JP2006528622A - 軟組織の損傷の処置 - Google Patents

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Abstract

本発明の治療薬は、その部分を壊死した組織をなくしてクリーンにし、化膿性炎症疾患中の痛みの症状を小さくするのはもとより、病巣周囲の浮腫及び湿潤物の減少を促進させる。本治療薬を、病院内及び現場環境の両方で適用することができる。

Description

本発明は、医薬分野、特に外科に関する。そして本発明は、軟組織の化膿した炎症性損傷における処置に使用することができる。
当技術分野において、外傷のコーティング及びその調製方法について知られている(特許文献1、A61L 15/30、1997)。このコーティングは、フッ化ゴムと、特定の比率で組合わせた植物由来の水溶性多糖類から作成された多層フィルムである。このコーティングは、フッ化ゴムラテックスと多糖類の水溶液を均一に混合し、次いで得られた固まりを平面上で延ばして、乾燥させることにより得られる。
当技術分野において、外傷を治療するための治療薬が知られている(特許文献2、A61L15/24、1995)。この治療薬は、粒度10〜1500μmであり、また以下の群である殺菌剤、タンパク分解酵素、及び局部麻酔薬から選択される医薬をも含む乾燥粉末として、ビニルアルコール、酢酸ビニル、及びグルタール酸ビニルのコポリマーから調製される。
当技術分野において、感染した外傷の治療方法が知られている(特許文献3、A61K 39/106、1994)。この方法は、外傷の外科的及び機械的処置をすること、次いで排膿ならびに洗浄をすること、そして、修復外科手術と局所的薬物療法を行うことを含む。洗浄は、ピラスチン(pilasitin)溶液で、0.25〜0.8投与/mLを3〜5日にわたり、1日に1回処置することにより行われ、これに対して局所療法は、5〜8日にわたり、24〜48時間、同じ濃度のピラスチンの水溶液を浸した包帯を巻くことにより行われている。
滲出段階中の局所的に化膿した外傷を治療する目的で、高浸透圧(hyper−osmolar)特性を有する化合物が、外傷から包帯に外傷の分泌物を流出させるのを促進するために使用できることが知られている(非特許文献1)。一般的に流通している高張溶液の中で、10%NaCl溶液が知られている。この方法は、当初1890年にM.Ya.Preobrazhenskyにより科学的な根拠が示され、W.E.Wright診療所で実験的にも臨床的にも研究された(非特許文献2)。
上述した治療薬の欠点は、外傷の滲出液により希釈され、すぐに乾燥すること(2〜3時間)に起因して治療効果が短時間であり、頻繁に(1日に少なくとも3回)包帯を交換する必要があることである。
当技術分野において、化学的に混交されたポリマー、例えばゲレビン(gelevin)に基づく顆粒状吸着剤を使用した化膿している外傷の治療方法が知られている(非特許文献3)。
主な不便さは、吸着剤の浸透特性が低いか、中程度であること、また、大半の吸着が接触してから最初の数分で行われ、次いで著しく低下し、日に何度も包帯の交換を繰り返す必要があるということである。
露国特許発明第2091082号明細書 露国特許発明第2115436号明細書 露国特許発明出願第94033866/14号明細書 Wounds and Wound Infections.Manual for Doctors. Eds.M.I.Kuzin,B.M.Kostyuchenok,Moscow,Medicine, 1990,P.281 Struchkov,V.I.;Grigoryan,A.V.;Gostishchev,V.K.,Festering Wound, Moscow, Medicine,1975、pp.166−168 Theory and Practice of the Local Healing of the Festering Wounds, Ed.B.M.Datsenko,Kiev,Health,1995,pp.175−177
本発明が目標とする解決策のための課題は、外傷の治療プロセスの主要段階の時間枠を減少させること、及び外傷において必要とされる薬物濃度を長く持続させることによって、軟組織の化膿した炎症性損傷を有する患者の入院処置期間を短縮させることを含む。
設定された問題は、以下のような方法で取り組まれてきた。
軟組織の化膿した炎症性損傷を治療する治療薬はポリマーを含み、且つマイクロ顆粒の外観を有している。その基質(matrix)は、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、ペクチン、カラゲニン、寒天、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩、アクリル酸とアクリル酸ブチルとのコポリマー、及びそれらの混合物からなる群から選ばれる少なくとも一つの架橋性ポリマーと、ならびに高浸透圧性物、殺菌剤、麻酔剤、および所望であれば、抗酸化剤の添加剤とから、以下の割合(重量%)で構成され、同時に、この粒子は500〜3000μmのサイズを有し、球形または球形状に近い形である。
Figure 2006528622
高浸透圧性化合物として、本治療薬は、塩化ナトリウム(NaCl),もしくは塩化マグネシウム(MgCl)、又は海塩を含む。殺菌剤として、本治療薬は、リドカイン又はニタゾール(nitazole)を含む。麻酔薬として、本治療薬は、リドカイン、もしくはトリメカイン(trimecaine)、又はピロメカイン(pyromecaine)塩酸塩を含む。抗酸化剤として、本治療薬は、オリフェン(olifen)、カルナシン(carnasine)、エモキシピン(emoxipine)を含む。
抗菌性、抗炎症性、脱感作性及び解毒性療法と共に上述の治療薬を使用する軟組織の化膿した炎症性損傷を処置する方法は、手術後又は新しい外傷を経て化膿した炎症性損傷の中にマイクロ顆粒を置く工程、外傷の空洞の半分以上の容積を充填し、次いで外傷の排膿を行う工程、2〜3日にわたって日に一度、顆粒と共に無菌包帯を取り替える点で特異である。
提案する治療薬MIKPOLは、マイクロ顆粒を含むさらさらした粉末の外観を有する。マイクロ顆粒は、ポリマー基質と機能性添加物から構成され、該機能性添加物は、化膿した炎症性損傷において局所的な高浸透圧性作用を引き起こす塩が主成分であり、さらに麻酔性化合物及び殺菌性化合物が両方あるいは別々に含まれる。該顆粒は、提案する組成物を顆粒化し、次いで乾燥及び殺菌することにより得られる。本来の形状ではなく、顆粒形状の上述の構成成分を適用することにより、何よりもまず、カプセル化された活性成分、塩の作用を持続させるという一般的な効果が提供される。さらに、塩とポリマー基質の割合を変えることにより、また、ポリマー基質の架橋の程度を変化させることにより、顆粒から外傷に対して構成成分(塩)の放出速度を調整することができる。このことは、放出動態、それに続くin vitroでの溶液外部における塩濃度を変化に関する研究により支持されている。マイクロ顆粒の構成成分として麻酔性化合物を使用することにより、痛みの閾値が小さくなり、痛みの症状を和らげる。
MIKPOLは、外科的開口部又は新しい外傷を経て、化膿した炎症性病巣又は外傷へ直接的に導入される。外傷の中に置かれたマイクロ顆粒が滲出液によって浸漬されるプロセスにおいて、マイクロ顆粒構成成分の混合物は損傷の中に放散し、次いで、細胞間液及び血漿と比較して高い浸透圧を維持する。これにより、病巣周囲部分から直接的に化膿した空洞まで、さらにドレナージを経て包帯に至るまで組織液の求心的な流れが提供され、炎症を起こした組織から余分な液体と代謝産物の排出を促進して、隣接の組織を膨潤させ、浮腫の軽減を促進する。したがって、それにより炎症部位の微小循環を回復させるための状況が改善され、免疫保護に関する体液系又は細胞系の新鮮な構成成分の流入が刺激されて、そしてまた、非経口で投与され、そして血管系から供給される薬物の濃度も増加する。そのときのマイクロ顆粒の活性は予備成形された顆粒中の架橋性ポリマー化により調整され、それにより、少なくとも24時間の間にわたり、微小成分に安定的分散性を持たせることができる。さらに、マイクロ顆粒は、外傷の滲出液から著しい量の内部毒素及び外部毒素を吸収し、また凝血性(hemo−stastic)効果、麻酔性効果、及び殺菌性効果を助ける能力を有する。
物理化学的特性ならびに治療特性の研究を行うことにより、我々は、異なる含有量の添加物と異なる架橋ポリマー化パターンを有するポリマーマイクロ顆粒を組合わせることで、少なくとも24時間の間にわたり環境に対して均一な分散速度を提供しうる高浸透圧性構成成分の経時的活性を調整することができると結論付けた。ポリマー鎖間に安定的な化学結合を有することにより、顆粒は安定的な形態を保つことができ、それらの相互接着性が低いことを考えると、顆粒内部の空間を経て、放出された滲出液の包帯への非閉塞的流入を可能とできる。このことは、外傷の表面上でゲル層を形成し続ける既知の類似物と区別するのに好ましく、したがって、一般的に著しい滲出を伴う化膿した炎症に対して決定的に有利な点を明示している。MIKPOLによる処置は、炎症プロセスの最初の段階において、化膿した外傷の目立った滲出症状が完全に終了するまで行われる。
MIKPOLによる処置方法は、抗菌性、抗炎症性、脱感作性、及び解毒療法という一般的な経路を伴って行われる。マイクロ顆粒を、外傷又は化膿性の病巣の容積の約半分を埋めるように、新しい外傷又は化膿性の壊死した病巣中に導入する。次いで、その空洞を既知の方法により排膿し、無菌包帯を巻く。包帯と顆粒は、続く2〜4日間にわたり、1日に1回取り替えられる。特に滲出が多い場合:それは包帯がずぶぬれになることにより判断されるが、包帯を1日2回取り替えることもある。治療用途の幅を、任意の薬物の顆粒中へ相補的に組み込むことにより広げてもよい。この治療薬は、臨床環境及び現場環境の両方で使用されてもよい。特に重要であるのは、緊急事態において、ならびに国防省及び緊急事態省(Ministry of the Extreme Situations)の医療部隊においてテロリスト攻撃の犠牲者のために利用することができること、また、保健省により入院患者又は外来患者の異なる部位の外傷における化膿した炎症の合併症を処置するために利用することができることである。MIKPOLにより、患者の処置は質的に改善され、機械的及び銃で受けた外傷の場合に化膿した敗血性合併症の数が減少され、リハビリテーションの時間が短縮され、そしてまた、保健省及び緊急事態省の外科部門における患者の看護に携わる医療職員に対する労働割当を減少することができる。
(本発明の要旨)
1. 軟組織の化膿した炎症性損傷の処置のためのポリマーを含む治療薬は、それがマイクロ顆粒であって、その基質が、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、ペクチン、カラゲニン、寒天、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩、アクリル酸とアクリル酸ブチルのコポリマー、及びそれらの混合物から成る群から選択される少なくとも一つの架橋性ポリマーと、高浸透圧性物、殺菌剤、麻酔剤、及び所望であれば抗酸化剤である添加物とから、以下の割合(重量%)で構成され、この顆粒が500〜3000μmの粒径を有し、球状又は球状に近い形をしている点で特異である。
Figure 2006528622
2. 上記1.に記載の治療薬は、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化マグネシウム(MgCl)、又は海塩の高浸透圧性化合物を含む点で特異である。
3 .上記1.及び上記2.に記載の治療薬は、殺菌性化合物としてジオキシジン又はニタゾールを含む点で特異である。
4. 上記1.に記載の治療薬は、麻酔性化合物として、リドカイン、トリメカイン、又はピロメカイン塩酸塩を含む点で特異である。
5. 上記1.に記載の治療薬は、抗酸化性化合物として、オリフェン、カルナシン、又はエモキシピンを含むことにより異なる。
6. 抗菌性、抗炎症性、脱感作性、及び解毒作用治療の背景を有する上記1.に記載の治療薬を使用して、軟組織の化膿した炎症性損傷を処置する方法は、外科手術後の外傷又は新しい外傷を介して、化膿した炎症性病巣の中へ、マイクロ顆粒を導入し、その外傷の空洞の半分以上の容積を充填するようにし、次いで排膿し、そして、無菌包帯を巻いて、包帯と顆粒の交換を2〜3日にわたり1日に1回行う点で特異である。
提案された発明を実施例により説明する。表は、化膿した炎症性損傷のある患者の処置に使用されたMIKPOLの組成物を列挙している。
Figure 2006528622
(実施例1)
患者N(34歳)は、36番目の歯に隣接した下顎の急性歯性局所性骨髄炎(acute odontogenic localized osteomyelitis)で入院し、口腔底蜂巣炎を併発させていたが、全般的には見込みの十分ある状態であった。入院した日に左下顎部と顎先下部について一般的な麻酔をした状態で切開し、排膿した後、化膿して壊死した病巣に、MIKPOL No.1を空洞の容積の半分を満たすまで導入した。外科手術後の外傷を、2管式ダブルギャップドレナージ(two tubular double gap drainage)で排膿した。包帯は日に2回行われ、また、ドレナージを経由し0.02%クロロヘキセジンを用いて、少しずつ外傷の洗浄(fractional wound wash)を行った。1日中外傷の中にあって膨張した顆粒を閉塞がないように洗い流し、そして、同じ容積分の新しいMIKPOLをその外傷に導入した。殺菌性、抗炎症性、脱感作性、及び解毒性治療を行った。結果として、2日目のはじめから、体温は正常化した。膿状物(pussy)の排出は3日目に終わり、外傷は壊死部分がなくなりクリーンになり、管式ドレナージを外して、外傷治療薬(アクチビン−ゲル、activin−gel)の局所的な適用へと移行できた。4日目までに、視認できる肉芽形成組織の巣が現れた。容量測定の観点からは、外科手術後の外傷の容積は、6日目までに12.4cmから5.6cmに減少した。6日目には、二次的縫合が行われた。入院した治療期間は全体で8日であった。
(実施例2)
患者C(33歳)は下顎右側に急性腺蜂巣炎が認められた。入院時に、腺蜂巣炎の切開と排膿が行われた。MIKPOL No.2を使用して局所的な処置を行われ、MIKPOLは、1日に1度、手術後の外傷に化膿した空洞のおよそ半分の容積を満たすまで投与された。それと並行して、一般的な抗菌処置及び抗炎症処置が行われた。2日目までに滲出プロセスが終わり、空洞が壊死した組織からクリーンになったことが記録された。細胞学的研究では、処置の4日目までに再生段階への移行が記録され、従来の局所的外傷治療を始めた。容積測定の研究により確認されたとおり、処置から5日目までに、外傷サイズが1/2倍の5.99cmまで減少することが見出された。処置から6日目に二次的縫合を行った。
(実施例3)
患者Sh(41歳)は、下顎の急性歯性局所性骨髄炎の処置を行った。左下顎部の蜂巣炎を併発していた。切開と排膿を伴う手術の後、MIKPOL No.3で局所的な処置が行われた。包帯の交換は1日に1度行われ、その間に、膿状物の空洞(pussy cavity)を管式ドレナージを経由して殺菌剤で洗い出し、そしてその容積の半分を満たすまでマイクロ顆粒を導入した。次に包帯を替えるまでに、顆粒は外傷の分泌物を吸収して膨張していた。それらは、管式ドレナージを経由して殺菌剤で外傷を洗浄して包帯をする間に、容易に外傷から取り除かれ、その後、新しいMIKPOLの一部を施した。加えて、一般的な抗菌処置と抗炎症処置を行った。この処置の結果として、滲出の症状は2日目に終わり、3日目に管式ドレナージを外すことができ、そして、外傷を治療するための軟膏剤包帯による処置へと移行できた。細胞学的研究では、4日目に再生段階タイプの細胞所見を確認した。5日目には、容量測定的に外傷のサイズの減少が見出された。二次的縫合を、処置をはじめてから6日目に施した。
(実施例4)
患者Zは30歳であった。下顎の36番目の歯と44番目の歯の部分における下顎に両側性非固化性の骨折(a double−sided non−consolidate fracture)が認められ、左下顎部の蜂巣炎を併発していた。切開及び排膿外科手術を行った。下顎を、顎内ゴム製牽引具(inter−jaw rubber tug)と共にワシリエフ副子(Vasiliev’s splints)を使用して固定した。化膿した空洞の容積の半分にMIKPOL No.4を充填し、無菌包帯をすることで、手術後の外傷の局所的な処置を行った。包帯を取り替える頻度は、1日に1回であった。処置の結果として、滲出プロセスは3日目までに終わり、軟組織の湿潤物が5日目までに消失した。処置を始めて4日目から、治療薬を局所的に適用し始めた(アクチビン−ゲル、actovegin−gel)。変性炎症から再生への細胞学的状況での移行を、5日目に観察した。外傷の容積は、2日目は10.3cm、6日目は4.8cmであった。処置を始めてから12日目までの二次的縫合で、手術後の外傷を治療した。下顎の骨折の固化(consolidation)は、悪化することなく進行した。
(実施例5)
患者L(30歳)は、48番目の歯に隣接する下顎の急性歯性骨髄炎を治療した。口腔底蜂巣炎を併発していた。切除手術及び排膿処置を、左及び右下顎部位、舌下部位、ならびに顎先下部位で行った。外科手術の間、患者からは、悪臭のひどい多量の灰色の膿状物(pussy)が排出された。口腔底の軟組織は壊死性変性しており、筋炎(myocitis)及び筋膜炎の徴候があった。一般的な治療を背景として、包帯を換えている間に、MIKPOL No.5を壊死した膿状物の空洞に充填することにより、局所的に施した。該包帯の交換は殺菌剤を使用して外傷を透析した後に、1日に2回行われた。手術から24時間後、外傷から悪臭は感じられず、外傷からの分泌物は著しく減少した。膿状物の空洞の容積は、容積測定して41.6cmであると決定した。すでに3日後には、壊死プロセスは後退し、外傷はクリーンになり、滲出プロセスが止まった。管式ドレナージを取り除き、軟膏包帯を局所的にあて始めた。5日目までの細胞学的状況は、再生プロセスの特色を示し始め、該再生プロセスは肉眼で見ることのできる肉芽形成により明らかとされていた。6日目までには、空洞の容積は23.5cmであった。外傷の端を接合する二次的縫合を早期に施した。患者は、手術後10日目に外来処置へと移行した。
本発明の治療薬は、その部分を壊死した組織をなくしてクリーンにし、化膿性炎症疾患中の痛みの症状を小さくするのはもとより、病巣周囲の浮腫及び湿潤物の減少を促進させる。本治療薬を、病院内及び現場環境の両方で適用することができる。

Claims (60)

  1. 軟組織の化膿した炎症性損傷を処置する組成物であって、
    a.アルギネート、ゼラチン、ペクチン、カラゲニン、寒天、セルロース誘導体、アクリル酸とアクリル酸エステルとのコポリマー、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される架橋性ポリマーと、
    b.高浸透圧性化合物を含む機能性添加剤と
    を含有する顆粒を含むことを特徴とする組成物。
  2. 前記顆粒は、約500〜約3000ミクロンの範囲の粒径を有することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 前記顆粒は、実質的に球状であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  4. 前記高浸透圧性化合物は、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、海塩及びそれらの任意の組合せから選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  5. 前記架橋性ポリマーは前記組成物内に約11〜約29重量%の範囲の量で存在し、前記高浸透圧性化合物は前記組成物内に約70〜約80重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  6. 前記架橋性ポリマーは前記顆粒内に約11〜約29重量%の範囲の量で存在し、前記高浸透圧性化合物は前記顆粒内に約70〜約80重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  7. 前記機能性添加物構成成分は、殺菌剤、麻酔剤、抗酸化剤及びそれらの任意の組合せをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  8. 前記殺菌剤は、ジオキジン、ニタゾール、又はそれらの任意の組合せであることを特徴とする請求項7に記載の組成物。
  9. 前記殺菌剤は、前記顆粒内に約0.5〜約5.5重量%の範囲の量で存在
    することを特徴とする請求項7に記載の組成物。
  10. 前記麻酔剤は、リドカイン塩酸塩、トリメカイン塩酸塩、ピロメカイン塩酸塩、又はそれらの任意の組合せであることを特徴とする請求項7に記載の組成物。
  11. 前記麻酔剤は、前記顆粒内に約0.5〜約2.5重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項7に記載の組成物。
  12. 前記抗酸化剤は、オリフェン、カルナシン、エモキシピン、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択されることを特徴とする請求項7に記載の組成物。
  13. 前記抗酸化剤は、前記顆粒内に約0.05〜約1重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項7に記載の組成物。
  14. 殺菌剤、麻酔剤、抗酸化剤及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される少なくとも一つの化合物をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  15. 軟組織の化膿した炎症性損傷を処置するための薬剤を製造するための顆粒の使用であって、前記顆粒が
    a.アルギネート、ゼラチン、ペクチン、カラゲニン、寒天、セルロース誘導体、アクリル酸とアクリル酸エステルとのコポリマー、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される架橋性ポリマーと、
    b.高浸透圧性化合物を含む機能性添加剤と
    を含むことを特徴とする使用。
  16. 前記顆粒は、約500〜約3000ミクロンの範囲の粒径を有することを特徴とする請求項15に記載の使用。
  17. 前記顆粒は、実質的に球形であることを特徴とする請求項15に記載の使用。
  18. 前記高浸透圧性化合物は、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、海塩及びそれらの任意の組合せから選択されることを特徴とする請求項15に記載の使用。
  19. 前記架橋性ポリマーは前記顆粒内に約11〜約29重量%の範囲の量で存在し、前記高浸透圧性化合物は前記顆粒内に約70〜約80重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項15に記載の使用。
  20. 前記機能性添加物構成成分は、殺菌剤、麻酔剤、抗酸化剤及びそれらの任意の組合せをさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の使用。
  21. 前記殺菌剤は、ジオキジン、ニタゾール、又はそれらの任意の組合せであることを特徴とする請求項20に記載の使用。
  22. 前記殺菌剤は、前記顆粒内に約0.5〜約5.5重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項20に記載の使用。
  23. 前記麻酔剤は、リドカイン塩酸塩、トリメカイン塩酸塩、ピロメカイン塩酸塩、又はそれらの任意の組合せであることを特徴とする請求項20に記載の使用。
  24. 前記麻酔剤は、前記顆粒内に約0.5〜約2.5重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項20に記載の使用。
  25. 前記抗酸化剤は、オリフェン、カルナシン、エモキシピン、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択されることを特徴とする請求項20に記載の使用。
  26. 前記抗酸化剤は、前記顆粒内に約0.05〜約1重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項20に記載の使用。
  27. 前記顆粒は、殺菌剤、麻酔剤、抗酸化剤及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される少なくとも一つの化合物と組合わせることを特徴とする請求項15に記載の使用。
  28. 軟組織の化膿した炎症性損傷を処置する方法であって、
    a.アルギネート、ゼラチン、ペクチン、カラゲニン、寒天、セルロース誘導体、アクリル酸とアクリル酸エステルとのコポリマー、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される架橋性ポリマーと、
    c.高浸透圧性化合物を含む機能性添加剤と
    を含有する顆粒を前記損傷に投与することを含むことを特徴とする方法。
  29. 前記顆粒は、約500〜約3000ミクロンの範囲の粒径を有することを特徴とする請求項28に記載の方法。
  30. 前記顆粒は、実質的に球形であることを特徴とする請求項28に記載の方法。
  31. 前記高浸透圧性化合物は、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、海塩及びそれらの任意の組合せから選択されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
  32. 前記架橋性ポリマーは前記組成物内に約11〜約29重量%の範囲の量で存在し、前記高浸透圧性化合物は前記組成物内に約70〜約80重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項28に記載の方法。
  33. 前記架橋性ポリマーは前記顆粒内に約11〜約29重量%の範囲の量で存在し、前記高浸透圧性化合物は前記顆粒内に約70〜約80重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項28に記載の方法。
  34. 前記機能性添加物構成成分は、殺菌剤、麻酔剤、抗酸化剤及びそれらの任意の組合せをさらに含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  35. 前記殺菌剤は、ジオキジン、ニタゾール、又はそれらの任意の組合せであることを特徴とする請求項34に記載の方法。
  36. 前記殺菌剤は、前記顆粒内に約0.5〜約5.5重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項34に記載の方法。
  37. 前記麻酔剤は、リドカイン塩酸塩、トリメカイン塩酸塩、ピロメカイン塩酸塩、又はそれらの任意の組合せであることを特徴とする請求項34に記載の方法。
  38. 前記麻酔剤は、前記顆粒内に約0.5〜約2.5重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項34に記載の方法。
  39. 前記抗酸化剤は、オリフェン、カルナシン、エモキシピン、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択されることを特徴とする請求項34に記載の方法。
  40. 前記抗酸化剤は、前記顆粒内に約0.05〜約1重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項34に記載の方法。
  41. 抗菌療法、抗炎症療法、脱感作療法、解毒療法及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される少なくとも一つの療法を施すことをさらに含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  42. 少なくとも一つの療法を局所的に施すことを特徴とする請求項41に記載の方法。
  43. 少なくとも一つの療法を全身的に施すことを特徴とする請求項41に記載の方法。
  44. 前記顆粒は、手術後の外傷、新しい外傷又は化膿して壊死した病巣に前記顆粒を導入することにより施されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
  45. 外傷の空洞、又は化膿して壊死した病巣の容積の半分以上を顆粒で充填することを特徴とする請求項44に記載の方法。
  46. 化膿した炎症性損傷から滲出物を排膿することをさらに含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  47. 前記顆粒を施した後で、化膿した炎症性損傷に包帯を巻くことをさらに含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  48. 前記顆粒からの前記機能性添加物構成成分の放出速度を調整することを特徴とする請求項28に記載の方法。
  49. 局所療法に使用するための顆粒であって、
    a.アルギネート、ゼラチン、ペクチン、カラゲニン、寒天、セルロース誘導体、アクリル酸とアクリル酸エステルとのコポリマー、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される架橋性ポリマーと、
    b.高浸透圧性化合物を含有する機能性添加剤と
    を含むことを特徴とする顆粒。
  50. 前記顆粒は、約500〜約3000ミクロンの範囲の粒径を有することを特徴とする請求項49に記載の顆粒。
  51. 前記顆粒は、実質的に球形であることを特徴とする請求項49に記載の顆粒。
  52. 前記高浸透圧性化合物は、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、海塩及びそれらの任意の組合せから選択されることを特徴とする請求項49に記載の顆粒。
  53. 前記架橋性ポリマーは前記顆粒内に約11〜約29重量%の範囲の量で存在し、前記高浸透圧性化合物は前記顆粒内に約70〜約80重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項49に記載の顆粒。
  54. 前記機能性添加物構成成分は、殺菌剤、麻酔剤、抗酸化剤及びそれらの任意の組合せをさらに含むことを特徴とする請求項49に記載の顆粒。
  55. 前記殺菌剤は、ジオキジン、ニタゾール、又はそれらの任意の組合せであることを特徴とする請求項49に記載の顆粒。
  56. 前記殺菌剤は、前記顆粒内に約0.5〜約5.5重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項55に記載の顆粒。
  57. 前記麻酔剤は、リドカイン塩酸塩、トリメカイン塩酸塩、ピロメカイン塩酸塩、又はそれらの任意の組合せであることを特徴とする請求項55に記載の顆粒。
  58. 前記麻酔剤は、前記顆粒内に約0.5〜約2.5重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項55に記載の顆粒。
  59. 前記抗酸化剤は、オリフェン、カルナシン、エモキシピン、及びそれらの任意の組合せからなる群から選択されることを特徴とする請求項55に記載の顆粒。
  60. 前記抗酸化剤は、前記顆粒内に約0.05〜約1重量%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項55に記載の顆粒。
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