JP2007013538A - データ通信方法及びデータ通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で効率よく通信を行うことが可能なデータ通信方法を得ること。
【解決手段】受信側の通信機器との間の通信状況に応じて、データ送信する際の送信電力を制御し、受信側の通信機器と無線通信するデータ通信装置のデータ通信方法において、受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況に関する履歴を送信履歴情報として記憶する記憶ステップと、送信履歴情報に基づいて、受信側の通信機器との間の通信状況を判断する通信路状況判断ステップと、通信路状況判断部の判断結果に基づいて、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を制御する送信電力制御ステップと、を含む。
【選択図】図5
【解決手段】受信側の通信機器との間の通信状況に応じて、データ送信する際の送信電力を制御し、受信側の通信機器と無線通信するデータ通信装置のデータ通信方法において、受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況に関する履歴を送信履歴情報として記憶する記憶ステップと、送信履歴情報に基づいて、受信側の通信機器との間の通信状況を判断する通信路状況判断ステップと、通信路状況判断部の判断結果に基づいて、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を制御する送信電力制御ステップと、を含む。
【選択図】図5
Description
本発明は、無線ネットワークのデータ通信方法及びデータ通信装置に関するものである。
近年、ネットワークの通信メディアとしては、インターネットのバックボーンや電話局から一般家庭、オフィスまでの伝送路は有線によるデータ通信が主流となっているが、家庭内やオフィス内では無線によるデータ通信が増えてきている。
また、無線で使用される機器としてはノートパソコン、無線アクセスポイント、無線IPカメラ(IP((Internet Protocol))ネットワークを使った無線カメラ)、無線IP電話(IPネットワークを使った無線電話)などがあり、特にノートパソコンや無線IP電話などの移動型の無線機器は、電池駆動される場合が多いため、できる限り消費電力を少なくすることが求めらている。
低消費電力に対応するため、例えば(特許文献1)に記載の無線通信制御システムでは、電波受信側が受信した電波強度、エラーレートを電波送信側へ伝え、電波送信側は送られてきた電波強度情報、エラーレート情報に基づいて送信電力を制御している。
また、(特許文献2)に記載の無線通信方法では、受信側が送信側から送られるデータ通信のフレームエラーレートを周期的に測定し、直近の測定結果に重み付けした加算フレームエラーレートに基づいて、受信側が送信するときの送信電力を制御している。すなわち、受信エラーレートが低ければ受信側が送信するときの送信電力を下げ、受信エラーレートが高ければ受信側が送信するときの送信電力を上げるように制御している。
特開平7−312610号公報
特許第3508131号公報
しかしながら、上記前者の従来の技術では、受信側が電波強度やエラーレート情報を送信側へフィードバックする必要があり、そのための通信プロトコル拡張が必要となる。このため、受信側や送信側が拡張したプロトコルに対応していない場合は、電力制御ができないばかりでなく、拡張された通信プロトコルに対応していない機器がこのような通信プロトコルによるデータを受信したとき、通信エラーとみなしてしまう場合があるといった問題があった。
また、上記後者の従来の技術では、図13(a)に示すように端末1から端末2へ通信したとき、端末2の受信エラーにしたがって、端末2は端末1へデータ送信するときの電力を制御している。しかし、例えば図13(b)に示すように端末1の後方(端末2と反対側)に妨害電波発生源があり、端末1のみに影響を与えている場合、端末2は受信時に妨害電波発生源の影響を受けないためエラーなく受信できるが、端末1は受信時に妨害電波発生源の影響を受け、受信エラーが発生する場合がある。このような非対称な通信路では、通信路の特性が上がりと下りでは異なる場合があるため、端末2が送信するときは、端末2が受信したときの受信エラーレートではなく、端末2が送信したときの送信エラーレートを用いて送信電力を決める必要がある。
ところで、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11では、無線LAN(Local Area Network)のアクセス制御方法として例えばCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)によってアクセス制御を行うよう規定している。このCSMA/CAでは、ある無線機器が通信を開始しようとする場合、他の無線機器が電波を送出しているか否かを調査し、何れかの無線機器が電波を出していれば、決められた一定期間だけ待機した後に再度電波状況を調査している。そして、このとき何れの無線機器も電波を送出していないことが確認された場合、ランダムな時間だけ待った後に電波の送出を開始している。これにより複数の無線機器の電波が衝突することを防いでいる。
しかしながら、上記CSMA/CAによる無線LANのアクセス制御の場合、一方の機器が、他方の機器が送出する電波の存在をわずかながら検知しているときに、その他方の機器が一方的に送信電力を下げてしまうと、一方の機器は他方の機器が送出している電波を検出できなくなる。これにより、この一方の機器がデータの送信を開始してしまい、結果として送信電力を下げたことによる電波の衝突が発生する場合がある。
図12は、従来の技術による隠れ端末問題の概念を説明するための図である。図12では、所定のエリア内に3つの通信機器が存在している。図12において、Aは通信機器、APは通信機器Aからデータを受信する通信機器、Bは通信機器APへデータ送信しようとしている通信機器である。すなわち、通信機器Aは通信機器APへデータ送信している。各通信機器A,B,APは、それぞれの電波到達範囲で他の通信機器と通信する。
このとき、通信機器Aが通常の送信電力で通信を行うと、通信機器Bへ電波が届くため、CSMA/CAのアクセス制御に基づいて通信機器Bはデータ送信を開始せず電波の衝突は発生しない。
しかし、通信機器Aが送信電力を下げてもエラーが発生しないと判断して送信電力を下げて通信を行った場合、通信機器Aからの電波が通信機器Bまで届かなくなり、通信機器Bが送信を開始しても問題ないと判断することとなる。これにより、通信機器Bは、送信を開始するため、電波の衝突が発生してしまう。これは、いわゆる”隠れ端末問題”としてIEEE802.11にて説明される問題である。IEEE802.11では、この”隠れ端末問題”に対して、コントロールフレームであるRTS/CTS(Request To Send/Clear To Send)を用いて対策する方法が定義されている。RTS/CTSでは、データの送信に先立ってRTS/CTSを用いて仮想的に通信路を占有し、占有した後に通常のデータ通信を開始している。
このようにRTS/CTSによって通信路を占有した場合、データ送信時に送信電力を下げても通信路を占有しているため他の通信機器は送信を開始せず、電波の衝突は発生しない。このように”隠れ端末問題”は、IEEE802.11では、RTS/CTSというコントロールフレームを用いて電波の衝突を防ぐように提案しているが、上記前者および後者の従来の技術では、RTS/CTSを用いた衝突回避について開示も示唆もされていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で効率よく通信を行うことが可能なデータ通信方法及びデータ通信装置を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、受信側の通信機器との間の通信状況に応じて、データ送信する際の送信電力を制御し、前記受信側の通信機器と無線通信するデータ通信装置のデータ通信方法において、前記受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況に関する履歴を送信履歴情報として記憶する記憶ステップと、前記送信履歴情報に基づいて、前記受信側の通信機器との間の通信状況を判断する通信路状況判断ステップと、前記通信路状況判断ステップの判断結果に基づいて、前記受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を制御する送信電力制御ステップとを含むことを特徴とする。
また、受信側の通信機器との間の通信状況に応じて、データ送信する際の送信電力を制御し、前記受信側の通信機器と無線通信するデータ通信装置において、前記受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況に関する履歴を送信履歴情報として記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶する送信履歴情報に基づいて、前記受信側の通信機器との間の通信状況を判断する通信路状況判定手段と、前記通信路状況判定手段の判断結果に基づいて、前記受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を制御する送信電力制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を、通信状況の判断結果に応じて制御することができるので、簡易な構成で効率よく通信を行うことが可能なデータ通信方法が得られる。
また、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を、受信側の通信機器へのデータ送信が安定して成功しているか否かに応じて制御することができるので、受信側の通信機器との通信状況に合致したデータ通信方法が得られる。
また、受信側の通信機器へデータ送信する際のデータの再送信回数の履歴に基づいて、受信側の通信機器との通信状況を把握して送信電力を制御するので、さらに詳細な通信状況に合致したデータ通信方法が得られる。
また、受信側の通信機器へデータ送信する際の送信スループットの履歴に基づいて、受信側の通信機器との通信状況を把握して送信電力を制御するので、さらに詳細な通信状況を把握することが可能なデータ通信方法が得られる。
また、データ送信の際の送信電力を制御しつつ電波の衝突も回避することが可能となり、簡易な構成で効率よく通信を行うことが可能なデータ通信方法が得られる。
また、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を、通信状況の判断結果に応じて制御することができるので、簡易な構成で効率よく通信を行うことが可能なデータ通信装置が得られる。
また、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を、受信側の通信機器へのデータ送信が安定して成功しているか否かに応じて制御することができるので、受信側の通信機器との通信状況に合致したデータ通信装置が得られる。
また、受信側の通信機器へデータ送信する際のデータの再送信回数の履歴に基づいて、受信側の通信機器との通信状況を把握して送信電力を制御するので、さらに詳細な通信状況に合致したデータ通信装置が得られる。
また、受信側の通信機器へデータ送信する際の送信スループットの履歴に基づいて、受信側の通信機器との通信状況を把握して送信電力を制御するので、さらに詳細な通信状況に合致したデータ通信装置が得られる。
また、データ送信の際の送信電力を制御しつつ電波の衝突も回避することが可能となり、簡易な構成で効率よく通信を行うことが可能なデータ通信装置が得られる。
本発明の第1の発明のデータ通信方法は、受信側の通信機器との間の通信状況に応じて、データ送信する際の送信電力を制御し、受信側の通信機器と無線通信するデータ通信装置のデータ通信方法において、受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況に関する履歴を送信履歴情報として記憶する記憶ステップと、送信履歴情報に基づいて、受信側の通信機器との間の通信状況を判断する通信路状況判断ステップと、通信路状況判断ステップの判断結果に基づいて、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を制御する送信電力制御ステップとを含んでいる。この構成により、受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況に関する送信履歴情報に基づいて受信側の通信機器との間の通信状況を判断することができ、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を通信状況の判断結果に応じて制御することが可能になるという作用を有する。
本発明の第2の発明のデータ通信方法は、第1の発明のデータ通信方法において、送信履歴情報は、受信側の通信機器から送信されるIEEE802.11仕様のACKの受信に基づいて判断される、受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況が正常なデータ送信であったか否かの履歴に関する情報を含んでいる。この構成により、ACKの受信に基づいて受信側の通信機器へのデータ送信が成功したか否かを判断することができ、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を受信側の通信機器へのデータ送信が安定して成功しているか否かに応じて制御することが可能になるという作用を有する。
本発明の第3の発明のデータ通信方法は、第1の発明のデータ通信方法において、送信履歴情報は、受信側の通信機器へデータ送信する際のデータの再送信回数の履歴に関する情報を含んでいる。この構成により、受信側の通信機器へデータ送信する際のデータの再送信回数の履歴に基づいて、受信側の通信機器との通信状況を判断することができ、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を受信側の通信機器との通信状況に応じて制御することが可能になるという作用を有する。
本発明の第4の発明のデータ通信方法は、第1の発明のデータ通信方法において、送信履歴情報は、受信側の通信機器へデータ送信する際の送信スループットの履歴に関する情報を含んでいる。この構成により、受信側の通信機器へデータ送信する際の送信スループットの履歴に基づいて、受信側の通信機器との通信状況を判断することができ、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を受信側の通信機器との通信状況に応じて制御することが可能になるという作用を有する。
本発明の第5の発明のデータ通信方法は、データ送信する際の送信電力を制御して受信側の通信機器と無線通信するデータ通信装置のデータ通信方法において、受信側の通信機器と通信する際に予め設定した所定の送信電力でRTS/CTS制御を行うRTS/CTSステップと、RTS/CTS制御を行って受信側の通信機器との間の通信メディアを占有した後、受信側の通信機器へデータ送信する際の送信電力を制御する送信電力制御ステップとを含んでいる。この構成により、RTS/CTSは送信電力を制御しないので、隠れ端末の発生を回避することができるとともに、送信電力を制御して受信側の通信機器にデータ送信することが可能になるという作用を有する。
本発明の第6の発明のデータ通信装置は、受信側の通信機器との間の通信状況に応じて、データ送信する際の送信電力を制御し、受信側の通信機器と無線通信するデータ通信装置において、受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況に関する履歴を送信履歴情報として記憶する記憶手段と、記憶手段が記憶する送信履歴情報に基づいて、受信側の通信機器との間の通信状況を判断する通信路状況判定手段と、通信路状況判定手段の判断結果に基づいて、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を制御する送信電力制御手段とを備えている。この構成により、受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況に関する送信履歴情報に基づいて受信側の通信機器との間の通信状況を判断することができ、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を通信状況の判断結果に応じて制御することが可能になるという作用を有する。
本発明の第7の発明のデータ通信装置は、第6の発明のデータ通信装置において、受信側の通信機器から送信されるIEEE802.11仕様のACKの受信に基づいて、受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況が正常なデータ送信であったか否かを判断する送信結果判定手段をさらに備え、記憶手段は、送信結果判定手段が判断した送信状況に応じた送信履歴情報を記憶する。この構成により、ACKの受信に基づいて受信側の通信機器へのデータ送信が安定して成功しているか否かを判断することができ、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を受信側の通信機器へのデータ送信が成功したか否かに応じて制御することが可能になるという作用を有する。
本発明の第8の発明のデータ通信装置は、第6の発明のデータ通信装置において、受信側の通信機器へデータ送信する際のデータの再送信回数を計測する再送回数計測手段をさらに備え、記憶手段は、再送回数計測手段が計測したデータの再送信回数に応じた送信履歴情報を記憶する。この構成により、受信側の通信機器へデータ送信する際のデータの再送信回数の履歴に基づいて、受信側の通信機器との通信状況を判断することができ、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を受信側の通信機器との通信状況に応じて制御することが可能になるという作用を有する。
本発明の第9の発明のデータ通信装置は、第6の発明のデータ通信装置において、受信側の通信機器へデータ送信する際の送信スループットを計測する送信スループット計測手段をさらに備え、記憶手段は、送信スループット計測手段が計測した送信スループットに応じた送信履歴情報を記憶する。この構成により、受信側の通信機器へデータ送信する際の送信スループットの履歴に基づいて、受信側の通信機器との通信状況を判断することができ、受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を受信側の通信機器との通信状況に応じて制御することが可能になるという作用を有する。
本発明の第10の発明のデータ通信装置は、データ送信する際の送信電力を制御して受信側の通信機器と無線通信するデータ通信装置において、受信側の通信機器と通信する際に予め設定した所定の送信電力でRTS/CTS制御を行うRTS/CTS手段と、RTS/CTS制御を行って受信側の通信機器との間の通信メディアを占有した後、受信側の通信機器へデータ送信する際の送信電力を制御する送信電力制御手段とを備えている。この構成により、RTS/CTSは送信電力を制御しないので、隠れ端末の発生を回避することができるとともに、送信電力を制御して受信側の通信機器にデータ送信することが可能になるという作用を有する。
以下に、本発明にかかるデータ通信方法及びデータ通信装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について図1から図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明では送信側の通信機器を送信側、受信側の通信機器を受信側という場合がある。図1は本発明の実施の形態1にかかるデータ送信側の通信機器の構成を示すブロック図である。データ送信側の通信機器51は、他の通信機器(受信側)と無線通信を行う無線機器である。
本発明の実施の形態1について図1から図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明では送信側の通信機器を送信側、受信側の通信機器を受信側という場合がある。図1は本発明の実施の形態1にかかるデータ送信側の通信機器の構成を示すブロック図である。データ送信側の通信機器51は、他の通信機器(受信側)と無線通信を行う無線機器である。
図1において、1はデータ送信手段であり、他の通信機器(受信側)へ実際のデータ送信を行う。2はデータ受信手段であり、他の通信機器から送られてくるデータを受信する。3は送信結果判定手段であり、受信側からの肯定応答であるACK(Acknowledgement)フレームを正しく受信できたか否かに基づいて、受信側への送信が成功したか否かを判定する。4は送信結果記憶手段であり、送信結果判定手段3による判定結果を過去の複数回にわたって記憶(判定結果の履歴を記憶)する。
5は通信路状況判定手段であり、送信結果記憶手段4に記憶される過去複数回の送信結果に基づいて、通信が正常に行われているか否か(適切な送信電力で受信側へデータ送信しているか否か)を判定する。6は送信電力制御手段であり、通信路状況判定手段5によって通信は正常に行われていると判断された場合は送信電力を下げる処理を行い、通信は正常に行われていないと判断された場合は送信電力を上げる処理を行う。
7はデータフレーム作成手段であり、受信側への送信データをデータフレームとして組み立てる。8はRTS/CTS手段であり、図示しない指示手段(制御手段)によってRTS/CTS処理を行うよう指定された場合に、RTS/CTSフレームの作成や、RTS/CTS通信処理の制御を行う。9はCSMA/CA手段であり、フレーム送信時にIEEE802.11に定義されるCSMA/CAアクセス制御を行う。10は、アンテナであり、データ送信手段1から出力されるデータを受信側へ送信するとともに、受信側からのデータを受信してデータ受信手段2に入力する。
次に、送信側の通信機器51による送信電力の制御処理について説明する。図2は、通信路のアクセス制御を説明するための説明図である。ここでは、通信のアクセス制御として、IEEE802.11のCSMA/CAの処理を説明する。
IEEE802.11によるとユニキャスト(1対1)通信の場合、まず、送信側(通信機器51)が一定時間(DIFS(Distributed Inter Frame Spacing))待った後に、他の通信機器からの電波を検出しなかったときは、ランダムな時間(backoff)待ってからデータフレーム(DATA)を送信する。
受信側は、正常にデータフレームを受信した場合、所定の短い時間(SIFS(Short Inter Frame Spacing))待ってからACKフレームを送信側へ返送する。送信側から受信側へ、複数フレーム送信するときはこれらの処理を繰り返す。ここでのACKフレームは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)におけるACKパケットとは別の無線特有のものであり、OSI(Open System Interconnection)参照モデルの第2層であるデータリンク層(無線LANのMAC(Medium Access Control)層)における肯定応答(ANSI/IEEE Std 802.11仕様)である。
送信側は、ACKフレームを受信することによって受信側への送信が成功したことを確認する。送信側が、所定の時間内にACKフレームを受信側から受信できなかった場合は、受信側への送信に失敗したと判断して受信側に送信フレームを再送することになる。
本実施の形態1においては、送信側の通信機器51の送信結果判定手段3が、このACK応答を所定の時間内に受信できたか否かを判定し、受信できた場合は送信成功、受信できなかった場合は送信失敗と判定する。そして、送信結果記憶手段4が、この送信結果判定手段3による判定の判定結果(以下、送信判定結果という)を過去複数回にわたって記憶する。
送信結果記憶手段4は、例えばリングバッファなどによって、送信判定結果を記憶する。また、送信結果記憶手段4は、送信判定結果を、例えば後述する送信判定結果テーブル101として記憶する。
ここで、送信判定結果の一例である送信判定結果テーブル101の構成を説明する。図3は、送信判定結果テーブルの構成の一例を示す図である。送信判定結果テーブル101へは、送信判定結果の一例として、例えば過去6回の送信結果が格納される。送信判定結果テーブル101には、配列の添字(送信結果の識別番号)、何回前の送信結果であるかを示す送信番号、成功または失敗を示す送信結果が、それぞれ対応付けされて記憶されている。
通信路状況判定手段5は、この記憶された送信判定結果(送信判定結果テーブル101)に基づいて、通信が正常に行われているか否かを判定する。通信路状況判定手段5は、予め設定しておいた所定の判定基準に基づいて、通信が正常に行われているか否かを判定する。
例えば、通信路状況判定手段5に“過去5回の送信のうち、失敗した回数が1回以下であれば通信は正常に行われている”という判定基準を設けたとする。この判定基準によれば、図3に示す送信判定結果テーブル101では、過去5回の送信のうち送信の成功が3回、送信の失敗が2回であるため、通信が正常に行われていないことになる。
また、例えば、通信路状況判定手段5に”過去3回の送信のうち、失敗した回数が1回以下であれば通信が正常に行われている”という判定基準を設けたとする。この場合、図3に示す送信判定結果テーブル101では、過去3回の送信のうち送信の成功が2回、送信の失敗が1回であるため、通信が正常に行われていることになる。
このように、通信路状況の判定基準は固定的なものである必要はなく、状況に合わせて任意に設定してもよい。すなわち、判定基準を”過去N(Nは自然数)回の送信のうち、失敗した回数がK(Kは自然数)回以下であれば通信が正常に行われている”といった判定基準とし、NとKを所定の方法で設定することとしてもよい。
送信電力制御手段6は、通信路状況判定手段5によって送信は正常に行われていると判断された場合、受信側へデータ送信する際の送信電力を下げるよう制御し、通信路状況判定手段5が送信は正常に行われていないと判断した場合、受信側へデータ送信する際の送信電力を上げるよう制御する。
送信電力の制御処理は、例えばIEEE802.11仕様に基づいて動作する無線チップ(図示せず)等に設けられている送信電力設定用のレジスタに、所定の送信電力値を書き込むことによって行う。また、この送信電力の制御処理は、送信側の通信機器51が1フレームを送信するごとに行ってもよいし、複数フレームを送信するごとに実施してもよい。データ送信手段1は、レジスタ設定された送信電力に基いて、フレーム送信する。
次に、RTS/CTS手段8によるRTS/CTS処理について説明する。通信機器間において、通常のフレーム送信時は、先に述べたCSMA/CAに基づくアクセス制御を用いることによって電波の衝突を防ぐことができるが、フレームを送信する通信機器が増えた場合や送信電力を下げたことによって隠れ端末になる通信機器が発生する場合がある。このような場合は、RTS/CTS手段8がRTS/CTSを使うことによって、仮想的に無線メディアを占有してから通信を行い、電波の衝突を防ぐ。
図4はRTS/CT処理を説明するための説明図である。送信側の通信機器51は、他に送信者がいないときにRTSフレームを送信する。このとき、送信側の通信機器51はNAV(network allocation vector)(RTS)時間だけメディアを占有することを周りの通信機器(他機器)に通知する。RTSフレームの受信者(受信側)は短い時間(SIFS)だけ待った後に、CTSフレームを送信(応答)する。このときNAV(CTS)の時間だけメディアを占有することを周りの通信機器に通知する。
このRTS/CTS処理により、送信側と受信側の周りに存在する通信機器(他機器)は、NAV(RTS)またはNAV(CTS)の期間は送信処理ができなくなる。これにより、送信側と受信側は、所定の期間だけ無線メディアを占有して通信することが可能となる。
本実施の形態1においては、隠れ端末の存在によって電波の衝突が発生するときは、送信側の通信機器51がこのRTS/CTS処理を実行するように設定することができるが、RTS/CTSフレーム自体の送信の際には、送信電力を上げる制御または下げる制御を行わない。
これにより、常に同じ範囲にRTS/CTSフレームが届くので、通信路の状況に応じてデータフレームの送信電力を下げたとしても、RTS/CTSフレームが届く範囲は変わらないことになり、送信電力を下げたことによる新たな隠れ端末の発生によって電波の衝突が発生することはない。
ここで、従来の送信電力制御方法と本実施の形態1の送信電力制御方法の相違点を詳細に説明する。ここでは、図12に示したように、所定のエリア内に機器A,B,APが存在する場合の隠れ端末について説明する。
例えば、機器A(送信側の通信機器51)がデータフレームを送信する際、実線で示すエリアX1の範囲までデータフレームが届く送信電力から、破線で示すエリアX2の範囲までデータフレームが届く送信電力に下げたとする。このとき、機器AはRTS/CTSフレームを元の実線範囲(エリアX1)の送信電力のままで送出するため、機器B(受信側)はデータフレームを検知できないが、RTS/CTSフレームを受信できることになる。
これにより、機器Bは無線メディアが他の機器によって占有されていると判断して、送信は開始せず、機器Aがデータフレームの送信電力を下げたことによる電波の衝突は発生しないことになる。
一方、従来のように機器AがRTS/CTSフレームの送信電力まで下げて機器Bに送信してしまうと、破線範囲(エリアX2)までRTS/CTSフレームの到達範囲が狭まってしまうので、機器Bは無線メディアが空いていると判断してデータ送信を開始することになり、電波の衝突が発生してしまう。すなわち、隠れ端末が新たに発生することになる。
このように従来の方法では、単に送信電力を下げるだけでは、電波の衝突が新たに発生することによる問題が発生する場合もあるが、本実施の形態1のようにRTS/CTSフレームについては送信電力を下げることなく送出することで、電波の衝突を回避することが可能となる。
なお、所定のエリアに位置する通信機器が少ない場合や、送信側の送信電力を下げても衝突が発生しにくい状況の場合は、送信側においてRTS/CTS制御を行わないよう設定してもよい。
つぎに、データ送信側の通信機器51の動作手順を説明する。図5は、実施の形態1にかかるデータ送信側の通信機器の動作手順を示すフローチャートである。なお、ここでの送信側の動作手順として、CSMA/CAやRTS/CTSなどの処理については省略している。
送信側は、受信側へデータフレームの送信を行う(ステップS1)。このとき、送信側は、データフレーム作成手段7によってデータフレームを作成し、データ送信手段1を介して受信側へデータフレームを送信する。送信側は、受信側からのACK応答を待つ(ステップS2)。
送信側は、予め設定しておいた所定の時間内に受信側からACKが返ってきたか否かを判定する(ステップS3)。送信側のデータ受信手段2が正常にACKを受信した場合(ステップS3、Yes)、送信結果判定手段3は送信成功と判定する(ステップS4)。
一方、送信側のデータ受信手段2が正常にACKを受信しなかった場合(ステップS3、No)、送信結果判定手段3は送信失敗と判定する(ステップS21)。送信結果記憶手段4は、送信結果判定手段3が判定した送信結果を記憶する(ステップS5)。
次に、通信路状況判定手段5は、送信電力の制御を行うか否かを所定のタイミングで判定する(ステップS6)。通信路状況判定手段5は、例えば、複数回のACK応答を受信した後に、送信電力を制御するか否かの判定を行う。
データ受信手段2が複数回のACK応答を受信し、通信路状況判定手段5が送信電力を制御すると判定した場合(ステップS6、Yes)、通信路状況判定手段5は送信結果判定手段3が記憶する送信結果に基づいて、送信が正常に行われているか否かを判断する。具体的には、通信路状況判定手段5は、送信結果記憶手段4(送信判定結果テーブル101)に記憶されている過去m(mは自然数)回の送信結果を抽出し、あらかじめ設定された判定基準に基づいて、送信が正常に行われているか否かを判断する(ステップS7,S8)。
通信路状況判定手段5が送信は正常に行われていると判断した場合(ステップS8、Yes)、送信電力を下げる余地があるか否か(送信電力を下げても送信電力が予め設定した所定の最小値以上であるか否か)をチェックする(ステップS9)。送信電力を下げる余地がある場合(ステップS9、Yes)、送信電力制御手段6は、データフレームを送信する際の送信電力を下げるよう制御する(ステップS10)。そして、通信機器51は通信処理を終了するか否かを判断する(ステップS11)。
一方、通信路状況判定手段5が、送信は正常に行われていないと判断した場合(ステップS8、No)、送信電力を上げる余地があるか否か(送信電力を上げても送信電力が予め設定した所定の最大値以下であるか否か)をチェックする(ステップS22)。送信電力を上げる余地がある場合(ステップS22、Yes)、送信電力制御手段6は、データフレームを送信する際の送信電力を上げるよう制御する(ステップS23)。
また、送信は正常に行われていると判断された場合であって送信電力を下げる余地がない場合(ステップS9、No)、送信は正常に行われていないと判断された場合であって送信電力を上げる余地がない場合(ステップS22、No)、通信路状況判定手段5が送信電力を制御しないと判定した場合(ステップS6、No)、通信機器51は通信処理を終了するか否かを判断する(ステップS11)。
通信機器51は、通信を行っている間、ステップS1〜S11,S21〜S23の処理を繰り返す。
このように、通信機器51が過去複数回の送信結果を記憶しているので、記憶しておいた過去複数回の送信結果に基づいて、受信側へデータ送信等する際の送信電力を制御することが可能となる。
また、通信機器51がRTS/CTSを送信電力を下げることなく送信し、データ送信の際の送信電力のみを電力制御するので、データ送信の際の送信電力を下げつつ電波の衝突も回避することが可能となる。
なお、通信機器51がRTS/CTS制御を行なわず、データ送信の際の送信電力のみを、通信機器51が記憶しておいた過去複数回の送信結果に基づいて電力制御することとしてもよい。
このように実施の形態1によれば、無線を使ったデータ通信において、送信側は受信側から返されるACK(肯定応答)を受信することによって、送信が成功したか否かを知ることができ、過去複数回にわたって記憶した送信結果に基づいて、正常な通信が定常的に行われているか否かを判断することができる。したがって、この判断結果に基づいて、受信側から電波強度やエラーレートなどの情報を取得することなく、簡易な構成で送信電力を低減させた通信を行うことが可能となり、効率のよい通信を行うことが可能となる。
また、送信側から受信側への通信状況に基づいて逆方向の通信路となる受信側が送信するときの送信電力を制御するのではなく、送信側から受信側への通信状況に基づいて同方向の通信路である送信側が送信する際の送信電力を制御することが可能となる。
さらに、送信電力を下げた影響による他の通信機器との電波の衝突を避けるため、通信機器51はIEEE802.11のRTS/CTSを送信電力を下げることなく送信し、データ送信の際の送信電力のみを電力制御するので、データ送信の際の送信電力を下げつつ電波の衝突も回避することが可能となる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について図6〜図8を参照しながら説明する。実施の形態2では、通信機器51がフレームを送信する際に何回再送信を行ったかを計測して記憶しておき、この再送信回数に基づいて、送信側が受信側へデータ送信する際の送信電力を制御する。
つぎに、本発明の実施の形態2について図6〜図8を参照しながら説明する。実施の形態2では、通信機器51がフレームを送信する際に何回再送信を行ったかを計測して記憶しておき、この再送信回数に基づいて、送信側が受信側へデータ送信する際の送信電力を制御する。
図6は本発明の実施の形態2にかかるデータ送信側の通信機器の構成を示すブロック図である。図6の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の通信機器51と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
図6において、21は再送回数計測手段であり、送信結果判定手段3と接続されている。また、22は、再送回数記憶手段であり、再送回数計測手段21、通信路状況判定手段5と接続されている。
再送回数計測手段21は、1つのフレームが正常に送信されるまでの再送回数(再送信の回数)をカウントする。すなわち、再送回数計測手段21は、フレームを送信するときに何回再送信が発生したかを計測するが、1回で送信が成功したときの再送回数は0とする。
再送回数記憶手段22は、再送回数計測手段21のカウント結果を過去複数回にわたって記憶する。通信路状況判定手段5は、再送回数記憶手段22に記憶される過去複数回の再送回数に基づいて通信が正常に行われているか否かを判定する。
次に、実施の形態2にかかる通信機器51の送信電力の制御の概念について説明する。送信結果判定手段3は、ACK応答を予め設定した所定時間内に受信できたか否かを判定し、所定の時間内に受信できた場合は送信成功、受信できなかった場合は送信失敗と判定する。
送信結果判定手段3が送信失敗と判定した場合、図示しない制御手段によって、再送信によって送信に成功するか、または、最大再送回数に達するまで再送信が繰り返される。このとき、再送回数計測手段21は、この再送回数を計測する。再送回数記憶手段22は、再送回数計測手段21の再送回数を過去複数フレームにわたって記憶する。
再送回数記憶手段22は、例えばリングバッファなどによって、再送回数を記憶する。また、再送回数記憶手段22は、再送回数を、例えば後述する再送回数結果テーブル102として記憶する。
ここで、再送回数の結果の一例である再送回数結果テーブル102の構成を説明する。
図7は、再送回数結果テーブルの構成の一例を示す図である。再送回数結果テーブル102へは、送信回数の結果の一例として、例えば過去6回の送信回数の結果が格納される。再送回数結果テーブル102には、配列の添字、何回前の送信フレームであるかを示す送信フレーム番号、再送信の回数を示す再送回数が、それぞれ対応付けされて記憶されている。
通信路状況判定手段5は、この記憶された送信回数結果(再送回数結果テーブル102)に基づいて、通信が正常に行われているか否かを判定する。例えば、通信路状況判定手段5に、”過去5回の送信のうち、再送回数の最大値が3回以下であれば通信が正常に行われている”という判定基準を設けたとする。この判定基準によれば、図7に示す再送回数結果テーブル102では過去5回の送信のうちの再送回数の最大値が4回であるため、通信が正常に行われていないことになる。
また、例えば、通信路状況判定手段5に、”過去3回の送信のうち、再送回数の平均が2回以下であれば通信が正常に行われている”という判定基準を設けたとする。この場合、図7に示す再送回数結果テーブル102では、過去3回の送信のうち再送回数の平均が2回以下であるため通信が正常に行われている(送信結果は正常)ことになる。
このように、通信路状況の判定基準は固定的なものである必要はなく、状況に合わせて任意に設定してもよい。すなわち、判定基準を”過去N回の送信のうち、再送回数の最大値がK回以下であれば通信が正常に行われている”、”過去N回の送信のうち、再送回数の平均がK回以下であれば通信が正常に行われている”、”過去N回の送信のうち、再送回数の平均がK回以下、かつ、再送回数の最大値がL(Lは自然数)回以下であれば通信が正常に行われている”といった判定基準とし、N、K、Lを所定の方法で設定することとしてもよい。
送信電力制御手段6は、実施の形態1で説明した動作と同様に、通信路状況判定手段5によって送信は正常に行われていると判断された場合、受信側へデータ送信する際の送信電力を下げるよう制御し、通信路状況判定手段5によって送信は正常に行われていないと判断された場合、受信側へデータ送信する際の送信電力を上げるよう制御する。なお、図6に示すRTS/CTS手段8は実施の形態1と同様の動作を行う。
つぎに、データ送信側の通信機器51の動作手順を説明する。図8は、実施の形態2にかかるデータ送信側の通信機器の動作手順を示すフローチャートである。なお、ここでの送信側の動作手順として、CSMA/CAやRTS/CTSなどの処理については省略している。
送信側の通信機器51は、受信側へデータフレームの送信を行う(ステップS101)。このとき、送信側は、データフレーム作成手段7によってデータフレームを作成し、データ送信手段1を介して受信側へデータフレームを送信する。送信側は、受信側からのACK応答を待つ(ステップS102)。
送信側は、予め設定しておいた所定の時間内に受信側からACKが返ってきたか否かを判定する(ステップS103)。送信側のデータ受信手段2が正常にACKを受信した場合(ステップS103、Yes)、送信結果判定手段3は送信成功と判定する(ステップS104)。そして、送信結果記憶手段4は、送信成功と判定するまでの再送回数を再送回数計測手段21から読み出して記憶し、再送回数計測手段21が記憶していた再送回数を「0」にクリアする(ステップS105)。
一方、送信側のデータ受信手段2が正常にACKを受信しなかった場合(ステップS103、No)、送信結果判定手段3は送信失敗と判定する(ステップS121)。このとき、再送回数計測手段21は、再送回数を+1だけカウントアップする(ステップS122)。そして、再送回数計測手段21は、再送回数計測手段21が記憶する再送回数が、予め設定しておいた所定の最大数を超えたか否かを判断する(ステップS123)。
再送回数計測手段21が記憶する再送回数が、所定の最大数を超えていない場合(ステップS123、No)、新たにデータの再送信を行う(ステップS101)。そして、ステップS102以降の処理を行う。
一方、再送回数計測手段21が記憶する再送回数が、所定の最大数を超えている場合(ステップS123、Yes)、再送回数記憶手段22は、これまでの再送回数を再送回数計測手段21から読み出して記憶し、再送回数計測手段21が記憶していた再送回数を「0」にクリアする(ステップS105)。
この後、実施の形態1で説明したステップS6以降の処理と同様の処理を行うので、その説明は省略する。通信機器51が通信処理を終了しないと判断した場合は、ステップS101〜S105,S121〜S123の処理を繰り返す。
このように、通信機器51が過去複数回の再送回数結果を記憶しているので、記憶しておいた過去複数回の再送回数結果に基づいて、受信側へデータ送信等する際の送信電力を制御することが可能となる。
また、通信機器51がRTS/CTSを送信電力を下げることなく送信し、データ送信の際の送信電力のみを電力制御するので、データ送信の際の送信電力を下げつつ電波の衝突も回避することが可能となる。
なお、通信機器51がRTS/CTS制御を行なわず、データ送信の際の送信電力のみを、通信機器51が記憶しておいた過去複数回の再送回数結果に基づいて電力制御することとしてもよい。
このように、実施の形態2によれば、送信側の再送回数を過去複数回にわたって記憶することにより、再送回数の履歴に基づいて正常な通信が定常的に行われているか否かを判断することができるので、この判断結果に基づいて送信電力を低減させた通信を行うことが可能となり、簡易な構成で効率の良い通信を行うことが可能となる。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3について図9〜図11を参照しながら説明する。実施の形態3では、通信機器51がフレームを送信する際の送信スループットを計測して記憶しておき、この送信スループットに基づいて、送信側が受信側へデータ送信する際の送信電力を制御する。
つぎに、本発明の実施の形態3について図9〜図11を参照しながら説明する。実施の形態3では、通信機器51がフレームを送信する際の送信スループットを計測して記憶しておき、この送信スループットに基づいて、送信側が受信側へデータ送信する際の送信電力を制御する。
図9は本発明の実施の形態3にかかるデータ送信側の通信機器の構成を示すブロック図である。図9の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の通信機器51や図6に示す実施の形態2の通信機器51と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
図9において、31は送信スループット計測手段であり、送信結果判定手段3と接続されている。また、32は、送信スループット記憶手段であり、送信スループット計測手段31、通信路状況判定手段5と接続されている。
送信スループット計測手段31は、データフレームを送信したときの送信スループットを算出する。例えば、1つのフレームの送信スループットを求めるときは、最初にフレームを送信した時刻からACKを受信するまでの時刻と、送信したフレームサイズに基づいて送信スループットを算出する。具体的には、(式1)に基づいて、送信スループットを算出する。
1フレームの送信スループット=フレームサイズ/(ACK受信時の時刻−最初にデータフレームを送信した時刻)・・・(式1)
また、複数のフレームを送信した際の送信スループットは、(式2)に基づいて算出する。
また、複数のフレームを送信した際の送信スループットは、(式2)に基づいて算出する。
nフレームの送信スループット=nフレームの合計サイズ/(n回目のACK受信時の時刻−先頭フレームの最初の送信時刻)・・・(式2)
スループットを求める際のフレーム数は、1フレームごとであってもよいし、複数フレームまとめてでもよい。(式1)や(式2)に示すように、フレームサイズを最初の送信からACKが返るまでの時間で割ることによってスループットを算出するので、再送信が発生した場合はACKが返るまで時間がかかることとなる。このため、再送信が発生した場合はスループットは落ちる(小さくなる)ことになる。
スループットを求める際のフレーム数は、1フレームごとであってもよいし、複数フレームまとめてでもよい。(式1)や(式2)に示すように、フレームサイズを最初の送信からACKが返るまでの時間で割ることによってスループットを算出するので、再送信が発生した場合はACKが返るまで時間がかかることとなる。このため、再送信が発生した場合はスループットは落ちる(小さくなる)ことになる。
送信スループット記憶手段32は、送信スループット計測手段31の測定結果を過去複数回にわたって記憶する。通信路状況判定手段5は、送信スループット記憶手段32に記憶される過去複数回の送信スループットに基づいて、通信が正常に行われているか否かを判定する。
次に、実施の形態3にかかる通信機器の送信電力の制御の概念について説明する。送信結果判定手段3は、ACK応答を予め設定した所定時間内に受信できたか否かを判定し、所定の時間内に受信できた場合は送信成功、受信できなかった場合は送信失敗と判定する。
送信結果判定手段3が送信失敗と判定した場合、図示しない制御手段によって、再送信によって送信に成功するか、または、最大再送回数に達するまで再送信が繰り返される。このとき、送信スループット計測手段31は、所定のタイミングでデータフレームの送信スループットを計算する。このとき最大再送回数に達するまで再送信してもACKが返らなかったフレームの送信バイト数は「0」になり、スループットは落ちることになる。送信スループット記憶手段32は、送信スループット計測手段31によって計測された送信スループットを過去複数回にわたって記憶する。
送信スループット記憶手段32は、例えばリングバッファなどによって、再送回数を記憶する。また、送信スループット記憶手段32は、再送回数を、例えば後述する送信スループット結果テーブル103として記憶する。
ここで、送信スループットの結果の一例である送信スループット結果テーブル103の構成を説明する。図10は、送信スループット結果テーブルの構成の一例を示す図である。送信スループット結果テーブル103へは、送信スループットの結果の一例として、例えば過去6回の送信スループットの結果が格納される。送信スループット結果テーブル103には、配列の添字、何回前の送信スループットを計測したかを示す計測番号、算出した送信スループットの値が、それぞれ対応付けされて記憶されている。
通信路状況判定手段5は、この記憶された送信スループットの結果(送信スループット結果テーブル103)に基づいて、通信が正常に行われているか否かを判定する。例えば、通信路状況判定手段5に、”過去5回の送信のうち、送信スループットの最小値が500以上であれば通信が正常に行われている”という判定基準を設けたとする。この判定基準によれば、図8に示す送信スループット結果テーブル103の過去5回の送信スループットの最小値が324であるため、通信が正常に行われていないことになる。
また、例えば、通信路状況判定手段5に、”過去3回の送信のうち、送信スループットの平均が500以上であれば通信が正常に行われている”という判定基準を設けたとする。この場合、図8の送信スループット結果テーブル103に示す送信スループットの過去3回の平均が705であるので、通信が正常に行われていることになる。
このように、通信路状況の判定基準は固定的なものである必要はなく、状況に合わせて任意に設定してもよい。すなわち、判定基準を”過去N回の送信のうち、送信スループットの最小値がK以上であれば通信が正常に行われている”、”過去N回の送信のうち、送信スループットの平均がK以上であれば通信が正常に行われている”、”過去N回の送信のうち、送信スループットの平均がK以上、かつ、再送回数の最小値がL以上であれば通信が正常に行われている”といった判定基準とし、N、K、Lを所定の方法で設定することとしてもよい。
送信電力制御手段6は、実施の形態1,2で説明した動作と同様に、通信路状況判定手段5が送信は正常に行われていると判断した場合、受信側へデータ送信する際の送信電力を下げるよう制御し、通信路状況判定手段5が送信は正常に行われていないと判断した場合、受信側へデータ送信する際の送信電力を上げるよう制御する。なお、図9に示すRTS/CTS手段8は実施の形態1,2と同様の動作を行う。
つぎに、データ送信側の通信機器51の動作手順を説明する。図11は、実施の形態3にかかるデータ送信側の通信機器の動作手順を示すフローチャートである。なお、ここでの送信側の動作手順として、CSMA/CAやRTS/CTSなどの処理については省略している。
送信側は、受信側へデータフレームの送信を行う(ステップS201)。このとき、送信側は、データフレーム作成手段7によってデータフレームを作成し、データ送信手段1を介して受信側へデータフレームを送信する。送信側は、受信側からのACK応答を待つ(ステップS202)。
送信側は、予め設定しておいた所定の時間内に受信側からACKが返ってきたか否かを判定する(ステップS203)。送信側のデータ受信手段2が正常にACKを受信した場合(ステップS203、Yes)、送信結果判定手段3は送信成功と判定する(ステップS204)。
そして、送信スループット計測手段31は、前回スループットを計算してからの送信に成功したデータのバイト数である送信総バイト数に、今回送信成功と判定された送信バイト数を加算するとともに、再送回数計測手段21が記憶する再送回数を「0」にクリアする(ステップS205)。
一方、送信側のデータ受信手段2が正常にACKを受信しなかった場合(ステップS203、No)、送信結果判定手段3は送信失敗と判定する(ステップS221)。このとき、再送回数計測手段21は、再送回数を+1だけカウントアップする(ステップS222)。そして、再送回数計測手段21は、再送回数計測手段21が記憶する再送回数が、予め設定しておいた所定の最大数を超えたか否かを判断する(ステップS223)。
再送回数計測手段21が記憶する再送回数が、所定の最大数を超えていない場合(ステップS223、No)、新たにデータの送信を行う(ステップS201)。そして、ステップS202以降の処理を行う。
一方、再送回数計測手段21が記憶する再送回数が、所定の最大数を超えている場合(ステップS223、Yes)、送信スループット記憶手段32は今回のフレーム送信は失敗したと判断して送信バイト数を「0」に設定して記憶する(ステップS224)。
そして、送信スループット計測手段31は、これまでに送信したデータの送信総バイト数に今回の送信バイト数を加算するとともに、再送回数計測手段21が記憶する再送回数を「0」にクリアする(ステップS205)。
送信スループット計測手段31は、スループットを計算するか否かを判定する(ステップS206)。ここでの送信スループット計測手段31は、例えば、1フレームごとにスループットを算出するよう予め設定されている場合は1フレームごとにスループットを計算する。また、送信スループット計測手段31は、Nフレームごとにスループットを算出するよう予め設定されている場合は、送信したフレームがNフレームに達したか否かを判断し、Nフレームに達していない場合はスループットを計算せず、Nフレームに達した場合にスループットを計算する。
送信スループット計測手段31がスループットを計算すると判断した場合は、スループットの計算を行う(ステップS207)。ここでの送信スループット計測手段31は、例えば前述した(式1)または(式2)を使ってスループットの計算を行う。送信スループット記憶手段32は、送信スループット計測手段31が計算したスループットを記憶し、送信スループット計測手段31が記憶していた送信総バイト数を「0」にクリアする(ステップS208)。
この後、実施の形態1で説明したステップS6以降の処理と同様の処理を行うので、その説明は省略する。なお、通信機器51が通信処理を終了しないと判断した場合は、ステップS201〜S208,S221〜S224の処理を繰り返す。
このように、通信機器51が過去複数回の送信スループットを記憶しているので、記憶しておいた過去複数回の送信スループットに基づいて、受信側へデータ送信等する際の送信電力を制御することが可能となる。
また、通信機器51がRTS/CTSを送信電力を下げることなく送信し、データ送信の際の送信電力のみを電力制御するので、データ送信の際の送信電力を下げつつ電波の衝突も回避することが可能となる。
なお、通信機器51がRTS/CTS制御を行なわず、データ送信の際の送信電力のみを、通信機器51が記憶しておいた過去複数回の送信スループットに基づいて電力制御することとしてもよい。
このように、実施の形態3によれば、送信側の送信時のスループットを過去複数回にわたって記憶することにより、送信スループットの履歴に基づいて正常な通信が定常的に行われているか否かを判断することができるので、この判断結果に基づいて送信電力を低減させた通信を行うことが可能となり、簡易な構成で効率の良い通信を行うことが可能となる。
以上のように、本発明にかかるデータ通信方法及びデータ通信装置は、無線通信を行う通信機器に適している。
1 データ送信手段
2 データ受信手段
3 送信結果判定手段
4 送信結果記憶手段
5 通信路状況判定手段
6 送信電力制御手段
7 データフレーム作成手段
8 RTS/CTS手段
9 CSMA/CA手段
10 アンテナ
21 再送回数計測手段
22 再送回数記憶手段
31 送信スループット計測手段
32 送信スループット記憶手段
51 通信機器
101 送信判定結果テーブル
102 再送回数結果テーブル
103 送信スループット結果テーブル
2 データ受信手段
3 送信結果判定手段
4 送信結果記憶手段
5 通信路状況判定手段
6 送信電力制御手段
7 データフレーム作成手段
8 RTS/CTS手段
9 CSMA/CA手段
10 アンテナ
21 再送回数計測手段
22 再送回数記憶手段
31 送信スループット計測手段
32 送信スループット記憶手段
51 通信機器
101 送信判定結果テーブル
102 再送回数結果テーブル
103 送信スループット結果テーブル
Claims (10)
- 受信側の通信機器との間の通信状況に応じて、データ送信する際の送信電力を制御し、前記受信側の通信機器と無線通信するデータ通信方法において、
前記受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況に関する履歴を送信履歴情報として記憶する記憶ステップと、
前記送信履歴情報に基づいて、前記受信側の通信機器との間の通信状況を判断する通信路状況判定ステップと、
前記通信路状況判定ステップの判断結果に基づいて、前記受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を制御する送信電力制御ステップと、
を含むことを特徴とするデータ通信方法。 - 前記送信履歴情報は、前記受信側の通信機器から送信されるIEEE802.11仕様のACKの受信に基づいて判断される、前記受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況が正常なデータ送信であったか否かの履歴に関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ通信方法。
- 前記送信履歴情報は、前記受信側の通信機器へデータ送信する際のデータの再送信回数の履歴に関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ通信方法。
- 前記送信履歴情報は、前記受信側の通信機器へデータ送信する際の送信スループットの履歴に関する情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ通信方法。
- データ送信する際の送信電力を制御して受信側の通信機器と無線通信するデータ通信方法において、
前記受信側の通信機器と通信する際に予め設定した所定の送信電力でRTS/CTS制御を行うRTS/CTSステップと、
前記RTS/CTS制御を行って前記受信側の通信機器との間の通信メディアを占有した後、前記受信側の通信機器へデータ送信する際の送信電力を制御する送信電力制御ステップと、
を含むことを特徴とするデータ通信方法。 - 受信側の通信機器との間の通信状況に応じて、データ送信する際の送信電力を制御し、前記受信側の通信機器と無線通信するデータ通信装置において、
前記受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況に関する履歴を送信履歴情報として記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶する送信履歴情報に基づいて、前記受信側の通信機器との間の通信状況を判断する通信路状況判定手段と、
前記通信路状況判定手段の判断結果に基づいて、前記受信側の通信機器にデータ送信する際の送信電力を制御する送信電力制御手段と、
を備えることを特徴とするデータ通信装置。 - 前記受信側の通信機器から送信されるIEEE802.11仕様のACKの受信に基づいて、前記受信側の通信機器へデータ送信した際の送信状況が正常なデータ送信であったか否かを判断する送信結果判定手段をさらに備え、
前記記憶手段は、前記送信結果判定手段が判断した送信状況に応じた送信履歴情報を記憶することを特徴とする請求項6に記載のデータ通信装置。 - 前記受信側の通信機器へデータ送信する際のデータの再送信回数を計測する再送回数計測手段をさらに備え、
前記記憶手段は、前記再送回数計測手段が計測したデータの再送信回数に応じた送信履歴情報を記憶することを特徴とする請求項6に記載のデータ通信装置。 - 前記受信側の通信機器へデータ送信する際の送信スループットを計測する送信スループット計測手段をさらに備え、
前記記憶手段は、前記送信スループット計測手段が計測した送信スループットに応じた送信履歴情報を記憶することを特徴とする請求項6に記載のデータ通信装置。 - データ送信する際の送信電力を制御して受信側の通信機器と無線通信するデータ通信装置において、
前記受信側の通信機器と通信する際に予め設定した所定の送信電力でRTS/CTS制御を行うRTS/CTS手段と、
前記RTS/CTS制御を行って前記受信側の通信機器との間の通信メディアを占有した後、前記受信側の通信機器へデータ送信する際の送信電力を制御する送信電力制御手段と、
を備えることを特徴とするデータ通信装置。
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---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-06-30 JP JP2005191425A patent/JP2007013538A/ja active Pending
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