JP2007005023A - キーパッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 キーパッドの耐久性を向上する。
【解決手段】 キーパッドは、透光性のキートップと、同キートップの接合面とほぼ同一であるか、またはそれよりも小さい外形を有し、前記接合面に接合された発光部を有するELシートとを備える。発光部は、少なくとも透明電極層、発光体層、誘電体層、および背面電極層を積層することによって構成されている。それらの層のうち少なくとも発光体層は、前記接合面より大きい外形を有する。
【選択図】 図2A

Description

本発明は、携帯電話、携帯情報端末、家電製品用リモートコントローラ、およびキーボードなどの電子機器に使用される押釦スイッチのキートップにおいて、分散型エレクトロルミネセンスパネル(以下「ELシート」と称する)を用いたキーパッドに関する。
従来、透光性のキートップのバックライトとして、透明電極層が形成された基材シートに、発光体層、誘電体層、および背面電極等が積層されて構成された発光部を有する分散型ELシートを用いた押釦スイッチが知られている。例えば、特許文献1には、ELシートの発光部に設けられた透光性のキー部材と、ELシートの発光部とは反対側に設けられたスイッチシートとを備える照光式スイッチが開示されている。また、特許文献2には、キートップの直下に各キートップの平面形状に対応した発光体層を有するEL素子を設けた照光式押釦スイッチが開示されている。特許文献3には、透光性キートップと、そのキートップに接合され、同キートップとほぼ同一の外形を有するEL発光部と、EL発光部のキートップと対向する側に設けられたエラストマーシートとからなるキーパッドが開示されている。特許文献2および3に記載のタイプのキーパッドにおいては、ELシートの発光部が各キートップの直下のみに設けられて発光するため、LED等を用いた照明に比べて、キートップの照光のむらや明るさが不足するといった問題が解決される。さらに、キートップ以外の部分は発光しないため、余分な光漏れを筐体等にて遮る必要が無い。
図1に、従来のキーパッドの例を示す。従来のキーパッドではキートップの平面形状に一致する発光層を有するELシートが用いられている。この従来のキーパッドにおいては、図1に示すように、発光体層42は樹脂キートップ1の直下のみに形成されているが、発光体層42に積層される透明電極層41、背面電極層44、および補償電極層(図示せず)などの電極層は、樹脂キートップ1の直下より発光体層42が形成されていない基材シート上に延びて電源などに接続される必要がある。そのため、例えば、背面電極層44は、樹脂キートップ1の直下である領域から外側に延出する延出部44aを有する。ここで、一般に、発光体層が30μm程度の厚さを有するのに対して、各電極層の厚さは5〜10μm程度である。従って、そのような薄い電極層、すなわち、背面電極層44の延出部44aは、樹脂キートップ1の下縁部に対応する位置において、厚い発光体層42を乗り越えて形成される屈曲部44bを有することになる。
従って、キートップの押下操作によって、ELシートのキートップ下縁に対応する部分に圧力が集中すると、背面電極層44から発光部の外部に延出する前記屈曲部に負荷がかかり、薄い電極層が前記屈曲部において破断するおそれがあった。
特開2004−63449号公報 特開2004−193060号公報 特開2005−085582号公報
本発明は、上記課題を解決するものであって、キートップに対応する部分のみが発光するとともに、耐久性が向上したキーパッドを提供することを目的とする。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、透光性のキートップと、同キートップの接合面とほぼ同一であるか、またはそれよりも小さい外形を有し、前記接合面
に接合された発光部を有するELシートとを備えるキーパッドであって、前記発光部は、少なくとも透明電極層、発光体層、誘電体層、および背面電極層を積層することによって構成され、それらの層のうち少なくとも前記発光体層は、前記接合面より大きい外形を有することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のキーパッドにおいて、透明電極層および背面電極層の少なくとも一方が、前記接合面とほぼ同一の外形を有することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のキーパッドにおいて、透明電極層および背面電極層の少なくとも一方が、それらの層から延出する延出部をさらに備え、前記発光体層は、前記延出部の上に延びていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載のキーパッドにおいて、透明電極層および背面電極層の少なくとも一方から延びる補償電極をさらに備え、前記発光体層は、前記補償電極の上に延びていることを要旨とする。
本発明によれば、反復操作によって電極層が破断されることがない、耐久性に優れたキーパッドが提供される。
本発明のキーパッドの実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。
本発明のキーパッドは、透光性のキートップと、同キートップの接合面とほぼ同一であるか、またはそれよりも小さい外形を有し、前記接合面に接合された発光部を有するELシートとを備える。前記発光部は、少なくとも透明電極層、発光体層、誘電体層、および背面電極層が積層されたものである。少なくとも前記発光体層は、前記接合面より大きい外形を有する。
(第1実施形態)
図2Aに本発明の第1の実施形態におけるキーパッドの縦断面図を示す。本実施形態のキーパッドは、樹脂キートップ1の下面に装飾層2および接着層8を介して、ELシート3が接合されている。ELシート3は、キートップの接合面とほぼ同一の外形を有する発光部4を有する。本実施形態のELシート3は、基材として樹脂フィルム10を用い、その樹脂フィルム10の下面に、図2Aに示すように、透明電極層41、発光体層42、誘電体層43、および背面電極層44が順次積層されている。ELシート3では、それらの透明電極層41、発光体層42、誘電体層43、および背面電極層44の全てが重なって積層されている領域、すなわち発光部4のみが発光する。その発光部4の周囲を、発光しない領域、すなわち非発光部5が取り囲んでいる。
図2Bおよび図2CにELシート3における各層の外形および積層関係を示す概略図を示す。本実施形態のELシート3においては、透明電極層41および背面電極層44が、図2Bおよび図2Cにおいて外形1Aで示されるキートップの接合面とほぼ同一の外形に形成されている。図2Aおよび図2Bに示すように、透明電極層41および背面電極層44は、それぞれ、樹脂キートップ1の直下で発光部4を構成する部分から樹脂キートップ1の下縁より外側に延出する延出部41a,44aをさらに有する。本実施形態においては、図2Aに示すように、背面電極層44の延出部44aは、背面電極層44から、誘電体層43および発光体層42の側端においてその厚みに沿って屈曲して屈曲部44bを形成し、さらに基材、例えば樹脂フィルム10の下面へと延びている。これらの延出部41a,44aは、各電極層41,44へ交流電圧を与えて、発光部4を発光させる回路として機能する。一方、発光体層42は、樹脂キートップ1のELシート3との接合面より大きい外形を有する。好ましくは、発光体層42は、図2Aおよび図2Bに示すように、発
光部4よりやや大きい外形を有する部分42bと、その部分42bから透明電極層41の延出部41aおよび背面電極層44の延出部44aの少なくとも一方の上に拡がる拡張部42aとを有する。また、誘電体層43は、発光体層42の下面および側面を覆うように配置されている。
上記第1実施形態のキーパッドによれば、発光部4が樹脂キートップ1の下面(接合面)とほぼ同一の外形に形成されているので、樹脂キートップ1のみを効率的に照光することができる。
また、第1実施形態のキーパッドでは、発光体層42が樹脂キートップ1とELシート3との接合面より大きい外形を有することにより、比較的薄い(10μm前後)背面電極層44の延出部44aが発光体層42および誘電体層43の厚みに沿って屈曲する屈曲部44bを、樹脂キートップ1の押下時に応力が集中する樹脂キートップ1の下縁の直下から外れた位置に形成することができる。これにより、該キーパッドは、樹脂キートップ1の反復的な押下操作によって、背面電極層44の屈曲部44bが破断されることがない。これに対し、発光体層42は比較的厚い厚み(30〜40μm)を有するので、キートップの接合面より大きな外形を有する、すなわち、キートップの下縁部の直下に位置したとしても、押下操作によって破断され難い。また、比較的厚い発光体層42を拡大して設けることにより、発光部4の全体を補強する効果も得られる。従って、上記実施形態のキーパッドは、発光部4の大きさ、すなわち照光領域を拡大することなく、耐久性に優れたものとなる。尚、本発明において、キーパッドが「耐久性に優れる」とは、キーパッドが樹脂キートップ1の反復的な押下により長時間耐えられるとともに、より高い押下荷重に耐えられることを意味する。
また、前記電極層の屈曲部44b,45bを、レジストなどの付加的な材料を使用せず、発光体層42を拡大することによって、樹脂キートップ1の下縁の直下から外れた位置に配置している。そのため、該キートップは製造が容易である。
さらに、第1実施形態のキーパッドによれば、ELシート3を形成するために、樹脂フィルム10を用いているので、各層を容易に積層することができ、量産性に優れる。
(第2実施形態)
図3Aに本発明の第2実施形態のキーパッドの縦断面図を示す。本実施形態のキーパッドも、第1実施形態のキーパッドと同様に、樹脂キートップ1の下面に装飾層2および接着層8を介して、ELシート3が接合されている。ELシート3は、キートップの接合面とほぼ同一の外形を有する発光部4を有する。ELシート3は、基材としての10の下に、図3Aに示すように、上面側から透明電極層41、発光体層42、誘電体層43、および背面電極層44が積層されている。それらの透明電極層41、発光体層42、誘電体層43、および背面電極層44は、各層の少なくとも一部同士が重なって積層された領域、すなわち発光部4を形成している。
本実施形態のELシート3では、上記各層は、透明電極層41および背面電極層44が延出部41a,44の代わりに、それらの層からそれぞれ延出する一対の補償電極層45を有すること以外は、第1実施形態のELシートにおけるものと同様の外形および積層関係を有する。これらの補償電極層45は、透明電極層41および背面電極層44に交流電圧を与える回路を形成する。本実施形態においては、背面電極層44側に設けられた補償電極層45は、背面電極層44から、誘電体層43および発光体層42の側端においてその厚みに沿って屈曲して延びる屈曲部45bを形成し、さらに基材の樹脂フィルム10の下面へと延びている。
本実施形態においても、発光体層42は、樹脂キートップ1のELシート3との接合面より大きい外形を有する。好ましくは、発光体層42は、図3Bに示すように、発光部4よりやや大きい外形を有する部分と、その部分から補償電極層45の少なくとも一方の上に拡がる拡張部42aとを有する。
上記第2実施形態のキーパッドによれば、第1実施形態における作用効果に加え、以下の作用効果が得られる。すなわち、第2実施形態のキーパッドでは、発光体層42がELシート3との接合面より大きい外形を有することにより、背面電極層44から延出する比較的薄い(10μm前後)補償電極層45が発光体層42および誘電体層43の厚みに沿って屈曲する屈曲部45bを、樹脂キートップ1の押下時に応力が集中する樹脂キートップ1の下縁の直下から外れた位置に形成することができる。これにより、該キーパッドは、樹脂キートップ1の反復的な押下操作によって、補償電極層45の屈曲部45bが破断されることがない。これに対し、発光体層42は比較的厚い厚み(30〜40μm)を有するので、キートップの接合面より大きな外形を有する、すなわち、キートップの下縁部の直下に位置したとしても、押下操作によって破断され難い。従って、上記実施形態のキーパッドは耐久性に優れたものとなる。
また、第2実施形態のキーパッドによれば、透明電極層41および背面電極層44の少なくともいずれかに補償電極層45を設けることにより、発光部4が複数ある場合において、すべての発光部4に均一に電圧を印加することができ、発光部間における発光むらを低減させることができる。
(第3実施形態)
図4に本発明の第3実施形態のキーパッドを示す。本実施形態のキーパッドも、第1および第2実施形態のキーパッドと同様に、樹脂キートップ1の下面に装飾層2および接着層8を介して、ELシート3が接合されている。本実施形態のELシート3においては、樹脂フィルム10の下面の全面にわたって透明電極層41が設けられており、背面電極層44のみが樹脂キートップ1の接合面とほぼ同一の外形を有する。これにより、本実施形態においても、透明電極層41、発光体層42、誘電体層43、および背面電極層44の全てが重なって形成される発光部4は、キートップの接合面とほぼ同一の外形を有する。背面電極層44からは、第2実施形態の場合と同様に、補償電極層45が延出しており、該補償電極層45は、発光体層42および誘電体層43の厚みに沿って屈曲して延びる屈曲部45bを形成し、さらに透明電極層41の下へと延びている。発光体層42は、樹脂キートップ1のELシート3との接合面より大きい外形を有する。より詳細には、本実施形態の発光体層42も、第2実施形態の場合と同様に、発光部4よりやや大きい外形を有する部分と、その部分から前記補償電極層45の上に拡がる拡張部42aとを有することが好ましい。本実施形態においては、誘電体層43は、発光体層42の下面および側面の全体を覆うとともに、透明電極層41と補償電極層45との間にも延在して、両者の電気的導通を防止することが好ましい。
第3実施形態によれば、第1および第2実施形態における作用効果に加えて、以下の作用効果が得られる。すなわち、第3実施形態のキーパッドによれば、透明電極層41が樹脂フィルム10の全面にわたって形成されているため、ELシート3を製造する際に、透明電極層41と、発光体層42および背面電極層44との位置あわせをそれ程厳密に行なう必要がないため、ELシート3の製造がより容易となる。
上記各実施形態において、透明電極層41の厚さは、0.1μm〜1μm前後、背面電極層の厚さは10μm前後であることが好ましく、発光体層42の厚さは、30μm〜40μmであり、誘電体層の厚さは20〜30μm程度であることが好ましい。
さらに、上記各実施形態において、図2A、図3A、および図4に示すように、発光部4を含むELシート3の下面は、漏電防止のため、全体にわたって電気絶縁性の塗膜(レジスト46)で覆われていることが好ましい。
図5Aおよび図5Bに本発明のキーパッドに用いられるELシート3の変形例を示す。この変形例に用いられるELシート3は、図5Aに示すように、基材の樹脂フィルム10の上面に、背面電極層44、誘電体層43、発光体層42、および透明電極層41が順次積層されて発光部4が形成されたものであってもよい。この場合、発光部4を含むELシートの上面全体は、さらに電気絶縁性の塗膜(レジスト46)で被覆されていることが好ましい。また、図5Bに示すように、基材として樹脂フィルム10を用いずに、発光部4を形成したELシートであってもよい。
図5Bに示したELシートでは、基材として樹脂フィルム10は用いずに、上面側から透明電極層41、発光体層42、誘電体層43、および背面電極層44が積層されて発光部4を形成している。透明電極層41および背面電極層44からはそれぞれ補償電極層45が延出している。さらに、透明電極層41、発光体層42、誘電体層43、背面電極層44および補償電極層45の全体は、該ELシートの厚みが均一になるように電気絶縁性のレジスト46a,46bで覆われている。いずれの例においても、第1〜3実施形態の場合と同様に、ELシートの発光部4は、キートップ(図示せず)の接合面とほぼ同一の外形を有するが、発光体層42は、同接合面より大きい外形を有する。
図5Aの変形例によれば、ELシートの下面全体、すなわちキーパッドの下面全体を平坦面とすることができる。
図5Bに示した変形例においては、電極層の屈曲部は形成されないが、発光体層42や誘電体層43などの発光部4を形成する層と非発光部を形成するレジスト46bとの境界部分は構造的に弱い部分となる。そのため、そのような境界部が樹脂キートップ1の下縁の直下に位置すると、樹脂キートップ1の反復的な押下によって、前記境界部が破断し、さらには発光体層42および誘電体層43に重なった各電極層も一緒に破断することとなる。図5Bの変形例によれば、発光体層42および誘電体層43を拡大することによって、それらの層とレジスト46bとの境界部を樹脂キートップ1の下縁直下より外方にずらして形成することができるため、上記のような破断を防止することができる。それにより、前記実施形態と同様に、優れた耐久性を有するキーパッドを構成することができる。また、基材として樹脂フィルムを用いないため、ELシートの更なる薄型化、および柔軟化を実現することができる。
本発明で用いる樹脂キートップ1は、透光性の熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂などの材料から形成することができる。そのような材料としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、シリコ−ン樹脂等の熱硬化性樹脂等が挙げられる。ここで、透光性とは可視光を透過させ得ることを意味する。樹脂キートップ1は、上記のような樹脂を用いて、射出成形等の方法によって、所望の形状に成形されることによって製造され得る。
樹脂キートップ1には、上面または下面には装飾加工がなされる。第1〜第3実施形態(図2A、図3Aおよび図4)においては、樹脂キートップ1の下面全体わたって装飾層2が設けられているように示されている。しかしながら、装飾層2は、必ずしも樹脂キートップの上面または下面の全体にわたって設けられている必要はなく、それらの面上の一部に選択的に設けられていてもよい。
装飾層2の製造方法は、その全面もしくは所定箇所に光透過性を有する部分を形成し得る装飾加工であれば特に限定はないが、例えば、遮光性あるいは透光性の着色塗料を用い
たスクリーン印刷やパッド印刷、アルミニウム、クロム等の金属薄膜のメッキ、または蒸着等による被覆、あるいは塗膜や金属薄膜の熱転写等がある。樹脂キートップ1の面内に均一に装飾ができるほか、塗装やレーザー加工等によって文字や記号等の図柄の形成をすることもできる。
また、第1〜第3の実施形態においては、樹脂キートップ1とELシート3との間にはそれらの接合を保証する接着層8が設けられている。しかしながら、このような接着層は必ずしも必要ではない。
本発明に用いるELシート3は、発光部4が電気絶縁性の非発光部5によって連結されて構成されている。第1〜3実施形態および図5Aの例では、非発光部5は、主にELシートの基材である樹脂フィルム10と発光部4を保護するためのレジスト46とから構成されている。非発光部5は、電気絶縁性の塗料や合成樹脂等を硬化させて形成することもできる。図4Bの例では、非発光部5は主にレジスト46a,46bから形成されている。さらに、非発光部5として熱可塑性・熱硬化性の樹脂フィルムを用い、発光部を形成すべき部分に開口を設け、該開口内に発光体層および誘電体層を積層し、それらの層の挟んで透明電極層および背面電極層を設けることにより、発光部と非発光部とを連結させてもよい。
透明電極層41は、透光性および導電性を有する。透明電極層41は、例えば、インジウム−錫酸化物(以下「ITO」と記す)を蒸着やスパッタリングによって薄膜にすることによって形成してもよいし、または、ITOや錫等の微小結晶粉末を分散させた塗料を用いて形成してもよい。さらに、透明電極層41は、ポリアセチレン系導電性高分子、ポリチオフェン系導電性高分子、ポリピロール系導電性高分子、ポリパラフェニレン系導電性高分子等の有機導電性樹脂を可溶化した塗料を用いて形成することもできる。
発光体層42は、一般に発光体粉末を含有する塗料を用いて形成する。発光体粉末としては、例えば、硫化亜鉛に銅をドープし、発光色を変えるためのマンガンやアルミニウムを賦活材として添加した粉末がよく知られている。さらに、前記粉末の表面に酸化物または窒化物をコーティングして耐湿性を向上した発光体粉末がある。
誘電体層43は、電気絶縁性でかつ高誘電率を有する層である。誘電体層43は、例えば、チタン酸バリウムの微粉末を、フッソ樹脂系、シアノ樹脂系、ポリエステル樹脂系等の樹脂に分散させた塗料を用いて形成することができる。
背面電極層44は、アルミニウムや銀あるいはITO等を蒸着やスパッタにて薄膜にすることによって形成され得る。あるいは、背面電極層44は、アルミニウムや銅等の金属箔、もしくは、カーボン、銀、銅等の微粉末をポリエステル系、ウレタン系、アクリル系、およびシリコーン系等の樹脂に分散させた塗料などを用いて形成することもできる。
上記実施形態において用いられる樹脂フィルム10は、可撓性を有するとともに、電気絶縁性であることが好ましい。そのような樹脂フィルム10としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレート、ポリイミド、ナイロン等が挙げられる。また、樹脂フィルム10として、ハンダ耐熱性を有する銅張り積層フィルムを用いることも可能である。さらに、樹脂フィルム10の厚さは50μm以下であることが好ましい。樹脂フィルム10の厚さが50μm以下であると、得られるELシートが柔軟性に富むため、キートップの押圧操作時にその動きを妨げることがなく、良好な操作感を得ることができる。
最後に、本発明のキーパッドの具体的な適用例について説明する。図6および図7は、
本発明のキーパッドが操作部に適用された携帯電話機を示す。図6に示すように、電話機の筐体100には複数の樹脂キートップ1が設けられ、樹脂キートップ1によってスイッチ操作が可能である。
図7に示すように、この適用例においては、透光性の樹脂キートップ1の下面に装飾層2が設けられている。しかしながら、この装飾層2は樹脂キートップ1の上面に設けてもよい。樹脂キートップ1の下方にはELシート3が配置されている。装飾層2はELシート3の対応する発光部4によって照明されて、暗所においても筐体100の上方から視認される。図7において、ELシート3は発光部4と非発光部5とからなる。各発光部4の形状は樹脂キートップ1の下面(接合面)とほぼ同形をなす。各樹脂キートップ1はELシート3に対し接着層8を介して接着される。ELシート3の下方にはさらにエラストマーシート6が接着層9を介して接着されていることが好ましい。エラストマーシート6は、樹脂キートップ1からの衝撃を緩和するとともに、発光によってELシート3に生じ得る振動を吸収することができる。エラストマーシート6には各樹脂キートップ1に対応する押し子7が設けられることが好ましく、その押し子7によって回路基板12上の電気的スイッチ13が押圧される。電気的スイッチは、皿バネ、ポリドーム、またはメンブレンスイッチ等であってよい。また、押し子7は、円柱状または半球状の形状を有し得る。エラストマーシート6とは、常温でゴム状弾性を有する合成ゴムや熱可塑性エラストマーなどの材料からなるシートである。この適用例においては、キーパッドは樹脂キートップ1、ELシート3、及びエラストマーシート6から構成され、回路基板12と共に機器の筐体100内に格納される。
ELシート3と樹脂キートップ1、および(任意で)エラストマーシート6は、接着、融着、粘着、溶着等によって接合し一体化することができる。樹脂キートップおよびエラストマーシートは、予め成形したものをELシートに接合するほかに、液状の高分子材料を、ELシート上にて樹脂キートップまたはエラストマーシートに成形して硬化させることも可能である。
以上、詳述したように本発明のキーパッドは、耐久性に優れるため、携帯電話などの電子機器の操作部にはもちろんのこと、土木作業用の装置や車両の操作部などの高い操作荷重が想定される用途など、非常に広範な用途に用いることができる。
(実施例1)
第3実施形態(図4)のキーパッドを作製した。まず、可視光透過性のポリカーボネート樹脂を射出成形して樹脂キートップ1を作製し、その樹脂キートップ1の下面に光透過性の着色印刷を施すことによって装飾層2を形成した。PETフィルム(樹脂フィルム10に相当)上にITO膜(透明電極層41に相当)が形成されているITOフィルム(王子トービ社製 OTEC−120)に、青緑色蛍光体ペースト(デュポン社製、7151)で発光体層42を印刷し、その発光体層42を被覆するように、誘電体ペースト(同、7148)を用いて誘電体層43を印刷によって形成した。更に、誘電体層43の上に銀ペーストを用いて印刷によって背面電極層44および補償電極層45を形成することによって、ELシート3を作製した。
このELシート3において、上記透明電極層41、発光体層42、誘電体層43、および背面電極層44は、それらの層が全て重なって形成される発光部4が、樹脂キートップ1の下面とほぼ同形の領域に拡がり、かつ発光体層42は樹脂キートップ1の下面より大きな領域に拡がるように形成されている。前記樹脂キートップ1を装飾層2を介して、ELシート3の(透明電極側の)発光部4の上に、加熱したアクリル系熱可塑性インクを用いて貼り合わせた。さらに、下面に半球状の押し子7を有するシリコーンゴム製のエラス
トマーシート6を作製し、図7に示したように、該エラストマーシートをELシート3の背面電極側の表面にイソシアネート系瞬間接着剤で接合し、キーパッドを得た。
得られたキーパッドについて耐久試験を行なった。キーパッドを、接点として金属皿ばねを有する板上に設置し、ELシート3の透明電極層41および背面電極層44に100V−400Hzの交流電圧を印加してELシート3を点灯させた。この点灯状態において、樹脂キートップ1を、キートップ1個当たり300g/cmおよび1kg/cmの荷重で、毎分120回の割合で連続的に打鍵し、10万回打鍵後に発光状態を確認した。実施例1のキーパッドは、前記荷重を300g/cmとした場合、および1kg/cmとした場合の双方において、打鍵10万回後においても良好に点灯した。
(実施例2)
図5Bに示すELシート3を有するキーパッドを作製した。
可視光透過性のポリカーボネート樹脂を射出成形して樹脂キートップ1を作製し、その下面に光透過性の着色印刷を施すことによって装飾層2を形成した。フッ素樹脂板上で、樹脂キートップの下面と同形状に、透明電極用ITOペースト(デュポン社製、7160)で透明電極層41、青緑色蛍光体ペースト(同、7151)で発光体層42、誘電体ペースト(同、7148)で誘電体層43、銀電極用ペースト(同、7145)で背面電極層44を順次形成して発光部4を適当な間隔で3つ形成した。透明な絶縁レジストインク(セイコーアドバンス社、PAL透明)で各発光部の周辺を覆って、それらの発光部を連結させる電気絶縁膜(非発光部)を印刷形成した。さらに3ヶ所の発光部4に効率よく電圧がかけられるように、各透明電極層41および各背面電極層44に銀電極用ペースト(同、7145)で補償電極層45を付加した。作成された積層体をフッ素樹脂板から剥離して、その積層体の上面(透明電極層41)および下面(背面電極45)をさらに電気絶縁性のレジスト46aで被覆してELシート3を作製した。このELシート3においては、発光体層42は、発光部4より大きな外形を有する。これにより、各補償電極層はキートップの下縁の直下から外れた位置において透明電極層および背面電極層から延出して形成されている。さらに、下面に3ヶ所の半球状の押し子7を有するシリコーンゴム製のエラストマーシート6を作製した。樹脂キートップ1の裏面と、ELシート3の3ヶ所の発光部4の透明電極層側の表面とをイソシアネート系瞬間接着剤で接合した。次に、ELシート3の発光部4の背面電極層側の表面にエラストマーシート6を図6に示すようにイソシアネート系瞬間接着剤で接合し、キーパッドを得た。
得られたキーパッドについて、実施例1と同様の耐久試験を行なった。実施例2のキーパッドは、前記荷重を300g/cmとした場合、および1kg/cmとした場合の双方において、打鍵10万回後においても良好に点灯した。
(比較例1)
比較例として、実施例1と同一の材料を用いて、同一の方法にてキーパッドを作成した。このキーパッドは、ELシート3において、透明電極層41、発光体層42、誘電体層43、および背面電極層44の全ての層が樹脂キートップ1の下面とほぼ同形の外形を有して発光部4を形成していること以外は、実施例1のキートップと同様な構成を有する。従って、背面電極層44から延出する補償電極層45は、樹脂キートップ1の下縁直下において屈曲部45bを有する。
得られたキーパッドについて、実施例1と同様の耐久試験を行なった。比較例1のキーパッドは、前記荷重を300g/cmとした場合には打鍵10万回後においても良好に点灯したが、前記荷重を1kg/cmとした場合には、打鍵10万回後において、補償電極層45の破断により、点灯しなかった。
従来のキーパッドの実施形態を示す縦断面図。 本発明のキーパッドの第一実施形態を示す縦断面図。 本発明のキーパッドの第一実施形態を示す上面図。 本発明のキーパッドの第一実施形態における各層の外形および積層関係を示す図。 本発明のキーパッドの第二実施形態を示す縦断面図。 本発明のキーパッドの第二実施形態を示す上面図。 本発明のキーパッドの第三実施形態を示す縦断面図。 本発明のキーパッドに用いられるELシートの変形例を示す縦断面図。 本発明のキーパッドに用いられるELシートの変形例を示す縦断面図。 本発明のキーパッドが適用された携帯電話機の斜視図。 図6の携帯電話機の一点鎖線2における縦断面図。
符号の説明
1…樹脂キートップ、1A…外形、3…ELシート、4…発光部、41…透明電極層、42…発光体層、43…誘電体層、44…背面電極層、41a,44a…延出部、45…補償電極層。

Claims (4)

  1. 透光性のキートップと、同キートップの接合面とほぼ同一であるか、またはそれよりも小さい外形を有し、前記接合面に接合された発光部を有するELシートとを備えるキーパッドであって、
    前記発光部は、少なくとも透明電極層、発光体層、誘電体層、および背面電極層を積層することによって構成され、それらの層のうち少なくとも前記発光体層は、前記接合面より大きい外形を有することを特徴とするキーパッド。
  2. 透明電極層および背面電極層の少なくとも一方が、前記接合面とほぼ同一の外形を有することを特徴とする請求項1に記載のキーパッド。
  3. 透明電極層および背面電極層の少なくとも一方が、それらの層から延出する延出部をさらに備え、前記発光体層は、前記延出部の上に延びていることを特徴とする請求項1または2に記載のキーパッド。
  4. 透明電極層および背面電極層の少なくとも一方から延びる補償電極をさらに備え、前記発光体層は、前記補償電極の上に延びていることを特徴とする請求項1または2に記載のキーパッド。
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