JP2006527393A - 増幅されたギター用のダイナミックコントローラを具えるマルチサウンドエフェクトシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】
【解決手段】 本発明は、ギターによる電気音響信号の処理に新規でユニークな解決を提供する持ち運び可能なマルチサウンドエフェクトシステムである。本発明のイノベーションは、ギターの本体のフロントパネル上に信号処理ユニットを接触感応ダイナミック制御ユニットと共に取り付けて、増幅されたギター、すなわち、電気ギター、ベースギター、アコースティックギター、クラシックギター、で生成される電気信号を制御及び処理する。

Description

発明の背景
本発明は、増幅されたギターによって発生した電気音響信号を処理し、操作する信号処理ユニットの分野に関する。特に、本発明は、ギターに装着して、ギター演奏中にリアルタイムで三次元までの音響効果パラメータを好適に制御し、操作し、処理する、接触感応型(touch-sensitive)ダイナミック制御ユニットを具える信号処理装置に関する。
電子ギターは、オールドファッションのアナログ技術を用いて最も基本的な方法でのみ音楽サウンド(例えば、トーン、ボリューム、ピックアップ間の切り替え)を変化させることができる一方、電子ギター奏者は、究極の音楽サウンドアレイを生み出す必要がある。したがって、このサウンドを改善するために、ギター奏者は、「エフェクト」「ストンプボックス」「ペダル」あるいは「マルチエフェクト」と呼ばれる様々な信号プロセッサアクセサリを、ギターとギターアンプの間に加えるようにしている。
音響効果の長いリストには、オーバードライブ、歪み、音のゆがみ、コンプレッサ、リミッタ、エクスパンダ、ゲート、グラフィックイコライザ、コーラス、フランジャ、フェーザ、ワウワウ、ピッチ、位相シフタ、回転スピーカ、トレモロ、ビブラート、バイブ、トーカ、ディレイ効果、リバーブ効果、様々なシミュレーション効果(プリアンプ、アンプ、ギター、キャビネット、ピックアップ、ストンプボックスなどの様々なシミュレーションが可能である)が含まれる。これらの音響効果は音楽業界に大きく寄与している。この効果は、現代のほとんどのポピュラー音楽に生じており、その音楽スタイルに大きく影響している。更に、ギターの音響効果は、音楽のスタイルを作ることもできる。例えば、ハードなヘビィロックミュージックは、ギター音に歪み効果を加えることなく演奏することはできない。
信号プロセッサは、ギター奏者にタイプの異なる環境(室内、ホール、スタジオ、公演、他)の音を模倣したり、タイプの異なるアンプで作った音を擬そうすることが可能である。マルチ効果を用いることによって、ギター奏者はタイプの異なるキャビネット、ギター、ストンプボックスをそれらを買わずにシミュレートすることができ、これによってかなりの金額を節約することができる。この分野での可能性はエンドレスである。この効果を用いて、ギター奏者は音楽にディメンションを加える幅広い音のレンジを作ることができ、これによって、ドライで創造性に欠ける音を活き活きした音にすることができる。
サウンドプロセッシング技術の改良と電子機器の小型化によって、マルチ効果ユニットは現代のギタリストにとって信用のおける効率的なツールとなった。現代の電気ギター奏者は、グローバルな音楽分野における技術的な進歩を眼の当たりにし、これに影響されている。これに対して、彼らは新しいテクノロジィに偏見がないばかりでなく、新しい特徴、新しい効果と豊かな音質を探し求めている。
他の分野のミュージシャンと同様に、様々な音と演奏の柔軟性を抽出できる電気ギターのユーザにとっては、電気ギターが提供することができる、あるいは享受することができる変化を今日の状況に合うように維持することが必要である。従って、ギター自体へコンピュータ化されたツールを一体化するのと同様に、音響効果アルゴリズムとサウンドプロセス制御を発達させるための様々な試みが近年行われてきた。
信号処理ユニット(Signal Processing Unit: SPU)は音響効果、あるいはマルチエフェクト信号プロセッサである。SPUは、その入力に二つのタイプの異なる信号、すなわち、音響信号と制御信号を受信する。音響信号はギター、ギターピックアップ、あるいは中間ユニットから受信し、制御信号は制御ユニットから受信する。ユーザが選択する所望のプログラムによっては、音響信号をソフトウエアアルゴリズムまたは電気回路で処理して変化させる。このようなアルゴリズム又は回路は、スタティックおよびダイナミックなコントロールユニットから受信された制御信号に応じて変化する可変パラメータを有する。
SPUはセレクタセット、すなわち、ギター奏者に所望のプログラムの編集能力を提供するボタンとノブによってスタティックに制御されており、ギターを演奏する前に様々な効果パラメータにアクセスしてセットを行い、演奏中にエフェクトバンクから所望の効果を選択する。
しかしながら、音響信号の特性を変化させるこれらのデバイスには、いくつかの不都合あるいは制限がある。
ギターの演奏中に様々な効果パラメータをセットするためには、ミュージシャンはギターの弦から手を離して信号処理ユニットの正しいノブあるいはダイアルを調整しなければならない。このノブまたはダイアルは通常床の上、あるいはラックの上に置かれている。この結果ミュージシャンは、このインターバルの間、楽器の演奏を続けることができない。このことは、メロディに混乱を招き、提供される可変パラメータの数を制限し、従って、ギター奏者が処理音響信号に関する様々なパラメータをリアルタイムで変化させることに制限が生じる。この問題は、フットペダルを用いることでいくらか解決できる。
フットペダルなどのペダルデバイスは、信号処理ユニット(SPU)内に一体化されているか、その延長として機能する。このデバイスによって、ギター奏者は処理アルゴリズムのパラメータや、電気回路およびそれによって作られる音を制御して変化させることができる。ギター奏者はペダルをかかとで踏んだり、つま先で踏んだりすることによってこれらのパラメータを制御し、これによってパラメータのスカラ量を変化させる。
しかしながら、ペダルデバイスは一般的に一カ所に固定して配置されており、その同じ位置にミュージシャンもとどまることが必要である。多くの音楽パフォーマンスにおいて、ミュージシャンはステージ周辺を移動することを好み、彼らが作っている音響信号の特性を効率よく変化させるためにフットペダル近傍に止まらなくてはならないとすると、彼らの手腕が制限されることになる。したがって、フットペダルは、ギター奏者の移動範囲を一つの固定された位置に制限することによって音楽的効果を制御する一方で、かれらの移動範囲を制限しそのパフォーマンスを混乱させる。
さらに、ライブパフォーマンスでは、ステージの床におかれているペダルデバイスを、聴衆は見ることができない。この制限によって、ギター奏者はギターを演奏している間に視覚的な音響効果パフォーマンス(ギター奏者が演奏中にトレモロハンドルを用いて行う「ショウ」など)を組み入れることができない。
更に、ペダルデバイスでは、ギター奏者は一度に一つ以上の効果パラメータを一人で制御することができない。この制限は、同時に制御できる効果の数の主な制限となり、これによって作り出される音のレンジに問題を投げかける。
更に、ペダルデバイスは、手と足の複雑な調整を必要とし、従って、感度とスピードが欠如するため制限がある。
更に、ペダルデバイスは、脚でしかアクティベートすることができない。これは、演奏中に信号処理ユニットをアクティベートし、制御するのに脚を使うことができない医学上の問題を抱えるギター奏者には大きな制限となる。
近年は、電気ギターの効果を制御し操作する信号処理ユニットを提供するいくつもの試みがなされている。米国特許第6,570,078号は、制御信号を生成するシステムを提案している。このシステムは、潜在的にインパクトセンサ及び/又は圧力センサに適するタッチパッドの使用を含む画像処理を適用することでパターンと方向情報を抽出するピクセルデータアレイを具えている。タッチパッドの構成はコントロールユニットとして記載されているが、その従来技術は増幅されたギターの中に持ち運びと取り外し可能な信号処理ユニットを提供する能力を記載しておらず、ギター奏者はギターの演奏と同時にマルチサウンドエフェクトを制御することができない。
米国特許第5,105,711号と、米国特許第5,245,128号は、電気ギターの電子信号プロセッサ用の脱着可能なエフェクトデバイスを提言している。このデバイスは、そこに含まれている信号プロセッサから複数の効果にアクセスして選択する選択パネルを具えている。これは、ギター表面に搭載したキーボードであっても良く、ギター奏者の指で容易にアクセスすることができる。しかしながら、これらの発明は、スタティックなコントローラだけに限られ、ギターを演奏しながらリアルタイムで三次元の音響効果パラメータまで制御し、操作して処理することはできない。
米国特許第5,864,083号は、力検出デバイスを提言している。これは、ギターピックの上に搭載され、ギターから電気的な音楽信号を受信し、その音楽信号を変更し音楽効果を作る音楽効果発生器に接続されている。
米国特許第4,481,854号は、電気的に弦をつけて、フレットを設けた楽器を開示している。この楽器は、少なくとも二つのピックアップと、ベースブーストフィルタ手段と、ハイブーストフィルタ手段を具える。ギター本体の上に配置された単一のジョイスティックコントロールが、これらの大きさを全て同時に変化させる。しかしながら、この技術は、ギターのトーンを制御できるだけであり、すべての効果パラメータを制御できるものではない。
現在の方法論はいずれもが、ギター奏者が望んでいるような、ギターを演奏する間に、最大三次元までの音響効果パラメータを好適な方法で制御し、操作し、処理することができ、取り外し可能で、持ち運び可能な改良された音響効果信号処理システムを提言するものではない。
したがって、本発明の目的は、ギター奏者の移動を制限することなくギターを演奏中に好適な方法で音響効果パラメータをダイナミックに制御し、アクティベートするための新規な解決を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、ペダルデバイスの使用時に、その配置および変更可能な効果パラメータの数の制限によって生じる全ての不利益を克服する解決を提供することである。
本発明の更に別の目的は、一のギターからそのシステムを取り外して別のギターに取り付ける可能性をギター奏者に提供することである。
発明の概要
本発明は、接触感応式ダイナミック制御ユニット(touch-sensitive dynamic control unit)(DCU)と、信号処理ユニット(SPU)を具える。SPUは増幅されたギターから受信した音響電気信号を処理するユニットであり、DCUによってギター奏者は、ピッキングしている手をDCUの接触感応面を移動させることでギターの演奏中に同時にマルチサウンドエフェクトを変更することが可能である。
SPUはさらに、前記ダイナミック制御ユニットに触れることによって信号処理ユニットのアクティべーションをスタートさせたり停止させるように構成されている。このユニットは、DSPによって実装することができる。
DCUは、ベースギターを除くギター本体のフロントパネル下側のギター弦の下に配置されている。ベースギターの場合は、このユニットは、ギター本体のフロントパネル上側のギター弦の下あるいは上のいずれかに配置することができる。
DCUは、最大三つのディメンションまで同時に音響効果パラメータをダイナミックに制御することが可能であり、各ディメンションが少なくとも一つの音響効果パラメータを制御する。各ディメンションは、制御ユニットの接触感応面における指の水平方向及び垂直方向の位置に関する、絶対位置、相対位置、所定時間内の絶対圧力量あるいは相対圧力量のうちのひとつを表す。このユニットは、更に、一以上の操作を行う指の位置を一度に測定するように構成されている。
本発明は、DCUの実装に関する好ましい実施例を提案している。本発明にかかるこれらの実施例は、DCU面上の指の位置に反応するトラックボール、摺動型ポテンシオメータ、ローラ型ポテンシオメータ、押しボタン、タッチパッド、タッチスクリーン、ダイナミックリボン、ジョイスティック、光学センサまたは赤外線センサを具える。
提案されているシステムは、更に、SPUの所定のサウンドエフェクトパラメータを選択し、システムの操作モードを設定し、ギターの所望のエフェクトに関するファイルをプログラムするスタティック制御ユニット(Static Control Unit)を具える。このユニットは、マルチサウンドエフェクトパラメータを制御するためのボタン及びノブセットを具える。
提案されているシステムは更に、処理ユニットを具える管理ユニット(Management Unit)を具える。このユニットは、システムとその機能を操作するためのものである。
提案されているシステムは、更に、システムの操作に関するプログラムファイル、データファイルおよび記録された音響データを保存し、共有するためのメモリユニット(Memory Unit)を具える。
提案されているシステムは、更に、信号変換ユニット(Signal Conversion Unit)を具える。このユニットは、ギターから受信したアナログ音響信号をデジタルフォーマットに変換し、デジタル音響信号をアナログフォーマットに変換するアナログ−デジタルコンバータとデジタル−アナログコンバータを具える。
提案されているシステムは更に、音響信号のレベルを調整する増幅ユニット(Amplification Unit)を具える。
提案されているシステムは更に、インターフェースユニット(Interface Unit)を具える。このユニットは、外部音響信号源と内部システム間の物理的な接続を可能とするために設けられている。この物理的接続は、前記音響信号を送受信するように構成されている。
提案されているシステムは更に、モニタユニット(Monitor Unit)とビジュアルディスプレイLEDユニット(Visual Display Light Emitting Diode Unit)を具える。これらのユニットは、ギター奏者にシステムの状態と動作モードに関する関連情報を提供するために設けられている。
提案されているシステムはさらに、提案されているシステムと外部システム間で効率的な通信を行い、データファイル、プログラムファイルおよび音響ファイルの共有手順を行うための通信ユニット(Communication Unit)を具える。
提案されているシステムは更に、MIDIプロトコルで支援されている様々な楽器とエフェクトを制御し、これらを通信するための、楽器デジタルインターフェース(MIDI)制御ユニット(Musical Instrument Digital Interface Control Unit)を具える。
提案されているシステムはさらに、データを入力し、外部プログラム装置を介してマルチサウンドエフェクトを選択してプログラミングするキーボードインターフェース(Keyboard Interface)を具える。
DCUを除くシステム全体のコンポネントは、独立したユニットとして配置されているか、ギター本体の上に搭載されているか、ギター本体にビルトインされている。これらのコンポネントとDCU間の接続は、無線あるいは有線接続である。
本発明で提案されているシステムは更に、ギターの弦の下側の増幅されたギターのフロントパネルにDCUを取り付ける機構を具える。この機構はストラップアタッチメントであり、ギターの弦の下を通るか、あるいはギターのフロントパネルから側面から側面へすじがつけられており、ギターをピックアップする間にギターの下を通るようになっており、これによってギター本体に巻きつけてDCUをギターのフロントパネルに固定するようにしている。ストラップアタッチメントは、クリッピングデバイス、ベロクロストラップ、のり、真空ボタンあるいはボルトの形であっても良い。
提案されているシステムは更に、メトロノーム、ドラムマシーン、MP3エンコーダ、MP3デコーダ、ギターまたはベースチューナ、シーケンサ、辞書アコード、電気タブラチュアブック(TAB)などの追加ユニットを具えている。
このように、本発明はペダルデバイスの使用に関して発生する、その配置と変えることができる効果パラメータの数の制限に関するすべての不利益を克服する解決を開示しており、今日の市場に存在する伝統的なマルチエフェクトシステムを越える多数の利点を有する。すなわち、ギター奏者は、最大3つのディメンションのマルチサウンドエフェクトパラメータをダイナミックに制御し操作することができる。この結果、ミュージシャンは広い音響レンジを作り、その音楽に新しいカラーを加えて、新しい音楽のスタイルを作ることさえ可能である。更に、本発明は「タッチレスポンス」機構を用いて、ギター奏者により自然に、より大きな感情で、その効果を奏する能力を提供する。ギター奏者は、脚の代わりに手を使ってより速いアクチュエーション効果を巧みに操作して、ダイナミックコントローラをアクティベートし、これによってよりよい性能を引き出すことができる。
本発明は、ギター奏者に一つのギターからシステムを取り外して別のギターにそれを取り付ける可能性を提供する。このシステムをギターに取り付けて、システムを持ち運び可能とする。この結果、ギター奏者はそのギターを演奏し、効果ユニットを操作している間にどこへでも自在に移動することができる。更に、本発明によれば、ギター奏者は、奏者の手で音を変更する状態を聴衆に見せることによって、ライブパフォーマンスを改善することができる。
好適な実施例の説明
本発明は、ギターが作り出す電気音響信号を処理する信号処理ユニットに関する新規でユニークな解決を提供する持ち運び可能で着脱可能なマルチサウンドエフェクトシステムに関する。
本発明のイノベーションは、接触感応式ダイナミック制御ユニットとともに信号処理ユニットをギター本体のフロントパネルに取り付けて、増幅されたギター、すなわち、電気ギター、ベースギター、アコースティックギター、クラシックギターによって生み出される電気信号を制御し処理することである。この構成によりギター奏者はマルチサウンドエフェクトパラメータを動的に制御し、うまく操作することができる。このユニットは、ギター奏者に、ギターを演奏すると同時に、これらのパラメータの最大3つのディメンションの制御を提供する。
提案されたシステムは、デジタル信号プロセッサ(DPS)などの信号処理ユニット(SPU)と、ダイナミック制御ユニット(DCU)を具える。DCUは、摺動型ポテンシオメータ、ローラ型ポテンシオメータ、プッシュボタン、トラッキングボール、タッチパッド、タッチスクリーン、ダイナミックリボン、ジョイスティック、マウス、光学センサアレイ、赤外線センサ、あるいはこれらの組み合わせとして実装されている接触感応式ダイナミック制御ユニットである。SPUは、ギターピックアップから音響信号を、DCUから制御信号を受信する。この制御信号は、DCU上のギター奏者の指の位置と圧力を示す。
ギター奏者は、通常、親指あるいは親指と人差し指の間に握ったピックを用いてギターの弦をかき鳴らす。これらのピッキング技術は、ギターの弦のピッキングとかき鳴らしを同時に行っている間、ピッキングを行っている手のその他の指は自由に動かせる状態にある。
DCUは、ギター奏者がピッキングを行っている手の少なくとも一本の自由な指(中指、薬指、または小指)を、DCUの表面上にうまく置く一方でギターの弦をピッキングあるいはかき鳴らすことができるように、ギターのフロントパネルの上に搭載されている。すべての増幅されたギター(すなわち、電気ギター、ベースギター、アコースティックギター、あるいはクラシックギター)では、DCUはギター本体のフロント領域下側にギターの弦の下に取り付けられているが、ベースギターでは、ギター本体のフロント領域上側にギターの弦の上にDCUを取り付けるようにしても良い。ベースギターの場合は、DCUは弦の上に位置しており、ベースギター奏者は親指を用いてDCUの上で操作して、残りの指で弦を打つことができる。
DCUはマルチサウンドエフェクトパラメータをリアルタイムで同時に制御するために最大3つのディメンションを測定するセンサを具え、各ディメンションで前記音響効果に関する複数のパラメータを変更することができる。複数のパラメータは、共通の歪みパラメータ(ゲイン、出力レベル、トーン、EQあるいはフィルタなど)、共通の圧縮パラメータ(入力レベル、スレッシュホールド、ゲイン低減率、ニー、アタック時間、リリース時間、出力レベルなど)、共通のゲートパラメータ(スレッシュホールド、アタック時間、ゲイン低減率、レンジ、ホールドあるいはリリース時間、減衰時間、出力レベルなど)、共通の変調効果パラメータ(レート、フィードバックまたは再生、時間遅れ、深さ、ミックスなど)、共通のフィルタ効果あるいはワウワウパラメータ(ローパスフィルタ周波数、バンドパスフィルタ周波数、ハイパスフィルタ周波数など)、共通の遅延パラメータ(遅延時間、フィードバック、ミックスなど)及び共通の残響パラメータ(前遅れ、あるいは初期遅れ、拡散、クロスオーバポイント、高周波数率、低周波数率、高周波数ダンピング、低周波数ダンピング、密度、バランス、あるいは早期反射遅れなど)を含む。
上述のディメンションは、接触感応面の指の水平方向および垂直方向の位置に関する、絶対位置、相対位置、所定時間内の絶対圧量、あるいは相対圧量のいずれかを表す。更に、このセンサは、一又はそれ以上の指の絶対位置または相対位置および圧力を同時に測定することができる。
一次元Xセンサが、一次元Xセンサを操作している指の所定時間における絶対位置を測定する。ここで、XはDCUセンサ上の指の絶対位置を表す。
一次元ΔXセンサが、一次元ΔXセンサを操作している指の所定時間における相対位置を測定する。ここで、ΔXはDCUセンサ上の所定のポイントに対する指の相対位置を表す。
二次元X−Zセンサが、所定時間X−Zセンサを操作している指の絶対位置と絶対圧力を測定する。ここで、XはDCUセンサの上の指の絶対位置を表し、ZはDCUセンサ上の指の絶対圧量を示す。
二次元ΔX−ΔZセンサが、所定時間ΔX−ΔZセンサを操作している指の相対位置と相対圧力を測定する。ここで、ΔXはDCUセンサの上の所定の基準点に対する指の相対位置を表し、ΔZはDCUセンサ上の基準値に対する指の相対圧量を示す。
二次元X−Yセンサが、所定時間X−Yセンサを操作している指の絶対位置と絶対圧力を測定する。ここで、Xは水平方向における指の絶対位置を表し、Yは垂直方向における指の絶対位置を示す。
二次元ΔX−ΔYセンサが、所定時間ΔX−ΔYセンサを操作している指の相対位置を測定する。ここで、ΔXは水平方向における所定の基準点に対する指の相対位置を表し、ΔYは垂直方向における所定の基準点に対する指の相対位置を示す。
三次元X−Y−Zセンサが、所定時間X−Y−Zセンサを操作している指の絶対位置を測定する。ここで、Xは水平方向における指の絶対位置を表し、Yは垂直方向における指の絶対位置、Zは操作している指で生じる圧力量を示す。
三次元ΔX−ΔY−ΔZセンサが、所定時間ΔX−ΔY−ΔZセンサを操作している指の相対位置を測定する。ここで、ΔXは水平方向における所定の基準点に対する指の相対位置を表し、ΔYは垂直方向における所定の基準点に対する指の相対位置を示し、ΔZはDCUセンサの上で基準値に対する指の圧力の相対量を示す。
DCUは指が接触したことを検出して、上述した様々な音響効果パラメータを制御するのに必要なディメンションを測定すると、この情報を含む制御信号がSPUに送信される。SPU音響効果プログラムはユーザによって前もって選択されている(SCUを介して)。従って、所望のプログラムとDCUから受信した制御信号によって、SPUはソフトウエアのアルゴリズムを介してギターの音響信号を処理して変更する。
特に、SPUは、指がDCUをアクティベートしている接触及び/又は圧力及び/又は位置及び/又は時間に関して、ギターが生み出した音をスタートさせ、停止させ処理することができる。これによって、ギター奏者はDCUの上で指を連続的にあるいは非連続的に操作することによって連続的にあるいは非連続的にギターの音を変化させることができる。
本発明は、今日の市場にある伝統的なマルチエフェクトシステムを越える多くの利益を引き出す。第1に、このシステムによってギター奏者はリアルタイムで最大3つまでの効果パラメータを一度に変化させることができる。この効果パラメータは、3つの物理的な軸、X、Y、Z+Wであり、ここでWはDCU上で一又はそれ以上の指の接触に対するシステムの応答を表す。この結果、ミュージシャンは、新しいサウンド全体に広いレンジを生み、新しいディメンションとカラーを音楽に加え、新しいミュージックスタイルを生み出すことすら可能である。例えば、3D X‐Y‐Z タッチパッドDCUを使用することによって、ギター奏者は以下の結果を得ることができる。すなわち、タッチパッド上でX軸を横切って指を縦に移動させることによって歪みゲイン効果パラメータを挙げる、Y軸を横切って水平方向に丸く指を移動させることによってワウワウ効果を組み入れる、およびタッチパッド面上で指を押圧するあるいはその指を離すことによって全面的な音量を上げる/下げる、という結果が得られる。更に、この特徴は、ギターを演奏すると同時に少なくとも二つの効果パラメータ間でバランスをとる能力をギター奏者に提供する(例えば、ギター奏者は、歪みゲインパラメータのレベルを挙げると同時に残響時間遅れパラメータを下げることができる。)この新規な特徴は、特にライブパフォーマンスにおいて大変有益である。
二番目に、指がDCUをアクティベートする圧力と振動量に反応する「タッチレスポンス機構」を用いることによって、ギター奏者はマルチサウンドエフェクトをより自然に、より大きな感情をもって制御することができる。3D X‐Y‐Zタッチパッドでは、例えば、ギター奏者はタッチパッドの上に圧力を掛けることで音量を増やし音を維持することができる。この場合、タッチパッド上の所望の位置に小指をおいて、弦をかきならしている間に小指を押しつける、離すあるいは振動させることによって音楽にスパイスを加えることができる。
更に、手は足より素早く動くため、手でアクティベートされたDCUはギター奏者にアクチュエーションの強化されたスピードの効果をうまく引き出して操作する能力を提供する。この能力は、SPUアルゴリズムが制御される反応時間をより早くすると共に、これによって作られる音のパフォーマンスをより良いものにする。
更に、DCUとギターの弦は双方とも同じ手でアクティベートされるので、本発明はペダルデバイスを用いるギター奏者に必要とされる複雑な手足の調整を回避できる。結果として、奏者の学習曲線が大幅に短くなり、同じレベルのパフォーマンスに達するまでの訓練時間を大幅に節約することができる。
ギターとエフェクトの双方がギター奏者の手でアクティベートされる一方で、この特徴は別の利点がある。すなわち、本発明は、脚でエフェクトをアクティベートすることができない医学的問題をもつギター奏者に、演奏中にダイナミックな音響効果を用いる機会を提供する。
本発明は、持ち運び可能なシステムを導入しており、ギターの上にシステムを取り付けてギター奏者がどこにでも自由に移動して同時にギターを演奏でき、その表面上で手でリアルタイムで操作することによってマルチエフェクト制御ユニットをダイナミックに操作することができる。この新規な特徴は、特にライブパフォーマンスを行うときにステージ上で大変有益である。
本発明は、ギターからこのシステムを除去し、好きなところに運んで、それを他のギターに取り付ける能力をギター奏者に提供する。
更に、ギターの前側パネル上にDCUを取り付けることによってギター奏者は、DCU上で手で操作することによって音を変えるところを聴衆に見せることで、視覚的な音響操作パフォーマンスを行うことができる(ショウギター奏者がコンサートでトレモロ操作を用いてギターの音を変える、電気ドリルを用いてギターを演奏する、頭の後ろでギターを弾く、歯で弦をかき鳴らす、トランポリンの上でバック転をしながらソロを弾く、その他数多くの素晴らしい「ショウ」技術と同様に)。この結果、ギター奏者は、その能力を高め、聴衆の楽しみを増すことができる。
一般的には、本発明によって、ギター奏者は、音楽的又演奏パフォーマンスをあげる機会を得ることができる。これによって、ギター奏者は、ギターの演奏と音楽の構成の双方において、ギターを演奏する喜びと楽しみをドラマチックに大きくする新しいディメンションと創造性を加えることができる。
本発明によるDCUは、更に、取り外し可能なユニット、ギター本体のビルトインユニットとして実装することができる。更に、DCU以外のシステムのコンポネントを、独立したユニットとして配置しても良いし、ギター本体に装着しても、ギターの本体にビルトインユニットとして実装するようにしても良い。
図1は本発明に係るマルチサウンドエフェクトシステムを具える様々なコンポネントの全体を示す図である。入力デバイス11は、提案されているマルチサウンドエフェクトシステム10に音響信号を送信するように設けられており、出力デバイス12は、音響信号を受信し、制御信号を受信、送信し、マルチサウンドエフェクトシステムの動作とプログラミングに関する情報を含むデータと音響ファイルおよびプログラムファイルを共用するべく設けられている。
入力デバイス11は、電気ギター13を具え、そのフロントパネルの下側にDCU14が取り付けられている。ギターのこの領域にDCUを取り付けることによって、ギター奏者は、ギターを演奏しながら、ピッキングを行っている自分の手の指の少なくとも一本でDCU上を容易に操作することができる。ほとんどの電気ギターは完全に受動である、すなわち、電力を消費しないので、プラグを電源に差し込む必要はない。音響信号がギターからギター本体9の上に配置されている出力ジャック15へ送られ、インターフェースユニット16を介してシステムに送られる。この信号送信は、ワイヤーケーブルあるいはその他のワイヤレス機構のいずれかによって行われ、これによって、ギターからの音響信号がシステムへ送信される。いくつかのケースでは、その他の楽器装置を具える中間ユニット31が、ギターと提供されているシステムの間に設けられている。この中間ユニットは、例えば、他の処理ユニット(例えば、フロア音響効果、マルチエフェクトプロセッサ、ラックを装着したプロセッサ、ストンプボックス、エフェクトペダル、エコライザ、デスクトップ効果およびポータブル効果など)、プレアンプ、コントローラペダル、音量ペダル、ミキサ、シングル/マルチトラックレコーダマシーン、コンピュータ、他の楽器、マイクロホン、あるいはこれらの組み合わせであってもよい。
出力デバイス12は、タイプの異なる3つのデバイスからなる。音響信号は、コードケーブルあるいはワイヤレス機構を介してこれらのデバイスへ送信される。
第1のタイプのデバイス17は、提案されているシステムから受信した音響信号の送信に応答する電気機器を具える。これらのデバイスは、ギターアンプ、ヘッドホン、その他のマルチサウンドエフェクトシステム、別の種類の音響信号プロセッサ(例えば、フロア音響効果、マルチエフェクトプロセッサ、ラックを装着したプロセッサ、ストンプボックス、エフェクトペダル、エコライザ、デスクトップギター効果、ポータブル効果)、楽器、ミキサ、記録マシーン、あるいはこれらの組み合わせであっても良い。
第2のタイプのデバイス18は、制御信号を受信し、この信号を送信し、データを共有し、マルチサウンドエフェクトに関する音響及びプログラムファイルを受信するために、提案されているシステムと通信を行うのに使用される電気機器を具えている。これらのデバイスは、PC、メモリカード、外付けプログラミングユニット、およびその他の同等のマルチサウンドエフェクトシステムを具えていても良い。
第3のタイプのデバイス19は、様々な電気楽器との通信用の電気楽器を具える。この電気楽器は、電気楽器デジタルインターフェース(MIDI)プロトコルでサポートされている。このプロトコルは、MIDIプロトコルを支持する限り、様々な楽器と音響効果を制御し、通信を行う。
従って、通信ユニット20が提案されているシステムと第2のタイプの出力デバイス18を接続し、効果的に通信を行う。
MIDI制御ユニット21は、第3のタイプの出力デバイス19とコードケーブルあるいはワイヤレス機構で接続するように設けられている。これらのデバイス間の接続により、MIDIプロトコルで支持されている様々な楽器とエフェクトを制御し、通信を行うことができる。
ダイナミック制御ユニット(DCU)14は、ギターで作り出される音響信号を処理するSPUアルゴリズムを制御する接触感式応センサとして実装されている。DCUは、ユニットをアクティべートしている指の位置あるいは圧力に関する情報を同定し送出するように設けられている。このユニットの主な利点は、ギター奏者がギターを演奏しながら様々な音響効果とパラメータをダイナミックに変化させることができることである。DCUは、管理ユニット23に、あるいはSPU22に直接に制御信号を送信する。
信号処理ユニット(SPU)22は、音響効果信号プロセッサあるいはマルチ効果音響信号プロセッサである。このユニットは、DCU14、スタティック制御ユニット(SCU)24から、あるいは管理ユニット23から受信した制御信号に関して、ギターから送信されて入ってくる音響信号をダイナミックに処理し、変更する。
スタティック制御ユニット(SCU)24は、音響効果パラメータの通常、アクセス、編集、プログラミング、およびプリセットに用いられるボタンセットおよびノブセットを具える。ギターを演奏する一方で、SCUによってギター奏者は、エフェクトバンクからエフェクトプログラムを選択して呼び出すことができる。SCUは、このパラメータに関する制御信号を管理ユニット23あるいはSPUに直接送信する。
管理ユニット23は、システムの操作と機能性を操作し制御するべく設けられている。これは、システムの周辺機器をさらに管理し制御する。管理ユニットは、予め選択されたセッティングとDCU上のギター奏者の指の位置に応じて、SCUとDCUから制御信号を受信する。このユニットは、マイクロプロセッサ、デジタル信号処理ユニット(DSP)と、指定信号プロセッサ(例えば、FPGA、ASIC)あるいは処理デバイス(例えばARM、RISK、ペンティアム、他)の形のプロセッサユニットを具える。このプロセッサユニットは、制御信号をSPUが要求する信号フォーマットに変換し、コマンド及び指示セットに従ってこれを処理する。更に、管理ユニットは、メモリ装置、ディスプレイドライバ、内部ユニットと外付けデバイス間の通信プロトコルを操作し、プロセスの初期化、アラーム、ブート、タイミング、プログラミング手順、効果編集、音響パターンの記録、他、など、提供されているシステムに関する様々な特徴を管理する。
インターフェースユニット16は、例えば入出力デバイスなど、外部ソース間の物理的接続を可能にするために設けられており、提供されているシステムを音響信号を受信して送信できるようにする。入力ステージにおけるインターフェースユニットは、入力デバイス11から受信したアナログ音響信号を信号変換ユニット25と増幅ユニット26に送信する。一方、出力ステージでは、上記音響信号が更に出力デバイス17に送信される。
信号変換ユニット25は、アナログ−デジタルコンバータ(ADC)ユニットとデジタル−アナログコンバータ(DAC)を具える。ADCは、ギターから受信したアナログ信号をSPUが要求するデジタル信号フォーマットに変換するために設けられている。デジタル−アナログコンバータ(DAC)は、デジタル信号を出力デバイス17が要求するアナログフォーマットに変換するために設けられている。
増幅ユニット26は、システムと周辺装置の要求に応じて信号レベルを調整するために設けられている。
メモリユニット27は、提供されているシステムを正しく操作するために必要なプログラム、データおよび音響ファイルを保存し、共有するべく設けられている。このユニットは、ROM、RAM(SDRAM、SRAMなど)、非揮発性メモリ(FLASH、EPROMなど)あるいは、メモリカード(スマートメディア、コンパクトフラッシュなど)などのメモリ装置を具える。メモリユニットは、SPU22と管理ユニット23へデータ書き込み、これらからのデータ読み出しを行うことができる。
モニタユニット28と、視覚ディスプレイLEDs29は、提案されているシステムに関する様々な特徴の関連する情報をギター奏者に与えるべく設けられている。この様々な特徴は、操作ステータス、アラーム、動作モード(プログラミングモードあるいは演奏モード)、マルチエフェクトバンク、音響効果パラメータ、他を含む。モニタユニット28は、アルファニューメリックディスプレイ、グラフィカルディスプレイ、セブンセグメントディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ、LCDディスプレイ、TFTディスプレイなどのディスプレイ装置を具える相補ユニットである。
視覚ディスプレイLEDsユニット29は、発光ダイオード、光プッシュボタンなどの電球を具える相補ユニットである。
キーボード30は、追加データの入力、アクセス、マルチサウンドエフェクトの選択及びプログラミングを行うように設けられた相補ユニットである。この通信は、外付けキーボード、あるいはプログラミング装置を介して行われる。
本発明は更に、システムの様々なユニットが必要とする電圧及び電流を供給する電源を具える。この電源によって、前記ユニットは正しく機能する。この電源は、バッテリ(レギュラバッテリ又は再チャージ可能なバッテリ)、あるいはトランスの形をとり、システム内に一体化されていても、外付けユニットとして配置するようにしても良い。例えば、この電源は、ギターストラップまたは、ギター奏者のベルト上に配置したバッテリハウスであっても良い。
提案されている本発明のマルチサウンドエフェクトシステムは更に、メトロノーム、ドラムマシーン、MP3エンコーダ、MP3デコーダ、ギターあるいはベースチューナ、シーケンサ、アコードディクショナリ、及び電気タブラチュアブックなどの、追加ユニットを具えていても良い。
図2は、本発明の第1実施例を示す図であり、電気ギターを具える。このギターは、摺動型ポテンシオメータDCUを具える。電気ギターの本体は、一般的に符号41によって表示されている。ギターのブリッジは、符号42で、弦領域は符号43で、弦の音を増幅するためのピックアップは符号44で表されている。マルチ効果を提供する摺動型ポテンシオメータアレイデバイス45は、ギター本体の下側フロントパネルの上に装着されている。この図面にあるピックアップセレクタスイッチ46は、音量ノブ47とトーンノブ48の近傍に配置されている。更に、ギター本体の上に出力ジャック49が設けられており、これを介して音響信号が送信される。ギターのネック51は、複数のフレット50を具えている。ヘッドストック53は、ギターの遠位端にあり、ギターの弦を調整するチューニングキィ52機構を具えている。本実施例によれば、ギター奏者は、ピッキングを行っている指のうちの少なくとも一本を摺動型ポテンシオメータの上で摺動させることによって、ギター演奏しながらマルチサウンドエフェクトパラメータをダイナミックに制御し操作することができる。
図3は、ローラ型ポテンシオメータDCUを具える本発明の電気ギターの第2実施例を示す図である。本実施例によれば、ローラホイール61あるいはダイアル62がギター本体のフロントパネル下側に装着されており、ギター奏者はピッキングを行っている指のうちの少なくとも一本をローラホイールまたはダイアルの上で動かして、ギター演奏しながらマルチサウンドエフェクトパラメータをダイナミックに制御し操作することができる。
図4は、プッシュボタンアレイDCUを具える本発明の電気ギターの第3実施例を示す図である。この実装によれば、プッシュボタン71がギター本体のフロントパネル下側の上に装着されており、ギター奏者はピッキングを行っている指のうちの少なくとも一本でプッシュボタン上を押すか保持するかして、ギター演奏しながらマルチサウンドエフェクトパラメータをダイナミックに制御し操作することができる。
図5は、ジョイスティック型DCUを具える本発明の電気ギターの第4実施例を示す図である。この実装によれば、プッシュプルスティック81がジョイスティック82に近接して、ギター本体のフロントパネル下側の上に装着されている。このプッシュプルスティック又はジョイスティックによって、ギター奏者はピッキングを行っている指のうちの少なくとも一本でスティックを動かして、ギター演奏しながらマルチサウンドエフェクトパラメータをダイナミックに制御し操作することができる。
図6は、トラッキングボール型DCUを具える本発明の電気ギターの第5実施例を示す図である。この実装によれば、トラッキングボール91がギター本体のフロントパネル下側の上に装着されており、ギター奏者はピッキングを行っている指のうちの少なくとも一本でこのトラッキングボールを動かして、ギター演奏しながらマルチサウンドエフェクトパラメータをダイナミックに制御し操作することができる。
図7は、タッチパッド型DCUを具える本発明の電気ギターの第6実施例を示す図である。この実装によれば、タッチパッド101がギター本体のフロントパネル下側の上に装着されており、ギター奏者はピッキングを行っている指のうちの少なくとも一本でこのタッチパッドを動かして、ギター演奏しながらマルチサウンドエフェクトパラメータをダイナミックに制御し操作することができる。
図8は、タッチパッド型DCUを具える本発明のアコースティックギターの実施例を示す図である。この実装によれば、タッチパッド101はギター本体のフロントパネル下側の上に装着されている。
図9は、タッチパッド型DCUを具える本発明のベースギターの実施例を示す図である。この実装によれば、タッチパッド101はベースギター本体のフロントパネル上側の上に装着されている。
図10は、タッチパッド型DCUを具える本発明のベースギターの実施例を示す図である。この実装によれば、タッチパッド101はベースギター本体のフロントパネル下側の上に装着されている。
図11は、ギター奏者の左手と右手の指を示す図である。ギター奏者がギターの弦をかきならすのに右手を使用する場合(通常右利き用ギターを使用する)、DCUを操作するのに、符号114,115,および116で規定されている右手の指のうちの少なくとも一本を使用することができる。ギター奏者がギターの弦をかき鳴らすのに左手を使用する場合(通常左利き用ギターを使用する)、DCUを操作するのに、符号111,112,および113で規定されている右手の指のうちの少なくとも一本を使用することができる。ベースギターの奏者は、更に、他の指(小指、薬指、中指、人差し指)を用いて弦をかき鳴らしながら、左117と右118の親指を用いてDCUを制御することができる。
図12は、提案されているシステムの内部コンポネントとDCUが本発明のギターに装着される態様を示す図である。提案されているシステムのDCU以外の内部コンポネント(例えばSCU、SPU)120は、ギター本体のフロントパネルの上にギターの弦の上に装着されている。DCU121は、ギターのフロントパネル上にギターの弦の下に装着されている。ストラップアタッチメント122は、これらのコンポネントをギター本体に取り付けるために設けられており、コードワイヤ126はこれらのコンポネント間で制御信号を送信するのに設けられている。ストラップアタッチメントは、ギターの弦の下をくぐり、ギター本体の上を通っている。ギターのストラップボタン123が、ストラップアタッチメントを締結し、安定させるために設けられている。コードワイヤ125を設けることによって、ギターからのシステムの内部コンポネント120への音響信号のデータの送信、およびその逆の送信を可能としている。スプリッタ124によって、上記ギターからの音響信号を提案されているシステムへ、および当該システムから出力デバイス(例えば、ギターのアンプ)へ追加のコードワイヤ127を介した二重送信が可能となる。
増幅されたギターのフロントパネル下側へ、およびベースギターのフロントパネル上側へDCUを装脱着させる機構が開示されている。この機構は、少なくとも一のストラップアタッチメントであり、ギターのピックアップ間でギターの弦の下を通っている。一のピックアップのみを含むリード電気ギター(Fender Telecasterギターのように)の場合は、このアタッチメントストラップは、ピックアップの横をピックアップに沿って通っており、ギターの本体を囲んで、ダイナミック制御ユニットをギターのフロントパネルへ締結している。このアタッチメント手段は、少なくとも一つの他のシステムのコンポネントとDCUを一のユニットとして、増幅されたギターのフロントパネルにギターの弦の下で装着/脱着させるために設けられている。
ストラップアタッチメントを適用するその他の方法は、ギターのフロントパネル上をサイドからサイドへすじを設けて、ギター本体の下側においてギターの弦の下を通すことである。このアタッチメントはギター本体を囲んでギターのフロントパネルにDCUを締結する。
DCUは、ピン(ストラップを腕時計に組み合わせる機構と同様)、クリッピングデバイス、ユニットになった専用ストラップパス、あるいはスロット、ベロクロストラップ、ラバーバンド、スコッチテープからなる群から選択した機構を用いてストラップアタッチメントに取り付ける。
この機構は、更に、クリッピングデバイス、ベロクロストラップ、糊、真空ボタン、ゴムバンド、スコッチテープ、およびボルトでなる群から選択されたアタッチメント手段として実装されている。
マルチサウンドエフェクトシステムは、更に、DCU以外のシステムのコンポネントを増幅されたギター本体およびストラップアタッチメントに取り付ける機構を開示しており、この機構は、ストラップ、クリッピングデバイス、ベロクロストラップ、糊、真空ボタンおよびボルトからなる群から選択された取り付け手段である。
上述の記載は、多くの特定事項を述べているが、これらの特定事項は発明の範囲の限定として考えるべきでなく、むしろ好ましい実施例の例示である。当業者は発明の範囲内にある他の変形例を考えることができる。なぜなら、本発明の範囲は、図に示す実施例によって決定されるものでなく、添付の請求項とその法的均等物によって決まるものであるからである。
本発明のこれらのおよび更なる特徴と利点は、例示として記載されている以下の好ましい実施例の説明に照らして、添付の図面を参照することによってより明確に理解される。
図1は、本発明によるマルチサウンドエフェクトシステムを具える様々なコンポネントを示す図である。 図2は、本発明の第1の実施例を示す図であり、摺動式ポテンシオメータDCUを含む電気ギターを示す。 図3は、ローラ式ポテンシオメータDCUを具える本発明の電気ギターの第2実施例を示す図である。 図4は、プッシュボタンアレイDCUを具える本発明の電気ギターの第3実施例を示す図である。 図5は、ジョイスティックDCUを具える本発明の電気ギターの第4実施例を示す図である。 図6は、トラッキングボールDCUを具える本発明の電気ギターの第5実施例を示す図である。 図7は、タッチパッドDCUを具える本発明の電気ギターの第6施例を示す図である。 図8は、タッチパッドDCUを具える本発明のアコースティックギターを示す図である。 図9は、ギターの上側フロントパネルの上に搭載したタッチパッドDCUを具える本発明のベースギターを示す図である。 図10は、ギターの下側フロントパネルの上に搭載したタッチパッドDCUを具える本発明のベースギターを示す図である。 図11は、ギター奏者の左右の手の指を示す図である。 図12は、提案されているシステムの内部コンポネントとDCUが本発明の電気ギター上に搭載されている態様を示す図である。

Claims (45)

  1. 接触感応式ダイナミック制御ユニットと、電気信号を生成する増幅されたギターから受信した音響電気信号を処理する信号処理ユニットを具えるマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットによってギター奏者がギターを演奏中にピッキングを行っている手の少なくとも一本の指を前記ダイナミック制御ユニット上で動かすことによって少なくとも一の音響効果を同時に変更することが可能であり、前記ダイナミック制御ユニットは、前記ダイナミック制御ユニットから受信した前記制御信号に基づいて前記音響電気信号に適用されるマルチサウンドエフェクトを作る信号処理ユニットと関連していることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  2. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットが、ギター本体のフロントパネル下側でギターの弦の下側に位置していることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  3. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記増幅されたギターが、電気ギター、ベースギター、増幅されたクラシックギター、増幅されたアコースティックギター、およびセミアコースティックギターでなる群から選択されたギターであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  4. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記増幅されたギターがベースギターであって、前記ダイナミック制御ユニットが、前記ベースギターのボディのフロントパネル上側でギターの弦の上に取り付けられていることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  5. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットによって、音響効果パラメータをリアルタイムで同時に制御するために三次元まで測定が可能であり、各ディメンションが少なくとも一の音響効果を制御しており、三次元が、前記制御ユニットの接触感応面上の指の水平方向における位置および垂直方向における位置に関する、絶対的位置、相対的位置、所定時間における絶対的圧力量または相対的圧力量を表すことを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  6. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットによって、さらに、操作を行う一本以上の指の位置を同時に測定することができることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  7. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記信号処理ユニットによって、更に、前記ダイナミック制御ユニットに接触することによる前記信号処理ユニットのアクティベーションを開始および停止できることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  8. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記信号処理ユニットがDSPによって実装されていることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  9. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットがトラックボールであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  10. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットが摺動式ポテンシオメータであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  11. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットがローラ式ポテンシオメータであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  12. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットがプッシュボタンであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  13. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットがタッチパッドであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  14. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットがタッチスクリーンであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  15. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットがダイナミックリボンであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  16. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットがジョイスティックであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  17. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットが光センサパッドであり、パッド上の指の位置に反応するパッドであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  18. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットが赤外線センサパッドであり、パッド上の指の位置に反応するパッドであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  19. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムがスタティック制御ユニットを更に具え、当該ユニットが前記SPUの予め決められた音響効果パラメータを選択し、システムの動作モードを設定し、前記ギターの所望の効果に関するファイルをプログラムするために設けられており、前記スタティック制御ユニットが、前記パラメータを制御するためのボタンとノブのセットを具えることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  20. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、処理ユニットを具える管理ユニットを具え、当該管理ユニットがシステムとその機能を操作するために設けられていることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  21. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムがメモリユニットを更に具え、プログラムファイル、データファイル、およびシステムの動作に関して記録されている音響データを保存し共有するために設けられていることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  22. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、信号変換ユニットを具え、当該信号変換ユニットがギターから受信したアナログ音響信号を前記信号処理ユニットで必要なデジタルフォーマットに変換するアナログ−デジタル変換器と、このデジタル音響信号を外付けデバイスに送信するアナログフォーマットに変換するデジタル−アナログ変換器を具えることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  23. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、前記音響信号のレベルを調整する増幅ユニットを具えることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  24. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、外付け音響信号源と内側システム間を物理的に接続するインターフェースユニットを具え、前記物理的接続が前記音響信号の受信と送信のために適用されることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  25. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、システムの状態と動作モードに関連する情報をギター奏者に提供するためのモニタユニットを具えることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  26. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、システムの状態と動作モードに関連する情報をギター奏者に提供するための視覚的ディスプレイLEDユニットを具えることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  27. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、前記マルチサウンドエフェクトシステムと外付けシステム間の十分な通信を可能とし、データファイル、プログラムファイル、音響ファイルを共有を可能とするための通信ユニットを具えることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  28. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、別の楽器およびMIDIプロトコルで指示されている効果を制御し通信するために設けた楽器デジタルインターフェース(MIDI)制御ユニットを具えることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  29. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、データを入力し、外部プログラミング装置を介して、前記マルチサウンドエフェクトにアクセスし、これを選択してプログラミングするキーボードインターフェースを具えることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  30. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、ダイナミック制御ユニットが前記ギターの本体の上で脱着可能に装着されていることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  31. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、ダイナミック制御ユニットが前記ギターの本体にビルトインされていることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  32. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、ダイナミック制御ユニットを除くシステムの全コンポネントが、スタンドアローンユニットに配置されていることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  33. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記システムの全コンポネントが前記ギター本体の上に脱着可能に装着されていることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  34. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記システムの全コンポネントが前記ギター本体にビルトインされていることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  35. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットとシステムの内部コンポネント間の接続がワイヤレス接続であることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  36. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミック制御ユニットとシステムの内部コンポネント間の接続がワイヤ接続であることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  37. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、前記ダイナミック制御ユニットを前記増幅されたギターのフロントパネルに接続する/接続を切り離すアタッチメント手段を具え、取り付け手段がクリッピングデバイス、ベロクロストラップ、糊、真空ボタンとボルトからなる群から選択されたものであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  38. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、前記ダイナミック制御ユニットを別の少なくとも一のシステムコンポネントと共に、位置のユニットとして増幅されたギターのフロントパネルに接続/接続を切り離すための取り付け手段を具え、当該取り付け手段が、クリッピングデバイス、ベロクロストラップ、糊、真空ボタンとボルトからなる群から選択されたものであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  39. 請求項37及び38に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記取り付け手段が少なくとも一のストラップアタッチメントであって、当該アタッチメントがギターの弦の下をギターのピックアップの長さ方向に沿って通っており、従って、ギター本体を囲んで前記ダイナミック制御ユニットをギターのフロントパネルに締結していることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  40. 請求項37及び38に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記取り付け手段が少なくとも一のストラップアタッチメントであって、このアタッチメントがギター本体の下側領域で端部から端部へすじを設けており、ギターの弦の下を通っており、従って、前記ギターの本体を囲んで前記ダイナミック制御ユニットを前記ギターのフロントパネルに締結していることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  41. 請求項39と40に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記ダイナミックユニットが前記ストラップに取り付けられており、前記取り付け手段が、ピン、クリッピング装置、前記ユニット中の専用ストラップパス、ベロクロストラップ、ゴムバンド、およびスコッチテープからなる群から選択された手段であることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  42. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、前記ダイナミック制御ユニットを除くシステムのコンポネントを増幅されたギター本体に連結/連結を解除するアタッチメント手段を具え、前記アタッチメント手段が、ストラップ、クリッピングデバイス、ベロクロストラップ、糊、真空ボタンおよびボルトから選択された手段であることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  43. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、前記ダイナミック制御ユニットを除くシステムのコンポネントを前記ギターストラップに連結/連結を解除するアタッチメント手段を具え、前記アタッチメント手段が、ストラップ、ピン、ユニット内の専用のストラップスロット、クリッピングデバイス、ベロクロストラップ、ゴムバンド、スコッチテープから選択されたものであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  44. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムが更に、メトロノーム、ドラムマシーン、MP3エンコーダ、MP3デコーダ、ギターまたはベースチューナ、シーケンサ、アコード辞書および電気タブラチュアブックから選択されたものであることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
  45. 請求項1に記載のマルチサウンドエフェクトシステムにおいて、前記システムが持ち運び可能であることを特徴とするマルチサウンドエフェクトシステム。
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