JP2007003887A - 画像表示装置 - Google Patents

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Yutaka Nishihara
裕 西原
Toshiyuki Sudo
敏行 須藤
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Abstract

【課題】クロストーク、特に、超多眼方式における単眼内のクロストークの少ない良好なる運動視差や立体画像を観察することができる画像表示装置を得ること。
【解決手段】複数の画素光源を含むライン状光源を第1方向に所定の周期で複数配列し、画素光源の動作を制御して多視点画像を第1方向に順次切り替えて表示する画像表示手段と、画素光源からの光束を多視点画像毎にまとまった光束として、所定領域に導光する光学部材を第1方向に複数配列した光束形成手段と、画像表示手段に表示する多視点画像の切り替えに同期して、画像表示手段と光束形成手段との第1方向の相対位置を変化させる位置変更手段とを有し、所定領域に導いた各多視点画像の光束の位置が各々異なる画像表示装置において、所定領域において、隣接する多視点画像に基づく光束の中間距離He、所定領域における各多視点画像に基づく光束の幅Hbとの関係を適切に設定したこと。
【選択図】図1

Description

本発明は画像表示装置に関し、例えば多方向から連続的に撮影した画像(視差画像)を夫々観察可能な空間領域に分離して提示することにより、運動視差や立体画像を観察する際に好適なものである。
従来より、運動視差を表現するのに好適な多視点画像表示装置が知られている(非特許文献1)。
非特許文献1では、図13に示すように、ある角度範囲に光を放射する拡散光源から成るライン状光源101と、光を透過する開口部と遮光する遮光部から成るスリット部材102を備え、ライン状光源の発光点の切り替え表示に同期して、ライン状光源とスリット部材との相対的な位置関係を変更可能にした構成を開示している。
非特許文献1の構成において、ライン状光源の発光点の切り替え表示に同期して、スリット部材のスリットとの相対的な位置を変更することにより、観察領域に形成される観察光束が時間的に多重化して、画像情報の観察視点の数を増している。
3D_Image_Conferance_1999 「全周型3次元動画ディスプレイ:通信・放送機構_圓道知博」
従来の多視点画像表示装置では、拡散光源101とスリット部材102により観察領域OSに形成される各視点の(各視差画像に基づく)観察光束の幅Hbは、ライン光源101の発光点101aの幅Hdとスリット部材102の開口幅Hmと観察距離Lによって決まる。
図13において、観察光束の幅Hb、ライン光源101の発光点101aの幅Hd、スリット開口幅Hm、ライン光源101とスリット部材102の間隔Laを10mm、観察距離(スリット部材102と観察位置OSの間隔)Lを500mm、Hm≒Hdとすると、観察光束の幅Hbはライン光源101の発光点101aの幅Hdの100倍以上になる。
観察位置OSにおいて隣接する観察視点の間隔が狭くなると、観察位置OSにおいて各視点の(各視差画像に基づく)観察光束が本来分離されるべきところ重なり、クロストークが発生する。
特に観察者の瞳孔内に複数の視点の観察光束を提示する超多眼方式の画像表示装置においては、瞳孔径Deを4mmとすると、図13に示した光学系で考えると、観察光束幅HbがHb≦2mm、ライン光源101の発光部101aの幅Hd≒Hd≦0.02mm以下となり、スリット部材102の開口部Hmで発生する回折散乱が問題となる。
本発明は、クロストーク、特に、超多眼方式における単眼内のクロストークの少ない良好なる運動視差や立体画像を観察することができる画像表示装置の提供を目的とする。
請求項1の発明の画像表示装置は、
複数の画素光源を含むライン状光源を第1方向に所定の周期で複数配列し、該画素光源の動作を制御して多視点画像を第1方向に順次切り替えて表示する画像表示手段と、
該画素光源からの光束を該多視点画像毎にまとまった光束として、所定領域に導光する光学部材を該第1方向に複数配列した光束形成手段と、
該画像表示手段に表示する多視点画像の切り替えに同期して、
該画像表示手段と該光束形成手段との第1方向の相対位置を変化させる位置変更手段とを有し、
該所定領域に導いた各多視点画像の光束の位置が各々異なる画像表示装置において、
該所定領域において、隣接する多視点画像に基づく光束の中間距離をHe、
該所定領域における各多視点画像に基づく光束の幅をHbとするとき
0(mm)<He(mm)<2〜6(mm)
0(mm)<Hb(mm)≦2×He(mm)
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項2の発明は請求項1の発明において、
前記画素光源からの光束は前記第1方向に拡散する拡散光束であることを特徴としている。
請求項3の発明の画像表示装置は、
複数の画素光源を含むライン状光源を第1方向に所定の周期で複数配列し、該画素光源の動作を制御して多視点画像を第1方向に順次切り替えて表示する画像表示手段と、
該画素光源からの光束を該多視点画像毎にまとまった光束として、所定領域に導光する光学部材を該第1方向に複数配列した光束形成手段と、
該画像表示手段に表示する多視点画像の切り替えに同期して、
該画像表示手段と該光束形成手段との第1方向の相対位置を変化させる位置変更手段とを有し、
該所定領域に導いた各多視点画像の光束の位置が各々異なる画像表示装置において、
該光学部材は、
該画素光源からの光束を該第1方向に平行光束としており、
該所定領域における該第1方向の光束幅をHq、
該光学部材の該第1方向の幅をHLとするとき
0(mm)<Hq(mm)<2〜6(mm)
0(mm)<Hq(mm)<HL(mm)
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項4の発明は請求項3の発明において、
前記所定領域において、隣接する多視点画像に基づく光束の中心間距離をHeとするとき
0(mm)<Hq(mm)≦2×He(mm)
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項5の発明は請求項1から4のいずれか1項の発明において、
前記第1方向は水平方向であり、
前記光学部材は該水平方向にのみ屈折力を有するシリンドリカルレンズ若しくはシリンドリカルミラー又は水平方向と垂直方向で屈折力が異なるトーリックレンズ若しくはトーリックミラーであることを特徴としている。
請求項6の発明の画像表示装置は、
複数の画素光源を第1方向とそれに直交する第2方向に所定の周期で複数配列したマトリックス状光源アレイと、
該画素光源の動作を制御して多視点画像を第1方向と第2方向に順次切り替えて表示する画像表示手段と、
該画素光源からの光束を該多視点画像毎にまとまった光束として、所定領域に導光する第1方向と第2方向に光学作用を有する光学部材又は第1方向に光学作用を有する第1の光学部材と第2方向に光学作用を有する第2の光学部材を有する光束形成手段と、
該画像表示手段に表示する多視点画像の切り替えに同期して、
該画像表示手段と該光束形成手段との第1方向と第2方向との相対位置を変化させる位置変更手段とを有し、
該所定領域に導いた各多視点画像の光束の位置が各々異なる画像表示装置において、
該所定領域の第1方向において、隣接する多視点画像に基づく光束の中間距離をHe、
該所定領域における各多視点画像に基づく光束の幅をHbとするとき
0(mm)<He(mm)<2〜6(mm)
0(mm)<Hb(mm)≦2×He(mm)
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項7の発明の画像表示装置は、
複数の画素光源を第1方向とそれに直交する第2方向に所定の周期で複数配列したマトリックス状光源アレイと、
該画素光源の動作を制御して多視点画像を第1方向と第2方向に順次切り替えて表示する画像表示手段と、
該画素光源からの光束を該多視点画像毎にまとまった光束として、所定領域に導光する第1方向と第2方向に光学作用を有する光学部材又は第1方向に光学作用を有する第1の光学部材と第2方向に光学作用を有する第2の光学部材を有する光束形成手段と、
該画像表示手段に表示する多視点画像の切り替えに同期して、
該画像表示手段と該光束形成手段との第1方向と第2方向との相対位置を変化させる位置変更手段とを有し、
該所定領域に導いた各多視点画像の光束の位置が各々異なる画像表示装置において、
該光学部材又は該第1の光学部材は、
該画素光源からの光束を該第1方向に平行光束としており、
該所定領域における該第1方向の光束幅をHq、
該光学部材の該第1方向の幅をHLとするとき
0(mm)<Hq(mm)<2〜6(mm)
0(mm)<Hq(mm)<HL(mm)
なる条件を満足することを特徴としている。
請求項8の発明は請求項7の発明において、
前記所定領域の第1方向において、隣接する多視点画像に基づく光束の中心間距離をHeとするとき
0(mm)<Hq(mm)≦2×He(mm)
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、クロストーク、特に、超多眼方式における単眼内のクロストークの少ない良好なる運動視差や立体画像を観察することができる画像表示装置が得られる。
図1は本発明の実施例1の画像表示装置の要部概略図である。図2,図3は各々図1の一部分の光学部材の光路の説明図である。
図1では画像表示装置1から距離Lだけ離れた観察位置(所定領域)OSに視差の異なる複数の画像(視差画像,多視点画像)を水平方向(図示のX方向)に分離して表示し、観察者2が観察する様子を示している。
図1の画像表示装置において10は、複数の画素光源を含むライン状光源11を第1方向(水平方向,X方向)に所定の周期で複数配列し、画素光源の動作を制御して多視点画像を第1方向に順次切り替えて表示するライン状光源アレイより成る画像表示手段10である。
20は、画素光源からの光束を多視点画像毎にまとまった光束として、所定領域OSに導光する光学部材21を第1方向に複数配列した光束形成手段である。
30は、画像表示手段10に表示する多視点画像の切り替えを行う画像コントローラー(画像制御手段)である。
40,50は、画像コントローラー30の動作に同期して画像表示手段10と光束形成手段20との第1方向の相対位置を変化させる位置変更手段である。
60は、画像コントローラー30,位置変更手段40,50の駆動を制御する中央コントローラー(中央制御手段)である。
本実施例では、これらの各手段を用いて所定領域OSに導いた各多視点画像の光束の位置が各々第1の方向で異なるようにしている。
次に実施例1の各構成部材について説明する。
画素表示手段としてのライン状光源アレイ10は、ある角度範囲に光を放射するLEDなどの拡散性の光源(画素光源)を図示のY方向(垂直方向)に多数個並べて構成したライン状光源11を、さらに図示のX方向(水平方向)に所定のピッチで複数個並べて構成している。
ライン状光源アレイ10は、視差画像(多視点画像)を表示するための表示デバイスとして機能するものであり、画像コントローラー30により表示状態を制御されている。
また、ライン状光源アレイ10は、光源アレイ駆動機構41により、図示のX方向に移動可能な構造となっており、これらは光源アレイ駆動コントローラー(位置変更手段)40によって駆動状態を制御している。
光束形成手段20は、X方向(水平方向)に屈折力が作用するシリンドリカルレンズより成る光学部材21を図示のX方向に複数個並べて構成している。尚、光学部材21はシリンドリカルミラー又はX方向とY方向とで屈折力が異なるアナモフィックレンズ若しくはアナモフィックミラー等が適用できる。
レンチキュラーレンズ20は、ライン状光源アレイ10の表示面側に設けられ、ライン状光源アレイ10で表示した視差画像を、図示のZ方向に距離Lだけ離れた観察位置OSに各視差画像に基づく観察光束を形成する。
図2により、レンチキュラーレンズ20を構成するシリンドリカルレンズ21の光学作用を説明する。
シリンドリカルレンズ21はライン状光源11の発光部11aの像を観察位置OSに結像する。
このときライン状光源11の発光部11aのX方向の幅をHdとすると、距離Lだけ離れた観察位置OSにX方向に幅がHbの像(観察光束)を形成する。結像倍率はHb/Hdである。
次に各部材を駆動制御する制御手段について説明する。
レンチキュラーレンズ20は、レンズ駆動機構51により、図1に示すX方向に移動可能な構造となっており、これらはレンズ駆動コントローラー(位置変更手段)50によって駆動状態を制御している。
さらに、画像コントローラー30と光源アレイ駆動コントローラー(位置変更手段)40とレンズ駆動コントローラー50による制御は、中央コントローラー(中央制御手段)60により行なわれ、ライン状光源アレイ10およびレンチキュラーレンズ20を移動させた位置に合わせて、表示する視差画像を切り替えるようにしている。
次に中央制御手段60による各制御について図3を用いて説明する。
図3は観察位置OSでの観察光の時間多重として、時間がt1、t2、t3へと順次変化したときの各構成部材10,20と観察光束Rt1〜Rt3の位置関係を示している。
図中、時間t1における各構成部材10,20は、斜線ハッチング、および、光路を一点差線で示し、時間t2における各構成部材は10,20は、横線ハッチング、および、光路を実線で示し、時間t3における各構成部材10,20は、交線ハッチング、および、光路を破線で示している。
ライン状光源アレイ10の位置10t1〜10t3は、光源アレイ駆動機構41により、時間「t2−t1=Δt」の間に図示のX軸の正方向にΔd変更され、同様に時間「t3−t2=Δt」の間に図示のX軸の正方向にΔd変更される。
以下、同様にnを1以上の整数として、時間「tn−t(n−1)=Δt」毎に図示のX軸の正方向にΔd変更される。
これに対応してレンチキュラーレンズ20の位置20t1〜20t3は、レンズ駆動機構51により、時間「t2−t1=Δt」の間に図示のX軸の正方向にΔL変更され、同様に時間「t3−t2=Δt」の間に図示のX軸の正方向にΔL変更される。
以下、同様に時間「tn−t(n−1)=Δt」毎に図示のX軸の正方向にΔL変更される。
この時、画像表示装置1から距離Lだけ離れた観察位置OSに形成される各視差画像の観察光束R1t〜Rt3の位置10t1a〜10t3aは、時間「t2−t1=Δt」の間に図示のX軸の負方向に距離He移動し、同様に時間「t3−t2=Δt」の間に図示のX軸の負方向に距離He移動する。
以下、同様に時間「tn−t(n−1)=Δt」(nは1以上の整数)毎に図示のX軸の負方向に距離Heずれた位置に形成される。ここで、距離Heは観察位置OSにおける隣接する観察光束R1t〜Rt3の間隔となる。
上述した工程を観察者の眼Eの残像効果が得られる程度の速度で駆動させて、観察領域OSに形成される観察光束Rt1〜Rt3が時間的に多重化され、結果として観察視点の数を増している。
超多眼立体視の条件としては図3に示すように観察者の眼球Eの瞳孔径(2〜6mm)Deに対して、De>Heとすると、片方の眼Eには2つ以上の視差画像に関する光束が入射し、視差画像が認識される超多眼立体視の状態になる。
本実施例では
0(mm)<He(mm)<2〜6(mm)
となるようにしている。
次に観察位置OSにおける視差画像の輝度分布を説明する。
図4は、画像表示装置1から距離Lだけ離れた観察位置OSの各時間における観察光束Rt1〜Rt3の輝度分布st1〜st3を示す説明図である。横軸が観察位置OSのX軸方向、縦軸が輝度である。図示のように時間Δt間に形成される各観察光束Rt1〜Rt3の輝度分布st1〜st3は釣鐘形状となっている。
ここで、ライン状光源アレイ10を構成している各拡散光源が、観察可能な角度(視野角)範囲において一様に光を放射する場合には、観察位置OSにおいても一様な光量分布となるので図4の点線で示すように輝度分布は矩形形状となる。
しかし、実施例1で用いているLEDなどの拡散光源では、一般的に光源の正面に放射する光が周辺に放射するものよりも強い指向性を有しているため、観察位置OSにおける輝度分布は釣鐘形状となる。
観察位置OSにおいて、隣接する観察光束(Rt1とRt2)の形成間隔(中心間距離)をHe、輝度分布stの最大幅をHbとした場合、図4に示すようにHb>Heとすると、図の斜線ハッチング部ctで示すように隣接する観察光束(Rt1とRt2)が重なり、この結果、クロストークctが発生する。
そこで本実施例ではクロストークの調整を次のようにして行なっている。図4に示すクロストークctの量は、図2で説明したシリンドリカルレンズ21の倍率(Hb/Hd)の設定により決まる。
従来例のようにスリットを用いるものは、スリットの開口部の開口率の設定により決まるが、回折散乱による不具合が生じるので、スリットの開口部の幅を小さくすることには限界がある。
これに対して本実施例では、シリンドリカルレンズ21の倍率を設定する際に制約が無く自由度が高い。このため発生するクロストークctを適当な量に設定することができる。
観察位置OSにおける視差画像の輝度分布のバリエーションについて図5を用いて説明する。
図5は、画像表示装置1から距離Lだけ離れた観察位置OSにおける、隣接する観察光束の形成間隔をHe、輝度分布st1〜st3の最大幅をHbとしたときの大小関係を示した説明図である。
図5(a)は、Hb<Heの場合である。隣接する観察光束(Rt1〜Rt3)にはクロストークが発生せず、隣接する観察光束の境界は、Hb−Heの幅ΔHの観察光束が存在しない暗部となる。
この時、瞳孔径Deに対して、De<Heとすると、幅Hbの明光と幅ΔH=Hb−Heの暗部が交互に並び、図1のX方向に移動する観察者には、これらが明暗の縞として観察されるので、良好な画像を見ることは困難である。
しかし、De>Heとする超多眼立体視の状態では、図1のX方向に移動する観察者には、常に観察光束が視認されるので、このような不具合は低減される。
図5(b)は、Hb=Heの場合である。隣接する観察光束(Rt1〜Rt3)にはクロストークが発生せず、図5(a)のような幅ΔH=Hb−Heの暗部は存在しない。
本実施例のように輝度分布st1〜st3が釣鐘形状の場合には、隣接する観察光束(Rt1〜Rt3)の境界は輝度が低い領域となり、De<Heとすると、図1のX方向に移動する観察者には、輝度の高い領域と低い領域が交互に並び、これらが明暗の縞として観察される。
しかし、De>Heとする超多眼立体視の状態では、図5(a)の時と同様に、図1のX方向に移動する観察者には、常に観察光束が視認されるので、このような不具合は低減される。
一方、図4で説明したように、ライン状光源アレイ10を構成している拡散光源が、観察可能な角度(視野角)範囲において一様に光を放射する場合には、輝度分布(st1〜st3)は矩形形状となるので、隣接する観察光束の境界に輝度の低い領域が無く、明暗の縞は観察されない。
この場合、瞳孔径Deと距離Heの大小関係にかかわらず、観察者には輝度斑の無い良好な画像が観察される。
図5(c)は、Hb>Heの場合である。図の斜線ハッチング部で示すように隣接する観察光束(Rt1〜Rt3)が重なりクロストークctが発生する。
クロストーク領域ctの輝度は、隣接する観察光束(Rt1〜Rt3)の輝度の和となり、図5(c)の点線で表されるものとなる。
本実施例のように輝度分布(st1〜st3)が釣鐘形状の場合には、隣接する観察光束(Rt1〜Rt3)の境界の輝度斑が低減され、観察者には輝度斑の少ない画像が観察される。
図5(d)は、Hb=2Heの場合である。図の斜線ハッチング部で示すように1つ隣の観察光束(Rt1とRt2)が重なりクロストークctが発生するが、2つ隣の観察光束(Rt1とRt3)によるクロストークを発生させない。
以上から、隣接する観察光束(Rt1〜Rt3)の観察位置OSでの形成間隔をHe、輝度分布(st1〜st3)の最大幅をHbとしたときの双方の関係としては、0(mm)<Hb(mm)≦2×He(mm)の範囲に設定するのが好ましい。さらに、観察者の瞳孔径をDe(2mm〜6mm)として、0<He<Deとすると超多眼立体視の状態に良好に設定することができる。
尚、本実施例においては、透過型の光学素子であるシリンドリカルレンズ21を用いたが、反射型の光学素子であるシリンドリカルミラーを用いることも可能である。この場合、観察位置OSはシリンドリカルミラーの反射面側に形成される。
図6は本発明の実施例2の画像表示装置の要部概略図である。図6は画像表示装置から距離Lだけ離れた観察位置に視差の異なる複数の画像を水平方向(図示のX方向)に分離して表示する様子を示している。図1と同じ番号を付した構成部材は、同じ機能を有するものである。
図6の画像表示装置1の構成は、図1に比べてライン状光源71の光束の出射状態と、光束形成手段20を構成する光学部材21の光学作用が異なっている。
図6において、画像表示装置1は、ライン状光源アレイ70と、レンチキュラーレンズ20と、画像コントローラー30と、光源アレイ駆動コントローラー40と、レンズ駆動コントローラー50と、中央コントローラー60を主要な構成要件としている。
ライン状光源アレイ70は、平行光束を射出するLDなどの画素光源を図示のY方向(垂直方向)に多数個並べて構成したライン状光源71を、さらに図示のX方向(水平方向)に複数個並べて構成されている。
レンチキュラーレンズ20を構成するシリンドリカルレンズ21は、ライン状光源アレイ70の表示面側に設けられ、ライン状光源アレイ70で表示した視差画像に基づく光束を偏向し、距離Lだけ離れた観察位置OSに観察光束を形成する。
図7は図6のシリンドリカルレンズ21による光学作用の説明図である。
ライン状光源71の発光部71aのX方向の幅をHp、シリンドリカルレンズ21のX方向の幅をHL、画像表示装置1より距離Lだけ離れた観察位置OSに形成される観察光束RtのX方向の幅をHq、幅HLは幅Hpに対して十分に大きいとする時、ライン状光源71から射出された幅Hpの平行光束は、幅HLのシリンドリカルレンズ21によって偏向され、距離Lだけ離れた観察位置OSにX方向の幅がHq=Hpの観察光束を形成する。
観察位置OSにおける観察光束Rtの幅Hqは、従来例ではスリットのスリット開口部の開口率で決まり、実施例1ではシリンドリカルレンズ21の倍率(Hb/Hd)の設定により決まる。
これに対して実施例2ではライン状光源71の発光部71aのX方向の幅Hpで決まる。
実施例2においては、観察光束Rtの幅Hqがライン状光源71の発光部71aの幅Hpよりも大きくならないので、観察者の片方の眼に瞳孔径Deよりも小さい幅の光束を2つ以上入射させる超多眼立体視の状態を実現するのに有効である。
また、観察光束Rtが平行光束なので焦点深度が深く、観察者が観察位置OSから図6のZ方向に動いた場合においても良好に画像を観察することができる。
ライン状光源アレイ70は、視差画像を表示するための表示デバイス(画像表示手段)として機能するものであり、画像コントローラー30により表示状態を制御している。
また、ライン状光源アレイ70は、光源アレイ駆動機構41により、図6のX方向に移動可能な構造となっており、これらは光源アレイ駆動コントローラー40によって駆動状態を制御している。
レンチキュラーレンズ20は、レンズ駆動機構51により、図6のX方向に移動可能な構造となっており、これらはレンズ駆動コントローラー50によって駆動状態を制御している。
さらに、画像コントローラー30と光源アレイ駆動コントローラー40とレンズ駆動コントローラー50による制御は、中央コントローラー60により行なわれ、ライン状光源アレイ70およびレンチキュラーレンズ20を移動させた位置に合わせて、表示する視差画像を切り替えるようにしている。
図8は観察視点OSでの観察光の時間多重として、時間がt1、t2、t3へと順次変化したときの各構成部材70,20と観察光束Rt1〜Rt3の位置関係を示した説明図である。
実施例1と同様に、図中、時間t1における各構成部材70,20は、斜線ハッチング、および光路を一点差線で示し、時間t2における各構成部材70,20は、横線ハッチング、および、光路を実線で示し、時間t3における各構成部材70,20は、交線ハッチング、および、光路を破線で示している。
ライン状光源アレイ70の位置70t1〜70t3は、光源アレイ駆動機構41により、時間「t2−t1=Δt」の間に図示のX軸の正方向にΔd変更され、同様に時間「t3−t2=Δt」の間に図示のX軸の正方向にΔd変更される。
以下、同様に時間「tn−t(n−1)=Δt」毎に図示のX軸の正方向にΔd変更される。
レンチキュラーレンズ20の位置20t1〜20t3は、レンズ駆動機構51により、時間「t2−t1=Δt」の間に図示のX軸の正方向にΔL変更され、同様に時間「t3−t2=Δt」の間に図示のX軸の正方向にΔL変更される。
以下、同様に時間「tn−t(n−1)=Δt」毎に図示のX軸の正方向にΔL変更される。
この時、画像表示装置1から距離Lだけ離れた観察位置OSに形成される各視差画像の観察光束Rt1〜Rt3の位置70t1a〜70t3aは、時間「t2−t1=Δt」の間に図示のX軸の負方向に距離He移動し、同様に時間「t3−t2=Δt」の間に図示のX軸の負方向に距離He移動する。
以下、同様に時間「tn−t(n−1)=Δt」(nは1以上の整数)毎に図示のX軸の負方向に距離Heずれた位置に形成される。
ここで、距離Heは観察位置OSにおける隣接する観察光束Rt1〜Rt3の間隔である。
上述した工程を観察者の眼Eの残像効果が得られる程度の速度で駆動させて、観察領域OSに形成される観察光束Rt1〜Rt3が時間的に多重化され、結果として観察視点の数を増している。
超多眼立体視の条件としては、図8に示すように観察者の眼球Eの瞳孔径De(2mm〜6mm)に対して、De>Heとすると、片方の眼Eには2つ以上の視差画像に関する光束が入射し、視差画像が認識される超多眼立体視の状態になる。
次に観察位置OSにおける視差画像の輝度分布を説明する。
図9は、画像表示装置1から距離Lだけ離れた観察位置OSの各時間における観察光束Rt1〜Rt3の輝度分布st1〜st3を示す説明図である。図示のように時間Δt間に形成される各観察光束Rt1〜Rt3の輝度分布st1〜st3は矩形形状となっている。
観察位置OSにおいて、隣接する観察光束Rt1〜Rt3の形成間隔をHe、輝度分布stの最大幅をHqとした場合、図9に示すようにHq>Heとすると、図の斜線ハッチング部ctで示すように隣接する観察光束Rt1〜Rt3が重なりクロストークctが発生する。
そこで本実施例ではクロストークの調整を次のようにして行なっている。図9に示すクロストークctの量は、隣接する観察光束Rt1〜Rt3の形成間隔Heと、観察光束の幅Hqとの関係で決まる。
実施例2においては、観察光束Rtの幅Hqを光源71の発光部71aの幅Hpよりも小さくすることができる。
図10は観察位置OSにおける観察光束Rtの幅Hqを光源71aの発光部71aの幅Hpよりも小さくする一例である。
ライン状光源71の観察面側に、幅Hpよりも小さな幅のスリット形状の開口部を有するスリット遮光部材80を設けることにより、観察光束Rtの幅Hqを幅Hpよりも小さくすること、即ちHq<Hpとすることが可能である。
このように実施例2においては、ライン状光源71の観察面側に、スリット遮光部材80を設けることにより、発生するクロストークを適当な量に設定している。
クロストークの設定おいては、実施例1と同様に、隣接する観察光束Rt1〜Rt3の観察位置OSでの形成間隔He、輝度分布stの最大幅をHqとして、0(mm)<Hq(mm)≦2Heの範囲に設定するのが好ましい。
さらに、観察者の瞳孔径をDeとして、0<He<De(2〜6mm)とすると、超多眼立体視の状態に良好に設定することができる。
図11は本発明の実施例3の画像表示装置の要部概略図である。図1と同じ番号を付した構成部材は、実施例1で説明したものと同じ機能を有するものである。
実施例1,2は、水平方向(図示のX方向)に視差の異なる画像を分離して表示していた。これに対して実施例3では水平方向に加えて垂直方向(図示のY方向)にも視差の異なる画像を分離して表示することが実施例1,2と異なっている。
図11の画像表示装置の構成は、マトリックス状光源アレイ90と、マイクロレンズアレイ100と、画像コントローラー30と、光源アレイ駆動コントローラー40と、レンズ駆動コントローラー50と、中央コントローラー60を主要な構成要件としている。
マトリックス状光源アレイ90は、ある角度範囲に光を放射するLEDなどの拡散光源を図示のXY方向に多数個並べて構成されている。
マトリックス状光源アレイ90は、視差画像を表示するための表示デバイスとして機能するものであり、画像コントローラー30により表示状態を制御している。
また、マトリックス状光源アレイ90は、光源アレイ駆動機構41により、図示のX方向に移動可能、又は/及び光源アレイ駆動機構42により、Y方向に移動可能な構造となっている。さらに、これらは光源アレイ駆動コントローラー40によって駆動状態を制御されている。
マイクロレンズアレイ100は、X方向(水平方向)とY方向(垂直方向)の光学作用が異なるトロイダルレンズ101を図示のXY方向に複数個並べて構成されている。
マイクロレンズアレイ100は、マトリックス状光源アレイ90の表示面側(光出射側)に設けられ、マトリックス状光源アレイ90に表示した視差画像を、図示のZ方向に距離L離れた観察位置OSに各視差画像の観察光束を形成する。
マイクロレンズアレイ100を構成するトロイダルレンズ101はX方向(水平方向)については、図2で説明したものと同様に、マトリックス状光源アレイ90の発光部のX方向幅をHdとするとき、距離L離れた観察位置OSにX方向に幅Hbの観察光束を形成する。結像倍率はHb/Hdである。
また、Y方向(垂直方向)についても同様に、マトリックス状光源アレイ90の発光部のY方向幅をHdとすると、距離L離れた観察位置OSにY方向に幅Hbの観察光束を形成する。結像倍率はHb/Hdである。
次に各部材の駆動制御について説明する。
図11に示すように、マイクロレンズアレイ100は、レンズ駆動機構51により、図示のX方向に移動可能である。また、レンズ駆動機構52により、Y方向にも移動可能な構造となっている。さらに、これらはレンズ駆動コントローラー50によって駆動状態を制御されている。
画像コントローラー30と光源アレイ駆動コントローラー40とレンズ駆動コントローラー50による制御の状態は、中央コントローラー60により認識され、マトリックス状光源アレイ90およびマイクロレンズアレイ100を移動させた位置に合わせて、表示する視差画像を切り替えるようになっている。
次に観察視点OSでの観察光の時間多重について説明する。
X方向(水平方向)については、図3で説明したものと同様の手法により、時間的に多重化された多視点画像を観察領域に形成することができる。
また、Y方向(垂直方向)についても同様の手法を用いることにより、時間的に多重化された多視点画像を観察領域OSに形成することができる。
実施例3においては、マトリックス状光源アレイ90を構成する光源として、LEDなどの拡散光源を用いて説明したが、実施例2で用いた、LDなどの平行光束を射出する光源を用いても良い。
尚、本実施例においては、透過型の光学素子であるトロイダルレンズ101を用いたが、反射型の光学素子であるトロイダルミラーを用いることも可能である。この場合、観察位置OSはトロイダルミラーの反射面側に形成される。
また、トロイダルレンズ101から成るマイクロレンズアレイ100の替わりに、図12に示すような2枚のレンチキュラーレンズを用いても良い。
図中、レンチキュラーレンズ20は実施例1で説明したものと同じものであり、レンチキュラーレンズ110は、Y方向(垂直方向)に光学作用するシリンドリカルレンズ111を図示のY方向に複数個並べて構成されている。レンチキュラーレンズ110のY方向の光学作用は、図2で説明したレンチキュラーレンズ20のX方向の光学作用をY方向に置き換えたものである。また、レンチキュラーレンズ110は、レンズ駆動機構52により、図示のY方向に移動可能な構造となっている。
以上説明したように、各実施例の画像表示装置によれば、観察領域(位置)OSに形成される観察光束Rtを時間的に多重化して観察視点の数を増すとき、クロストーク(特に超多眼方式における単眼内クロストーク)を少なくすることができる。
本発明の実施例1の要部概略図 図1の一部分の光学部材の光路の説明図 図1の一部分の光学部材の光路の説明図 図1の観察位置における多視点画像の輝度分布の説明図 図1の観察位置における多視点画像の輝度分布の説明図 本発明の実施例2の要部概略図 図6の一部分の光学部材の光路の説明図 図6の一部分の光学部材の光路の説明図 図6の観察位置における多視点画像の輝度分布の説明図 図6の一部を変更したときの光路の説明図 本発明の実施例3の要部概略図 図11の一部を変更したときの説明図 従来の多視点画像表示装置の一部分の説明図
符号の説明
1 画像表示装置
10,70 ライン状光源アレイ
11,71 ライン状光源
20 光束制限手段(レンチキュラーレンズ)
21 光学部材(シリンドリカルレンズ)
30 画像コントローラー
40 ライン状光源アレイ駆動コントローラー
41 ライン状光源アレイ駆動機構
50 レンチキュラーレンズ駆動コントローラー
51 レンチキュラーレンズ駆動機構
60 中央制御手段
OS 観察領域
90 マトリックス状光源アレイ
100 マイクロレンズアレイ
101 トロイダルレンズ
110 レンチキュラーレンズ
111 シリンドリカルレンズ

Claims (8)

  1. 複数の画素光源を含むライン状光源を第1方向に所定の周期で複数配列し、該画素光源の動作を制御して多視点画像を第1方向に順次切り替えて表示する画像表示手段と、
    該画素光源からの光束を該多視点画像毎にまとまった光束として、所定領域に導光する光学部材を該第1方向に複数配列した光束形成手段と、
    該画像表示手段に表示する多視点画像の切り替えに同期して、
    該画像表示手段と該光束形成手段との第1方向の相対位置を変化させる位置変更手段とを有し、
    該所定領域に導いた各多視点画像の光束の位置が各々異なる画像表示装置において、
    該所定領域において、隣接する多視点画像に基づく光束の中間距離をHe、
    該所定領域における各多視点画像に基づく光束の幅をHbとするとき
    0(mm)<He(mm)<2〜6(mm)
    0(mm)<Hb(mm)≦2×He(mm)
    なる条件を満足することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記画素光源からの光束は前記第1方向に拡散する拡散光束であることを特徴とする請求項1の画像表示装置。
  3. 複数の画素光源を含むライン状光源を第1方向に所定の周期で複数配列し、該画素光源の動作を制御して多視点画像を第1方向に順次切り替えて表示する画像表示手段と、
    該画素光源からの光束を該多視点画像毎にまとまった光束として、所定領域に導光する光学部材を該第1方向に複数配列した光束形成手段と、
    該画像表示手段に表示する多視点画像の切り替えに同期して、
    該画像表示手段と該光束形成手段との第1方向の相対位置を変化させる位置変更手段とを有し、
    該所定領域に導いた各多視点画像の光束の位置が各々異なる画像表示装置において、
    該光学部材は、
    該画素光源からの光束を該第1方向に平行光束としており、
    該所定領域における該第1方向の光束幅をHq、
    該光学部材の該第1方向の幅をHLとするとき
    0(mm)<Hq(mm)<2〜6(mm)
    0(mm)<Hq(mm)<HL(mm)
    なる条件を満足することを特徴とする画像表示装置。
  4. 前記所定領域において、隣接する多視点画像に基づく光束の中心間距離をHeとするとき
    0(mm)<Hq(mm)≦2×He(mm)
    なる条件を満足することを特徴とする請求項3の画像表示装置。
  5. 前記第1方向は水平方向であり、
    前記光学部材は該水平方向にのみ屈折力を有するシリンドリカルレンズ若しくはシリンドリカルミラー又は水平方向と垂直方向で屈折力が異なるトーリックレンズ若しくはトーリックミラーであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項の画像表示装置。
  6. 複数の画素光源を第1方向とそれに直交する第2方向に所定の周期で複数配列したマトリックス状光源アレイと、
    該画素光源の動作を制御して多視点画像を第1方向と第2方向に順次切り替えて表示する画像表示手段と、
    該画素光源からの光束を該多視点画像毎にまとまった光束として、所定領域に導光する第1方向と第2方向に光学作用を有する光学部材又は第1方向に光学作用を有する第1の光学部材と第2方向に光学作用を有する第2の光学部材を有する光束形成手段と、
    該画像表示手段に表示する多視点画像の切り替えに同期して、
    該画像表示手段と該光束形成手段との第1方向と第2方向との相対位置を変化させる位置変更手段とを有し、
    該所定領域に導いた各多視点画像の光束の位置が各々異なる画像表示装置において、
    該所定領域の第1方向において、隣接する多視点画像に基づく光束の中間距離をHe、
    該所定領域における各多視点画像に基づく光束の幅をHbとするとき
    0(mm)<He(mm)<2〜6(mm)
    0(mm)<Hb(mm)≦2×He(mm)
    なる条件を満足することを特徴とする画像表示装置。
  7. 複数の画素光源を第1方向とそれに直交する第2方向に所定の周期で複数配列したマトリックス状光源アレイと、
    該画素光源の動作を制御して多視点画像を第1方向と第2方向に順次切り替えて表示する画像表示手段と、
    該画素光源からの光束を該多視点画像毎にまとまった光束として、所定領域に導光する第1方向と第2方向に光学作用を有する光学部材又は第1方向に光学作用を有する第1の光学部材と第2方向に光学作用を有する第2の光学部材を有する光束形成手段と、
    該画像表示手段に表示する多視点画像の切り替えに同期して、
    該画像表示手段と該光束形成手段との第1方向と第2方向との相対位置を変化させる位置変更手段とを有し、
    該所定領域に導いた各多視点画像の光束の位置が各々異なる画像表示装置において、
    該光学部材又は該第1の光学部材は、
    該画素光源からの光束を該第1方向に平行光束としており、
    該所定領域における該第1方向の光束幅をHq、
    該光学部材の該第1方向の幅をHLとするとき
    0(mm)<Hq(mm)<2〜6(mm)
    0(mm)<Hq(mm)<HL(mm)
    なる条件を満足することを特徴とする画像表示装置。
  8. 前記所定領域の第1方向において、隣接する多視点画像に基づく光束の中心間距離をHeとするとき
    0(mm)<Hq(mm)≦2×He(mm)
    なる条件を満足することを特徴とする請求項7の画像表示装置。
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