JP2007006190A - 通信制御装置、通信制御方法、および撮像装置 - Google Patents

通信制御装置、通信制御方法、および撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007006190A
JP2007006190A JP2005184668A JP2005184668A JP2007006190A JP 2007006190 A JP2007006190 A JP 2007006190A JP 2005184668 A JP2005184668 A JP 2005184668A JP 2005184668 A JP2005184668 A JP 2005184668A JP 2007006190 A JP2007006190 A JP 2007006190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
identification number
communication
setting
network
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005184668A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Nagamine
洋人 長嶺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2005184668A priority Critical patent/JP2007006190A/ja
Publication of JP2007006190A publication Critical patent/JP2007006190A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 アドホックモードでの通信時のIPアドレス設定時間を短縮すること。
【解決手段】 デジタルカメラ100のIPアドレスを自動設定する場合に、モード判定部105aによる判定の結果、通信モードがインフラストラクチャモードである場合は、アドレス設定手順決定部105bは、DHCPによる設定を試みた後、AutoIPによる設定を行うように設定手順を決定する。これに対して、通信モードがアドホックモードである場合には、DHCPによる設定を行わず、AutoIPによる設定を行うようにアドレス設定手順を決定する。アドレス設定部105cは、決定された手順に基づいて、デジタルカメラ100のIPアドレスを設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信ネットワークに接続された機器のネットワークアドレスを設定する通信制御装置、通信制御方法、および通信制御装置を搭載した撮像装置に関する。
次のようなアドレスの自動割り当て方法が特許文献1によって知られている。このアドレスの自動割り当て方法によれば、DHCPサーバからのアドレスの取得が出来ないと判断した場合には、仮に設定したIPアドレスに対する他の機器からのARP応答の有無に基づいて、自動割当によってアドレスを設定する。
特開2005−33302号公報
しかしながら、従来のアドレスの自動割り当て処理は、通信速度が遅い環境であろうと通信対象がどんな環境にあろうとも、IPアドレスを設定できるように十分時間をかけて行っていた。例えば従来の手法では、DHCPサーバからの応答の待ち時間やARP応答の待ち時間を十分長くとっていた。無線LAN通信の場合は、狭い範囲内に存在する通信対象を想定したアドホックモードと、広い範囲に存在する通信対象を想定したインフラストラクチャモードとがある。アドホックモードの場合は、その通信範囲が限られているため、インフラストラクチャモードと比べてアドレス設定に時間をかける必要がないにもかかわらず、従来の手法では、アドホックモードであってもインフラストラクチャモードと同じ処理を行っていたため、アドホックモードの場合にそのアドレス設定に過剰な時間がかかるという問題が生じていた。
請求項1の発明は、無線通信装置を搭載した中継機器を介して通信対象と無線通信する第1の通信モードと、無線通信装置を搭載した通信対象と直接無線通信する第2の通信モードのいずれかによって無線通信を行う情報機器のネットワーク上における識別番号を設定する通信制御装置であって、第1の通信モードで通信対象と無線通信を行う場合には、第1の設定手順によって識別番号を設定し、第2の通信モードで通信対象と無線通信を行う場合には、第1の設定手順の工程を一部省略した工程で識別番号を設定する第2の設定手順によって識別番号を設定する識別番号設定手段を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の通信制御装置において、識別番号設定手段は、第1の設定手順によって情報機器の前記識別番号を設定する場合には、ネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた識別番号を取得して設定し、識別番号提供装置から識別番号が取得できないときには、自ら仮設定した識別番号をネットワーク上に接続された通信対象に送信して、同一識別番号が設定された通信対象からの応答がない場合に、仮設定した識別番号を識別番号として設定し、第2の設定手順によって情報機器の識別番号を設定する場合には、第1の設定手順におけるネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた識別番号を取得して設定する処理を行わないことによって、第1の設定手順の工程を一部省略した工程で識別番号を設定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載の通信制御装置において、第1の設定手順は、待ち時間を計時する第1の計時工程を有し、第2の設定手順は、待ち時間を計時する第2の計時工程を有し、第2の計時工程は、第1の計時工程の一部を省略することにより、第1の計時工程の待ち時間より第2の工程の待ち時間を短くすることを特徴とする。
請求項4の発明は、無線通信装置を搭載した中継機器を介して通信対象と無線通信する第1の通信モードと、無線通信装置を搭載した通信対象と直接無線通信する第2の通信モードのいずれかによって無線通信を行う情報機器のネットワーク上における識別番号を設定する通信制御装置であって、第1の通信モードで通信対象と無線通信を行う場合には、第1の設定手順によって識別番号を設定し、第2の通信モードで通信対象と無線通信を行う場合には、所定の処理が完了したか否かを判断するための待ち時間を第1の設定手順よりも短くして識別番号を設定する第2の設定手順によって識別番号を設定する識別番号設定手段を備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の通信制御装置において、識別番号設定手段は、第1および第2の設定手順によって情報機器の識別番号を設定するにあたり、ネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた識別番号を取得して設定し、識別番号提供装置から識別番号が取得できないときには、自ら仮設定した識別番号をネットワーク上に接続された通信対象に送信して、同一識別番号が設定された通信対象からの応答がない場合に、仮設定した識別番号を識別番号として設定し、第2の設定手順における識別番号提供装置から識別番号が取得できないことを判断するための待ち時間を、第1の設定手順よりも短くすることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4に記載の通信制御装置において、識別番号設定手段は、第1および第2の設定手順によって情報機器の識別番号を設定するにあたり、ネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた識別番号を取得して設定し、識別番号提供装置から識別番号が取得できないときには、自ら仮設定した識別番号をネットワーク上に接続された通信対象に送信して、同一識別番号が設定された通信対象からの応答がない場合に、仮設定した識別番号を識別番号として設定し、第2の設定手順における同一識別番号が設定された通信対象からの応答がないことを判断するための待ち時間を、第1の設定手順よりも短くすることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4に記載の通信制御装置において、識別番号設定手段は、第1および第2の設定手順によって情報機器の識別番号を設定するにあたり、自ら仮設定した識別番号を前記ネットワーク上に接続された通信対象に送信して、同一識別番号が設定された通信対象からの応答がない場合に、仮設定した識別番号を識別番号として設定し、第2の設定手順における同一識別番号が設定された通信対象からの応答がないことを判断するための待ち時間を、第1の設定手順よりも短くすることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の通信制御装置において、第1の通信モードは、無線LANの標準規格IEEE802.11で規定されているインフラストラクチャモードであり、第2の通信モードは、無線LANの標準規格IEEE802.11で規定されているアドホックモードであることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項2、5、および6のいずれか一項に記載の通信制御装置において、識別番号設定手段は、RFC1541で規定されているDynamic Host Configuration Protocolによって、ネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた識別番号を取得して設定することを特徴とする。
請求項10に記載の撮像装置は、請求項2、および5〜7のいずれか一項に記載の通信制御装置において、識別番号設定手段は、RFC3927で規定されているDynamic Configuration of IPv4 Link−Local Addressによって、自ら仮設定した識別番号を前記ネットワーク上に接続された通信対象に送信して、同一識別番号が設定された通信対象からの応答がない場合に、仮設定した識別番号を識別番号として設定すること特徴とする。
請求項11に記載の撮像装置は、画像を撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像した画像を無線通信によってネットワーク上に存在する通信対象との間で送受信する通信手段と、請求項1〜10のいずれか一項に記載の通信制御装置とを備え、通信制御装置は、通信手段のネットワーク上における識別番号を設定することを特徴とする。
請求項12の発明は、無線通信装置を搭載した中継機器を介して通信対象と無線通信する第1の通信モードと、無線通信装置を搭載した通信対象と直接無線通信する第2の通信モードのいずれかによって無線通信を行う情報機器のネットワーク上における識別番号を設定する通信制御方法であって、第1の通信モードは、少なくともネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた識別番号を取得して設定し、第2の通信モードは、ネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた識別番号の取得を行うことなく、手動、もしくは自動で識別番号を設定することを特徴とする。
本発明によれば、通信モードに応じた最適な工程によって識別番号(アドレス)を設定することができ、アドレス取得時の待ち時間に無駄が生じることを防ぐことができる。
―第1の実施の形態―
図1(a)は、第1の実施の形態における通信制御装置をデジタルカメラに搭載した場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、撮像部101と、画像処理回路102と、入力装置103と、無線LANモジュール104と、通信制御装置105と、CPU106と、メモリ107と、モニタ108と、メモリーカードスロット109とを備えている。
撮像部101は、レンズや撮像素子を有し、使用者によって入力装置103に含まれるレリーズボタンが押下されると画像を撮像する。画像処理回路102は、撮像部101で撮像された画像に対してAD変換や補間処理などの各種処理を施す。入力装置103は、レリーズボタンや操作スイッチなどを含み、使用者によって操作されるものである。無線LANモジュール104は、後述するようにアンテナ104aを介して無線電波を送受信して、無線LANで接続された他の情報機器と通信する。
通信制御装置105は、後述する各種処理を実行する。CPU106は、デジタルカメラ100を制御する。メモリ107は、通信制御装置105で実行するプログラム、すなわち後述する図3〜図6のフローチャートに示されるプログラムを記憶する。モニタ108は、撮像部101で撮像した画像データや各種操作メニューを表示する。メモリーカードスロット109は、スロットに挿入されたメモリーカード109aに画像データを記憶する。
無線LANモジュール104は、無線LANの標準規格IEEE802.11に規定されている仕様に準拠して、他の無線LANモジュールを搭載した情報機器、すなわち通信対象と通信するために、各種データ、例えば画像データを無線通信可能なデータに変換して、アンテナ104aを介して出力する。本実施の形態では、無線LANモジュール104は、IEEE802.11で規定されているインフラストラクチャモード、およびアドホックモードのいずれかのモードで無線ネットワーク上の通信対象と通信を行うことができる。
インフラストラクチャモードとは、例えば、図1(b)に示すように、デジタルカメラ100がアクセスポイントと呼ばれる無線通信モジュールを搭載した中継機器200を介して通信対象(PC)300と無線通信するためのモードである。また、アドホックモードとは、例えば、図1(c)に示すように、中継機器200を介さず、無線通信モジュールを搭載した通信対象(PC)300と直接無線通信するためのモードである。
なお、これらのいずれのモードで無線通信を行うかは、それぞれの無線ネットワークごとに決められており、使用者はモニタ108に表示されたメニュー画面上で、入力装置103を使用して指定することができる。
例えば、使用者は、図2(a)に示すような無線LAN設定メニュー上で、無線ネットワークを一意に識別するためのSSID2aや通信チャンネル2cを指定する。そして、使用者は、指定したSSID2aの無線ネットワークの通信モード2bを選択する。通信モード2bのメニューには、アドホックモードとインフラストラクチャモードがあり、使用者はいずれか一方を選択する。図2(a)に示す設定メニュー上での設定が完了すると、次に図2(b)に示すような暗号化の有無、および暗号キー設定する画面が表示され、設定が完了すると、図2(c)に示すネットワーク情報設定画面が表示される。
このネットワーク情報設定画面では、無線通信モジュールを無線LANに接続するためのネットワーク情報、すなわちIPアドレスやサブネットマスクを設定する。このネットワーク情報の設定方法としては、自動設定と手動設定とがあり、使用者はネットワーク情報設定画面上の設定方法指定欄2dを使用して、いずれの設定方法でネットワーク情報を設定するかを指定することができる。なお、本実施の形態では、無線ネットワーク上に存在する情報機器を一意に識別するための識別番号としてのIPアドレスを設定する場合について説明する。
使用者によって、IPアドレス設定方法として「手動設定」が指定された場合には、使用者は入力装置103を使用して、デジタルカメラ100のIPアドレスを手動で指定する必要がある。これに対して、IPアドレス設定方法として「自動設定」が指定された場合には、通信制御装置105によって、後述する方法によりデジタルカメラ100のIPアドレスが自動的に設定される。なお、図2(a)に示す手動で入力する設定メニューの代わりに、図2(d)に示すような自動的に接続可能な無線ネットワークを検索して表示する設定メニューを表示するようにしてもよい。
通信制御装置105は、演算処理装置であり、機能的にモード判定部105aと、アドレス設定手順決定部105bと、アドレス設定部105cとを有している。モード判定部105aは、上述した無線LANネットワークへの通信モードが、インフラストラクチャモードであるか、アドホックモードであるかを判定する。
アドレス設定手順決定部105bは、モード判定部105aによる判定結果に基づいて、デジタルカメラ100のIPアドレスを設定する手順を決定する。本実施の形態では、IPアドレスの自動設定方法として、RFC1541で規定されているDynamic Host Configuration Protocolによる設定と、RFC3927で規定されているDynamic Configuration of IPv4 Link−Local Addressによる設定とを使用する場合について説明する。
アドレス設定手順決定部105bは、通信モードに応じて、これらの自動設定方法を使用した設定手順を次のように決定する。なお、本実施の形態では、Dynamic Host Configuration ProtocolをDHCPと呼び、Dynamic Configuration of IPv4 Link−Local AddressをAutoIPと呼ぶ。
モード判定部105aによって、通信モードがインフラストラクチャモードであると判定された場合には、アドレス設定手順決定部105bは、まずDHCPによるIPアドレスの設定を試み、その結果、IPアドレスが設定できない場合にはAutoIPによるIPアドレスの設定を行うようにアドレス設定手順を決定する。これに対して、通信モードがアドホックモードであると判定された場合には、アドレス設定手順決定部105bは、DHCPによるIPアドレスの設定を行わず、AutoIPによるIPアドレスの設定を行うようにアドレス設定手順を決定する。
通信モードがインフラストラクチャモードの場合には、一般的にネットワークの範囲が広く、ネットワーク上にDHCPサーバが設置されている可能性が高いので、DHCPによって確実にIPアドレスを設定するような設定手順とする。また、通信モードがアドホックモードである場合には、通信対象と直接通信を行うことから、ネットワーク上にDHCPサーバが設置されていない可能性が高いので、AutoIPによって確実にIPアドレスを設定し、DHCPによるIPアドレス設定の工程を省くことによって、IPアドレス設定までの時間を短縮することができるような設定手順とする。
すなわち、このようなアドレス設定手順を決定することによって、インフラストラクチャモードが想定するネットワーク形態と、アドホックモードが想定するネットワーク形態との違いを加味して、それぞれの通信モードに応じた最適なアドレス設定手順を提供することができ、さらにアドホックモードモードの場合には、アドレス設定時間を短縮することができるようになる。
このようにアドレス設定手順決定部105bによって通信モードに応じたIPアドレスの設定手順が決定されると、アドレス設定部105cは、決定された設定手順に基づいて、デジタルカメラ100のIPアドレスを設定する。すなわち、通信モードがインフラストラクチャモードの場合には、図3で後述する処理によってDHCPによるIPアドレスの設定を試み、アドレスの取得に失敗した場合には、図4に後述する処理によってAutoIPによるIPアドレスの設定を行う。また、通信モードがアドホックモードの場合には、図4に後述する処理によってAutoIPによるIPアドレスの設定を行う。
図3は、DHCPによるIPアドレスの設定処理を示すフローチャートである。図3に示す処理は、アドレス設定部105cによってDHCPによるアドレス設定が開始されると起動するプログラムとしてアドレス設定部105cによって実行される。
ステップS10において、無線LANモジュール104を介して、DHCPサーバに対してアドレス取得の開始を通知するDISCOVERパケットを送信して、ステップS11へ進む。ステップS11において、OFFERパケット受信タイマーをリセットして、計時を開始する。その後、ステップS20へ進み、DHCPサーバからDISCOVERパケットに対する応答としてのOFFERパケットを受信したか否かを判断する。DHCPサーバからOFFERパケットを受信したと判断した場合には、ステップS30へ進む。
ステップS30では、DHCPサーバに対してOFFERパケットに含まれているIPアドレスを自分自身のIPアドレスとして設定してよいかを確認するためのREQUESTパケットを送信する。ステップS31において、ACK、NAKパケット受信タイマーをリセットして、計時を開始する。その後ステップS40へ進み、DHCPサーバからREQUESTパケットに対する応答として、IPアドレスの使用を許可することを通知するACKパケットを受信したか否かを判断する。DHCPサーバからACKパケットを受信したと判断した場合には、ステップS50へ進みDHCP成功と判定して、DHCPサーバから取得したIPアドレスを設定する。その後、処理を終了する。
一方、ステップS20で、DHCPサーバからOFFERパケットを受信していないと判断した場合には、ステップS70へ進み、あらかじめ設定されているOFFERパケット受信タイムアウト時間、例えば20秒が経過したか否かを判断する。OFFERパケット受信タイムアウト時間とは、OFFERパケットの受信が成功するか否かを判断するための待ち時間である。この待ち時間の計時はステップS11にて述べたOFFERパケット受信タイマーで行われる。経過時間がタイムアウト時間に達していないと判断した場合には、ステップS20へ戻って、タイムアウト時間に達するまでOFFERパケットの受信確認を継続する。これに対して、経過時間がタイムアウト時間に達したと判断した場合には、ステップS130へ進み、DHCP失敗と判定して、処理を終了する。
次に、ステップS40でDHCPサーバからACKパケットを受信していないと判断した場合の処理について説明する。この場合には、ステップS80へ進み、DHCPサーバから、REQUESTパケットに対する応答として、IPアドレスの使用を許可しないことを通知するNAKパケットを受信したか否かを判断する。DHCPサーバからNAKパケットを受信したと判断した場合には、ステップS130へ進み、DHCP失敗と判定して、処理を終了する。
これに対して、DHCPサーバからNAKパケットを受信していないと判断した場合には、ステップS100へ進み、あらかじめ設定されているACK・NAKパケット受信タイムアウト時間、例えば20秒が経過したか否かを判断する。ACK・NAKパケット受信タイムアウト時間とは、ACKパケットとNAKパケットとのいずれも受信していないことを判断するための待ち時間である。この待ち時間の計時は、ステップS31にて述べたACK・NAKパケット受信タイマーで行われる。経過時間がタイムアウト時間に達していないと判断した場合には、ステップS40へ戻って、タイムアウト時間に達するまでACKパケットまたはNAKパケットの受信確認を継続する。
これに対して、経過時間がタイムアウト時間に達したと判断した場合には、ステップS110へ進み、タイムアウト後のACKパケットまたはNAKパケットの受信確認のリトライがあらかじめ設定した所定のACKパケット受信リトライ回数に到達したかを判断する。例えば4回リトライを行ったかを判断する。リトライ回数が所定回数に到達したと判断した場合には、ステップS130へ進み、DHCP失敗と判定して、処理を終了する。
一方、リトライ回数が所定回数に到達していないと判断した場合には、ステップS120へ進み、上述したREQUESTパケットを送信してからのタイムアウト時間に所定のACKパケット受信リトライタイムアウト計算倍数、例えば2をかけて、すなわちタイムアウト時間を2倍して、ステップS40へ戻る。これによって、リトライを繰り返すごとに、タイムアウト時間が2倍の長さになることになる。
図4は、AutoIPによるIPアドレスの設定処理を示すフローチャートである。図4に示す処理は、アドレス設定部105cによってAutoIPによるアドレス設定が開始されると起動するプログラムとして実行される。
ステップS210において、デジタルカメラ100のIPアドレスを169.254.1.0〜169.254.255.255の範囲で無作為に仮設定する。その後、ステップS220へ進み、仮設定したIPアドレスで無線ネットワーク上に存在する他の情報機器(通信対象)に対して、同一のIPアドレスが設定された通信対象が同一ネットワーク上に存在するかを確認するためのARPパケットを送信する。ステップS221において、ARP送信間隔経過タイマーをリセットして計時を開始する。
ステップS230では、無線ネットワーク上に存在するいずれかの通信対象からARP応答を受信したか否かを判断する。APR応答を受信したと判断した場合には、上述した処理で仮設定したIPアドレスは、既に他の通信対象で使用されていることから、ステップS210へ戻って、別のIPアドレスを仮設定しなおして、処理を繰り返す。これに対して、ARP応答を受信していないと判断した場合には、ステップS250へ進む。
ステップS250において、ARPパケットを送信してからあらかじめ設定されているARPパケット送信間隔の待ち時間、例えば2秒が経過したか否かを判断する。経過時間が送信間隔に達していないと判断した場合には、ステップS230へ戻って、送信間隔に達するまでARPパケットの受信確認を継続する。
これに対して、経過時間が送信間隔に達したと判断した場合には、ステップS260へ進み、ARP送信回数があらかじめ設定した所定の送信回数、例えば4回に到達したか否かを判断する。ARP送信回数が所定送信回数に達していないと判断した場合には、ステップS220へ戻り、所定回数が完了するまで処理を繰り返す。一方、ARP送信回数が所定送信回数に達していると判断した場合には、上述した仮設定したIPアドレスを正式なIPアドレスとして設定し、処理を終了する。
図5は、第1の実施の形態におけるIPアドレス設定処理を示すフローチャートである。この図5に示す処理は、図2で上述した無線LAN設定メニュー上で、使用者によってIPアドレス設定方法として「自動設定」が指定された場合に起動するプログラムとして、アドレス設定部105cによって実行される。
ステップS410において、モード判定部105aで判定された通信モードがアドホックモードであるか否かを判断する。通信モードがアドホックモードであると判断した場合には、後述するステップS440へ進む。これに対して、通信モードがアドホックモードでない、すなわちインフラストラクチャモードであると判断した場合には、ステップS420へ進む。ステップS420では、図3で上述したDHCP処理を実行して、ステップS430へ進む。
ステップS430では、DHCP処理の結果、DHCPが成功したか否か、すなわちDHCP処理によってデジタルカメラ100のIPアドレスが設定できたか否かを判断する。DHCPが成功したと判断した場合には処理を終了する。一方、DHCPが失敗であったと判断した場合には、ステップS440へ進む。ステップS440では、図4で上述したAutoIP処理を実行して、AutoIPによりデジタルカメラ100のIPアドレスを設定して、処理を終了する。
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)通信モードがインフラストラクチャモードの場合には、一般的にネットワークの範囲が広く、ネットワーク上にDHCPサーバが設置されている可能性が高いことを想定して、DHCP処理によってIPアドレス取得を試み、その結果、アドレス取得に失敗した場合にのみAutoIP処理によってIPアドレス設定を行うようにした。これによって、DHCP処理によって確実にIPアドレスを設定することができる。また、ネットワーク上にDHCPサーバが設置されていない場合でも、AutoIP処理によってアドレス設定を行うことができるため、デジタルカメラ100のIPアドレスを確実に設定することができる。
(2)通信モードがアドホックモードの場合には、通信対象と直接通信を行うことから、ネットワーク上にDHCPサーバが設置されていない可能性が高いことを想定して、DHCP処理を行わずにAutoIP処理によってのみアドレス設定を行うようにした。これによって、AutoIPによって確実にIPアドレスを設定できると同時に、DHCPによるIPアドレス設定の工程を省略することによって、IPアドレス設定完了までの待ち時間を短縮することができる。
―第2の実施の形態―
第2の実施の形態では、通信モードがインフラストラクチャモード、およびアドホックモードのいずれの場合でも、DHCP処理によってIPアドレス取得を試み、その結果、アドレス取得に失敗した場合にのみAutoIP処理によって無線LANモジュールに対してIPアドレス設定を行う。そして、インフラストラクチャモードの設定手順と比べてアドホックモードの設定手順が、そのアドレス設定に要する工程数を一部省略したり、所定の処理が完了したか否かを判断する待ち時間を短くすることによって、設定完了までに要する待ち時間を短縮する場合について説明する。なお、図1〜図5の各図については、第1の実施の形態と同様のため説明を省略する。
この実施の形態では、図3で上述したDHCP処理におけるタイムアウト時間、ACKパケット受信リトライ回数、およびACKパケット受信リトライタイムアウト計算倍数と、図4で上述したAutoIP処理のARPパケット送信間隔、およびARP送信回数とのぞれぞれの設定値を変化させる。具体的には、次のように処理する。
アドレス設定手順決定部105bは、モード判定部105aによって通信モードがインフラストラクチャモードであると判定された場合には、DHCP処理におけるタイムアウト時間、ACKパケット受信リトライ回数、およびACKパケット受信リトライタイムアウト計算倍数と、AutoIP処理のARPパケット送信間隔、およびARP送信回数の設定値を次式(1)〜(5)のように設定する。
1.DHCP処理
タイムアウト時間=20秒(図3のS70およびS100の工程の設定値) ・・・(1)
ACKパケット受信リトライ回数=4回(図3のS110の工程の設定値) ・・・(2)
ACKパケット受信リトライタイムアウト計算倍数=2倍(図3のS120の工程の設定値) ・・・(3)
2.Auto IP処理
ARPパケット送信間隔=2秒(図4のS250の工程の設定値) ・・・(4)
ARP送信回数=4回(図4のS260の工程の設定値) ・・・(5)
また、モード判定部105aによって、通信モードがアドホックモードであると判定された場合には、次式(6)〜(10)のように設定する。すなわち、それぞれの設定値をインフラストラクチャモード時の設定値より小さく設定する。
1.DHCP処理
タイムアウト時間=0.5秒(図3のS70およびS100の工程の設定値) ・・・(6)
ACKパケット受信リトライ回数=2回(図3のS110の工程の設定値) ・・・(7)
ACKパケット受信リトライタイムアウト計算倍数=1.5倍(図3のS120の工程の設定値) ・・・(8)
2.Auto IP処理
ARPパケット送信間隔=0.1秒(図4のS250の工程の設定値) ・・・(9)
ARP送信回数=2回(図4のS260の工程の設定値) ・・・(10)
そして、アドレス設定部105cは、アドレス設定手順決定部105bによって設定(決定)された設定値に基づいて、デジタルカメラ100のIPアドレスを設定する。すなわち、通信モードがインフラストラクチャモードである場合には、式(1)〜(3)に示した設定値に基づいて、DHCP処理によってIPアドレス取得を試み、その結果、アドレス取得に失敗したときには、式(4)および(5)に示した設定値に基づいてAutoIP処理によってデジタルカメラ100のIPアドレスを設定する。
また、通信モードがアドホックモードである場合には、式(6)〜(8)に示した設定値に基づいて、DHCP処理によってIPアドレス取得を試み、その結果、アドレス取得に失敗したときには、式(9)および(10)に示した設定値に基づいてAutoIP処理によってデジタルカメラ100のIPアドレスを設定する。
これによって、通信モードがインフラストラクチャモードである場合には、接続範囲が広い無線ネットワークを想定しているため、DHCP処理におけるDHCPサーバからの応答時間、およびAutoIP処理における他の通信対象からの応答時間に遅れが生じる可能性があることが想定されるが、十分に長い応答待ち時間を確保して、確実にIPアドレスを設定することができる。
通信モードがアドホックモードである場合には、ネットワーク上にDHCPサーバが設置されていない可能性が高いことから、DHCPサーバからの応答待ち時間を制御する設定値を小さくして、アドレス設定までの待ち時間を短くする。すなわち、ACKパケット受信リトライ回数を減らすことによって、タイマ処理に要する工程数を減少させ、さらにタイムアウト時間、およびACKパケット受信リトライタイムアウト計算倍数を短く設定して、処理が完了したか否かを判断するための待ち時間を短くする。これによって、アドホックモード時のDHCP処理における待ち時間を、インフラストラクチャモード時よりも短縮することができる。
また、アドホックモードの場合には、狭い範囲に存在する通信対象との無線通信を想定しているため、DHCP処理におけるDHCPサーバからの応答、およびAutoIP処理における他の通信対象からの応答が短時間で返ってくる可能性が高いことから、インフラストラクチャモードよりも短い応答待ち時間を設定することができ、これにより、DHCP処理、およびAutoIP処理の処理全体を通してのタイムアウト時間を減少させ、アドレス設定完了までの待ち時間を短縮することができる。
図6は、第2の実施の形態におけるIPアドレス設定処理を示すフローチャートである。この図6に示す処理は、図2で上述した無線LAN設定メニュー上で、使用者によってIPアドレス設定方法として「自動設定」が指定された場合に起動するプログラムとして、アドレス設定部105cによって実行される。なお、図6においては、図5に示す第1の実施の形態における処理と同一の処理内容については、同じステップ番号を付与し、相違点を中心に説明する。
ステップS410において、モード判定部105aで判定された通信モードがアドホックモードではないと判断した場合には、ステップS411へ進み、式(1)〜(5)に示したインフラストラクチャモード用の設定値を設定して、ステップS420へ進む。これに対して、通信モードがアドホックモードであると判断した場合には、ステップS412へ進み、式(6)〜(10)に示したアドホックモード用の設定値を設定して、ステップS420へ進む。その後、ステップS420、およびステップS440のそれぞれで、設定した設定値に基づいて、図3および図4に示した各処理を行って、デジタルカメラ100のIPアドレスを設定する。
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態における作用効果に加えて、次のような効果を得ることができる。
(1)通信モードがアドホックモードである場合には、インフラストラクチャモード時よりもDHCP処理におけるタイムアウト時間、ACKパケット受信リトライ回数、およびACKパケット受信リトライタイムアウト計算倍数と、AutoIP処理のARPパケット送信間隔、およびARP送信回数の設定値を小さく設定するようにした。これによって、アドホックモードの場合には、インフラストラクチャモードよりも狭い範囲に存在する通信対象との無線通信を想定しているため、DHCP処理におけるDHCPサーバからの応答、およびAutoIP処理における他の通信対象からの応答が短時間で返ってくる可能性が高いことから、インフラストラクチャモードほど、長い応答待ち時間を確保する必要がないことを加味して、DHCP処理、およびAutoIP処理の処理全体を通して、待ち時間を短縮することができる。
(2)通信モードがインフラストラクチャモードである場合には、それぞれの設定値を十分に長く確保するようにした。これによって、広い無線ネットワーク内に接続されたDHCPサーバからの応答時間、およびAutoIP処理における他の通信対象からの応答時間に遅れが生じる可能性があることを想定して、十分に長い応答待ち時間を確保して、確実にIPアドレスを設定することができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の通信制御装置は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した第1の実施の形態では、通信モードがインフラストラクチャモードの場合には、DHCP処理によってIPアドレス取得を試み、その結果、アドレス取得に失敗した場合にのみAutoIP処理によってIPアドレス設定を行うようにした。また、通信モードがアドホックモードの場合には、DHCP処理を行わずにAutoIP処理によってのみアドレス設定を行うようにした。しかしこれに限定されず、AutoIP処理を行う代わりに、使用者に対して手動でIPアドレスを設定するように促し、手動でIPアドレスを設定するようにしてもよい。また、上述した第2の実施の形態でも、AutoIP処理で設定する代わりに手動設定でIPアドレスを設定するようにしてもよい。
(2)上述した第2の実施の形態では、式(1)〜(10)に示したそれぞれの設定値を用いて、DHCP処理、およびAutoIP処理を実行する例について説明したが、これに限定されず、インフラストラクチャモード時よりもアドホックモード時の方が最大待ち時間が短くなるような設定値であれば、その他の値を設定してもよい。
(3)上述した第1および第2の実施の形態では、無線LANの標準規格IEEE802.11で規定されている通信モード、すなわちインフラストラクチャモード、およびアドホックモードのそれぞれに応じたIPアドレス設定手順を決定する場合について説明した。しかしながら、インフラストラクチャモードに相当するその他の通信モード、すなわち無線通信モジュールを搭載した中継機器を介して通信対象と無線通信する通信モードが規定された無線LANの規格においても本発明は適用可能である。また、アドホックモードに相当するその他の通信モード、すなわち無線通信モジュールを搭載した通信対象と直接無線通信する通信モードが規定された無線LANの規格においても本発明は適用可能である。
(4)上述した第1および第2の実施の形態では、IPアドレス設定処理として、DHCP処理とAutoIP処理とを使用して、デジタルカメラ100のIPアドレスを設定する例について説明した。しかしながら、DHCP処理に相当するその他のIPアドレス設定処理、すなわちネットワーク上に接続されたDHCPサーバに相当する識別番号提供装置によって割り当てられたアドレスを取得する処理によってIPアドレスを設定する場合にも本発明は適用可能である。また、AutoIP処理に相当するその他のIPアドレス設定処理、すなわち自ら仮設定したIPアドレスをネットワーク上に接続された通信対象に送信して、同一IPアドレスが設定された通信対象からの応答がない場合に、仮設定したIPアドレスを無線LANモジュールのIPアドレスとして設定する処理によってIPアドレスを設定する場合にも本発明は適用可能である。
(5)上述した第1および第2の実施の形態では、通信制御装置105をデジタルカメラ100に搭載した場合について説明したが、これに限定されず、パソコンや携帯情報端末などその他の情報機器に搭載するようにしてもよい。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
通信制御装置をデジタルカメラに搭載した場合の一実施の形態の構成を示すブロック図、およびインフラストラクチャモード、アドホックモードにおける接続形態を示す図である。 無線LAN設定メニューの具体例を示す図である。 DHCPによるIPアドレスの設定処理を示すフローチャート図である。 AutoIPによるIPアドレスの設定処理を示すフローチャート図である。 第1の実施の形態におけるIPアドレス設定処理を示すフローチャート図である。 第2の実施の形態におけるIPアドレス設定処理を示すフローチャート図である。
符号の説明
100 デジタルカメラ
104 無線LANモジュール
105 通信制御装置
105a モード判定部
105b アドレス設定手順決定部
105c アドレス設定部
200 中継機器
300 通信対象

Claims (12)

  1. 無線通信装置を搭載した中継機器を介して通信対象と無線通信する第1の通信モードと、無線通信装置を搭載した通信対象と直接無線通信する第2の通信モードのいずれかによって無線通信を行う情報機器のネットワーク上における識別番号を設定する通信制御装置であって、
    前記第1の通信モードで前記通信対象と無線通信を行う場合には、第1の設定手順によって前記識別番号を設定し、前記第2の通信モードで前記通信対象と無線通信を行う場合には、前記第1の設定手順の工程を一部省略した工程で前記識別番号を設定する第2の設定手順によって前記識別番号を設定する識別番号設定手段を備えることを特徴とする通信制御装置。
  2. 請求項1に記載の通信制御装置において、
    前記識別番号設定手段は、
    前記第1の設定手順によって前記情報機器の前記識別番号を設定する場合には、ネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた前記識別番号を取得して設定し、前記識別番号提供装置から前記識別番号が取得できないときには、自ら仮設定した前記識別番号を前記ネットワーク上に接続された前記通信対象に送信して、同一識別番号が設定された前記通信対象からの応答がない場合に、前記仮設定した識別番号を前記識別番号として設定し、
    前記第2の設定手順によって前記情報機器の前記識別番号を設定する場合には、前記第1の設定手順におけるネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた前記識別番号を取得して設定する処理を行わないことによって、前記第1の設定手順の工程を一部省略した工程で前記識別番号を設定することを特徴とする通信制御装置。
  3. 請求項1に記載の通信制御装置において、
    前記第1の設定手順は、待ち時間を計時する第1の計時工程を有し、
    前記第2の設定手順は、待ち時間を計時する第2の計時工程を有し、
    前記第2の計時工程は、前記第1の計時工程の一部を省略することにより、前記第1の計時工程の待ち時間より前記第2の工程の待ち時間を短くすることを特徴とする通信制御装置。
  4. 無線通信装置を搭載した中継機器を介して通信対象と無線通信する第1の通信モードと、無線通信装置を搭載した通信対象と直接無線通信する第2の通信モードのいずれかによって無線通信を行う情報機器のネットワーク上における識別番号を設定する通信制御装置であって、
    前記第1の通信モードで前記通信対象と無線通信を行う場合には、第1の設定手順によって前記識別番号を設定し、前記第2の通信モードで前記通信対象と無線通信を行う場合には、所定の処理が完了したか否かを判断するための待ち時間を前記第1の設定手順よりも短くして前記識別番号を設定する第2の設定手順によって前記識別番号を設定する識別番号設定手段を備えることを特徴とする通信制御装置。
  5. 請求項4に記載の通信制御装置において、
    前記識別番号設定手段は、前記第1および第2の設定手順によって前記情報機器の前記識別番号を設定するにあたり、ネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた前記識別番号を取得して設定し、前記識別番号提供装置から前記識別番号が取得できないときには、自ら仮設定した前記識別番号を前記ネットワーク上に接続された前記通信対象に送信して、同一識別番号が設定された前記通信対象からの応答がない場合に、前記仮設定した識別番号を前記識別番号として設定し、
    前記第2の設定手順における前記識別番号提供装置から前記識別番号が取得できないことを判断するための前記待ち時間を、前記第1の設定手順よりも短くすることを特徴とする通信制御装置。
  6. 請求項4に記載の通信制御装置において、
    前記識別番号設定手段は、前記第1および第2の設定手順によって前記情報機器の前記識別番号を設定するにあたり、ネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた前記識別番号を取得して設定し、前記識別番号提供装置から前記識別番号が取得できないときには、自ら仮設定した前記識別番号を前記ネットワーク上に接続された前記通信対象に送信して、同一識別番号が設定された前記通信対象からの応答がない場合に、前記仮設定した識別番号を前記識別番号として設定し、
    前記第2の設定手順における前記同一識別番号が設定された前記通信対象からの応答がないことを判断するための前記待ち時間を、前記第1の設定手順よりも短くすることを特徴とする通信制御装置。
  7. 請求項4に記載の通信制御装置において、
    前記識別番号設定手段は、前記第1および第2の設定手順によって前記情報機器の前記識別番号を設定するにあたり、自ら仮設定した前記識別番号を前記ネットワーク上に接続された前記通信対象に送信して、同一識別番号が設定された前記通信対象からの応答がない場合に、前記仮設定した識別番号を前記識別番号として設定し、
    前記第2の設定手順における前記同一識別番号が設定された前記通信対象からの応答がないことを判断するための前記待ち時間を、前記第1の設定手順よりも短くすることを特徴とする通信制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の通信制御装置において、
    前記第1の通信モードは、無線LANの標準規格IEEE802.11で規定されているインフラストラクチャモードであり、前記第2の通信モードは、無線LANの標準規格IEEE802.11で規定されているアドホックモードであることを特徴とする通信制御装置。
  9. 請求項2、5、および6のいずれか一項に記載の通信制御装置において、
    前記識別番号設定手段は、RFC1541で規定されているDynamic Host Configuration Protocolによって、ネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた前記識別番号を取得して設定することを特徴とする通信制御装置。
  10. 請求項2、および5〜7のいずれか一項に記載の通信制御装置において、
    前記識別番号設定手段は、RFC3927で規定されているDynamic Configuration of IPv4 Link−Local Addressによって、自ら仮設定した前記識別番号を前記ネットワーク上に接続された前記通信対象に送信して、同一識別番号が設定された前記通信対象からの応答がない場合に、前記仮設定した識別番号を前記識別番号として設定すること特徴とする通信制御装置。
  11. 画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像した画像を無線通信によってネットワーク上に存在する通信対象との間で送受信する通信手段と、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の通信制御装置とを備え、
    前記通信制御装置は、前記通信手段のネットワーク上における識別番号を設定することを特徴とする撮像装置。
  12. 無線通信装置を搭載した中継機器を介して通信対象と無線通信する第1の通信モードと、無線通信装置を搭載した通信対象と直接無線通信する第2の通信モードのいずれかによって無線通信を行う情報機器のネットワーク上における識別番号を設定する通信制御方法であって、
    前記第1の通信モードは、少なくともネットワーク上に接続された識別番号提供装置によって割り当てられた前記識別番号を取得して設定し、
    前記第2の通信モードは、ネットワーク上に接続された前記識別番号提供装置によって割り当てられた前記識別番号の取得を行うことなく、手動、もしくは自動で前記識別番号を設定することを特徴とする通信制御方法。
JP2005184668A 2005-06-24 2005-06-24 通信制御装置、通信制御方法、および撮像装置 Pending JP2007006190A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005184668A JP2007006190A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 通信制御装置、通信制御方法、および撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005184668A JP2007006190A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 通信制御装置、通信制御方法、および撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007006190A true JP2007006190A (ja) 2007-01-11

Family

ID=37691351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005184668A Pending JP2007006190A (ja) 2005-06-24 2005-06-24 通信制御装置、通信制御方法、および撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007006190A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009049576A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Canon Inc 通信装置及びその通信方法
WO2010032382A1 (ja) * 2008-09-19 2010-03-25 三洋電機株式会社 通信方法およびそれを利用した端末装置
JP2010118969A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 通信端末装置、及びプログラム
JP2013141273A (ja) * 2013-02-12 2013-07-18 Canon Inc 通信装置及びその通信方法
KR101352852B1 (ko) 2008-09-30 2014-01-20 삼성전자주식회사 Dhcp를 이용한 화상형성장치의 ip 주소 할당 방법, 그 화상형성장치, 및 dhcp를 이용한 ip주소 할당 시스템
JP2014183390A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Canon Inc 通信装置及びその制御方法、プログラム
JP2014207699A (ja) * 2014-06-30 2014-10-30 キヤノン株式会社 通信装置及びその通信方法
JP2015012603A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 モダコム カンパニー リミテッド ネットワークモード選択方法及び装置
JP2017208850A (ja) * 2017-07-26 2017-11-24 ブラザー工業株式会社 通信装置
JP2019106571A (ja) * 2017-12-08 2019-06-27 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
US10375750B2 (en) 2012-03-30 2019-08-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US10492051B2 (en) 2012-03-30 2019-11-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US10506665B2 (en) 2012-03-30 2019-12-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102364923A (zh) * 2007-08-15 2012-02-29 佳能株式会社 通信装置及通信装置的控制方法
JP2009049576A (ja) * 2007-08-15 2009-03-05 Canon Inc 通信装置及びその通信方法
WO2010032382A1 (ja) * 2008-09-19 2010-03-25 三洋電機株式会社 通信方法およびそれを利用した端末装置
JP2010074610A (ja) * 2008-09-19 2010-04-02 Sanyo Electric Co Ltd 通信方法およびそれを利用した端末装置
US8452895B2 (en) 2008-09-19 2013-05-28 Hera Wireless S.A. Communication method and terminal apparatuses using the communication method in an ad-hoc network
US8713136B2 (en) 2008-09-30 2014-04-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of allocating IP address of image forming apparatus using DHCP, image forming apparatus and system of allocating IP address using DHCP
KR101352852B1 (ko) 2008-09-30 2014-01-20 삼성전자주식회사 Dhcp를 이용한 화상형성장치의 ip 주소 할당 방법, 그 화상형성장치, 및 dhcp를 이용한 ip주소 할당 시스템
JP2010118969A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 通信端末装置、及びプログラム
US10375750B2 (en) 2012-03-30 2019-08-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US11012843B2 (en) 2012-03-30 2021-05-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US11917512B2 (en) 2012-03-30 2024-02-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US11902869B2 (en) 2012-03-30 2024-02-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US11825562B2 (en) 2012-03-30 2023-11-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US11582592B2 (en) 2012-03-30 2023-02-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US11516644B2 (en) 2012-03-30 2022-11-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US10375552B2 (en) 2012-03-30 2019-08-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US10492051B2 (en) 2012-03-30 2019-11-26 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US10506665B2 (en) 2012-03-30 2019-12-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US10674341B2 (en) 2012-03-30 2020-06-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US10856125B2 (en) 2012-03-30 2020-12-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
US10863583B2 (en) 2012-03-30 2020-12-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Communication device
JP2013141273A (ja) * 2013-02-12 2013-07-18 Canon Inc 通信装置及びその通信方法
JP2014183390A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Canon Inc 通信装置及びその制御方法、プログラム
JP2015012603A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 モダコム カンパニー リミテッド ネットワークモード選択方法及び装置
JP2014207699A (ja) * 2014-06-30 2014-10-30 キヤノン株式会社 通信装置及びその通信方法
JP2017208850A (ja) * 2017-07-26 2017-11-24 ブラザー工業株式会社 通信装置
JP7034694B2 (ja) 2017-12-08 2022-03-14 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2019106571A (ja) * 2017-12-08 2019-06-27 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007006190A (ja) 通信制御装置、通信制御方法、および撮像装置
US8732315B2 (en) Automatic ad-hoc network creation and coalescing using WiFi protected setup
US9838952B2 (en) Communication device, control method therefor, and program
US8126149B2 (en) Communication apparatus having power-saving communication function, and communication method
JP4475639B2 (ja) 無線端末装置及びその制御方法と通信制御方法
US7979553B2 (en) Electronic device and control method therefor
US9107108B2 (en) Discriminating a function of another communication apparatus and executing a communication parameters setting procedure
US20060235987A1 (en) Information communication device and method for selecting protocol
US8175067B2 (en) Wireless communication apparatus and control method therefor
EP2949138B1 (en) Communication apparatus, method of controlling the same, and program
US20110082932A1 (en) Communication apparatus, communication method therefor, program, and storage medium
US10542510B2 (en) Communication apparatus, control method, and computer-readable storage medium
KR20120025114A (ko) 무선 통신 시스템에서 와이 파이 연결 확인을 위한 장치 및 방법
US11687332B2 (en) Communication apparatus for wirelessly communicating with another apparatus, information processing method, and program
JP7129172B2 (ja) 通信端末、その制御方法、およびプログラム
JP2007081497A (ja) 無線通信装置及びその制御方法
US20180241826A1 (en) Communication apparatus, control method therefor, and storage medium
JP5843634B2 (ja) 通信装置、および、その制御方法、プログラム
JP2018121130A (ja) 通信装置、制御方法、及びプログラム
JP4579629B2 (ja) 通信装置
JP4836285B2 (ja) サービス利用装置、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
KR20100009296A (ko) 네트워크 카메라의 무선 접속 제어 방법
JP4217663B2 (ja) サービス利用装置
US10015045B2 (en) Communication apparatus that delays a start of data communication based on information obtained from another communication apparatus, method for controlling the same, and non-transitory computer readable storage medium
JP2010171990A (ja) 通信装置