JP2007000529A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】配水する洗浄水を浄化するための浄化装置が無理なく組み込まれ、完成された製品として市販可能なドラム式洗濯機を提供するとともに、外形寸法を大きくすることなく、洗濯機のフレーム内に浄化装置が良好に組み込まれた、実用的な製品として完成されたドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】ハウジング11内で、外槽12および回転ドラム槽13を、上方に斜めに配置する。そして外槽12の下面に、浄化装置の構成要素の1つである溶解装置41を取り付ける。一方、浄化装置の構成要素である貯水タンク47は、ハウジング11の底面寄りにハウジング11に固定する。このような溶解装置41および貯水タンク47の配置は、ハウジング11内における空き空間を利用して行うことができる。しかも、溶解装置41および貯水タンク47の配置が、ドラム式洗濯機の振動抑制効果を生じる。
【選択図】図3

Description

この発明は、回転ドラム槽を有するドラム式洗濯機に関し、特に、洗浄水を浄化して再利用するための機構を備えたドラム式洗濯機に関する。
なお、この明細書で「洗浄水」とは、洗いに使用する洗剤成分を多く含んだ水およびすすぎに使用する洗剤成分の少なくなった水の両方を含む、洗いまたはすすぎに用いられる洗濯用の水の意味で用いている。
洗濯機において、使用済の洗浄水を排水する際に浄化したり、浄化後の洗浄水を再利用するといった提案が、特許文献1や特許文献2においてなされている。
特許文献1に記載の洗濯機は、排水される洗浄水を電気分解するための電気分解装置を備えている。電気分解装置は、アルミニウム電極または鉄電極を有し、かかる電極を用いて使用後の洗浄水が直接電気分解され、浄化される。
特許文献2に記載の洗濯機は、水を電気分解するための電解装置と、電解装置で得られた電解水を使用済の洗浄水と混合する凝集装置と、凝集装置を経た洗浄水から凝集物を分離する濾過装置とを備えている。特許文献2に記載の洗濯機の浄水装置は、水を電気分解することで電解生成物を発生させ、凝集装置にて使用済の洗浄水に電解生成物を混合させ、電解生成物によって洗浄水中の界面活材や有機物等の汚染物質を凝集し、その後、濾過装置で凝集物を濾過するという構造になっている。
特許第3014658号公報 特開2001−286698号公報
特許文献1に記載された洗濯機は、いわゆる縦型の電気洗濯機であって、縦長の外槽下方にモータが配置されており、ハウジング内で外槽およびモータの占める割合が大きく、ハウジング内の空きスペースが狭い。しかも洗い、すすぎ時に、外槽にはドラム式洗濯機に比べて多くの水を溜めなければならない。それゆえ、大きな電気分解装置を洗濯機に組み込んで実用的な製品を作ることが困難である。
しかも、特許文献1に記載の洗濯機は、排水される洗浄水を直接電気分解するという構成であり、電気分解装置は大型のものが必要である。また、特許文献2にも指摘されているように、洗浄水を直接電気分解するやり方では、洗濯時に混入された糸くず等のため、電極のメンテナンスを頻繁に行わなければならず、しかも、電気分解時間を長くしなければ、効果的な凝集作用を得ることができないという課題もある。
一方、特許文献2に記載の洗濯機は、洗浄水とは別に準備された水を電気分解することによって電解生成物を発生させ、それを使用済洗浄水と混合することによって洗浄水を浄化するという発想は優れているが、かかる浄化装置を実際の洗濯機、特にドラム式洗濯機に組み込んで製品にするための構造的な技術課題を解決してはいない。
また、仮に実用的な洗濯機が構成されたとしても、特許文献2に記載の洗濯機は、洗いを終えた後の洗浄水およびすすぎを終えた後の洗浄水の双方を浄化するというものであり、洗い後の洗浄水には洗剤成分が多く含まれているため、長期運転においては凝集剤源となるアルミが多量に必要であり、アルミ電極の交換メンテナンス回数が増えるという課題がある。
この発明は、このような背景のもとになされたもので、排水する洗浄水を浄化するための浄化装置が無理なく組み込まれ、完成された製品として市販可能なドラム式洗濯機を提供することを主たる目的とする。
この発明は、また、外形寸法等を大きくすることなく、洗濯機のフレーム内に浄化装置が良好に組み込まれた、実用的な製品として完成されたドラム式洗濯機を提供することを他の目的とする。
請求項1記載の発明は、洗浄水を貯めることのできる外槽と、前記外槽内に設けられ、洗濯物を収容して、水平な、または水平に対して所定の角度範囲内で傾けられた横軸を中心に回転する洗濯・脱水槽としての横軸型回転ドラム槽と、前記外槽を支持しているフレームと、前記外槽から排水される洗浄水を溜めるための貯水タンクを有する浄化装置とを含み、 前記貯水タンクは、前記外槽の下方に設けられていることを特徴とするドラム式洗濯機である。
請求項2記載の発明は、前記浄化装置は、金属イオンが溶解した溶解水を作る溶解装置を有し、前記貯水タンク内で洗浄水および溶解水を混合することを特徴とする、請求項1記載のドラム式洗濯機である。
請求項3記載の発明は、前記溶解装置は、前記貯水タンクに対し、溶解水を重力によって流入させられる位置関係に設けられていることを特徴とする、請求項2記載のドラム式洗濯機である。
請求項4記載の発明は、前記横軸型回転ドラム槽は、前方が上向きに傾けられた斜め配置の回転ドラム槽であり、前記外槽の前方寄りの下方には、回転ドラム槽を斜め配置したことに伴う空間が生じており、前記溶解装置は、前記外槽の前方寄りの下方に生じた空間を利用して配置されていることを特徴とする、請求項3記載のドラム式洗濯機である。
請求項5記載の発明は、前記溶解装置は、前記外槽に取り付けられていることを特徴とする、請求項3または4記載のドラム式洗濯機である。
請求項6記載の発明は、前記溶解装置は、その重心が、前記外槽内の回転ドラム槽の回転中心よりも下方に位置するように取り付けられていることを特徴とする、請求項5記載のドラム式洗濯機である。
請求項7記載の発明は、前記貯水タンクは、外槽の下方に位置するフレームに固定されていることを特徴とする、請求項1記載のドラム式洗濯機である。
請求項8記載の発明は、前記溶解装置は、水道水を処理水として貯める処理槽と、前記処理槽内に配置された対をなす電極であって、少なくとも一方の電極が溶解性のある金属電極である電極対と、を含むことを特徴とする、請求項2〜7のいずれかに記載のドラム式洗濯機である。
請求項9記載の発明は、前記金属電極は、アルミニウム、鉄、マンガンもしくは亜鉛またはこれらの合金で作られた電極であることを特徴とする、請求項8記載のドラム式洗濯機である。
請求項10記載の発明は、前記貯水タンクは、凝集した汚れ成分が沈殿して溜まる汚れ成分貯留領域と、汚れ成分が沈殿した後の浄化水が貯まる浄化水貯留領域とを有し、前記浄化水貯留領域に、浄化水を再利用のために汲み出す汲み出し口が設けられていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載のドラム式洗濯機である。
請求項11記載の発明は、前記貯水タンクは底面が傾斜しており、前記汚れ成分貯留領域は、傾斜した底面の最も低い領域を含むことを特徴とする、請求項10記載のドラム式洗濯機である。
請求項12記載の発明は、前記貯水タンクの汚れ成分貯留領域には排出口が備えられ、排出口が開けられた状態で、貯水タンクへ洗浄水を導入する排水制御手段を含むことを特徴とする、請求項10または11記載のドラム式洗濯機である。
請求項13記載の発明は、前記ドラム式洗濯機は、乾燥装置と、乾燥装置が動作することにより生じる凝縮水または冷却水を前記貯水タンクへ導く経路と、を有することを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載のドラム式洗濯機である。
請求項1記載の発明によれば、横軸型回転ドラム槽を有するドラム式洗濯機において、回転ドラム槽が収容された外槽の下方に必然的に生じる空き空間を有効利用して、浄化装置に含まれる貯水タンクをフレーム内に無理なく組み込むことができる。
特に、ドラム式洗濯機が、回転ドラム槽が斜めに配置されたものの場合、回転ドラム槽の開口は、ユーザが洗濯物を出し入れし易いように、正面上方に位置される。このため、回転ドラム槽を取り囲んだ外槽は、洗濯機のフレーム内で斜めに配置されていて、しかも前方がフレームの上方寄りに取り付けられている。よって、外槽の下方、特に外槽の前方側下方とフレーム底面との間には比較的大きな空き空間が生じている。請求項1の発明では、この空き空間を有効に利用し、浄化装置が洗濯機のフレーム内に無理なく組み込まれている。
請求項2記載の発明のように、浄化装置が、金属イオンが溶解した溶解水を作る溶解装置を備えている場合、貯水タンク内で洗浄水および溶解水を混合することにより、金属イオン等により洗浄水内の汚れ成分が凝集されて沈殿し、沈殿分離による洗浄水の浄化を行うことができる。
請求項3記載の発明では、溶解装置の溶解水を貯水タンクに対して重力により流入させられるから、溶解水移動のためのポンプ等が不要であり、シンプルな構成とすることができる。
請求項4記載の発明では、いわゆる斜めドラム式洗濯機において必然的に生じる外槽の前方寄り下方の空き空間(側面視略三角形状の空間であり、前面から後方に向かって外槽の下面沿いに入り込んだ略くさび状の空間)を有効利用して、溶解装置を無理なく組み込むことができる。溶解装置は、外槽の下面前方に固定されてもよいし、ハウジングの前面または側面に固定されてもよいし、それら両方に固定されてもよい。あるいは、溶解装置の下方に配置されている貯水タンクに固定されてもよい。
請求項5記載の発明では、浄化装置のうちの溶解装置は、外槽に取り付けられている。外槽は、内部で回転ドラム槽が回転するとき、その回転により生じる振動を吸収できる構造であることが望ましい。外槽に溶解槽を取り付けると、外槽の重量が増し、回転ドラム槽の回転により生じる振動を吸収する性能が向上される。たとえば従来は、外槽にわざわざ重量物を取り付けて、外槽の振動吸収能力を向上させている場合があった。請求項5の発明では、かかる無駄な重量物は取り付けることなく、溶解装置の重量を利用して、外槽の振動吸収能力を向上させることができる。
請求項6記載の発明では、溶解装置の重心が回転ドラム槽の回転中心よりも下方に位置している。このため、溶解装置が取り付けられた外槽の振動吸収能力がより向上するという効果がある。
このように、請求項5,6の発明では、ドラム式洗濯機に浄化装置を組み込むことを工夫したことによって、洗浄水を浄化して再利用可能にするとともに、回転ドラム槽の回転により生じる振動を抑えるという相乗効果を達成したドラム式洗濯機となる。
請求項7の発明によれば、外槽の下方に位置するフレームに固定された貯水タンクには、回転ドラムが回転することにより生じる振動が伝わりにくく、貯水タンク内に溜められた水が振動で撹拌されることがほとんどない。かかる作用効果は、貯水タンクが不純物の沈殿により洗浄水を浄化する形式のものの場合に有利である。
また、貯水タンクは、その中に水が溜まった状態では、十分な重りとしての役割を果たす。このため、フレーム下方に固定された貯水タンクによって、ドラム式洗濯機全体の重心を低くすることができ、回転ドラム槽が回転しても、フレーム全体に伝わる振動が軽減され、回転ドラム槽の回転により生じる振動を低く抑えたドラム式洗濯機とすることもできる。
請求項8記載の発明では、溶解槽は、水道水を処理水としているため、電極が洗浄水中に含まれるリントや汚れで劣化されるおそれがない。電気分解は、電極対に対して1〜100Vの直流または交流電圧を印加することにより実現することができる。直流電圧を印加する場合は、溶解性のある金属電極を陽極とすればよい。交流電圧を印加する場合は、一対の電極の双方を溶解性のある金属電極にするのが好ましい。この場合は、双方の電極が交流により陽極として機能し、溶解水を効率良く作ることができる。
請求項9記載のように、電解装置の金属電極は、アルミニウム、鉄、マンガンもしくは亜鉛またはこれらの合金で作ることが、実用上好ましく、特に、アルミニウムまたは鉄で電極を作れば、より安価で装置を製造することができる。
請求項10記載の発明では、貯水タンクにおいて汚れ成分が分離された後の浄化水を次の洗濯等のために有効に再利用することができる。汲み出し口は、浄化水貯留領域に配置されているから、分離された汚れ成分が汲み出し口から進入することはない。
請求項11記載の発明では、貯水タンクの最底部に溜まった汚れ成分を、貯水タンクから残らず排出することが可能である。
請求項12記載の発明では、排出口を開くことにより汚れ成分貯留領域に溜まった汚れ成分を貯水タンクから排出できる。その際、貯水タンクへ洗浄水が導入されるから、汚れ成分が流動性に乏しくても、導入される洗浄水により汚れ成分は押し流されて排出口からスムーズに、残らず排出される。
なお、請求項11,12の発明において、貯水タンクから排出された汚れ成分は、たとえば排水経路に備えられたフィルタ等で濾して、廃棄汚泥等として回収するようにすればよい。
請求項13記載の発明では、乾燥装置により生じる凝縮水や冷却水も、貯水タンクに貯めて浄化することができ、凝縮水や冷却水の有効な再利用を図ることが可能である。
以上のように、この発明によれば、浄化装置が適切に組み込まれた、実用的なドラム式洗濯機を提供することができる。
図1は、この発明の一実施形態に係るドラム式洗濯機10の縦断面図である。また、図2は、ドラム式洗濯機10の正面図であり、内部の構成要素が一部破線で示された図である。
主として図1を参照して、ドラム式洗濯機10は、その外形がフレームとしてのハウジング11で区画されている。ハウジング11は、図2に示すように、正面形状が縦長の長方形状をした略直方体である。
ハウジング11内には外槽12が設けられており、外槽12内には回転ドラム槽13が配置されている。外槽12は前後方向に延びる中心軸14を有する円筒状をしている。回転ドラム槽13は、円筒状の外槽12内に同心状に収容されており、中心軸14を中心に回転自在に設けられている。外槽12および回転ドラム槽13の中心軸14は、前方が上方に傾くように、水平線に対して約10〜30°の範囲で傾けられている。
なお、この実施形態では、外槽12および回転ドラム槽13の中心軸14が、上述のように傾斜したいわゆる斜めドラム式洗濯機を例にとっているが、中心軸14が水平に延びている通常のドラム式洗濯機に対しても、この発明は適用できる。
外槽12の正面側端面15は、周面沿いのリング状をしており、その中央に大きな洗濯物出し入れ用の出入口16が形成されている。外槽12の出入口16に対応して、ハウジング11には、正面上方部に、円形の開口17が形成されている。開口17は、外槽12の傾きに対応して、後方へ傾いている。そして開口17と外槽12の出入口16との間は、たとえば弾性パッキン18で密閉されている。
開口17には、蓋19が開閉自在に装着されている。蓋19は、ハウジング11の開口17および外槽12の出入口16を開閉するとともに、回転ドラム槽13の洗濯物出入口20の蓋も兼用している。
回転ドラム槽13は、円筒状の周面板21と、出入口20が開口された前端面板22と、後端面板23とを含んでいる。周面板21には、ほぼ全周にわたって、多数の小孔24が穿孔されている。小孔24により、回転ドラム槽13の内部は外槽12内と連通している。回転ドラム槽13内には、周面板21の内壁から突出するように複数のバッフル25が備えられている。バッフル25は、後端面板23にも突設されていてもよい。バッフル25は、洗濯物を持ち上げるための突起である。
回転ドラム槽13は、後端面板23の後方に設けられたモータ26によって中心軸14を中心に回転されるようになっている。回転ドラム槽13の後端面板23には、中心軸14を中心に後方へ突出する回転軸27が備えられている。回転軸27の一部は、ブラケット28を介して外槽12の後端面板29に保持されている。外槽12の後端面板29の後方には、前述したモータ26が配置されている。モータ26はダイレクトドライブ(DD)モータであり、ステータ30はベアリング73を介して回転軸27を回転自在に保持しているとともに、ステータ30自身は外槽12の後端面板29に固定されている。ロータ31は回転軸27の後端にその中心部が固着されている。よってステータ30によってロータ31が回転されると、ロータ31の回転に伴って回転軸27および回転ドラム槽13が回転される。
ハウジング11のたとえば上面には、図示しない水道設備等が接続可能な給水口32が備えられている。給水口32には主給水管33の一端が接続されており、主給水管33の他端は洗剤容器34とつながっている。洗剤容器34は、外槽12の前方上部に形成された給水孔35と給水管36で連通されている。主給水管33の途中部には、第1バルブ37が備えられている。第1バルブ37を開くと、給水口32から主給水管33を通して供給される水道水は、洗剤容器37内に収容された洗剤を溶かしながら給水管36を通り、給水孔35から外槽12内に貯められる。外槽12に溜まった水は、回転ドラム槽13の周面板21に形成された多数の小孔24を通って回転ドラム槽13内に入り、回転ドラム槽13と外槽12の水位はほぼ等しくなる。
ハウジング11内には、さらに、風呂水ポンプ38が備えられている。風呂水ポンプ38は、パイプ39を介して図示しない風呂水を汲み上げ、給水管40、洗剤容器34および給水管36を介して給水孔35から外槽12内へ給水を行うものである。
この実施形態に係るドラム式洗濯機10の特徴の1つは、外槽12の後端面側に溶解装置41が取り付けられていることである。溶解装置41は、図2に示すように、外槽12および回転ドラム槽13の中心軸14の延長線上に中心があり、上下に長手の形状をしている。溶解装置41は、上下に長手の形状をした処理槽42と、処理槽42内に設けられた電極対43とを含んでいる。電極対43は、第1電極44および第2電極45を有し、スペーサ46で一定の間隔、たとえば5mm程度の間隔を開けて対向配置されている。この実施形態では、第1電極44および第2電極45は、双方共、アルミニウムで形成されている。
ハウジング11内には、さらに、貯水タンク47が設けられている。貯水タンク47は、外槽12の下方に配置されていて、ハウジング11の底部を構成するフレーム11Bに固定されている。貯水タンク47は、たとえばその容量が約30リットルである。貯水タンク47の内底面は、前方から後方に向かって下がり傾斜の傾斜底面48を含み、内底面後方に最も低い汚れ成分貯留領域49が形成されている。
この実施形態では、溶解装置41と貯水タンク47が浄化装置の構成要素であり、次のように配管されている。
外槽13には、最低位置に排水口50が形成されており、排水口50には排水管51aが接続されている。排水管51bは機外に延びている。排水管51aと51bとの間には、第2バルブ(排水バルブ)52が挿入されている。また、第2バルブ52から貯水タンク47に向かって分岐管53が設けられている。第2バルブ52は、排水方向を切り換え可能なバルブであり、閉状態、排水管51aから51bへと排水する状態、および、排水管51aから分岐管53を介して貯水タンク47へ流す状態とに切り換わる。
貯水タンク47には、その最低位に排水口54が連通され、排水口54は、第3バルブ55を介して排水管51bに合流している。
貯水タンク47内には、汲み出し装置56が配置されている。汲み出し装置56は、貯水タンク47に貯められた水を汲み出すための装置で、汲み出し口57および汲み出し口57に設けられたフィルタ75を含んでいる。フィルタ75は、たとえば、不織布、ろ紙、ガラス繊維などで作ることができる。汲み出し装置56には途中にポンプ59が備えられた汲み出し管58の下端が接続されている。汲み出し管58の上端は外槽12の給水孔35につながっている。
溶解装置41の上端には給水口61が形成されており、この給水口61は給水管60によって第1バルブ37と連通されている。溶解装置41の下端には、排水口62が形成されており、排水口62には第4バルブ63を介して貯水タンク47につながった給水路64が接続されている。給水路64は、また、後述する乾燥装置が動作することにより生じる凝縮水または冷却水を貯水タンク47へ導く経路としても機能するものである。
給水口32には、また、分岐路65の上端がつながっており、分岐路65の途中には第5バルブ71が介在されており、分岐路65の下端部は乾燥装置に冷却水を供給できるように、乾燥装置の乾燥風路66に接続されている。乾燥風路66内には、ファン67およびヒータ68が配置されている。
さらに、風呂水ポンプ38と貯水タンク47との間は給水管69でつながっていて、給水管69の途中部には第6バルブ70が介在されている。なお、図1における74は、ダンパーである。
上述した分岐管53、汲み出し管58および給水路64は、可撓性のあるフレキシブル管であることが好ましい。なぜなら、これらがフレキシブル管であれば、外槽12に生じる振動が貯水タンク47へは伝達されないからである。
図3は、この発明の他の実施形態に係るドラム式洗濯機80の縦断面図であり、図4は、ドラム式洗濯機80の正面図であって、内部の構成要素が一部破線で示された図である。
図3および図4に示すドラム式洗濯機80が、図1および図2に示すドラム式洗濯機10と異なる点は、溶解装置41が外槽12の後端面側ではなく、外槽12の下側に取り付けられていることである。すなわち、溶解装置41は、外槽12の外周面下側であって、外槽12の中心軸14を通る垂直面内にその中心が位置するように取り付けられ、外槽の中心軸14と平行な、前後方向に長手の形状をしている。溶解装置41は、斜め前後方向に長手の形状をした処理槽42と、処理槽42内に設けられた電極対43とを含んでいる。電極対43は、第1電極44および第2電極45を有し、スペーサ46で一定の間隔、たとえば5mm程度の間隔を開けて対向配置されている。この実施形態でも、第1電極44および第2電極45は、双方共、アルミニウムで形成されている。そして処理槽42には給水口61が形成されており、給水口61は給水管60を介して第5バルブ71とつながっている。この実施形態では、第5バルブ71は開弁方向を切り換えられる三方バルブとなっている。
処理槽42には排水口62が形成されており、排水口62には第4バルブ63を介して給水管64が備えられている。給水管64はフレキシブル管であり、貯水タンク47と連通されている。
ドラム式洗濯機80は、上述した構成以外は、前述したドラム式洗濯機10の構成と同様であるから、同一部分には同一番号を付してここでの説明は省略する。なお、図3における72は、冷却水落下管である。
ドラム式洗濯機10,80は、蓋19および開口17が斜め上方を向けられたいわゆる斜めドラム式洗濯機である。この種のドラム式洗濯機においては、開口17が、ユーザが洗濯物を出し入れし易い高さになるように設計されるため、外槽12および回転ドラム槽13も、ハウジング11内で上方寄りに斜めに配置される。そのため、ハウジング11内には、外槽12の下方に比較的大きな空き空間が生じる。
ドラム式洗濯機10では、外槽12の下方に生じる空き空間を有効利用して貯水タンク47が取り付けられ、ドラム式洗濯機80では、外槽12の下方に生じる空き空間を有効利用して、溶解装置41および貯水タンク47が取り付けられている。そして、外槽12に取り付けられた溶解装置41は、外槽12の全体重量を増加させ、しかもその重心を下方に変位させる。このため、外槽12内で回転ドラム槽13が回転する際、特に脱水回転をする際に、収容された洗濯物の偏在によって回転振動が発生しても、その振動を外槽12は良好に吸収することが可能となる。
一方、貯水タンク47はハウジング11の底面寄りに固定されており、ハウジング11全体の重心を低くしている。ハウジング11の重心が低いと、その上方寄りに配置された外槽12内で回転ドラム槽13が回転することにより振動が生じても、その振動によりハウジング11全体が不安定になったり、揺れたりすることを防止できる。
また、貯水タンク47がハウジング11の下方に取り付けられていると、回転ドラム槽13が回転することにより振動が生じても、その振動はハウジング11の下方に固定された貯水タンク47までは伝わりにくい。つまり、貯水タンク47はほとんど揺れることがない。そのため、貯水タンク47内で溶解液と洗浄水とが混合され、汚れ成分が凝集および沈殿作用によって洗浄水から分離する際に、当該沈殿分離が妨げられることはない。すなわち、貯水タンク47は揺れることがほとんどないから、溜められた洗浄水も揺れることなく、その中で汚れ成分の沈殿物が拡散したりすることがない。
上述の説明では、貯水タンク47はハウジング11の下方に固定され、溶解装置41は外槽12に固定された例を説明した。しかし、このような取付構造に限定されるものではない。溶解装置41は、外槽12ではなく、貯水タンク47に対して溶解水を重力によって導入できる位置であれば、外槽12以外に固定されていてもよい。たとえば、溶解装置41は、貯水タンク47の上方に固定されていてもよい。あるいは、貯水タンク47の側方寄りであっても、上述したように溶解装置41内の溶解水が貯水タンク47に落下できる位置関係であれば、貯水タンク47の側方に固定されていてもよい。あるいは、溶解装置41は、ハウジング11に固定されていてもよい。
図5は、ドラム式洗濯機10,80の動作を説明するための工程図である。次に、図5の工程図を参照しながら、ドラム式洗濯機10,80の動作について説明をする。
(1)洗い工程
ユーザは、蓋19を開け、回転ドラム槽13内に洗濯物を投入して、蓋19を閉じる。また、洗剤容器34内に洗剤を入れる。そして図示しないスタートボタンを押すと、ドラム式洗濯機10,80は、以下の洗い工程を開始する。
第1バルブ37により、主給水管33が開かれ、主給水管33、洗剤容器34、給水管36および給水孔35を介して外槽12に洗浄水が供給される。このとき、第2バルブ52は閉じられていて、外槽12および回転ドラム槽13内に洗浄水が溜まる。所定量の洗浄水が供給された後、第1バルブ37が閉じられ、モータ26によって回転ドラム槽13が回転される。この回転に伴い、バッフル25によって回転ドラム槽13内の洗濯物が持ち上げられ、落下されて、洗いが行われる。
洗い終了後、第2バルブ52が開かれて排水管51aと51bとが連通され、外槽12内の洗浄水が機外へ排水される。洗浄水排水後、モータ26によって回転ドラム槽13が脱水回転(高速回転)され、洗濯物に含まれる洗浄水が脱水される。
上述の洗い工程において、外槽12に供給する水は、水道水とせず、風呂水ポンプ38を駆動して、風呂水が供給されるようにしてもよい。
(2)すすぎ1工程
第2バルブ52が閉じられ、第1バルブ31が開かれて、主給水管33、洗剤容器34、給水管36および給水孔35を介して外槽12に所定量のすすぎ水が供給される。そしてモータ26により回転ドラム槽13が回転され、回転ドラム槽13内の洗濯物がすすがれる。すすぎ終了後、第2バルブ52が開かれ、排水管51aと51bとが連通される。これにより、外槽12内のすすぎが終わった後の洗浄水は機外へ排水される。
外槽12のすすぎ水が排水された後、モータ26によって回転ドラム槽13が脱水回転され、洗濯物に含まれるすすぎ水が脱水される。
すすぎ1工程においても、外槽12に供給する水は水道水とせず、風呂水ポンプ38を駆動して、風呂水が供給されるようにしてもよい。
(3)すすぎ2工程
ドラム式洗濯機10,80におけるすすぎ2工程では、第2バルブ52が閉じられ、第1バルブ37が開かれて、主給水管33、洗剤容器34、給水管36および給水孔35を介して外槽12に水道水が供給される。所定量の水道水供給後、第1バルブ37が閉じられ、モータ26によって回転ドラム槽13がすすぎのために回転される。すすぎ回転終了後、第2バルブ52が切り換えられ、排水管51aと分岐管53とが連通される。これにより、外槽12内のすすぎが終わった後の洗浄水は貯水タンク47に溜められる。このとき、第3バルブ55は閉じられている。
外槽12のすすぎ水が排水されて貯水タンク47に溜められた後、モータ26によって回転ドラム槽13が脱水回転され、洗濯物に含まれるすすぎ水が脱水される。この水も貯水タンク47に溜められる。
(4)浄化工程
洗い工程実行中、すすぎ1工程実行中またはすすぎ2工程実行中において、ドラム式洗濯機10では第1バルブ37が、ドラム式洗濯機80では第5バルブ51が開かれ、水道水が給水管61を通じて処理槽42に貯められる。このとき、第4バルブ64は閉じられている。溶解装置41では、処理槽42に所定量の水道水が溜まった後、電極対43に図示しない電源回路によって電源が印加される。この実施形態では、1〜100Vの直流が電極対43に印加され、これにより、陽極のアルミニウム電極が溶解して、アルミニウムイオンが溶解したアルミ溶解水が生成される。この実施例のように、溶解装置41は、水道水を電気分解するため、処理槽42内に貯められる水が、特許第3014658号のように、洗濯時に混入した糸くずや汚れ等を含んでいない。従って電極対43の電気分解性能が糸くずや汚れ等により劣化される心配はない。溶解水を作る工程は、洗い工程、すすぎ1工程またはすすぎ2工程と並行して行われる。
貯水タンク47にすすぎ工程2で使用されたすすぎ水が被浄化水として貯められた後、あるいは、貯める処理と一緒に第4バルブ63が開かれ、給水路64を介して貯水タンク47に溶解水が供給される。貯水タンク47において、すすぎ水と溶解水とが混合されることにより、すずき水中の汚れ成分は、溶解水に含まれるアルミニウムイオン等により凝集され、沈殿する。
この現象を、電気化学反応式を用いて示すと次の通りである。
溶解装置41では、陽極(第1電極)44の周囲で下記のような電気化学反応が起こる。
Al→Al3++3e-
Al3++3H- →Al(OH)3
つまり、陽極である第1電極44のアルミニウムイオンが溶出し、不溶性の金属水酸化物である水酸化アルミニウムが生成される。生成された金属水酸化物(水酸化アルミニウム)は、水より比重が大きいため、貯水タンク47ですすぎ水と混合されたとき、貯水タンク47の底部に沈殿する。すすぎ水には、界面活性剤や洗濯物から分離した有機物(汚れ)が含まれているが、一般的に、それら界面活性剤や有機物は帯電をしている。このため、溶出したアルミニウムイオンや水酸化アルミによって凝集され、水酸化アルミニウムと共に沈殿することとなる。このようにして、貯水タンク47内の水に含まれる汚れ成分を分離することができる。
貯水タンク47内には、撹拌翼が備えられていてもよい。撹拌翼を設けると、貯水タンク47内において、すすぎ工程後の被処理水とアルミ溶解水との混合、撹拌が効率良く行える。なお、撹拌翼を設けた場合、撹拌は数分間で十分である。
貯水タンク47において被処理水とアルミ溶解水とが混合されると、凝集浄化が始まり、約1時間後、貯水タンク47の汚れ成分分離領域49に汚れ成分が凝集沈殿する。
よって、汚れ成分が分岐された貯水タンク47内の浄化水は、次回の洗濯のために使用することができる。
なお、貯水タンク47の浄化水が次回すすぎ1のために汲み出された後、その次回すすぎ1が終了した際、外槽12から次回すすぎ1終了後の洗浄水を排水する際に、第2バルブ52を切り換えて排水管51aと分岐管53とを連通させ、洗浄水が貯水タンク47内に入るようにする。その際、第3バルブ55を開いておく。そうすることで、次回すすぎ1終了後の洗浄水は貯水タンク47を経由して排水口54から排水管51bを通って機外へと排出されるが、そのときに、汚れ成分貯留領域49に溜まっている汚れ成分を一緒に流し出す。それゆえ、貯水タンク47内の汚れ成分が残らず排出され、貯水タンク47は次の洗浄水を溜めるためにきれいな状態に準備できる。
なお、排水管51bから機外へ排出される汚れ成分は、フィルタ等で捕獲し、廃棄物やごみとして処理するようにすればよい。
(5)乾燥工程
脱水終了後、乾燥工程が行われる。乾燥工程では、ファン67およびヒータ68がオンされて、回転ドラム槽13内の空気が乾燥風路66を通って循環される。また、モータ26によって回転ドラム槽13が乾燥回転される。乾燥風路66を巡回する空気は湿気を含んだ高温の空気であり、この高温の空気を冷却して、空気中の水分を熱交換により除去するため、第5バルブ71が開かれ、乾燥風路66に水道水が供給される。水道水の供給により、乾燥風路66内を通る湿った高温の空気が冷却され、その際熱交換によって空気中の水分が水滴として凝集する。そして供給された水道水および凝縮した凝縮水は給水路64を通って給水タンク47に溜まる。
以上説明した実施形態では、ドラム式洗濯機における洗いまたはすすぎの使用水量が30リットル程度であることを前提に説明した。ところで、実際のドラム式洗濯機において現状使用されている洗いまたはすすぎに用いる洗浄水は25リットル前後と少なめである。そこで、この発明に係る浄化装置の貯水タンクを、約50リットルの貯水タンクとし(50リットルの貯水タンクは、ドラム式洗濯機10のフレーム下方内の空き空間を利用して組み込むことが可能である。)、1回のすすぎ工程で使用された洗浄水だけでなく、たとえばすすぎ1工程で使用された洗浄水およびすすぎ2工程で使用された洗浄水という2回のすすぎ工程で使用された洗浄水を溜め、その洗浄水を浄化することによって、次回の洗い工程およびすすぎ1工程に再利用する構成としてもよい。かかる構成にすれば、より節水効果の高いドラム式洗濯機とすることができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
この発明の一実施形態に係るドラム式洗濯機10の縦断面図である。 ドラム式洗濯機の正面図であり、内部の構成要素が一部破線で示された図である。 この発明の他の実施形態に係るドラム式洗濯機80の縦断面図である。 ドラム式洗濯機80の正面図であり、内部の構成要素が一部破線で示された図である。 ドラム式洗濯機10,80の動作を説明するための工程図である。
符号の説明
10,80 ドラム式洗濯機
11 ハウジング
12 外槽
13 回転ドラム槽
41 溶解装置
42 処理槽
43 電極対
44 第1電極
45 第2電極
47 貯水タンク
49 汚れ成分貯留領域
56 汲み出し装置

Claims (13)

  1. 洗浄水を貯めることのできる外槽と、
    前記外槽内に設けられ、洗濯物を収容して、水平な、または水平に対して所定の角度範囲内で傾けられた横軸を中心に回転する洗濯・脱水槽としての横軸型回転ドラム槽と、
    前記外槽を支持しているフレームと、
    前記外槽から排水される洗浄水を溜めるための貯水タンクを有する浄化装置とを含み、 前記貯水タンクは、前記外槽の下方に設けられていることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記浄化装置は、金属イオンが溶解した溶解水を作る溶解装置を有し、前記貯水タンク内で洗浄水および溶解水を混合することを特徴とする、請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記溶解装置は、前記貯水タンクに対し、溶解水を重力によって流入させられる位置関係に設けられていることを特徴とする、請求項2記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記横軸型回転ドラム槽は、前方が上向きに傾けられた斜め配置の回転ドラム槽であり、
    前記外槽の前方寄りの下方には、回転ドラム槽を斜め配置したことに伴う空間が生じており、
    前記溶解装置は、前記外槽の前方寄りの下方に生じた空間を利用して配置されていることを特徴とする、請求項3記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記溶解装置は、前記外槽に取り付けられていることを特徴とする、請求項3または4記載のドラム式洗濯機。
  6. 前記溶解装置は、その重心が、前記外槽内の回転ドラム槽の回転中心よりも下方に位置するように取り付けられていることを特徴とする、請求項5記載のドラム式洗濯機。
  7. 前記貯水タンクは、外槽の下方に位置するフレームに固定されていることを特徴とする、請求項1記載のドラム式洗濯機。
  8. 前記溶解装置は、
    水道水を処理水として貯める処理槽と、
    前記処理槽内に配置された対をなす電極であって、少なくとも一方の電極が溶解性のある金属電極である電極対と、
    を含むことを特徴とする、請求項2〜7のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  9. 前記金属電極は、アルミニウム、鉄、マンガンもしくは亜鉛またはこれらの合金で作られた電極であることを特徴とする、請求項8記載のドラム式洗濯機。
  10. 前記貯水タンクは、凝集した汚れ成分が沈殿して溜まる汚れ成分貯留領域と、汚れ成分が沈殿した後の浄化水が貯まる浄化水貯留領域とを有し、
    前記浄化水貯留領域に、浄化水を再利用のために汲み出す汲み出し口が設けられていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
  11. 前記貯水タンクは底面が傾斜しており、前記汚れ成分貯留領域は、傾斜した底面の最も低い領域を含むことを特徴とする、請求項10記載のドラム式洗濯機。
  12. 前記貯水タンクの汚れ成分貯留領域には排出口が備えられ、
    排出口が開けられた状態で、貯水タンクへ洗浄水を導入する排水制御手段を含むことを特徴とする、請求項10または11記載のドラム式洗濯機。
  13. 前記ドラム式洗濯機は、
    乾燥装置と、
    乾燥装置が動作することにより生じる凝縮水または冷却水を前記貯水タンクへ導く経路と、
    を有することを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載のドラム式洗濯機。
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