JP2007005517A - 光源ユニット、露光装置及び露光方法 - Google Patents

光源ユニット、露光装置及び露光方法 Download PDF

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一樹 小森
Yoji Okazaki
洋二 岡崎
Tsunehisa Takada
倫久 高田
Hiroyuki Iwasaki
裕行 岩崎
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Abstract

【課題】 オプティカルインテグレータを有する照明光学系において、光源から出射された光がオプティカルインテグレータ内で十分な回数全反射を繰り返すようにする。
【解決手段】 ロッドインテグレータ46を有する照明光学系に、光を入射させる光源ユニット38において、光源381から出射された光をロッドインテグレータ46の光軸に対してロッドインテグレータ46内でロッドインテグレータ46から出射される光が均一化されるに十分な回数全反射を繰り返すような所定の角度でロッドインテグレータ46の入射端面に入射させるようにくさび状リング382等の入射角度調整手段により調整する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、出射される光の角度を調整する手段を有する光源ユニットと、該光源ユニットから出射された光を感光材料に照射して露光を行う露光装置及び露光方法に関する。
従来より、所定のパターンが形成されたマスクに光を照射し、マスクを透過した2次元パターンの光を感光材料上に結像させて露光する露光装置や、入射された光を画像信号に基づいて空間光変調して2次元パターンを形成する空間光変調手段を備え、形成された2次元パターンを感光材料上に投影して露光する露光装置が知られている。このような露光装置において、マスク又は空間光変調手段の照射面に光が均一に照射されずに露光が行われると、感光材料上におけるシェーディング(照度ムラ)が増加し、露光画像の画質低下の原因となっていた。そこで、特許文献1に開示されているように、オプティカルインテグレータ(ロッドインテグレータ)を用いて光の強度の均一化を行ってマスク又は空間光変調手段の照射面に光を照射することにより、感光材料上におけるシェーディングを抑える方法がある。
特開2003−142387号公報
しかしながら、オプティカルインテグレータとしてロッドインテグレータを用いた場合、ロッドインテグレータに入射される光の入射角度が適切でないと、ロッドインテグレータの各側面において入射された光の反射回数が異なり、出射された光の輝度中心がロッドインテグレータの光軸からずれてしまい、所望の光を得ることができなかった。
更に、高輝度な光を得るために低NA光源(例えば、NA≦0.24)を用いると、ロッドインテグレータ内での光の反射回数は減少する。ロッドインテグレータ内での光の反射回数が少ないと、ロッドインテグレータの各側面における光の反射回数の違いが出射された光の輝度分布に大きく影響してしまう。
特許文献1に開示されている発明では、光源から出射された光を光束偏心手段を介してロッドインテグレータに入射し、感光材料上における露光光の特性に基づいて光束偏心手段を制御することによって、ロッドインテグレータへ入射される光の角度分布を変化させて所望の露光光をえることとしている。しかしながら、感光材料上における露光光の特性を測定するための測定手段、光束偏心手段を制御するための制御手段等の複雑な機構が必要であり、露光装置のコストアップに繋がっていた。
本発明は、光源から出射された光がロッドインテグレータ内において入射角度の調整を簡単に行うことができる光源ユニット、露光装置及び露光方法を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の光源ユニットは、オプティカルインテグレータを有する照明光学系に、光を入射させる光源ユニットにおいて、光源と、前記オプティカルインテグレータから出射される光が均一化されるに十分な回数前記オプティカルインテグレータ内で全反射を繰り返すような入射角度で前記光源から出射された光を前記オプティカルインテグレータの入射端面に入射させる入射角度調整手段を備えたことを特徴とする。
尚、「オプティカルインテグレータから出射される光が均一化されるに十分な回数前記オプティカルインテグレータ内で全反射を繰り返すような入射角度」とは、オプティカルインテグレータ(ロッドインテグレータ)に入射された光がオプティカルインテグレータの各側面で均等に反射されて十分均一化されるに必要な入射角度を言い、例えば、オプティカルインテグレータから出射された光が照射される所定面(例えば、空間光変調手段の照射面)上の中心部を含む複数の位置において光の照度を測定したときに、中心部の照度と他の位置の照度の差が中心部の照度の10%以内となったときのオプティカルインテグレータの入射端面に対する光源から出射された光の入射角度のことを言う。
また、前記入射角度調整手段が、一方の端面に対して他方の端面が傾斜して形成されたくさび状リングであり、該くさび状リングは前記光源の出射側に配設されて前記くさび状リングの中央部を前記光源から出射された光が通過し、前記オプティカルインテグレータの入射端面に入射させるものであることとしてもよい。
ここで、前記くさび状リングが前記光源の光軸方向と直交する面内で回転可能であり、該回転をさせることによって、前記オプティカルインテグレータの入射端面に対する前記光源から出射された光の入射角度を調整することとしてもよい。
更に、前記くさび状リングの一方の端面に対する他方の端面の傾斜角度の異なるくさび状リングを配設することによって、前記オプティカルインテグレータの入射端面に対する前記光源から出射された光の入射角度を調整することとしてもよい。
尚、前記光源が、光を一端から入射し、入射した光を他端から出射する光ファイバを有するファイバ光源であることとしてもよい。
更に、前記光源が、光を一端から入射し、入射した光を他端から出射する光ファイバを複数本束ねたバンドル状のファイバ光源であることとしてもよい。
また、本発明の露光装置は、前記光源ユニットと、前記オプティカルインテグレータを有する照明光学系と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の露光方法は、前記露光装置を用い、前記オプティカルインテグレータから出射した光を感光材料上に投影することを特徴とする。
光源から出射された光のオプティカルインテグレータの入射端面に対する入射角度が調整可能な入射角度調整手段(くさび状リング)を光源ユニットに配設することによって、光源から出射された光がオプティカルインテグレータ内の各側面にて均等に反射されることで十分な光輝度の均一性が確保できる入射角度に調整して、オプティカルインテグレータに光を入射させることができる。これにより、オプティカルインテグレータから出射された光輝度のムラを抑えることができる。このため、空間光変調手段等のオプティカルインテグレータから出射された光が照射される部材の照射面に対して光強度の均一な光を照射することができ、露光画質を向上させることができる。
更に、オプティカルインテグレータの入射端面への入射角度を調整するための制御手段や駆動手段等は必要でないため、低いコストで入射角度を調整する手段を提供することができる。
また、光源は使用時間の経過と共に性能が劣化するため、交換が必要な部品であるが、入射角度調整手段によってオプティカルインテグレータの入射端面に対する入射角度を簡単に調整することができるため、光源を有する光源ユニットの交換の際にも入射角度の調整を簡単に行うことができ、メンテナンスのしやすい露光装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の光源ユニット、露光装置及び露光方法について説明する。尚、本実施の形態では、オプティカルインテグレータとしてロッドインテグレータを適用した場合について説明するが、その他、所定の断面形状に切削研磨されたガラスロッドや、内面が反射コーティングされ、所定形状の穴のあいたいわゆるカレイドスコープでもよい。
まず、露光装置の外観及び構成について説明する。図1は、露光装置10の概略外観図である。露光装置10は、シート状の感光材料12を表面に吸着して保持する平板状の移動ステージ14を備えている。4本の脚部16に支持された厚い板状の設置台18の上面には、ステージ移動方向に沿って延びた2本のガイド20が設置されている。ステージ14は、その長手方向がステージ移動方向を向くように配置されると共に、ガイド20によって往復移動可能に支持されている。更に露光装置10は、ステージ14をガイド20に沿って駆動するステージ駆動装置(不図示)を備えている。
そして、設置台18の中央部には、ステージ14の移動経路を跨ぐようにコの字状のゲート22が設置されている。コの字状のゲート22の端部の各々は、設置台18の両側面に固定されている。ゲート22を挟んで一方側にはスキャナ24が設置され、他方側には感光材料12の先端及び後端を検知する複数のセンサ26が設置されている。スキャナ24及びセンサ26はゲート22に各々固定され、ステージ14の移動経路の上方に設置されている。尚、スキャナ24及びセンサ26はコントローラ(不図示)に電気的に接続されており、コントローラによって動作制御がなされる。
ステージ14にはスキャナ24による露光開始の際にスキャナ24から感光材料12の露光面に照射されるレーザ光の光量を検出するための露光面計測センサ28が設置されている。露光面計測センサ28は、ステージ14における感光材料12の設置面の露光開始側の端部にステージ移動方向に直交する方向に延設されている。
図2はスキャナ24の概略外観図である。図2に示すように、スキャナ24は、例えば2行5列の略マトリクス状に配列された10個の露光ヘッド30を備えている。各露光ヘッド30は、デジタル・マイクロミラー・デバイス(以下「DMD」と表記する)の画素列方向が走査方向と所定の設定傾斜角度をなすように、スキャナ24に取り付けられている。従って、各露光ヘッド30による露光エリア32は走査方向に対して傾斜した矩形状のエリアとなる。また、ステージ14の移動に伴って感光材料12には露光ヘッド30による帯状の露光済み領域34が形成される。
図3は、露光ヘッド30の内部構成を詳しく示した図である。光源ユニット38から出射したレーザ光は、照明光学系40と、ミラー42と、TIRプリズム70と、DMD36と、結像光学系50とを介して感光材料12に照射される。以下、光源ユニット38側から順次説明していく。
図4は、光源ユニット38を構成する光源381の構成を説明するための図である。光源381は、複数のLDモジュール60を備え、各LDモジュール60には第1マルチモード光ファイバ62の一端が結合されている。第1マルチモード光ファイバ62の他端には、第1マルチモード光ファイバ62よりクラッド径の小さい第2マルチモード光ファイバ64の一端が結合されている。複数の第2マルチモード光ファイバ64は束ねられ、光源381のレーザ出射部66を形成している。また、高輝度光源を実現するために、光源381は低NA光源(例えば、NA≦0.24)であることが望ましい。
尚、本実施の形態の光源381は、複数のLDモジュール60にそれぞれ第1マルチモード光ファイバ62の一端を接続し、複数の第1マルチモード光ファイバ62を束ねてバンドル状のファイバ光源として説明したが、光源381の他の形態として、1つのLDモジュールに1本の第1マルチモード光ファイバの一端を接続し、該第1マルチモード光ファイバの他端から光を出射するファイバ光源としてもよい。
図5は、LDモジュール60の構成を説明するための図である。LDモジュール60は、ヒートブロック80上に配設された発光素子であるレーザダイオードLD1〜LD10(以下、包括的に「LD」と表記する。)と、各LDに対応して配設されたコリメータレンズCOと、集光レンズ90と、第1マルチモード光ファイバ62と、を備えて構成されている。各LDを出射した発光光はコリメータレンズCOを透過して集光レンズ90によって集光される。集光された光は、第1マルチモード光ファイバ62によって合波される。合波された光は第1マルチモード光ファイバ62に結合された第2マルチモード光ファイバ64の他端から出射され、第2マルチモード光ファイバ64が束ねられて更に合波される。
尚、コリメータレンズCOを10個備えることとしたが、これらのレンズが一体化されているコリメータレンズアレイを用いてもよい。また、LDは、チップ状の横マルチモード又はシングルモードのGaN系半導体レーザ発光素子であって、発振波長が全て共通(例えば、405[nm])であり、最大出射出力も全て共通(例えば、マルチモードレーザでは100[mW]、シングルモードレーザでは30[mW])である。尚、LDとして、350[nm]〜450[nm]の波長範囲であれば、上記405[nm]以外の発振波長のLDを用いてもよい。
光源ユニット38は、光源381の他に、入射角度調整手段としてのくさび状リングと、光源381から出射したレーザ光を集光する集光レンズ384を備えて構成される。光源ユニット38の構成については、後ほど詳細に記述する。
図3に戻る。照明光学系40は、集光レンズ384によって集光されたレーザ光の光路上に配置されたロッドインテグレータ46と、ロッドインテグレータ46の前方、即ちミラー42側に配置されたフィールドレンズ48とを備えて構成されている。
ロッドインテグレータ46は、集光レンズ384によって集光されたレーザ光の強度を均一化させて出射するものである。ロッドインテグレータ46から出射されたレーザ光はフィールドレンズ48を透過してミラー42によって反射され、TIR(全反射)プリズム70を介してDMD36に斜入射される。DMD36は、画素を構成する多数のマイクロミラーが格子状に配列されてなるミラーデバイスである。本実施の形態においては、空間光変調手段としてDMDを用いた場合を説明するが、画像信号に基づいて2次元パターンの光を形成する空間光変調素子であれば、これに限らない。DMD36の概略斜視図を図6に示す。DMD36は、照明光学系40から入射された光を画像信号に基づいて空間光変調し、2次元パターンを形成する空間光変調手段である。DMD36は、SRAMセル(メモリセル)362上に画素を構成する多数の(例えば、1024×757画素)マイクロミラー361が2次元状に配置されて構成されているものであり、各マイクロミラー361は支柱(不図示)によって支持されている。
更にDMD36は、データ処理部とミラー駆動制御部を備えたコントローラ(不図示)に接続されている。データ処理部は、画像信号に基づいて各マイクロミラー361の傾斜角度を制御するための制御信号を生成する。ミラー駆動制御部は、データ処理部によって生成された制御信号に基づいて、DMD36の各マイクロミラー361の反射面の傾斜を制御する。このようにDMD36の反射面を制御することによって、DMD36の照射面に照射されたレーザ光を所定の方向へ反射させ、2次元パターンが形成される。
図3に戻る。結像光学系50は、DMD36で空間光変調されることによって形成された2次元パターンを感光材料12上に結像させて投影させるための結像手段である。結像光学系50は、レンズ52及びレンズ54を含む第1結像光学系53と、マイクロレンズアレイ55と、アパーチャアレイ59と、レンズ57及びレンズ58を含む第2結像光学系56とを備えて構成されている。DMD36によって形成された2次元パターンは、第1結像光学系53を透過し、所定倍に拡大されて結像される。ここで、第1結像光学系53を透過した光束は、第1結像光学系53による結像位置の近傍に配設されたマイクロレンズアレイ55の各マイクロレンズによって個別に集光される。この個別に集光された光束がアパーチャアレイ59の各アパーチャを通過して結像される。マイクロレンズアレイ55及びアパーチャアレイ59を通過して結像された2次元パターンは、第2結像光学系56を透過して更に所定倍に拡大され、感光材料12上に結像される。最終的には、DMD36によって形成された2次元パターンが、第1結像光学系53と第2結像光学系56の拡大倍率をそれぞれ乗算した倍率で拡大されて、感光材料12上に投影される。尚、結像光学系50は、必ずしも第2結像光学系56を備えた構成としなくてもよい。
図7〜図9は、光源ユニット38とロッドインテグレータ46の挿入されたロッドインテグレータ鏡室461の構造及び配置関係について説明するための図であり、図7は光源ユニット38とロッドインテグレータ46及びロッドインテグレータ鏡室461の斜視図、図8は側面図、図9は光軸方向の断面図である。光源ユニット38は、光源381と、くさび状リング382と、集光レンズ鏡室383と、集光レンズ384とを備えて構成されている。図10(a)はくさび状リング382の平面図及び断面図、図10(b)はくさび状リング382の斜視図である。くさび状リング382は、一方の端面に対して他方の端面が傾斜して形成されている。そして、図8に示すように、光源381の出射側とくさび状リング382の他方の端面が向き合うようにくさび状リング382が配設され、くさび状リング382の一方の端面側に集光リング384の嵌め込まれた集光リング鏡室383が配設される。このように構成された光源ユニット38はロッドインテグレータ鏡室461の入射側端面に嵌合される。
くさび状リング382を有しない従来の露光装置の場合、ロッドインテグレータの入射端面に入射されるレーザ光の入射角度を設定する手段がないため、入射角度の調整ができない。更に、本実施の形態の光源381では高輝度な光を得るために低NA光源(例えば、NA≦0.24)を用いるため、ロッドインテグレータ内におけるレーザ光の反射回数は少なくなる。つまり、ロッドインテグレータ内におけるレーザ光の反射回数が少ない上にロッドインテグレータの各側面におけるレーザ光の反射回数が異なると、ロッドインテグレータから出射されたレーザ光の輝度ムラが顕著になり、DMD36に対して光強度が均一なレーザ光を照射することができず、露光画質の低下の原因になっていた。
そこで、ロッドインテグレータ46の入射端面に対するレーザ光の入射角度を適切な角度に調整する必要があり、本実施の形態に示したように、光源381の出射側にくさび状リング382を配設することによって、ロッドインテグレータ46の光軸A2に対して光源381の光軸A1を傾けさせることができる。即ち、ロッドインテグレータ46の光軸に対して傾斜させてレーザ光を入射させることができる。
ここで、ロッドインテグレータ46の光軸に対して、どの程度調整してレーザ光を入射させればよいかを定義する方法の一例を説明する。ロッドインテグレータ46の光軸に対する光源381から出射された光の入射角度は、入射光がロッドインテグレータ46の各側面にて均等に反射される入射角度であることが好ましい。これにより、出射されたレーザ光の輝度ムラを少なくすることができ、DMD36の照射面に対して光強度の均一なレーザ光を照射させることができる。
ロッドインテグレータ46の光軸に対するレーザ光の入射角度を決定する具体的な方法の一例について説明する。DMD36の照射面の所定の位置における照度を計測し、照射面の中心部の照度と所定の位置における照度の差が中心部の照度の10%以内となるように、ロッドインテグレータ46の入射面に対するレーザ光の入射角度を調整する。例えば、図11に示すように、DMD36の照射面の四隅である位置(1)、(2)、(4)及び(5)と中心部(3)におけるレーザ光の照度を測定する。そして中心部(3)の照度を100として、位置(1)、(2)、(3)及び(5)の相対照度を算出する。
Figure 2007005517
「入射角度調整前の照度」において、中央部(3)の照度を100としたとき、中央部(3)の照度との差が中央部(3)の照度の10%より大きい位置は(1)と(4)である。
そして「入射角度調整後の照度」において、中央部(3)の照度を100としたとき、中央部(3)の照度との差が全ての位置において中央部(3)の照度の10%以下となっている。このように、中央部(3)の照度と四隅の照度の差が中央部(3)の10%以下となるように、くさび状リング382を用いてロッドインテグレータ46の入射端面に対するレーザ光の入射角度を調整していく。これにより、DMD36の照射面におけるシェーディング(照度ムラ)を抑えることができる。
ロッドインテグレータ46の入射端面に対するレーザ光の入射角度の調整は、例えば、くさび状リング382を図7に示す矢印Yの方向に回転させて光源ユニット38に配設することによって、入射角度を変化させることができる。又は、くさび状リングの一方の端面に対する他方の端面の傾斜角度が異なる複数のくさび状リングを用意し、DMD36の照射面における照度測定の結果に応じて、前記複数のくさび状リングから1つを選択して光源ユニット38に配設することにより、入射角度を変化させるようにしてもよい。
以上、説明したように、光源381から出射されたレーザ光のロッドインテグレータ46の入射端面に対する入射角度が調整可能なくさび状リング382を光源ユニット38に配設することによって、光源381から出射されたレーザ光がロッドインテグレータ46内の各側面にて均等に反射されるようにロッドインテグレータ46に入射させることができる。これにより、DMD36の照射面に対して光強度の均一なレーザ光を照射することができ、露光画質を向上させることができる。
更に、ロッドインテグレータ46の入射端面への入射角度を調整するための制御手段や駆動手段等の複雑な手段は必要ないため、低いコストで入射角度を調整することができる。
また、光源381を構成する光ファイバは使用時間の経過と共に性能が劣化するため、定期的な交換が必要とされる交換部品である。しかし、光源の特性は個々によって異なるため、交換前に使用されていたくさび状リング382を交換後に同様に配設しても、交換前と同じ入射角度でロッドインテグレータ46の入射端面にレーザ光が入射されるとは限らない。そこで、図7の矢印Yに示すようにくさび状リング382を回転、又は一方の端面に対する他方の端面の傾斜角度が異なるくさび状リング382に交換することにより、ロッドインテグレータ46の入射端面に対する入射角度を簡単に調整することができる。これにより、光源381を交換する際もロッドインテグレータ46の入射端面に対する入射角度を簡単に調整することができ、メンテナンスのしやすい露光装置を提供することができる。
以上、本発明について実施の形態を用いて説明したが、本発明は上記の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲内において他の種々の形態が実行可能である。例えば、上記実施の形態における露光装置10では、空間光変調素子としてDMDを備えた場合について説明したが、このような反射型空間光変調素子の他に、透過型空間光変調素子(LCD)を使用してもよい。例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)タイプの空間光変調素子(SLM:Special Light Modulator)や電気光学効果により透過光を変調する光学素子(PLZT素子)や液晶光シャッタ(FLC)等の液晶シャッタアレイ等、MEMSタイプ以外の空間光変調素子を用いることも可能である。尚、MEMSとは、IC製造プロセスを基盤としたマイクロマシニング技術によるマイクロサイズのセンサ、アクチュエータ、そして制御回路を集積化した微細システムの総称であり、MEMSタイプの空間光変調素子とは、静電気力を利用した電気機械動作により駆動される空間光変調素子を意味している。更に、GLV(Grating Light Value)を複数並べて二次元状に構成したものを用いることもできる。また、マスクを用いた露光装置に適用してもよい。
露光装置の概略外観図 スキャナの概略外観図 露光ヘッドの内部構成を詳しく示した図 光源の構成を説明するための図 LDモジュールの構成を説明するための図 DMDの概略斜視図 光源ユニットとロッドインテグレータの斜視図 光源ユニットとロッドインテグレータの側面図 光源ユニットとロッドインテグレータの光軸方向の断面図 くさび状リングの平面図及び斜視図 DMDの照射面における照度の測定位置を説明するための図
符号の説明
10 露光装置
30 露光ヘッド
38 光源ユニット
381 光源
382 くさび状リング
383 集光レンズ鏡室
384 集光レンズ
40 照明光学系
46 ロッドインテグレータ
461 ロッドインテグレータ鏡室
48 テレセントリック光学系
42 ミラー
70 TIRプリズム
36 DMD
50 結像光学系
53 第1結像光学系
55 マイクロレンズアレイ
59 アパーチャアレイ
56 第2結像光学系
12 感光材料

Claims (8)

  1. オプティカルインテグレータを有する照明光学系に、光を入射させる光源ユニットにおいて、
    光源と、
    前記オプティカルインテグレータから出射される光が均一化されるに十分な回数前記オプティカルインテグレータ内で全反射を繰り返すような入射角度で前記光源から出射された光を前記オプティカルインテグレータの入射端面に入射させる入射角度調整手段を備えたことを特徴とする光源ユニット。
  2. 前記入射角度調整手段が、一方の端面に対して他方の端面が傾斜して形成されたくさび状リングであり、該くさび状リングは前記光源の出射側に配設されて前記くさび状リングの中央部を前記光源から出射された光が通過し、前記オプティカルインテグレータの入射端面に入射させるものであることを特徴とする請求項1に記載の光源ユニット。
  3. 前記くさび状リングが前記光源の光軸方向と直交する面内で回転可能であり、該回転をさせることによって、前記オプティカルインテグレータの入射端面に対する前記光源から出射された光の入射角度を調整することを特徴とする請求項2に記載の光源ユニット。
  4. 前記くさび状リングの一方の端面に対する他方の端面の傾斜角度の異なるくさび状リングを配設することによって、前記オプティカルインテグレータの入射端面に対する前記光源から出射された光の入射角度を調整することを特徴とする請求項2に記載の光源ユニット。
  5. 前記光源が、光を一端から入射し、入射した光を他端から出射する光ファイバを有するファイバ光源であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の光源ユニット。
  6. 前記光源が、光を一端から入射し、入射した光を他端から出射する光ファイバを複数本束ねたバンドル状のファイバ光源であることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の光源ユニット。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の光源ユニットと、
    前記オプティカルインテグレータを有する照明光学系と、
    を備えたことを特徴とする露光装置。
  8. 請求項7に記載の露光装置を用い、前記オプティカルインテグレータから出射した光を感光材料上に投影することを特徴とする露光方法。
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