JP2007016531A - 埋め戻し土の流動化抑制方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】地震時における埋め戻し土の流動化抑制技術である
【解決手段】地下水、雨水の滞留する可能性のある地盤を掘削し、埋め戻した埋め戻し土において、埋め戻し土内に定められた間隔に透水性シートで覆われた多孔性の配管を配列し、その配管中に砕石を重点する。掘削した更地に配管を立て、その中に砕石を充填し、埋め戻すので、重機などを使用して圧力を掛け配管を地中に圧入するする必要がない。
その上端が地表面近傍にまで伸ばした地震時における埋め戻し土の流動化抑制方法である。
【選択図】図1
【解決手段】地下水、雨水の滞留する可能性のある地盤を掘削し、埋め戻した埋め戻し土において、埋め戻し土内に定められた間隔に透水性シートで覆われた多孔性の配管を配列し、その配管中に砕石を重点する。掘削した更地に配管を立て、その中に砕石を充填し、埋め戻すので、重機などを使用して圧力を掛け配管を地中に圧入するする必要がない。
その上端が地表面近傍にまで伸ばした地震時における埋め戻し土の流動化抑制方法である。
【選択図】図1
Description
本発明は、埋め戻し土の地震時における流動化抑制技術に属する。
液状化の発生を防止するため従来使用されている代表的な大規模地盤改良技術としては、地震時における砂層内の間隙水圧の上昇を押さえる排水工法として有効な砕石ドレーン工法と、振動締め固めによって密度の増大をはかるサンドコンパックションパイル工法とが挙げられる。
いずれの工法も鋼管ケーシングを地盤中に貫入させ、所定の深さに達したところでケーシング内に砕石あるいは砂を充填させ、ケーシングを引き抜き地盤中に砕石あるいは砂の柱を形成させ前者は透水性の高い砕石パイルにより地震時に発生する過剰間隙水圧の上昇を抑制するものであり、後者はケーシング径より太い砂杭を振動および加圧で形成し、周辺地盤を締め固め、地盤全体の密度を増大させることで液状化対策とするものである。
あるいは流動化を防止する範囲を遮水体で隔離し、間隙水の流入防止を図り、遮水体に傾斜を設け、傾斜に沿って地震時の流動土圧を上方の地表面に向けて受け流すようにしている。
これら工法の応用例が特開平10-298971あるいは特開平05-140955に開示されている。
いずれの工法も鋼管ケーシングを地盤中に貫入させ、所定の深さに達したところでケーシング内に砕石あるいは砂を充填させ、ケーシングを引き抜き地盤中に砕石あるいは砂の柱を形成させ前者は透水性の高い砕石パイルにより地震時に発生する過剰間隙水圧の上昇を抑制するものであり、後者はケーシング径より太い砂杭を振動および加圧で形成し、周辺地盤を締め固め、地盤全体の密度を増大させることで液状化対策とするものである。
あるいは流動化を防止する範囲を遮水体で隔離し、間隙水の流入防止を図り、遮水体に傾斜を設け、傾斜に沿って地震時の流動土圧を上方の地表面に向けて受け流すようにしている。
これら工法の応用例が特開平10-298971あるいは特開平05-140955に開示されている。
埋め戻し土など小規模な地域における地盤改良による流動化防止技術は存在しない。
本発明は、地震時における埋め戻し土の流動化防止技術である。
本発明は、地下水、雨水の滞留する可能性のある地盤を掘削し、埋め戻した埋め戻し土において、埋め戻し土内に定められた間隔に透水性シートで覆われた砕石を充填した多孔性の配管を配列し、その上端が地表面近傍にまで伸ばした地震時における埋め戻し土の流動化抑制方法である。多孔性の配管中に砕石を充填し間隙水の水圧を逃がすものである。
埋め戻し土内に透水性シートで内部に砂泥が進入しないよう被覆した多孔性の配管に砕石を充填させ並べたため、埋め戻し土中の間隙水の圧力の増加を逃がすことができるため流動化を抑制できる。
以下本発明を図により詳細に説明する。
図1は本発明の概念図である。
図は地下に雨水流出抑制用の一時貯留槽を設けその周囲および上面を埋め戻し土により被覆した物を模式的にあらわしている。この時、一時貯留槽を埋設する地盤は透水性に問題があり大量の降水時などには雨水が埋め戻し土を介して浸透し、槽の基盤上に滞留する可能性が高いことを想定している。
図1は本発明の概念図である。
図は地下に雨水流出抑制用の一時貯留槽を設けその周囲および上面を埋め戻し土により被覆した物を模式的にあらわしている。この時、一時貯留槽を埋設する地盤は透水性に問題があり大量の降水時などには雨水が埋め戻し土を介して浸透し、槽の基盤上に滞留する可能性が高いことを想定している。
図に示すのは、多孔管に多孔管内に土砂が入らないよう透水性シートを被覆し、埋め戻し土内に垂直に配列したものである。多孔管の中には砕石を充填する。多孔管の先端は地表面あるいはその近傍にまで達している必要がある。
多孔管内に砕石が充填されているので、多孔管内の間隙水は地震時においても開放状態あるいはそれに近い状態にある。そのため多孔管内の水の水圧が高くなれば、砕石中の間隙水が噴出するため地中の間隙水はその圧の上昇が抑えられ、流動化現象が抑制される。
多孔管は一般に市販されている浸透管が使用可能である。
埋め戻し土中に配列するため従来の砕石ドレーン工法やサンドコンパックションパイル工法のように管を土中に打ち込む必要がなく、立てたパイプの周囲に埋め戻し土を充填していくため極めて簡単に施工できる。埋め戻し土に限らず、埋立地でもよい。
埋め戻し土中に配列するため従来の砕石ドレーン工法やサンドコンパックションパイル工法のように管を土中に打ち込む必要がなく、立てたパイプの周囲に埋め戻し土を充填していくため極めて簡単に施工できる。埋め戻し土に限らず、埋立地でもよい。
多孔管は半割り状態のU字型あるいは半円型、半割り卵型の状態のもので組み合わせて円柱状態となるものであってもよい。
1 埋め戻し土
2 地盤
3 透水性シート
4 多孔管
5 砕石
6 槽
2 地盤
3 透水性シート
4 多孔管
5 砕石
6 槽
Claims (1)
- 地下水、雨水の滞留する可能性のある地盤を掘削し、埋め戻した埋め戻し土において、埋め戻し土内に定められた間隔に透水性シートで覆われた多孔性の配管を配列し、その内部に砕石を充填したことを特徴とする地震時における埋め戻し土の流動化抑制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005201061A JP2007016531A (ja) | 2005-07-11 | 2005-07-11 | 埋め戻し土の流動化抑制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005201061A JP2007016531A (ja) | 2005-07-11 | 2005-07-11 | 埋め戻し土の流動化抑制方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007016531A true JP2007016531A (ja) | 2007-01-25 |
Family
ID=37753925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005201061A Pending JP2007016531A (ja) | 2005-07-11 | 2005-07-11 | 埋め戻し土の流動化抑制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007016531A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015206248A (ja) * | 2014-04-23 | 2015-11-19 | 日本電信電話株式会社 | 電柱付近の改良地盤構造及び地盤改良工法 |
-
2005
- 2005-07-11 JP JP2005201061A patent/JP2007016531A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015206248A (ja) * | 2014-04-23 | 2015-11-19 | 日本電信電話株式会社 | 電柱付近の改良地盤構造及び地盤改良工法 |
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