JP2007017577A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 この発明は、バックライトや光源ランプの光量の経年変化や温度変化によるフリッカの発生を抑制することができる液晶表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 アクティブマトリクス型のLCDパネルを備えた液晶表示装置において、LCDパネル周辺の温度を検出する温度検出器、および温度検出器の検出温度に基づいて、LCDパネルの共通電極に印加するコモン電圧を制御するコモン電圧制御手段を備えている。コモン電圧制御手段としては、温度検出器の検出温度が高いほど、コモン電圧が高くなるようにコモン電圧を制御するものが用いられる。
【選択図】 図1
【解決手段】 アクティブマトリクス型のLCDパネルを備えた液晶表示装置において、LCDパネル周辺の温度を検出する温度検出器、および温度検出器の検出温度に基づいて、LCDパネルの共通電極に印加するコモン電圧を制御するコモン電圧制御手段を備えている。コモン電圧制御手段としては、温度検出器の検出温度が高いほど、コモン電圧が高くなるようにコモン電圧を制御するものが用いられる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、液晶プロジェクタ等の液晶表示装置に関する。
液晶プロジェクタに用いられるLCDパネルとしては、通常、アクティブマトリクス型のLCDパネルが用いられている。アクティブマトリクス型のLCDパネルでは、その表示領域に、能動素子である薄膜トランジスタ(TFT: Thin Film Transistor) 等のスイッチング素子を介して画素データを書き込む画素回路がマトリクス状に配列されている。この能動素子として、電圧保持型の能動素子を使用している場合、そのオフ時の暗電流と、付加されている保持容量とにより、保持特性が左右されることが一般に知られている。特に、LCDパネルに強い光が入射される液晶プロジェクタでは、能動素子のオフ時の保持特性が光、熱のエネルギーにより悪化し、リーク電流が発生することが一般に知られている。
ところで、液晶パネルには、共通電極が設けられている。例えば、TFT方式の液晶パネルでは、2枚のガラス基板の間に液晶が封入された構造となっている。一方のガラス基板上には信号線と走査線がマトリックス状に配置され、それらの交点にTFTと透明な画素電極が接続されている。他方のガラス基板上には共通電極とカラーフィルタが配置されている。
液晶パネルの共通電極に印加する電圧(コモン電圧)VCOMの直流レベル( DCレベル) は、液晶に直流電圧がかからないように、またフリッカ発生をできるだけ抑制するように、製造工程において一様に決められている。
しかしながら、上述したリーク電流は表示パネルに入射される光の量にも依存するため、出荷初期においてはフリッカが抑制された状態となるようにコモン電圧VCOMのDCレベルが設定されていたとしても、経年変化によりバックライトや光源ランプの光量が減少したり、温度が変化したりすることにより、リーク電流も変化し、設定されているコモン電圧VCOMのDCレベルが最適値とならなくなり、液晶に直流電圧が印加され、液晶自体が劣化してしまうことがある。
従来においては、コモン電圧VCOMは所定の設定値に保持されている。このため、画質の劣化がひどくなった場合、人為的にコモン電圧VCOMの設定値を変更する必要があった。
この発明は、バックライトや光源ランプの光量の経年変化や温度変化によるフリッカの発生を抑制することができる液晶表示装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、アクティブマトリクス型のLCDパネルを備えた液晶表示装置において、LCDパネル周辺の温度を検出する温度検出器、および温度検出器の検出温度に基づいて、LCDパネルの共通電極に印加するコモン電圧を制御するコモン電圧制御手段を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、コモン電圧制御手段は、温度検出器の検出温度が高いほど、コモン電圧が高くなるようにコモン電圧を制御するものであることを特徴とする。
請求項1、2に記載の発明によれば、バックライトや光源ランプの光量の経年変化や温度変化によるフリッカの発生を抑制することができるようになる。
以下、図面を参照して、この発明を液晶プロジェクタに適用した場合の実施例について説明する。
〔1〕液晶プロジェクタの構成についての説明
図1は、液晶プロジェクタの構成を示している。
入力されたアナログのRGB信号はデジタル信号処理回路1に送られる。デジタル信号処理回路1では、図示しないA/DコンバータによってアナログのRGB信号をデジタルのRGB信号に変換した後、周波数変換等の信号処理を行う。
デジタル信号処理回路1によって信号処理が行なわれたRGB信号は、それぞれ対応する液晶ドライバ2、3、4に送られる。液晶ドライバ2、3、4は、サンプル&ホールド回路を内蔵しており、タイミングジェネレータ(TG)5によって生成されたタイミングパルスに基づいて、液晶パネル駆動用に1フィールド期間毎に交流反転した映像信号を生成する。
また、液晶ドライバ2、3、4は、タイミングジェネレータ(TG)5によって生成されたタイミングパルスに基づいて、水平、垂直の書き込み転送を制御しながら、映像信号を対応する液晶パネル6、7、8に書き込む。液晶パネル6、7、8としては、アクティブマトリクス型のLCDパネルが用いられている。
VCOM制御回路(コモン電圧制御手段)9は、液晶パネル6、7、8の周辺に配置された温度センサ10に基づいて、液晶パネル6、7、8の共通電極に印加するコモン電圧VCOMを制御する。温度センサ10としては、サーミスタ等の半導体温度センサが用いられている。温度センサ10は、液晶パネル6、7、8の温度変化を正確に検出できるように、プリズムブロック(図示略)の周辺に配置されている。
最適なコモン電圧について説明する。図2において実線Vpは画素電極電位を示している。コモン電圧(共通電極電位)VCOMを図2に示すように設定すると、液晶に印加される電圧は、斜線部で示される領域となる。VCOMは、液晶に印加される電圧が正負対称な波形となるように設定される。つまり、VCOMは、液晶に印加される電圧に直流成分が含まれないように、図2において、1フレーム内の一方のフィールドに対応する斜線部と他方のフィールドに対応する斜線部の面積がほぼ等しくなるように設定される。
しかしながら、液晶パネルの周辺温度が高くなると、画素トランジスタのリーク特性が変化した場合、画素電極電位Vpは破線に示すように変化する。そうすると、液晶に印加される電圧が正負対称な波形とならなくなる。つまり、1フレーム内の一方のフィールドに対応する斜線部と他方のフィールドに対応する斜線部の面積が等しくならなくなる。この場合、液晶に印加される電圧を正負対称な波形とするためには、コモン電圧をVCOMより大きなVCOM_1に設定する必要がある。
最適なコモン電圧とコモン電圧の初期値VOとの差をコモン電圧変化量とすると、液晶パネルの周辺温度とコモン電圧変化量との関係は、図3に示すような関係となる。つまり、コモン電圧を最適な値にするためには、液晶パネルの周辺温度が高くなるほど、コモン電圧変化量を大きくする必要がある。
この実施例では、パネルの周辺温度を、40°C以下の第1範囲、40°Cより大きくかつ43°C以下の第2範囲、43°Cより大きくかつ46°C以下の第3範囲および46°Cより大きな第4範囲の4段階に分類し、パネルの周辺温度が第1範囲にある場合にはコモン電圧が初期値VO〔V〕となるように、第2範囲にある場合にはコモン電圧が(VO+0.2)〔V〕となるように、第3範囲にある場合にはコモン電圧が(VO+0.4)〔V〕となるように、第4範囲にある場合にはコモン電圧が(VO+0.6)〔V〕となるように、コモン電圧を自動制御している。
図4は、VCOM制御回路9によるコモン電圧制御処理手順を示している。
まず、コモン電圧VCOMを初期値VO〔V〕に設定する(ステップS1)。温度センサ10の検出温度を取り込む(ステップS2)。取り込んだ検出温度が、40°C以下であるか否かを判別する(ステップS3)。検出温度が40°C以下である場合には、コモン電圧VCOMを初期値VO〔V〕に制御した後(ステップS4)、ステップS2に戻る。
上記ステップS3において、検出温度が40°Cを越えていると判別した場合には、検出温度が43°C以下であるか否かを判別する(ステップS5)。検出温度が43°C以下である場合には、コモン電圧VCOMを初期値VOに0.2Vを加算した値{(VO+0.2)〔V〕}に制御した後(ステップS6)、ステップS2に戻る。
上記ステップS5において、検出温度が43°Cを越えていると判別した場合には、検出温度が46°C以下であるか否かを判別する(ステップS7)。検出温度が46°C以下である場合には、コモン電圧VCOMを初期値VOに0.4Vを加算した値{(VO+0.4)〔V〕}に制御した後(ステップS8)、ステップS2に戻る。
上記ステップS7において、検出温度が46°Cを越えていると判別した場合には、コモン電圧VCOMを初期値VOに0.6Vを加算した値{(VO+0.6)〔V〕}に制御した後(ステップS9)、ステップS2に戻る。
上記実施例では、パネルの周辺温度を、4段階に分類しているが、より細かく分類してもよい。また、パネルの周辺温度とコモン電圧との関係を示すテーブルを記憶しておき、温度センサ10の検出温度とこのテーブルとから、検出温度に適したコモン電圧を決定するようにしてもよい。
1 デジタル信号処理回路
2、3、4 液晶ドライバ
5 タイミングジェネレータ(TG)
6、7、8 LCDパネル
9 VCOM制御回路
10 温度センサ
2、3、4 液晶ドライバ
5 タイミングジェネレータ(TG)
6、7、8 LCDパネル
9 VCOM制御回路
10 温度センサ
Claims (2)
- アクティブマトリクス型のLCDパネルを備えた液晶表示装置において、
LCDパネル周辺の温度を検出する温度検出器、および
温度検出器の検出温度に基づいて、LCDパネルの共通電極に印加するコモン電圧を制御するコモン電圧制御手段、
を備えていることを特徴とする液晶表示装置。 - コモン電圧制御手段は、温度検出器の検出温度が高いほど、コモン電圧が高くなるようにコモン電圧を制御するものであることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005197305A JP2007017577A (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005197305A JP2007017577A (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007017577A true JP2007017577A (ja) | 2007-01-25 |
Family
ID=37754822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005197305A Pending JP2007017577A (ja) | 2005-07-06 | 2005-07-06 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007017577A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI410935B (zh) * | 2008-04-18 | 2013-10-01 | Innolux Corp | 液晶顯示器及其驅動方法 |
TWI416483B (zh) * | 2009-03-12 | 2013-11-21 | Wintek Corp | 液晶顯示器的溫度補償方法與驅動方法 |
-
2005
- 2005-07-06 JP JP2005197305A patent/JP2007017577A/ja active Pending
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TWI410935B (zh) * | 2008-04-18 | 2013-10-01 | Innolux Corp | 液晶顯示器及其驅動方法 |
TWI416483B (zh) * | 2009-03-12 | 2013-11-21 | Wintek Corp | 液晶顯示器的溫度補償方法與驅動方法 |
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