JP2006525621A5

JP2006525621A5 -

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Publication number: JP2006525621A5
Application number: JP2006508837A
Authority: JP
Filing date: 2004-02-26
Publication date: 2007-04-12

Claims

フィルムに光学録音されるアナログの可変濃度サウンドトラック内に具現化される音声情報を復元する方法であって、
音声情報を表すディジタル信号を発生するためにサウンドトラックを光学的に走査するステップと、
前記ディジタル信号を記憶するステップと、
操作者による少なくとも１つの統計的処理技術のうちの１つの選択に従って、音声情報の少なくとも１つの特性を復元するために、前記少なくとも１つの統計的処理技術を前記記憶されたディジタル信号に適用するステップと、
から成る、前記方法。
前記光学的に走査するステップが、サウンドトラックの連続的ラインを走査するステップを含む、請求項１記載の方法。
少なくとも１つの統計的処理技術を適用する前記ステップに、
ａ）走査される各ラインの画素強度を平均化する操作、
ｂ）各走査ラインにおける各画素の標準偏差を計算し、利用者が規定する閾値から外れる画素値を排除し、平均値を計算してノイズの減じられた瞬時振幅を得る操作、
ｃ）ルックアップ・テーブルを作成して、フィルム濃度伝達特性の非線形領域から得られるデータ値を変更する操作、
ｄ）フィルム濃度伝達特性の非線形領域を超える画素強度値の統計的／回帰分析を実行する操作、および
ｅ）相互変調歪みの影響を最小限度に抑える適応フィルタリングを実行する操作、のうち少なくとも１つを実行するステップを含む、請求項２記載の方法。
前記操作の複数を実行するステップを含む、請求項３記載の方法。
前記操作の全てを実行するステップを含む、請求項３記載の方法。
ディジタル信号を少なくとも１２ビットの解像度に量子化するステップを含む、請求項１記載の方法。
単位時間につき規定されるライン走査数を生じるために、連続するラインの走査をサウンドトラックの動きと同期させるステップを含む、請求項２記載の方法。
サウンドトラックの連続するラインを走査する前記ステップに、ライン走査用カメラに対しフィルムを移動させるステップを含む、請求項２記載の方法。
サウンドトラックの幅がライン走査用カメラの幅を充たすように、サウンドトラックに関しライン走査カメラを調整するステップを含む、請求項８記載の方法。
同時に表示されたとき、サウンドトラックの複数の等しい濃度値が等しい輝度で現れるようにライン走査用カメラの方位角を調整するステップを含む、請求項８記載の方法。
サウンドトラックの音声を表すエンベロープの位置の変動が、サウンドトラックのディジタル映像内に留まるようにサウンドトラックをライン走査用カメラに対し調整するステップを含む、請求項８記載の方法。
前記ｃ）操作が、平均振幅値が線形の範囲内に入る場合に線形濃度値を平均振幅値にマップするステップを含む、請求項３記載の方法。
前記ｅ）操作が、以下の数式：

に従って実験的フィルタ値Ａ_ｉｋを選択するステップを含む、請求項３記載の方法。
フィルムに光学録音されるアナログの可変濃度サウンドトラック内に具現化される音声情報を復元するシステムであって、
サウンドトラックを走査し、音声情報を表すディジタル信号を発生するための光学走査器と、
ディジタル信号を記憶する記憶システムと、
操作者による少なくとも１つの統計的処理技術のうちの１つの選択に従って、記憶されたディジタル信号に前記少なくとも１つの統計的処理技術を適用し、音声情報の少なくとも１つの特性を復元するためのプロセッサと、
から成る、前記システム。
前記光学走査器が、サウンドトラックの連続するラインを走査するライン走査用カメラを具える、請求項１４記載のシステム。
以下の統計的処理操作：
（ａ）走査される各ラインの画素強度を平均化する操作、
（ｂ）走査されるデータの各ラインにおける標準偏差を計算し、異質の画素値を排除する操作、
（ｃ）各ライン走査における各画素の標準偏差を計算し、利用者が規定する閾値から外れる画素値を排除し、平均値を計算して、ノイズの減じられた瞬時振幅を得る操作、
（ｄ）フィルム濃度伝達特性の非線形領域から得られるデータ値を変更するためにルックアップ・テーブルを作成する操作、
（ｅ）フィルム濃度伝達特性の非線形領域を超える画素強度値の統計的分析および回帰分析を実行する操作、および、
（ｆ）相互変調歪みの影響を最小限度に抑えるために適応フィルタリングを実行する操作、
のうち少なくとも１つをプロセッサが実行する、請求項１４記載のシステム。
前記プロセッサが、前記統計的処理操作の複数を実行する、請求項１４記載のシステム。
前記プロセッサが、前記統計的処理操作の全てを実行する、請求項１４記載のシステム。
前記ライン走査用カメラが、少なくとも１２ビットの解像度を有する量子化されたディジタル信号を発生する、請求項１４記載のシステム。
単位時間につき規定された数のライン走査を生じるために、サウンドトラックの連続するラインの前記カメラによる走査をサウンドトラックの動きと同期させる手段を含む、請求項１４記載のシステム。
前記ライン走査用カメラに対しフィルムを移動させる手段を含む、請求項１４記載のシステム。
サウンドトラックの幅が、ライン走査用カメラの幅を充たすようにライン走査用カメラをサウンドトラックに関し調整する手段を含む、請求項１４記載のシステム。
同時に表示されたとき、サウンドトラックの等しい濃度値が等しい輝度で現れるようにライン走査用カメラの方位角を調整する手段を含む、請求項１４記載のシステム。
サウンドトラックの音声を表すエンベロープの位置の変動がサウンドトラックのディジタル画像内に留まるようにサウンドトラックをライン走査用カメラに対し調整する手段を含む、請求項１４記載のシステム。