。
符号の説明
10 有担保ローン途上与信管理システム
11 中央処理装置
12 入力装置
13 表示装置
14 記録装置
15 通信装置
16 読取装置
20 住宅ローン審査システム
30 電話番号情報提供システム
40 企業情報提供システム
50 個人信用情報提供システム
60 銀行システム
70 延滞督促システム
80 不動産担保評価システム
D1 ローン基本情報
D2 電話番号情報
D3 企業情報
D4 個人信用情報
D5 銀行取引情報
D6 延滞督促情報
D7 不動産担保情報
D8 顧客途上情報
D9 個人信用力マスタ
D10,D11 ポイント加算マスタ
D12 ポイント加算結果
D13,D14 アクション決定マスタ
D15 アクション決定結果

Claims (7)

  1. 融資を実行した後に被融資者の途上与信を管理する途上与信管理システムであって、
    職種と金額とを予め関連付けて記録する個人信用力記録手段と、
    被融資者の職種に関する情報を取得する職種情報取得手段と、
    該職種情報取得手段で取得された被融資者の職種により前記個人信用力記録手段の記録内容を検索し、前記職種に予め関連付けられている金額を被融資者の個人信用力として評定する個人信用力評定手段と、
    融資の実行の際に設定した担保の現在の評価額に関する情報を取得する担保評価額情報取得手段と、
    被融資者の現在のローン元本残額に関する情報を取得する元本残額情報取得手段と、
    前記担保評価額情報取得手段で取得された現在の担保評価額と前記個人信用力評定手段で評定された個人信用力との合計額から前記元本残額情報取得手段で取得された現在のローン元本残額を減算して得られた金額を被融資者の信用余力として設定する信用余力設定手段と、
    信用余力とアクションとを予め関連付けて記録するアクション記録手段と、
    前記信用余力設定手段で設定された信用余力により前記アクション記録手段の記録内容を検索し、前記信用余力に予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定するアクション決定手段とを備えていることを特徴とする途上与信管理システム。
  2. 前記請求項1に記載の途上与信管理システムにおいて、
    個人の経済状況又は企業の経済状況の少なくともいずれかとアクションとを予め関連付けて記録する第2のアクション記録手段と、
    被融資者の経済状況又は被融資者の勤務先の経済状況の少なくともいずれかに関する情報を取得する経済状況取得手段と、
    該経済状況取得手段で取得された経済状況により前記第2のアクション記録手段の記録内容を検索し、前記経済状況に予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定する第2のアクション決定手段とをさらに備えていることを特徴とする途上与信管理システム。
  3. 前記請求項2に記載の途上与信管理システムにおいて、
    信用余力とポイントとを予め関連付けて記録する第1のポイント記録手段と、
    前記信用余力設定手段で設定された信用余力により前記第1のポイント記録手段の記録内容を検索し、前記信用余力に予め関連付けられているポイントを被融資者の途上与信ポイントとして設定する第1のポイント設定手段と、
    個人の経済状況又は企業の経済状況の少なくともいずれかとポイントとを予め関連付けて記録する第2のポイント記録手段と、
    前記経済状況取得手段で取得された経済状況により前記第2のポイント記録手段の記録内容を検索し、前記経済状況に予め関連付けられているポイントを被融資者の途上与信ポイントとして設定する第2のポイント設定手段と、
    前記第1のポイント設定手段で設定された途上与信ポイントと前記第2のポイント設定手段で設定された途上与信ポイントとを合計するポイント合計手段と、
    ポイントとアクションとを予め関連付けて記録する第3のアクション記録手段と、
    前記ポイント合計手段で合計された合計ポイントにより前記第3のアクション記録手段の記録内容を検索し、前記合計ポイントに予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定する第3のアクション決定手段とをさらに備えていることを特徴とする途上与信管理システム。
  4. 前記請求項1から3のいずれかに記載の途上与信管理システムにおいて、
    融資の実行の際に設定した担保の過去の評価額の変動に基いて該担保の将来の評価額を予測する担保評価額予測手段と、
    被融資者の将来のローン元本残額に関する情報を取得する将来元本残額情報取得手段と、
    前記担保評価額予測手段で予測された将来の担保評価額と前記個人信用力評定手段で評定された個人信用力との合計額から前記将来元本残額情報取得手段で取得された将来のローン元本残額を減算して得られた金額を被融資者の将来の信用余力として設定する将来信用余力設定手段と、
    該将来信用余力設定手段で設定された信用余力により前記アクション記録手段の記録内容を検索し、前記信用余力に予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定する第4のアクション決定手段とをさらに備えていることを特徴とする途上与信管理システム。
  5. 前記請求項1から4のいずれかに記載の途上与信管理システムにおいて、
    アクション記録手段、第2のアクション記録手段又は第3のアクション記録手段は、所定値以下の信用余力、所定値以下の経済状況又は所定値以下のポイントに対しては、ローン返済が延滞するリスクを回避するためのアクションを関連付けて記録し、所定値以上の信用余力、所定値以上の経済状況又は所定値以上のポイントに対しては、被融資者に他商品を販売するためのアクションを関連付けて記録し、前記以外の信用余力、経済状況又はポイントに対しては、アクションを記録しないことを特徴とする途上与信管理システム。
  6. 融資を実行した後に被融資者の途上与信を管理する途上与信管理システム用プログラムであって、
    被融資者の職種に関する情報を取得するステップと、
    該ステップで取得した被融資者の職種により、職種と金額とを予め関連付けて記録した個人信用力マスタを検索するステップと、
    前記個人信用力マスタにおいて前記職種に予め関連付けられている金額を被融資者の個人信用力として評定するステップと、
    融資の実行の際に設定した担保の現在の評価額に関する情報を取得するステップと、
    被融資者の現在のローン元本残額に関する情報を取得するステップと、
    前記ステップで取得した現在の担保評価額と前記ステップで評定した個人信用力との合計額から前記ステップで取得した現在のローン元本残額を減算するステップと、
    該ステップで得られた金額を被融資者の信用余力として設定するステップと、
    該ステップで設定した信用余力により、信用余力とアクションとを予め関連付けて記録したアクション決定マスタを検索するステップと、
    前記アクション決定マスタにおいて前記信用余力に予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする途上与信管理システム用プログラム。
  7. 融資を実行した後に被融資者の途上与信を管理する途上与信管理方法であって、
    被融資者の職種に関する情報を取得する工程と、
    該工程で取得した被融資者の職種により、職種と金額とを予め関連付けて記録した個人信用力マスタを検索する工程と、
    前記個人信用力マスタにおいて前記職種に予め関連付けられている金額を被融資者の個人信用力として評定する工程と、
    融資の実行の際に設定した担保の現在の評価額に関する情報を取得する工程と、
    被融資者の現在のローン元本残額に関する情報を取得する工程と、
    前記工程で取得した現在の担保評価額と前記工程で評定した個人信用力との合計額から前記工程で取得した現在のローン元本残額を減算して得られた金額を被融資者の信用余力として設定する工程と、
    該工程で設定した信用余力により、信用余力とアクションとを予め関連付けて記録したアクション決定マスタを検索する工程と、
    前記アクション決定マスタにおいて前記信用余力に予め関連付けられているアクションを被融資者に対して取るべきアクションとして決定する工程とをコンピュータが実行することを特徴とする途上与信管理方法。
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