JP2007011446A - 紙幣入出金機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 全体的に小型化が図れ、しかも紙幣搬送時のジャムの発生を抑制できる紙幣入出金機の提供。
【解決手段】 入金部15、出金部16、回収庫17、出金リジェクト庫18および複数の還流庫20〜22を、受け入れた紙幣の厚さ方向を同方向となるようにして該方向に並設してなるとともに、入金部15、出金部16、回収庫17および出金リジェクト庫18を一纏まりとした第1の構成群25における前記並設の方向に対し直交する方向の一側に第1搬送部37Aを配設し、複数の還流庫20〜22を一纏まりとした第2構成群26における前記一側とは逆側に第2搬送部37Bを配設して、第1の構成群25および第2の構成群26の間に、第1搬送部37Aおよび第2搬送部37Bを接続させる第3搬送部37Cを配設し、第3搬送部37Cに入金識別部と出金識別部とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入金された紙幣を出金用として利用可能な紙幣入出金機に関し、特にその小型化に関する。
入金された紙幣を出金用として利用可能な紙幣入出金機に関するものとして、入金時に紙幣が、短辺方向を上下にした立位状態で、しかもその長辺方向を装置の奥行き方向に一致させた状態で投入され、この紙幣を立位状態のまま長辺方向に繰り出して搬送しつつ識別し、長辺方向を装置の奥行き方向に一致させた状態で各還流庫または回収庫に収納し、また各還流庫から長辺方向を装置の奥行き方向に一致させた状態で出金部に出金、またはリジェクト庫あるいは回収庫に排除するものがある(例えば、特許文献1参照)。
この紙幣入出金機は、機体前面側に、入金部と出金部とリジェクト庫と回収庫とを幅方向に並設するとともに、機体後面側に複数の還流庫を幅方向に並設し、機体前後方向の中間部に、円筒状のドラム型搬送部を設けて各部間で紙幣の出し入れを行うようになっている。これにより、高さと幅とを抑えることができ、小型化されて、例えば、POSレジ周りの紙幣入出金機として活用可能なものとなる。
特開2003−288630号公報
しかしながら、上記した紙幣入出金機は、ドラム型搬送部を用いており、その径は紙幣の最大長に伴う大きさとされており、さらにその周囲に複数の振分部材の配置および枝状の搬送路を配設するためのスペースが必要になるため、特に入金部、出金部、リジェクト庫および回収庫と、ドラム型搬送部と、複数の還流庫とを結ぶ方向である機体奥行き方向の小型化が十分ではないという問題があった。
また、ドラム型搬送部の周囲の枝状搬送部が種々の角度方向に振り分けられて延びているため、紙幣の搬送にあたってジャムが発生する要因にもなっている。
したがって、本発明は、全体的に小型化が図れ、しかも紙幣搬送時のジャムの発生を抑制できる紙幣入出金機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、機外から紙幣が投入される入金部と、機外へ取出可能となるように紙幣が機内から繰り出される出金部と、紙幣を収納するとともに収納した紙幣を前記出金部に出金させる複数の還流庫と、前記入金部または前記複数の還流庫からの紙幣を収納可能な回収庫と、前記還流庫から出金された紙幣のうちの出金リジェクト紙幣を収納する出金リジェクト庫とを有する紙幣入出金機において、前記入金部、前記出金部、前記回収庫、前記出金リジェクト庫および前記複数の還流庫を、受け入れた紙幣の厚さ方向が同方向となるようにして該方向に並設してなるとともに、前記入金部、前記出金部、前記回収庫および前記出金リジェクト庫を一纏まりの第1の構成群とし、該第1の構成群における前記並設の方向に対し直交する方向の一側に、前記入金部、前記出金部、前記回収庫および前記出金リジェクト庫を接続させる第1搬送部を配設し、前記複数の還流庫を一纏まりの第2の構成群とし、該第2構成群における前記一側とは逆側に、前記複数の還流庫を接続させる第2搬送部を配設して、前記第1の構成群および前記第2の構成群の間に、前記第1搬送部および前記第2搬送部を接続させる第3搬送部を配設し、該第3搬送部に、入金紙幣を識別する入金識別部と出金紙幣を識別する出金識別部とを設けてなることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記第1の構成群は前記第2の構成群に対し前記逆側にオフセットしていることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記第3搬送部における前記第1搬送部側に前記入金識別部を設け、前記第3搬送部における前記第2搬送部側に前記出金識別部を設けてなることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、機外から紙幣が投入される入金部と、機外へ取出可能となるように紙幣が機内から繰り出される出金部と、紙幣を収納するとともに収納した紙幣を出金部に出金させる複数の還流庫と、入金部または複数の還流庫からの紙幣を収納可能な回収庫と、還流庫から出金された紙幣のうちの出金リジェクト紙幣を収納する出金リジェクト庫とが、それぞれに受け入れた紙幣の厚さ方向が同方向となるようにして該方向に並設されており、入金部、出金部、回収庫および出金リジェクト庫の一纏まりからなる第1の構成群における前記並設の方向に対し直交する方向の一側に、これらを接続させる第1搬送部を配設し、複数の還流庫の一纏まりからなる第2の構成群における前記一側とは逆側に、複数の還流庫を接続させる第2搬送部を配設して、第1の構成群および第2の構成群の間に、第1搬送部および第2搬送部を接続させる第3搬送部を配設しているため、一方向に長くなることなく全体的に小型化が図れる。しかも、第1の構成群に対して各部を接続させる第1搬送部が同じ一側に配設され、第2の構成群に対して各部を接続させる第2搬送部が同じ逆側に配設されていて、これらを第1の構成群および第2の構成群の間の第3搬送部で接続させているため、各部への振り分けの方向が複雑にならず、紙幣搬送時のジャムの発生を抑制できる上、万一ジャムが生じても搬送部へのアクセスが容易でジャムを容易に解消できる。加えて、第1搬送部と第2搬送部とを互いに逆となる位置に配置してこれらを結ぶように第3搬送部を設けて、第3搬送部の長さを確保し、このように長さが確保された第3搬送部に入金紙幣を識別する入金識別部と出金紙幣を識別する出金識別部とを設けているため、少なくとも紙幣一枚分の長さが必要な入金識別部と還流庫との距離を確保できるとともに、少なくとも紙幣一枚分の長さが必要な出金識別部と出金リジェクト庫との距離を確保できる。
請求項2に係る発明によれば、第1の構成群が第2の構成群における第2搬送部側にオフセットし、第2の構成群が第1の構成群における第1搬送部側にオフセットしているため、オフセットの方向の効率的な配設が可能となり、この方向のさらなる小型化が図れる。
請求項3に係る発明によれば、第3搬送部における第1搬送部側に入金識別部を設け、第3搬送部の第2搬送部側に出金識別部を設けているため、少なくとも紙幣一枚分の長さが必要な入金識別部と還流庫との距離を一層確実に確保できるとともに、少なくとも紙幣一枚分の長さが必要な出金識別部と出金リジェクト庫との距離を一層確実に確保できる。
本発明の一実施形態の紙幣入出金機を図面を参照して以下に説明する。
本実施形態の紙幣入出金機11は例えばPOSレジの周りに図示略の硬貨入出金機とともに置かれて売上金の入金および釣銭の出金を行うものであり、図1に示すように、略直方体形状の筐体12を有している。この筐体12は、最も短い辺部12aを高さ方向に、次に短い中間長さの辺部12bを幅方向(左右方向)に、最も長い辺部12cを奥行き方向に配して設置され使用される。これにより、筐体12は、最も操作者側にあって操作者と対向する前面(一側面)12Aが最も短い辺部12aと中間長さの辺部12bとで囲まれた横長となり、また、上面12Bが中間長さの辺部12bと最も長い辺部12cとで囲まれる。なお、以下の説明で用いる高さ方向、幅方向および奥行き方向は、特に記載のない限り、筐体12における高さ方向、幅方向および奥行き方向を示す。
前記筐体12内には、図2にも示すように、奥行き方向に沿って前面12A側から順に、機外から紙幣Sが投入される上方に開口可能な入金部15、機外へ取出可能となるように紙幣Sが機内から繰り出される上方に開口可能な出金部16、入金部15からの紙幣Sおよび後述する複数の還流庫20〜22からの紙幣Sを収納可能な着脱式の回収庫17、出金リジェクト紙幣を収納する着脱不可な出金リジェクト庫18、紙幣Sを収納するとともに収納した紙幣Sを出金部16に出金させる複数具体的には三つの着脱不可な還流庫20、還流庫21、還流庫22が配設されている。
ここで、前面12A側の入金部15、出金部16、回収庫17および出金リジェクト庫18を一纏まりの第1の構成群25とし、前面12Aとは反対側の複数の還流庫20、還流庫21および還流庫22を一纏まりの第2の構成群26とする。これにより、第1の構成群25は、入金部15、出金部16、回収庫17および出金リジェクト庫18がこの順に並べられ、しかも出金リジェクト庫18が最も第2の構成群26側に設けられることになる。
なお、第1の構成群25のうちの前面12A側の入金部15、出金部16および回収庫17は一つのユニット28とされて、ユニット毎筐体12から着脱可能となっている。ここで、図1に示すように、筐体12のうち、前面12Aを構成する部分から上面12B側の入金部15および出金部16を覆う部分までが、錠29が別体のキーで操作されることにより開閉可能な蓋部30とされており、この蓋部30が開放されてユニット28が筐体12に対し着脱される。さらに、回収庫17は、ユニット28からも着脱可能であり、蓋部30が開放されてユニット28に対し着脱される。なお、蓋部30には、上面12Bを構成する部分に、前面12A側から順に、入金部15へ紙幣Sを投入するための入金口32、出金部16から紙幣Sを取出可能に突出させるための出金口33、操作入力が行われるとともに操作者に対する表示を行う操作表示部34が設けられている。なお、蓋部30を開閉可能とするべく前面12A側の一部を突出させるようにして図3に示すレジ台31が紙幣入出金機11の後部を覆うように設けられている。さらに、メンテナンス等のために蓋部30を開いた状態で筐体12内のすべての機構部が手前に引き出し可能となっている。蓋部30の前面12Aを構成する部分には、図1に示すように上記した錠29に加えて電源スイッチ35が設けられている。
図1および図2に示すように、上記した入金部15、出金部16、回収庫17、出金リジェクト庫18、還流庫20、還流庫21および還流庫22は、いずれも前面12Aと同様に幅方向に長い横長の形状をなしており、第1の構成群25の入金部15、出金部16、回収庫17および出金リジェクト庫18は、すべて、互いの幅方向および高さ方向の位置を合わせるとともに、短辺方向を高さ方向に沿わせ長辺方向を幅方向に沿わせた立位状態で紙幣Sを受け入れるようになっている。また、第2の構成群26の還流庫20、還流庫21および還流庫22も、すべて、互いの幅方向および高さ方向の位置を合わせるとともに、短辺方向を高さ方向に沿わせ長辺方向を幅方向に沿わせた立位状態で紙幣Sを受け入れるようになっている。
そして、これらの入金部15、出金部16、回収庫17、出金リジェクト庫18、還流庫20〜22は、受け入れた紙幣Sの厚さ方向が同方向となるようにして該方向(奥行き方向と一致)に並設されている。なお、第1の構成群25の入金部15、出金部16、回収庫17および出金リジェクト庫18と、第2の構成群26の還流庫20、還流庫21および還流庫22とは、互いの高さ方向の位置は合わせているものの、幅方向においては、互いに位置を重ね合わせながらも若干オフセットしている。
筐体12内において、第1の構成群25の入金部15、出金部16、回収庫17および出金リジェクト庫18の並設の方向に対し直交する方向の一側である幅方向一側のみに、これらの並設方向に沿って延在するとともに、これら入金部15、出金部16、回収庫17および出金リジェクト庫18を接続させることで紙幣Sのやり取りを行う第1搬送部37Aが配設されている。これにともなって、筐体12内の第1搬送部37Aとは反対側に寄せて第1の構成群25が配設されている。
また、筐体12内において、第2の構成群26の還流庫20、還流庫21および還流庫22の並設の方向に対し直交する方向の上記一側とは逆側である幅方向逆側のみに、これらの並設方向に沿って延在するとともに、これら還流庫20、還流庫21および還流庫22を接続させることで紙幣Sのやり取りを行う第2搬送部37Bが配設されている。これにともなって、筐体12内の第2搬送部37Bとは反対側に寄せて第2の構成群26が配設されている。よって、第1の構成群25は第2の構成群26に対し第2搬送部37Bの配設側である前記逆側にオフセットしており、言い換えれば、第2の構成群26は第1の構成群25に対し第1搬送部37Aの配設側である前記一側にオフセットしている。
そして、筐体12内には、第1の構成群25と第2の構成群26とが若干間隔をあけて設けられており、これら第1の構成群25と第2の構成群26との間に第1搬送部37Aの前面12Aとは反対側の端部と第2搬送部37Bの前面12A側の端部とを接続させる第3搬送部37Cを配設している。この第3搬送部37Cは、第1搬送部37Aに対し略直交し第2搬送部37Bに対しても略直交して、折り返すことなく幅方向に略直線状をなす。つまり、これら第1搬送部37A、第2搬送部37Bおよび第3搬送部37Cからなる搬送部37は、L字を180度回転させて組み合わせた形状をなしている。
搬送部37は、図3に示す制御部81で制御されて正逆回転するものであり、紙幣Sを常に長辺方向を搬送方向に沿わせ短辺方向を上下方向にした立位状態で搬送する。そして、入金部15、出金部16、回収庫17、出金リジェクト庫18、還流庫20〜22および搬送部37の下側に、これらを駆動する図3に示す駆動系80が配置され、その下側に制御部81と電源82とが配置されている。
搬送部37は、図2に示すように、最も前面12A側の入金部15と最も前面12Aとは反対側の還流庫22とを結ぶ主搬送路38を有しており、この主搬送路38は前面12A側の一部が第1搬送部37Aを構成し、前面12Aとは反対側の一部が第2搬送部37Bを構成し、これらの間にあってこれらに直交する部分が第3搬送部37Cを構成している。
また、搬送部37は、主搬送路38の出金部16の近傍から分岐して出金部16に接続される分岐搬送路39と、主搬送路38の回収庫17の近傍から分岐して回収庫17に接続される分岐搬送路40と、主搬送路38の出金リジェクト庫18の近傍から分岐して出金リジェクト庫18に接続される分岐搬送路41とを有しており、これら分岐搬送路39〜41は、第1搬送部37Aを構成している。
さらに、搬送部37は、主搬送路38の還流庫20の近傍から分岐して還流庫20に接続される分岐搬送路42と、第2搬送部37Bにあって主搬送路38の還流庫21の近傍から分岐して還流庫21に接続される分岐搬送路43とを有しており、これら分岐搬送路42,43は、第2搬送部37Bを構成している。これにより、主搬送路38の分岐搬送路41の分岐位置と分岐搬送路42の分岐位置との間が第3搬送部37Cを構成する部分となっている。
加えて、搬送部37は、主搬送路38を介して第2の構成群26側から搬送されてきた紙幣Sを、開状態では出金部16に接続される分岐搬送路39に案内して出金部16に搬送させる一方、閉状態ではそのまま主搬送路38で搬送させる振分部39Gと、主搬送路38を介して第2の構成群26側から搬送されてきた紙幣Sを、開状態では回収庫17に接続される分岐搬送路40に案内して回収庫17に搬送させる一方、閉状態ではそのまま主搬送路38で搬送させる振分部40Gと、主搬送路38を介して第2の構成群26側から搬送されてきた紙幣Sを、開状態では出金リジェクト庫18に接続される分岐搬送路41に案内して出金リジェクト庫18に搬送させる一方、閉状態ではそのまま主搬送路38で搬送させる振分部41Gとを有している。これら振分部39G〜41Gは、第1搬送部37Aを構成している。
加えて、搬送部37は、主搬送路38を介して第1の構成群25側から搬送されてきた紙幣Sを、開状態では還流庫20に接続される分岐搬送路42に案内して還流庫20に搬送させる一方、閉状態ではそのまま主搬送路38で搬送させる振分部42Gと、主搬送路38を介して第1の構成群25側から搬送されてきた紙幣Sを、開状態では還流庫21に接続される分岐搬送路43に案内して還流庫21に搬送させる一方、閉状態ではそのまま主搬送路38で搬送させる振分部43Gとを有している。これら振分部42G,43Gは、第2搬送部37Bを構成している。なお、上記した振分部39G〜43Gは通常閉状態とされており、必要により制御部81で駆動されて開状態となる。
ここで、還流庫20は、分岐搬送路42から受け入れた紙幣を一時貯留させる前面12A側の中間プール部20aと中間プール部20aの紙幣Sを収納する前面12Aとは反対側の収納部20bとを有しており、収納部20bに収納した紙幣Sを分岐搬送路42に出金可能となっている。同様に、還流庫21は、分岐搬送路43から受け入れた紙幣Sを一時貯留させる前面12A側の中間プール部21aと中間プール部21aの紙幣Sを収納する前面12Aとは反対側の収納部21bとを有しており、収納部21bに収納した紙幣Sを分岐搬送路43に出金可能となっている。さらにまた、還流庫22も、主搬送路38から受け入れた紙幣Sを一時貯留させる前面12A側の中間プール部22aと中間プール部22aの紙幣Sを収納する前面12Aとは反対側の収納部22bとを有しており、収納部22bに収納した紙幣Sを主搬送路38に出金可能となっている。なお、最も第1の構成群25とは反対側の還流庫22の収納部22bは、他の還流庫20,21の収納部20b,21bよりも収納量が多くされており、取扱量の最も多い千円券紙幣を収納させるようになっている。また、最も第1の構成群25側の還流庫20はそれ以外の例えば万円券紙幣を、中間の還流庫21はそれ以外の例えば五千円券紙幣をそれぞれ収納させるようになっている。
そして、第3搬送部37Cには、その第1搬送路37A側に、第1搬送路37A側から第2搬送路37B側に搬送中の入金紙幣を識別する入金識別部47が設けられており、その第2搬送路37B側に、第2搬送路37B側から第1搬送路37A側に搬送中の出金紙幣Sの重送等を識別する出金識別部48が設けられている。その結果、これら入金識別部47および出金識別部48は奥行き方向の位置を合わせて幅方向に並設されている。
なお、第1搬送路37A側から第2搬送路37B側に搬送中の紙幣Sを、入金識別部47での識別結果によっては、振分部42Gを開状態として還流庫20に接続される分岐搬送路42に案内したり、あるいは、振分部42Gを閉状態としてそのまま主搬送路38を搬送させる必要があるため、入金識別部47の識別情報検出完了位置から最も前面12A側の還流庫20の分岐搬送路42の分岐位置までの距離は、「紙幣Sの最大の長辺長さ」+「入金識別部47による識別に要する時間に、振分部42Gの振分動作に要する時間を加えた合計時間分の搬送長さ(すなわち、この合計時間に、搬送部37の搬送速度を掛け合わせて算出された搬送長さ)」の距離とされている。
また、搬送される紙幣Sが、入金識別部47によって、いずれかの環流庫20〜22に収納させるべき紙幣Sであると識別されると、当該搬送中の紙幣Sを、該当するいずれかの環流庫20〜22に向けて搬送し続ける一方、次の紙幣Sを入金部15から繰り出す。
これにより、入金識別部47によって識別される紙幣Sが、いずれかの環流庫20〜22に収納させるべき紙幣Sであると識別されている限り、主搬送路38は、紙幣Sを第1搬送路37A側から第2搬送路37B側に搬送し続ける。
これに対して、第1搬送路37A側から第2搬送路37B側に搬送中の紙幣Sを、入金識別部47での識別結果によっては逆に搬送して回収庫17に回収させる場合があるが、このとき、入金識別部47で識別した紙幣Sが最も近い還流庫20の分岐搬送路42の分岐位置までに至る前に搬送を停止し、続けて、主搬送路38が逆方向に搬送を開始することになる。
また、第2搬送路37B側から第1搬送路37A側に搬送中の紙幣Sを、出金識別部48での識別結果によっては、振分部41Gを開状態として出金リジェクト庫18に接続される分岐搬送路41に案内したり、あるいは、振分部41Gを閉状態としてそのまま主搬送路38を搬送させる必要があるため、出金識別部48の識別情報検出完了位置から出金リジェクト庫18の分岐搬送路41の分岐位置までの距離は、「紙幣Sの最大の長辺長さ」+「出金識別部48による識別に要する時間に、振分部41Gの振分動作に要する時間を加えた合計時間分の搬送長さ(すなわち、この合計時間に、搬送部37の搬送速度を掛け合わせて算出された搬送長さ)」の距離とされている。
これにより、主搬送路38は、いずれかの環流庫20〜22から紙幣Sを繰り出している限り、紙幣Sを第2搬送路37B側から第1搬送路37A側に搬送し続けることになる。
入金部15は、図4に示すように、幅方向に回動中心を配して回動可能に設けられるとともに上部のシャッタ50と壁板部51と下部の底板部52とを有する受台53と、幅方向に回転中心を配して壁板部51に回転可能に設けられた軸線方向両側がテーパ状の移動ローラ55と、上下方向に中心軸線を配して壁板部51に回転可能に設けられた軸線方向両側がテーパ状の送りローラ56と、奥行き方向に中心軸線を配して底板部52よりも上側に回転自在に設けられた複数の円柱状のガイドローラ57とを有している。
また、入金部15は、奥行き方向における壁板部51の奥側に設けられたビルプレス60を有しており、ビルプレス60は、奥行き方向に対し常に直交する上板部61と、この上板部61の下端縁部に幅方向に沿う軸63を中心に上端縁部が回動可能に支持された下板部62とを有している。
さらに、入金部15は、受台53を上下に振動させて紙幣Sから異物を落下させる加振機構65が設けられており、ガイドローラ57の下側には紙幣Sから落下する異物を受け入れる異物受66が設けられている。ここで、加振機構65は受台53に下側から当接する複数の偏心ローラ67を有しており、これら偏心ローラ67を回転させることで受台53を上下に振動させる。
加えて、入金部15は、図5に示すように、上部に移動ローラ55の駆動停止のタイミングを検出するためのセンサ69が設けられており、中間部に移動ローラ55の駆動開始のタイミングを検出するためのセンサ70が設けられている。
そして、入金部15の上部には受台53が斜めに傾動したときに受台53のシャッタ50で開放され紙幣Sを投入可能となる位置に上記した入金口32が設けられている。つまり、入金部15には、受台53が傾動させられた状態で紙幣Sが投入されることになり、このような紙幣Sを移動ローラ55でガイドローラ57に当接する位置まで引き込み、図4(b)に示すように受台53を壁板部51が鉛直に沿う姿勢に戻して入金口32をシャッタ50で閉じた後、加振機構65で加振し、その後、ビルプレス60の下板部62を回動させて紙幣Sに当接させて紙幣Sを送りローラ56で主搬送路38に送り出すことになる。
なお、出金部16も入金部15と同様の構成になっており、分岐搬送路39から送り込まれた紙幣Sをさらに送りローラで入れ込み受台を傾動させて、取出可能となるように紙幣Sを出金口33から移動ローラで突出させる。
以上に述べた構成の本実施形態の紙幣入出金機11の作動を各処理別に説明する。
「入金処理」
入金処理時には、制御部81が入金部15の受台53を回動させることになり、この状態で、紙幣Sが、その短辺方向を高さ方向に沿わせ、その長辺方向を幅方向に沿わせた立位状態で、入金口32から投入されることになる。そして、入金口32に紙幣Sが投入されたことがセンサ70で検出されると、制御部81は移動ローラ55で紙幣Sを引き込み、ガイドローラ57に当接する位置まで紙幣Sが引き込まれたことをセンサ69で検出すると、移動ローラ55を停止させて、受台53を壁板部51が鉛直となるように戻した後、加振機構65で加振し、その後、ビルプレス60の下板部62を回動させて紙幣Sに当接させて送りローラ56で主搬送路38に一枚ずつ分離して送り出すことになる。
そして、主搬送路38に送り出された紙幣Sは、搬送中に入金識別部47で識別されることになり、入金可能な紙幣Sと識別されたタイミングで、制御部81は、還流庫20〜22用の振分部42G,43Gのうち該当する金種への振分用のものを必要により開作動させる。これにより、搬送部37を停止させることなく金種の還流庫20〜22のうちの該当するものに当該紙幣Sを収納させることになる。ここでは、入金可能な千円券紙幣であった場合には主搬送路38でそのまま還流庫22の中間プール部22aに貯留させ、入金可能な万円券紙幣であった場合には振分部42Gで分岐搬送路42を介して還流庫20の中間プール部20aに貯留させ、入金可能な五千円券紙幣であった場合には振分部43Gで分岐搬送路43を介して還流庫21の中間プール部21aに貯留させる。
ここで、例えばPOSレジにおいて顧客から受け取った代金(紙幣+硬貨)を操作者が確認し入金金額を手入力で入力して、これに基づいて売上額を差し引いた釣銭額を先行して出金させた後に、受け取った代金の入金を行う釣銭先出型の場合には、紙幣Sの顧客への返却は機械側では行わないため、還流庫20〜22において順次中間プール部20a〜22aから紙幣Sを収納部20b〜22bに収納させることになる。他方、受け取った代金の入金を行い、入金金額を入金識別部47の識別結果に基づいて確定してから、売上額を差し引き、釣銭額を算出して、これに応じて釣銭用の紙幣を出金させる入金先確定型の場合には、顧客への返却を行う可能性があるため、入金確定操作が入力されたことを条件に中間プール部20a〜22aから紙幣Sを収納部20b〜22bに収納させる。
なお、入金可能であるものの還流庫を持たない二千円券紙幣については、釣銭先出型の場合には、これが入金識別部47で識別されると、制御部81は、搬送部37を停止させる。次に、制御部81は、回収庫17への振分部40Gを開作動させることで当該紙幣Sを回収庫17に受け入れ可能な状態になると、搬送部37を逆転させて振分部40Gで分岐搬送路40を介して当該紙幣Sを回収庫17に収納させる。
また、釣銭先出型の場合に、還流庫20〜22のいずれかが満杯状態にあって、その金種の入金可能な紙幣Sが入金識別部47で識別されると、制御部81は、搬送部37を停止させる。次に、制御部81は、回収庫17への振分部40Gを開作動させることで当該紙幣Sを回収庫17に受け入れ可能な状態になると、搬送部37を逆転させて振分部40Gで分岐搬送路40を介して当該紙幣Sを回収庫17に収納させる。
他方、入金識別部47で入金不可な紙幣Sと識別されると、制御部81は、搬送部37を停止させる。次に、制御部81は、釣銭先出型の場合には、単に識別のミスがあったと判断するものの入金は既に手入力で入力されているため、回収庫17に収納させる。つまり、回収庫17への振分部40Gを開作動させることで当該紙幣Sを回収庫17に受け入れ可能な状態になると、搬送部37を逆転させて当該紙幣Sを振分部43Gで分岐搬送路40を介して回収庫17に搬送する。また、入金先確定型の場合には、上記搬送部37の停止後、出金部16への振分部39Gを開作動させることで当該紙幣Sを出金部16に受け入れ可能な状態になると、搬送部37を逆転させて当該紙幣Sを振分部39Gで分岐搬送路39を介して出金部16に搬送する。そして、出金部16から機外に取出可能な状態として、操作者を介して顧客に返却する。前記したように、搬送される紙幣Sが、入金識別部47によって、いずれかの環流庫20〜22に収納させるべき紙幣Sであると識別されると、当該搬送中の紙幣Sを、該当するいずれかの環流庫20〜22に向けて搬送し続ける一方、次の紙幣Sを入金部15から繰り出し、これにより、入金識別部47によって識別される紙幣Sが、いずれかの環流庫20〜22に収納させるべき紙幣Sであると識別されている限り、主搬送路38は、紙幣Sを第1搬送路37A側から第2搬送路37B側に搬送し続ける。
これに対して、第1搬送路37A側から第2搬送路37B側に搬送中の紙幣Sを、入金識別部47での識別結果によって逆転搬送すべき紙幣と識別したときは、当該搬送中の紙幣Sの搬送を停止させ、且つ、次の紙幣Sの入金部15からの繰り出しを行うことなく、続けて、主搬送路38を逆方向に搬送開始させる。
そして、当該紙幣Sを、回収庫17または出金部16に搬送すると、主搬送路38の逆転搬送を停止させ、主搬送路38の正転搬送を再開し、入金部15からの次の紙幣Sの繰り出しを再開する。
「出金処理」
出金処理時には、還流庫20〜22のいずれか一つから紙幣Sを主搬送路38を介して出金部16側に向けて搬送することになり、主搬送路38の搬送中に出金識別部48で重送ではない出金可能な紙幣Sが識別されると、制御部81は、出金部16への振分用の振分部39Gを開作動させることで、搬送部37を停止させることなく当該紙幣Sを分岐搬送路39を介して出金部16に送り込む。この場合、出金識別部48は重送のみをチェックする。
他方、出金識別部48で出金不可な重送紙幣と識別されると、制御部81は、出金リジェクト庫18への振分部41Gを開作動させて、搬送部37を停止させることなく当該紙幣Sを振分部41Gで分岐搬送路41を介して出金リジェクト庫18に搬送する。
そして、出金部16への紙幣Sの搬送を適宜繰り返すことで、出金する枚数の紙幣Sが出金部16に送り込まれると、出金部16はこの紙幣Sを出金口33から機外に取り出し可能な状態とする。
「回収処理」
回収処理時には、還流庫20〜22のいずれか一つから紙幣Sを主搬送路38を介して回収庫17側に向けて搬送することになり、主搬送路38の搬送中に出金識別部48で重送でない紙幣Sが識別されると、制御部81は、回収庫17への振分用の振分部40Gを開作動させることで、搬送部37を停止させることなく当該紙幣Sを分岐搬送路40を介して回収庫17に送り込む。なお、出金識別部48で回収金額を確認しながら回収することになり、必要により回収庫17の交換を繰り返す。
他方、出金識別部48で重送紙幣と識別されると、制御部81は、出金リジェクト庫18への振分部41Gを開作動させることで、搬送部37を停止させることなく当該紙幣Sを分岐搬送路41を介して出金リジェクト庫18に搬送する。なお、回収処理の終了後にこの出金リジェクト庫18から人手によって紙幣Sが取り出される。また、紙幣入出金機11内の紙幣Sを、翌日の釣銭支払い等のために一部を残して回収する残置回収の場合、還流庫20〜22の枚数金額は把握されているため、各残置分を除いて上記動作を繰り返す。ここで、上記のように三つの還流庫20〜22が存在する場合、各還流庫20〜22の金種設定によっては残置枚数をゼロとする還流庫が存在することもあり得る。
「装填処理」
すべての還流庫20〜22から紙幣Sを回収する全回収があった場合、釣銭準備金を装填する装填処理が行われるが、この装填処理は、上記した入金処理とほぼ同様に行われる。
以上に述べた本実施形態の紙幣入出金機11によれば、機外から紙幣Sが投入される入金部15と、機外へ取出可能となるように紙幣Sが機内から繰り出される出金部16と、紙幣Sを収納するとともに収納した紙幣Sを出金部16に出金させる複数の還流庫20〜22と、入金部15および還流庫20〜22からの紙幣Sを収納可能な回収庫17と、還流庫20〜22から出金された紙幣Sのうちの出金リジェクト紙幣Sを収納する出金リジェクト庫18とが、それぞれに受け入れた紙幣Sの厚さ方向が同方向となるようにして該方向に並設されており、入金部15、出金部16、回収庫17および出金リジェクト庫18の一纏まりからなる第1の構成群25における前記並設の方向に対し直交する方向の一側に、これらを接続させる第1搬送部37Aを配設し、複数の還流庫20〜22の一纏まりからなる第2の構成群26における前記一側とは逆側に、複数の還流庫20〜22を接続させる第2搬送部37Bを配設して、第1の構成群25および第2の構成群26の間に、第1搬送部37Aおよび第2搬送部37Bを接続させる第3搬送部37Cを配設しているため、一方向に長くなることなく全体的に小型化が図れる。しかも、紙幣Sは搬送部37において立位状態で搬送されるため、第1搬送部37A、第2搬送部37Bおよび第3搬送部37Cを薄くでき、よってこの点からも全体的に小型化が図れる。
加えて、第1の構成群25に対して各部を接続させる第1搬送部37Aが同じ一側に配設され、第2の構成群26に対して各部を接続させる第2搬送部37Bが同じ逆側に配設されていて、これらを第1の構成群25および第2の構成群26の間の第3搬送部37Cで接続させているため、各部への振り分けの方向が複雑にならず、紙幣搬送時のジャムの発生を抑制できる上、万一ジャムが生じても搬送部37へのアクセスが容易でジャムを容易に解消できる。この場合は、筐体12の第1搬送部37A側の側面を開放して第1搬送部37A側の処理を行うことになり、筐体12の第2搬送部37B側の側面を開放して第2搬送部37B側の処理を行うことになる。また、第3搬送部37Cについてはいずれの側面側からも処理が可能となる。
また、第1搬送部37Aと第2搬送部37Bとを互いに逆となる位置に配置してこれらを結ぶように第3搬送部37Cを設けることで、第3搬送部37Cの長さを確保し、このように長さが確保された第3搬送部37Cに入金紙幣Sを識別する入金識別部47と出金紙幣Sを識別する出金識別部48とを設けているため、少なくとも紙幣一枚分の長さが必要な入金識別部47と還流庫20との距離を確保できるとともに、少なくとも紙幣一枚分の長さが必要な出金識別部48と出金リジェクト庫18との距離を確保できる。
さらに、第1の構成群25が第2の構成群26における第2搬送部37B側にオフセットし、第2の構成群26が第1の構成群25における第1搬送部37A側にオフセットしているため、オフセットの方向の効率的な配設が可能となり、この方向のさらなる小型化が図れる。
加えて、第3搬送部37Cにおける第1搬送部37A側に入金識別部47を設け、第3搬送部37Cの第2搬送部37B側に出金識別部48を設けているため、少なくとも紙幣一枚分の長さが必要な入金識別部47と還流庫20との距離を一層確実に確保できるとともに、少なくとも紙幣一枚分の長さが必要な出金識別部48と出金リジェクト庫18との距離を一層確実に確保できる。
さらに、例えば、入金部15に投入された紙幣Sを搬送部37で搬送し入金識別部47で入金可能な紙幣Sと識別されれば、還流庫20〜22のうちの対応するものに収納させることになり、入金識別部47で入金不可な入金リジェクト紙幣Sと識別された場合のみ、搬送部37を逆転させることで入金リジェクト紙幣Sを出金部16または回収庫17に搬送する。これにより、頻度の高い入金可能紙幣Sの識別時には搬送部37を停止および逆転させず、発生頻度の低い入金リジェクト紙幣Sの識別時のみ搬送部37を停止後に逆転(スイッチバック)させることで、処理時間の長大化を極力抑制することができる。なお、還流庫20〜22に収納していた紙幣Sを搬送部37で搬送する場合には、搬送部37を逆転させることはないため、この点からも、処理時間の長大化を極力抑制することができる。
上記実施形態においては、筐体12の最も短い辺部12aを高さ方向に、中間長さの辺部12bを幅方向に、最も長い辺部12cを奥行き方向に配して設置される場合を例にとり説明したが、図6に示すように、最も短い辺部12aを奥行き方向に、中間長さの辺部12bを幅方向に、最も長い辺部12cを高さ方向に配して設置することも可能である。
さらには、入金部15の入金口32および出金部16の出金口33を最も短い辺部12aと最も長い辺部12cとで形成される面部12Cに開口させることで、図7に示すように、筐体12の最も短い辺部12aを幅方向に、中間長さの辺部12bを奥行き方向に、最も長い辺部12cを高さ方向に配して設置したり、図8に示すように、筐体12の最も短い辺部12aを幅方向に、中間長さの辺部12bを高さ方向に、最も長い辺部12cを奥行き方向に配して設置したりすることができる。なお、これらの場合、入金部15および出金部16を交換する必要があるため、蓋部30を開いて第1の構成部25を含むユニット28をユニット毎交換することで変更に対応する。また、この場合は、紙幣Sが長辺方向に沿って投入および払い出しされるとともに搬送部37が紙幣Sを長辺方向に沿って搬送することになる。
また、上記した入金口32と出金口33とを共用の入出金口としても良い。
さらに、上記した紙幣入出金機11を左右反転して第1搬送部37Aおよび第2搬送部37Bを幅方向の上記とは逆側に配置しても良い。
本発明の一実施形態の紙幣入出金機を概略的に示す透過斜視図である。 本発明の一実施形態の紙幣入出金機を概略的に示す平断面図である。 本発明の一実施形態の紙幣入出金機を概略的に示す側断面図である。 本発明の一実施形態の紙幣入出金機における入金部を概略的に示すもので、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 本発明の一実施形態の紙幣入出金機における入金部を概略的に示すもので、受台の傾動状態を示す側面図である。 本発明の一実施形態の紙幣入出金機の変形例を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態の紙幣入出金機の別の変形例を概略的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態の紙幣入出金機のさらに別の変形例を概略的に示す斜視図である。
符号の説明
11 紙幣入出金機
15 入金部
16 出金部
17 回収庫
18 出金リジェクト庫
20〜22 還流庫
25 第1の構成群
26 第2の構成群
37 搬送部
37A 第1搬送部
37B 第2搬送部
37C 第3搬送部
47 入金識別部
48 出金識別部
81 制御部
S 紙幣

Claims (3)

  1. 機外から紙幣が投入される入金部と、機外へ取出可能となるように紙幣が機内から繰り出される出金部と、紙幣を収納するとともに収納した紙幣を前記出金部に出金させる複数の還流庫と、前記入金部または前記複数の還流庫からの紙幣を収納可能な回収庫と、前記還流庫から出金された紙幣のうちの出金リジェクト紙幣を収納する出金リジェクト庫とを有する紙幣入出金機において、
    前記入金部、前記出金部、前記回収庫、前記出金リジェクト庫および前記複数の還流庫を、受け入れた紙幣の厚さ方向が同方向となるようにして該方向に並設してなるとともに、
    前記入金部、前記出金部、前記回収庫および前記出金リジェクト庫を一纏まりの第1の構成群とし、該第1の構成群における前記並設の方向に対し直交する方向の一側に、前記入金部、前記出金部、前記回収庫および前記出金リジェクト庫を接続させる第1搬送部を配設し、
    前記複数の還流庫を一纏まりの第2の構成群とし、該第2構成群における前記一側とは逆側に、前記複数の還流庫を接続させる第2搬送部を配設して、
    前記第1の構成群および前記第2の構成群の間に、前記第1搬送部および前記第2搬送部を接続させる第3搬送部を配設し、
    該第3搬送部に、入金紙幣を識別する入金識別部と出金紙幣を識別する出金識別部とを設けてなることを特徴とする紙幣入出金機。
  2. 前記第1の構成群は前記第2の構成群に対し前記逆側にオフセットしていることを特徴とする請求項1記載の紙幣入出金機。
  3. 前記第3搬送部における前記第1搬送部側に前記入金識別部を設け、前記第3搬送部における前記第2搬送部側に前記出金識別部を設けてなることを特徴とする請求項1または2記載の紙幣入出金機。
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