JP2007016857A - 自動変速機用オイルのウオームアップシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジン冷却水を強制的に暖めることで、所望の暖房性能を短時間で確保できる自動変速機用オイルのウオームアップシステムを提供する。
【解決手段】 エンジン1からのエンジン冷却水が、第1分岐部2を介してラジエータ3、サーモスタット4を経てエンジン1に再び流れ込むことが可能なる第1流路5と、エンジン冷却水が第1分岐部2から直接サーモスタット4に流れることが可能なる第2流路6と、エンジン冷却水が第1分岐部2から直接ヒータコア7を経て第2分岐部8で第1流路5に流れ込むことが可能なる第3流路9と、該第3流路9のヒータコア7の上流側の第3分岐部10で分岐して水冷式オイルクーラ11を介して再び第3流路9に結合してなる第4流路13とを少なくとも備え、水冷式オイルクーラ11には、電気加温可能な電気発熱体14を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動変速機用オイルのウオームアップシステムに関する。
従来の自動変速機用オイルのウオームアップシステムとしては、エンジンからのエンジン冷却水が、第1分岐部を介してラジエータ、サーモスタットを経てエンジンに再び流れ込むことが可能なる第1流路と、前記エンジン冷却水が第1分岐部から直接サーモスタットに流れることが可能なる第2流路と、前記エンジン冷却水が第1分岐部から直接ヒータコアを経て第2分岐部で前記第1流路に流れ込むことが可能なる第3流路と、該第3流路の前記ヒータコアの上流側の第3分岐部で分岐して水冷式オイルクーラを介して再び第3流路に結合してなる第4流路とを少なくとも備えてなるものがある(例えば、特許文献1。)。
かかる自動変速機用オイルのウオームアップシステムによれば、エンジン始動直後は、エンジンからのエンジン冷却水が外気温にほぼ等しい為、サーモスタットは閉じられているので、ラジエータには該エンジン冷却水は流れず、第3、第4流路を介してヒータコア及び水冷オイルクーラに流れ、自動変速機のオイルは暖められることになる。
実開平6−030671号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、燃費向上技術の向上がエンジン発熱量を下げているので、ヒータコアへ流入するエンジン冷却水の流量が低下し、所望の暖房性能を確保するまで多大な時間を必要とする傾向がある。所望の暖房性能を確保する時間を短くするためには、アイドル時のエンジン回転数を従来より上げることが考えられるが、エンジン回転数を上げると、アイドル運転時の燃費悪化を招き、エンジン稼動に伴う騒音が高まるという新たなる課題が生じてしまうおそれがある。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、エンジン冷却水を強制的に暖めることで、所望の暖房性能を短時間で確保できる自動変速機用オイルのウオームアップシステムを提供するものである。
請求項1に記載の発明は、エンジンからのエンジン冷却水が、第1分岐部を介してラジエータ、サーモスタットを経てエンジンに再び流れ込むことが可能なる第1流路と、前記エンジン冷却水が第1分岐部から直接サーモスタットに流れることが可能なる第2流路と、前記エンジン冷却水が第1分岐部から直接ヒータコアを経て第2分岐部で前記第1流路に流れ込むことが可能なる第3流路と、該第3流路の前記ヒータコアの上流側の第3分岐部で分岐して水冷式オイルクーラを介して再び第3流路に結合してなる第4流路とを少なくとも備えた自動変速機用オイルのウオームアップシステムであって、前記水冷式オイルクーラには、電気加温可能な電気発熱体を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動変速機用オイルのウオームアップシステムであって、前記第3流路の前記第3分岐部の上流側に、第1電磁弁を設けてなり、前記第3流路の前記第2分岐部の上流側に、第2電磁弁を設けてなり、該第1,第2電磁弁間の第3、第4流路間で閉サイクル化が可能なることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の自動変速機用オイルのウオームアップシステムであって、前記第4流路に、電動ウオータポンプを介在したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の自動変速機用オイルのウオームアップシステムであって、前記第4流路の前記水冷式オイルクーラの上流側に、第3電磁弁を設けてなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、水冷式オイルクーラには、電気加温可能な電気発熱体を設けたため、水冷式オイルクーラに流入してきたエンジン冷却水は、電気発熱体により水温を上げることが出来、所望の暖房性能に至るまでの時間が短くなり、燃費の向上にもなる。また、同時に自動変速機のオイルの温度も上昇できるので、自動変速機のオイルのフリクションが低下し、エンジンの駆動負荷が軽減し、燃費の向上も図れる。また、アイドル時のエンジン回転数を上げなくて良いので、その分燃費の向上が図れ、エンジン騒音が低下することになる。
請求項2に記載の発明によれば、前記第3流路の前記第3分岐部の上流側に、第1電磁弁を設けてなり、前記第3流路の前記第2分岐部の上流側に、第2電磁弁を設けてなり、該第1,第2電磁弁間の第3、第4流路間で閉サイクル化が可能なるため、流入されたエンジン冷却水は、短時間に水温を上げることが出来、所望の暖房性能に至るまでの時間が短くなり、燃費の向上にもなる。
請求項3に記載の発明によれば、第4流路に、電動ウオータポンプを介在したため、自動変速機のオイルの油温がオーバーヒートに近い状態の時には、第4流路に介在された電動ウオータポンプにより、水冷式オイルクーラに流入するエンジン冷却水の流量を増加することが出来、自動変速機のオイルの冷却性能を向上することが出来る。
請求項4に記載の発明によれば、前記第4流路の前記水冷式オイルクーラの上流側に、第3電磁弁を設けてなるため、ヒータコアへのエンジン冷却水の流量が増え、ヒータコアの暖房能力が向上でき、自動変速機のオイルの温度を短時間に暖めることができる。
エンジン冷却水を強制的に暖めることで、所望の暖房性能を短時間で確保できる自動変速機用オイルのウオームアップシステムを提供する、という目的を、エンジンからのエンジン冷却水が、第1分岐部を介してラジエータ、サーモスタットを経てエンジンに再び流れ込むことが可能なる第1流路と、前記エンジン冷却水が第1分岐部から直接サーモスタットに流れることが可能なる第2流路と、前記エンジン冷却水が第1分岐部から直接ヒータコアを経て第2分岐部で前記第1流路に流れ込むことが可能なる第3流路と、該第3流路の前記ヒータコアの上流側の第3分岐部で分岐して水冷式オイルクーラを介して再び第3流路に結合してなる第4流路とを少なくとも備えた自動変速機用オイルのウオームアップシステムであって、前記水冷式オイルクーラには、電気加温可能な電気発熱体を設けたことで、実現した。
図1に基づいて第1の実施例について説明する。
符号1は、自動車のエンジンであり、該エンジン1には、図示しないエンジン冷却水が流出可能なる第1分岐部2が接続されてなる。該第1分岐部2は、三方弁となっていて、第1流路5と、第2流路6と、第3流路9とがそれぞれ接続されている。
前記第1流路5には、ラジエータ3と、サーモスタット4とが介在されてなり、前記エンジン1に再び流れ込むことが可能なるように配索されている。第2流路6は、前記第1分岐部2と前記サーモスタット4とを連通するように配索されている。前記第3流路9は、前記第1流路5に第2分岐部8で接続され、第1分岐部2側を上流側として、第1電磁弁16、第3分岐部10,ヒータコア7、第4分岐部12,第2電磁弁17が直列に介在されている。第4分岐部12は、4方弁であって、該第4分岐部12にエンジン1に直接連通した第5流路18が接続されている。
符号13は、前記第3流路9の第3分岐部10で分岐して水冷式オイルクーラ11、小型電動ウオータポンプ15を介して再び第4分岐部12を経て第3流路9に結合してなる第4流路である。前記第1電磁弁16と第2電磁弁17との間の前記第3流路9と第4流路13との間で閉サイクル化が可能である。
前記水冷式オイルクーラ11には、電気加温可能な電気発熱体14が内蔵されてなり、自動変速機のオイルが内蔵したオートマチックフルート(Automatic Transmission Fluid)19に該電気発熱体14の温度が伝達される。
従って、エンジン1を始動したウオームアップ時には、図2に示すように、エンジン冷却水が外気温とほぼ同じ状態なので、サーモスタット4が閉じているから、エンジン冷却水はラジエータ3に流れず、第2流路6からサーモスタット4で第1流路5にバイパスされ、再びエンジン1に流れ込む。この際、第1電磁弁16及び第2電磁弁17を閉じ且つ第4分岐部12の第5流路18側を閉じているので、第3流路9内のエンジン冷却水が小型電動ウオータポンプ15により閉サイクルをし、水冷式オイルクーラ11に内蔵した電気発熱体14によりエンジン冷却水が自動変速機のオイルと共に早急に暖められることになる。
そして、エンジン冷却水が十分暖められた通常時には、図3に示すように、エンジン冷却水の水温を検知したサーモスタット4が開いているから、エンジン冷却水は、ラジエータ3を経て、第1流路5を循環して、再びエンジン1に流れ込む。それと共に、第3流路9の第1電磁弁16及び第2電磁弁17が開いているので、第3流路9を流れる高温のエンジン冷却水がヒータコア7を介在することで、所望の温度の暖房が可能となる。この時、水冷式オイルクーラ11に内蔵した電気発熱体14は通電していない状態である。第3分岐部10から第4流路13に分岐したエンジン冷却水は水冷式オイルクーラ11を介して流れ、第4分岐部12を介して第5流路18を経てエンジン1に再び流入する。
自動変速機のオイルがヒート状態に近いことを検知した時には、図4に示すように、小型電動ウオータポンプ15を稼働することで、第4流路13を流れるエンジン冷却水の流量を上げて、水冷式オイルクーラ11に流入するエンジン冷却水の流量を多くして、オートマチックフルート19を冷やし、結果として、自動変速機のオイルの冷却性能を向上することが出来る。
以上により、水冷式オイルクーラ11には、電気加温可能な電気発熱体14を設けたため、水冷式オイルクーラ11に流入してきたエンジン冷却水は、電気発熱体14により水温を上げることが出来、所望の暖房性能に至るまでの時間が短くなり、燃費の向上にもなる。また、同時にオートマチックフルート19内の自動変速機のオイルの温度も上昇できるので、自動変速機のオイルのフリクションが低下し、エンジンの駆動負荷が軽減し、燃費の向上も図れる。また、アイドル時のエンジン回転数を上げなくて良いので、その分燃費の向上が図れ、エンジン騒音が低下することになる。
また、前記第3流路9の前記第3分岐部10の上流側に、第1電磁弁16を設けてなり、前記第3流路9の前記第2分岐部8の上流側に、第2電磁弁17を設けてなり、該第1,第2電磁弁16,17間の第3、第4流路9,13間で閉サイクル化が可能なるため、流入されたエンジン冷却水は、短時間に水温を上げることが出来、所望の暖房性能に至るまでの時間が短くなり、燃費の向上にもなる。
更に、第4流路13に、小型電動ウオータポンプ15を介在したため、自動変速機のオイルの油温がヒート状態に近い時には、第4流路13に介在された小型電動ウオータポンプ15により、水冷式オイルクーラ11に流入するエンジン冷却水の流量を増加することが出来、オートマチックフルート19内の自動変速機のオイルの冷却性能を向上することが出来る。
図5に基づいて第2の実施例について説明する。
この第2の実施例は、第1の実施例に対して、第1,第2電磁弁がない代わりに第3電磁弁を配し、小型電動ウオータポンプ15がなく、第4分岐部がない代わりに第5分岐部が配されてなり、相違点のみを説明する。
符号25は、第3電磁弁で、第3分岐部10と水冷式オイルクーラ11との間の第4流路13に配されている。符号26は、第5分岐部26で、第3流路9と第4流路13との間に接続されている。
従って、第4流路13の前記水冷式オイルクーラ11の上流側に、第3電磁弁25を設けてなるため、ヒータコア7へのエンジン冷却水の流量が増え、ヒータコア7の暖房能力が向上でき、室内の暖房温度を短時間に暖めることができる。
図6及び図7に基づいて第3の実施例について説明する。
この第3の実施例は、第1、第2の実施例に対して、水冷式オイルクーラに内蔵した電気発熱体の具体的な支持の仕方に相違がある。
符号49は、第3の実施例の水冷式オイルクーラで、該水冷式オイルクーラ49は、アルミニュウム製の第1プレート35及び第2プレート37を交互に積層して、これらのプレート35,37間に冷却水通路39及びオイル通路41が交互に形成されてなるコア部33と、該コア部33の上端面に固着されてなると共に冷却水通路39及びオイル通路41に連通する2つの冷却水通路孔43及びオイル通路孔(図示省略)が形成されてなるアルミニュウム製の上プレート47と、前記冷却水通路39に対応して水パイプ挿着孔51,53が形成されてなるアルミニュウム製のカバープレート55とよりなり、前記コア部33の上部にオイルタンク57が形成されている。オイル通路41内には、インナーフィン107が介装されている。
該オイルタンク57内に臨むように、前記カバープレート55に「電気発熱体」である電気加熱プレート32が支持されていて、図7に示すように、カバープレート55に嵌合されたシールパッキン31を介して前記電気加熱プレート32にコネクタ30が電気的に接合している。符号34は、該コネクタ30に接続されてなるハーネスである。
エンジン冷却水をコア部33へ導出入させる2本の水パイプ59,61が、前記カバープレート53の各水パイプ挿入孔51,53を貫通して、上プレート47の冷却水通路孔43にそれぞれ挿着されている。
前記上プレート47と前記カバープレート55の中央には、それぞれ貫通孔63,65が形成されると共に第1,第2プレート35,37に設けたオイル通路孔の一方は、前記上プレート47に形成されたオイル通路孔に連通し、第1,第2プレート35,37に設けたオイル通路孔の他方は、前記上プレート47に閉塞されている。
前記コア部33の下部には、アルミニュウム製の下プレート69と補強プレート71が上から下に順次配設されており、各プレート69,71の中央には、貫通孔73,75が、前記貫通孔63,65と同軸上に形成されている。
これらの貫通孔73,75の側方には、第2プレート37に設けたオイル通路孔の一方に開口するオイル流入孔(図示省略)が形成されており、前記オイル通路孔の他方は、下プレート69で閉塞され、第2プレート37に設けた2つの冷却水通路孔79も当該下プレート69によって閉塞されている。
更に又、前記貫通孔63,65,73,75には、アルミニュウム製のカラー85が挿通されている。該カラー85のオイルタンク57に位置する周壁には、オイルタンク57に連通する複数のオイル通過孔87が形成されてなる。該オイル通過孔87に連通した複数のオイル通過孔(図示省略)が形成された中空のスタッドボルト89が前記カラー85に挿着している。
符号93は、補強プレートで、両水パイプ59,61間に配置され、該補強プレート93の上にはOリング95を介したシート97が配置されている。補強プレート93とシート97の各中央には、前記カラー85を挿通させる貫通孔98が設けられており、該貫通孔98から突出するカラー85内にスタッドボルト89を挿通してオイルクーラ49を固定する際に、スタッドボルト89の締め付けによるカバープレート55の変形を防止している。
前記第1プレート35の外周縁及び貫通孔縁には、筒状部99,101が一体に形成されてなり、前記第2プレート37の外周縁及び貫通孔縁には、第1プレート35側に突出する突出部103,105がそれぞれ一体に形成されている。
従って、電気加熱プレート32に通電して加熱すると、オイルタンク57中の自動変速機のオイルが加熱されて早急に暖まると共に両水パイプ59,61中を循環するエンジン冷却水Wも早急に温められることになる。
図8及び図9に基づいて第4の実施例について説明する。
この第4の実施例は、第3の実施例に対して、電気発熱体の支持位置に相違がある。図6及び図7との相違点にのみを説明する。
符号149は、第4の実施例の水冷式オイルクーラで、該水冷式オイルクーラ149は、アルミニュウム製の第1プレート35及び第2プレート37を交互に積層して、これらのプレート35,37間に冷却水通路39及びオイル通路41が交互に形成されてなるコア部33と、前記上プレート47と、前記カバープレート55とよりなり、前記コア部33の上部にオイルタンク57が形成されている。オイル通路41内には、インナーフィン107が介装されている。
前記コア部33の第1プレート35と第2プレート37との間には、「電気発熱体」である電気加熱プレート40が支持されていて、図9に示すように、両プレート35,37間に嵌合されたシールパッキン42を介して前記電気加熱プレート40にコネクタ44が電気的に接合している。符号46は、該コネクタ44に接続されてなるハーネスである。
従って、電気加熱プレート40に通電して加熱すると、コア部33のエンジン冷却水Wが早急に暖まると共に該コア部33に隣接したオイルタンク57中の自動変速機のオイルも加熱されて、早急に温められることになる。
本発明の第1の実施例に係る自動変速機用オイルのウオームアップシステムのシステム回路を示す概略図。 図1のウオームアップ時のシステム回路を示す概略図。 図1の通常時のシステム回路を示す概略図。 図1の自動変速機のオイルがヒート状態に近いときのシステム回路を示す概略図。 本発明の第2の実施例に係るシステム回路を示す概略図。。 本発明の第3の実施例に係る自動変速機用オイルのウオームアップシステムの水冷式オイルクーラの断面図。 図6の要部拡大説明断面図。 本発明の第4の実施例に係る自動変速機用オイルのウオームアップシステムの水冷式オイルクーラの断面図。 図8の要部拡大説明断面図。
符号の説明
1 エンジン
2 第1分岐部
3 ラジエータ
4 サーモスタット
5 第1流路
6 第2流路
7 ヒータコア
8 第2分岐部
9 第3流路
10 第3分岐部
11、49,149 水冷式オイルクーラ
12 第4分岐部
13 第4流路
14,32,40 電気発熱体
15 電動ウオータポンプ
16 第1膨張弁
17 第2電磁弁

Claims (4)

  1. エンジン(1)からのエンジン冷却水が、第1分岐部(2)を介してラジエータ(3)、サーモスタット(4)を経てエンジン(1)に再び流れ込むことが可能なる第1流路(5)と、前記エンジン冷却水が第1分岐部(2)から直接サーモスタット(4)に流れることが可能なる第2流路(6)と、前記エンジン冷却水が第1分岐部(2)から直接ヒータコア(7)を経て第2分岐部(8)で前記第1流路(5)に流れ込むことが可能なる第3流路(9)と、該第3流路(9)の前記ヒータコア(7)の上流側の第3分岐部(10)で分岐して水冷式オイルクーラ(11)を介して再び第3流路(9)に結合してなる第4流路(13)とを少なくとも備えた自動変速機用オイルのウオームアップシステムであって、
    前記水冷式オイルクーラ(11)には、電気加温可能な電気発熱体(14)を設けたことを特徴とする自動変速機用オイルのウオームアップシステム。
  2. 請求項1に記載の自動変速機用オイルのウオームアップシステムであって、
    前記第3流路(9)の前記第3分岐部(10)の上流側に、第1電磁弁(16)を設けてなり、
    前記第3流路(9)の前記第2分岐部(8)の上流側に、第2電磁弁(17)を設けてなり、
    該第1,第2電磁弁(16,17)間の第3、第4流路(9、13)間で閉サイクル化が可能なることを特徴とする自動変速機用オイルのウオームアップシステム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動変速機用オイルのウオームアップシステムであって、
    前記第4流路(13)に、電動ウオータポンプ(15)を介在したことを特徴とする自動変速機用オイルのウオームアップシステム。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の自動変速機用オイルのウオームアップシステムであって、
    前記第4流路(13)の前記水冷式オイルクーラ(11)の上流側に、第3電磁弁(25)を設けてなることを特徴とする自動変速機用オイルのウオームアップシステム。
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