JP2007007621A - シュレッダーの投入口用カバーユニット - Google Patents

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Yasushi Sezaki
康氏 瀬崎
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Abstract

【課題】 本発明は、紙及びディスク等が同時に破砕されるのを防止し、それによってモータへの負担を軽減することが可能なシュレッダーの投入口用カバーユニットを提供する。
【解決手段】 紙及び硬質材料を破砕可能で、これらを投入する紙用投入口11及び硬質材料用投入口13がそれぞれ別個に設けられたなシュレッダーに取り付けられるカバーであって、紙用投入口11及び硬質材料用投入口13のいずれか一方を塞ぐカバー本体25と、このカバー本体25が紙用投入口11を塞ぐ位置及び硬質材料用投入口13を塞ぐ位置の間を移動可能とするための溝27及びこれに係合する突起29とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンパクトディスク、フレキシブルディスク等の硬質材料、及び紙を破砕することができるシュレッダーに用いられる、被破砕物の投入口用カバーユニットに関する。
近年、機密情報は紙面に記載されるだけでなく、フレキシブルディスクやコンパクトディスク等の電子媒体に記録されることが多くなってきている。そのため、機密情報を処分するシュレッダーには、紙を破砕する機能に加え、上述したディスク等を破砕する機能が要求されている。これに対して、特許文献1では、紙の投入口、及びディスク等の投入口の2つの投入口が形成されたシュレッダーが提案されている。
実用新案登録第3096449号公報
ところで、上記のようなシュレッダーは、2つの投入口が形成されているため、紙及びディスクを同時に投入することができる。ところが、2つの投入口に同時に被破砕物を投入すると、これらを破砕するカッタ及びそれを駆動するモータに大きい負荷がかかり、故障の原因となりうる。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、紙及びディスク等が同時に破砕されるのを防止し、それによってモータへの負担を軽減することが可能なシュレッダーの投入口用カバーユニットを提供することを目的とする。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、紙及び硬質材料を破砕可能で、これらを投入する紙用投入口及び硬質材料用投入口がそれぞれ別個に設けられたなシュレッダーに用いられるカバーユニットであって、紙用投入口及び硬質材料用投入口のいずれか一方を塞ぐカバー本体と、前記カバー本体が前記紙用投入口を塞ぐ位置、及び硬質材料用投入口を塞ぐ位置との間を移動可能とするガイド手段とを備えている。
なお、本明細書では、DVD,CD,フレキシブルディスク,MO,メモリカード等の電子媒体の他、プラスチック等の材料で形成された板材など、シュレッダーで破砕可能なものを硬質材料と称することとする。
上記ガイド手段は、シュレッダー側に設けられカバー本体が紙用投入口を塞ぐ位置及び硬質材料用投入口を塞ぐ位置の間を結ぶ溝と、カバー本体に設けられ前記溝に係合する突部とを備えていることが好ましい。ここでいう「シュレッダー側」とは、溝をシュレッダーに直接形成しても良いし、溝を有する部材を予め準備し、これをシュレッダーに取り付けることもできるという意味である。
また、カバー本体は、投入口を外部から視認可能な透明部材を備えていることが好ましい。
本発明に係るシュレッダーの投入口用カバーユニットによれば、紙及びディスク等が同時に破砕されるのを防止し、それによってモータへの負担を軽減することができる。
以下、本発明に係るシュレッダーの投入口用カバーユニットの一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係るシュレッダーの側面断面図、図2は図1のシュレッダーの平面図である。
本実施形態にかかるシュレッダーは、紙のみならず、CD等の硬質材料も破砕可能に構成されている。図1に示すように、このシュレッダー1は、破砕用のカッタユニット3,5、それを駆動するモータ(図示せず)、及び破砕された紙くず等を回収する回収箱7を備えており、これらが筐体9内に配置されている。
図2に示すように、筐体9の上面には、前面側(図2の下側)から紙用投入口11及び硬質材料用投入口13がこの順で形成されており、これら投入口のいずれか一方は、カバーユニット15によって塞がれている。図1に示すように、紙用投入口11の下方には、カッタユニット3が配置されている。このカッタユニット3は、平行に並ぶ一対の円筒型のカッタ3a,3bを有している。各カッタ3a,3bの外周面には刃が形成され、これらの刃が互いに噛み合うように回転可能となっている。そして、投入された紙は、両カッタ3a,3bの回転に伴ってこれらの間に巻き込まれながら破砕され、その下方に配置された回収箱7内に落下して回収される。回収箱7は、筐体前面の扉17を開くことで筐体9から取り出すことができる。
また、硬質材料用投入口13の下方にも、紙用投入口11と同様にカッタユニット5が配置されており、その下方には、硬質材料を回収する小型ケース19が配置されている。この小型ケース19は、上部に開口を有し、紙屑を回収する回収箱7内に配置されている。より詳細には、小型ケース19は、回収箱7の上部開口のうち、後側(図1の右側)の約半分に小型ケース19の開口が位置するように配置される。また、小型ケース19の開口周縁にはフック等の係止部21が形成されており、この係止部21が回収箱7の開口周縁に内側から係止することで、小型ケース19は回収箱7に固定されている。小型ケース19の深さは、回収箱7の約半分であり、これによって、回収箱7は、小型ケース19の下方にも紙屑を溜めることができる。一般に、CD等の硬質材料よりも紙の処理量の方が多いので、上記構成により、回収箱7内の紙の回収スペースを大きくすることができる。
次に、投入口を塞ぐカバーユニット15について説明する。図1及び図2に示すように、筐体9の上面には、平面視矩形状の凹部23が形成されており、この凹部23の底面に紙用投入口11及び硬質材料用投入口13が筐体9の左右方向に延びるように平行に形成されている。そして、凹部23には、透明の部材で形成された矩形状のカバー本体25が配置されている。このカバー本体25の左右方向の幅は、凹部23の幅とほぼ同じであり、前後方向の長さは凹部23の約半分となっている。また、凹部23の左右壁面には、前後方向に延びる溝27がそれぞれ形成されている。これに対応するように、カバー本体25の両側面にはそれぞれ突起29が形成されており、この突起29が凹部23の溝27に係合している。カバー本体上面の前後の縁部それぞれには傾斜面30が形成されており、これによって、カバー本体25を把持しやすいようになっている。なお、上述した凹部23の溝27及びカバー本体25の突起29が本発明のガイド手段を構成する。
上記構成により、カバー本体25は、溝27に沿って凹部23内を前後方向にスライド可能となっている。そして、カバー本体25が凹部23の前側に配置されているときには、紙用投入口11を塞ぐ一方、凹部23の後側に配置されているときには、硬質材料用投入口13を塞ぐようになっている。
次に、このカバーユニットの使用方法について説明する。まず、破砕の対象物に応じて、カバー本体25の位置を変更する。すなわち、紙を破砕する場合には、カバー本体25を把持して後側に移動し硬質材料用投入口13を塞ぐ。これにより、紙用投入口11が露出する。一方、硬質材料を破砕する場合には、カバー本体25を前側にスライドさせて紙用投入口11を塞ぎ、硬質材料用投入口13を露出させる。例えば、紙を破砕する場合には、カバー本体25を後側にスライドさせた後、シュレッダーのスイッチをオンにする。そして、カッターが回転し始めると紙用投入口11から紙を投入して破砕を行う。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。一般的に、このタイプのシュレッダーは2つの投入口が設けられているため、硬質材料を破砕しつつ、紙も同時に破砕することも考えられるが、このように両者を同時に破砕すると、カッタを駆動するモータに大きな負荷がかかるという問題がある。特に、家庭用のシュレッダーでは、消費電力の大きい高出力のモータを使用することが難しいため、硬質材料と紙とを同時に破砕しようとすると、モータへの負担が大きく故障の原因となりうる。
これに対して、本実施形態にかかるシュレッダーは、硬質材料及び紙の両者を破砕処理できるものの、いずれか一方の投入口はカバー本体25によって常に塞がれ、他方の投入口のみが露出した状態となっている。そのため、硬質材料と紙とが同時に破砕されることがない。その結果、モータに大きい負荷がかかるのを防止でき、シュレッダーの故障を未然に防ぐことができる。
また、いずれかの投入口は必ず塞がれているため、一方の被破砕物を投入しているときに、他方の投入口に破砕予定のない物を誤って落としてしまうのを防止することができる。また、いずれかの投入口が塞がれているため、例えば紙用投入口にCD等を誤って投入してしまうのも防止することができる。
さらに、カバー本体25が透明の部材で構成されているため、いずれかの投入口が塞がれていたとしても、もう一方の投入口が存在することを視認することができる。そのため、このシュレッダーが、紙及び硬質材料の両方に対応したシュレッダーであることを容易に認識することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記実施形態では、カバー本体の移動のためのガイド手段を、溝とこれに係合する突起とで構成したが、これに限定されるものではなく、カバー本体が硬質材料用投入口及び紙用投入口のそれぞれを塞ぐ位置の間で移動できるのであれば、特には限定されない。例えば、カバー本体に溝を形成するとともに、シュレッダー側に前後方向に延びる突条を設け、溝と突条を係合させた後、カバー本体を突条に沿って移動させるようにすることもできる。また、上述した溝及び突条は、シュレッダーの筐体に直接形成することもできるし、溝や突条が形成された部材を筐体に取り付けるようにすることもできる。
また、カバー本体25は、全体を透明の部材で構成しなくてもよく、少なくとも投入口が外部から視認できるのであれば、その一部のみ、例えば、投入口の真上の部分のみを透明の部材で構成してもよい。また、透明の部材以外で構成することもできるのは勿論である。
本発明に係るシュレッダーの投入口用カバーの一実施形態を示す側面断面図である。 図1の平面図である。
符号の説明
1 シュレッダー
11 紙用投入口
13 硬質材料用投入口
15 カバーユニット
25 カバー本体
27 溝
29 突部

Claims (3)

  1. 紙及び硬質材料を破砕可能で、これらを投入する紙用投入口及び硬質材料用投入口がそれぞれ別個に設けられたなシュレッダーに用いられるカバーユニットであって、
    紙用投入口及び硬質材料用投入口のいずれか一方を塞ぐカバー本体と、
    前記カバー本体が前記紙用投入口を塞ぐ位置、及び硬質材料用投入口を塞ぐ位置の間を移動可能にするガイド手段と
    を備えているシュレッダーの投入口用カバーユニット。
  2. 前記ガイド手段は、
    シュレッダー側に形成され、前記カバー本体が紙用投入口を塞ぐ位置、及び硬質材料用投入口を塞ぐ位置の間を結ぶ溝と、
    前記カバー本体に設けられ前記溝に係合する突部と
    を備えている、請求項1に記載のシュレッダーの投入口用カバーユニット。
  3. 前記カバー本体は、塞いでいるいずれかの前記投入口を外部から視認可能な透明部材を備えている、請求項1又は2に記載のシュレッダーの投入口用カバーユニット。
JP2005194784A 2005-07-04 2005-07-04 シュレッダーの投入口用カバーユニット Pending JP2007007621A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011094968A1 (zh) * 2010-02-08 2011-08-11 Wang Huize 设有可滑动式盖板安全结构的碎纸机
JP2014171948A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Oriental:Kk シュレッダー

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