JP2007014103A - 蓄光電線リング - Google Patents

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Takahito Tsushima
隆仁 津島
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Abstract

【課題】 早朝や薄暮でも容易に送電線の存在を確認することが可能で、野鳥の送電線への衝突を防止することのできる蓄光リングを提供する。
【解決手段】 蓄光リング(1)は、2つのプラスチック部材を回転可能に軸支してなる電線把持部(2)と、周囲が暗いときに長時間持続的に発光する蓄・発光部(3)とから形成される。電線把持部(2)は貫通穴(5)を有し、開状態のときに送電線(7)を穴(5)に沿って配置した上、嵌合部(4)を嵌合させることにより、送電線(7)が把持部(2)に挟み込まれて固定される。蓄光リング(1)は送電線(7)に一定間隔で複数取り付ける。これにより、鳥が送電線(7)の位置を認識しやすくなるとともに、保守作業者等が標識として用いることもできる。
【選択図】図2

Description

本発明は蓄光電線リングに係り、より詳細には、発光により送電線の位置の確認を容易にして早朝や薄暮に活動する鳥類の衝突を防止するとともに、電気設備の工事時に補助表示とすることが可能な蓄光電線リングに関する。
送電線に衝突してカモやカラス、ハクチョウなどの野鳥が命を落とすことがある。これを防ぐ手立てとして、送電線に様々な標識を取り付け、送電線の存在を認識させることが考えられる。こうした標識は、人間による送電線下でのクレーン作業や鉄塔上での作業時の補助表示としても利用することが可能である。こうした標識の例としては、特許文献1乃至4に記載の発明を挙げることができる。
特許文献1に記載の標識リングは、標識体を吊り下げて鳥や人間の注意を喚起するものである。また、特許文献2に記載の鳥害等の防止具は、風によって外輪を回転させることにより鳥を驚かせて電線に近づかないようにするものである。さらに、特許文献3に記載の鳥類衝突防止架空送電線は、蛍光発光塗料により着色したスパイラルロッドを巻きつけることで送電線を目立たせ、鳥からも認識されやすくすることができる。さらに、特許文献4に記載の電線標識灯によれば、LED光源により夜間でも送電線の位置をはっきりと知らしめることができる。
特開平9−200934号公報 特開平8−340620号公報 特開平9−247829号公報 特開平7−236221号公報
特許文献1に記載の標識リングおよび特許文献2に記載の鳥害等の防止具は、昼間や周囲が明るい場合には効果を発揮できる。しかし、発光しないため暗くなったときには鳥から認識され難い。また、電線の保守作業時に宙乗り器が通過できず、作業の妨げになるという問題点があった。
また、特許文献3に記載の鳥類衝突防止架空送電線は、宙乗り器を用いた作業には問題なく対応できるが、夜間の使用における効果については特に明らかにはされていない。
一方、本願と同一の出願人による特許文献4に記載の電線標識灯によれば、夜間でも確実に送電線の位置を認識させることができるものの、宙乗り器通過の際に十分な強度を提供できないおそれがある。さらに、LEDの使用によりコストが高くなってしまう。
したがって、早朝や薄暮であっても鳥が容易に送電線を認識することができ、保守作業を妨げることがないよう小型の標識を用いることが望ましい。
上記の課題に鑑みて本発明が提供する蓄光電線リングは、電線把持部と、電線把持部の外周に前記電線把持部と一体に設けられた環形の蓄・発光部とを備え、略円柱状の形状を有する。この蓄光電線リングは、架空送電線に装着されて夜間発光により送電線の位置を認識させるもので、電線把持部は、回転可能に軸支され、軸方向に送電線を把持するための貫通穴を形成する2つの互いに嵌合するプラスチック部材より形成される。また、蓄・発光部は、高輝度蓄光顔料を含有した樹脂より成る。
本発明の蓄光電線リングによれば、周囲が暗いときに発光するので、鳥に容易に送電線の位置を認識させることができるばかりでなく、夜間に送電線付近で作業を行う人物が容易に目視確認できる標識として利用することができる。電源を必要とせず、長時間にわたって発光を維持することが可能である。
さらに、樹脂から作製するためLEDなどの光源に比べて安価で、しかも高い耐久性を備えるため破損しにくい。また、小型で取り付けが容易であり、保守作業時に宙乗り器の通過を妨げることもない。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を説明する。
図1は本発明の蓄光電線リング(1)の正面図、図3は蓄光リング(1)の使用状態を示す図である。図示するように、本発明の蓄光電線リング(1)は略円柱形、例えば樽状の形態を有する。この蓄光電線リング(1)は、送電線(7)の外周に外嵌される電線把持部(2)と、この電線把持部(2)の中央付近に一体に設けられた蓄・発光部(3)とから構成される。電線把持部(2)は、両端部に比べて中央部が細くなっており、この部分に蓄・発光部(3)を一体に設けることにより、リング(1)が略円柱状を形成する。
電線把持部(2)は互いに嵌合する2つのプラスチック部材から成り、蓄・発光部(3)はルミノーバ(商標登録)などの高輝度蓄光顔料を含有した樹脂から作成される。これらはともに極めて高い耐久性と強度を備え、例えば送電線保守作業の際に宙乗り器が通過するときなど、100kg程度の荷重がかかっても破損することがない。したがって、交換の必要性も生じにくい。
図1の破線部における蓄光リング(1)の断面図を図2(a)および(b)に示す。図2(a)は蓄光リング(1)が開状態のときを表している。電線把持部(2)を形成する2つの部材は軸支部(6)において回転可能に軸支され、開閉できるようになっている。したがって取り付け時には、開状態のときに内部の軸方向の貫通穴(5)に沿って送電線(7)を配した後、閉状態にして嵌合部(4)をペンチ等の工具で圧着し、固定する。閉状態の蓄光リング(1)を図2(b)に示す。送電線(7)は蓄光リング(1)の貫通穴(5)に挟み込まれるので、風雨等により取り付け位置がずれることはない。
蓄・発光部(3)は昼間に日光の照射により蓄光し、夜間など周囲が暗い時間帯には10時間程度連続して発光する。本実施例においては、蓄光リング(1)は軸方向に5〜6cm程度の長さを有するように作製し、これを複数用意して間隔を開けて送電線に取り付ける。取り付け間隔は特に指定されないが、送電線(7)が1本の送電線として容易に認識できる程度の一定間隔で装着することにより、鳥や人間がリング(1)の存在を確認しやすくなる。また、この蓄光リング(1)を送電線(7)に取り付けることにより、冬季には着雪を防止することが可能であるという別の効果もある。
なお、蓄光リング(1)の全長は5〜6cmに限定されず、例えば装着する送電線の太さに応じて適宜様々な大きさのリング(1)を作製することが可能なのは勿論である。
本発明による蓄光リングの正面図である。 (a)は本発明による蓄光リングの開状態の概略断面図、(b)は閉状態の概略断面図である。 本発明による蓄光リングの使用状態を示す図である。
符号の説明
1 蓄光リング
2 電線把持部
3 蓄・発光部
4 嵌合部
5 貫通穴
6 軸支部
7 送電線

Claims (1)

  1. 電線把持部と、前記電線把持部の外周に前記電線把持部と一体に設けられた環形の蓄・発光部とを備え、架空送電線に装着されて夜間発光により前記送電線の位置を認識させる略円柱型の蓄光電線リングであって、
    前記電線把持部は、回転可能に軸支され、軸方向に送電線を把持するための貫通穴を形成する2つの互いに嵌合するプラスチック部材より形成され、
    前記蓄・発光部は、高輝度蓄光顔料を含有した樹脂より成ることを特徴とする蓄光電線リング。
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