JP2007000845A - 塗装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプ用バルブ等の中空体の内面に被膜を形成するにあたって、従来の塗装装置に比べて工程が少なく、中空体の内面に塗料を均一に塗布することができると共に、余剰分の塗料を再利用することができる塗装装置を提供する。
【解決手段】開口部1を設けて形成される中空体2の内面に塗料3を塗布する塗装装置に関する。上記開口部1を通じて中空体2の内部に挿入される棒状の支持部材4と、支持部材4の先端部に支持される静電塗装用ノズル5と、静電塗装用ノズル5を回動させるノズル回動機構6と、静電塗装用ノズル5から噴霧された塗料3のうち中空体2の内面に塗布されずに残ったものを回収すると共にこの塗料3を再度静電塗装用ノズル5に供給する塗料リサイクル機構7とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ランプ用バルブ等の中空体の内面を塗装する際に用いられる塗装装置に関するものである。
従来から、ランプの外管バルブのような中空球状体の内面に蛍光体等を含む塗料を塗布し、これを乾燥させることによって蛍光体等を含む被膜を形成することが知られている。そして、このような被膜を形成する際に用いられる塗装装置としては、例えば、中空球状体の開口から内部に液体状の塗料を流入させた後に、この中空球状体を回転させるなどして、中空球状体の内面全体に塗料を行き渡らせ、その後、余剰分の塗料を排出させるといった方式のものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−63284号公報(図2、図3)
しかしながら、上記のような塗装装置にあっては、液体状の塗料を用いているので、乾燥前に垂れるなどして、中空球状体の内面の上下において膜厚に差が生じやすく、中空球状体の内面全体に塗料を均一に塗布することが困難であるという問題がある。また、中空球状体の内面に塗着されずに残った塗料を排出し、中空球状体の内面に塗着された塗料を乾燥させるといった工程が必要になるという問題もある。さらに、このように排出した塗料はそのまま廃棄されていたという問題もある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ランプ用バルブ等の中空体の内面に被膜を形成するにあたって、従来の塗装装置に比べて工程が少なく、中空体の内面に塗料を均一に塗布することができると共に、余剰分の塗料を再利用することができる塗装装置を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る塗装装置は、開口部1を設けて形成される中空体2の内面に塗料3を塗布する塗装装置において、上記開口部1を通じて中空体2の内部に挿入される棒状の支持部材4と、支持部材4の先端部に支持される静電塗装用ノズル5と、静電塗装用ノズル5を回動させるノズル回動機構6と、静電塗装用ノズル5から噴霧された塗料3のうち中空体2の内面に塗布されずに残ったものを回収すると共にこの塗料3を再度静電塗装用ノズル5に供給する塗料リサイクル機構7とを具備して成ることを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、ノズル回動機構6が、支持部材4を含む面内において静電塗装用ノズル5を揺動させるノズル揺動機構8と、支持部材4を回転軸として回転させる支持部材自転機構9とで形成されて成ることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、支持部材4をその長手方向に進退させる進退機構10と、静電塗装用ノズル5の先端部と中空体2の内面との距離を一定に保持するように、ノズル回動機構6と進退機構10とを連動させる制御機構11とを具備して成ることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1において、複数の静電塗装用ノズル5がそれぞれ噴霧方向を変えて支持部材4の先端部に支持されて成ることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1において、静電塗装用ノズル5が、中空体2の内面に沿うように形成されたスリットノズル12であることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかにおいて、塗料リサイクル機構7が、回収した塗料3の成分を測定すると共に、中空体2の内面に塗布される塗料3と同一の成分比率となるように、回収した塗料3に不足分の成分を補充した後、再度静電塗装用ノズル5に供給することを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る塗装装置によれば、ランプ用バルブ等の中空体の内面に被膜を形成するにあたって、従来の塗装装置に比べて工程が少なく、中空体の内面に塗料を均一に塗布することができると共に、余剰分の塗料を再利用することができるものである。
請求項2の発明によれば、静電塗装用ノズルをあらゆる方向に向けることができるものである。
請求項3の発明によれば、静電塗装用ノズルの先端部から噴霧された塗料を一層均一に中空体の内面に塗布することができるものであり、また、静電塗装用ノズルの揺動範囲が制限されるような場合であっても、ノズル回動機構と進退機構とを組み合わせると、死角がなくなり、静電塗装用ノズルをあらゆる方向に向けることができるものである。
請求項4の発明によれば、塗布効率を高めることができるものである。
請求項5の発明によれば、塗布効率を高めることができるものである。
請求項6の発明によれば、回収した塗料をそのまま再利用できない場合であっても、不足分の成分を補充するだけで再利用することができ、資源の有効活用を図ることができるものである。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施の形態の一例を示すものであり、図示された塗装装置は、開口部1を設けてガラスなどで形成される中空体2の内面に塗料3を塗布するものである。ここで、中空体2の形状としては、特に限定されるものではないが、以下では便宜上、ランプ用バルブのように球状部2aと筒状部2bとを結合させたような形状からなる中空体2を例示して説明する。なお、筒状部2bの一端は球状部2aと結合しているが、筒状部2bの他端は開口部1として形成されている。また、図1において中空体2は開口部1が下向きになるように配置してあるが、これに限定されるものではない。
図1に示される塗装装置は、中空体2の内部に開口部1を通じて挿入される棒状の支持部材4と、静電塗装用ノズル5と、ノズル回動機構6と、進退機構10と、制御機構11と、塗料リサイクル機構7とを具備して形成されている。
静電塗装用ノズル5は、支持部材4の先端部に支持されている。静電塗装用ノズル5に供給される塗料3は、蛍光体等を含む粉体塗料であり、塗料タンク13内に貯留されている。塗料タンク13と静電塗装用ノズル5との間は塗料供給用チューブ14で連通してあり、この塗料供給用チューブ14の途中に設けた吐出ポンプ15によって、塗料タンク13から静電塗装用ノズル5へ塗料3を供給するようにしてある。また、コンプレッサー16によってエア供給用チューブ17を通じて静電塗装用ノズル5へ空気を供給するようにしてあるので、この空気流によって静電塗装用ノズル5から塗料3を噴霧することができるものである。また、中空体2(主として球状部2a)は帯電用シェード18で包囲してあり、この帯電用シェード18及び静電塗装用ノズル5は高電圧発生装置19を介して制御機構11に電気的に接続してある。そして、制御機構11から送信された信号を高電圧発生装置19が受信し、この信号に基づいて高電圧発生装置19が高電圧を発生させると、塗料3と中空体2が相互に反対の電荷に帯電して電界が形成されるので、静電塗装用ノズル5から噴霧された塗料3を中空体2の内面に効率よく均一に塗布することができるものである。なお、塗料3を構成する成分は特に限定されるものではない。
また、ノズル回動機構6は、中空体2の内部において静電塗装用ノズル5を回動させるものであるが、ノズル揺動機構8と支持部材自転機構9とで形成してある。
ここで、ノズル揺動機構8は、支持部材4を含む面内において静電塗装用ノズル5を図1の矢印イで示す方向に揺動させるものであり、次のようにして形成してある。すなわち、支持部材4の先端部においてこれと直交する直交軸20を設け、この直交軸20に静電塗装用ノズル5を軸支してある。静電塗装用ノズル5にはノズルスイング用プーリ21が固着してあり、このノズルスイング用プーリ21も直交軸20に軸支してある。また、支持部材4の先端部にはノズルスイング用モータ22が設けてあり、このノズルスイング用モータ22の回転軸とノズルスイング用プーリ21との間には無端ベルト23を掛架してある。そしてノズルスイング用モータ22は、制御機構11と電気的に接続してあり、この制御機構11からの信号に基づいて正転又は逆転させることができるので、これに伴って静電塗装用ノズル5を支持部材4を含む面内において、つまり、図1の矢印イで示す方向に揺動させることができるものである。
一方、支持部材自転機構9は、支持部材4自体を回転軸として図1の矢印ロで示す方向に回転させるものであり、次のようにして形成してある。すなわち、支持部材4から離れた箇所に支持部材自転用モータ24を設け、この支持部材自転用モータ24の回転軸に固着してある第2自転用プーリ25と、支持部材4の後端部に設けてある第1自転用プーリ26との間に無端ベルト23aを掛架してある。
ここで、図5を示して、より詳細に説明すると、支持部材4には、後端から、後述する送りネジ軸部4b及びスプライン軸部4aが形成してあり、このスプライン軸部4aの外周面には、支持部材4の中心軸A−A(回転軸)方向に伸びる溝41が凹設してある。そして、この溝41に係合する突起部(図示省略)が第1自転用プーリ26の内周面に突設してあるので、第1自転用プーリ26を回転させると、支持部材4も同一方向に回転させることができるものである。しかも、後述する進退機構10によって、支持部材4がその中心軸A−A方向に進退しても、第1自転用プーリは、支持部材4に対してスライド可能であるため、その位置を変えることなく、回転運動を支持部材4に伝達することができるものである。
そして支持部材自転用モータ24は、図1に示すように、制御機構11と電気的に接続してあり、この制御機構11からの信号に基づいて正転又は逆転させることができるので、これに伴って支持部材4を図1の矢印ロで示す方向に回転させることができ、この支持部材4の先端部に支持されている静電塗装用ノズル5も図1の矢印ロで示す方向に回転させることができるものである。
このように、ノズル回動機構6が、ノズル揺動機構8と支持部材自転機構9とで形成してあると、中空体2の内面に塗料3を塗布する際に、静電塗装用ノズル5をあらゆる方向に向けることができるものである。なお、図1において27はロータリージョイントである。
また、進退機構10は、支持部材4をその長手方向、つまり、図1の矢印ハで示す方向に進退させるものであり、次のように形成してある。すなわち、支持部材4から離れた箇所に支持部材進退用モータ28を設け、この支持部材進退用モータ28の回転軸に固着してある第2進退用プーリ29と、支持部材4の後端部に螺合してある第1進退用プーリ30との間に無端ベルト23bを掛架してある。
ここで、図5を示して、より詳細に説明すると、支持部材4の後端部に形成した送りネジ軸部4bの外周面には雄ネジ42が切ってあり、一方、この雄ネジ42に螺合する雌ネジ(図示省略)が第1進退用プーリ30の内周面に切ってある。よって、第1進退用プーリ30を支持部材4の中心軸A−A方向に移動させずに回転させると、支持部材4をその中心軸A−A方向に進退させることができるものである。このようにして、第1進退用プーリ30の回転運動を支持部材4の直線運動に変換することができるものである。
そして支持部材進退用モータ28は、図1に示すように、制御機構11と電気的に接続してあり、この制御機構11からの信号に基づいて正転又は逆転させることができるので、これに伴って支持部材4を図1の矢印ハで示す方向に進退させることができるものである。よって、この支持部材4の先端部に支持されている静電塗装用ノズル5も図1の矢印ハで示す方向に進退させることができるものである。
また、制御機構11は、ノズル回動機構6と進退機構10とを連動させるものであり、PLC(programmable logic controller)によって形成することができる。制御機構11には、静電塗装用ノズル5の先端部と中空体2の内面との距離を一定に保持するように、ノズル回動機構6と進退機構10とを連動させるためのプログラムがあらかじめ入力されている。そのため、静電塗装用ノズル5の先端部から噴霧された塗料3を一層均一に中空体2の内面に塗布することができるものである。また、ノズル回動機構6によれば、基本的には、静電塗装用ノズル5をあらゆる方向に向けることができるが、例えば、静電塗装用ノズル5の揺動範囲(図1の矢印イで示す範囲)が制限されるような場合があっても、上記のようにノズル回動機構6と進退機構10とを組み合わせると、死角がなくなり、静電塗装用ノズル5をあらゆる方向に向けることができるものである。
また、塗料リサイクル機構7は、静電塗装用ノズル5から噴霧された塗料3のうち中空体2の内面に塗布されずに残ったものを回収すると共にこの塗料3を再度静電塗装用ノズル5に供給するものであり、次のように形成してある。すなわち、中空体2の球状部2aと筒状部2bは規正板31によって仕切ってあり、この規正板31には塗料回収孔32が穿設してある。塗料回収孔32は、塗料回収用チューブ33で粉体成分調整装置34に連通してあり、また、この粉体成分調整装置34は、塗料移送用チューブ35で塗料タンク13に連通してある。そして、静電塗装用ノズル5から噴霧された塗料3のうち中空体2の内面に塗布されずに残ったものは、塗料回収用チューブ33の途中に設けた塗料回収用ポンプ36によって、塗料回収孔32から吸引され、粉体成分調整装置34を経て塗料タンク13に返送された後に、再度塗料タンク13から静電塗装用ノズル5に供給するようにしてある。このようにして、中空体2の内面に塗布されずに残った余剰分の塗料3を再利用することができるものである。なお、支持部材4は、規正板31を貫通しており、規正板31によって回転を妨げられないのはいうまでもない。
また、塗料リサイクル機構7は、回収した塗料3の成分を測定すると共に、中空体2の内面に塗布される塗料3と同一の成分比率となるように、回収した塗料3に不足分の成分を補充した後、再度静電塗装用ノズル5に供給するようにしてある。具体的には、回収した塗料3の成分の測定及び不足分の成分の補充は、粉体成分調整装置34において行うことができる。すなわち、粉体成分調整装置34においては、分光光度計を用いることによって、回収した塗料3を構成する各成分の量を測定して成分比率を求め、この成分比率と塗料タンク13内の塗料3の成分比率とを対比して、両者の成分比率が同一であれば、回収した塗料3をそのまま粉体成分調整装置34から塗料タンク13に移送するようにしてあり、両者の成分比率が同一でなければ、回収した塗料3に不足分の成分を補充して、塗料タンク13内の塗料3の成分比率と同一にした後、この塗料3を塗料タンク13に移送するようにしてある。このようにすれば、回収した塗料3をそのまま再利用できない場合であっても、不足分の成分を補充するだけで再利用することができ、資源の有効活用を図ることができるものである。なお、図示省略しているが、塗料移送用チューブ35の途中に塗料移送用ポンプを設けてもよい。
上述した塗装装置を用いてランプ用バルブ等の中空体2の内面に被膜を形成するにあたっては、中空体2の内部に配置された静電塗装用ノズル5をあらゆる方向に回転させながら静電粉体塗装を行うようにしているので、従来の塗装装置に比べて工程を少なくすることができるものであり、また、中空体2の内面に塗料3を均一に塗布することができるものである。さらに、上記塗装装置は、塗料リサイクル機構7を具備しているので、余剰分の塗料3を廃棄しないで再利用することができるものである。
(実施形態2)
図2は本発明の実施の形態の他例を示すものであり、図示された塗装装置は、中空体2を回転させるための中空体回転機構37を備えている点において実施形態1の塗装装置と相違しており、その他の点において共通している。よって、共通点については説明を省略し、以下では相違点である中空体回転機構37について説明する。
本実施形態において、中空体回転機構37は、上述のとおり、中空体2を回転させるものであるが、これは次のようにして形成してある。すなわち、支持部材4の回転軸の延長線上に中空体回転用モータ38の回転軸が重なるようにして、帯電用シェード18の外側に中空体回転用モータ38を設けてある。中空体回転用モータ38の回転軸は、帯電用シェード18を貫通して内部に進入しており、上記回転軸の先端部には吸盤39を設けてある。そして、この吸盤39を中空体2の外面に吸着させた後、中空体回転用モータ38を正転又は逆転させると、これに伴って中空体2を図1の矢印ニで示す方向に回転させることができるものである。なお、図示省略しているが、中空体回転用モータ38を制御機構11と電気的に接続してもよい。
中空体2の内面に塗料3を塗布する際には、支持部材自転機構9によって支持部材4を図1の矢印ロで示す向きに回転させることによってこれと同じ向きに静電塗装用ノズル5を回転させると共に、この向きとは反対向きに中空体回転機構37によって中空体2を回転させるようにすると、静電塗装用ノズル5自体の回転スピードが遅くても、中空体2に対して相対的には静電塗装用ノズル5の回転スピードは速くなるので、中空体2を静止させておく場合に比べて、塗布効率を高めることができるものである。
(実施形態3)
図3は本発明の実施の形態のさらに他例を示すものであり、図示された塗装装置は、複数の静電塗装用ノズル5a,5b,5cが支持部材4の先端部に支持されている点において実施形態1、2の塗装装置と相違しており、その他の点において共通している。よって、共通点については説明を省略し、以下では相違点について説明する。
本実施形態において、支持部材4の先端部にはノズル支持板40を設け、このノズル支持板40に複数の静電塗装用ノズル5a,5b,5cが取り付けてある。静電塗装用ノズル5a,5b,5cの噴霧方向はそれぞれ異ならせているが、噴霧範囲の一部は相互に重なるようにして、塗り残しを防止している。このように、複数の静電塗装用ノズル5a,5b,5cはそれぞれ噴霧範囲が異なっているので、上述したようなノズル揺動機構8は具備する必要がない。また、各静電塗装用ノズル5a,5b,5cの先端部と中空体2の内面との距離は一致させておくのが好ましく、これにより、塗料3を一層均一に中空体2の内面に塗布することができるものである。
上記のように、複数の静電塗装用ノズル5a,5b,5cがそれぞれ噴霧方向を変えて支持部材4の先端部に支持されていると、支持部材自転機構9で支持部材4を回転させるだけで中空体2の内面に塗料3を塗布することができるものであり、1つの静電塗装用ノズル5をノズル揺動機構8で揺動させて塗装する場合に比べて、塗布効率を高めることができるものである。
なお、図3においては、制御機構11、帯電用シェード18、高電圧発生装置19、中空体回転機構37等は図示省略している。
(実施形態4)
図4は本発明の実施の形態のさらに他例を示すものであり、図示された塗装装置は、静電塗装用ノズル5がスリットノズル12である点において実施形態1〜3の塗装装置と相違しており、その他の点において共通している。よって、共通点については説明を省略し、以下では相違点について説明する。
本実施形態において、静電塗装用ノズル5は、その外面が中空体2の内面に沿うように形成してある。図4に示すものでは、中空体2の球状部2aの内面に塗料3を塗布するので、静電塗装用ノズル5の外面の少なくとも一部は、上記球状部2aの内面に沿うように湾曲して形成してある。そして、中空体2の内面に沿うように形成した外面に、塗料噴霧口であるスリット(図示省略)を穿設することによって、静電塗装用ノズル5がスリットノズル12として形成してある。ここで、スリットは、支持部材4の長手方向と平行になるように設けてある。
上記のように、静電塗装用ノズル5がスリットノズル12であると、支持部材自転機構9で支持部材4を回転させるだけで中空体2の内面に塗料3を塗布することができるものであり、1つの静電塗装用ノズル5をノズル揺動機構8で揺動させて塗装する場合に比べて、塗布効率を高めることができるものである。
なお、図3においては、制御機構11、中空体回転機構37等は図示省略している。
本発明の実施の形態の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態の他例を示す説明図である。 本発明の実施の形態のさらに他例を示す説明図である。 本発明の実施の形態のさらに他例を示す説明図である。 支持部材自転機構及び進退機構を説明するための説明図である。
符号の説明
1 開口部
2 中空体
3 塗料
4 支持部材
5 静電塗装用ノズル
5a 静電塗装用ノズル
5b 静電塗装用ノズル
5c 静電塗装用ノズル
6 ノズル回動機構
7 塗料リサイクル機構
8 ノズル揺動機構
9 支持部材自転機構
10 進退機構
11 制御機構
12 スリットノズル

Claims (6)

  1. 開口部を設けて形成される中空体の内面に塗料を塗布する塗装装置において、上記開口部を通じて中空体の内部に挿入される棒状の支持部材と、支持部材の先端部に支持される静電塗装用ノズルと、静電塗装用ノズルを回動させるノズル回動機構と、静電塗装用ノズルから噴霧された塗料のうち中空体の内面に塗布されずに残ったものを回収すると共にこの塗料を再度静電塗装用ノズルに供給する塗料リサイクル機構とを具備して成ることを特徴とする塗装装置。
  2. ノズル回動機構が、支持部材を含む面内において静電塗装用ノズルを揺動させるノズル揺動機構と、支持部材を回転軸として回転させる支持部材自転機構とで形成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
  3. 支持部材をその長手方向に進退させる進退機構と、静電塗装用ノズルの先端部と中空体の内面との距離を一定に保持するように、ノズル回動機構と進退機構とを連動させる制御機構とを具備して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗装装置。
  4. 複数の静電塗装用ノズルがそれぞれ噴霧方向を変えて支持部材の先端部に支持されて成ることを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
  5. 静電塗装用ノズルが、中空体の内面に沿うように形成されたスリットノズルであることを特徴とする請求項1に記載の塗装装置。
  6. 塗料リサイクル機構が、回収した塗料の成分を測定すると共に、中空体の内面に塗布される塗料と同一の成分比率となるように、回収した塗料に不足分の成分を補充した後、再度静電塗装用ノズルに供給することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の塗装装置。
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