JP2007000235A - 超音波診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのファンクションキーに複数の機能を割り当てる場合に簡単な操作で容易にその機能の一つを選択し実行することができるように改善する。
【解決手段】操作卓11上にファンクションキー20と切換キー30とが並べられており、ファンクションキー20の一つを押すと、画像モニタ装置12の表示画面下端にそのファンクションキーに割り当てられた複数機能が一覧表示され、切換キー30の操作により前後に切り換えることができるようになっており、その切り換えられて選択状態となった機能がハイライト表示される。
【選択図】図1

Description

この発明は、超音波を用いて生体内の画像情報等の診断情報を取得する超音波診断装置に関する。
超音波診断装置は、超音波プローブから発生した超音波を患者身体内に入射し、その反射波を超音波プローブで受信してその受信信号を処理することによって、患者身体内の特定断層面での画像情報や血流速度情報などのさまざまな診断情報を得るもので、多数の選択可能な機能を備えている。その機能は、通常、ファンクションキーを操作することによって選択されるようになっており、ユーザが日ごろ使用する機能をファンクションキーに割り当てることができるようになっている。その機能を複数登録するには複数のファンクションキーが必要であり、たとえばF1、F2、…、F8の8個のファンクションキーの各々に1つずつ機能を割り当てるとすると、ユーザはそれらのファンクションキーを順番に押して複数の機能を順次起動させる。
この場合、各ファンクションキーに登録されている機能は、ある程度ワークフローに沿ったものとなっているが、キー数に限りがあるため、上記の例では8個に制限される。あるいはファンクションキーの1つ、たとえばF8キーをページ切換用のキーとして割り当てるとしても、14個の機能しか登録できない。
また、従来の超音波診断装置として、下記の特許文献1に示されたものでは、画像条件等の観察条件を設定するためのファンクションキーを押すと関連した観察条件の項目が検索されて、その検索された項目が一覧表示され、トラックボールの操作あるいはタッチコマンドスクリーンへの接触により、設定したい項目の指定ができるようになっている。
特開平06−105838号公報
さらに、下記の特許文献2で示された超音波診断装置には、ステイタスウインドウ内に多数の機能が一覧表示され、その一つを選択すると、その機能が起動されることが記載されている。
特開2001−137237号公報
しかしながら、これらの特許文献1、2に示された超音波診断装置は、構成が複雑であるとともに、各機能を選択することが簡易にできないという問題がある。
この発明の課題は、1つのファンクションキーに複数の機能を割り当てる場合に簡単な操作で容易にその機能の一つを選択し実行することができるように改善した超音波診断装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、この発明による超音波診断装置においては、複数の機能が割り当てられるファンクションキーと、これらの複数機能を切り換える切換キーと、上記複数機能の画像モニタ装置画面への表示と切換キー操作に応じた上記の複数機能の切り換え表示とを制御するとともに、実行入力に応じて切換・選択された機能の実行命令を発生するファンクション制御手段とが備えられることが特徴となっている。
ファンクションキーに割り当てられた複数機能を切り換えるための切換キーが別途設けられており、この切換キーを操作すると、画像モニタ装置の画面の下部等に表示された複数機能が順次切り換えられ、たとえばハイライト表示される。こうして選択された状態で実行入力を行えばその機能の実行命令が発生させられる。そのため、1つのファンクションキーに複数の機能を割り当てる場合に、構成が簡単で、きわめて容易にその機能の一つを選択・実行することができるようになる。
つぎに、この発明を実施した超音波診断装置について図面を参照して説明する。
この発明の一実施例にかかる超音波診断装置は、図1に示すように、操作卓11と、液晶表示装置などからなる画像モニタ装置12とを備えている。画像モニタ装置12は、撮影したBモード画像(特定断層面の画像)を表示したり、血流速度の時間変化を表わしたりする。操作卓11には種々のキーなどが並べられている。ファンクションキー20と、切換キー30とが操作卓11の盤面上手前側などの比較的操作し易い位置に配置されている。
ファンクションキー20は、図2に示すように、ここではF1、F2、…、F8の8個のファンクションキー21、22、…、28からなる。切換キー30は、「バック」キー31、「リピート」キー32、「ネクスト」キー33からなる。
図3は、この実施例にかかる超音波診断装置の全体の概略的構成を示すブロック図である。超音波プローブ41は超音波振動子(圧電素子)を並べたもので、その各々に送受信回路42から駆動パルスを与えて超音波を発生させる。またこの超音波プローブ41が超音波を受信して各超音波振動子から受信信号が生じたとき、その受信信号を送受信回路42に入力する。送受信回路42は、各振動子に与える駆動パルスの遅延制御を行うとともに、各振動子からの受信信号を遅延制御して加算する。これにより送波および受波の両方で超音波ビームのフォーカス、指向性などを電子的に制御する。
送受信回路42を経た受信信号は、信号処理回路43に送られて、ゲイン調整処理、直交検波処理、フィルタ処理、Log圧縮処理、ダイナミックレンジ調整処理、エンハンス処理などを受け、その後、表示回路44へと送られ、さらに画像モニタ装置12に送られる。こうして、たとえば患者身体の特定断面での断層画像であるBモード画像などが画像モニタ装置12の表示画面に表示されることになる。
制御回路45は、送受信回路42、信号処理回路43、表示回路44など全体を制御するもので、操作卓11からの入力に応じて動作する。
この制御回路45には、図4に示すようなファンクション制御回路51が含まれている。このファンクション制御回路51はファンクションキー20や切換キー30の操作に応じて表示回路44に信号を送ることによって画像モニタ装置12の表示画面における表示を制御するとともに、実行キー52の操作に応じてファンクション実行コマンドを送受信回路42や信号処理回路43等に出力する。さらに、ユーザがよく使う機能を任意に登録することができるように制御し、登録画面を表示させ、その画面上でのファンクションの指定に応じて特定のファンクションキーにその機能を割り当てる。割り当て可能なファンクションとしてはキーボード上のキーから入力可能な「FREEZE」機能や「PRINT」機能あるいはメニューから選択するメニュー項目などである。
それぞれ複数の機能が割り当てられているファンクションキー21〜28のいずれかを押すと、図5(a)のような表示がたとえば画像モニタ装置12の表示画面下端に現れる。その押されたキーに割り当てられた複数のファンクションが横方向に並べられて一覧表示されるとともに、現在選択状態となっているDISTANCE機能(距離計測機能)がたとえばハイライトなどで示される(図では網掛けとして表現している)。ここで「バック」キー31を押すと、図5(b)に示すように、1つ前の機能(図ではFREEZE機能)に切り換えられてこの機能がハイライト表示される。図5(a)のまま「リピート」キー32を押すと、DISTANCE機能(距離計測機能)が選択状態となる。「ネクスト」キー33が押されると、図5(c)のようにつぎの機能(図ではPRINT機能)に切り換えられる。
こうして選択された機能がハイライト表示などにより他の機能と区別されて表示され、この状態で操作卓11上で別途設けられた実行キーを押すことにより、その選択された機能の実行を指示するファンクション実行コマンドが発生させられることになる。このように、ユーザは切換キー31〜33を操作することによって各機能を選択し、その機能を順番に起動させることができる。
なお、上記の説明はこの発明の一実施例に関するものであって、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で、具体的な構成などは種々に変更できることはいうまでもない。たとえば、ここではファンクション制御回路51を制御回路45内に設けるものとしたが、これはソフトウェアで構成し、制御回路45内で動作するプログラムの一部に組み込むようにすることもできる。他の構成についてもハードウェア的に表現したものでもソフトウェアで実現可能である。また、上記ではファンクションキーの一つを押したときの機能一覧表示が画像モニタ装置12の表示画面下端に現れるとしているが、この場所に限らず、表示画面上端などの他の位置に現れるようにすることもできる。さらに選択された機能がハイライト表示されるとしているが、色を変えて表示するなど他と区別できるように表示してもよい。
この発明にかかる超音波診断装置によれば、ユーザがよく使うものとして1つのファンクションキーに割り当てられている複数機能を一覧表示し、その複数機能を切換キーで簡単に切り換えることができるようにしたため、多数の機能を選んで実行することが容易にできるようになる。
この発明の一実施例にかかる超音波診断装置の模式図。 同実施例の操作卓におけるファンクションキーと切換キーの配列を拡大して示す平面図。 同実施例の全体構成を示すブロック図。 同実施例におけるファンクション制御部分を示すブロック図。 同実施例における機能の表示例を示す図。
符号の説明
11…………………………操作卓
12…………………………画像モニタ装置
20、21〜28…………ファンクションキー
30、31〜33…………切換キー
41…………………………超音波プローブ
42…………………………送受信回路
43…………………………信号処理回路
44…………………………表示回路
45…………………………制御回路
51…………………………ファンクション制御回路
52…………………………実行キー

Claims (1)

  1. 複数の機能が割り当てられるファンクションキーと、これらの複数機能を切り換える切換キーと、上記複数機能の画像モニタ装置画面への表示と切換キー操作に応じた上記の複数機能の切り換え表示とを制御するとともに、実行入力に応じて切換・選択された機能の実行命令を発生するファンクション制御手段とを備えることを特徴とする超音波診断装置。
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