JP2007006348A - 再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録媒体に記録されている動画像のコンテンツをスライドショー的に再生することにより、動画像のコンテンツの新しい楽しみかたをユーザに提供し、ユーザを満足させられる再生装置を提供する。
【解決手段】 再生装置1は、動画像のコンテンツについて、このコンテンツの動画像の中から選択したフレームの画像を、設定されている時間間隔で切り換えながら出力する、スライドショー的な特殊再生を行う。この特殊再生では、コンテンツの音声については、先頭から順番に再生される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、DVD(ディジタルバーサタイルディスク)や、HD(ハードディスク)等の記録媒体に記録されているコンテンツの動画像データおよび音声データを読み取り、画像および音声を同時に再生する再生装置に関する。
従来、DVD(ディジタルバーサタイルディスク)や、HD(ハードディスク)等の記録媒体に記録されているコンテンツの画像、および音声を再生する再生装置が一般に普及している。従来の再生装置は、動画像のコンテンツについては、記録媒体に記録されているコンテンツの動画像データに基づく動画像と、動画像データに付加されている音声データに基づく音声を同時に再生する。また、静止画像のコンテンツについては、記録媒体に記録されているコンテンツの静止画像を適当なタイミングで切り換えながら、記録媒体に記録されているコンテンツの音声を同時に再生する。ここで言う動画像のコンテンツとは、動画像および音声をMPEG2等でエンコードしたコンテンツであり、静止画像のコンテンツとは、静止画像をJPEG等でエンコードし、音声をMP3やWMA等でエンコードしたコンテンツである。
静止画像のコンテンツの再生は、適当なタイミングで静止画像を切り換えることから、スライドショーと呼ばれている。静止画像のコンテンツは、例えば画像がディジタルカメラで撮像した撮像画像であり、音声が各撮像画像の注釈や、BGM(バックグラウンドミュージック)である。
また、VCD/DVDプレイヤで再生できる標準解像度のものよりも高い空間解像度と画質をもつマルチメディアスライドショーを制作するシステムが提案されている(特許文献1参照)。また、無音状態の動画像を再生するときに、BGMを同時に再生することで、無音状態の動画像の再生にかかる演出効果を高める装置が提案されている(特許文献2参照)。この特許文献2に記載の装置は、無音状態でない動画像を再生するときにはBGMの再生を停止し、再生している動画像に付加されている音声を再生することで、BGMと動画像に付加されている音声とが混在し、これらを聞き分けることが困難になるという弊害が生じるのを防止している。
特開2004−194338号公報 特開2004−215123号公報
しかしながら、従来の再生装置は、記録媒体に記録されているコンテンツが動画像のコンテンツである場合、この記録媒体から読み出した動画像データによる動画像を再生するとともに、この動画像データに付加されている音声データによる音声を再生する通常の再生処理や、動画像データによる動画像をコマ送りで出力し、音声について出力しないコマ送り再生処理等が行えるだけであった。すなわち、動画像のコンテンツについて、このコンテンツの音声データに基づく音声を再生しながら、動画像データに基づく動画像の中から抽出したフレームの画像を、適当なタイミングで切り換えるという、上述のスライドショー的な再生処理が行えなかった。言い換えれば、ユーザは、動画像のコンテンツについては、スライドショー的に再生して楽しむことができなかった。
なお、映画やドラマ等、ユーザを感動させるメインが画像で、画像の演出効果を高めるサブが音声である種類のコンテンツについては、このスライドショー的な再生はユーザを楽しませるのに十分ではないが、音楽等、ユーザを感動させるメインが音声で、音声の演出効果を高めるサブが画像である種類のコンテンツについては、このスライドショー的な再生はユーザを十分に楽しませることができる。
この発明の目的は、記録媒体に記録されている動画像のコンテンツをスライドショー的に再生することにより、動画像のコンテンツの新しい楽しみかたをユーザに提供し、ユーザを満足させられる再生装置を提供することにある。
この発明の再生装置は、上述の目的を達成するために、以下の構成を備えている。
(1)本体にセットされている記録媒体から、この記録媒体に記録されているコンテンツの動画像データおよび音声データを読み取る読取手段と、
前記読取手段が読み取った動画像データに基づく動画像を出力する第1の画像再生手段と、
前記読取手段が読み取った音声データに基づく音声を出力する音声再生手段と、を備えた再生装置において、
前記読取手段が読み取った動画像データに基づく動画像の中から、予め設定された条件に対応するフレームの画像を抽出し、ここで抽出したフレームの画像を静止画像で出力する第2の画像再生手段と、
前記第1の画像再生手段、または前記第2の画像再生手段の一方を選択する選択手段と、を備え、
前記第2の画像再生手段は、出力するフレームの画像を所定のタイミングで切り換える手段である。
この構成では、選択手段において第1の画像再生手段、または第2の画像再生手段の一方を選択することができる。この選択手段により、第1の画像再生手段が選択されている場合、読取手段が本体にセットされている記録媒体から読み取った動画像データに基づく動画像を第1の画像再生手段が出力し、読取手段が本体にセットされている記録媒体から読み取った音声データに基づく音声を音声再生手段が出力する。すなわち、第1の画像再生手段が選択されているときには、動画像データによる動画像を再生するとともに、この動画像データに付加されている音声データによる音声を再生する通常の再生処理が行われる。
一方、選択手段により、第2の画像再生手段が選択されている場合、第2の画像再生手段が、読取手段が本体にセットされている記録媒体から読み取った動画像データに基づく動画像の中から、予め定められた条件に対応するフレームの画像を抽出し、ここで抽出したフレームの画像を静止画像として出力する。また、第2の画像再生手段は、静止画像として出力するフレームの画像を、所定のタイミングで切り換える。また、読取手段が本体にセットされている記録媒体から読み取った音声データに基づく音声については、音声再生手段により出力される。したがって、第2の画像再生手段が選択されているときには、コンテンツの動画像から抽出されたいくつかのフレーム画像が適当なタイミングで切り換えられながら、このコンテンツの音声が連続して出力される。すなわち、第2の画像再生手段が選択されているときには、スライドショー的な再生が行われる。
したがって、ユーザは、選択手段において第2の画像再生手段を選択することで、記録媒体に記録されている動画像のコンテンツをスライドショー的に再生し、楽しむことができる。
(2)前記第2の画像再生手段は、出力するフレームの画像を予め設定された時間間隔で切り換える手段であり、
前記第2の画像再生手段が出力するフレームの画像を切り換える時間間隔を設定する切換時間設定手段を備えている。
この構成では、切換時間設定手段により、前記第2の画像再生手段が出力するフレームの画像を切り換える時間間隔を設定することができる。したがって、ユーザは、切換時間設定手段により、前記第2の画像再生手段が出力するフレームの画像を切り換える時間間隔を変更することで、同じコンテンツであっても、色々な再生パターンで楽しむことができる。
(3)前記第2の画像再生手段は、前記切換時間設定手段により設定された、出力するフレームの画像を切り換える時間間隔を条件に、前記読取手段が読み取った動画像データによる動画像の中から出力するフレームの画像を抽出する手段である。
この構成では、第2の画像再生手段が出力するフレームの画像を切り換える時間間隔を条件に、静止画像出力手段が出力するフレームの画像を抽出するので、音声再生手段が出力している音声にあった、フレームの画像を抽出し、出力することができる。
(4)前記第2の画像再生手段は、前後のフレームとは独立していて、単独で記録媒体に記録されている基本フレームの画像を、出力するフレームの画像として抽出する手段である。
この構成では、第2の画像再生手段が出力するフレームの画像を、前後のフレームとは独立していて、単独で記録されている基本フレームの画像、例えばMPEG2におけるI−Picture、としたので、そのフレームにかかる画像データのみ処理するだけでよい。したがって、装置本体にかかる負荷が抑えられるとともに、静止画像として出力するフレームの画像の画質を適正に保つことができる。
この発明によれば、動画像のコンテンツについても、ユーザがスライドショー的に再生して楽しむことができる。したがって、動画像のコンテンツの新しい楽しみかたをユーザに提供することができ、ユーザを十分に満足させられる。
以下、この発明の実施形態である再生装置について説明する。
図1は、この発明の実施形態である再生装置の主要部の構成を示すブロック図である。この実施形態の再生装置1は、DVD10に記録されているコンテンツを再生する、所謂DVDプレイヤである。この実施形態の再生装置1は、本体の動作を制御する制御部2と、本体にセットされている記録媒体であるDVD10に記録されているコンテンツの画像データや音声データを読み取る読取部3と、読取部3が読み取った画像データや音声データを処理する再生部4と、再生部4で処理された画像データに基づくコンテンツの画像と、オンスクリーン画像(以下、OSD画像と言う。)と、を重ね合わせた合成画像を生成する画像合成部5と、画像合成部5で生成された合成画像の画像信号を出力する画像信号出力部6と、再生部4で処理された音声データに基づく音声の音声信号を出力する音声信号出力部7と、装置本体に対する入力を受け付ける操作部8と、を備えている。
制御部2は、メモリを有し、このメモリに記憶している制御パラメータを用いて各部の動作を決定する。また、制御部2は、装置本体の各部に対して決定した動作に応じた動作指示を行う。各部は、制御部2からの指示にしたがって動作する。読取部3は、本体にセットされているDVD10に記録されているコンテンツのデータ(画像データや音声データ)を読み取るピックアップヘッドを有している。ピックアップヘッドは、公知のように、レーザ光をDVD10に照射し、その反射光を検出することで、このDVD10に記録されているコンテンツのデータを読み取る。再生部4は、読取部3が読み取ったコンテンツの画像データを処理する画像データ処理部4aと、読取部3が読み取ったコンテンツの音声データを処理する音声データ処理部4bとを有している。再生部4は、読取部3が読み取ったコンテンツのデータを、画像データと音声データとに分離し、画像データを画像データ処理部4aで処理し、音声データを音声データ処理部4bで処理する。画像合成部5は、制御部2のメモリに記憶している制御パラメータの変更等にかかる操作案内画面(所謂設定メニュー画面)や、再生、一時停止等の装置本体の動作状態を通知する画面等、種々のOSD画像を記憶させた画像メモリ(不図示)を有している。画像合成部5は、この画像メモリから読み出したOSD画像を、再生部4の画像処理部4aで処理されたコンテンツの画像に重ね合わせた合成画像を生成する。
なお、画像合成部5は、画像処理部4aで処理されたコンテンツの画像に対して、OSD画像を重ね合わせる必要がないときには、画像処理部4aで処理されたコンテンツの画像をそのまま出力する。また、画像合成部5は、必要に応じて、OSD画像をコンテンツの画像に重ね合わせないで、OSD画像をそのまま出力することもある。
画像信号出力部6には、表示器11が接続される。画像信号出力部6は、画像合成部5から出力された画像の画像信号を出力し、接続されている表示器11に入力する。表示器11は、画像信号出力部6から入力された画像信号に基づく画像を表示する。音声信号出力部7には、スピーカ12が接続される。音声信号出力部7は、再生部4の音声データ処理部4bで処理された音声データに基づく音声の音声信号を出力する。スピーカ12は、音声信号出力部7から入力された音声信号に基づく音声を出力する。さらに、操作部8は、複数の操作キーや、図示していないリモコン装置から送信されてきた制御コードを受信するリモコン受信部を有している。操作部8は、操作キーの操作や、リモコン受信部における制御コードの受信により、装置本体に対する入力を受け付ける。
画像データ処理部4bが、この発明で言う第1の画像再生手段、および第2の画像再生手段に相当する。また、音声データ処理部4bが、この発明で言う音声再生手段に相当する。
この実施形態の再生装置1は、DVD10に記録されているコンテンツが動画像のコンテンツである場合、コンテンツの動画像と、この動画像に付加されている音声と、を対応付けて再生する通常再生モードと、コンテンツの動画像の中から設定されている条件に対応するフレームの画像を抽出し、所定のタイミングで切り換えながら出力する特殊再生モードの2つのモードで、コンテンツの再生が行える。ユーザは、操作部8の操作キー、またはリモコン装置の操作で、コンテンツを通常再生モードで再生するか、特殊再生モードで再生するかを選択することができる。通常再生モードは、従来の再生装置でも行われている再生方法であり、コンテンツの動画像を連続的に再生しながら、再生している動画像に付加されている音声を再生するモードであり、映画やドラマ等、視聴しているユーザを感動させるメインが画像で、画像の演出効果を高めるサブが音声である種類のコンテンツの再生に向いている。一方、特殊再生モードは、従来の再生装置では行われていない再生方法であり、コンテンツの動画像に付加されている音声を連続的に再生しながら、このコンテンツの動画像の中から、設定されている条件に対応するフレームの画像を、所定のタイミング、例えば一定時間間隔、で切り換えて出力するモードである。すなわち、コンテンツの動画像の中のいくつかのフレームの画像をスライドショー的に再生するモードである。この特殊再生モードは、音楽等、視聴しているユーザを感動させるメインが音声で、音声の演出効果を高めるサブが画像である種類のコンテンツについて、新しい楽しみかたをユーザに提供できる。
また、この実施形態の再生装置1は、DVD10に記録されているコンテンツが静止画像のコンテンツであれば、この静止画像を所定のタイミングで切り換えながら、このコンテンツの音声を同時に再生する公知のスライドショーによる再生も行える。スライドショーは、公知のように、JPEG等でエンコードされた静止画像と、MP3やWMA等でエンコードされた音声と、を同時に再生する処理である。
以下、この発明の実施形態である再生装置1の動作について説明する。まず、上述の特殊再生モードによる動画像のコンテンツの再生を有効にするか、無効するかを設定するモード設定処理について説明する。このモード設定処理は、操作部8において、特定の入力を受け付けたときに実行される。ユーザが、操作部8に設けられた操作キー、またはリモコン装置を操作して、装置本体にこのモード設定処理を実行させる入力を行う。図2は、このモード設定処理を示すフローチャートである。再生装置1は、このモード設定処理を開始すると、まずモード設定画面を出力し(s1)、表示器11に図3に示すモード設定画面を表示させる。このモード設定画面は、画像合成部5が画像メモリに記憶しているOSD画像により表示される。s1では、画像合成部5がこのOSD画像を出力し、画像信号出力部6がこのOSD画像に基づく画像信号を表示器11に入力する。図3に示すように、このモード設定画面は、現在、特殊再生モードが有効に設定されているか、無効に設定されているかを示すとともに、特殊再生モードにおいて出力する画像を切り換える時間間隔(切換時間)を示す画面である。
再生装置1は、特殊再生モードの有効/無効の設定変更にかかる入力、切換時間の設定変更にかかる入力、またはこのモード設定処理の終了にかかる入力を待つ(s2、s3、s4)。ユーザは、操作部8に設けられた操作キー、またはリモコン装置を操作して、s2〜s4にかかる入力を行う。再生装置1は、特殊再生モードの有効/無効の設定変更にかかる入力があると、有効/無効の設定を変更する(s5)。s5では、特殊再生モードが有効に設定されている場合には、これを無効に変更し、反対に特殊再生モードが無効に設定されている場合には、これを有効に変更する。再生装置1は、s5にかかる処理を完了すると、s1に戻る。
また、再生装置1は、切換時間の設定変更にかかる入力があると、この時点で特殊再生モードが有効に設定されているか、無効に設定されているかを判断する(s6)。再生装置1は、s8で特殊再生モードが無効に設定されていると判定すると、s1に戻る。すなわち、再生装置1は、特殊再生モードが無効に設定されている状態では、切換時間の設定変更を受け付けない。一方、s6で有効に設定されていると判定すると、変更する切換時間の入力を待つ(s7)。この切換時間の入力は、ユーザが予め定められた時間の中からいずれかを選択する構成としてもよいし、任意の時間を入力する構成としてもよい。再生装置1は、s7で切換時間の入力を受け付けると、切換時間を今回入力された時間に変更し(s8)、s1に戻る。
なお、再生装置1は、s4でモード設定処理の終了にかかる入力があったと判断すると、このモード設定処理を終了する。
このように、ユーザは、モード設定処理を再生装置1に実行させ、特殊再生モードの有効/無効にかかる設定変更や、切換時間の設定変更を行うことができる。また、ここでは、特殊再生モードが有効に設定されていなければ、切換時間の変更を受け付けない構成としたが、特殊再生モードが有効に設定されていないときでも、切換時間の変更を受け付けるように構成してもよい。
次に、この実施形態の再生装置1における、コンテンツの再生処理について説明する。この実施形態の再生装置1は、本体にセットされているDVD10に記録されているコンテンツを再生する。図4は、この再生処理を示すフローチャートである。再生装置1は、本体にDVD10がセットされている状態で、このDVD10に記録されているコンテンツの中から再生するコンテンツが指定されると、この再生処理を実行する。再生装置1は、今回指定された再生するコンテンツが、動画像のコンテンツであるか、静止画像のコンテンツであるかを判定する(s11)。動画像のコンテンツとは、動画像および音声をMPEG2等でエンコードしたコンテンツであり、静止画像のコンテンツとは、静止画像をJPEG等でエンコードし、音声をMP3やWMA等でエンコードしたコンテンツである。s11では、今回指定されたコンテンツのファイル形式から、静止画像のコンテンツであるか、動画像のコンテンツであるがを判断する。再生装置1は、s11で動画像のコンテンツであると判断すると、動画像コンテンツ再生処理を実行し(s12)、静止画像のコンテンツであると判定すると静止画像コンテンツ再生処理を実行する(s13)。
s13における静止画像コンテンツ再生処理は、従来の再生装置でも行われていた、所謂スライドショーである。この静止画像コンテンツ再生処理については、公知であるのでここでは簡単に説明しておく。スライドショーによる再生とは、JPEG等でエンコードされたコンテンツの静止画像を適当なタイミングで切り換えて出力するとともに、MP3、WMA等でエンコードされたコンテンツの音声を同時に再生する処理である。
なお、この実施形態の再生装置1は、s12にかかる動画像コンテンツ再生処理、またはs13にかかる静止画像コンテンツ再生処理が終了すると、この再生処理を終了する。
次に、s12にかかる動画像コンテンツ再生処理について説明する。図5は、この動画像コンテンツ再生処理を示すフローチャートである。再生装置1は、今回指定された動画像のコンテンツについて、通常再生モードでの再生を開始する(s21)。s21で開始される通常再生モードは、今回指定されたコンテンツの動画像と、この動画像に付加されている音声と、を対応付けて同時に再生する処理であり、動画像のコンテンツに対して従来から行われている再生処理である。s21では、画像データ処理部4aがコンテンツの動画像データをデコードして出力し、音声データ処理部4bがコンテンツの音声データをデコードして出力する。
再生装置1は、s21で通常再生モードでのコンテンツの再生を開始すると、このコンテンツの再生が終了するか、(s22)、または特殊再生モードでの再生を指示する入力を待つ(s23)。再生装置1は、s22で今回指定されたコンテンツの再生が終了したと判断すると、本処理を終了する。このように、この実施形態の再生装置1は、再生するコンテンツを指定した後に、後述する特殊再生モードでの再生を指示する入力がなければ、今回指定されたコンテンツを通常再生モードで再生する。
一方、再生装置1は、s23で特殊再生モードでの再生を指示する入力を受け付けると、特殊再生モードが有効に設定されているか、無効に設定されているかを判断する(s24)。特殊再生モードが有効、または無効の設定は、制御部2のメモリに制御パラメータとして記憶されている。再生装置1は、s24で無効に設定されていると判定すると、今回の特殊再生モードでの再生を指示する入力を無効と判断し、s22に戻り、上記処理を繰り返す。このs24にかかる処理は、通常モードで再生しているときに、ユーザが誤って特殊再生モードでの再生を指示する入力操作を行ったときに、特殊再生モードでの再生が実行されないようにするために設けている。すなわち、ユーザは、特殊再生モードでの再生を希望しないときには、上述のモード設定処理で特殊再生モードを無効に設定しておけばよい。
再生装置1は、s24で特殊再生モードが有効に設定されていると判断すると、s21開始したコンテンツの再生を停止するとともに(s25)、設定されている切換時間を読み出す(s26)。この切換時間は、制御部2のメモリに制御パラメータとして記憶されている。また、再生装置1は、今回再生が指示されたコンテンツの再生時間を検出し(s27)、ここで検出した再生時間をs26で読み出した切換時間で除することで、今回再生が指定されたコンテンツの再生において出力するフレームの枚数を算出する(s28)。例えば、コンテンツの再生時間が5分で、切換時間が5秒であれば、s28では出力するフレームの枚数を60枚と算出する。また、コンテンツの再生時間が5分で、切換時間が10秒であれば、s28では出力するフレームの枚数を30枚と算出する。
なお、s28では、コンテンツの再生時間を切換時間で除した結果について、小数点以下を切り上げる。
再生装置1は、s28で算出したフレームの枚数を変数Aにセットする(s29)。再生装置1は、コンテンツの先頭から、設定されている切換時間までの動画像データの中から、適当なI−Pictureを選択する(s30)。I−Pictureは、公知のように前後のフレームとは独立していて、単独で記録されている基本フレームの画像であり、前後のフレームを元に記録されたP−PictureやB−Pictureに比べて画質の良い画像である。また、I−Pictureは、前後のフレームとは独立し、単独で記録されていることから、このフレームの画像にかかるデータのみを処理することで、このI−Pictureにかかる画像を出力することができる。I−Pictureは、記録されているコンテンツにもよるが、一般的な動画像のコンテンツであれば、1秒間に数フレーム(1〜3フレーム程度)含まれている。
s30では、乱数を発生させ、そこで発生させた乱数に基づいてI−Pictureを選択する。具体的には、切換時間間隔がN秒に設定されている場合、コンテンツの開始からN秒経過するまでの動画像データに含まれているI−Pictureを検出する。ここでは、I−Pictureを検出しているだけで、この時点では、検出した各I−Pictureの画像データをデコードしていない。再生装置1は、ここで検出したI−Pictureの枚数を上限とする乱数Xを発生させ、ここで発生させた乱数Xに基づいて、コンテンツの先頭からX枚目のI−Pictureを選択する。
再生装置1は、s30でI−Pictureを選択すると、特殊再生モードでのコンテンツの再生を開始する(s31)。s31では、画像データ処理部4aがs30で選択したI−Pictureの画像データをデコードし、画像信号出力部6がこのデコードされた画像データに基づく画像信号を出力する。このとき、画像信号出力部6は、静止画像として出力する。また、音声データ処理部4bが今回再生するコンテンツの音声データを先頭から順番にデコードし、音声信号出力部7がデコードされた音声データに基づく音声信号を出力する。
再生装置1は、s31で特殊再生モードでのコンテンツの再生を開始すると、変数Aをデクリメントし(s32)、この変数Aが0であるかどうかを判断する(s33)。再生装置1は、変数Aが0でなければ、次に出力するI−Pictureの選択を行う(s34)。s34では、現在再生しているコンテンツにおいて、現在出力しているI−Pictureから、設定されている切換時間後に最も近いI−Pictureを選択する。そして、再生装置1は、現在出力しているI−Pictureの出力開始から、切換時間経過するのを待つ(s35)。再生装置1は、s35で切換時間経過したと判断すると、画像信号出力部6から出力している画像信号を、s34で選択したI−Pictureの画像に切り換え(s36)、s32に戻り、上述した処理を繰り返す。s36でも、s31と同様に、画像データ処理部4aがs34で選択したI−Pictureの画像データをデコードし、画像信号出力部6がこのデコードされた画像データに基づく画像信号を出力する。このとき、画像信号出力部6は、静止画像として出力する。また、音声データ処理部4bはコンテンツの音声データのデコードを継続しており、音声信号出力部7がデコードされた音声データに基づく音声信号を出力している。
再生装置1は、s33で変数Aが0であると判断すると、コンテンツの特殊再生が終了するのを待って(s37)、コンテンツの画像信号、および音声信号の出力を停止し(s38)、本処理を終了する。
このように、この実施形態の再生装置1は、特殊再生モードでは、動画像のコンテンツについて、設定されている切換時間で、このコンテンツの画像の中から選択し、抽出したフレームの画像を切り換えて出力する、スライドショー的な再生を行うことができる。これにより、動画像のコンテンツの新たな楽しみ方をユーザに提供することができる。また、出力するコンテンツの画像をI−Pictureとしたので、出力するフレームの画像の画質を適正に保つことができるとともに、他のフレームの画像について処理する必要が生じないので、装置本体の負荷も抑えられる。さらに、乱数Xを発生させて出力するフレームを選択する構成としたので、同じコンテンツであっても、特殊再生モードによる再生を行う毎に、スライドショー的に出力されるI−Pictureの画像を変化させることができ、1つのコンテンツをユーザに何度も楽しませることができる。また、スライドショー的に出力されるI−Pictureの画像を切り換える切換時間もユーザが設定できるので、スライドショー的に出力されるI−Pictureの画像を変化させることができ、1つのコンテンツをユーザに何度も楽しませることができる。
なお、上記実施形態では、本願発明をDVDプレイヤに適用した実施形態で説明したが、DVD10以外の記録媒体、例えばハードディスク、に記録されているコンテンツを再生する再生装置にも本願発明を適用することができる。また、コンテンツを記録媒体に記録するレコード機能を有する装置にも、本願発明を適用できる。
この発明の実施形態である再生装置の主要部の構成を示すブロック図である。 この発明の実施形態である再生装置のモード設定処理を示すフローチャートである。 表示器において表示されるモード設定画面を示す図である。 この発明の実施形態である再生装置の再生処理を示すフローチャートである。 この発明の実施形態である再生装置の動画像コンテンツ再生処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1−再生装置
2−制御部
3−読取部
4−再生部
4a−画像データ処理部
4b−音声データ処理部
5−画像合成部
6−画像信号出力部
7−音声信号出力部
8−操作部
10−DVD
11−表示器
12−スピーカ

Claims (5)

  1. 本体にセットされている記録媒体から、この記録媒体に記録されているコンテンツの動画像データおよび音声データを読み取る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った動画像データに基づく動画像を出力する第1の画像再生手段と、
    前記読取手段が読み取った音声データに基づく音声を出力する音声再生手段と、を備えた再生装置において、
    前記読取手段が読み取った動画像データに基づく動画像の中から、予め設定された条件に対応し、且つ、前後のフレームとは独立していて、単独で記録媒体に記録されている基本フレームの画像を抽出し、ここで抽出した基本フレームの画像を静止画像で出力する第2の画像再生手段と、
    前記第1の画像再生手段、または前記第2の画像再生手段の一方を選択する選択手段と、を備え、
    前記第2の画像再生手段は、出力する基本フレームの画像を予め設定された時間間隔で切り換える手段であり、
    また、前記第2の画像再生手段が出力する基本フレームの画像を切り換える時間間隔を設定する切換時間設定手段を備えるとともに、
    さらに、前記第2の画像再生手段は、前記切換時間設定手段により設定された、出力する基本フレームの画像を切り換える時間間隔を条件に、前記読取手段が読み取った動画像データによる動画像の中から、出力するフレームの画像を抽出する手段である再生装置。
  2. 本体にセットされている記録媒体から、この記録媒体に記録されているコンテンツの動画像データおよび音声データを読み取る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った動画像データに基づく動画像を出力する第1の画像再生手段と、
    前記読取手段が読み取った音声データに基づく音声を出力する音声再生手段と、を備えた再生装置において、
    前記読取手段が読み取った動画像データに基づく動画像の中から、予め設定された条件に対応するフレームの画像を抽出し、ここで抽出したフレームの画像を静止画像で出力する第2の画像再生手段と、
    前記第1の画像再生手段、または前記第2の画像再生手段の一方を選択する選択手段と、を備え、
    前記第2の画像再生手段は、出力するフレームの画像を所定のタイミングで切り換える手段である再生装置。
  3. 前記第2の画像再生手段は、出力するフレームの画像を予め設定された時間間隔で切り換える手段であり、
    前記第2の画像再生手段が出力するフレームの画像を切り換える時間間隔を設定する切換時間設定手段を備えた請求項2に記載の再生装置。
  4. 前記第2の画像再生手段は、前記切換時間設定手段により設定された、出力するフレームの画像を切り換える時間間隔を条件に、前記読取手段が読み取った動画像データによる動画像の中から出力するフレームの画像を抽出する手段である請求項3に記載の再生装置。
  5. 前記第2の画像再生手段は、前後のフレームとは独立していて、単独で記録媒体に記録されている基本フレームの画像を、出力するフレームの画像として抽出する手段である請求項2〜4のいずれかに記載の再生装置。
JP2005186616A 2005-06-27 2005-06-27 再生装置 Expired - Fee Related JP4696722B2 (ja)

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JPH08156714A (ja) * 1994-12-05 1996-06-18 Alpine Electron Inc 車載用映像装置

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