JP2007015867A - 消色性に優れたガラスの製造方法 - Google Patents

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芳久 小林
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Abstract

【課題】消色されて鮮やかな色調を有するガラスを、特定の生産ラインだけで安価に製造することができる消色性に優れたガラスの製造方法を提供する。
【解決手段】溶解炉においてセレンまたはコバルトにより消色したガラスをカラーフィーダーへ導き、次いでカラーフィーダーに酸化エルビウムを含有したフリットを添加して鮮やかな色調のガラスとする。また、前記酸化エルビウムの含有量が5〜25重量%であるフリットを、カラーフィーダー中に0.05〜0.5重量%の範囲で添加する。更に、酸化エルビウムの消色作用によって、波長が379nmの透過率を2〜10%、524nmの透過率を2〜10%、654nmの透過率を0.1〜5%下げることにより鮮やかな色調のガラスとすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、消色されて鮮やかな色調を有するガラスを、特定の生産ラインだけで安価に製造することができる消色性に優れたガラスの製造方法に関するものである。
高級なガラス食器等を生産する場合は、ガラス素地として高い透明性や鮮やかな色調が要求されているため、従来からガラス原料中にセレンやコバルト等の消色剤を混ぜて生産しているのが普通である。また、特許文献1に示されるように、セレンやコバルト等以外の消色剤として、酸化エルビウム(Er)を用いることも知られている。この酸化エルビウムは、セレンやコバルトに比べると消色作用に優れており、ガラスの色をより鮮やかにすることができるものである。
しかしながら、酸化エルビウムはセレンやコバルトに比べて非常に高価であり、酸化エルビウムを用いた溶解炉でのガラスの生産は生産コストが高くなるという問題点があった。また、溶解炉全体が同一のガラス素地となるため、必然的に全てのラインで高級なガラス食器等の生産を行うこととなり、生産調整がしにくいという問題点もあった。
特開2001−322829号公報
本発明は上記のような問題点を解決して、消色されて鮮やかな色調を有するガラスを、特定の生産ラインだけで安価に製造することができる消色性に優れたガラスの製造方法を提供することを目的として完成されたものである。
上記課題を解決するためになされた本発明の消色性に優れたガラスの製造方法は、溶解炉においてセレンまたはコバルトにより消色したガラスをカラーフィーダーへ導き、次いでカラーフィーダーに酸化エルビウムを含有したフリットを添加して鮮やかな色調のガラスとすることを特徴とするものである。
また、前記酸化エルビウムの含有量が5〜25重量%であるフリットを、カラーフィーダー中に0.05〜0.5重量%の範囲で添加することが好ましく、更に、酸化エルビウムの消色作用によって、波長が379nmの透過率を2〜10%、524nmの透過率を2〜10%、654nmの透過率を0.1〜5%下げることにより鮮やかな色調のガラスとすることが好ましい。
本発明の消色性に優れたガラスの製造方法では、溶解炉においてセレンまたはコバルトにより消色したガラスを作成しておき、この消色したガラスをカラーフィーダーにおいて酸化エルビウムを含有したフリットを添加して更に消色するので、少量の酸化エルビウムの添加で鮮やかな色調のガラスを得ることができ、また特定のラインのみでの生産が可能となる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を示す。
本発明では、先ず溶解炉においてセレンまたはコバルトにより消色したガラスを生産する。これにより、溶解炉ではセレンまたはコバルトにより消色されたガラスが生産される。ベースとなるガラスとしては、ソーダライムガラス等の一般的な透明フリントガラスに使用することができる。また、セレンまたはコバルトの添加量も一般的な範囲で行う。
次に、このようにセレンまたはコバルトにより既に消色したガラスを特定のカラーフィーダーへ導く。そして、カラーフィーダーに酸化エルビウム(Er)を含有したフリットを添加することにより、既に消色したガラスを更に酸化エルビウムにより消色して、鮮やかな色調のガラスとする。
この場合、酸化エルビウムの添加量は既に消色したガラスに対して添加することと、特定のカラーフィーダーで行うことの2点から、溶解炉で添加するのに比べて極めて少量ですむこととなる。また、酸化エルビウムの添加により酸化還元状態が安定するので、前記セレンも安定して発色することとなり、より鮮やかな色調のガラスが得られることとなる。
具体的には、フリット中における酸化エルビウムの含有量が5〜25重量%(より好ましくは、10〜20重量%)であるフリットを、カラーフィーダー中に0.05〜0.5重量%(より好ましくは、0.1〜0.2重量%)の範囲で添加するのが好ましい。
酸化エルビウムの含有量が5重量%未満では、フリットの添加量を多くする必要があり溶融時に泡が発生して不良品を作る場合があり、一方、25重量%より多いとフリットの作成が困難となるので、上記範囲が好ましい。
また、フリットの添加量が0.05重量%未満では、十分な消色効果が得られず鮮やかな色調のガラスが得られず、一方、0.5重量%より多いと着色が強く、無色の透明感が得られないので、上記範囲が好ましい。
なお、本発明者の研究によれば、後述の実施例で示すように、セレンまたはコバルトにより既に消色したガラスを、カラーフィーダーにおいて酸化エルビウム(Er)を含有したフリットを添加することで、酸化エルビウムの強力な消色作用により、波長が379nmの透過率を2〜10%(より好ましくは、3〜5重量%)、524nmの透過率を2〜10%(より好ましくは、3〜5重量%)、654nmの透過率を0.1〜5%(より好ましくは、0.5〜1重量%)下げることができ、鮮やかな色調のガラスが得られることを確認している。
即ち、前記3つの波長近傍の透過率を低減してやれば、見かけ上鮮やかな色調となるのである。
以上の説明からも明らかなように、本発明は溶解炉においてセレンまたはコバルトにより消色したガラスをカラーフィーダーへ導き、次いでカラーフィーダーに酸化エルビウムを含有したフリットを添加することで、鮮やかな色調のガラスを特定の生産ラインで安価に製造することができることとなるのである。
以下に、本発明の実施例につき説明する。
溶解炉においてセレンまたはコバルトにより消色したソーダライムガラスをベースガラスとして、これをカラーフィーダーへ導き、次いでカラーフィーダーに酸化エルビウム(Er)を12.5重量%含有したフリットを0.13重量%の割合で添加して食器用のガラス素地を得た。
フリットの組成は下記のとおりである。
: 22.2 重量%
NaO: 13.2 重量%
Al: 2.8 重量%
SiO: 46.7 重量%
SO: 0.1 重量%以下
O: 0.1 重量%以下
CaO: 2.5 重量%
TiO: 0.05 重量%
Fe: 0.02 重量%
ZnO: 0.02 重量%
ZrO: 0.01 重量%
Er: 12.5 重量%
得られたガラスは十分な消色がされて鮮やかな色調のものであった。このガラスの透過率を測定した結果は図1に示すとおりであり、ベースガラスの透過率と比べると、波長が379nm近傍、524nm近傍、654nm近傍において大きく低下していることが確認できた。
本発明で得られたガラスの透過率を示すグラフである。

Claims (3)

  1. 溶解炉においてセレンまたはコバルトにより消色したガラスをカラーフィーダーへ導き、次いでカラーフィーダーに酸化エルビウムを含有したフリットを添加して鮮やかな色調のガラスとすることを特徴とする消色性に優れたガラスの製造方法。
  2. 酸化エルビウムの含有量が5〜25重量%であるフリットを、カラーフィーダー中に0.05〜0.5重量%の範囲で添加することを特徴とする請求項1に記載の消色性に優れたガラスの製造方法。
  3. 酸化エルビウムの消色作用によって、波長が379nmの透過率を2〜10%、524nmの透過率を2〜10%、654nmの透過率を0.1〜5%下げることにより鮮やかな色調のガラスとすることを特徴とする請求項1または2に記載の消色性に優れたガラスの製造方法。
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