JP2007007117A - 経腸栄養剤封入ソフトバッグ - Google Patents

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和之 黒澤
Naohito Matsuda
尚人 松田
Kazutada Sako
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Abstract

【課題】 製造が容易で、しかも強度に優れた経腸栄養剤封入ソフトバッグの提供。
【解決手段】 経腸栄養剤が封入された封入袋部に、易連通性仕切部を介して空袋部を連成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、経腸栄養剤封入ソフトバッグ、特に補水して使用に供することができる経腸栄養剤封入ソフトバッグに関する。
経腸栄養剤は、場合によっては水で希釈して投与する必要がある。しかしながら、経腸栄養剤が封入されたソフトバッグに水を注加して補水すると、内容量が増大する結果、当該バッグが膨満破裂してしまうと云う問題があった。そこで、ソフトバッグを内外2重袋構造とし、当該内袋のみに経腸栄養剤を封入すると共に、該内袋と外袋との間を空スペース部とした経腸栄養剤封入ソフトバッグが既に市場に供されている(例えば、特許文献1参照)。
このソフトバッグによれば、使用時に内外袋を連通せしめることにより、前記の空スペース部にも液体を収容し得る結果、バッグ全体の収容可能量が増大するので、補水による膨満破裂を防止することが可能となる。
しかしながら、このソフトバッグは内外2重袋構造であるが故に、製造効率が悪いと云う問題があったことはもとより、外袋は、内袋との間の空スペース部の存在により、強度が弱く、輸送時等にピンホール等が発生し易いのが実状であった。
特開平11−206851
本発明は斯かる従来の問題と実状に鑑みてなされたものであり、製造が容易で、しかも強度に優れた経腸栄養剤封入ソフトバッグを提供することを目的とする。
本発明の経腸栄養剤封入ソフトバッグは、経腸栄養剤が封入された封入袋部に、易連通性仕切部を介して空袋部を連成せしめることにより上記目的を達成したものである。
本発明の経腸栄養剤封入ソフトバッグは、2重袋構造ではなく、封入袋部と空袋部の連成体構造であるため、一体成形が容易で、生産効率性に優れると共に、空袋部を易連通性仕切部で封入袋部側に折り畳んだ状態で輸送乃至保管し得るので、従来の如きピンホール等の発生を防止することができる。
本発明において、易連通性仕切部としては、封入袋部と空袋部を簡便に連通せしめて、封入袋部内の経腸栄養剤を空袋部に移行せしめ得るものであれば、具体的構造の如何を問わないが、特に圧力を加えることによって開通される圧潰易開封性シール部とするのが、連通操作性に優れ、より望ましい。
また、本発明における封入袋部の上端の少なくとも一部に、開口部形成用の易切開部を形成すれば、ハサミ等の器具を必要とせず、手指で容易に開口部を形成し得るので、より望ましい。斯かる易切開部としては、例えばレーザー加工や機械加工によるミシン目が好適なものとして挙げられる。
また、前記易切開部の切開により形成される開口部の下位内面に、開口部開閉用の凹凸嵌合ファスナーを設ければ、補水後開口部を閉止した状態で経腸栄養剤を投与し得るので、衛生上より望ましい。
また、本発明における封入袋部と空袋部の素材としては、この種ソフトバッグに適した柔軟性を有するものであれば特に限定されず、例えば合成樹脂フィルムに、金属箔、金属蒸着膜入りフィルム、酸化金属蒸着膜入りフィルムの何れか1種又は2種以上を外層材として積層した柔軟な多層ラミネート材が好適に用いられる。
ところで、本発明ソフトバッグは、主に液体の経腸栄養剤を封入する用途で使われるが、斯かる用途における多層ラミネート材としては、各種液体内容品向けパウチに用いられているような、引っ張り強度、耐落下衝撃性、耐ピンホール性、耐内容品性等に優れた公知の多層フィルムが好適に用いられる。
また、経腸栄養剤の種類によっては、ボイル殺菌(湯殺菌)やレトルト殺菌(加熱加圧殺菌)などの高温加熱殺菌が必要になるが、この場合も公知の耐熱性多層フィルムが好適に用いられる。
このような多層フィルムの基本構成例としては、外層側から、基材層、接着剤層、中間層、接着剤層、シーラント層が順に積層された多層ラミネート材が挙げられる。
前記基材層としては、引っ張り強度、耐衝撃強度、耐ピンホール性などの機械的特性に優れたフィルムが好適に用いられる。具体的には、ポリエステル、ポリアミド(ナイロン)、ポリプロピレン等の合成樹脂を用いた2軸延伸フィルムを単独又は数種類積層したものが好ましいものとして挙げられる。
前記中間層としては、多層フィルムの引き裂き開封性を向上させるフィルム、各種ガスや水蒸気バリア性を向上させることができるフィルム等、主に多層フィルムの機能性向上を目的としたフィルムが好適に用いられる。例えば、引き裂き開封性を向上させるフィルムとしては、1軸延伸ポリプロピレンフィルム等が挙げられる。また、バリア性を向上させる合成樹脂フィルムとしては、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム;塩化ビニリデン共重合体フィルム;メタキシレンジアミン(MXDA)とアジピン酸との重縮合反応から得られる結晶性ポリアミドフィルム(ナイロンMXD6);アクリロニトリル共重合体フィルム;ポリグリコール酸及びその共重合体フィルム;ポリグリコール酸系フィルム;クレイ系ナノコンポジット合成樹脂フィルム;無機膜蒸着フィルム;ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリル酸等のバリア性有機材料コーティングフィルム;フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂をベースとしたクレイ系ナノコンポジット材料コーティングフィルム等が挙げられる。また、これらのフィルム中に、酸化性重合体等を含む酸素吸収性樹脂や還元性金属化合物等から成る酸素吸収剤等をブレンドしたフィルムを用いても良い。さらに、透視性が必要とされない場合は、バリア性を付与するための他の材料として、アルミニウム箔やスチール箔等の金属箔(合金箔含む)金属蒸着膜入りフィルム、酸化金属蒸着膜入りフィルム等を用いても良い。
前記シーラント層には、ヒートシール性(少なくとも基材層を構成する材料の融点よりも低温で溶融・拡散・再結晶化が可能なこと)、ヒートシール強度、耐熱性(高温でのヒートシール強度)、耐内容品性、衛生性が求められる。このようなシーラント層に適用可能な、ヒートシール性を有する合成樹脂材料としては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン(チーグラー系(マルチサイト触媒)、メタロセン系(シングルサイト触媒))、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン系不飽和カルボン酸又はその無水物でグラフト変性されたオレフィン共重合体、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合体、ポリブテン−1、ポリメチルペンテン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等の一部に金属イオン基を導入したイオン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)、エチレン−テトラシクロドデセン共重合体(環状オレフィン共重合体)等のポリオレフィン系樹脂;ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体等の芳香族ビニル共重合体;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化ビニル樹脂;アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等のアクリロニトリル共重合体;ポリ乳酸系樹脂(ポリメソラクチド配合系含む);ポリブチレンテレフタレート等の比較的低融点のポリエステル樹脂;等が挙げられる。これら樹脂は単体又は数種類ブレンドされて用いられる。
本発明ソフトバッグにバリア性が必要な場合で中間層にバリア性フィルムを用いない場合、基材層にバリア性を付与しても良い。この場合は、基材層となるフィルムに、アルミニウム等の金属、又は、アルミナ(酸化アルミニウム)やシリカ(酸化ケイ素)等の無機酸化物等を蒸着したフィルム、或いは、ポリ塩化ビニリデンやポリアクリル酸等のバリア性有機材料をコーティングしたフィルムを使用することができる。また、基材層のフィルム中に、酸化性重合体等を含む酸素吸収性樹脂や還元性金属化合物等から成る酸素吸収剤等をブレンドしたフィルムを用いても良い。
前記接着剤層を形成する材料としては、例えばポリウレタン系樹脂(ポリエーテル系ポリウレタン樹脂、ポリエステル系ポリウレタン樹脂等)、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、極性基を導入したオレフィン系樹脂等が挙げられる。
多層フィルムの各層を形成する合成樹脂フィルムの製造は、キャスト法、Tダイ法、カレンダー法又はインフレーション法等の通常の方法により行うことができる。また、多層フィルムの製造は、予め成形されたフィルムのドライラミネーション法や溶融樹脂によるサンドイッチラミネーション法、積層コーティング法、溶融共押し出し法等の通常の方法により行うことができる。この際、前記基材層、中間層、シーラント層同士の接着性を向上させるために、それぞれの層の接着剤層に接する面に、コロナ放電処理、フレーム処理(火炎処理)、紫外線処理、オゾン処理、プライマーコーティング処理(アルキルチタネート、ポリエチレンイミン、シランカップリング剤、イソシアネート系化合物、ポリウレタン系化合物等をコーティング)等を用いた表面改質処理を施すことができる。
封入された内容品が光に弱くソフトバッグに遮光性が必要とされる場合は、前記合成樹脂フィルムに金属箔が導入された多層フィルムを用いると、遮光性とガス及び水蒸気バリア性を両立できるため望ましい。
このように、前記合成樹脂フィルムに金属箔が導入された多層フィルムを用いた場合は、多層フィルムは不透明となるため、ソフトバッグ内の内容液を目視できない。投与時にソフトバッグ内の残存内容液量を目視する必要がある場合は、前記金属箔が多層フィルムから剥離可能なように、多層フィルムの外面側に弱い接着剤層を介して積層された構成とすれば、投与時に金属箔を剥離して残存内容量を視認できるようになる。この金属箔は、剥離操作時に破れたりしないように、ポリエステルやポリアミド(ナイロン)等の2軸延伸フィルムが積層されていても良い(このような、金属箔層が使用時に剥離可能な多層フィルムとして、東洋アルミニウム(株)製「アルエレ」フィルムがあり、本ソフトバッグにも好適に使用できる)。
本発明ソフトバッグは、投与前に封入袋部と空袋部を区画する易連通性仕切部を予め連通せしめてから使用されるが、易連通性仕切部が圧潰易開封性シール部である場合は、圧潰易開封性シール部をヒートシールによって形成することが製造の容易さの面から望ましい。この場合、一般的な合成樹脂が、その樹脂と異種の合成樹脂とヒートシールされた場合に、主に界面破壊性の弱接合部を形成し、ヒートシール強度(剥離強度)が小さくなる性質を利用することができる。つまり、本ソフトバッグを構成する対面する多層フィルムの間に、多層フィルムのシーラント層(最内面層)を構成する樹脂とは異種の樹脂から成る層を、フィルム又は塗膜の形で多層フィルム間に挟み、その部分を多層フィルムの外側からヒートシールすることにより、そのヒートシール部に圧潰易開封性シール部を形成することができる。
また、多層フィルムのシーラント層を構成する樹脂とは非相溶性の樹脂を加えたブレンド物から成る層が、多層フィルムのシーラント層とヒートシールされた場合に、主に凝集破壊性の弱接合部を形成し、ヒートシール強度が比較的小さくなる性質も利用できる。この場合も前記と同じ方法で、このようなブレンド物の層をフィルム又は塗膜の形でソフトバッグを構成する対面した多層フィルム間に挟み込み、その部分を多層フィルムの外側からヒートシールすることで圧潰易開封性シール部を形成することができる。前記2種類の圧潰易開封性シール部の樹脂構成は、求められる開封強度に応じて使い分けることができる。
このような圧潰易開封性シール部を、本ソフトバッグを構成する対面した多層フィルムの間に配置した構造にすると、内容液が封入されている封入袋部に外圧を加えることで圧潰易開封性シール部に剥離力が作用するようになる。つまり、使用時に手指により本ソフトバッグの封入袋部を潰して加圧すれば(圧潰操作)、封入袋部と空袋部とを連通させることができる。
ソフトバッグの寸法が大きくなり、封入袋部に封入する内容液量が多い場合は、圧潰易開封性シール部の開封強度を大きくしなければ、流通時に不用意に連通してしまう恐れがある。このような場合は、特開平11−22781号公報に記載されているような、一方向からの圧力でしか連通しない圧潰易開封性シール部の構造を取り入れ、封入袋部側からの圧力では連通しないようにすることができる。この場合の圧潰易開封性シール部は、本ソフトバッグを構成する対向する多層フィルムの間に、片面は多層フィルム内面と強固に接合するタイトシール部を形成し、他面は多層フィルム内面と剥離可能な易剥離性シール部を形成することができる別体の易剥離性多層フィルムを挿入してヒートシールすることによって形成される。この際、多層フィルム内面と易剥離性多層フィルムとの間に形成されるタイトシール部と易剥離性シール部は、タイトシール部の封入袋部側端部を易剥離性シール部の封入袋部側端部よりも空袋部側にずらせて配置されるように、ヒートシールされた部分を易剥離性多層フィルムの両面でずらして形成される。このような圧潰易開封性シール部の構造にすることによって、空袋部側からしか連通しない圧潰易開封性シール部とすることができる。この構造を取り入れた場合は、空袋部側からの圧潰操作が可能なように、若干の空気を空袋部に封入しておけば良い。
前記易剥離性多層フィルムを用いた場合の圧潰易開封性シール部において、易剥離性シール部を形成する易剥離性多層フィルム側の層として用いられる合成樹脂と、本ソフトバッグを構成する多層フィルムのシーラント層を構成する樹脂とが異種の合成樹脂である場合の合成樹脂の組み合わせとしては、線状低密度ポリエチレンとポリプロピレン系樹脂、線状低密度ポリエチレンと環状ポリオレフィン系樹脂、線状低密度ポリエチレンとポリブテン−1樹脂等が挙げられる。また、易剥離性シール部を形成する易剥離性多層フィルム側の層として、多層フィルムのシーラント層を構成する合成樹脂と、その樹脂とは非相溶の合成樹脂とのブレンド物を用いる場合の合成樹脂の組み合わせとしては、ポリエチレンとポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンとポリメチルペンテン、ポリエチレンとポリブテン−1等が挙げられ、その配合比を調整することにより易剥離性シール部の強度を調整することができる。
また、前記多層ラミネート材における合成樹脂フィルムが透明な場合はそのまま、不透明な場合には適宜透明窓部を設けた上、当該合成樹脂フィルムに残存内容液量を示す目盛を表示すると共に、前記多層ラミネート材における外層材を剥離容易に被覆積層せしめれば、投与時に当該外層材を剥離することにより、残存内容液量をより的確に視認し得るので望ましい。
以下本発明の一実施例を図面と共に説明する。
図1は本発明経腸栄養剤封入ソフトバッグの平面説明図、図2はA−A線断面説明図、図3は圧潰易開封性シール部の構造を示す拡大断面模式説明図、図4はソフトバッグの素材を示す拡大断面説明図、図5はアルミ蒸着膜入りフィルムの一部を剥離除去した状態を示す平面説明図である。
当該図1〜図5において、Pはソフトバッグ本体で、経腸栄養剤Sが封入された封入袋部10と、何も封入されていない空袋部20が、図3に示す構造の圧潰易開封性シール部から成る易連通性仕切部30を介して一体に連成されている。尚、空袋部20は空気も殆どない扁平体であるが、図2においては理解し易くするために膨満状に表示されている。
11は切除の容易なミシン目部で、封入袋部10の上端の一部に形成されており、これを切開することにより補水時に容易に開口部を形成し得るようになっている。また、12は切開開始用切り込みで、当該ミシン目部11の端部に形設されており、これを利用することによりミシン目部11の切開操作をより容易に行なえるようになっている。
13は凹凸嵌合ファスナー部で、前記ミシン目部11の切開により形成される開口部の下位内面に形設されており、これを利用することにより当該開口部を自由に開閉し得るようになっている。
14は吊るし穴で、封入袋部10の上縁シール部15に真円状に形設されており、これにより投与時に亀裂を生じさせることなく、ソフトバッグ本体Pを吊り下げ使用し得るようになっている。
ソフトバッグ本体P、すなわち封入袋部10及び空袋部20は、図4に示す如く、合成樹脂フィルムP1とアルミ蒸着膜入りフィルムP2のラミネート材から成り、当該アルミ蒸着膜入りフィルムP2は、合成樹脂フィルムP1から剥離容易に、かつ外層面となるように被覆積層されている。
この合成樹脂フィルムP1の外面には図5に示す如く、残存内容量を示す目盛16が表示され、アルミ蒸着膜入りフィルムP2を剥離除去することにより、残存容量を外部から視認し得るようになっている。17は透明窓部で、合成樹脂フィルムP1が遮光性着色フィルムの場合、これを予め形成することにより外部よりの視認を可能ならしめるものである。
尚、21は注出栓部で、空袋部20の下端部に設けられている。
次に、斯かる本発明経腸栄養剤封入ソフトバッグの使用方法を説明する。
まず、易連通性仕切部30を破壊し、封入袋部10と空袋部20を連通せしめて、封入袋部10内の経腸栄養剤Sを空袋部20に移行させ、ソフトバッグ本体P全体の内容積を増大せしめる。
次いで、内容物の流出を防止するため、凹凸嵌合ファスナー部13を閉止した状態で、封入袋部10上部のミシン目部11を切開除去して開口部を形成する。
次いで、凹凸嵌合ファスナー部13を開放状態とし、当該開口部から水を注入補水すれば、内容積が増大しているので、ソフトバッグ本体Pが膨満破裂することなく、目的とする希釈状態の経腸栄養剤を得ることができる。
次いで、凹凸嵌合ファスナー部13を閉止状態とし、以下常法に従い投与に供する。
尚、この場合アルミ蒸着膜入りフィルムP2を一部剥離除去すれば、内容量を視認することができる。
本発明経腸栄養剤封入ソフトバッグの平面説明図。 図1のA−A線断面説明図。 圧潰易開封性シール部の構造を示す拡大断面模式説明図。 本発明ソフトバッグの素材を示す拡大断面説明図。 アルミ蒸着膜入りフィルムの一部を剥離除去した状態を示す本発明ソフトバッグの平面説明図。
符号の説明
10:封入袋部
11:ミシン目部
12:切り込み
13:凹凸嵌合ファスナー部
14:吊るし穴
15:上縁シール部
16:目盛
17:透明窓部
20:空袋部
21:注出栓部
30:易連通性仕切部
P:ソフトバッグ本体
P1:合成樹脂フィルム
P2:アルミ蒸着膜入りフィルム
S:経腸栄養剤

Claims (7)

  1. 経腸栄養剤が封入された封入袋部に、易連通性仕切部を介して空袋部を連成したことを特徴とする経腸栄養剤封入ソフトバッグ。
  2. 易連通性仕切部が圧潰易開封性シール部であることを特徴とする請求項1記載の経腸栄養剤封入ソフトバッグ。
  3. 封入袋部の上端の少なくとも一部に、開口部形成用の易切開部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の経腸栄養剤封入ソフトバッグ。
  4. 易切開部が、レーザー加工又は機械加工によるミシン目であることを特徴とする請求項3記載の経腸栄養剤封入ソフトバッグ。
  5. 易切開部の切開により形成される開口部の下位内面に、開口部開閉用の凹凸嵌合ファスナー部を有することを特徴とする請求項3又は4記載の経腸栄養剤封入ソフトバッグ。
  6. 封入袋部及び空袋部が、合成樹脂フィルムに、金属箔、金属蒸着膜入りフィルム、酸化金属蒸着膜入りフィルムの何れか1種又は2種以上を外層材として積層したラミネート材から成ることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の経腸栄養剤封入ソフトバッグ。
  7. 合成樹脂フィルムに残存内容液量を示す目盛が表示されていると共に、合成樹脂フィルムの外層材が剥離容易に被覆積層されていることを特徴とする請求項6記載の経腸栄養剤封入ソフトバッグ。

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