JP2007002971A - 円筒ジャケット、ジャケットホース及びその製造方法 - Google Patents

円筒ジャケット、ジャケットホース及びその製造方法 Download PDF

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【課題】内側に縦方向の筋を付けて圧力損失を小さくしえる円筒ジャケット、及びよこ糸を内張り材によって接着固定して型崩れのないジャケットホース、更には前記ジャケットホースのその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】斜文織の円筒ジャケットにおいて、たて糸22とよこ糸23からなる織物の構造が変化斜文の一つである急斜文であることを特徴とする円筒ジャケット21。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えば消防ホース、屋内消火栓用保形ホース、消防用吸水管、給油ホース等の円筒ジャケット、ジャケットホース及びその製造方法に関する。
一般に、例えば消防ホースは、筒状のジャケットの内面にゴムまたは合成樹脂からなるライニング層を施して液密に保たれている。即ち、例えば、繊維からなるたて糸とよこ糸を円筒織機によって筒状に織成した円筒ジャケットを形成し、この円筒ジャケットの内面にライニング層を施している。
ところで、本出願人は、先に、たて糸を円筒ジャケットに対して螺旋状に配置することによって、たて糸に対して斜め方向に発生する斜文線を円筒ジャケットに対して直線状に入れるジャケットホースを提案した(非特許文献1)。
しかし、たて糸を螺旋状に配置するにも限度があり、完全に直線状の筋を付けることは困難であった。また、斜文織りの中でも一般的な1/2斜文の正則斜文では、ジャケット内側によこ糸が殆ど露出しないのでよこ糸を接着固定できず、型崩れが大きいという問題があった。
また、従来、円筒ジャケットを織成する円筒織機は、例えば、図1〜図3に示すように構成されている。
即ち、本体1の中央部にはたて糸とよこ糸とを織成して得られた円筒ジャケット2を導出する円筒体3が設けられ、円筒体3の上部にはたて糸とよこ糸をと織成する織成部4が設けられている。円筒体3の外周部には軸受5を介して回転筒体6が嵌合されており、この回転筒体6は図示しない駆動機構によって回転駆動するようになっている。回転筒体6の上端部には織成部4と略同一高さ位置で、織成部4を中心として回転する回転円盤7が設けられている。
回転円盤7の外周には円筒状に等間隔に配置された多数本のシャットルガイドピン8が設けられている。シャットルガイドピン8の下端部は本体1に固定された下部リグ9aに固定され、シャットルガイドピン8の上端部は上部リング9bに固定されている。そして、シャットルガイドピン8の相互間には、たて糸aを挿通する挿通部(図示せず)に形成されている。従って、たて糸aは挿通部に挿通された状態で下部リング9aと上部リング9bとの間で上下動自在になっている。
また、回転円盤7の上部には織成部4を中心に対称的に2つのシャット10a,10bが設けられている。シャットル10a,10bはリング状のシャットルガイド11の内周面に沿って旋回するシャットル本体12に対してよこ糸ボビン13が回転自在に設けられ、このよこ糸ボビン13にはよこ糸bが巻回されている。シャットル本体12の両端部には織成部4に向って延出する支持ロッド14が設けられ、この支持ロッド14の先端部間にはたて糸ガイド15及びセクタ16が設けられ、セクタ16によってたて糸aとたて糸a’相互の交叉部によこ糸bを織り込むようになっている。
シャットル10a,10bの旋回方向側にはシェディングホイール17a,17bが設けられている。シェディングホイール17a,17bはシャットルガイドピン8の内側で、斜めに取り付けられており、このシェディングホイール17a,17bの外周部にはシャットルガイドピン8相互間の挿通部に挿通されたたて糸aを上位に位置させる山部18とたて糸aを下位に位置させる谷部19とが任意に設けられている。即ち、シャットルガイドピン8相互間の挿通部に挿通されたたて糸aの中途部がシェディングホイール17a,17bの山部18に掛止しているときは、たて糸aは上位に位置し、谷部19に落ち込んだときには、たて糸aが下位に位置し、織成部4でたて糸a相互を交叉させるようになっている。
シェディングホイール17a,17bの回転軸20は傾斜した状態で、回転円盤7に設けられた軸受け21に回転自在に軸支されており、なおかつ、山部18に設けられた凸部18aがシャットルガイドピン8の相互間の挿通部に嵌着されている。そして、回転円盤7が回転するので、シェディングホイール117a,17bも回転する。このように、シェディングホイール17a,17bは回転によってシャットルガイドピン8相互間の挿通部に挿通されたたて糸aの中途部を上下に振り分けるようになっている。即ち、シャットルガイドピン8によって放射状に配置されたたて糸aをシェディングホイール17a,17bの回転によって交互に上下に振り分けるとともに、振り分けられたたて糸aの間にシャットル10a,10bを通過指せ、よこ糸ボビン13に巻回されたよこ糸bを螺旋状に織り込んで円筒ジャケット2を連続的に織成できるようになっている。
特願平2003−341962
上述したように、従来技術では、内側に完全に直線状の筋を付けるのは困難であるとともに、ジャケットの内側によこ糸が殆ど露出しないのでよこ糸を接着固定できず、型崩れが大きいという問題があった。
この発明は、こうした問題を解消するためになされたもので、内側に縦方向の筋を付けて圧力損失を小さくしえる円筒ジャケット、及びよこ糸を内張り材によって接着固定して型崩れのないジャケットホース、更にはそれら円筒ジャケット、ジャケットホースのその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る円筒ジャケットは、斜文織の円筒ジャケットにおいて、たて糸とよこ糸からなる織物の構造が変化斜文の一つである急斜文であることを特徴とする。
本発明に係るジャケットホースは、前記円筒ジャケットの内面にライニング層を設けたジャケットホースであり、使用圧力が加わった時に斜文線の方向とホースの軸線とが実質的に同一になるように配置したことを特徴とする。
本発明に係るジャケットホースの製造方法は、前記ジャケットホースを製造する方法であり、前記円筒ジャケットの軸線に対して斜め方向に斜文線を形成した後、前記円筒ジャケットをその軸線を中心として捻りを加えた状態で、前記円筒ジャケットの内面にライニング層を形成したことを特徴とする。
この発明によれば、内側に縦方向の筋を付けて圧力損失を小さくすることができる円筒ジャケットが得られる。また、よこ糸を内張り材によって接着固定して型崩れのないジャケットホースが得られる。更には、前記ジャケットホースを簡単かつ低コストで製造することができる。
以下、本発明について更に詳しく説明する。
まず、図4〜図7を参照して円筒ジャケットの構成を説明する。
円筒ジャケット21は、繊維からなる複数本のたて糸22と繊維からなる1本のよこ糸23とから構成されている。たて糸22は、例えばポリエステルスパン糸からなる所定の太さの白糸を多数本と所定の太さの青糸からなる柄糸22nを1本使用する。よこ糸23は、例えばポリエステルフィラメント糸からなり、所定の打ち込み数を有している。ここで使用するたて糸22のうち、1本の柄糸22aは、たて糸22とよこ糸23を斜文織したときに、たて糸22がよこ糸23の上に連続的に浮いてつくる斜文線Aの方向が図面上判るようにしたものであって、この発明とは直接関係がない。
円筒ジャケット21において、例えばノルウェーのマンダル社のHM604型円筒織機を使用して織組される複数本のたて糸22は、円筒ジャケット21を取り囲むように円環状に配置されたシャットルガイドピン8の相互間に挿通されている。たて糸22と織組される1本のよこ糸23は、その先端部がシャットルガイドピンの配置方向に沿って旋回するシャットル10a,10bによって支持されている。そして、シェディングホイール17a,17bの山部と谷部によって上下に振分けられるたて糸22の間にシャトルを通過させ、よこ糸23を螺旋状に織り込んで円筒ジャケット21を連続的に織組するようになっている。
ここで、前述した円筒織機によって織組される円筒ジャケット1は、4/4急斜文織であり、図4及び図5は4/4急斜文織からなる円筒ジャケット21で、図5(A)は円筒ジャケットの外側、図5(B)は円筒ジャケットの内側を示し、たて糸22とよこ糸23とからなり、たて糸22のうち1本は柄糸22nである。ジャケットの外側から見た場合、図5(A)に示すように、たて糸22aは、図示しない1本のよこ糸と3本のよこ糸23a,23b,23cの外側を通った後、4本のよこ糸23d,23e,23f,23gの内側を通って外側に現れ、次に4本のよこ糸23h〜23kの外側を通った後、4本のよこ糸(図示せず)の内側を通ることを繰り返す。
隣のたて糸22bは、図示しないよこ糸2本と2本のよこ糸23a,23bの内側を通った後、4本のよこ糸23c,23d,23e,23fの外側に現れ、次に4本のよこ糸23g〜23kの内側を通った後、4本のよこ糸(図示せず)の外側に現れることを繰り返す。さらに隣のたて糸22cは、図示しない3本のよこ糸と1本のよこ糸23aの外側を通った後、4本のよこ糸23b,23c,23d,23eの内側を通って外側に現れ、4本のよこ糸23f〜23iの外側を通った後、4本のよこ糸の内側を通ることを繰り返す。なお、図5中の符番23a’〜23k’は、外側のよこ糸23a〜23kに対応する内側から見たよこ糸を示す。同様にして、符番22a’〜22c’は外側のたて糸23a〜23cに対応する内側から見たたて糸を示す。
前述のように4/4急斜文織で織組された円筒ジャケット21は、たて糸22がよこ糸23の上に連続的に浮いてつくる斜文線Aの方向が、図5(B)に示すように、たて糸とよこ糸の太さと密度が同じ場合、円筒ジャケット21の軸線Sに対してtan−1(1/3)=18.435…なので、α=18.4°となり、柄糸22nが円筒ジャケット21の軸線Sと平行となる。
次に、4/4急斜文織で織組された円筒ジャケット21を、その軸線Sを中心として捻りを加え、図6及び図7(A),(B)に示すように、斜文線Aの方向を円筒ジャケット21の軸線Sと略一致させると、柄糸22nを含む全てのたて糸22は円筒ジャケット21に対して螺旋状となる。ここで、4/4急斜文織で織組された円筒ジャケット21を、その軸線Sを中心として捻りを加え、斜文線Aの方向を円筒ジャケット21の軸線Sと略一致させる手段としては、例えば、円筒ジャケット21の長手方向の両端部を支持して捻りを加えることが挙げられる。
本発明において、前記たて糸の材質はとしては例えば繊維、よこ糸の材質としては例えば繊維または合成樹脂線状体またはこれらの組合せを挙げることができる。
本発明において、円筒ジャケットの内面にライニング層を設け、使用圧力が加わった時に斜文線の方向とホースの軸線とが実質的に同一なるように配置することにより、ジャケットホースが構成される。
本発明において、4/4急斜文織のジャケットを織組するためのシェディングホイールとしては、図9(A)〜(D)に示すものが知られている。但し、このシェディングホイールを除く他の部材は図1〜図3で述べた部材と同様である。図9(A)はシェディングホイール30の一部切り欠けた平面図、図9(B)は図9(A)のシェディングホイール30の山部の先端部の側面図、図9(C)は図9(B)の要部Xの拡大図、図9(D)は図9(A)の要部の拡大図を示す。図9中の符番31は、山部に設けられた突起を示す。なお、シャットルガイドピン8とシャットルガイドピン8の間に突起が入ってシェディングホイール30が回転するので、常に正確な位置を保持できる。
次に、円筒ジャケット、ジャケットホースの具体的な実施例及び比較例を述べる。
(実施例1)
本実施例1に係る円筒ジャケットは、消防ホース用で、たて糸とよこ糸を織って構成されている。たて糸は、ポリエステルパン糸20/8sを636本使用する。一方、よこ糸は、ポリエステルフィラメント糸1100dtex×6を使用し、打ち込み数は48山/10cm打ち込んだ4/4急斜文織としている。
実施例1に係る円筒ジャケットによれば、たて糸とよこ糸からなる織物の構造が変化斜文の一つである急斜文(4/4の急斜文)である両面斜文であるとともに、たて糸を螺旋状に配置し、更に斜文線を内側に配置した構成となっているので、内側に縦方向の筋を付けることができ、圧力損失を大幅に改善することができる。また、こうした構成の円筒ジャケットを用いたジャケットホースによれば、よこ糸が一定間隔でジャケットの内側に露出し、内張りしたホースはよこ糸が接着固定されるので、織物として型崩れするのを回避できる。更に、このホースによれば、織物の構造を変えるだけなので、柔軟性等への影響が無く、操作性がよい。更には、ホースを使用している状態(捩れた状態)において、直線状となる縦筋を付けることができるので、実際にホースが使用されたときの圧力損失がよい。
(実施例2)
本実施例2に係る円筒ジャケットは、吸管用で、たて糸とよこ糸を織って構成されている。たて糸はポリエステルパン糸10/10sを263本使用するとともに、よこ糸は硬鋼線φ1.8mmを22山/10cm使用し、打ち込み数は22山/10cm打ち込んだ4/4急斜文織としている。
実施例2によれば、実施例1と同様な効果を有する。また、よこ糸が硬鋼線なので、真空で使用するホースを製作できる。
(比較例1)
比較例1に係る平織ジャケットは、消防ホース用で、たて糸とよこ糸を平織に織って構成されている。たて糸はポリエステルパン糸20/8sを620本使用するとともに、よこ糸はポリエステルフィラメント糸1100dtex×7を使用し、41山/10cm打ち込んだ平織としている。
(比較例2)
比較例2に係る綾織ジャケットは、消防ホース用で、たて糸とよこ糸を綾織に織って構成されている。たて糸は、ポリエステルパン糸20/6sを596本使用する。一方、よこ糸は、ポリエステルフィラメント糸1100dtex×6を使用し、打ち込み数は48山/10cm打ち込んだ2/1綾織としている。
(比較例3)
比較例3に係る平織ジャケットは、吸管用で、たて糸とよこ糸を平織に織って構成されている。たて糸はポリエステルパン糸10/10sを265本使用するとともに、よこ糸は硬鋼線φ1.8mmを22山/10cm使用し、打ち込み数は22山/10cm打ち込んだ平織としている。
(実施例3)
本発明に係るジャケットホースの製造方法について、図8を参照して説明する。
図8に示すように、4/4急斜文織で織組された円筒ジャケット21を、その軸線Sを中心として捻りを加え、斜文線Aの方向を円筒ジャケット21の軸線Sと略一致させた状態で、円筒ジャケット21の内面にゴムまたは合成樹脂からなるライニング層24を形成すると、液密性が保たれ、ジャケットホース25が完成する。このジャケットホース25は、例えば消防ホース、保形ホース、吸水ホース、給油ホース等として使用することができる。
このジャケットホース25は、円筒ジャケット21の内側に円筒ジャケット21の軸線Sと一致する斜文線Aが円筒ジャケット21の軸方向に亘って直線状に形成されているため、ライニング層24の斜文線Aと接触する部分はジャケットホース25の内側に突出し、斜文線Aに倣ってジャケットホース25の長手方向に沿って複数本の直線状の突条26が形成される。この突条26は内部を流れる流体の乱流発生を抑制し、圧力損失を小さくして通水速度を向上するという作用がある。しかも、ライニング層24に何ら加工を施すことなく、ジャケットホース25の長手方向に沿って複数本の直線状の突条26を形成できることから製造コストを低減できる。さらに、斜文線Aによって突条26を形成しているために、ジャケットホース25の軽量化・柔軟性を確保し、取り扱いが容易である。
実施例3によれば、ジャケットホースを簡単かつ低コストで製造することができる。
なお、前記実施例3においては、斜文織で織組された円筒ジャケット21を、その軸線Sを中心として捻りを加え、斜文線Aの方向を円筒ジャケット21の軸線Sと略一致させたが、織組時に、たて糸22を円筒ジャケット21に対して螺旋状に配置することによって、円筒ジャケット21の軸線Sに対して斜め方向に発生する斜文線Aを円筒ジャケット21の軸線Sに沿って直線状にしてもよい。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、たて糸の本数及び太さは使用目的によって適宜変更可能である。さらに、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらには、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
図1は、従来の円筒織機の要部の縦断面図。 図2は、図1の円筒織機の平面図。 図3は、図1のシェディングホイールの縦断面図。 図4は、本発明に係る円筒ジャケットの説明図。 図5は、図4の円筒ジャケットを外側及び内側から見た模式図。 図6は、図4の円筒ジャケットに捻りを付与した状態の説明図。 図7は、図6の円筒ジャケットの捻りを付与した状態の外側及び内側から見た模式図。 図8は、本発明に係るジャケットホースの斜視図。 図9は、本発明の円筒織機に使用されるシェディングホイールの説明図。
符号の説明
2,21…円筒ジャケット、3…円筒体、4…織成部、5,21…軸受、6…回転筒体、7…回転円盤、8…シャットルガイドピン、9a…下部リング、9b…上部リング、10a,10b…シャットル、11…シャットルガイド、12…シャットル本体、13…よこ糸ボビン、14…支持ロッド、15…たて糸ガイド、16…セクタ、20…回転軸、22,22a〜22c,22a’〜22c’…たて糸、22n…柄糸、23,23a〜23k,23a’〜23k’…よこ糸、24…ライニング層、25…ジャケットホース、26…突条、30…シェディングホイール。

Claims (8)

  1. 斜文織の円筒ジャケットにおいて、たて糸とよこ糸からなる織物の構造が変化斜文の一つである急斜文であることを特徴とする円筒ジャケット。
  2. 前記よこ糸が、円周方向に前記たて糸2本分以上連続浮いている規則的な箇所を有することを特徴とする請求項1記載の円筒ジャケット。
  3. 急斜文が4/4の急斜文である両面斜文であることを特徴とする請求項1もしくは請求項2記載の円筒ジャケット。
  4. 斜文線を内側に配置したことを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の円筒ジャケット。
  5. 繊維からなる前記たて糸と、繊維または針金または合成樹脂線状体またはこれらの組合せからなる前記よこ糸を用いたことを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の円筒ジャケット。
  6. 前記たて糸を円筒ジャケットに対して螺旋状に配置することによって、急斜文の角度を更に大きくしたことを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の円筒ジャケット。
  7. 請求項1乃至6いずれか記載の円筒ジャケットの内面にライニング層を設けたジャケットホースであり、使用圧力が加わった時に斜文線の方向とホースの軸線とが実質的に同一になるように配置したことを特徴とするジャケットホース。
  8. 請求項7記載のジャケットホースを製造する方法であり、
    前記円筒ジャケットの軸線に対して斜め方向に斜文線を形成した後、前記円筒ジャケットをその軸線を中心として捻りを加えた状態で、前記円筒ジャケットの内面にライニング層を形成したことを特徴とするジャケットホースの製造方法。
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