JP2007017776A - 走査光学装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 感光体上の適切な位置に光ビームが結像するよう調整できる走査光学装置を提供して、静電印刷機器等の高画質化を安定して実現する。
【解決手段】 光ビームを回転多面鏡で走査し、感光体上に光書きこみを行う走査光学装置にあって、光ビームを前記感光体に照射するための折り返しミラーを有し、前記折り返しミラーを支持する部材が、前記折り返しミラーの反射面を支持すると共に、前記折り返しミラーの反射面と反対側の面近傍でベース部材に固定されている走査光学装置において、前記折り返しミラーを支持する部材が前記折り返しミラーよりも下側の位置で前記ベース部材に固定されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 光ビームを回転多面鏡で走査し、感光体上に光書きこみを行う走査光学装置にあって、光ビームを前記感光体に照射するための折り返しミラーを有し、前記折り返しミラーを支持する部材が、前記折り返しミラーの反射面を支持すると共に、前記折り返しミラーの反射面と反対側の面近傍でベース部材に固定されている走査光学装置において、前記折り返しミラーを支持する部材が前記折り返しミラーよりも下側の位置で前記ベース部材に固定されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、レーザビームプリンタ、複写機などの静電印刷機器の書き込みユニットとして装備される走査光学装置関し、特に折り返しミラーを用いて感光体上の走査位置決めを行う場合、折り返しミラーの調整代の拡大を図った走査光学装置に関するものである。
従来より、静電印刷機器の書き込みユニットとして装備される走査光学装置が知られており、前記走査光学装置の基本的な構成の一例として、レーザ光源部、回転多面鏡、結像レンズ系、折り返しミラーを備えたものがある。
走査光学装置では、レーザ光源部から出射した光ビームは回転多面鏡によって偏向・走査され、結像レンズ系を通過して折り返しミラーに到達する。前記折り返しミラーに到達した前記光ビームは感光体の方へ折り返され、帯電されている前記感光体上に潜像を形成する。
ところで、レーザ光源部のアライメント、結像レンズ系のレンズ形状やアライメントにより光ビームの進行方向が変化し、光ビームの折り返しミラー上の位置が変化してしまう。このとき、前記折り返しミラーがベース部材に完全固定されていると、感光体上の適切な位置に光ビームが結像できず、静電印刷機器への応用においては、印刷位置ズレや印刷画像のボケなどの不具合が発生してしまう。
このため、走査光学装置を組立てる際に、折り返しミラーの位置、角度、傾きなどを適宜調整し、感光体上の適切な位置に光ビームを結像させることが行われている。
例えば、折り返しミラーの両端が支持部材に挿入され、前記支持部材はフレーム部材に回転自在に固定され、さらに、前記フレーム部材には長穴が設けられており、前記支持部材を水平方向に移動させることができる(例えば、特許文献1参照。)。本構成によると、前記フレーム部材に長穴が設けられているため、前記折り返しミラーの位置に関して、調整代を充分に確保することが容易である。また、前記支持部材は前記フレーム部材に対して回転自在に固定しているため、前記折り返しミラーの角度に関して、調整代を充分に確保することが容易である。しかしながら、前記折り返しミラーの傾きに関しては、調整代は前記支持部材と前記フレーム部材の長穴とのガタの範囲などのみであり、事実上考慮されていない、感光体上の走査線が前記感光体に対して斜行している場合、折り返しミラーの傾きを調整することにより、前記走査線の斜行を相殺することができ、静電印刷機器への応用において、高品質な画像を得ることができる。
従来例を、図2〜図4を用いてより詳しく説明する。
従来例では、ベース部材1に設けられた2本の支柱2の上に折り返しミラー3が配され、前記折り返しミラー3の反射面の両端部付近は支持部材である板バネ4で支持されている。前記板バネ4の前記折り返しミラー3に接する部分には、球面受け部5が設けられている。前記板バネ4の前記折り返しミラー3の反射面側の端部は、前記折り返しミラー3の抜け止めの為、前記折り返しミラー3の上方へ曲げられている。さらに、前記板バネ4は、前記折り返しミラー3の下部を通り、前記折り返しミラー3の背面にまわり、前記折り返しミラー3より上方の位置で前記ベース部材1にネジ固定されている。
前記ベース部材1の前記折り返しミラー3の背面と対向する面には、ネジ穴が3ヶ所設けられており、このうち、図2における向かって左側には前記折り返しミラー3の高さ方向の中心付近に1ヶ所、右側には前記折り返しミラー3の高さ方向の中心線を基準として概略線対称となる位置に2ヶ所が配されている。
前記ベース部材1に設けられた3ヶ所のネジ穴には、調整用ネジ6が前記ベース部材1を貫通して取り付けられ、前記調整用ネジ6の先端は前記折り返しミラー3の背面に接している。3本の前記調整用ネジ6の前記ベース部材1からの突出量をそれぞれ変化させることにより、前記折り返しミラー3の位置、角度、傾きを適宜調整し、感光体上の適切な位置に光ビームが結像するように調整が行われる。
尚、前記板バネ4は、前記ベース部材1に設けられた2本の支柱2と前記調整用ネジ6とに干渉しないように、長穴7が設けられている。図2では図示されていないが、前記長穴7は前記折り返しミラー3の背面にかけて連続している。
しかしながら、この従来例には、次のような問題点がある。この問題点を図4により説明する。前記調整用ネジ6を前記折り返しミラー3側に突出させていくと、前記折り返しミラー3が前記板バネ4を前方へ押し出すが、前記板バネ4は前記折り返しミラー3の上方でベース部材1にネジ固定されている為、ここを支点に前記板バネ4の前記折り返しミラー3の背後の部分が前記ベース部材1から浮きあがり、前記折り返しミラー3の下端に接触してしまい、折り返しミラー3をより下方に傾けることが不可能となってしまう。また、特に図4中の調整用ネジ6のうち、上側の調整用ネジ6を突出させていった場合、前記折り返しミラー3が前記板バネ4の球面受け部5で回転し、前記折り返しミラー3の上端が前記板バネ4と接触してしまい、前記折り返しミラー3をより下方に傾けることが不可能とになってしまう。このため前記折り返しミラー3の調整範囲が限定され、図4中には図示しないレーザ光源部のアライメント、結像レンズ系のレンズ形状やアライメントによっては、感光体上の適切な位置に光ビームが結像するよう調整ができない。
このような問題を解決する手段として、前記板バネ4のバネ定数を下げ、前記板バネ4を撓み易くするという方法がある。しかしながら、バネ定数を下げると前記板バネ4の固有振動数が低下し、静電印刷機器等への応用において、他の回転部品との共振を引き起こし、高品質な画像を得ることができないという問題がある。
本発明は、これらの問題点に着目して、折り返しミラー3と、その固定方法を改良することにより、折り返しミラー3の調整代を拡大し、静電印刷機器等への応用において、感光体上の適切な位置に光ビームが結像するよう調整できる走査光学装置を提供して、静電印刷機器等の高画質化を安定して実現することを目的としている。
上記目的は、折り返しミラーを支持する部材が前記折り返しミラーよりも下側の位置でベース部材に固定することによって達成される。
本発明によれば、折り返しミラーの調整代が拡大され、静電印刷機器等への応用において、感光体上の適切な位置に光ビームが結像するための調整裕度が増大し、高画質を有する静電印刷機器等を安定して実現できる。
以下に、本発明の実施例を図1を用いて説明する。
図1に示す実施例では、図3に示す従来例に対し、以下の点を変更した。板バネ4のベース部材1側の端部を折り返しミラー3の下端より突出しない位置とし、なおかつ、前記板バネ4の前記ベース部材1への固定位置を、前記折り返しミラー3よりも下方とした。
これにより、前記調整用ネジの6前記折り返しミラー3側への突出に伴い、前記折り返しミラー3が前記板バネ4を前方へ押し出しても、前記板バネ4は前記折り返しミラー3の下方でベース部材1にネジ固定されており、また板バネ4のベース部材1側の端部は前記折り返しミラー3の下端より突出していない為、前記板バネ4と前記折り返しミラー3との接触を回避できる。このため、前記折り返しミラー3を図3に示した従来例よりも下方に傾けることが可能である。
さらに、前記板バネ4の前記折り返しミラー3反射面側端部を前記板バネ4の球面受け部5の近傍とした。これにより、調整用ネジ6のうち、上側の調整用ネジ6を突出させていった場合、前記折り返しミラー3が前記板バネ4の球面受け部5で回転するが、前記板バネ4の端部は前記折り返しミラー3より下方にある為、前記折り返しミラー3の上端と前記板バネ4との接触を回避でき、前記折り返しミラー3を図3に示した従来例よりも下方に傾けることが可能である。
以上説明したのように、本発明によれば、折り返しミラーの調整代が拡大され、静電印刷機器等への応用において、感光体上の適切な位置に光ビームが結像するための調整裕度が増大し、高画質を有する静電印刷機器等を安定して実現できる。
本発明は、レーザビームプリンタ、複写機などの静電印刷機器の書き込みユニットとして装備される走査光学装置において、特に折り返しミラーを用いて感光体上の走査位置決めを行う場合、折り返しミラーの調整代の拡大を図った走査光学装置に関して利用できる。
1 ベース部材
2 支柱
3 折り返しミラー
4 板バネ
5 板バネの球面受け部
6 調整用ネジ
7 長穴
2 支柱
3 折り返しミラー
4 板バネ
5 板バネの球面受け部
6 調整用ネジ
7 長穴
Claims (4)
- 光ビームを回転多面鏡で走査し、感光体上に光書きこみを行う走査光学装置にあって、光ビームを前記感光体に照射するための折り返しミラーを有し、前記折り返しミラーを支持する部材が、前記折り返しミラーの反射面を支持すると共に、前記折り返しミラーの反射面と反対側の面近傍でベース部材に固定されている走査光学装置において、前記折り返しミラーを支持する部材が前記折り返しミラーよりも下側の位置で前記ベース部材に固定されていることを特徴とする走査光学装置。
- 前記折り返しミラーを支持する部材の前記折り返しミラーの反射面側の上端が、前記折り返しミラーの反射面側の上端よりも下側に位置していることを特徴とする請求項1記載の走査光学装置。
- 前記折り返しミラーを支持する部材の前記折り返しミラーの受け部が、前記折り返しミラー側に突出していることを特徴とする請求項1または2記載の走査光学装置。
- 前記折り返しミラーが弾性を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の走査光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005200414A JP2007017776A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | 走査光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005200414A JP2007017776A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | 走査光学装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007017776A true JP2007017776A (ja) | 2007-01-25 |
Family
ID=37754992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005200414A Pending JP2007017776A (ja) | 2005-07-08 | 2005-07-08 | 走査光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007017776A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010066609A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Kyocera Mita Corp | スキュー調整機構、光走査ユニット、および画像形成装置 |
-
2005
- 2005-07-08 JP JP2005200414A patent/JP2007017776A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010066609A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Kyocera Mita Corp | スキュー調整機構、光走査ユニット、および画像形成装置 |
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