JP2006526706A - 腐食防止組成物およびそれを含有する物品 - Google Patents
腐食防止組成物およびそれを含有する物品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006526706A JP2006526706A JP2006514883A JP2006514883A JP2006526706A JP 2006526706 A JP2006526706 A JP 2006526706A JP 2006514883 A JP2006514883 A JP 2006514883A JP 2006514883 A JP2006514883 A JP 2006514883A JP 2006526706 A JP2006526706 A JP 2006526706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polymer
- scavenger
- parts
- adjuvant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D5/00—Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
- C09D5/08—Anti-corrosive paints
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D79/00—Kinds or details of packages, not otherwise provided for
- B65D79/02—Arrangements or devices for indicating incorrect storage or transport
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
- C23F11/00—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
- C23F11/00—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
- C23F11/02—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in air or gases by adding vapour phase inhibitors
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Wrappers (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
Description
本出願は、現在では放棄されている2002年1月22日に出願された出願番号10/054,031の継続である2003年6月3日に出願された出願番号10/453,304の一部継続出願である。
本出願は、任意の形状および断面の高分子物品中の2種以上の気相制御(VPI)成分の組み合わせ、さらに好ましくは、2種以上の気化性腐食防止(VCI)成分の組み合わせに関する。
ここでの問題とは、コーティングせずとも効果的である塩、すなわち、VCIとして満足できる機能を発揮する塩を見つけ出すことである。あるいは、そのような機能を発揮することで知られる塩を改善することである。改善された塩は、少なくとも1年間の腐食防止効果を与えるのに十分な量で本質的に透明である包装フィルムに導入された場合に、前記材料の透明性を目に見えて下げたり、あるいは、前記フィルムを脆化させたりすることがない。「透明である」という意味は、VCIフィルムが、VCIを含有していないフィルムと実質的に同じ可視光線透過性を有することである。そのような透明性があれば、12ポイントのフォントで表記されたこの文章を、その上に一枚のフィルムを乗せた状態で読むことができる。「フィルム」という用語は、壁内にVCIおよび他の成分を実質的に均一に分散させることができるのに十分な肉厚を有するポリマーを意味する。満足できる機能を発揮するフィルムとは、規定された環境内において所定期間保護効果を発揮するのに十分なVCIおよび他の成分が含有されていることを意味する。さらに、前記フィルムは、滑らかな表面と、実質的に均一な厚さとを有するべきである。すなわち、その表面の感触は滑らかである。そのような滑らかなフィルムは、一般に、その厚さが約0.025mm(1milまたは0.001”)〜0.125mm(5milまたは0.005”)の範囲内にある場合、そのフィルムの厚さについて±0.0125mm(0.5milまたは0.0025”)未満のばらつきを有する。そのようなばらつきがフィルムの表面またはその近くの固体の粒子または粒子の塊によるものであれば、フィルムの感触は滑らかではない。
濃縮物から形成されることに加えて、同じポリマーであっても異なるポリマーであっても、生分解性ポリマーも、一般に、濃縮物を調製することなく固体粒子を最終品内にかなりまんべんなく分散させることができる。
ヒュームドシリカ 00.726%
捕捉剤 02.0%
BHT1 04.5%
着色剤 00.22%
成分の合計 30.92%
残りの31.4kg(69.08lb)は、Microthene FE 532である
12,6−t−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)。
ヒュームドシリカ 0.02%
捕捉剤 0.06%
BHT 0.135%
酸性ガスで汚染された環境内で高湿度条件下において10年間に及ぶ保護が所望される場合、前記厚さが0.1mmであるフィルムは、3.5%の亜硝酸ナトリウム、0.1%のヒュームドシリカ、0.3%の二ケイ酸ナトリウムおよび0.675%のBHTを含有していてもよい。しかしながら、おそらくフィルムの透明性が減殺されることになる。薄い(0.1mm)フィルム中で高い濃度を有することよりも好ましい案としては、濃度は低いがより厚さのある(1mm)フィルムを用いることである。10年フィルムの厚さが1mmであり、かつ、成分の濃度が厚さが0.1mmのフィルムと同じである場合、活性成分の放出率はより均一となるため、保護が得られることになる。
0.06%の酸化亜鉛と、0.06%の二ケイ酸ナトリウムと、前記量の他の成分とを含有する各フィルムの試料を比較する。前記試料をカップに合うように切断した。前記カップは、各々、直径が7.62cm(3”)である外側にネジ山のついた開口を有する。約0.0875mm(3.5mil)〜0.105mm(4.2mil)の範囲の様々な厚さのフィルムから5つの試料を切り出し、前記5つの試料についての測定値を平均した。前記カップに、それぞれ同重量の塩化カルシウムを充填し、各試料を内側にネジ山のついたキャップでカップに固定して前記材料を各カップ内に密閉した。その後、相対湿度が90〜95%および温度が37.2℃(100°F)であるオーブン内に前記カップを設置する。前記カップを前記オーブンから一定の間隔で取り出し、その重量を測ることによって、それぞれの平均重量増加(前後の重量の差分)および平均WVTRは以下のようであった。
フィルム 68時間後 118時間後
プレーンPE 0.3552gm/100in2/24hr 0.3638gm/100in2/24hr
PE−VCI 0.3456gm/100in2/24hr 0.3465gm/100in2/24hr
酸化亜鉛および二ケイ酸ナトリウムを用いた場合にも、実質的に同じ結果が得られた。上記から明らかなように、捕捉剤が酸化亜鉛であるか二ケイ酸ナトリウムであるかに関わらず、68時間後の前記2つのフィルムのWVTRに実質的に有意な差は無かった。プレーンPEと‘912特許のPE−VCIフィルムとの比較においても、同様の結果が得られた。はっきりとした差がないため、1年という長い期間にわたってケイ酸ナトリウムが前記‘912成分よりも優れた腐食防止効果を提供すると予想する理由がなく、また、酸化亜鉛または二ケイ酸ナトリウムのいずれかが捕捉剤機能を提供すると予想する理由もない。
「ボタン」と呼ばれる金属片から空間を置いて離れたPEフィルム片中のVCIの効果の定性的比較を、「VCI蒸気の腐食抑制能力」という表題のついたU.S.Federal Test Method Standard 101C、Method 4031によって行った。プレーンPE’フィルムは保護効果をほとんど発揮しないため、腐食のひどい一般的な保護されていない軟鋼ボタン(「コントロール」)には数値「1」を与えた。試験は以下のようにして行った。
Federal Test Method STD No.101Cに準拠したQQ−S−698軟鋼ボタンを、旋盤の上で、まず240グリット炭化ケイ素ペーパーで研磨し、次に400グリットの酸化アルミニウムペーパーで研磨した。金属片の表面と側面の両方を研磨することによって、より一貫性のある試験結果が得られた。各ボタンの直径は15.9mm(0.625”)、厚さは9.5mm(0.375”)であった。
試験ボタンを、まず高温のミネラルスピリット(ルール66)に浸漬することによって、溶媒浴にて洗浄した。このとき、サンドペーパーからの残留物を、殺菌綿棒ですべて取り除いた。次に、前記鋼ボタンを、沸騰したメタノール95%の浴に入れた。ボタンを1つずつ取り出し、温風で乾かした。
2.54cm(1”)×15.24cm(6”)×厚さ0.0875mm(3.5mil)のフィルム片を、ガラス製クォートジャーの6cm(2.375”)の口にねじ込まれて固定される蓋の内面に、3−M(登録商標)Scotch Tapeで貼り付けた。前記フィルム片は、各ジャーの蓋を通して挿入される円筒管の一端に、これから空間を置いて離れ互いに向かい合って配置された。前記管は、ボタンが挿入される一端にラバーホルダーを有する。前記フィルム片は同様の手順で作製した。すなわち、まずMicrothene FE 532を用いて濃縮物を調製した後、前記濃縮物をLDPEで希釈した。各VCI配合物について、平均測定値が記録されるようにするために、通常は複数個(5個)のジャーを用意した。一組目の5個のジャーは、活性成分である亜硝酸ナトリウム、BHTおよび二ケイ酸ナトリウムをVCI組み合わせとして前述の割合で含有し、かつ、約0.05phrPEの濃度で存在するヒュームドシリカも含有する厚さが0.0875mm(3.5mil)であるPEフィルム片を用いた。二組目の5個のジャーは、前述と同じ割合で存在する亜硝酸ナトリウムおよびBHT(捕捉剤は含有せず)を含有し、かつ、同じ濃度(500ppm)で存在するヒュームドシリカも含有する厚さが0.0875mmであるPEフィルム片を用いた。三組目の5個のジャーは、何も成分を添加しなかった厚さが0.875mmであるプレーンPEフィルム片を用いた。
スチールボタンを、シリコーンまたはグリースシーラーを全く用いずに、試験装置の各ラバーホルダーに挿入した。グリセリン−水溶液、sp.gr.1.18、を、水面がボタンの下面から約10cm(4”)に達するまで、ジャーに注ぎ込んだ。10mlのグリセリン水を含有する各ジャーに各ジャーの蓋をしっかりと固定することによって、室温において相対湿度が90%の環境を作った。ジャーを20時間放置した後、約50℃のかなり温かい水浴中に、水線がジャーの高さの約1/3〜1/2に位置する状態で、約15〜20秒間入れておいた。これにより、腐食速度が速まる。前記試験装置を水浴から取り出した後、水を保有する管を直ちに氷水で満たした。試験装置を3時間放置することによって試験を終了させ、VCIを含有していないフィルム片で保護された「コントロール」と腐食の程度を目視で比較することによって、試験結果を観察した。その他のフィルム片にはVCIを使用している。腐食の程度は1〜10の数字で記録した。腐食度が低いほど、この数字は大きい。
前記観察によれば、(ケイ酸ナトリウムを含むVCIの組み合わせを含有するフィルムで保護された)一組目のジャーのボタンは、ほとんど目に見えない茶色の斑点に示されるように、ほんのわずかに腐食しているのみであり、その腐食度は1〜10の10段階評価で9〜10であった。(‘912に記載の成分の組み合わせを含有するフィルムで保護された)二組目のジャーのボタンは、前記一組目のボタンよりも腐食が酷く、その腐食度は1〜10の10段階評価で7〜8であった。一方、三組目のジャーのコントロールボタンは腐食が激しく、その腐食度は1〜10の10段階評価で1〜2であった。この証拠によって、露出されたボタンと空間を置いて離れた関係にある本発明のフィルムは、一層効果的な腐食防止効果を与えることが定性的に確認された。結果を以下にまとめる。
‘912成分を含有するPE 7〜8
ケイ酸ナトリウムおよび‘912成分を含有するPE 9〜10
プレーンPE 1〜2
ケイ酸ナトリウムの添加によって得られる保護のレベルは、‘912成分のみによって得られる保護のレベルよりもかなり高いことは明らかである。ケイ酸ナトリウムを同じ濃度の酸化亜鉛で置き換えた場合も同様の結果が得られた。
“Part 2: Test Db and guidance: Damp heat,cyclic (12+12−hour cycle)”を規定するInternational Standard IEC 68−2−30 for basic environmental testing proceduresに従って実施されるさらに厳密なチャンバー試験で、前記結果を確認した。
各々が研磨および乾燥した長方形の1010軟鋼プレートである一般には5つのサンプルを、それぞれ、ナイロン支柱でできた箱型の骨組みの内部に吊るし、その骨組みの周りに試験対象のフィルムをしっかりと巻き付けた。5つの包まれた箱型の骨組みの各々の各プレートを、温度および環境を任意の特定の時間−温度サイクルに応じて調節することができるチャンバー内に吊るした。
試験は、相対湿度が高いレベルに維持される1種以上の温度サイクルで構成される。このサイクルを、温度降下時間以外は同じである2タイプ用意した。タイプ2の方が、相対湿度および温度降下速度の変位幅が広い。試験は、前記サイクルの上限温度およびサイクル数によって求めた。
‘912成分を含有するフィルムで保護されたサンプルには、平均で25サイクル後、目に見える腐食が生じた。
本発明のVCI成分の組み合わせを含有するフィルムで保護されたサンプルには、30サイクル後でも、目に見える腐食は生じなかった。捕捉剤が二ケイ酸ナトリウムであっても酸化亜鉛であっても結果は実質的に同じであった。試験が‘912VCI成分に対して予想以上にかなり大幅な向上を示したため、30サイクル後に試験を中断した。
次に、各フィルムの統計的に有意な数(3つ)のフィルム片を、Federal Test Method Std, No.101D, Method 4031に従って、密閉したジャー内におけるVCI活性について試験した。
1〜10の10段階評価で、「1」は、100ppm未満のBHTを含有するプレーンPEフィルムで保護されたサンプルに見られるような最も激しい腐食である。前記フィルムの各々は1〜2の激しい腐食を示した。このことは、二ケイ酸ナトリウムも酸化亜鉛もそれだけでは腐食防止効果を与えないことを示している。
ケイ酸ナトリウムおよびリン酸ナトリウムを用いて前記手順を繰り返した。すなわち、2.0%二ケイ酸ナトリウム、4.0%リン酸ナトリウムおよび94%Microthene FE 532を用いて濃縮物を調製し、その一部をPEで希釈した後、フィルム中のケイ酸ナトリウムとリン酸ナトリウムとの合計濃度が1%である厚さが0.1mmのフィルムへと押出成形した。
次に、各フィルムの統計的に有意な数(3つ)のフィルム片を、Federal Test Method Std, No.101D, Method 4031に従って、密閉したジャー内におけるVCI活性について試験した。
1〜10の10段階評価で、「1」は、100ppm未満のBHTを含有するプレーンPEフィルムで保護されたサンプルに見られる最も激しい腐食である。前記フィルムの各々は1〜3の激しい腐食を示した。このことは、二ケイ酸ナトリウムとリン酸ナトリウムの組み合わせは腐食防止効果を実質的に全く与えないことを示している。
以下の結果は、二酸化硫黄に起因する腐食に対する、本発明の組み合わせにおけるVCIの保護の効果を判断するための試験において得られたものである。試験は、蓋で密封することができる1ガロンのガラスジャーに1010スチールのパネルを入れて行った。各パネルを、試験対象のフィルムと接触させることなく包み、そして包まれたサンプルをジャーの内部に吊るした。プレーンPEを除いたすべての試験フィルムは、厚さが0.1mm(4mils)の最終のVCIフィルム中に所定の量のVCI成分を含有していた。一部の試験フィルム中には、前記成分が合計で1%の濃度で存在していた。他の最終の試験フィルムの場合、捕捉剤は0.06%の二ケイ酸ナトリウムであり、さらに他の最終の試験フィルムの場合、捕捉剤は0.06%の酸化亜鉛であった。
プレーンPEフィルム 新規なVCIを含有するPEフィルム
1 9
前記試験によって、LDPEフィルム中の捕捉剤を含む新規なVCIは、二酸化硫黄に起因する腐食に対する保護を約5倍向上させることが証明された。このような腐食は、二酸化硫黄に起因すると考えられ、二酸化硫黄はフィルム中の湿ったVCI成分の反応生成物によって捕捉された。捕捉剤が二ケイ酸ナトリウムでも酸化亜鉛でも、他の成分が同じままであれば、実質的に同じ結果が得られる。所望であれば、各捕捉剤を選択した割合で用いることによって、同様の結果をもたらすと予想される組み合わせを作ってもよい。
フィルム中の酸化亜鉛の濃度が約1%になるように、前記手順を酸化亜鉛を用いて繰り返した。
結果
1〜10の10段階評価で、「1」は、(購入したときの状態のままでPE中に存在する)100ppm未満のBHTを含有するプレーンPEフィルムで保護されたサンプルに見られる最も激しい腐食である。前記フィルムの各々は、実質的に全く腐食を示さず(すなわち、わずかな斑点しか示さず)、この状態は約9と評価された。これは、前記ケイ酸塩および前記酸化亜鉛は、いずれも、二酸化硫黄のごとき酸性ガスに対する優れた捕捉剤として作用することを示している。
Claims (15)
- 鉄金属表面が密閉環境下において腐食防止組成物と一般に空間を置いて離れた関係にある場合に、90%の相対湿度および37.4℃(100°F)において1〜100ppmの酸性ガスを含有する分子酸素含有環境内において腐食から前記表面を保護するのに有効な前記腐食防止組成物を、希釈ポリマーで希釈することによって生成することに適した濃縮物であって、
前記濃縮物は、実質的に非加水分解性である合成樹脂ポリマーを主成分として含んでなり、
前記合成樹脂ポリマーは、10〜約40部の捕捉剤と、10〜40部の亜硝酸ナトリウムと、10〜40部の2,4,6−三置換フェノールと、5部未満のアジュバントとが内部に分散されており、
前記捕捉剤は、アルカリ金属ケイ酸塩および酸化亜鉛からなる群から選択され、
前記2,4,6−三置換フェノールは、置換されていてもよいメチレンカーボンおよび置換されていてもよいアミンからなる群から選択される4位置換基を有する、
ただし、前記ポリマーは、低密度ポリエチレンの水蒸気透過率(WVTR)と少なくとも同じぐらい高い水蒸気透過率を有し、かつ、前記組成物の100部当たり少なくとも40部の量で存在する、
ことを特徴とする前記濃縮物。 - 前記ポリマーは、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、低級C2〜C8オレフィンの共重合体、低級C2〜C8オレフィンとエチレン/ビニルアルコールとの共重合体、非生分解性ポリエステル、ポリ(塩化ビニル)、ポリスチレン、ポリアミドならびに37.4℃(100°F)および90%RH(相対湿度)において0.025mm(mil)の厚さおよび645cm2(100in2)の面積について測定したWVTRが約1.5gm/24hよりも高い生分解性ポリエステルからなる群から選択される希釈ポリマーに相溶できるものである、請求項1に記載の濃縮物。
- 前記希釈ポリマーは、星型ε−カプロラクトン、ε−カプロラクトン(PCL)、8、16および24%の吉草酸塩を含有するポリ(ヒドロキシブチラート−co−バレラート)(PHBV)、コーティングされていないおよびニトロセルロースでコーティングされたセロファンフィルム、架橋キトサン、澱粉/エチレンビニルアルコール(St/EVOH)ブレンドフィルム、純EVOHフィルム(38モル%エチレン)および分子量が約80,000ダルトンであるポリカプロラクトン(PCL)からなる群から選択される生分解性ポリエステルである、請求項2に記載の濃縮物。
- 前記2,4,6−三置換フェノールは、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス(2’−メチル−4’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリス(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、トリス((3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’ヒドロキシベンジル)−2’アセトキシエチル))イソシアヌレート、およびペンタエリスリチル−テトラキス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオネート)からなる群から選択される、請求項2に記載の濃縮物。
- 前記アルカリ金属ケイ酸塩はナトリウムのケイ酸塩であり、そして前記アジュバントはヒュームドシリカおよび炭酸カルシウムからなる群から選択される、請求項1に記載の濃縮物。
- 前記アジュバント、前記捕捉剤および前記亜硝酸ナトリウムは、約1〜53μmの一次粒子径を有し、かつ、前記ポリマー中に実質的に均一に分散されている、請求項2に記載の濃縮物。
- 実質的に光透過性である合成樹脂フィルムを主成分として含んでなる基質ポリマーから作られる任意の大きさおよび形状の物品であって、
前記合成樹脂フィルムは、各々が前記フィルムの0.01〜2重量%の量で存在する酸化亜鉛およびアルカリ金属ケイ酸塩からなる群から選択される捕捉剤と、0.01〜2%の亜硝酸ナトリウムと、0.01〜2phrの2,4,6−三置換フェノールと、0.01〜1%の不活性アジュバントとを含む気化性腐食防止剤の組み合わせ、が内部に実質的に均一に分散されており、
前記2,4,6−三置換フェノールは、置換されていてもよいメチレンカーボンおよび置換されていてもよいアミンから選択される4位置換基を有し、そして
前記不活性アジュバントは、前記亜硝酸ナトリウムの硬度よりも高い硬度を有し、
前記ケイ酸塩、前記亜硝酸ナトリウムおよび前記アジュバントは、それぞれ1〜53μmの一次粒子径を有し、そして
前記樹脂は、90%の相対湿度および37.4℃(100°F)において分子酸素と1〜100ppmの酸性ガスとを含んでなる環境に24時間を超えて曝された後で、前記気化性腐食防止材料を含有しない同種類の樹脂の水蒸気透過率(WVTR)と実質的に同じである水蒸気透過率を有する、
ことを特徴とする前記物品。 - 前記フィルムは炭素数が2〜8である低級オレフィンのフィルムであり、前記フィルムは滑らかな上面および下面と、0.0125mm(0.5milすなわち0.0005”)〜0.125mm(0.005”すなわち5mil)の厚さとを有し、そして前記不活性アジュバントはヒュームドシリカおよび炭酸カルシウムからなる群から選択される無機分散剤である、請求項7に記載の物品。
- 第1の実質的に非加水分解性である合成樹脂ポリマーで形成された壁を有する中空カプセルであって、
前記第1のポリマーは、腐食防止組成物のマクロ顆粒を含有し、
前記組成物は、第2の実質的に非加水分解性である合成樹脂ポリマーを主成分として含んでなり、
前記第2のポリマーは、10〜約40部の捕捉剤と、10〜40部の亜硝酸ナトリウムと、10〜40部の2,4,6−三置換フェノールと、5部未満のアジュバントとが内部に分散されており、
前記捕捉剤は、アルカリ金属ケイ酸塩および酸化亜鉛からなる群から選択され、そして
前記2,4,6−三置換フェノールは、置換されていてもよいメチレンカーボンおよび置換されていてもよいアミンからなる群から選択される4位置換基を有することを特徴とする前記中空カプセルにおいて、
前記第1および第2の実質的に非加水分解性である合成樹脂ポリマーは同じでも異なっていてもよく、
ただし、前記ポリマーの各々は、低密度ポリエチレンの水蒸気透過率(WVTR)と少なくとも同じぐらい高い水蒸気透過率を有し、かつ、前記組成物の100部当たり少なくとも40部の量で存在する、
ことを特徴とする前記中空カプセル。 - 前記壁は、炭素数が2〜6である低級オレフィンのフィルムおよび実質的に非加水分解性であるポリマーの発泡体からなる群から選択されるポリマーで形成されている、請求項9に記載のカプセル。
- 前記第1および第2のポリマーの各々のWVTRは、37.4℃(100°F)および90%RH(相対湿度)において0.025mm(mil)の厚さおよび645cm2(100in2)の面積について測定されたときに、約1.5gm/24hよりも高いものである、請求項10に記載のカプセル。
- 2種以上の気化性腐食防止成分の組み合わせが内部に分散された合成樹脂ポリマーを熱成形する方法であって、
10〜約40部の捕捉剤と、10〜40部の亜硝酸ナトリウムと、10〜40部の2,4,6−三置換フェノールと、5部未満のアジュバントとが内部に分散されており、
前記捕捉剤は、アルカリ金属ケイ酸塩および酸化亜鉛からなる群から選択され、
前記2,4,6−三置換フェノールは、置換されていてもよいメチレンカーボンおよび置換されていてもよいアミンからなる群から選択される4位置換基を有する、
ただし、前記第1のポリマーは、前記マクロ顆粒の100部当たり少なくとも40部の量で存在する、
ことを特徴とする第1のポリマーのマクロ顆粒を形成する工程と;
前記マクロ顆粒と十分な量の第2のポリマーとを混ぜ合わせ、
0.01〜2重量%の捕捉剤と、0.01〜2%の亜硝酸ナトリウムと、0.01〜2phrの2,4,6−三置換フェノールと、0.01〜1%の不活性アジュバントとを有し、
前記捕捉剤は、アルカリ金属ケイ酸塩および酸化亜鉛からなる群から選択され、
前記2,4,6−三置換フェノールは、置換されていてもよいメチレンカーボンおよび置換されていてもよいアミンから選択される4位置換基を有し、そして
前記不活性アジュバントは、前記亜硝酸ナトリウムの硬度よりも高い硬度を有し、
前記第1および第2のポリマーは、それぞれ、LDPEの水蒸気透過率(WVTR)と少なくとも同じぐらい高い水蒸気透過率を有し、そして前記ケイ酸塩、前記亜硝酸ナトリウムおよび前記アジュバントは、それぞれ、1〜53μmの一次粒子径を有する、
ことを特徴とする、熱形成性混合物を生成する工程と;
前記熱形成性混合物を熱形成手段へと供給する工程と;
そして内部に前記亜硝酸ナトリウム、捕捉剤およびアジュバントの粒子が実質的に均一に分散された物品を熱形成する工程と、
を含んでなることを特徴とする前記方法。 - 前記熱形成手段が押出成形機であり、そして前記物品が、滑らかな表面と、約0.0125mm(0.5milまたは0.0025”)〜0.125mm(5milsまたは0.005”)の厚さと、低密度ポリエチレンのWVTRと少なくとも同じぐらい高いWVTRとを有する実質的に透明な薄いフィルムシートである、請求項12に記載の方法。
- 前記熱成形手段が成形機であり、そして前記物品が、厚さが約0.025mm(1milまたは0.001”)〜1.25mm(50milまたは0.05”)である断面を有する壁を有する、請求項12に記載の方法。
- 鉄製品を熱形成性合成樹脂から形成された容器内に設置する工程を含んでなり、
前記熱形成性合成樹脂は、各々が前記フィルムの0.01〜2重量%の量で存在する、酸化亜鉛およびアルカリ金属ケイ酸塩からなる群から選択される捕捉剤を含む2種以上の気化性腐食防止材料の組み合わせと、0.01〜2%の亜硝酸ナトリウムと、0.01〜2phrの2,4,6−三置換フェノールと、0.01〜1%の不活性アジュバントとが内部に実質的に均一に分散されており、
前記2,4,6−三置換フェノールは、置換されていてもよいメチレンカーボンおよび置換されていてもよいアミンから選択される4位置換基を有し、そして
前記不活性アジュバントは、前記亜硝酸ナトリウムの硬度よりも高い硬度を有することを特徴とする前記方法において、
前記ケイ酸塩、前記亜硝酸ナトリウムおよびアジュバントは、それぞれ、1〜53μmの一次粒子径を有し、そして
前記樹脂は、90%の相対湿度および37.4℃(100°F)において分子状酸素と1〜100ppmの酸性ガスとを含んでなる環境に24時間を超えて曝された後で、前記気化性腐食防止材料を含有しない同じ種類の樹脂の水蒸気透過率(WVTR)と実質的に同じである水蒸気透過率を有する、
ことを特徴とする、腐食環境下において鉄製品を腐食から保護する方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US10/453,304 US20030213936A1 (en) | 2002-01-22 | 2003-06-03 | Corrosion inhibiting formula and corrosion inhibiting articles using same |
US10/676,752 US7270775B2 (en) | 2002-01-22 | 2003-10-01 | Corrosion inhibiting composition and article containing it |
PCT/US2004/015393 WO2004108991A1 (en) | 2003-06-03 | 2004-05-14 | Corrosion inhibiting composition and article containing it |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006526706A true JP2006526706A (ja) | 2006-11-24 |
Family
ID=33513842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006514883A Pending JP2006526706A (ja) | 2003-06-03 | 2004-05-14 | 腐食防止組成物およびそれを含有する物品 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7270775B2 (ja) |
EP (1) | EP1641960B1 (ja) |
JP (1) | JP2006526706A (ja) |
KR (1) | KR20060017630A (ja) |
AU (1) | AU2004245919B2 (ja) |
CA (1) | CA2526517A1 (ja) |
PL (1) | PL1641960T3 (ja) |
RU (1) | RU2005141575A (ja) |
WO (1) | WO2004108991A1 (ja) |
Families Citing this family (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20030220436A1 (en) * | 2002-01-22 | 2003-11-27 | Gencer Mehmet A. | Biodegradable polymers containing one or more inhibitors and methods for producing same |
US7270775B2 (en) * | 2002-01-22 | 2007-09-18 | Northern Technologies International Corp. | Corrosion inhibiting composition and article containing it |
US7261839B2 (en) * | 2002-01-22 | 2007-08-28 | Northern Technologies International Corp. | Tarnish inhibiting composition and article containing it |
US8008373B2 (en) * | 2002-01-22 | 2011-08-30 | Northern Technologies International Corp. | Biodegradable polymer masterbatch, and a composition derived therefrom having improved physical properties |
US20040173779A1 (en) * | 2002-01-22 | 2004-09-09 | Gencer Mehmet A. | Biodegradable shaped article containing a corrosion inhibitor and inert filler particles |
TW200817490A (en) * | 2006-10-03 | 2008-04-16 | Nikka Ind Co Ltd | Rust preventing tape |
US20080118419A1 (en) * | 2006-11-20 | 2008-05-22 | Efin Ya Lyublinski | Systems for decreasing environmental corrosion factors and/or for delivering one or more corrosion inhibiting compounds to an enclosure |
US8283024B2 (en) | 2010-12-01 | 2012-10-09 | Northern Technologies International Corp. | Laminate for protecting metals from corrosive gases |
CN102173151B (zh) * | 2011-02-21 | 2014-04-23 | 鸿宝兴业有限公司 | 高强度抗氧防锈膜 |
US8691915B2 (en) | 2012-04-23 | 2014-04-08 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Copolymers and polymer blends having improved refractive indices |
US8974259B2 (en) * | 2013-03-18 | 2015-03-10 | International Business Machines Corporation | Electrical connectors with encapsulated corrosion inhibitor |
KR101616330B1 (ko) | 2014-07-23 | 2016-04-28 | 주식회사 한국지러스트 | 고성능 기화성 방청 조성물 및 이를 포함하는 방청필름 |
US9656201B2 (en) | 2014-12-24 | 2017-05-23 | Northern Technologies International Corporation | Smart, on-demand controlled release corrosion protection and/or prevention of metals in an enclosure |
WO2018164358A1 (ko) * | 2017-03-07 | 2018-09-13 | (주)진우바이오 | 히알루론산염 필름의 제조방법 및 이로부터 제조된 히알루론산염 필름 |
DE102017122483B3 (de) | 2017-09-27 | 2018-10-25 | Excor Korrosionsforschung Gmbh | Zusammensetzungen von Dampfphasen-Korrosionsinhibitoren und deren Verwendung sowie Verfahren zu deren Herstellung |
DE102019100123B4 (de) | 2019-01-04 | 2021-02-04 | Excor Korrosionsforschung Gmbh | Zusammensetzungen und Verfahren zur Vorbehandlung von Substraten für die nachfolgende Fixierung von Dampfphasen-Korrosionsinhibitoren |
KR102319644B1 (ko) | 2019-12-03 | 2021-11-02 | 주식회사 지러스트 | 철 및 비철금속의 변색방지 필름 |
CN115678524B (zh) * | 2022-10-11 | 2023-10-10 | 中国石油天然气集团有限公司 | 一种油气井固井用套管防腐复合剂、胶囊及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (80)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2629649A (en) * | 1949-10-31 | 1953-02-24 | Shell Dev | Vapor-phase corrosion inhibitor |
US2739871A (en) * | 1950-09-15 | 1956-03-27 | Daubert Chemical Co | Composition and sheet material for inhibition of corrosion of metals |
US2711360A (en) * | 1950-10-21 | 1955-06-21 | Shell Dev | Vapor-phase corrosion inhibition with a mixture of inhibitors |
US2717843A (en) * | 1952-07-07 | 1955-09-13 | Shell Dev | Sheet for protection of metals from corrosion and method of making |
US2829080A (en) * | 1955-11-15 | 1958-04-01 | Daubert Chemical Co | Transparent heat-sealable sheets carrying vapor phase corrosion inhibitors |
US3080211A (en) * | 1959-05-15 | 1963-03-05 | Daubert Chemical Co | Transparent heat-sealable sheets carrying vapor phase corrosion inhibitors |
NL108713C (ja) * | 1959-06-09 | |||
US3110684A (en) * | 1959-12-22 | 1963-11-12 | Leo D Miller | Humidifier preservative |
NL268592A (ja) * | 1960-08-27 | |||
US3304267A (en) * | 1964-04-13 | 1967-02-14 | Leo D Miller | Method of inhibiting rust and corrosion in a fuel oil tank |
US3433577A (en) * | 1964-08-19 | 1969-03-18 | Owens Illinois Inc | Vapor phase corrosion inhibition |
US3398095A (en) * | 1967-11-13 | 1968-08-20 | Shell Oil Co | Vapor-space inhibitors |
US3626083A (en) * | 1968-01-12 | 1971-12-07 | Westinghouse Electric Corp | High-voltage insulation and insulated high-voltage apparatus |
US3785975A (en) * | 1971-06-18 | 1974-01-15 | Gulf Research Development Co | Vapor space inhibited turbine oil |
US4098720A (en) * | 1973-10-25 | 1978-07-04 | Chemed Corporation | Corrosion inhibition |
US3967926A (en) * | 1973-11-09 | 1976-07-06 | Iosif Lvovich Rozenfeld | Method for inhibiting the corrosion of metals with vapor phase inhibitors disposed in a zeolite carrier |
US4051066A (en) * | 1975-01-13 | 1977-09-27 | Northern Instruments Corporation | Corrosion-inhibiting rubber and methods of preparation |
US4119604A (en) * | 1976-08-18 | 1978-10-10 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Polyvinyl alcohol compositions for use in the preparation of water-soluble films |
US4217216A (en) * | 1977-04-01 | 1980-08-12 | The Mogul Corporation | Corrosion inhibiting compositions |
US4290912A (en) * | 1980-02-21 | 1981-09-22 | Northern Instruments Corporation | Volatile corrosion inhibiting article |
US4626283A (en) * | 1985-03-21 | 1986-12-02 | Engelhard Corporation | Corrosion and marine growth inhibiting compositions |
DE3538975C1 (de) * | 1985-11-02 | 1986-08-14 | Continental Gummi-Werke Ag, 3000 Hannover | Kautschukhaftmischung zur Direktbindung an metallischen Koerpern oder Glas |
US4973448A (en) * | 1986-11-18 | 1990-11-27 | Cortec Corporation | Vapor phase corrosion inhibitor product and method containing a desiccant |
US4983661A (en) * | 1987-05-28 | 1991-01-08 | Ferro Corporation | Non plateout molding composition |
US5154886A (en) * | 1987-10-08 | 1992-10-13 | At&T Bell Laboratories | Protection of devices |
CA1330389C (en) * | 1987-10-08 | 1994-06-28 | John Philip Franey | Corrosion inhibition |
HU201502B (en) | 1987-12-22 | 1990-11-28 | Hajdu Megyei Allami Epitoeipar | Plastical material first of all for temporal filling technological holes produced with precast reinforced concrete elements or structures and process for producing these material |
US4891404A (en) | 1988-05-27 | 1990-01-02 | Purdue Research Foundation | Biodegradable graft copolymers |
US5320778A (en) * | 1988-08-23 | 1994-06-14 | Cortec Corporation | Vapor phase corrosion inhibitor-desiccant material |
US5209869A (en) * | 1988-08-23 | 1993-05-11 | Cortec Corporation | Vapor phase corrosion inhibitor-dessiccant material |
US5344589A (en) * | 1988-08-23 | 1994-09-06 | Cortec Corporation | Vapor phase corrosion inhibitor-desiccant material |
US5139700A (en) * | 1988-08-23 | 1992-08-18 | Cortec Corporation | Vapor phase corrosion inhibitor material |
FR2638165B1 (fr) | 1988-10-21 | 1992-06-26 | Bp Chimie Sa | Composition stabilisee a base de polyolefine ayant une couleur amelioree |
US4973446A (en) | 1990-06-07 | 1990-11-27 | United Precious Metal Refining Co., Inc. | Silver alloy compositions |
IT1246170B (it) * | 1990-07-24 | 1994-11-16 | Ciba Geigy Spa | Composizione stabilizzante per polipropilene comprendente composti triazinici contenenti gruppi piperidinici e composti metallici |
US5037708A (en) | 1990-09-07 | 1991-08-06 | Daniel Davitz | Silver palladium alloy |
US5324448A (en) * | 1992-12-14 | 1994-06-28 | A + Corp. | Combination dessicant and vapor-corrosion inhibitor |
US5462983A (en) | 1993-07-27 | 1995-10-31 | Evercorn, Inc. | Biodegradable moldable products and films comprising blends of starch esters and polyesters |
ATE188717T1 (de) * | 1993-11-09 | 2000-01-15 | Cortec Corp | Antikorrosionsfilm mit aufgearbeitetem harz |
US5500465A (en) | 1994-03-10 | 1996-03-19 | Board Of Trustees Operating Michigan State University | Biodegradable multi-component polymeric materials based on unmodified starch-like polysaccharides |
CA2203181C (en) * | 1994-10-21 | 2001-08-07 | Robert L. Heimann | Corrosion preventing buffer system for metal products |
US6190779B1 (en) * | 1994-10-21 | 2001-02-20 | Elisha Technologies Co Llc | Corrosion resistant coating containing and amorphous phase |
US6080334A (en) * | 1994-10-21 | 2000-06-27 | Elisha Technologies Co Llc | Corrosion resistant buffer system for metal products |
US5938976A (en) * | 1994-10-21 | 1999-08-17 | Elisha Technologies Co. L.L.C. | Corrosion resistant coatings containing an amorphous phase |
US5928796A (en) * | 1994-10-21 | 1999-07-27 | Elisha Technologies Co Llc | Corrosion resistant coatings containing an amorphous phase |
DE4440850A1 (de) | 1994-11-15 | 1996-05-23 | Basf Ag | Biologisch abbaubare Polymere, Verfahren zu deren Herstellung sowie deren Verwendung zur Herstellung bioabbaubarer Formkörper |
DE4440858A1 (de) | 1994-11-15 | 1996-05-23 | Basf Ag | Biologisch abbaubare Polymere, Verfahren zu deren Herstellung sowie deren Verwendung zur Herstellung bioabbaubarer Formkörper |
DE4440837A1 (de) | 1994-11-15 | 1996-05-23 | Basf Ag | Biologisch abbaubare Polymere, Verfahren zu deren Herstellung sowie deren Verwendung zur Herstellung bioabbaubarer Formkörper |
US5593624A (en) * | 1995-05-24 | 1997-01-14 | Lewis; Eugene R. | Method for making cellular packaging board with inhibitor |
US5817195A (en) | 1995-12-13 | 1998-10-06 | Astrolite Inc. | Silver colored alloy with low percentage of nickel and copper |
US5715945A (en) * | 1996-03-18 | 1998-02-10 | Cortec Corporation | Vapor phase corrosion inhibitor package utilizing plastic packaging envelopes |
US5801224A (en) * | 1996-04-26 | 1998-09-01 | Board Of Trustees Operating Michigan State University | Bulk reactive extrusion polymerization process producing aliphatic ester polymer compositions |
US6224957B1 (en) * | 1996-06-24 | 2001-05-01 | Fulton Enterprises, Inc. | Anti-corrosive material |
US5882441A (en) | 1996-11-19 | 1999-03-16 | Davitz; Daniel | Silver colored alloy with low percentage copper |
US6139652A (en) | 1997-01-23 | 2000-10-31 | Stern-Leach | Tarnish-resistant hardenable fine silver alloys |
US6331509B1 (en) * | 1997-01-31 | 2001-12-18 | Elisha Technologies Co Llc | Corrosion resistant lubricants, greases, and gels |
US6316392B1 (en) * | 1997-01-31 | 2001-11-13 | Elisha Technologies Co Llc | Corrosion resistant lubricants greases and gels |
US6017857A (en) * | 1997-01-31 | 2000-01-25 | Elisha Technologies Co Llc | Corrosion resistant lubricants, greases, and gels |
CA2277062A1 (en) * | 1997-01-31 | 1998-08-06 | Elisha Technologies Co. L.L.C. | Corrosion resistant lubricants, greases and gels |
US6010985A (en) * | 1997-01-31 | 2000-01-04 | Elisha Technologies Co L.L.C. | Corrosion resistant lubricants greases and gels |
DE19708285C2 (de) * | 1997-02-28 | 2002-04-11 | Excor Korrosionsschutz Technol | Korrosionsinhibierendes Kompositmaterial, Verfahren zu dessen Herstellung und seine Verwendung |
US5880078A (en) | 1997-09-04 | 1999-03-09 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Non-solvent, general use exterior aircraft cleaner |
US6242371B1 (en) * | 1998-04-17 | 2001-06-05 | Victor Manuel Quinones | Tear/puncture resistant semi-laminate material |
US6165284A (en) | 1998-06-25 | 2000-12-26 | Albemarle Corporation | Method for inhibiting tarnish formation during the cleaning of silver surfaces with ether stabilized, N-propyl bromide-based solvent systems |
DE19834226C1 (de) * | 1998-07-29 | 2000-02-10 | Excor Korrosionsforschung Gmbh | Dampfphasen-Korrosionsinhibitoren, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung |
US5983598A (en) * | 1998-08-26 | 1999-11-16 | Quinones; Victor Manuel | Method for wrapping steel coils |
US6028160A (en) | 1998-10-01 | 2000-02-22 | Cortec Corporation | Biodegradable vapor corrosion inhibitor products |
US6156929A (en) * | 1998-10-01 | 2000-12-05 | Cortec Corporation | Biodegradable film |
US6054512A (en) * | 1999-01-12 | 2000-04-25 | Cortec Corporation | Corrosion inhibiting thermoplastic alloys |
US6321907B1 (en) * | 1999-06-25 | 2001-11-27 | Richard A. Honstrater | Plastic bag and method |
US6551552B1 (en) | 2000-09-27 | 2003-04-22 | Cor/Sci Llc | Systems and methods for preventing and/or reducing corrosion in various articles |
US7241832B2 (en) | 2002-03-01 | 2007-07-10 | bio-tec Biologische Naturverpackungen GmbH & Co., KG | Biodegradable polymer blends for use in making films, sheets and other articles of manufacture |
DE10137130C1 (de) * | 2001-07-30 | 2003-03-13 | Excor Korrosionsforschung Gmbh | Dampfphasen-Korrosionsinhibitoren, Verfahren zu deren Zubereitung und Verwendung |
JP4149708B2 (ja) | 2002-01-16 | 2008-09-17 | 中部キレスト株式会社 | 気化性固形防錆剤 |
US20030220436A1 (en) * | 2002-01-22 | 2003-11-27 | Gencer Mehmet A. | Biodegradable polymers containing one or more inhibitors and methods for producing same |
WO2003062313A1 (en) | 2002-01-22 | 2003-07-31 | Northern Technologies International Corporation | Tarnish inhibiting formula and tarnish inhibiting articles using same |
US7261839B2 (en) | 2002-01-22 | 2007-08-28 | Northern Technologies International Corp. | Tarnish inhibiting composition and article containing it |
WO2003062346A1 (en) | 2002-01-22 | 2003-07-31 | Northern Technologies International Corporation | Corrosion inhibiting formula and corrosion inhibiting articles using same |
US7270775B2 (en) * | 2002-01-22 | 2007-09-18 | Northern Technologies International Corp. | Corrosion inhibiting composition and article containing it |
US7172814B2 (en) | 2003-06-03 | 2007-02-06 | Bio-Tec Biologische Naturverpackungen Gmbh & Co | Fibrous sheets coated or impregnated with biodegradable polymers or polymers blends |
-
2003
- 2003-10-01 US US10/676,752 patent/US7270775B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2004
- 2004-05-14 WO PCT/US2004/015393 patent/WO2004108991A1/en active Search and Examination
- 2004-05-14 CA CA002526517A patent/CA2526517A1/en not_active Abandoned
- 2004-05-14 EP EP04785697.6A patent/EP1641960B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2004-05-14 AU AU2004245919A patent/AU2004245919B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2004-05-14 RU RU2005141575/02A patent/RU2005141575A/ru not_active Application Discontinuation
- 2004-05-14 JP JP2006514883A patent/JP2006526706A/ja active Pending
- 2004-05-14 PL PL04785697T patent/PL1641960T3/pl unknown
- 2004-05-14 KR KR1020057023204A patent/KR20060017630A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20060017630A (ko) | 2006-02-24 |
WO2004108991A1 (en) | 2004-12-16 |
EP1641960A1 (en) | 2006-04-05 |
AU2004245919A1 (en) | 2004-12-16 |
US7270775B2 (en) | 2007-09-18 |
CA2526517A1 (en) | 2004-12-16 |
US20040069972A1 (en) | 2004-04-15 |
AU2004245919B2 (en) | 2007-04-19 |
RU2005141575A (ru) | 2006-05-10 |
PL1641960T3 (pl) | 2015-03-31 |
EP1641960B1 (en) | 2014-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2006526706A (ja) | 腐食防止組成物およびそれを含有する物品 | |
RU2453632C2 (ru) | Парофазные ингибиторы коррозии и способ их получения | |
EP1633908B1 (en) | Tarnish inhibiting composition and article containing it | |
US5840381A (en) | Corrosion inhibiting laminate sheets and containers | |
US6752934B2 (en) | Vapor-phase corrosion inhibitors and method of preparing same | |
US5422187A (en) | Vapor phase corrosion inhibitor-desiccant material | |
US5344589A (en) | Vapor phase corrosion inhibitor-desiccant material | |
US6033599A (en) | Vapor phase corrosion inhibitors | |
JP5154767B2 (ja) | 防錆剤樹脂組成物及び防錆成形体 | |
EP0662527A1 (en) | Vapor phase corrosion inhibitor-desiccant material | |
CZ286216B6 (cs) | Antikorozní plastové obalové materiály | |
WO2003062346A1 (en) | Corrosion inhibiting formula and corrosion inhibiting articles using same | |
US20030207974A1 (en) | Tarnish inhibiting formula and tarnish inhibiting articles using same | |
JP5466677B2 (ja) | 防錆組成物 | |
CN109554712B (zh) | 气相腐蚀抑制剂的组成及其用途及其制备方法 | |
CN1798875A (zh) | 锈蚀抑制组合物和包含该组合物的物品 | |
JP7325040B2 (ja) | 気化性防錆剤の製造方法および気化性防錆剤 | |
JP2018119201A (ja) | 金属用防錆フィルム | |
JPH08143069A (ja) | 金属製品収納用容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081203 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20090227 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20090306 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20090331 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20090407 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090701 |