JP2006528598A - 芳香族化合物の水素化方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は芳香族化合物又はヘテロ芳香族化合物の水素化のための方法、殊に一般式(I)を有する化合物の核水素化に関する。芳香族アミノ酸及びアミノアルコールは、白金−ロジウム混合触媒を用いて成功して核水素化されてよい。前記生成物はとりわけ、生理活性ペプチド活性成分における類似体として使用されてよい。

Description

本発明は、芳香族化合物又はヘテロ芳香族化合物の水素化方法に関する。特に、本発明は芳香族化合物、例えば(I)
Figure 2006528598
の、白金−ロジウム混合触媒の存在下での水素化に関する。
芳香族化合物の前記水素化は有機化学においては標準的な反応であり、この生じる生成物は数々の製品において市販されて利用されている。
核水素化したアミノ酸及びその誘導体は、天然のアミノ酸バリン及びイソロイシンの構造的な類似体として、ペプチド化学において興味深い構成単位であり、(例えばJ.Med.Chem.1993,36,166;Coll.Czech.Chem.Commun.1984,49,712;Coll.Czech.Chem.Commun.1966,31,4563;Synthetic Communications,1978,8,345)、かつ様々な活性成分、特にレニン阻害剤(例えばWO 91/07430,EP 438311及びEP 427939)、及びトロンビン阻害剤(例えばメラガトラン及びキシメラガトラン、Drugs of the Future 2001,26,1155)において使用される。従って、工業規模での前記アミノ酸の経済的な製造においては相応する一定の興味が存在する。
前記化合物の製造のための1つの可能性は、相応する芳香族前駆体の水素化であり、前記前駆体の多くは、手頃な価格で純エナンチオマーの状態で入手可能である(例えばフェニルアラニン、フェニルグリシン及びチロシン)。しかしながら、単純な非置換芳香族炭化水素の、相応する飽和化合物への水素化は貴金属触媒の存在下で比較的容易であるとしても、置換芳香族の前記水素化は大いにより困難である。二次反応が生じてよく、例えば置換基の水素化分解による開裂が、特にパラジウム及び白金触媒を使用した場合に生じてよい(Synthetic Communications,1999,29,4327)。前記反応の詳細な調査が従って、これらの場合の多くで、前記反応条件を最適化するために必要である(J.Org.Chem.,1958,23,276;Org.Syn.,1947,27,21)。
前記置換基が不斉C原子を有する場合(特にこれがベンジル位にある場合に)に更なる問題が生じ、というのは部分的なラセミ化の危険が常に存在するからである(Synthetic Communications,1978,8,345;EP0823416)。このラセミ化のない水素化、例えばフェニルグリシンからシクロヘキシルグリシンへのラセミ化のない水素化は従って、特に重大な反応である。
フェニルグリシン、フェニルアラニン及びその他の芳香族置換基を有するアミノ酸の前記水素化のためのいくつかの方法が前記文献に記載されている。パラジウム、PtO(Adam′s触媒)、白金、ルテニウム及びロジウムがこの際触媒として使用された。
しかし、二次反応として生じるこのベンジルアミノ基の水素化分解による開裂の結果、Pd(OH)でのフェニルグリシンの前記水素化(Synthetic Communications,1978, 8,345)は、並み程度の収率しか生じない。加えて、このようにして生成された前記シクロヘキシルグリシンは部分的にラセミ化されている。
水素化触媒としてのPtOの使用は、数多くの刊行物に記載されている。しかし、ほとんどの場合(US 4788322;J.Org.Chem.,1988,53,873;TH1992,48,307;THL1996,37,1961;TH1998,54,5545)、フェニルアラニンのみが水素化されていて、ベンジル位におけるラセミ化についてはいかなる結論も導き出されない。2つの場合において、フェニルグリシンは出発材料として説明されてもいる(J.Am.Chem.Soc.,1982,104,363;Chem.Berichte 1986,119,2191)。少なくとも2番目の場合においては、回転の特定の角度のために、前記生成物の部分的なラセミ化の可能性がある。この方法のもう一つの不利な点は、比較的長い水素化時間(18h)及び溶媒としての酢酸の使用であり、というのはこれにより前記生成物の単離がより困難になるからである。
白金それ自体は触媒として長い間使用されてきた(J.Chem.Soc.C,1968,531;THL,1991,32,3623)が、これらの場合にはフェニルアラニンの水素化のみが説明されてきた;従ってやはり可能性のあるラセミ化に関してはいかなる結論も導くことができない。更に、収率、又は必要とされる圧力、反応温度、及び反応時間に関してはいかなる詳細も記載されていない。Synthetic Communications,1999,29,4332に記載された詳細に基づいても、前記水素化反応がとりわけ有利には進行しないと仮定するべきである。
特許公報EP 0823416は、フェニルグリシン及びフェニルアラニンの水素化のためのルテニウム触媒の使用を記載するが、65%の収率は並み程度であり、工業規模においては許容できるものでない。
最後に、ロジウム触媒もまたフェニルグリシンの水素化のために使用されてきた(Synthetic Communications,1999,29,4327)。この場合にはしかし、前記水素化の時間(40h)は、10質量%超の触媒の使用にもかかわらず非常に長い。更に、ここで説明されている前記の純粋なロジウム触媒(5%Rh/C)の主要な不利な点は、ロジウムの高価さであり、これは上述した貴金属のなかでずばぬけて高価である。
本発明の目的は従って、先行技術の方法の上述の不利な点を、特に収率及びラセミ化の危険に関する不利な点を妨げるための、式(I)を有する化合物の芳香族の基の水素化のための別の方法の詳細を提供することである。この方法は更に、工業規模においても使用可能であること、即ちこれが経済的及び生態学的両方の観点からも特に有利であることが望ましい。
これ以上は詳細に特定されないが、公知技術から明らかに導き出される前記目的及びその他の目的は、請求項1の特徴部を有する方法によって解決される。請求項2は、ある種の芳香族化合物の水素化に限定される。従属請求項3〜9は、本発明による方法の有利な実施態様に関する。
とりわけ意外にも、しかし同様に有利に、上述の目的は、不斉C原子を有する、脂肪族置換した芳香族化合物又はヘテロ芳香族化合物の水素化のための方法において、この水素化を白金−ロジウム混合触媒の存在下で実施する本発明による方法によって、特に容易に達成される。本発明により使用される場合には、前記の提案した触媒材料は、ほぼ完全にラセミ化のない水素化生成物を生じる。いくつかの場合において94%を十分に超える数字により、この収率は技術的に実現可能な収率の上限にある。これは、二次生成物の形成が相応して妨げられていることを示す。更なる利点は、この実際の水素化が極度に短い時間、約6〜8時間で完了することであり、これは、工業規模において特に重要である空時収量を有利に高めることに役立つ。ベンジル位に不斉部位を有する芳香族化合物又はヘテロ芳香族化合物が有利である。
第2の観点において、本発明は特に、一般式(I)
Figure 2006528598
[前記式中、nは0、1、2であってよく、
は非置換又は置換の(C〜C18)アリール、(C〜C19)アラルキル、((C〜C)アルキル)1〜3(C〜C18)アラルキル((C〜C)アルキル)1〜3(C〜C18)アリール、(C〜C18)ヘテロアリール、(C〜C19)ヘテロアラルキル、((C〜C)アルキル)1〜3(C〜C18)ヘテロアリールであり、
はH、OH、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシアルキル、(C〜C18)アリール、(C〜C19)アラルキル、(C〜C18)ヘテロアリール、(C〜C19)ヘテロアラルキル、((C〜C)アルキル)1〜3(C〜C18)アリール、((C〜C)アルキル)1〜3(C〜C18)ヘテロアリール、(C〜C)シクロアルキル、((C〜C)アルキル)1〜3(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル(C〜C)アルキルであり、
及びRは一緒になって=O官能(function)、又はH、又は(C〜C)アルキル、(C〜C18)アリールであり、
及びPは相互に独立して、水素又はアミノ保護基、又は一緒になって二官能性アミノ保護基であり、
は水素又はヒドロキシル保護基又はカルボキシル保護基であり、かつ
*マークの付いた前記C原子は不斉C原子を示す]
を有する化合物の芳香族核の水素化のための方法であって、前記水素化を白金−ロジウム混合触媒の存在下で実施する、水素化方法に関する。本発明による水素化においては、上述と同様の利点が、ここに請求した化合物に対して見出された。当業者にとって通常の天然の及び合成の芳香族アミノ酸が、本発明により出発材料として使用されてよく、特にα−アミノ酸及びβ−アミノ酸、又はこのカルボキシル官能の還元によってこれらから製造されるこのアミノアルコールが使用されてよい。天然のアミノ酸の例は、Bayer−Walter Lehrbuch der organischen Chemie,1991,S.Hirzel Verlag,第22版,p.822〜に見出されてよい。有利な合成アミノ酸は、DE 19903268に引用されている。前記アミノ酸は、保護又は非保護の状態で反応において使用されてよい。水素化に関して不活性である保護基が有利である。一般的なアミノ酸保護基のリストは、Green et al.(Greene,T.W.,Protective Groups in Organic Synthesis,J.Wiley&Sons,1981)において挙げられている。有利に使用されるアミノ保護基の例は以下である:アセチル、MoC、EOC、ホルミル、tert.−ブチルオキシカルボニル。カルボキシル保護基及びヒドロキシル保護基の例は、同様にGreen et al.において見出される。これらは特にエステル、例えばベンジル、tert.−ブチル、エチル及びメチルエステルである。前記ヒドロキシル保護基に関しては、エーテル、例えばtert.−ブチル、メチル、メトキシメチル、又はアシル保護基、例えばホルミル又はアセチルが適する。この芳香族アミノ酸の保護された誘導体は、標準的な方法を用いた単純な方法によって遊離アミノ酸から生成されてよい(Houben−Weyl XV/1巻,1974,Georg Thieme Verlag)。
一般式II
Figure 2006528598
[前記式中、nは0、1であり、
は非置換又は置換の(C〜C18)アリール、(C〜C19)アラルキル、((C〜C)アルキル)1〜3(C〜C18)アリールの基であり、
及びRはH又は一緒になって=Oであり、
及びPは相互に独立して、水素又はアミノ保護基、又は一緒になって二官能性アミノ保護基であり、
は水素、ヒドロキシル保護基又はカルボキシル保護基であり、かつ
*マークの付いた前記C原子は不斉C原子を示す]
を有する化合物は本発明による反応において有利に使用される。これらの例は、L−フェニルアラニン、D−フェニルアラニン、L−フェニルグリシン、D−フェニルグリシン、L−チロシン及びD−チロシンである。
原則的に、当業者は前記水素化触媒の相対的な組成を選択してよい。この際操作による結果及び材料のコストによって導かれてよい。この最適組成は、常用の実験によって決定されてよい。20:1〜1:1(w/w)の白金対ロジウムの割合を、前記触媒中で使用する方法が有利である。前記割合は殊に有利には10:1〜2:1、とりわけ有利には5:1〜3:1(w/w)である。
使用すべき触媒の量は当業者が自由に選択してよい。この場合にもやはり目的は、経済的な観点において反応を最適化することが望ましい。前記触媒を有利には、水素化すべき化合物に相対的に、0.1〜20質量%の量で使用する。この量はより有利には1〜15質量%、とりわけ有利には2〜10質量%である。
前記触媒は有利には、支持された状態で使用される。これは、前記触媒が支持体に吸着されていることを意味する。当業者によって使用される全ての化合物は、この目的のために、支持材料として使用されてよい。適した材料のリストは、Ullmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry,A5巻,VCH,1986,p.347〜に、及びここに引用された文献に、及びHouben−Weyl, Methoden der Organischen Chemie,4/2巻,p.146〜に見出される。これらのうち、活性炭及び酸化アルミニウムが殊に強調される。
使用される白金−ロジウム触媒は、貴金属1〜10質量%(前記支持体に相対的に)、特に有利には4〜6質量%を含んでよい。
本発明による水素化は、当業者によってこの目的のために使用される溶媒中で実施してよい。これらは特に、水素化の観点において不活性であり、かつ出発材料及び生成物を適度な程度で溶解するものである。前記水素化を有利には、水、アルコール、エーテル、又はこれらの混合物を含むグループから選択される溶媒の存在下で実施する。保護されていないか、又はアミノのみ保護された、又はヒドロキシル/カルボキシルのみ保護された芳香族アミノ酸の水素化において、少なくとも、1当量の塩基(保護されていないか、又はNのみ保護されたアミノ酸に対して)又は1当量の酸(保護されていないか、又はヒドロキシル/カルボキシルのみ保護されたアミノ酸に対して)を添加することが有利であってよい。本発明において使用してよい塩基の例は、NaOH、KOH、NH又はアミン塩基、例えばトリエチルアミンである。酸の例は、HCl、HSO、HPO、酢酸及びトリフルオロ酢酸である。
前記反応の間に存在すべき水素圧力は、水素化の速度、又は場合により、水素化すべき基質中の水素化を受けやすい官能基の存在に応じて当業者が自由に選択してよい。前記水素化を有利には、1〜100barの水素圧力下で実施する。5〜15barの圧力もまた、相応する素早い水素化を保証するために有利である。
水素化の間の温度は、当業者にとって通常である範囲内にあることが望ましい。10〜150℃の温度が有利である。この方法は最もとりわけ有利には30〜80℃で実施される。
本発明においてエナンチオマー濃縮した基質が使用される場合には、この水素化は非常に立体保存的である。ラセミ化の程度は一般的に<10%、有利には<5%、より有利には<4%、最も有利には<3%である。とりわけ有利な実施態様において、前記ラセミ化は前記反応の間<2%、更には<1%、及びより低くてもよい。
本発明によって提供される方法を有利には、水素化すべき化合物を適当な溶媒に溶解させ、前記触媒を添加し、かつ適した装置中で、最初から不活性にしたガスチャンバーにある一定の圧力下で水素を供給することで実施する。この撹拌した懸濁液は一般的に6〜8時間で完全に水素化する。この収率は100%に近く、かつラセミ化の程度は影響を受けやすい基質(フェニルグリシン)であっても、0.5%よりも低い。高価なロジウムを少量で使用することの可能性と、最適な、収率及び前記生成物中のエナンチオマー濃度での、予期できないほど素早い水素化とを組み合わせた組み合わせによってまさしく、本発明による反応のための前記水素化触媒は特別な立場にあり、この本発明は公知技術の方法からは発明的に際だつ。
更に、使用された前記触媒は、非常に効果的にリサイクルされ、かつ前記反応において活性の損失無く再利用されてよい。基質の量に対して平均的にはより少ない触媒が使用されるべきなので、これは運転コストを省くことにも役立つ。
(C〜C)アルキル基は、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert.−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルを(これらの全ての結合異性体と共に)理解すべきである。これらは1つ以上のハロゲン、OH、NH、NHR、又はN(Rの基によって置換されていてよい。
前記(C〜C)アルコキシ基は、酸素原子によって前記分子に結合しているという条件下で、前記(C〜C)アルキル基に相応する。
前記アルキル鎖中で少なくとも1つの酸素官能によって中断されている(その際2つの酸素原子は互いに結合していてはならない)基は、(C〜C)アルコキシアルキルであると理解される。前記の炭素原子の数は、前記基中に含有される炭素原子の総数を示す。
(C〜C)シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチル基、その他であると理解される。これらは1つ以上のハロゲン及び/又はN、O、P、S、Si原子を含有する基で置換されているか、及び/又は前記環中に、N、O、P、S原子を示してよく、例えば1−、2−、3−、4−ピペリジル、1−、2ー、3−ピロリジニル、2−、3−テトラヒドロフリル、2ー、3−、4−モルホリニルである。
(C〜C)シクロアルキル(C〜C)アルキル基は、上記で特定したアルキル基によって前記分子に結合している、上述したシクロアルキル基である。
本発明の意味において、(C〜C)アシルオキシは、前記分子に、COO官能によって結合している、上記で定義した、最大で8つのC原子を有するアルキル基である。
本発明の意味において、(C〜C)アシルは、前記分子にCO官能によって結合している、上記で定義した、最大で8つのC原子を有するアルキル基である。
(C〜C18)アリール基は、6〜18つのC原子を有する芳香族基であると理解される。例には特定の化合物、例えばフェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、ビフェニルの基、又は、関連する前記分子に縮環した上述した種類の系、例えばインデニル系を含み、これは場合によりハロゲン、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アシル、(C〜C)アシルオキシによって置換されていてよい。
(C〜C19)アラルキル基は、(C〜C)アルキル基によって前記分子に結合している(C〜C18)アリール基である。
本発明の意味において、(C〜C18)ヘテロアリール基は、3〜18つのC原子を含有する五員環、六員環、又は七員環の芳香族環系であり、前記系はヘテロ原子、例えば窒素、酸素又は硫黄を、前記環中に示す。前記ヘテロ芳香族は、特に、例えば、1−、2−、3−フリル、例えば1−、2−、3−ピロリル、1−、2−、3−チエニル、2−、3−、4−ピリジル、2−、3−、4−、5−、6−、7−インドリル、3−、4ー、5−ピラゾリル、2−、4−、5−イミダゾリル、アクリジニル、キノリニル、フェナントリジニル、2−、4−、5−、6−ピリミジニルの基であると理解される。
(C〜C19)ヘテロアラルキルは、前記(C〜C19)アラルキル基に相応するヘテロ芳香族系であると理解される。
適したハロゲンは、フッ素、塩素、臭素及びヨウ素である。
「芳香族」又は「ヘテロ芳香族」の表現の意味は、一般的な当業者によって理解される。定義は例えば、Bayer−Walter Lehrbuch der organischen Chemie,1991,S.Hirzel Verlag,第22版,p.469〜及びp.656又はp.704〜に見出されてよい。
本発明の意味において、エナンチオマー濃縮した、又はエナンチオマー余剰とは、エナンチオマーの、その光学対掌体と混合された含量が、>50%から<100%の範囲内にあることが理解される。このee値は、以下のように計算される:
([エナンチオマー1]−[エナンチオマー2])/([エナンチオマー1]+[エナンチオマー2])=ee値
示した構造は、全ての可能性のあるジアステレオマー及び、ジアステレオマーに関して、これを含む問題となる前記化合物の可能性のある2つのエナンチオマーに関する(R又はS;D又はL)。
実験的な例:
実施例1:
D−シクロヘキシルグリシンの製造
D−フェニルグリシン100g(661.5mmol)を、脱イオン水890ml、イソプロパノール290ml、及び37%塩酸66.7ml(802mmol)中に溶解するか又は懸濁した。前記Pt/Rh触媒10g(活性炭上でPt4%+Rh1%、含水率約50%、使用したD−フェニルグリシンに相対的に、約5質量%の触媒に相応する)の添加後、前記反応混合物を、2lの水素化オートクレーブ中に導入した。窒素で3回不活性化した後、水素で2回流し、次に8〜10barの水素過圧に設定し、前記反応溶液を50〜60℃に加熱した。約6〜8時間後、水素取り込みが完了した(H理論量 44.4l)。前記水素化装置を減圧し、再度窒素で3回不活性化した。このまだ熱い反応溶液を、ヌッチェ濾過器で抽出し、前記触媒を脱イオン水200mlで洗浄した。前記濾過物を、40〜60℃でpH2〜2.5に、50%水酸化ナトリウム溶液で調節し、その際最初の結晶を生じた。次に、更に15〜30分間前記pHで攪拌し、次にpH5〜6に50%水酸化ナトリウム水溶液で調節した。前記反応混合物を、氷浴中で、0〜10℃の温度に冷却し、前記生成物をヌッチェ濾過器で抽出し、脱イオン水300mlで洗浄し、乾燥炉中で真空中で50〜70℃で乾燥させた。
前記触媒を複数回、活性の損失無く再利用してよい。
収量:100〜102g(95.8〜97.7%)
H−NMR(500MHz、DO/NaOD):δ(ppm)=1.1〜1.26及び1.53〜1.75(それぞれm、11Hと共に、シクロヘキシルH)、3.02(d,1H,α−H)。分析した全ての場合において、このように製造された、前記D−シクロヘキシルグリシンのエナンチオマー純度(キラル分離相を用いたGCにより決定)は、使用したD−フェニルグリシンのエナンチオマー純度と同一であった。
実施例2:
L−シクロヘキシルアラニンの製造
L−フェニルアラニン20g(121mmol)を、脱イオン水200ml、イソプロパノール200ml、及び37%塩酸12.2ml(146mmol)中に溶解するか又は懸濁した。前記Pt/Rh触媒2g(活性炭上で、Pt4%+Rh1%、含水率約50%、使用したL−フェニルアラニンに相対的に、約5質量%の触媒に相応する)の添加後、前記反応混合物を、1lの水素化オートクレーブ中に導入した。窒素で3回不活性化した後、水素で2回流し、次に8〜10barの水素過圧に設定し、前記反応溶液を50〜60℃に加熱した。約6〜8時間後、水素取り込みが完了した(H理論量 8.1l)。前記水素化装置を減圧し、再度窒素で3回不活性化した。このまだ熱い反応溶液を、ヌッチェ濾過器で抽出し、前記触媒を脱イオン水50mlで洗浄した。前記濾過物をまず真空中で体積が少なくなるまで濃縮し(前記イソプロパノールは大部分除去される)、この残留物を次にpH5〜6に、50%水酸化ナトリウム水溶液で調整した。これを0〜10℃の温度に冷却し、前記生成物をヌッチェ濾過器で抽出し、脱イオン水50mlで洗浄し、乾燥炉中で真空中で50〜70℃で乾燥した。
収量19.5g(94.2%)
H−NMR(500MHz、DO/NaOD):δ(ppm)=0.85〜1.0及び1.1〜1.52及び1.63〜1.75(各m、13Hと共に、シクロヘキシル−H及びシクロヘキシル−CH)、3.3(t、1H、α−H)。
実施例3:
(2R,1’RS)−3−(3’−ピペリジン)アラニンx2HCl(2R,1’RS)−2−アミノ−(3’−ピペリジン)プロピオン酸x2HCl)の製造
3−(3’ピリジル)−D−アラニン20g(120mmol)を、脱イオン水200ml、イソプロパノール200ml、及び37%塩酸12.2ml(146mmol)中に溶解した。前記Pt/Rh触媒2g(活性炭上でPt4%+Rh1%、含水率約50%、使用した3−(3’ピリジル)−D−アラニンに相対的に、約5質量%の触媒に相応する)の添加後、前記反応混合物を、2lの水素化オートクレーブ中に導入した。窒素で3回不活性化した後、水素で2回流し、次に8〜10barの水素過圧に設定し、前記反応溶液を50〜60℃に加熱した。約4時間後、水素取り込みが完了した(H理論量 8.06l)。前記水素化装置を減圧し、再度窒素で3回不活性化した。このまだ熱い反応溶液を、ヌッチェ濾過器で抽出し、前記触媒を脱イオン水で洗浄した。前記濾過物を、真空中で蒸発させ、37%HCl12ml及びイソプロパノール200mlを添加し、これを再び蒸発させた。
収量:29g(98.6g)、NMRによればジアステレオマーの混合物(2R,1’S)−及び(2R,1’R)−3−(3’−ピペリジン)アラニンx2HCl
実施例4:
L−シクロヘキシルグリシノール(L−cyclohexylglycinol)×HClの製造
L−フェニルグリシノール27.4g(200mmol)を、1n塩酸220ml及びイソプロパノール200ml中に溶解した。Pt/Rh触媒3g(活性炭上でPt4%+Rh1%、含水率約50%、使用したL−フェニルグリシノールに相対的に、約5.5質量%の触媒に相応する)のの添加後、前記反応混合物を、2lの水素化オートクレーブ中に導入した。窒素で3回不活性化した後、水素で2回流し、次に8〜10barの水素過圧に設定し、前記反応溶液を50〜60℃に加熱した。約6〜8時間後、水素取り込みが完了した(H理論量 13.4l)。前記水素化装置を減圧し、再度窒素で3回不活性化した。このまだ熱い反応溶液を、ヌッチェ濾過器で抽出し、前記触媒を脱イオン水で洗浄した。前記濾過物をまず十分に体積が少なくなるまで真空中で濃縮し、この残留物を次にアセトン300ml中に取り込み、MtBE100mlを添加した。これを0〜10℃の温度に冷却し、この生成物をヌッチェ濾過器で抽出し、MtBEで洗浄し、乾燥炉中で真空中で50℃で乾燥させた。
収量34.5g(96.1%)
H−NMR(500MHz、DMSO):δ(ppm)=0.95〜1.2及び1.55〜1.75(各m、11Hと共に、シクロヘキシル−H)、2.8(m、1H、CH−N)、3.45〜3.5及び3.6〜3.65(各m、1Hと共に、CH−O)、5.25(t、1H、OH)、7.95(s、3H、NH )。

Claims (9)

  1. 水素化を、白金−ロジウム混合触媒の存在下で実施することを特徴とする、不斉C原子を有する、脂肪族置換した芳香族化合物又はヘテロ芳香族化合物の水素化方法。
  2. 一般式(I)
    Figure 2006528598
    [前記式中、nは0、1、2であってよく
    は非置換又は置換の(C〜C18)アリール、(C〜C19)アラルキル、((C〜C)アルキル)1〜3(C〜C18)アラルキル((C〜C)アルキル)1〜3(C〜C18)アリール、(C〜C18)ヘテロアリール、(C〜C19)ヘテロアラルキル、((C〜C)アルキル)(C〜C18)ヘテロアリールであり、
    はH、OH、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシアルキル、(C〜C18)アリール、(C〜C19)アラルキル、(C〜C18)ヘテロアリール、(C〜C19)ヘテロアラルキル、((C〜C)アルキル)1〜3(C〜C18)アリール、((C〜C)アルキル)1〜3(C〜C18)ヘテロアリール、(C〜C)シクロアルキル、((C〜C)アルキル)1〜3(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)シクロアルキル(C〜C)アルキルであり、
    及びRは一緒になって=O官能、又はH、又は(C〜C)アルキル、(C〜C18)アリールであり、
    及びPは相互に独立して、水素又はアミノ保護基、又は一緒になって二官能性アミノ保護基であり、
    は水素又はヒドロキシル保護基又はカルボキシル保護基であり、かつ
    *マークの付いた前記C原子は不斉C原子を示す]、
    を有する化合物の芳香族核の水素化のための方法であって、前記水素化を白金−ロジウム混合触媒の存在下で実施することを特徴とする水素化方法。
  3. 芳香族アミノ酸又は芳香族置換したアミノアルコールを水素化することを特徴とする、請求項1又は2記載の方法。
  4. 20:1〜1:1(w/w)の白金対ロジウムの割合を、前記触媒中で使用することを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 前記触媒を、水素化すべき前記化合物に相対的に、0.1〜20質量%の量で使用することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 前記触媒が支持体に吸着されていることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 前記水素化を、水、アルコール、エーテル又はこれらの混合物を含むグループから選択される溶媒の存在下で実施することを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 前記水素化を、1〜100barの水素圧力下で実施することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 前記水素化を10〜150℃の温度で実施することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
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