JP2006527300A - 親油性流体洗浄組成物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、親油性流体に漂白能力を与えるのに使用できる組成物、漂白能力を有する親油性流体洗浄組成物、ならびにその製造及び使用方法に関する。このような組成物は、典型的な親油性溶媒の洗浄効果と、漂白を含む追加的な洗浄効果を与える。

Description

本発明は、漂白能力を有する親油性流体洗浄組成物、ならびにその製造及び使用方法に関する。
特定の布地の種類及び構造は、ドライクリーニングを必要とする。ドライクリーニングは、通常、溶媒又は洗浄溶液として非水性の親油性流体を使用することを伴う。親油性流体による洗浄は、布地の損傷をなくし、又は最小限に抑えるが、親油性流体は、親水性汚れ及び/又は複合汚れの除去能力が低い。しかし、そのような汚れは、洗浄添加剤によって効果的に除去することができる。残念なことに、従来の漂白物質などの洗浄添加剤は、親油性流体に慎重に溶解しても、布地に不均一に堆積して、その結果、布地の損傷を引き起こすことから、親油性流体には効果が無い。結果として、頑固な汚れを除去するために、予備処理及び/又は予備染み抜き組成物が使用される。
予備処理及び/又は予備染み抜きは、時間を浪費し、しかも一般には染みの除去に限られているため、親油性流体に漂白能力を与えるために使用できる組成物、漂白能力を有する親油性流体洗浄組成物、ならびにその製造及び使用方法が必要である。
本発明は、親油性流体に漂白能力を与えるのに使用できる組成物、漂白能力を有する親油性流体洗浄組成物、ならびにその製造及び使用方法に関する。
これら及び他の態様、特徴、並びに利点は、以下の詳細な説明及び添付の「特許請求の範囲」を読めば当業者には明らかになる。
(定義)
本明細書で用いられる用語「布地(複数)」及び「布地(単数)」とは、従来の洗濯方法又はドライクリーニング方法で習慣的に洗浄されるいかなる物品をも意味するものとする。したがって、このような用語は、衣類、亜麻布、カーテン及び衣類付属品の物品を含む。この用語は、また、手提げバッグ、家具カバー、防水布等のような、全体又は一部が布地で作製された他の品目も含む。
用語「汚れ」は、布地上のいかなる望ましくない物質をも意味する。用語「水ベース」若しくは「親水性」の汚れとは、汚れが最初に布地物品と接触した時に水を含んでいたこと、又は汚れが布地物品上で多量の水を保持していることを意味する。水ベースの汚れの例としては、これらに限定するものではないが、飲物、多くの食品汚れ、水溶性染料、汗、尿若しくは血液などの体液、草の染み及び泥などの戸外の汚れが挙げられる。
本明細書で使用する時、「活性化剤」は、過酸化水素源と併せて使用すると漂白活性化剤に相当する過酸の現場生成(in situ production)をもたらす化合物である。
本明細書で使用するとき、特許請求の範囲で使用される場合の冠詞「a」及び「an」、例えば、「乳化剤(an emulsifier)」又は「過酸(a peracid)」は特許請求された、又は記載された物質の1つ以上を意味するものと理解される。
特に記載のない限り、構成成分又は組成物の濃度は、すべて当該構成成分又は組成物の活性レベルに関するものであり、市販の供給源に存在し得る不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は除外される。
特に指定のない限り、本明細書におけるパーセンテージ、比率、及び割合は、すべて重量基準である。特に指定のない限り、温度はすべて摂氏(℃)である。特に指定のない限り、測定値はすべてSI単位である。引用される文献はすべて、関連部分において本明細書に参考として組み込まれる。
(漂白能力を有する親油性流体洗浄組成物)
使用過程の形態の本出願人らの洗浄組成物は、約10ppm〜約2,000ppmの、約30ppm〜約1,000ppmの、又は更には約80ppm〜約500ppmの過酸、約1、000ppm〜約50,000ppmの、約2,000ppm〜約30,000ppmの、又は更には約5,000ppm〜約20,000ppmの水、及び約20ppm〜約50,000ppmの、約100ppm〜約3,000ppmの、又は更には約500ppm〜約2,000ppmの乳化剤を含んでいてよく、該洗浄組成物の残部は、親油性流体、又は親油性流体と、キレート剤などの補助剤成分との混合物であって、前記キレート剤は、少なくとも10ppb、10ppb〜約200ppb、約50ppb〜約100ppb、又は更には約100ppb〜約50ppbの濃度で存在し得る。
前記の使用過程の形態の本出願人らの洗浄組成物は通常、少なくとも第1及び第2の相から構成される分散体を含む。前記第1の相は、pHが約3〜約10、約4〜約9、又は更には約5〜約9であり得る水性相であってよい。前記第1の相は、前記組成物中の過酸の総重量に基づいて、該洗浄組成物の過酸の約50%〜約100%、約95%〜約100%、又は更には約99%〜約100%を含んでいてよい。前記第2の相は通常、親油性流体を典型的に含む、非水性連続相である。
本出願人らの使用過程の洗浄組成物の一態様では、該洗浄組成物の1mL試料中に、第1の相の0.95重量分画を超える部分が液滴中に含有されており、該液滴それぞれの個別重量は、前記1mL試料中の第1の相の総重量の1重量%未満、0.5重量%未満、更には0.1重量%未満である。本発明の目的において、液滴の重量は、ISO 13320−1:1999(E)の表題「粒径分析−レーザー回折法(Particle size analysis - Laser diffraction methods)」に従って求められる。
本出願人らの使用過程の洗浄組成物の一態様では、前記第1の相が、約1000μm未満、又は約500μm未満、又は約100μm未満のメジアン粒径χ50を有する別個の液滴を形成する。メジアン粒径は、試験法ISO 13320−1:1999(E)によって求められ、ここでχ50は、「メジアン粒径、μm」と定義されて、体積測定をベースとして、すなわち、粒子の50体積%がこの直径より小さく、また(残りの)50体積%がこの直径より大きい。一部の実施形態では、第1の相の液滴のメジアン粒径は、約0.1〜約1000μmまで、又は約1〜約500μmまで、又は約5〜約100μmまでの範囲である。
(製造方法)
使用過程の形態の本出願人らの洗浄組成物は、少なくとも第1及び第2の相から成る分散体を含む洗浄組成物が形成されるような仕方で、乳化剤を含む漂白組成物、漂白組成物を製造するのに用いられる漂白物質及び乳化剤、又はこれらの混合物を、親油性流体と混合することによって製造され得る。
本出願人らの方法の一態様では、該洗浄組成物の1mL試料中には、第1の相のうち約0.95重量画分を超える部分が液滴中に含有されており、前記液滴それぞれの別個の重量は、前記1mL試料中の第1の相の総重量の1重量%未満、0.5重量%未満、そして更には0.1重量%未満である使用過程の洗浄組成物が製造できる。本発明の目的において、液滴の重量は、ISO 13320−1:1999(E)の表題「粒径分析−レーザー回折法(Particle size analysis - Laser diffraction methods)」に従って求められる。
本出願人らの方法の一態様では、使用過程の洗浄組成物が形成される。ここで、前記第1の相は、約1000μm未満、又は約500μm未満、又は約100μm未満のメジアン粒径χ50を有する別個の液滴を形成する。特定の態様では、第1の相の液滴のメジアン粒径は、約0.1〜約1000μmまで、又は約1〜約500μmまで、又は約5〜約100μmまでの範囲である。メジアン粒径は、試験法ISO 13320−1:1999(E)によって求められ、ここでχ50は、「メジアン粒径、μm」と定義されて、体積測定をベースとして、すなわち、粒子の50体積%がこの直径より小さく、また(残りの)50体積%がこの直径より大きい。
前述の特徴を有する洗浄組成物は、必須構成成分の混合中及び混合後に、機械的な剪断力を用いることによって得られる。
(使用方法)
品目として布地が挙げられるが、これに限定されない品目は、漂白能力を有する本出願人らの使用過程の形態の親油性流体洗浄組成物と接触させることによって洗浄され得る。当業者には理解されるように、接触には、これらに限定するものではないが、浸漬及び噴霧が含まれる。前記洗浄組成物の過酸が漂白活性化剤と過酸化水素源との組み合わせから形成されるとき、所望の濃度の過酸を形成するのに十分な時間、該洗浄組成物を反応させることができる。このような場合、前記品目は通常、前記洗浄組成物の構成成分を混合して該洗浄組成物を形成した後で1分〜60分の間、前記洗浄組成物の構成要素を混合して該洗浄組成物を形成した後で5分〜30分の間、又は更に、前記洗浄組成物の構成要素を混合して該洗浄組成物を形成した後で10分〜20分の間、前記洗浄組成物と接触される。
(漂白組成物)
出願人らは、特定の漂白組成物が、親油性流体に容易に分散できることから、意外にも親油性流体への混入に適していることを見つけ出した。特定の漂白組成物は通常、活性化されたペルオキソ酸素(peroxygen)源、キレート剤及び水を含んでおり、残りの残部は任意成分/補助成分である。このような組成物は、以降に列挙する百分率で上述の構成成分を混合することによって製造され得る。
本発明の漂白組成物が漂白活性化剤ならびに過酸化水素源、キレート剤及び水を配合しているとき、漂白活性化剤は、該組成物の約0.05重量%から、約0.05重量%〜約40重量%、約0.1重量%〜約35重量%、又は更には約0.5重量%〜約35重量%の濃度で存在してよく、過酸化水素(供給)源は、該組成物の約0.05重量%から、約0.05重量%〜約40重量%、約0.1重量%〜約35重量%、又は更には約0.5重量%〜約35重量%の濃度で存在してよく、キレート剤は、該組成物の約0.001重量%から、約0.001重量%〜約5重量%、約0.05重量%〜約4重量%、又は更には約0.01重量%〜約3重量%の濃度で存在してよく、そして水は、該組成物の約30重量%から、約30重量%〜約99重量%、約40重量%〜約98重量%、又は更には約50重量%〜約95重量%の濃度で存在してよい。前記漂白組成物は通常、pHが約8.25〜約11.0、約8.5〜約10.75、又は更には約8.75〜約10.5であり、水の重量と固体の重量との比が約10:1〜約1:2、約7:1〜約1:1、又は更には約5:1〜約1.2:1であり、Hと漂白活性化剤とのモル比が約10:1〜約1:1、又は更には約3:1〜約1:1であり、そして漂白活性化剤の水への溶解度(単位体積当たりの重量で表される)と活性化剤の親油性流体(これに漂白組成物が添加される)への溶解度との比が、1:1を超え、3:1を超え、又は更には10:1を超える。
本発明の漂白組成物が、予め生成された過酸、キレート剤及び水を配合しているとき、予め生成された過酸は、該組成物の約0.1重量%から、約0.1重量%〜約70重量%、約1重量%〜約60重量%、又は更には約5重量%〜約50重量%の濃度で存在してよく、キレート剤は、該組成物の約0.1重量%から、約0.1重量%〜約80重量%、約1重量%〜約70重量%、又は更には約5重量%〜約60重量%の濃度で存在してよく、そして水は、該組成物の約0.001重量%から、約0.001重量%〜約5重量%、約0.005重量%〜約4重量%、又は更には約0.01重量%〜約3重量%の濃度で存在してよい。前記漂白組成物は通常、pHが約11未満、約9.5未満、又は更には約9未満であり、水の重量と固体の重量との比が約10:1〜約1:2、約7:1〜約1:1、又は更には約5:1〜約1.2:1であり、そして予め生成された過酸の水への溶解度(単位体積当たりの重量で表される)と予め生成された過酸の親油性流体(これに漂白組成物が添加される)への溶解度との比が、1:1を超え、3:1を超え、又は更には10:1を超える。
前述の漂白組成物は、使用説明書を含むキットに梱包されていてよい。
(適した材料)
漂白能力を有する本出願人らの親油性流体洗浄組成物、及び漂白組成物を製造するのに適した材料は、次の通りである。
適した活性化されたペルオキソ(peroxide)酸素源としては、これらに限定するものではないが、予め生成された過酸類、活性化剤と組み合わせた過酸化水素源、又はこれらの混合物が挙げられる。適した予め生成された過酸としては、ペルカルボン酸類及びその塩、例えば、モノペルオキシフタル酸(マグネシウム塩六水和物)アミドペルオキシ酸類、例えば、ペルオキシコハク酸のモノノニルアミド(NAPSA)又はペルオキシアジピン酸のモノノニルアミド(NAPAA)、N−ノナノイルアミノペルオキシカプロン酸(NAPCA)、1,12−ジペルオキシドデカン二酸、及びN,N’−テレフタロイル−ジ(6−アミノカプロン酸)、過炭酸類及びその塩、ペルイミド酸類及びその塩、ペルオキシモノ硫酸類及びその塩、ならびにこれらの混合物から成る群より選択される化合物が挙げられるが、これらに限定されない。適した過酸化水素の供給源としては、これらに限定するものではないが、過ホウ酸塩化合物類、過炭酸塩化合物類、過リン酸塩化合物類及びこれらの混合物から成る群より選択される化合物が挙げられる。
適した漂白活性化剤としては、これらに限定されないが、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ベンゾイルカプロラクタム(BzCL)、4−ニトロベンゾイルカプロラクタム、3−クロロベンゾイルカプロラクタム、ベンゾイルオキシベンゼンスルホネート(BOBS)、ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)、安息香酸フェニル(PhBz)、デカノイルオキシベンゼンスルホネート(C10−OBS)、ベンゾイルバレロラクタム(BZVL)、オクタノイルオキシベンゼンスルホネート(C−OBS)、過加水分解可能なエステル類、過加水分解可能なイミド類及びこれらの混合物が挙げられる。
適したキレート剤としては、有機ホスホネート類、アミノカルボキシレート類、多官能置換された芳香族化合物類、ニトリロ酢酸及びこれらの混合物が挙げられる。本発明の組成物中でキレート剤として使用するのに適した有機ホスホネート類は、ソルティア社(Solutia)から商標デクェスト(DEQUEST)(登録商標)として入手可能なエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネート類)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート)、エチレンジアミントリ(メチレンホスホネート)、ヘキサメチレンジアミンテトラ(メチレンホスホネート)、α−ヒドロキシ−2−フェニルエチルジホスホネート、メチレンジホスホネート、ヒドロキシ1,1−ヘキシリデン,ビニリデン1,1ジホスホネート、1,2ジヒドロキシエタン1,1ジホスホネート及びヒドロキシエチレン1,1ジホスホネートから選択され得る。必須ではないが、このようなアミノホスホネート類は、約6を超える炭素原子を有するアルキル基又はアルケニル基を含有しないことがよい場合がある。アミノカルボキシレート系キレート化剤としては、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンジスクシネート、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、2−ヒドロキシプロピレンジアミンジスクシネート、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミンテトラプロピオネート類、トリエチレンテトラアミン六酢酸、エチレントリアミン五酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、及びエタノールジグリシン類、(それらの)アルカリ金属塩、アンモニウム塩及び置換アンモニウム塩、並びにこれらの混合物が含まれる。本明細書で使用される特定のアミノカルボキシレートキレート剤は、エチレンジアミンジスクシネート(「EDDS」)、例えば米国特許第4,704,233号に記載されているような[S,S]異性体、エチレンジアミン−N,N’−ジグルタメート(EDDG)及び2−ヒドロキシプロピレンジアミン−N,N’−ジスクシネート(HPDDS)化合物でよい場合がある。他の適したアミノカルボキシレートキレート剤は、エチレンジアミンジスクシネートである。多官能置換された芳香族キレート化剤も本明細書の組成物に有用である。米国特許第3,812,044号を参照のこと。この種の酸型の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンなどのジヒドロキシジスルホベンゼン類である。このようなキレート剤としては、α−ヒドロキシ−2フェニルエチルジホスホネート、メチレンジホスホネート、ヒドロキシ1,1−ヘキシリデン,ビニリデン−1,1−ジホスホネート、1,2ジヒドロキシエタン−1,1−ジホスホネート及びヒドロキシエチレン1,1ジホスホネートから選択される有機ホスホネートキレート剤のジホスホネート誘導体が挙げられる。ヒドロキシエチレン−1,1−ジホスホネートが特に有用である。
適した乳化剤は、シロキサン系界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両極性界面活性剤、両性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤、ジェミニ界面活性剤、アミン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤及びこれらの混合物からなる群より選択され得る。乳化剤/界面活性剤は、親油性流体に溶解し得る。
乳化剤/界面活性剤のある部類には、シロキサン系界面活性剤(シロキサン系物質)が含まれ得る。この用途におけるシロキサン系界面活性剤は、他の用途のためのシロキサンポリマーであってよい。シロキサン系界面活性剤は通常、0.0008〜0.033アトグラム(ag)(500〜20,000ダルトン)の重量平均分子量を有する。ポリ(ジメチルシロキサン)から誘導されるこのような物質は、当該技術分野において周知である。本発明では、このようなシロキサン系界面活性剤すべてが適しているとは限らないが、それは、そのような界面活性剤が、親油性流体自体によってもたらされる洗浄レベルに比べて改善された汚れの洗浄をもたらさないからである。
適したシロキサン系界面活性剤は、次式を有するポリエーテルシロキサンを含む。
D’D”M’2−a
式中、aは0〜2であり、bは0〜1000であり、cは0〜50であり、dは0〜50であり、ただしa+c+dが少なくとも1であることを条件とし、
Mは、R 3−eSiO1/2であり、前記式中、Rは独立して、H、又は一価の炭化水素基であり、Xはヒドロキシル基であり、そしてeは0又は1である、
M’は、R SiO1/2であり、前記式中、Rは独立して、H、一価の炭化水素基、又は(CH(CO−(CO)−(CO)(C2k−Rであり、ただし少なくとも1個のRが(CH(CO−(CO)−(CO)(C2k−Rであることを条件とし、前記式中、Rは独立して、H、一価の単価水素基又はアルコキシ基であり、fは1〜10であり、gは0又は1であり、hは1〜50であり、iは0〜50であり、jは0〜50であり、kは4〜8であり、Cは、非置換又は置換されており、Qは独立して、H、C1〜10アルキル、C1〜10アルケニル、及びこれらの混合物から選択され、
Dは、R SiO2/2であり、前記式中、Rは、独立してH、又は一価の炭化水素基であり、
D’は、R SiO2/2であり、前記式中、Rは独立して、Rであり、ただし、少なくとも1個のRは、(CH(CO−(CO)−(CO)(C2k−Rであることを条件とし、前記式中、Rは独立して、H、一価の単価水素基又はアルコキシ基であり、fは1〜10であり、gは0又は1であり、hは1〜50であり、iは0〜50であり、jは0〜50であり、kは4〜8であり、Cは非置換又は置換されており、Qは独立して、H、C1〜10アルキル、C1〜10アルケニル、及びこれらの混合物から選択され、及び
D”は、R SiO2/2であり、前記式中、Rは独立して、H、一価の炭化水素基又は(CH(C(A)−[(L)−(A’)−]−(L’)Z(G)であり、前記式中、lは1〜10であり、mは0又は1であり、nは0〜5であり、oは0〜3であり、pは0又は1であり、qは0〜10であり、rは0〜3であり、sは0〜3であり、Cは非置換又は置換されており、Qは独立して、H、C1〜10アルキル、C1〜10アルケニル、及びこれらの混合物から選択され、A及びA’はそれぞれ独立して、エステル、ケト(keto)、エーテル、チオ、アミド、アミノ、C1〜4フルオロアルキル、C1〜4フルオロアルケニル、分岐鎖又は直鎖ポリアルキレンオキシド、ホスフェート、スルホニル、スルフェート、アンモニウム、及びこれらの混合物を表す結合部分であり、L及びL’はそれぞれ独立して、C1〜30直鎖もしくは分岐状アルキルもしくはアルケニル又はアリールであって、これらは非置換又は置換されており、Zは、水素、カルボン酸、ヒドロキシ、ホスファト(phosphato)、ホスフェートエステル、スルホニル、スルホネート、スルフェート、分岐又は直鎖ポリアルキレンオキシド、ニトリル、グリセリル、非置換又はC1〜30アルキルもしくはアルケニルで置換されたアリール、非置換又はC1〜10アルキルもしくはアルケニル又はアンモニウムで置換された炭水化物であり、Gは、陰イオン又は陽イオン、例えば、H、Na、Li、K、NH 、Ca+2、Mg+2、Cl、Br、I、メシラート又はトシラートである。
本明細書において上述のシロキサン系界面活性剤類の例は、欧州特許第1,043,443A1号、同第1,041,189号及びPCT国際公開特許WO01/34,706号(すべてGEシリコーンズ社(GE Silicones))、並びに米国特許第5,676,705号、同第5,683,977号、同第5,683,473号、及び欧州特許第1,092,803A1号(すべてリーバー・ブラザーズ社(Lever Brothers)に譲渡)に見出すことができる。
適したシロキサン系界面活性剤の非限定的な市販例は、TSF 4446(ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ社(General Electric Silicones)から)、XS69−B5476(ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ社(General Electric Silicones)から)、ジェナミン(Jenamine)HSX(デルコン社(DelCon)から)及びY 12147(オーエスアイ・スペシャルティ社(OSi Specialties)から)である。
適した乳化剤/界面活性剤の別の部類は、陰イオン性界面活性剤である。本明細書で有用な陰イオン性界面活性剤の非限定例としては、次のものが挙げられる。
a)C11〜C18アルキルベンゼンスルホネート類(LAS)、
b)C10〜C20の一級の、分岐鎖及びランダムアルキルサルフェート類(AS)、
c)次式(I)及び(II)を有するC10〜C182級(2,3)アルキルスルフェート類。
Figure 2006527300
式(I)及び(II)中のMは、水素、又は電荷の中立性をもたらす陽イオンである。本発明の目的のために、界面活性剤か補助成分のどちらかと結合しているM単位はすべて、熟練者によって単離される形態又は前記化合物が使用される系の相対pHに依存して、水素原子又は陽イオンであり得る。好ましい陽イオンの非限定例としては、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、及びこれらの混合物が挙げられる。前記式(I)及び(II)において、xは、少なくとも約7、好ましくは少なくとも約9の整数であり、前記式(I)及び(II)中のyは、少なくとも8、好ましくは少なくとも約9の整数である、
d)C10〜C18アルキルアルコキシスルフェート類(AES)、ここで、好ましくはxは1〜30である、
e)好ましくは1〜5個のエトキシ単位を含むC10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート類、
f)米国特許第6,020,303号及び同第6,060,443号に記載されているような中鎖分岐アルキルスルフェート類、
g)米国特許第6,008,181号及び同第6,020,303号に記載されているような中鎖分岐アルキルアルコキシスルフェート類、
h)PCT国際公開特許WO99/05243号、同WO99/05242号、同WO99/05244、同WO99/05082、同WO99/05084号、同WO99/05241号、同WO99/07656号、同WO00/23549号及び同WO00/23548号で述べられているような、修飾されたアルキルベンゼンスルホネート(MLAS)、
i)C12〜C20メチルエステルスルホネート類(MES)、
j)C10〜C18α−オレフィンスルホネート(AOS)、及び
k)商標エアゾール(Aerosol)OT及びエアゾール(Aerosol)TR−70(サイテック社(Cytec)から)で入手可能なC〜C20スルホサクシネート類。
他の部類の適した乳化剤/界面活性剤は、非イオン性界面活性剤である。非イオン性界面活性剤の非限定的な例としては、以下のものが挙げられる。
a)C12〜C18アルキルエトキシレート類、例えば、シェル社(Shell)製のネオドール(NEODOL)(登録商標)非イオン性界面活性剤、
b)C〜C12アルキルフェノールアルコキシレート類であって、ここでアルコキシレート単位は、エチレンオキシ単位とプロピレンオキシ単位の混合物である、
c)エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとの、C12〜C18アルコール及びC〜C12アルキルフェノールの縮合体、例えば、バスフ社(BASF)製のプルロニック(Pluronic)(登録商標)、
d)米国特許第6,150,322号に述べられているようなC14〜C22中鎖分岐アルコール類、BA、
e)米国特許第6,153,577号、同第6,020,303号、及び同第6,093,856号に述べられているようなC14〜C22中鎖分岐アルキルアルコキシレート類、BAEx、ここで、xは、1〜30である、
f)米国特許第4,565,647号(レナード(Llenado)、1986年1月26日発行)に述べられているようなアルキル多糖類であって、特に、米国特許第4,483,780号及び同第4,483,779号に述べられているようなアルキルポリグリコシド類、
g)米国特許第5,332,528号、PCT国際公開特許WO92/06162号、同第WO93/19146号、同第WO93/19038号、及び同第WO94/09099号に述べられているようなポリヒドロキシ脂肪酸アミド類(GS系)、
h)米国特許第6,482,994号及びPCT国際公開特許WO01/42408号に述べられているような、エーテルで末端保護されたポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤類、及び
別の非限定的な例には、エトキシル化(EO5〜100)ソルビタンの脂肪酸(C12〜18)エステルから成る群より選択される非イオン性界面活性剤が挙げられる。より好ましくは、前記界面活性剤は、ソルビトール及び無水ソルビトールのラウレートエステルの混合物、ソルビトール及び無水ソルビトールのステアレートエステルの混合物、及びソルビトール及び無水ソルビトールのオレエートエステルの混合物から成る群より選択される。更により好ましくは、前記界面活性剤は、ソルビトール及び無水ソルビトールのラウレートエステルの混合物であって、主にモノエステルからなり、約20モルのエチレンオキシドと縮合されたポリソルベート20、ソルビトール及び無水ソルビトールのステアレートエステルの混合物であって、主にモノエステルからなり、約20モルのエチレンオキシドと縮合されたポリソルベート60、ソルビトール及び無水ソルビトールのオレエートエステルの混合物であって、主にモノエステルからなり、約20モルのエチレンオキシドと縮合されたポリソルベート80、及びこれらの混合物から成る群より選択される。最も好ましくは、前記界面活性剤はポリソルベート60である。
エトキシル化界面活性剤のほかの例としては以下のものが挙げられる。一般構造式、RO(CHCHO)−COH(前記式中、Rは、約8〜約20個の炭素原子を有し、及びsは、平均して約0.1〜約10である。)を有する、エーテルカルボキシレートとしても公知のカルボキシル化アルコールエトキシレート、エトキシル化4級アンモニウム界面活性剤、例えばPEG−5ココモニウムメトサルフェート、PEG−15塩化ココモニウム、PEG−15塩化オレアンモニウム及びビス(ポリエトキシエタノール)獣脂アンモニウムクロライド。他の適した非イオン性エトキシル化界面活性剤は、エチレンオキシドと疎水性のアルキルアミンとの縮合に由来するエトキシル化アルキルアミンであって、Rが約8〜約22個の炭素原子を有し、及びsが約3〜約30であるものである。
別の部類の適した乳化剤/界面活性剤は、陽イオン性界面活性剤である。陽イオン性界面活性剤の非限定例としては次の炭素原子を26個まで有しうる、4級アンモニウム界面活性剤が挙げられる。
a)米国特許第6,136,769号に述べられているようなアルコキシレート4級アンモニウム(AQA)界面活性剤、
b)同第6,004,922号に述べられているようなジメチルヒドロキシエチル4級アンモニウム(K1)、
c)PCT国際公開特許WO98/35002号、同WO98/35003号、同WO98/35004号、同WO98/35005号、同WO98/35006号に述べられているようなポリアミン陽イオン性界面活性剤、
d)米国特許第4,228,042号、同第4,239,660号、同第4,260,529号及び同第6,022,844号に述べられているような陽イオン性エステル界面活性剤、及び
e)米国特許第6,221,825号及びPCT国際公開特許WO00/47708号に述べられているようなアミノ系界面活性剤、特に、アミドプロピルジメチルアミン(APA)。
別の部類の適した乳化剤/界面活性剤は、両極性界面活性剤である。両極性界面活性剤の非限定的な例としては以下のものが挙げられる。2級及び3級アミン類の誘導体、複素環式2級及び3級アミン類の誘導体、又は4級アンモニウム、4級ホスホニウムもしくは3級スルホニウム化合物の誘導体。両極性界面活性剤の例については、米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)の19段38行〜22段48行を参照のこと、ベタインには、アルキルジメチルベタイン及びココジメチルアミドプロピルベタイン、C〜C18(好ましくはC12〜C18)アミンオキシドならびにスルホ及びヒドロキシベタイン、例えば、N−アルキル−N,N−ジメチルアミノ−1−プロパンスルホネート(ここでアルキル基は、C〜C18、好ましくはC10〜C14であり得る)が含まれる。
別の部類の適した乳化剤/界面活性剤は、両性界面活性剤である。両性界面活性剤の非限定的な例としては、2級又は3級アミンの脂肪族誘導体、あるいは複素環式2級及び3級アミンの脂肪族誘導体が挙げられ、ここで、脂肪族基は、直鎖又は分岐鎖であってよい。脂肪族置換基のうち1は、少なくとも約8個の炭素原子、通常は約8〜約18個の炭素原子を含有し、そして少なくとも1が、陰イオン性水溶性基、例えば、カルボキシ、スルホネート、スルフェートを含有する。両性界面活性剤の例については、米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)の19段18行〜35行を参照のこと。
別の部類の適した乳化剤/界面活性剤は、半極性非イオン性界面活性剤である。
半極性非イオン性界面活性剤の非限定的な例としては、以下のものが挙げられる。炭素原子数が約10〜約18の1つのアルキル部分と、炭素原子数が約1〜約3のアルキル基及びヒドロキシアルキル基から成る群より選択される2つの部分を含有する水溶性アミンオキシド類、炭素原子数が約10〜約18の1つのアルキル部分と、炭素原子数が約1〜約3のアルキル基及びヒドロキシアルキル基から成る群より選択される2つの部分を含有する水溶性ホスフィンオキシド類、及び炭素原子数が約10〜約18の1つのアルキル部分と、炭素原子数が約1〜約3のアルキル基及びヒドロキシアルキル基から成る群より選択される1つの部分を含有する水溶性スルホキシド類。PCT国際公開特許WO01/32816号、米国特許第4,681,704号、及び同第4,133,779号を参照のこと。
別の部類の適した乳化剤/界面活性剤は、ジェミニ界面活性剤である。ジェミニ界面活性剤は、導入された分子当たり、少なくとも2個の疎水性基と少なくとも2個の親水性基を有する化合物である。これらは、文献、例えば、ケムテック(Chemtech)、1993年3月、30〜33頁、及び米国化学会誌(J.American Chemical Soc.)、115、10083〜10090(1993年)、並びにそれらで引用される参考文献において、「ジェミニ界面活性剤」として知られるようになった。
別の部類の適した乳化剤/界面活性剤は、アミン系界面活性剤である。アミン系界面活性剤の非限定的な例としては、炭素原子約6〜約22個を含む1級アルキルアミン類が挙げられ、使用される。特に好ましい1級アルキルアミン類は、オレイルアミン(アクゾ社(Akzo)から商品名アルミーン(ARMEEN)(登録商標)OLD)として入手可能)、ドデシルアミン(アクゾ社から商品名アルミーン(ARMEEN)(登録商標)12Dとして入手可能)、分岐状C16〜C22アルキルアミン(ローム・アンド・ハース社(Rohm & Haas)から商品名プリミーン(PRIMENE)(登録商標)JM−Tとして入手可能)、及びこれらの混合物である。
別の部類の適した乳化剤/界面活性剤は、フッ素系界面活性剤である。フッ素系界面活性剤は、本発明では乳化剤としても使用され得る。適したフッ素系界面活性剤には以下のものが挙げられる。陰イオン性フッ素系界面活性剤、例えばフルオロアルキルカルボキシレート類、フルオロアルキルホスフェート類、フルオロアルキルスルフェート類が挙げられるが、これらに限定されない、非イオン性フッ素系界面活性剤、例えばフルオロアルキルエトキシレートが挙げられるが、これに限定されない、陽イオン性フッ素系界面活性剤、例えば4級アンモニウム塩が挙げられるが、これに限定されない、及び両性フッ素系界面活性剤、例えばベタインが挙げられるが、これに限定されない。好ましいフッ素系界面活性剤は、デュポン社(DUPONT(登録商標)Company)から商品名ゾニル(ZONYL)(登録商標)として、スリー・エム社(3M)(登録商標)から商品名フルオラッド(FLUORAD)(登録商標)として、及びクラリアント社(CLARIANT)(登録商標)から商品名フルオウェット(FLUOWET)(登録商標)として入手可能である。
本明細書で使用する時、「親油性流体」は、水の20重量%までにおいては水と不混和性の、いかなる液体又は液体の混合物をも意味する。一般に、適した親油性流体は、周囲温度及び周囲圧力において完全に液体であることができ、容易に融解する固体、例えば、約0℃〜約60℃の範囲内の温度で液体になるものであることができ、又は周囲温度及び周囲圧力、例えば、25℃、圧力101kPa(1気圧)において、液相と蒸気相との混合物を含むことができる。
本明細書の親油性流体は、可燃性であるか、或いは、従来の公知のドライクリーニング流体の特性に等しい、又は好ましくはそれを上回る、比較的高い引火点及び/又は低いVOC特性を有することが好ましく、ここでこれらの用語は、ドライクリーニング業界で使用される従来の意味を有する。
適した親油性流体物質の非限定例としては、シロキサン類、他のシリコーン類、炭化水素類、グリコールエーテル類、グリセリンエーテル類のようなグリセリン誘導体、ペルフルオロアミン類、ペルフルオロ及びハイドロフルオロエーテル溶媒、低揮発性の非フッ素化有機溶媒、ジオール溶媒、環境に優しいその他の溶媒、並びにこれらの混合物が挙げられる。
本明細書で使用する時、「シロキサン」は、非極性で、水又は低級アルコールに不溶性であるシリコーン流体を意味する。線状シロキサン類(例えば、米国特許第5,443,747号及び同第5,977,040号参照)及び環状シロキサン類は、本明細書で有用であり、後者には、オクタメチルシクロテトラシロキサン(テトラマー)、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン(ヘキサマー)、及び好ましくはデカメチルシクロペンタシロキサン(ペンタマー、一般に「D5」と呼ばれる)から成る群より選択される環状シロキサン類が含まれる。好ましいシロキサンは、約50%を超える環状シロキサンペンタマー、より好ましくは約75%を超える環状シロキサンペンタマー、最も好ましくは少なくとも約90%の環状シロキサンペンタマーを含む。また、少なくとも約90%(好ましくは少なくとも約95%)のペンタマー並びに約10%未満(好ましくは約5%未満)のテトラマー及び/又はヘキサマーを有する環状シロキサンの混合物であるシロキサンも、本明細書での使用に好ましい。
親油性流体には、ドライクリーニング溶媒のいかなる留分、特に、フッ素化溶媒又はペルフルオロアミンを含むより新しい種類をも含みうる。ペルフルオロトリブチルアミンのような一部のペルフルオロアミンは、親油性流体として使用するには適していないが、親油性流体を含有する組成物中に存在し得る多くの補助剤の1つとして存在してよい。
他の適した親油性流体としては、これらに限定するものではないが、ジオール溶媒系、例えば、C若しくはC又はより高級なジオールなどの高級ジオール、環式及び非環式の両方のタイプを含むオルガノシリコーン溶媒等、並びにこれらの混合物が挙げられる。
低揮発性の非フッ素化有機溶媒の非限定例としては、例えば、オレアン(OLEAN)(登録商標)及び他のポリオールエステル、又は特定の比較的非揮発性の生分解性中鎖分岐状石油留分が挙げられる。
グリコールエーテル類の非限定例としては、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールn−プロピルエーテル、プロピレングリコールt−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールt−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールn−プロピルエーテル、トリプロピレングリコールt−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールn−ブチルエーテルが挙げられる。
シロキサン類に加えて、他のシリコーン溶媒の非限定例が文献で周知であり(例えば、カーク・オスマー(Kirk Othmer)の「化学工学百科事典(Encyclopedia of Chemical Technology)」参照)、またGEシリコーンズ社(GE Silicones)、東芝シリコーン社(Toshiba Silicone)、バイエル社(Bayer)、及びダウ・コーニング社(Dow Corning)を含む多数の商業的供給源から入手可能である。例えば、適したシリコーン溶媒の1つは、GEシリコーンズ社(GE Silicones)から入手可能なSF−1528である。
グリセリン誘導体溶媒の非限定例としては、次の構造を有する物質が挙げられる。
本発明の方法及び/又は装置で使用するのに適したグリセリン誘導体溶媒の非限定例としては、次の構造を有するグリセリン(glyercine)誘導体が挙げられる。
Figure 2006527300
上式において、R、R、及びRはそれぞれ独立して、H、分岐状又は直鎖の、置換又は非置換の、C〜C30アルキル、C〜C30アルケニル、C〜C30アルコキシカルボニル、C〜C30アルキレンオキシアルキル、C〜C30アシルオキシ、C〜C30アルキレンアリール、C〜C30シクロアルキル、C〜C30アリール、及びこれらの混合物から選択される。また、上記式中、R、R及びRの2つ以上が相まって、C〜Cの、芳香族又は非芳香族、複素環式又は非複素環式の環を形成することができる。
適したグリセリン誘導体溶媒の非限定例としては、2,3−ビス(1,1−ジメチルエトキシ)−1−プロパノール、2,3−ジメトキシ−1−プロパノール、3−メトキシ−2−シクロペントキシ−1−プロパノール、3−メトキシ−1−シクロペントキシ−2−プロパノール、炭酸(2−ヒドロキシ−1−メトキシメチル)エチルエステルメチルエステル、グリセロールカーボネート、及びこれらの混合物が挙げられる。
環境に優しい他の溶媒の非限定例としては、オゾン形成能が約0〜約0.31の親油性流体、蒸気圧が約0〜約13Pa(0〜0.1mmHg)の親油性流体、及び/又は、蒸気圧が13Pa(0.1mmHg)より高く、ただしオゾン生成能が約0〜約0.31である親油性流体が挙げられる。ここまでに記載していないこのような親油性流体の非限定例としては、カーボネート溶媒(すなわち、メチルカーボネート、エチルカーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、グリセリンカーボネート)、及び/又はサクシネート溶媒(すなわち、ジメチルサクシネート)が挙げられる。
本明細書で使用する時、「オゾン反応性」は、VOCが大気中でオゾンを形成する能力の指標である。それは、揮発性有機物1グラム当たりで形成されるオゾンのグラム数として測定される。オゾン反応性の測定手順は、ダブリュー・ピー・エル・カーター(W.P.L.Carter)著、「揮発性有機化合物のオゾン反応性基準の開発(Development of Ozone Reactivity Scales of Volatile Organic Compounds)」、大気及び廃棄物管理協会誌(Journal of the Air & Waste Management Association)、第44巻、881〜899頁、1994年に更に論じられている。使用される「蒸気圧」は、カリフォルニア大気資源局(California Air Resources Board)の方法310で定義される技術によって測定することができる。
好ましくは、親油性流体は、当該親油性流体の50重量%を超える、シクロペンタシロキサン(「D5」)、及び/又は、ほぼ同様の揮発性を有し、所望により他のシリコーン溶媒によって補完された、線状類縁体を含む。
(任意/補助成分)
本発明の目的には必須でないが、以下に例示される任意成分の非限定的なリストは、本洗浄組成物において使用するのに適しており、しかも例えば、洗浄性能を補助若しくは向上させるために、洗浄されるべき基材の処理のために、又は、香料、着色剤、染料などの場合のように洗浄組成物の審美性を変化させるために、望ましくは本発明の特定の実施形態に組み込まれることができる。これら追加成分の精密な性質、及びその組み込み濃度は、組成物、及びそれが使用されることになる洗浄操作の性質に左右される。適した補助物質には、追加的な界面活性剤、ビルダー、移染防止剤、分散剤、酵素及び酵素安定剤、触媒作用性金属錯体、ポリマー分散剤、泥汚れ除去/再付着防止剤、光沢剤、泡抑制剤、染料、香料、構造弾性化剤、柔軟仕上げ剤、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、及び/又は顔料が挙げられるが、これらに限定されない。任意/補助成分及びそれらの使用濃度の例は、米国特許第5,576,282号、同第6,306,812B1号、及び同第6,326,348B1号に見出され、これらを本明細書に参考として組み込む。
実施例1:以下の組成物は、以降に示すようにして製造される。
Figure 2006527300
1.前記構成成分を表に列挙した順に逐次添加することによって、漂白組成物を調製する。
2.前記反応混合物を約10分間反応させる。
3.約10分間反応させた後、この漂白組成物を、デカメチルシクロペンタシロキサン14,376グラム及び乳化組成物(実施例3)300グラムと混合して、洗浄組成物を形成する。前記混合は、ミキサーで行う(242.7W(1/3hp)、183rad/s(1750rpm)、115VAC、1.27cm(1/2インチ)シャフト、マックマスター−カー社(McMaster-Carr)カタログ番号3473K14(ミキサー))。
4.次いで、前記組成物を、ゴールマン−ラップ・インダストリーズ社(Gorman-Rupp Industries)製ポンプ(2000シリーズ、ギアポンプ(gear)、12VDC、1GPM(ガロン/分)(すなわち3.8L/分)、カタログ番号2000−C、ポンプ)によってスプレーノズル(SS、138kPa(20psi)につき1gpm、0.635cm(1/4インチ)NPT、0.27cm(0.109インチ)オリフィス直径、マックマスター−カー社(McMaster-Carr)カタログ番号322885K55)へポンプ移送する。
5.その後、この混合物を、洗浄しようとする布地を入れた洗浄ドラム内へ吹き付ける。
6.デカメチルシクロペンタシロキサンを更に加えて、デカメチルシクロペンタシロキサンの総量を29.4kgにする。
上記で使用した材料は、以下のようにして入手できる。pH10緩衝液は、イー・エム・サイエンス社((EM Science)、ドイツ、ダルムシュタット(Darmstadt,Germany))からカタログ番号EM B1636−1という商品名で入手できる、水は、リッカ・ケミカル社((RICCA Chemical Co.)、米国テキサス州アーリントン(Arlington,Texas U.S.A.))から脱イオン化試薬級の水(Deionized Reagent Grade Water)という商品名で入手できる、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)は、ソルティア社((Solutia)、米国ミズーリ州セントルイス(St.Louis,Missouri U.S.A.))から商品名デクェスト(Dequest)2060Aとして入手できる、1N水酸化ナトリウムは、ヴイ・ダブリュー・アール社((VWR)、米国ペンシルバニア州ウェスト・チェスター(West Chester,Pennsylvania U.S.A.))からカタログ番号VW3222−1という商品名で入手できる、過ホウ酸ナトリウム1水和物は、ソルヴェイ・インターロックス社((Solvay Interox,Inc.)、米国テキサス州ヒューストン(Houston,Texas,U.S.A.))から入手できる、及びテトラアセチルエチレンジアミン(TEAD)は、ワーウィック・インターナショナル社((Warwick International)、英国フリントシャー、ホリウェル(Holywell,Flintshire,United Kingdom))から商品名マイコン(MYKON)ATCとして入手できる。
実施例2:以下の組成物は、以降の説明のようにして製造される。
Figure 2006527300
1.構成成分を前記表に列挙した順に逐次添加することによって、漂白組成物A及びBを調製する。
2.漂白組成物Aを、デカメチルシクロペンタシロキサン14,376グラム及び乳化組成物(実施例3)300グラムと混合して、洗浄組成物を形成する。前記混合は、ミキサーで行う(242.7W(1/3hp)、183rad/s(1750rpm)、115VAC(交流電圧)、1.27cm(1/2インチ)シャフト、マックマスター−カー社(McMaster-Carr)カタログ番号3473K14(ミキサー))。
3.次いで、前記組成物を、ゴールマン−ラップ・インダストリーズ社(Gorman-Rupp Industries)製ポンプ(2000シリーズ、ギアポンプ(gear)、12VDC、1GPM(ガロン/分)(すなわち3.8L/分)、カタログ番号2000−C、ポンプ)によってスプレーノズル(SS、138kPa(20psi)につき1gpm、0.635cm(1/4インチ)NPT、0.27cm(0.109インチ)オリフィス直径、マックマスター−カー社(McMaster-Carr)カタログ番号322885K55)へポンプ移送する。
4.その後、この混合物を、洗浄しようとする布地を入れた洗浄ドラム内へ吹き付ける。
5.デカメチルシクロペンタシロキサンを更に加えて、デカメチルシクロペンタシロキサンの総量を29.4kgにする。
上記で使用した材料は、以下のようにして入手できる。水は、リッカ・ケミカル社((RICCA Chemical Co.)、米国テキサス州アーリントン(Arlington,Texas U.S.A.))から脱イオン化試薬級の水(Deionized Reagent Grade Water)という商品名で入手できる、pH9緩衝液は、ヴイ・ダブリュー・アール社((VWR)、米国ペンシルバニア州ウェスト・チェスター(West Chester,Pennsylvania U.S.A.))からカタログ番号34170−121という商品名で入手できる、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)は、ソルティア社((Solutia)、米国ミズーリ州セントルイス(St.Louis,Missouri U.S.A.))から商品名デクェスト(Dequest)2060Aとして入手できる、1N水酸化ナトリウムは、ヴイ・ダブリュー・アール社((VWR)、米国ペンシルバニア州ウェスト・チェスター(West Chester,Pennsylvania U.S.A.))からカタログ番号VW3222−1という商品名で入手できる、フタルイミドペルオキシヘキサン酸(PAP)は、オーシモント社((Ausimont S.p.A.)、イタリア、ミラノ(Milan,Italy))から商品名ユーレコ(EURECO)W−75%活性PAPとして入手できる。
実施例3:乳化組成物3
Figure 2006527300
本発明の特定の実施形態を例示し説明したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなくその他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には自明であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の「特許請求の範囲」で扱うものとする。

Claims (9)

  1. 洗浄組成物であって、以下の成分、
    a.)過酸10ppm〜2,000ppm、
    b.)水1,000ppm〜50,000ppm、
    c.)乳化剤20ppm〜50,000ppm、及び
    d.)親油性流体、又は親油性流体と補助成分との混合物である、該洗浄組成物の残部
    を含む、洗浄組成物。
  2. 少なくとも第1の相と第2の相から構成される分散体を含み、好ましくは、前記第1の相が水性相であり、第2の相が非水性連続相であり、前記第1の相が、過酸を含み、好ましくは第1の相が、該組成物中の過酸の総重量に基づいて、該洗浄組成物の過酸の50%〜100%を含み、
    a.)該洗浄組成物の1mL試料中に、第1の相の0.95重量分画を超える部分が液滴中に含有されており、該液滴それぞれの個別重量が、前記1mL試料中の第1の相の総重量の1重量%未満である、又は
    b.)前記第1の相が、1000μm未満のメジアン粒径χ50を有する別個の液滴を形成する、請求項1に記載の洗浄組成物。
  3. a.)30ppm〜1,000ppm、好ましくは80ppm〜500ppmの過酸であって、該過酸は、好ましくはフタルイミドペルオキシヘキサン酸、過酸化物及びこれらの混合物から選択される物質を含むもの、
    b.)2,000ppm〜30,000ppm、好ましくは5,000ppm〜20,000ppmの水、及び
    c.)100ppm〜3,000ppm、500ppm〜2,000ppmの乳化剤であって、好ましくは該乳化剤は、シロキサン系界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両極性界面活性剤、両性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤、ジェミニ界面活性剤、アミン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、及びこれらの混合物から成る群より選択されるものであるものを含む、請求項1または2に記載の洗浄組成物。
  4. キレート剤を少なくとも10ppb含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  5. ビルダー、移染防止剤、分散剤、酵素及び酵素安定剤、触媒作用性金属錯体、ポリマー分散剤、泥汚れ除去/再付着防止剤、光沢剤、発泡抑制剤、染料、香料、構造弾性化剤、柔軟仕上げ剤、キャリア、ヒドロトロープ、加工助剤、顔料、及びこれらの混合物から成る群より選択される補助物質を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  6. 前記親油性流体が、デカメチルシクロペンタシロキサンを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  7. 布地又は硬質表面を洗浄する方法であって、表面に請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄組成物を接触させる工程を含む方法。
  8. a.)活性化剤、過酸化水素源と水との混合物を、所望の量の過酸を形成するか又は予め生成された過酸と水との混合物を提供するのに十分な時間反応させる工程、
    b.)前記混合物を、工程(a)の後で親油性流体及び乳化剤と混合する工程、及び
    c.)所望により、工程(b)の混合物を十分な剪断力に付して、少なくとも、過酸を含む第1の相と第2の相から構成される分散体を含む洗浄組成物を製造する工程であって、ここで、前記第1の相に含有される、過酸の0.95重量画分を超える部分が、第1の相の液滴中に含有されており、
    (i)該液滴それぞれが個別に、前記第1の相中の過酸の合計質量の1重量%未満の重量を有すること、又は
    (ii)該液滴のメジアン粒径χ50が1000μm未満であることを含む、親油性流体洗浄組成物の製造方法。
  9. a)予め生成された過酸、好ましくはフタルイミドペルオキシヘキサン酸、又は活性化剤、好ましくはテトラアセチルエチレンジアミン、及び過酸化水素源、
    b)所望により、乳化剤、
    c)所望により、キレート剤、及び
    d)請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄組成物を形成するための説明書
    を含む、キット。
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