JP2006525202A - ばら荷用中間コンテナ - Google Patents

Abstract

【課題】積み込みされたバッグの横方向への膨張を防止する。
【解決手段】可撓性貯蔵コンテナ（１２）と、周辺に配置された、上部表面に設けられた複数のポール係合構造部（３０）を有する四角形の剛性ベース部材と、下端部が前記ベース上のポール係合構造部に解放自在に係合し、ポールが全体で貯蔵用コンテナのための支持ケージとなるようになっている複数のポール（１４）と、前記支持コンテナに積載する際に通過する中心開口部、および前記ポールの上端部が解放自在に係合できる複数のポール係合構造部とを含む剛性のポール位置決め部材（１０）と、前記ケージの少なくとも２つの隣接する側面にある１対のポールを互いに接続し、ポールが前記ベースおよび前記ポール位置決め部材に垂直に組み立てられたコンテナ内に位置決めされる平面において、前記ポールを保持するための補強手段とを備えるばら荷用中間コンテナ（１０）。

Description

本発明は、粒状材料、分離した物体または液体を収容するよう、可撓性材料から製造されたばら荷貯蔵バッグ、および、使用に際し、積み込みされたバッグの横方向への膨張を防止するように、バッグが位置決めされる支持構造体とを備えるタイプの組立式ばら荷用中間コンテナに関する。

ばら荷用中間コンテナは、適当な可撓性材料で製造された貯蔵コンテナと、周辺に離間した関係に配置された、上部表面に設けられた複数のポール係合構造部を有する、実質的に四角形の剛性ベース部材と、各下端部が前記ベースの上部表面の全体の平面に垂直となるように、前記ベース上のポール係合構造部に解放自在に係合し、よって、ポールが全体で貯蔵用コンテナのための支持ケージとなるようになっている複数のポールと、前記支持コンテナに積み込む際に通過する中心開口部、および全体ポールの上端部が解放自在に係合できる複数のポール係合構造部とを含む剛性のポール位置決め部材と、前記ケージの少なくとも２つの隣接する側面にある１対のポールを互いに接続し、ポールが前記ベースおよび前記ポール位置決め部材に垂直に組み立てられたコンテナ内に位置決めされる平面において、前記ポールを保持するための補強手段とを備えている。

前記ポール補強手段は、２つの細長い耐張力部材から構成され、これらの部材は、これらの部材が接続されたポールの対の上端部分と下端部分との間に取り付けられ、これらの間に斜めに延びている。

本発明の好ましい形態では、耐張力部材は可撓性であり、この耐張力部材は、撚られた金属ケーブルからなっていることが好ましい。

ベース部材は、フォークリフト用パレットであることが好ましい。

前記パレットベース部材の下面、および前記ポール位置決め部材の上部表面のいずれも、相互に係合可能な構造部を有し、これらの構造部は、スタック内の上下の本発明のばら荷用中間コンテナ上の適合可能な構造部に解放自在に係合して、スタック内のコンテナの相互の水平横方向のずれを防止するようになっている。

パレットベースは、本発明の一形態では、平面形状が正方形または長方形であり、適当なプラスチック材料から成形されている。このポール位置決め部材は、パレットベースと平面形状が同じであり、プラスチック材料から成形される。パレットベースとポール位置決め部材の双方は、実質的に中空に成形することが好ましい。

パレットベース上のポール係合構造部およびポール位置決め部材は、ソケットであることが好ましい。このソケットには、コンテナ使用時に、ポールの端部部分が摩擦係合し、ポールが係合する部品に対して、ポールが位置決めされる平面におけるポールのずれを防止するようになっている。

前記パレットベースの上部表面は、前記ポールソケットの間に細長いリセスを備え、前記ポール位置決め部材を前記パレットベース上に置くと、前記ポールは、前記リセス内に保管され、これを捕捉できるようになっている。

パレットベースおよびポール位置決め部材は、１６個のポール係合ソケットを有し、これらのソケットは、４つの外側エッジの各側面に沿う５つのソケットの組とされており、各コーナーソケットは、ソケットの２つの組に対して共通している。

ソケットの４つの組の各中心ソケットは、パレットベースおよびポール位置決め部材の中心により近く位置し、各組内の残りのソケットは、中心ソケットから外側のパレットベース、およびポール位置決め部材の外側エッジと平行に、これらエッジと整合している。

前記ポールは、金属からなり、その上端部および下端部は、丸くされており、前記パレットベース内のソケットのベース、およびソケットが位置するポール位置決め部材は、使用時に、丸くされたポール端部に対して相補的な形状となっている。

複数の荷物が積み込まれたばら荷用コンテナーを互いに上下に積み重ね、コンテナの変位防止構造部が、スタック内の垂直に隣接するコンテナの構造部に係合した状態となると、ポールは、前記パレットベースおよび前記ポール位置決め部材を構成する固体材料により、互いに分離されている端部と軸方向に整合し、もって、前記スタックの前記ベースコンテナより上にある積載されたコンテナの質量が、前記パレットベースから軸方向に整合するポールだけを通って、前記コンテナが積み重ねられている表面に伝えられ、貯蔵コンテナ内の材料を通って伝えられることはないようになっている。

パレットベースは、中心に積載物排出開口部を有することが好ましい。このパレットベースは、パレットの下面から排出開口部を閉じるためのプラグを更に備えていることがある。この場合、プラグの側面は、開口部内のプラグを解放自在にロックするための、パレットベース開口部の壁に設けられた構造部に解放自在に係合できる。

前記パレットベースは、その下面に、２対の平行な側面のフォークリフト先端挿入リセスを有し、１対のリセスは、前記ベースの反対側から、前記パレットベースが横断して延び、他方の対のリセスは、残りの反対側から延び、コーナー台輪の各対の間に、４つのコーナー荷重支持台輪および１つの細長い台輪を構成している。

前記パレットベース上の前記変位防止構造部は、前記細長い荷重支持台輪の下面内のリセスであることが好ましい。

前記コンテナを上下に重ねたときに、前記ポール位置決め部材上の構造部が、スタック内のコンテナより上にあるコンテナの前記パレットベースのリセスに解放自在に係合するよう、前記ポール位置決め部材上の変位防止構造部が、前記パレットベース内のリセスに垂直方向に整合し、かつ前記パレットベースリセスに実質的に相補的な形状となっていて、表面の所定位置にある前記部材の上部表面から上方向に突出する構造部となっている。

前記パレットベースおよびポール位置決め部材の変位防止構造部は、細長い四角形のベースを有し、各構造部の４つの側面の各々には、構造部の反対の側に内側に向かうテーパが付けられている。

前記ポール位置決め部材は、リングビームであるのがよい。

前記貯蔵用コンテナは、可撓性の適当なプラスチックのシート材料から製造されたバッグであるのがよい。

この貯蔵用バッグは、織られたプラスチック材料から製造してもよい。前記織られたバッグの材料は、特定の用途では、液体または吸湿性の高い粒状材料を収容するよう、内側に適当なプラスチックフィルムがラミネートされている。

更に別の変形例では前記貯蔵用コンテナは、ネット材料から製造される。

本発明の別の形態では、貯蔵用コンテナは、適当な可撓性プラスチック材料から成形でき、閉鎖可能な充填用開口部、および必要な場合には、出口開口部を有している。

外部電子ソースから情報にアクセスできる受動的なプログラマブルマイクロチップを、ばら荷用コンテナの部品に埋め込むことができる。

以下、図面を参照し、単なる例示のための、本発明の一実施例について説明する。

図には、本発明の中間バルブコンテナ１０が示されている。このコンテナ１０は、フォークリフトパレットベース１２と、拘束ポール１４と、ポール位置決め部材またはリングビーム１６とを備え、これらは、共に貯蔵コンテナのための支持ケージを構成している。

パレットベース１２は、適当なプラスチック材料、例えば線状低密度ポリエチレンを、実質的に中空形状に成形したものであり、図１、図２、図６および図７に最も明瞭に示されている。

このパレットベースは、一連のポール位置決め溝１７が成形された平らな上部表面１５と、直立した周辺リム１８と、中心に位置決めされた円形排出開口部２０とを有する。図６では、明瞭にするために、ポール位置決め溝１７は省略してある。

図１、図２および図７に示すようなパレットベースの下面には、２対のサイドリセス２２および２４が設けられ、これらのリセスは、パレットベースの４つの側面のうちの１つからアクセスできるフォークリフト先端挿入リセスを構成するような寸法とされ、かつ離間されている。

これらサイドリセス２２および２４の対は、その間に、４つの実質的に正方形のコーナー支持台輪２６と、これらコーナー台輪の間の細長い支持台輪２８と、排出出口２０を有する浅い中心突起３０とを構成している。細長い中間支持台輪２８は、細長いリセス３２を有する。

次に、パレットの上部表面について説明する。本発明のこの実施例では、パレットは１６個のポールソケットを有し、これらのソケットは、図示されているように、上部表面に配置されている。各ポールソケットは、ソケット３４を位置決めするポール１４を囲むさら孔の上部マウス部分３６を有することが、図６に示してある。

図１にも示されているように、各パレットベースソケット３４は、台輪支持体２６または２８内に位置決めされ、ポールがずれないように、ポール１４の下端部に一体的に係合するか、または摩擦係合するような適当な深さを有するソケットを構成している。ソケットの下端部は、ポールの端部とポールが位置する台輪の下面との間で、適当な積載物の移送ができるように、台輪支持体の下面において、固体材料内に位置決めされている。

図１、図２、図４および図５に示されているようなリングビーム１６は、パレットベース１２と同じ態様で成形され、これらのビームの下面に、１６個のソケット４０を設けてある。これらのソケット４０は、パレットベース１２上のソケット３４と全く同じ構成に配置されている。ソケット４０は、図２に示すように、構造部４２を通ってリングビーム内に延びており、構造部４２は、ビーム１６の下面からパレットベースに向かって突出している。

リングビームの上部表面は、上方に突出する４つの構造部４４を支持しており、この構造部は、図７に示すように、中間パレットベース台輪２８の下面内のリセス３２に解放自在に係合可能となっている。

図２、図４および図７から分かるように、リングビーム構造部４４およびパレットベースリセス３２は細長くなっている。これらは４つの側面を備え、各側面は、コンテナのスタック内での相互の係合および解放を容易にするように、反対の側面に向かって傾斜している。

ポール１４は、軟鉄のチューブから製造されており、このチューブは、大気による劣化を受けないように、適当に電気メッキまたはその他の方法で、コーティングされている。重要なことは、上端部および下端部は、使用の際に、これらが位置決めされるソケット３４および４０のベースのように、滑らかに丸くされている。丸くされたポール端部は、軸方向にポールにかかる荷重を分散する。

この荷重は、使用時にソケットを囲むパレット材料内に軸方向に加わり、このポール端部は、ソケットおよびこれらソケットを囲む材料へのパンチング、またはその他の損傷を最小にするように、最終的に座着する。

図１および図２に示すように、ケージの各側面における１対のポール１４のポールは、斜めの耐張力補強索４５および４６によって一体に接続されている。

本発明のこの実施例における索は、撚られたステンレススチールワイヤーから製造されたケーブルであり、約３ｍｍの直径を有する。正確な長さにカットされた索は、索の端部を、ポールの端部に隣接する側壁内の孔に貫通させることにより、図３に示すように、ポール１４に係止されている。これら２本のポールは、図３に示すように、丸くされた端部内のより大きい直径の孔から、組み立てられた状態のコンテナ内にある場合よりも近くに接近している。

次に、スチール製フェルール４７を、索の端部まですえ込み加工する。パレット内の位置決めソケット３４および４０と、リングビームとを分離する距離と全く同じだけ、ポール１４が互いに離間した状態において、ケーブルが貫通する側壁の孔のまわりで内側壁に当接するよう、フェルール４７をポールチューブ内に引き寄せる。この場合、このポールを離間させる索は、わずかな張力を受けるが、わずかに緩めることができ、この緩みは、索がこれらが位置する平面の方向に固定されているポールをわずかに傾斜運動させることによって急速に吸収される。

図１および図２は、補強索４５および４６を示し、これらの索は、１２本ポールのケージの各側面において、１対の中心ポールの間を延びている。４本ポールケージの場合、索は、これら索を支持するケージの各側面のコーナーからコーナーまで延びる。図示のポールケージでは、コンテナバッグの側方支持力を増すために、これらポールの間のコンテナの同じ側において、ポールの背後において、コーナーポールの間に索が延びることができる。

図２を参照する。使用の際には、ポール１４を傾斜させることにより、パレット１２またはリングビーム１６のいずれかが、他方に対して水平に移動しようとする傾向は、補強されたポールを含む平面において、パレットおよびリングビームに対するポールの垂直性を損なうように働く力に抗して、索の一方または他方に張力が加えられることによって、阻止されることは理解できると思う。

ケージは、少なくとも２つの隣接する側面、このケースでは、その４つの側面すべての上で補強されているという事実により、使用時にフルの荷重が加えられたときのコンテナのスタックに、どんな通常のダイナミック負荷が加えられるにもかかわらず、パレットまたはリングビームのいずれも、互いにコンテナの垂直軸線を中心として回転できないようにする。

コンテナのフレームワークの組み立てられた状態に、ポール１４を収容するために、図１に示すようにパレット溝１７は、ポールを収納するのに十分な深さおよび丸くされた下面を有する。収納した場合、ポールの上部表面は、パレットの上部表面より下方に位置し、ケーブルを支持するポール上の補強ケーブル４５および４６は、壁を分離している溝の上を通過する。

更に、図６および図７に示すように、パレットベースは閉塞プラグ４８を有し、この閉塞プラグは、図面で点線で示す２つまたは４つの径方向に対向するロッキング構造部を有している。この構造部は、その円周面から径方向に突出し、開口部２０の壁内のバヨネットタイプのスロット内に解放自在に係合でき、プラグの下面内に成形しうる図示していないハンドルによって、プラグ４８を上に移動し、次に回転運動させることにより、パレットの下面から、開口部２０内にプラグを解放自在にロックできる。

コンテナのパレットベース１２は、更に、図示していない受動的なプログラマブルマイクロチップを有する。このマイクロチップは、成形後プラスチック材料内に埋め込まれ、電子的な問い合わせに対して、コンテナの識別、貯蔵情報などを提供するようにプログラムされている。

上に説明したような支持構造体と共に使用するための本発明のコンテナバッグは、可撓性バッグでよい。このバッグは、適当なプラスチックのフィルム材料、例えばポリエチレンから製造される。この場合、フィルムの厚さは、バッグが収納する材料の性質に応じて決まるが、一般に９０ミクロン〜１２０ミクロンの範囲内にある。

これとは異なり、バッグに積み込まれる材料の性質に応じて、バッグを織られた適当な材料、またはネット材料、もしくはこれら材料の組み合わせて製造してもよい。例えば生鮮製品、例えばオレンジ、マンゴー、リンゴ、ナシなどを運搬し、貯蔵する際には、バッグは、バッグ内のフルーツの間を適当に通気できるように、適当なネットで製造する。

更に、コンテナが、液体または極めて吸湿性の高い粒状材料、例えば肥料を含む場合、バッグは、空気を透過しないポリプロピレンフィルムで内側がラミネートされた頑丈な織られたプラスチック材料で製造され、また、バッグが加工された冷凍野菜を搬送するのに使用される場合には、バッグは、空気を透過しない適当なポリエチレンから製造される。

図８〜図１０に示すバッグ５０の例は、当初は管状に製造される。このバッグは、図８に示すように、上部が小径の入口チューブ５２しか有してない。この場合、内側に折りたたまれたベースをカットするか、または少なくとも底部から排出するためのパレットベース開口部２０を通るスリットを設けなければならない。

これとは異なり、バッグ５０は、図９に示すように、入口チューブ５２に加えて、小径の出口チューブ５４を有することもある。この出口チューブは、パレットベース１２上の閉じたプラグ４８上で閉じるように内側に折りたたまれる。この場合、チューブは、プラグ４８を取り除いたときに排出のために広げるだけでよい。

最も簡単な形態の図１０に示すようなバッグ５０は、出口チューブ５４および上に延びた側壁部分５４を有し、この側壁部分は、頂部が開口しており、支持構造体内にバッグを装填する間、この側壁部分は、リングビーム１６の上を通って下方に折りたたまれ、バッグの外側の側壁上に折りたたまれ、次にバッグの延長部分５６は、バッグ内に積み込まれた材料の上部表面を覆うように折りたたまれる。

バッグの側壁は、円周方向に離間した垂直の管状スリーブ５８を有し、この管状スリーブ５８は、単一のポール１４を受けるようにされるか、または、図９に示すようなスリーブ６０が、２本の隣接するポールを受けるような大きさとされる。これらのスリーブは、バッグを構成する材料の性質に応じて、縫製または熱溶着により、バッグ材料を一体的とされている。

これとは異なり、バッグは、極めて流動的とはいえない低密度の粒状材料をバッグに詰め込む際に、所望するポール構造に適合するよう、バッグの周辺に、垂直な列に配置された水平スリットを設けることがある。この場合、バッグの外側から、列状となっている水平スリットの内外にポールを送り、バッグを、ポールの外側において、スリット間の材料によって支持する。

本発明のばら荷用中間コンテナの重要な特徴は、図１〜図７に示す、簡単で、かつ比較的軽量な支持構造体、および種々のポールの配置にあり、さらに適当なばら荷用コンテナバッグ５０により、本発明のばら荷用中間コンテナのユーザーが、広範な種類の分離した物体、又は広範なタイプの粒状材料を運搬し、貯蔵するのに必要なコンテナ支持構造体のタイプに関して広範な選択枝を有していることである。

本発明のコンテナの汎用性の一例として、分離した物体、例えば、低密度のテーブルテニスすなわち、ピンポンボールを運搬し、貯蔵したい場合、４本のコーナーポールの簡単な構造だけで、ポール１４の間から、コンテナバッグの外側への膨張を最小にするのに十分である。

他方、かなり高密度のゴルフボールをコンテナに詰め込む場合、ポールの間からのバッグ材料の外側への膨張を最小にするのに、より大重量のバッグ材料と共に、より頑丈で、かつより密なポール構造体が必要である。この場合、恐らく８本ポールの構造で十分である。

極めて高密度の粒状材料、例えば肥料、穀物、例えば米に対しては、過剰なバッグの膨張を防止するのに、フルの１６本ポールの構造を使用しなければならない。

本発明のコンテナの上記した汎用性により、本発明のコンテナに異なる多数の材料を詰め込まなければならない機関は、本発明の適合可能なコンテナ支持構造体と共に使用できるよう、種々の材料の要求を満たす、適当な、比較的安価なバッグを保管するだけでよい。

本発明のコンテナの更に別の重要な特徴は、フォークリフトの別の側方支持体を必要とすることなく、上下積み重ねられた３つ、または緊急時には４つを、積載済みコンテナを搬送できるということである。このことは、パレットベースとリングビームフォーメンーション３２および４４を相互に係合すること、およびスタックされたコンテナが一体的な安定な構造を形成することを保証する補強索４５および４６と、ポール１４のソケット４３および４０の深さに起因する支持構造体の垂直の剛性によって可能となっている。

恐らくより重要なことは、８個のコンテナを、冷凍または貯蔵設備にて上下に積み重ねできるという事実である。このことは、積み重ねられたコンテナの個々のバッグ５０の荷重が、コンテナのパレットベース１２に完全に支持され、パレットベースからスタックを通して、スタック内のコンテナの軸方向に整合したポール１４に伝えられ、次に、ポールからパレット台輪２６および２８の固体材料を通してスタックが載っている表面に伝えられることによって得られる。

このような荷重の伝達は、互いに支持し合うスタック内の個々のバッグの荷重が、バッグを構成する可撓性材料に過剰な応力を加えたり、過剰材料を更に膨張させることなく常時行われる。

使用後、本発明のコンテナ１０内の材料が、目的地で空にされると、ポール１４の上端部からリングビーム１６を持ち上げ、次に、パレットベース内のソケット４０からポールを持ち上げる。次に、コンテナバッグをパレットベースから取り除き、ポール１４を、図１に示されるパレットベース内の溝４６内に入れ、次に、溝内のポール端部上にリングビームを載せると、ソケットの突起４２は、パレットベースのソケット３４の広がったマウス３６に押し込まれ、ポールは、パレットベースの溝１７内に効果的に捕捉される。

上部にあるコンテナのパレットベースリセス３２内にリングビーム構造部４４が位置決めされるように、スタック内に、上下に多数の組み立て式パレットを載せることができる。このように積み重ねられたコンテナは、出荷のために捕捉でき、スタック内の底部パレットベースは、フォークリフトによる取り扱いに利用できる。

本発明のばら荷用中間コンテナを上から見た斜視図である。 図１のコンテナの側面図である。 コンテナの２つの補強されたポールの一部を断面にした側面図である。 コンテナのリングビームの平面図である。 コンテナのリングビームの下面図である。 コンテナのパレットベースの平面図である。 コンテナのパレットベースの下面図である。 本発明のコンテナと共に使用するためのばら荷貯蔵バッグの一実施例の側面図である。 本発明のコンテナと共に使用するためのバッグの更に別の実施例の側面図である。 本発明のコンテナと共に使用するためのバッグの更に別の実施例の側面図である。

符号の説明

１０ ばら荷用中間用コンテナ
１２ フォークリフトパレットベース
１４ 拘束ポール
１５ 平坦な上部表面
１６ リングビーム
１７ ポール位置決め溝
１８ 直立周辺リム
２０ 開口部
２２、２４ リセス
２６、２８ 支持台輪
３０ 突起
３４ ソケット
３６ 上部口部分
４０ ソケット
４４ 構造部
４５、４６ 補強ケーブル
４７ フェルール
４８ プラグ
５０ バッグ
５２ 入口チューブ
５４ 出口チューブ
５６ 側壁部分

Claims (27)

1. 適当な可撓性材料から製造された貯蔵コンテナと、周辺に離間した状態で配置され、上部表面に少なくとも８つのポール係合構造部を有し、実質的に四角形のベース部材と、各々の下端部が、前記ベース部材の上部表面の平面に垂直となるように、ベース部材上のポール係合構造部と解放自在に係合自在となっている少なくとも８本のポールと、前記ベース部材と実質的に同じ外側形状となっており、前記ポールの上端部が解放自在に係合できる複数のポール係合構造部を含む剛性のポール位置決め部材とを備える、ばら荷用中間コンテナにおいて、
   前記コンテナは、このコンテナの少なくとも２つの隣接する側面にある、１対のポールを接続するポール補強手段を備え、この補強手段が取り付けられていない細長い２つの耐張力部材から成り、これら耐張力部材は、前記ポールの対の上端部分および下端部分に取り付けられ、これら部分の間に斜め方向に延びており、使用時にコンテナに加えられる外力に抗して、前記ベースおよびポール位置決め部材に垂直な、組み立てられたコンテナ内に前記ポールが位置決めされる平面において前記ポールを保持するよう、前記耐張力部材が、前記ポールの上端部分および下端部分に接続されていることを特徴とするばら荷用中間コンテナ。
2. 前記耐張力部材は、可撓性を有する、請求項１記載のコンテナ。
3. 前記耐張力部材は、これら部分によって接続されるポールに恒久的に固定されており、かつこの耐張力部材は、撚られた金属ケーブルである、請求項２記載のコンテナ。
4. 前記ベース部材は、フォークリフト用パレットである、請求項１〜３のいずれかに記載のコンテナ。
5. 前記パレットベース部材の下面および前記ポール位置決め部材の上部表面のいずれも、相互に係合可能な構造部を含み、これら構造部は、スタック内の上下の本発明のばら荷用中間コンテナ上の適合可能な構造部に解放自在に係合することができ、よって、スタック内のコンテナの相互の水平横方向のずれを防止しうるようになっている、請求項４記載のコンテナ。
6. 前記パレットベースおよび前記ポール位置決め部材の双方が、適当なプラスチック材料から成形されている、請求項４または５のいずれかに記載のコンテナ。
7. 前記パレットベースおよびポール位置決め部材の双方が、実質的に中空に成形されている、請求項６記載のコンテナ。
8. 前記パレットベース上の前記ポール係合構造部および前記ポール位置決め部材が、ソケットであり、使用の際に、これらソケット内に前記ポールの端部部分が摩擦によって係合して、ポールが係合する部品に対するポールのずれを防止するようになっている、上記請求項１〜７のいずれかに記載のコンテナ。
9. 前記パレットベースの上部表面が、前記ポールソケットの間に細長いリセスを備え、前記ポール位置決め部材が前記パレットベースに置かれと、前記ポールが前記リセス内に、捕捉されるようになっている、請求項８記載のコンテナ。
10. 前記パレットベースおよび前記ポール位置決め部材は、１６個のポール係合ソケットを備え、このソケットは、４つの外側エッジの各側面に沿って、５個のソケットからなる組として配置されており、各コーナーソケットは、ソケットの２つの組に対して共通となっている、請求項９記載のコンテナ。
11. 前記ポールは、金属から製造されており、前記ポールの上端部および下端部が丸くされており、前記パレットベース内のソケットおよびソケットが位置するポール位置決め部材のベースが、使用時に丸くされたポール端部に対して相補的な形状となっている、請求項８〜１０のいずれかに記載のコンテナ。
12. 耐張力ケーブルが接続された前記ポールの丸くされた端部および両端部に隣接するそれらの側壁には、孔が設けられており、前記各耐張力ケーブルは、その端部にストッパー構造部を備え、このストッパー構造部は、前記丸くされたポール端部の孔を貫通し、側壁内のより小径の孔によって、ポールの内側に捕捉されるような寸法となっている、請求項１１記載のコンテナ。
13. 荷物が積み込まれた複数のばら荷用コンテナが、互いに上下に積み重ねられ、コンテナの変位防止構造部が、スタック内の垂直に隣接するコンテナの構造部に係合した状態となると、ポールが、前記パレットベースおよび前記ポール位置決め部材を構成する固体材料により、互いに分離されている端部と軸方向に整合し、よって、前記スタックの前記ベースコンテナより上にある積載されたコンテナの質量が、前記パレットベースから軸方向に整合するコンテナポールだけを通って、前記コンテナが積み重ねられている表面に伝えられ、貯蔵コンテナ内の材料を通って伝えられることはないようになっている、請求項５〜１２のいずれかに記載のコンテナ。
14. 前記パレットベースが、中心の荷物排出開口部を有する、請求項１〜１３のいずれかに記載のコンテナ。
15. 前記パレットベースは、前記パレットの下面から前記排出開口部を閉じるためのプラグを備え、前記プラグの側面が、前記開口部内のプラグを解放自在にロックするよう、前記パレットベースの開口部の壁内の構造部に解放自在に係合できる構造部を備えている、請求項１４記載のコンテナ。
16. 前記パレットベースは、その下面に、２対の平行な側面のフォークリフト先端挿入リセスを有し、１対のリセスは、前記ベースの反対側から前記パレットベースが横断して延び、前記他方の対のリセスは、残りの反対側から延び、コーナー台輪の各対の間に４つのコーナー荷重支持台輪、および１つの細長い台輪を構成している、請求項５〜１５のいずれかに記載のコンテナ。
17. 前記パレットベース上の前記変位防止構造部は、前記細長い荷重支持台輪の下面内のリセスである、請求項１６記載のコンテナ。
18. 前記ばら荷用コンテナを上下に重ねると、前記ポール位置決め部材上の構造部は、スタック内のコンテナより上にあるコンテナの前記パレットベースのリセスに解放自在に係合するよう、前記ポール位置決め部材上の前記変位防止構造部が、前記パレットベース内のリセスに垂直方向に整合し、かつ前記パレットベースリセスに実質的に相補的な形状となっている、表面の所定位置にある前記部材の上部表面から、上方向に突出する構造部となっている、請求項１７記載のコンテナ。
19. 前記パレットベースおよびポール位置決め部材の変位防止構造部は、細長い四角形のベースを有し、各構造部の４つの側面の各々は、構造部の反対の側に内側に向かうテーパが付けられている、請求項１８記載のコンテナ。
20. 前記ポール位置決め部材は、リングビームである、請求項１９記載のコンテナ。
21. 前記貯蔵用コンテナは、可撓性の適当なプラスチックのシート材料から製造されたバッグである、請求項１〜２０のいずれかに記載のコンテナ。
22. 前記貯蔵用コンテナは、織られたプラスチックのシート材料から製造されたバッグである、請求項１〜２０のいずれかに記載のコンテナ。
23. 前記織られたバッグの材料は、液体または吸湿性の高い粒状材料を収容するよう、内側に適当なプラスチックフィルムがラミネートされているものである、請求項２２記載のコンテナ。
24. 前記貯蔵用コンテナは、ネット材料から製造されたバッグである、請求項１〜２０のいずれかに記載のコンテナ。
25. 前記貯蔵用バッグは、閉鎖可能な上部積載用開口部を有する、請求項２１〜２４のいずれかに記載のコンテナ。
26. 前記貯蔵用コンテナのバッグは、そのベースに閉鎖可能な出口開口部を有する、請求項２１〜２５のいずれかに記載のコンテナ。
27. 前記貯蔵用バッグは、少なくとも選択されたケージのポールに解放自在に係合するための構造部を備えている、請求項２１〜２６のいずれかに記載のコンテナ。
    

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