JP2007003632A - 音声記録再生方法及び音声記録再生装置 - Google Patents

音声記録再生方法及び音声記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 単一の音声及び他の音声と重ねた多重の音声を自由に再生することが可能となる音声記録再生方法、及び音声記録再生装置を提供する。
【解決手段】 記録部2で記録してある音声データをデコーダ41で音声信号へデコードして出力部44から出力することにより、一の音声を再生し、同時に、他の音声に応じた音声信号を受付部34で受け付け、受け付けた音声信号をエンコーダ31で音声データへエンコードして記録部2で記録し、更に、再生した音声と受け付けた音声とを重ねた音声に対応する音声データを作成して記録部2で記録する。記録部2で記録した音声データに基づいて音声を再生することにより、伴奏に合わせた歌等の多重に録音した音声を再生することと、伴奏又は歌等の単一の音声を取り出して再生することとの両方を自由に実行することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音声を記録及び再生する方法に関し、より詳しくは、音声を再生しながら同時に音声を記録することができる音声記録再生方法及び音声記録再生装置に関する。
従来、磁気テープを記録媒体として用いた録音技術が利用されている。これによって、楽器の演奏又は歌等の音声を録音することができる。しかし、テープレコーダ等の民生用の音声記録再生装置は、音声データを記録媒体に記録する録音の処理と、記録媒体に記録してある音声データに基づいて音声を再生する処理とを同時に実行することができないことが多い。このため、例えば、まず一の楽器による演奏を録音し、その録音内容を再生しながら他の楽器による演奏を行って録音することにより、複数の楽器を一人で演奏した音声を録音しようとする場合は、複数の音声記録再生装置が必要となる。また例えば、カラオケの伴奏に合わせて歌った歌を録音しようとする場合は、カラオケの伴奏を再生する装置と、伴奏に合わせた歌を録音する装置とが必要となる。
このような民生用の音声記録再生装置に対して、業務用の音声記録再生装置には、多数の記録チャンネルを備え、各記録チャンネル毎に個々の楽器の演奏又は歌等を録音することができる装置がある。しかし、このような業務用の音声記録再生装置は非常に高価であり、しかも操作するために高度な技能が必要であるので、一般の音楽愛好者が手軽に利用することは困難である。
以上の如き問題に対処するために、ハードディスク、光ディスク又は半導体メモリ等のランダムアクセスが可能な記録媒体を用い、記録媒体に記録してある音声データに基づいて音声を再生しながら、同一の記録媒体に音声を録音することができる民生用の音声記録再生装置が開発されている。特許文献1には、光ディスクを用いて同時に録音及び再生を行う技術が開示されている。このような音声記録再生装置を用いることにより、複数の楽器による演奏を多重に録音すること又はカラオケの伴奏に合わせて歌った歌を録音すること等を手軽に実行することが可能となる。特にハードディスク又は半導体メモリは小型化が可能であるので、同時に録音及び再生を行うことができる携帯型の音声記録再生装置を実現することができる。
特開2000−311440号公報
ところで、伴奏に合わせた歌の録音等の多重録音を行った場合、伴奏を省いた歌のみ等、多重に録音した音声の中から単一の音声を取りだして再生したい場合がある。しかし従来の音声記録再生装置では、多重に録音した音声の中から単一の音声を取りだして再生することができないという問題がある。また一方、例えば再生されたカラオケの伴奏を使用者がヘッドホンを用いて確認しながら歌を歌うこと等、再生した音声を音声記録再生装置に入力しないようにして録音することより、他の音声が重なっていない単一の音声を録音することは可能である。しかしこの場合は各音声が個別に録音されているので、録音した音声を多重にして再生することができないという問題がある。これらの問題は、多数の記録チャンネルを有する業務用の音声記録再生装置を利用した場合は解決可能であるが、前述の如く手軽に利用することは一般に困難である。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、単一の音声及び他の音声と重ねた多重の音声を自由に再生することが可能となる音声記録再生方法、及び音声記録再生装置を提供することにある。
本発明の音声記録再生方法は、記録手段が記録してある音声データに基づいて音声を出力し、他の音声を受け付け、受け付けた他の音声に対応する音声データを生成し、生成した音声データを前記記録手段に記録させ、前記記録手段が記録する一又は複数の音声データに基づいた音声と受け付けた他の音声とを重畳した一又は複数の音声に対応する一又は複数の音声データを生成し、生成した前記一又は複数の音声データを前記記録手段に記録させることを特徴とする。
本発明においては、伴奏等の一の音声を再生しながら歌等の他の音声を受け付け、受け付けた音声に対応する音声データを記録し、伴奏に合わせて歌った歌等の二種類の音声を重ねた音声に対応する音声データを記録する。
本発明の音声記録再生装置は、音声データを記録する記録手段と、該記録手段が記録してある第1の音声データを読み出して第1の音声信号へデコードする手段と、該手段がデコードした第1の音声信号を出力する出力手段と、外部の音声に対応する第2の音声信号を受け付ける受付手段と、該受付手段が受け付けた第2の音声信号を第2の音声データへエンコードする手段と、該手段がエンコードした第2の音声データを前記記録手段に記録させる手段と、前記出力手段が出力する第1の音声信号と前記受付手段が受け付ける第2の音声信号とを互いに同期させながら重畳して、第3の音声信号を生成する手段と、該手段が生成した第3の音声信号を第3の音声データへエンコードする手段と、該手段がエンコードした第3の音声データを前記記録手段に記録させる手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、第1の音声データに基づいた音声を再生しながら、第2の音声信号を受け付け、第2の音声信号をエンコードした第2の音声データを記録し、更に、第1の音声データに基づいた音声と第2の音声信号に基づいた音声とを重ねた音声に対応する第3の音声データを記録する。
本発明の音声記録再生装置は、音声データを記録する記録手段と、該記録手段が記録してある第1の音声データを読み出して第1の音声信号へデコードする手段と、該手段がデコードした第1の音声信号を出力する出力手段と、外部の音声に対応する第2の音声信号を受け付ける受付手段と、前記記録手段が記録する他の一又は複数の音声データを読み出して一又は複数の音声信号へデコードする手段と、該手段がデコードした前記一又は複数の音声信号と前記受付手段が受け付けた第2の音声信号とを重畳して、一又は複数の重畳音声信号を生成する手段と、該手段が生成した一又は複数の重畳音声信号を新たな一又は複数の音声データへエンコードする手段と、該手段がエンコードした前記一又は複数の音声データを前記記録手段に記録させる手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、複数の音声データを記録手段で記録しておき、第1の音声データに基づいた音声を再生しながら、第2の音声信号を受け付け、記録手段が記録する一又は複数の音声データに基づいた音声と第2の音声信号に基づいた音声とを重ねた音声に対応する一又は複数の音声データを記録する。
本発明の音声記録再生装置は、前記受付手段が受け付けた第2の音声信号を新たな音声データへエンコードする手段と、該手段がエンコードした前記音声データを前記記録手段に記録させる手段とを更に備えることを特徴とする。
また本発明においては、第2の音声信号をエンコードした第2の音声データを記録する。
本発明の音声記録再生装置は、前記出力手段が出力する第1の音声信号と前記受付手段が受け付ける第2の音声信号とを互いに同期させながら重畳して、第3の音声信号を生成する手段と、該手段が生成した第3の音声信号を第3の音声データへエンコードする手段と、該手段がエンコードした第3の音声データを前記記録手段に記録させる手段とを更に備えることを特徴とする。
また本発明においては、第1の音声データに基づいた音声と第2の音声信号に基づいた音声とを重ねた音声に対応する第3の音声データを記録する。
本発明にあっては、伴奏等の音声を再生しながら歌等の他の音声を受け付け、受け付けた音声に対応する音声データを記録し、伴奏に合わせて歌った歌等の二種類の音声を重ねた音声に対応する音声データを記録することにより、伴奏に合わせた歌等の二重録音した音声を再生することと、単一の音声のみを取り出して再生することとの両方を、多数の記録チャンネルを有する業務用の音声記録再生装置を用いることなく手軽に実行することが可能となる。
また本発明においては、音声を再生しながら受け付けた他の音声に対応する音声データ、及び複数の音声を重ねた音声に対応する音声データを記録する処理を繰り返し、また、記録手段に記録している音声データに基づいた単一の音声又は複数の音声からなる音声に受け付けた音声を重ねて、新たな音声データを作成して記録することにより、複数の楽器による演奏等の多数の音声を重ねた多重録音を行うことが可能となり、更に、複数の楽器による演奏の中から任意の楽器の音声同士を組み合わせた音声を再生する等、二以上の任意の音声同士を重ねた音声を再生することを手軽に実行することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
図1は、本発明の音声記録再生装置1の内部構成例を示すブロック図である。音声記録再生装置1は、演算を行うCPU11と、ハードディスク又は半導体メモリ等の記録媒体を内蔵する記録部(記録手段)2とを備えている。記録部2は、デジタルの音声信号を圧縮して又は無圧縮でデータ化した音声データを記録媒体に記録している。CPU11は、記録部2が記録媒体に記録しているデータを読み出し、更に他のデータを記録部2に記録させる処理を行う構成となっている。
またCPU11には、演算に伴う各種の情報を一時的に記憶するRAM12と、音声記録再生装置1の動作を制御するための制御プログラムを記憶しているROM13が接続されている。CPU11は、ROM13が記憶する制御プログラムに従って、音声記録再生装置1の動作を制御する処理を行う。またCPU11には、各種のボタン又はスイッチ等からなる操作部14と、小型の液晶パネル又は複数のLED等からなる表示部15とが接続されている。操作部14は、使用者が操作することにより各種の処理指示を入力され、表示部15は音声記録再生装置1の動作に伴う情報を表示する構成となっている。
音声記録再生装置1は、図示しない外部のマイクロホンが接続する入力端子等、外部の音声に対応する音声信号を受け付ける受付部(受付手段)34を備えている。受付部34には、受付部34が受け付けた音声信号の信号強度を調整する増幅器である入力アンプ33が接続されており、入力アンプ33には、入力アンプ33が信号強度を調整したアナログの音声信号をデジタルの音声信号へ変換するADコンバータ32が接続されている。ADコンバータ32には、デジタルの音声信号を音声データへエンコードするエンコーダ31が接続されており、更にADコンバータ32及びエンコーダ31がCPU11に接続されている。ADコンバータ32は、エンコーダ31又はCPU11へデジタルの音声信号を入力し、CPU11は、エンコーダ31へデジタルの音声信号を入力する。エンコーダ31は、ADコンバータ32又はCPU11から音声信号を入力され、入力された音声信号をエンコードした音声データをCPU11へ入力する。CPU11は、エンコーダ31から入力された音声データを記録部2に記録させる処理を行う。
また音声記録再生装置1は、MP3ファイル等の音声データをデジタルの音声信号へデコードするデコーダ41を備えており、デコーダ41はCPU11に接続されている。CPU11は、記録部2が記録する音声データを読み出してデコーダ41へ入力し、デコーダ41は入力された音声データを音声信号へデコードする。デコーダ41には、デジタルの音声信号をアナログの音声信号へ変換するDAコンバータ42が接続されている。デコーダ41は、デコードした音声信号をCPU11又はDAコンバータ42へ入力する構成となっている。DAコンバータ42には、アナログの音声信号の信号強度を増幅する増幅器である出力アンプ43が接続されている。出力アンプ43には、図示しない外部のスピーカが接続する出力端子等、出力アンプ43が増幅した音声信号を出力する出力部(出力手段)44が接続されている。
以上の構成でなる本発明の音声記録再生装置1は、記録部2が記録する音声データをデコードした音声信号を出力して音声を再生しながら、同時に外部の音声に対応する音声信号を受け付け、受け付けた音声信号をエンコードした音声データを記録する。更に音声記録再生装置1は、出力する音声信号と受け付けた音声信号とを同期させながら重畳した音声信号を生成し、生成した音声信号をエンコードした音声データを記録する。例えば、伴奏の音楽を再生しながら、歌又は他の楽器の演奏等の他の音声を伴奏の音楽に重ねて録音することができる。
図2は、音声記録再生装置1の使用形態の例を概念的に示す概念図である。音声記録再生装置1の受付部34に外部のマイクロホン35が接続され、出力部44にヘッドホン45が接続されている。ヘッドホン45は、出力部44が出力する音声信号に基づいた音声を発生し、マイクロホン35は、受音した音声に対応する音声信号を受付部34へ入力する。例えば使用者は、音声記録再生装置1が再生する伴奏をヘッドホン45で聞きながら、伴奏に合わせて歌を歌い、伴奏に合わせた歌を音声記録再生装置1に録音させることができる。更に使用者は、伴奏に合わせた歌をヘッドホン45で聞きながら楽器を演奏し、演奏音をマイクロホン35に受音させることによって、伴奏と歌と楽器の演奏とが合わさった音声を音声記録再生装置1に録音させることができる。
次に、本発明の音声記録再生装置1が行う処理を説明する。処理の例として、ピアノ伴奏の音声に対応する音声データD1を記録部2が記録している場合に、ピアノ伴奏に合わせた歌の音声に対応する音声データD3を記録部2に記録させ、更にピアノ伴奏と歌とギター演奏とが合わさった音声に対応する音声データD7を記録部2に記録させる処理の例を示す。
図3は、本発明の音声記録再生装置1が行う、音声を重ねた音声データを記録する処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、ROM13が記憶する制御プログラムに従って以下の処理を実行する。CPU11は、使用者が操作部14を操作することによる、音声データD1に基づいた音声を再生しながら音声データD3を記録する処理の開始指示を操作部14で受け付けることを待ち受けている(S101)。このとき操作部14は、再生する音声データD1の指定、再生の指示、及び再生と同時に録音を開始することの指示を受け付ける。処理の開始指示の受け付けがない場合は(S101:NO)、CPU11は、処理の開始指示の受付の待ち受けを続行する。音声データD1に基づいた音声を再生しながら音声データD3を記録する処理の開始指示を操作部14で受け付けた場合は(S101:YES)、記録部2が記録している音声データD1(第1の音声データ)を、記録部2から所定のデータ量だけ読み出し(S102)、読み出した音声データD1をデコーダ41に音声信号E1(第1の音声信号)へデコードさせる(S103)。デコーダ41は、デコードした音声信号E1をDAコンバータ42及びCPU11へ入力し、DAコンバータ42はデジタルの音声信号E1をアナログへ変換し、出力アンプ43はアナログの音声信号E1を増幅し、出力部44は音声信号E1を出力する(S104)。
ヘッドホン45は、出力部44が出力した音声信号E1に基づいて音声を発生して、ピアノ伴奏を再生する。使用者は、ヘッドホン45が再生するピアノ伴奏を聞きながら歌を歌う。マイクロホン35は、使用者が歌う歌の音声を受音し、受音した音声に対応する音声信号E2を音声記録再生装置1の受付部34へ入力する。
音声記録再生装置1の受付部34は、接続されているマイクロホン35から音声信号E2(第2の音声信号)を受け付ける(S105)。入力アンプ33は、受付部34が受け付けた音声信号E2の信号強度を調整し、ADコンバータ32は、アナログの音声信号E2をデジタルへ変換して、デジタルの音声信号E2をエンコーダ31及びCPU11へ入力し、エンコーダ31は音声信号E2を音声データD2(第2の音声データ)へエンコードする(S106)。CPU11は、次に、デコーダ41から入力された音声信号E1とADコンバータ32から入力された音声信号E2とを互いに同期させながら重畳して、音声信号E3(第3の音声信号)を生成する(S107)。CPU11は、生成した音声信号E3をエンコーダ31へ入力して、エンコーダ31に音声信号E3を音声データD3(第3の音声データ)へエンコードさせる(S108)。CPU11は、次に、エンコーダ31がエンコードした音声データD2及び音声データD3を記録部2に記録させる(S109)。
CPU11は、次に、音声データD1に基づいた音声が全て再生されたか、又は使用者が操作部14を操作することによって処理の終了指示を操作部14で受け付けたことによる、音声データD1に基づいた音声を再生しながら音声データD3を記録する処理を終了すべき状況になったか否かを判定する(S110)。まだ処理を終了すべき状況ではない場合は(S110:NO)、CPU11は、処理をステップS102へ戻し、処理を継続する。処理を終了すべき状況になった場合は(S110:YES)、CPU11は、処理を終了する。
以上の処理により、記録部2は、ピアノ伴奏に対応する音声データD1に加えて、歌の音声に対応する音声データD2、及びピアノ伴奏と歌とが重なった音声に対応する音声データD3を記憶することとなる。音声記録再生装置1は、各音声データに基づいた音声を個別に再生することが可能であり、使用者は、ピアノ伴奏の音声、使用者が歌った歌の音声、又はピアノ伴奏に合わせた歌の音声をヘッドホン45を用いて聞くことができる。
図4は、本発明の音声記録再生装置1が行う、音声を更に重ねた音声データを記録する処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、ROM13が記憶する制御プログラムに従って以下の処理を実行する。CPU11は、使用者が操作部14を操作することによる、音声データD3に基づいた音声を再生しながら音声データD7を記録する処理の開始指示を操作部14で受け付けることを待ち受けている(S201)。処理の開始指示の受け付けがない場合は(S201:NO)、CPU11は、処理の開始指示の受付の待ち受けを続行する。音声データD3に基づいた音声を再生しながら音声データD7を記録する処理の開始指示を操作部14で受け付けた場合は(S201:YES)、記録部2が記録している音声データD1,D2,D3を、記録部2から所定のデータ量だけ読み出し(S202)、読み出した音声データD1,D2,D3をデコーダ41に音声信号E1,E2,E3へデコードさせる(S203)。デコーダ41は、デコードした音声信号E1,E2,E3をCPU11へ入力し、更にDAコンバータ42へ音声信号E3を入力し、DAコンバータ42はデジタルの音声信号E3をアナログへ変換し、出力アンプ43はアナログの音声信号E3を増幅し、出力部44は音声信号E3を出力する(S204)。
ヘッドホン45は、出力部44が出力した音声信号E3に基づいて音声を発生して、ピアノ伴奏に合わせた歌の音声を再生する。使用者は、ヘッドホン45が再生するピアノ伴奏に合わせた歌を聞きながらギターを演奏し、ギター演奏の音声をマイクロホン35に受オンさせる。マイクロホン35は、使用者が演奏するギターの音声を受音し、受音した音声に対応する音声信号E4を音声記録再生装置1の受付部34へ入力する。
音声記録再生装置1の受付部34は、接続されているマイクロホン35から音声信号E4を受け付ける(S205)。入力アンプ33は、受付部34が受け付けた音声信号E4の信号強度を調整し、ADコンバータ32は、アナログの音声信号E4をデジタルへ変換して、デジタルの音声信号E4をエンコーダ31及びCPU11へ入力し、エンコーダ31は音声信号E4を音声データD4へエンコードする(S206)。CPU11は、次に、ADコンバータ32から入力された音声信号E4と、デコーダ41から入力された音声信号E1,E2,E3とを重畳して、音声信号E5,E6,E7を生成する(S207)。CPU11は、生成した音声信号E5,E6,E7をエンコーダ31へ入力して、エンコーダ31に音声信号E5,E6,E7を音声データD5,D6,D7へエンコードさせる(S208)。CPU11は、次に、エンコーダ31がエンコードした音声データD4,D5,D6,D7を記録部2に記録させる(S209)。
CPU11は、次に、音声データD3に基づいた音声が全て再生されたか、又は処理の終了指示を操作部14で受け付けたことによる、音声データD3に基づいた音声を再生しながら音声データD7を記録する処理を終了すべき状況になったか否かを判定する(S210)。まだ処理を終了すべき状況ではない場合は(S210:NO)、CPU11は、処理をステップS202へ戻し、処理を継続する。処理を終了すべき状況になった場合は(S210:YES)、CPU11は、処理を終了する。
以上の処理により、記録部2は、ギター演奏の音声に対応する音声データD4、ピアノ伴奏とギター演奏とが重なった音声に対応する音声データD5、歌とギター演奏とが重なった音声に対応する音声データD6、ピアノ伴奏と歌とギター演奏とが重なった音声に対応する音声データD7を記憶することとなる。音声記録再生装置1は、各音声データに基づいた音声を個別に再生することが可能である。
図5は、本発明の音声記録再生装置1が処理を繰り返す都度記録される音声データを示す概念図である。最初、音声記録再生装置1の記録部2は、ピアノ伴奏の音声に対応する音声データD1を記録している。音声データD1に基づいた音声を再生しながら使用者が歌う歌を録音して、音声記録装置1は、歌のみの音声に対応する音声データD2、及びピアノ伴奏と歌とが合わさった音声に対応する音声データD3を追加して記録部2に記録する。更に音声データは、音声データD3に基づいた音声を再生しながら使用者が演奏するギター演奏の音声を録音して、ギター演奏のみの音声に対応する音声データD4、ピアノ伴奏とギター演奏とが合わさった音声に対応する音声データD5、歌とギター演奏とが合わさった音声に対応する音声データD6、及びピアノ伴奏と歌とギター演奏とが合わさった音声に対応する音声データD7を追加して記録部2に記録する。
なお、以上に示した処理においては、ピアノ伴奏と歌とギター演奏との音声及び夫々が互いに重ね合わされた音声により、ピアノ伴奏の音声データD1に加えて合計で6種類の音声データを記録する処理を行っているが、全ての種類の音声データを記録する必要はなく、6種類の音声データの内、新たに記録すべき音声データを指定しておき、指定された音声データのみを作成して記録する処理を行ってもよい。
以上詳述した如く、本発明においては、伴奏等の一の音声を再生しながら歌等の他の音声を受け付けることにより、伴奏に合わせて歌った歌等の二種類の音声を重ねた音声に対応する音声データを記録するのみならず、受け付けた音声に対応する音声データをも記録することができる。従って、本発明の音声記録再生装置1を用いて記録した音声データに基づいて音声を再生することにより、伴奏に合わせた歌等の二重録音した音声を再生することと、単一の音声のみを取り出して再生することとの両方を、多数の記録チャンネルを有する業務用の音声記録再生装置を用いることなく手軽に実行することが可能となる。
また本発明においては、一の音声を再生しながら他の音声を重ねて録音する処理を繰り返すことにより、複数の楽器による演奏等の多数の音声を重ねた多重録音を行うことができる。また、受け付けた音声と記録している音声データに基づいた音声とを重ねた音声に対応する音声データを記録することにより、任意の音声同士を重ねた音声を録音することができる。従って、複数の楽器による演奏の中から、任意の楽器の音声同士を組み合わせた音声を再生する等、全ての音声を重ねた音声及び単一の音声に加えて、二以上の任意の音声同士を重ねた音声を再生することを手軽に実行することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、処理の途中でエンコーダ31で生成した音声データを逐次記録部2に記録させる処理を行う形態を示したが、これに限るものではなく、本発明の音声記録再生装置1は、処理の途中でエンコーダ31で生成した音声データをRAM12に記憶しておき、音声信号の受け付けが終了した段階で、音声データをWAVEファイル又はMP3(MPEG-1 Audio Layer-3)ファイル等のデータファイル化し、データファイル化した音声データを記録部2に記録させる処理を行う形態であってもよい。
また本実施の形態においては、二種類の音声信号を重畳する処理をCPU11で行う形態を示したが、これに限るものではなく、本発明の音声記録再生装置1は、デコーダ41がデコードした音声信号とADコンバータ32からの音声信号とを重畳させる処理を行うミキサを備えた形態であってもよい。
また本実施の形態においては、記録部2はハードディスク又は半導体メモリ等の記録媒体を内蔵してある形態を示したが、これに限るものではなく、記録媒体が可搬型のハードディスク又はメモリカード等の音声記録再生装置1に対して着脱可能な記録媒体であって、記録部2は、記録媒体が装着可能に構成され、装着された記録媒体に対してデータの読み込み及び書き込みを行う形態であってもよい。
また本実施の形態においては、本発明の音声記録再生装置1は、出力部44及び受付部34を備え、出力部44に接続されたヘッドホン45へ音声信号を出力し、受付部34に接続されたマイクロホン35から音声信号を受け付ける形態を示したが、これに限るものではなく、本発明の音声記録再生装置1は、スピーカ及び/又はマイクロホンを内蔵し、音声信号に基づいた音声のスピーカからの出力及び/又はマイクロホンで受け付けた音声に対応する音声信号の生成を行う形態であってもよい。
本発明の音声記録再生装置の内部構成例を示すブロック図である。 音声記録再生装置の使用形態の例を概念的に示す概念図である。 本発明の音声記録再生装置が行う、音声を重ねた音声データを記録する処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の音声記録再生装置が行う、音声を更に重ねた音声データを記録する処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の音声記録再生装置が処理を繰り返す都度記録される音声データを示す概念図である。
符号の説明
1 音声記録再生装置
11 CPU
2 記録部
31 エンコーダ
34 受付部
35 マイクロホン
41 デコーダ
44 出力部
45 ヘッドホン

Claims (5)

  1. 記録手段が記録してある音声データに基づいて音声を出力し、
    他の音声を受け付け、
    受け付けた他の音声に対応する音声データを生成し、
    生成した音声データを前記記録手段に記録させ、
    前記記録手段が記録する一又は複数の音声データに基づいた音声と受け付けた他の音声とを重畳した一又は複数の音声に対応する一又は複数の音声データを生成し、
    生成した前記一又は複数の音声データを前記記録手段に記録させること
    を特徴とする音声記録再生方法。
  2. 音声データを記録する記録手段と、
    該記録手段が記録してある第1の音声データを読み出して第1の音声信号へデコードする手段と、
    該手段がデコードした第1の音声信号を出力する出力手段と、
    外部の音声に対応する第2の音声信号を受け付ける受付手段と、
    該受付手段が受け付けた第2の音声信号を第2の音声データへエンコードする手段と、
    該手段がエンコードした第2の音声データを前記記録手段に記録させる手段と、
    前記出力手段が出力する第1の音声信号と前記受付手段が受け付ける第2の音声信号とを互いに同期させながら重畳して、第3の音声信号を生成する手段と、
    該手段が生成した第3の音声信号を第3の音声データへエンコードする手段と、
    該手段がエンコードした第3の音声データを前記記録手段に記録させる手段と
    を備えることを特徴とする音声記録再生装置。
  3. 音声データを記録する記録手段と、
    該記録手段が記録してある第1の音声データを読み出して第1の音声信号へデコードする手段と、
    該手段がデコードした第1の音声信号を出力する出力手段と、
    外部の音声に対応する第2の音声信号を受け付ける受付手段と、
    前記記録手段が記録する他の一又は複数の音声データを読み出して一又は複数の音声信号へデコードする手段と、
    該手段がデコードした前記一又は複数の音声信号と前記受付手段が受け付けた第2の音声信号とを重畳して、一又は複数の重畳音声信号を生成する手段と、
    該手段が生成した一又は複数の重畳音声信号を新たな一又は複数の音声データへエンコードする手段と、
    該手段がエンコードした前記一又は複数の音声データを前記記録手段に記録させる手段と
    を備えることを特徴とする音声記録再生装置。
  4. 前記受付手段が受け付けた第2の音声信号を新たな音声データへエンコードする手段と、
    該手段がエンコードした前記音声データを前記記録手段に記録させる手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の音声記録再生装置。
  5. 前記出力手段が出力する第1の音声信号と前記受付手段が受け付ける第2の音声信号とを互いに同期させながら重畳して、第3の音声信号を生成する手段と、
    該手段が生成した第3の音声信号を第3の音声データへエンコードする手段と、
    該手段がエンコードした第3の音声データを前記記録手段に記録させる手段と
    を更に備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の音声記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009171099A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Teac Corp 多重録音装置
JP2012093491A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Roland Corp 電子楽器

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