JP2006522791A - 抗微生物性[3.1.0]ビシクロヘキシルフェニルオキサゾリジノン誘導体および類似体 - Google Patents

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Abstract

本発明は、抗菌剤である式(I)の一定の[3.1.0]二環式オキサゾリジノン誘導体またはそれらの薬学的に許容しうる塩もしくはプロドラッグ;それらを含有する医薬組成物;それらの使用方法;およびこれら化合物を製造する方法を提供する。

Description

発明の分野
本発明は、新規な[3.1.0]ビシクロヘキシルフェニルオキサゾリジノン誘導体、その医薬組成物、それらの使用方法、およびそれら二環式誘導体を製造する方法に関する。これら化合物は、グラム陽性細菌および/またはグラム陰性細菌に対する強力な活性を示す。
背景
絶えず増大している抗生物質耐性のために、新しい作用様式を有する構造的に新規な抗菌剤は、細菌感染症の処置においてますます重要になってきている。有効な抗菌剤は、多剤耐性ブドウ球菌および連鎖球菌などのグラム陽性好気性細菌;バクテロイド属の種およびクロストリジウム属の種などの嫌気性微生物;およびヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis)およびトリ型結核菌(Mycobacterium avium)などの抗酸性微生物を含めた、多数のヒトおよび動物の病原体に対する強力な活性を示すはずである。本発明は、拡張した抗菌活性スペクトルを有する構造的に新規な医薬化合物を提供する。
より新しい抗菌剤の中で、オキサゾリジノン化合物は、多数の病原性微生物に対して活性な最新の合成クラスの抗微生物剤である。しかしながら、オキサゾリジノンは、概して、好気性グラム陰性微生物に対する有用な活性レベルを示さない。したがって、これらオキサゾリジノン抗菌剤の使用は、グラム陽性細菌によって引き起こされる感染状態に限定される。本発明者は、ここで、本発明の[3.1.0]ビシクロヘキシルフェニルオキサゾリジノン誘導体および類似体が、増強された抗グラム陽性活性を有し、および/またはインフルエンザ菌(Haemophilus influenza)およびモラクセラ・カタラリス(Moraxella catarrhalis)などのグラム陰性微生物を包含するよう抗微生物活性スペクトルを拡張するということを発見した。
発明の要旨
本発明は、グラム陽性細菌および/またはグラム陰性細菌に対する強力な活性を示す新規な[3.1.0]ビシクロヘキシルフェニルオキサゾリジノン誘導体に関する。本発明は、更に、医薬組成物、使用方法、およびこれら[3.1.0]ビシクロヘキシルフェニルオキサゾリジノン誘導体を製造する方法に関する。
その組成物側面の一つにおいて、本発明は、式I
Figure 2006522791
[式中、Aは、構造i、ii、iiiまたはiv
Figure 2006522791
であり、式iii中の破線は、任意の二重結合を示し;
nは、0または1に等しい整数であり;
Yは、−SO−、−O−または−N(R)−であり;mは、0、1または2に等しい整数であり;
Zは、−C(=Q)R、−NHC(=Q)R、−C(=Q)NHR、−NHC(=NCN)R、−NHC(=NNO)R、−SO、−NH−、−NH−het、−O−het、−S−hetまたは−hetであり;
Qは、酸素または硫黄であり;
Wは、−CH−、−C(=O)−、−C(=NOH)−または−C(=NOC1−4アルキル)−であり;
は、−H、OH、−NH、−NHC1−4アルキル、−C1−4アルキル、−C2−4アルケニル、−(CHC(=O)C1−4アルキル、−OC1−4アルキル、−SC1−4アルキル、−(CH3−6シクロアルキル、−CH=CH−アリール、−CH=CH−het、−CHC(=O)−アリールまたは−CHC(=O)−hetであり;
およびRは、独立して、−Hまたは−Fであり;
およびRは、独立して、−H、−Cl、−F、−CH、−NHまたは−OHであり;
およびRは、独立して、−Hまたは−C1−4アルキルであり;
は、独立して、−H、−OH、−CN、−NR10、−C1−4アルキル、−C3−6シクロアルキル、−C1−4ヘテロアルキル、−アリール、−het、−C1−4アルキルNR10、−(CHC(=O)C1−4アルキル、−(CHC(=O)C3−6シクロアルキル、−(CHC(=O)C1−4ヘテロアルキル、−C(=O)H、−(CHC(=O)OR、−C(=O)(CHOR、−(CHC(=O)C1−4アルキルOR、−(CHC(=O)NR10、−(CHC(=O)NROR10、−(CHCH(=NOC1−4アルキル)、−(CHC(=O)het、−C(=O)(CHhet、−(CHC(=NOC1−4アルキル)C1−4アルキル、−(CHC(=NOC1−4アルキル)het、−(CH−SO−C1−4アルキル、−(CH−SO−NR10−(CH−SO−het、CONHRまたは(R11=)C−NR1212であり;
およびR10は、各々独立して、−H、−C1−4アルキル、−C3−6シクロアルキル、−アリール、−het、−C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NHC1−4アルキル、−C(=O)アリール、−C(=O)het、−SO1−4アルキルまたは−SONHであり;
11は、−NH、−NCNまたは−CHNOであり;
12は、各々独立して、HまたはC1−3アルキルであり;
pは、0、1または2に等しい整数であり;
各場合において、−C1−4アルキルまたは−C3−6シクロアルキルは、1〜3個のハロ基、ヒドロキシ基、−CN基、−OC1−2アルキル基、アリール基または複素環式基で、場合により置換されている;
但し、Yが、−O−または−SO−である場合、Wは−CH−である]
を有する化合物またはその薬学的に許容しうる塩を提供する。
その組成物側面の別のものにおいて、本発明は、式Iの化合物またはその薬学的に許容しうる塩と薬学的に許容しうる担体とを含む医薬組成物を提供する。
その方法側面の一つにおいて、本発明は、哺乳動物における微生物感染症の処置方法であって、その哺乳動物に、有効量の式Iの化合物を投与することによる方法を提供する。式Iの化合物は、哺乳動物に経口的、非経口的、経皮的、または局所的に、医薬組成物で投与することができる。その化合物は、約0.1mg/kg体重/日〜約100mg/kg体重/日の量で投与することができる。その化合物は、約1mg/kg体重/日〜約50mg/kg体重/日の量で投与することもできる。
その方法側面の別のものにおいて、本発明は、ヒトまたは他の温血動物のグラム陰性微生物感染症の処置方法であって、それを必要としている対象に、治療的に有効な量の式Iの化合物またはその薬学的に許容しうる塩を投与することによる方法を提供する。式Iの化合物は、医薬組成物中で、哺乳動物に経口で、非経口で、経皮でかまたは局所的に投与することができる。式Iの化合物は、約0.1mg/kg体重/日〜約100mg/kg体重/日の量で、または約1mg/kg体重/日〜約50mg/kg体重/日の量で投与することができる。
本発明は、更に、式Iの化合物を製造するのに有用である新規な中間体および方法を提供する。
発明の詳細な記述
特に断らない限り、本明細書および請求の範囲に用いられている次の用語は、下に与えられる意味を有する。
種々の炭化水素含有部分の炭素原子含有量は、その部分内の炭素原子の最小数および最大数を表す接頭辞によって示されている。すなわち、Ci−jという接頭辞は、整数「i」〜整数「j」までの炭素原子を有する部分を包括的に示す。したがって、例えば、C1−7アルキルは、1〜7個までの炭素原子を有するアルキルを包括的に意味する。
アルキル、アルケニル等の用語は、直鎖および分岐状双方の基を意味するが、「プロピル」のような個々の基の参照は、直鎖基のみを包含し、「イソプロピル」のような分岐状鎖異性体は、具体的に挙げられている。特に断らない限り、「アルキル」という用語は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、「アルケニル」という用語は、2〜6個の炭素原子を有するアルケニル基を意味する。そのアルキル、アルケニル等の基は、ハロ、ヒドロキシ、−CN、アルコキシ、アミノ、アリール、hetまたはhetのような、1個、2個または3個の置換基で、場合により置換されていてよい。更に、アルキル基上の官能基は、Boc、Cbz等のような、当該技術分野において周知の保護基を用いて、場合により保護されていてよい。保護基およびそれらの導入および除去の方法の例については、"Protecting Groups" by Philip J. Kocienski (publisher: Georg Thieme Verlag: Stuttgart, 1994) のような、それに関する一般的な教本の一つを参照されたい。アルキル基の代表的な例には、ジフルオロメチル、2−フルオロエチル、CF、−CH=CH−アリール、−CH=CH−het、−CH−フェニル、−CH−OH、−CH−NHCbz等が含まれるが、これに制限されるわけではない。
「アルコキシ」という用語は、基−O−アルキルを意味するが、この場合のアルキルは、本明細書中の上に定義されている。
「シクロアルキル」という用語は、3〜7個の炭素原子を有する環状飽和一価炭化水素基、例えば、シクロプロピル、シクロヘキシル等を意味する。そのシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、−CN、アルコキシ、アミノ、アリール、hetまたはhetのような、1個、2個または3個の置換基で、場合により置換されていてよい。更に、シクロアルキル基上の官能基は、Boc、Cbz等のような、当該技術分野において周知の保護基を用いて、場合により保護されていてよい。保護基およびそれらの導入および除去の方法の例については、"Protecting Groups" by Philip J. Kocienski (publisher: Georg Thieme Verlag: Stuttgart, 1994) のような、その主題に関する一般的な教本の一つを参照されたい。
「ヘテロアルキル」という用語は、N、OまたはS(O)(式中、qは、0、1または2である)より選択されるヘテロ原子で置き換えられた少なくとも1個の原子を有する、上に定義された通りのアルキル基またはシクロアルキル基を意味する。そのヘテロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシ、アルコキシ、アミノ、チオ、アリール、hetまたはhetのような、1個、2個または3個の置換基で、場合により置換されていてよい。更に、ヘテロアルキル基上の官能基は、Boc、Cbz等のような、当該技術分野において周知の保護基を用いて、場合により保護されていてよい。保護基およびそれらの導入および除去の方法の例については、"Protecting Groups" by Philip J. Kocienski (publisher: Georg Thieme Verlag: Stuttgart, 1994) のような、その主題に関する一般的な教本の一つを参照されたい。更に、ヘテロアルキル基は、−NR、−ORまたは−S(O)を含めた置換基で、場合により置換されていてよく、ここにおいて、Rは、水素、アルキル、シクロアルキル、場合により置換されたアリール、場合により置換された複素環式基、または−COR(Rはアルキルである)であり;Rは、水素、アルキル、−SOR(Rは、アルキルまたはヒドロキシアルキルである)、−SONRR’(RおよびR’は、互いに独立して、水素またはアルキルである)、−CONRR”(RおよびR”は、互いに独立して、水素またはアルキルである)であり;qは、0〜2の整数であり;そしてRは、水素、アルキル、シクロアルキル、場合により置換されたアリール、場合により置換された複素環式基、または−NRであり、RおよびRは、上に定義の通りである。代表的な例には、2−メトキシエチル(−CHCHOCH)、2−ヒドロキシエチル(−CHCHOH)、2,3−ジヒドロキシプロパノイル(−CH(OH)CHOH)、ヒドロキシメチル(−CHOH)、2−アミノエチル(−CHCHNH)、2−ジメチルアミノエチル(−CHCHNHCH)、2−モルホリノエチル、ベンジルオキシメチル等が含まれるが、これらに制限されるわけではない。
「ハロ」という用語は、フルオロ(F)、クロロ(Cl)、ブロモ(Br)またはヨード(I)のようなハロゲンを意味する。
アリールは、ハロ、−C1−4アルキル、−OH、−OC1−4アルキル、−S(O)1−4アルキル(式中、qは、0、1または2である)、−C1−4アルキルNH、−C(=O)Hまたは−C=N−OR(式中、Rは、水素またはアルキルである)で、場合により置換されたフェニル、ビフェニルまたはナフチルを意味する。
複素環式基または複素環という用語は、芳香環、または芳香族でない飽和または不飽和の環であって、その環中に、1〜10個の炭素原子、および酸素、窒素および硫黄から成る群より選択される1〜4個のヘテロ原子を有する環を意味する。その複素環は、ハロ、−C1−4アルキル、−OH、−OC1−4アルキル、−S(O)1−4アルキル(式中、qは、0、1または2である)、−C1−4アルキルNH、−C(=O)Hまたは−C=N−OR(式中、Rは、水素またはアルキルである)で場合により置換されていてもよい。更に、複素環の炭素原子の一つは、>C=Oまたは>C=Sで場合により置き換えられていてもよい。複素環の例には、アゼチジン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、1,2,3−トリアゾール、1,3,4−トリアゾール、オキサゾール、チアゾール、イソキサゾール、イソチアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、1,3,4−チアジアゾール、1,2,3−チアジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、インドリジン、イソインドール、インドール、ジヒドロインドール、インダゾール、プリン、キノリジン、イソキノリン、キノリン、フタラジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリン、プテリジン、カルバゾール、カルボリン、フェナントリジン、アクリジン、フェナントロリン、イソチアゾール、フェナジン、イソキサゾール、イソキサゾリノン、フェノキサジン、フェノチアジン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピペリジン、ピペラジン、インドリン、フタルイミド、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[b]チオフェン、チアゾール、チアジアゾール、テトラゾール、チアゾリジン、チオフェン、ベンゾ[b]チオフェン、モルホリン、チオモルホリン(チアモルホリンとも称される)、ピペリジン、ピロリジン、テトラヒドロフラン等が含まれるが、これに制限されるわけではない。
具体的には、hetは、C連結した五(5)員または六(6)員の複素環を意味し、それは、利用可能な炭素原子上で、C1−4アルキル、OC1−4アルキル、アミノ、C1−4アルキルNR(RおよびRは、上に定義の通りである)およびハロゲンより独立して選択される1個または2個の置換基で、および/または利用可能な窒素原子上で(但し、それによって環は第四級化されない)C1−4アルキルで、場合により置換されている。「het」の代表的な例には、ピリジン、チオフェン、フラン、ピラゾール、ピリミジン、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、3−ピラジニル、4−オキソ−2−イミダゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、3−イソキサゾリル、4−イソキサゾリル、5−イソキサゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、4−オキソ−2−オキサゾリル、5−オキサゾリル、1,2,3−オキサチアゾール、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2,5−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、3−イソチアゾール、4−イソチアゾール、5−イソチアゾール、2−フラニル、3−フラニル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−イソピロリル、4−イソピロリル、5−イソピロリル、1,2,3−オキサチアゾール−1−オキシド、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、5−オキソ−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,5−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、3−オキソ−1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−5−イル、2−オキソ−1,3,4−チアジアゾール−5−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,2,4−トリアゾール−5−イル、1,2,3,4−テトラゾール−5−イル、5−オキサゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリルおよび5−イソチアゾリル、1,3,4−オキサジアゾール、4−オキソ−2−チアゾリニルまたは5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル、チアゾールジオン、1,2,3,4−チアトリアゾールまたは1,2,4−ジチアゾロンが含まれるが、これに制限されるわけではない。
具体的には、hetは、C連結したまたはN連結した五(5)員または六(6)員の複素環を意味し、それは、1〜4個の窒素原子を有し、そして1個の酸素原子または硫黄原子を場合により有し、そして利用可能な炭素原子上で、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アジド、ホルミル、−C1−4アルキル、−OC1−4アルキル、−C2−4アルケニル、−OC2−4アルケニル、−C(=O)C1−4アルキル、−C3−6シクロアルキル、−OC3−6シクロアルキル、−C1−4ヘテロアルキル、−NR、−NRC(=O)C1−4アルキルまたは−NRC(=O)OC1−4アルキル(RおよびRは、本明細書中に定義の通りである)より独立して選択される1個または2個の置換基で、場合により置換されている。「het」の代表的な例には、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3,4−テトラゾリルおよびイソキサゾリジノニル基が含まれるが、これに制限されるわけではない。
C連結した複素環は、上に定義の複素環式基であり、その基はその複素環の炭素原子を介して結合する。
N連結した複素環は、上に定義の複素環式基であり、その基はその複素環の窒素原子にを介して結合する。
「任意の」または「場合により」は、その後に記載されたイベントまたは状況が、起こってもよいが、起こる必要もないということ、およびその記載には、そのイベントまたは状況が起こる場合および起こらない場合が含まれるということを意味する。例えば、「アルキル基で場合により一置換または二置換されたアリール基」は、アルキル基が存在してもよいが、存在する必要もないということ、およびその記載には、アリール基がアルキル基で一置換または二置換されている場合、およびアリール基がアルキル基で置換されていない場合が含まれるということを意味する。
同じ分子式を有するが、それら原子の結合の性質若しくは配列、またはそれら原子の空間中の配置が異なる化合物を、「異性体」と称する。それら原子の空間中の配置が異なる異性体を、「立体異性体」と称する。
互いに鏡像でない立体異性体を、「ジアステレオ異性体」と称し、互いに重ね合わすことができない鏡像であるものを、「鏡像異性体」と称する。ある化合物が、不斉中心を有する場合、例えば、それが、4種類の異なった基に結合している場合、1対の鏡像異性体が可能である。鏡像異性体は、その不斉中心の絶対配置によって特性決定することができ、Cahn と Prelog のR・S順位則によって、または分子が偏光面を回転させる方式によって記載され、右旋性または左旋性として(すなわち、それぞれ、(+)または(−)異性体として)表示される。キラル化合物は、個々の鏡像異性体としてかまたはそれらの混合物として存在しうる。等比率の鏡像異性体を含有する混合物を、「ラセミ混合物」と称する。
本発明の化合物は、一つまたはそれを超える不斉中心を有してよく;したがって、このような化合物は、個々の(R)または(S)立体異性体として、またはそれらの混合物として生成できる。特に断らない限り、本明細書および請求の範囲中の特定の化合物の説明または命名は、個々の鏡像異性体も、それらのラセミ混合物またはそれ以外の混合物も包含することを意図している。立体化学の決定方法および立体異性体の分離方法は、当該技術分野において周知である(Chapter 4 of "Advanced Organic Chemistry", 4th edition J.March, John Wiley and Sons, New York, 1992 の考察を参照されたい)。
「薬学的に許容しうる担体」は、医薬組成物を製造するのに有用である、概して安全で無毒性でしかも生物学的にもそれ以外にも望ましくないものではない担体を意味し、それには獣医学的使用、更には、ヒトへの医薬使用に許容できる担体が含まれる。本明細書および請求の範囲中で用いられる「薬学的に許容しうる担体」には、一つおよび二つ以上双方のこのような担体が含まれる。
化合物の「薬学的に許容しうる塩」は、薬学的に許容できる且つ親化合物の所望の薬理活性を有する塩を意味する。このような塩には、次のものが含まれる。
(1)酸付加塩であって、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等のような無機酸で形成される塩;または酢酸、プロピオン酸、ヘキサン酸、シクロペンタンプロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、乳酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、3−(4−ヒドロキシベンゾイル)安息香酸、ケイ皮酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、1,2−エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、4−クロロベンゼンスルホン酸、2−ナフタレンスルホン酸、4−トルエンスルホン酸、カンフルスルホン酸、4−メチルビシクロ[2.2.2]オクタ−2−エン−1−カルボン酸、グルコヘプトン酸、4,4’−メチレンビス−(3−ヒドロキシ−2−エン−1−カルボン酸)、3−フェニルプロピオン酸、トリメチル酢酸、第三級ブチル酢酸、ラウリル硫酸、グルコン酸、グルタミン酸、ヒドロキシナフトエ酸、サリチル酸、ステアリン酸、ムコン酸等のような有機酸で形成される塩;または
(2)親化合物中に存在する酸プロトンが、金属イオン、例えば、アルカリ金属イオン、アルカリ土類イオンまたはアルミニウムイオンで置き換えられている場合;またはエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トロメタミン、N−メチルグルカミン等のような有機塩基に配位している場合に形成される塩。
疾患を「処置すること」またはそれの「処置」には、次が含まれる。
(1)疾患を予防すること、すなわち、疾患にさらされているまたは罹患しやすくなっているかもしれないが、疾患の症状をまだ経験またはあらわしていない哺乳動物において疾患の臨床症状を発生させないこと、
(2)疾患を抑制すること、すなわち、疾患またはその臨床症状の発生を阻止するまたは減少させること、または
(3)疾患を軽減すること、すなわち、疾患またはその臨床症状を退行させること。
「治療的に有効な量」は、疾患を処置するために哺乳動物に投与された場合に、疾患についてこのような処置を行うのに充分である化合物の量を意味する。その「治療的に有効な量」は、化合物、疾患およびその重症度、および処置されるべき哺乳動物の年齢、体重等に依存して異なるであろう。
「脱離基」は、合成有機化学において慣用的にそれに関連している意味、すなわち、求核試薬によって置き換えられることができる原子または基を有し、それには、クロロ、ブロモ、ヨード、メシルオキシ、トシルオキシ、トリフルオロスルホニルオキシ、メトキシ、N,O−ジメチルヒドロキシルアミノ等のようなハロゲン、アルキルスルホニルオキシ、エステル、またはアミノが含まれる。
「プロドラッグ」は、このようなプロドラッグを哺乳動物対象に投与した場合に、本発明の化合物による活性な親薬物を in vivo で放出するあらゆる化合物を意味する。本発明の化合物のプロドラッグは、in vivo で開裂して親化合物を放出することができるように、本発明の化合物中に存在する官能基を修飾することによって製造される。プロドラッグには、in vivo が開裂して、それぞれ、フリーのヒドロキシル基、アミノ基またはスルフヒドリル基を再生することができるいずれかの基に化合物中のヒドロキシ基、スルフヒドリル基またはアミノ基が結合している、本発明の化合物が含まれる。プロドラッグの例には、本発明の化合物中のヒドロキシ官能基のエステル(例えば、アセテート、ホルメートおよびベンゾエート誘導体)、カルバメート(例えば、N,N−ジメチルアミノカルボニル)等が含まれるが、これに制限されるわけではない。
哺乳動物とは、ヒト、または家畜および伴侶動物を含めた温血動物を意味する。
本発明の化合物は、概して、IUPACまたはCAS命名システムにしたがって命名される。当業者に周知である略語を用いてもよい(例えば、フェニルについて「Ph」、メチルについて「Me」、エチルについて「Et」、「アセチル」について「Ac」、時間について「h」および室温について「rt」)。
例示的態様
本発明の最も広範な定義中で、一定の式Iの化合物が好適でありうる。基、置換基および範囲について下に挙げられる具体的かつ好適な値は、単に例示するためのものであり;それらは、他の定義された値、またはそれら基および置換基について定義された範囲内の他の値は除外されない。
具体的には、C1−4アルキルという用語は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチルおよびそれらの異性体でありうる。
具体的には、C2−4アルケニルは、ビニル、プロペニル、アリル、ブテニルおよびそれらの異性体でありうる。
具体的には、C3−6シクロアルキルは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびそれらの異性体でありうる。
具体的には、C1−4ヘテロアルキルは、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、2−モルホリノエチルでありうる。
具体的には、Rは、C1−4アルキルであって、1個、2個または3個のフルオロ(F)またはクロロ(Cl)で、場合により置換されたものである。
具体的には、Rは、−CH、−CHF、−CF、−CHCl、−CHCF、−CHCH、−CHCHFまたは−CHCHFである。
具体的には、Rは、−CH=CH−アリールである。
具体的には、Rは、−CH=CH−hetである。
具体的には、Rは、−CHC(=O)C1−4アルキルである。
具体的には、RおよびRは、独立して、−Hまたは−Fである。
具体的には、Yは、−N(R)−である。
具体的には、Rは、−C(=O)CHOHまたは−C(=O)CH(OH)CHOHである。
具体的には、Yは、−SO−または−O−である。
具体的には、Zは、−C(=O)NHである。
具体的には、mは、1または2である。
具体的には、Wは、−CH−である。
具体的には、RおよびRは、−Hである。
具体的には、RおよびRは、独立して、−Hまたは−Fであり、そしてRおよびRは、−Hである。
具体的には、hetは、イソキサゾリル、1,2,5−チアジアゾリルまたはピリジルである。
具体的には、hetは、1,2,3−トリアゾリルである。
本発明の具体的な化合物は、構造i、iiまたはiiiが、下に示される光学立体配置を有するものである。
Figure 2006522791
構造iii中の破線は、その位置にある任意の二重結合を示す。本発明の化合物が、更に別のキラル中心を有してよいし、そしてそれ自体、光学活性体およびラセミ体で単離することができるということは、当業者に理解されるであろう。本発明は、本発明の化合物のラセミ体、光学活性体、互変異性体または立体異性体、またはそれらの混合物を全て包含する。
本発明の他の具体的な化合物は、式II
Figure 2006522791
を有する化合物である。
本発明の他の具体的な化合物は、式III
Figure 2006522791
を有する化合物である。
本発明の他の具体的な化合物は、式IV
Figure 2006522791
を有する化合物である。
本発明の他の具体的な化合物は、式V
Figure 2006522791
を有する化合物である。
本発明の他の具体的な化合物は、式VI
Figure 2006522791
を有する化合物である。
本発明の他の具体的な化合物は、式VII
Figure 2006522791
を有する化合物である。
本発明の他の具体的な化合物は、式VIII
Figure 2006522791
を有する化合物である。
本発明の例には、次の化合物が含まれる。
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]エタンチオアミド;
エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸メチル;
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ホルミル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−((2S)−2,3−ジヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド;
エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−{[(2,2−ジフルオロエタンチオイル)アミノ]メチル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド;
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−N−エチル−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−N−(2−フルオロエチル)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−N−エチル−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
(5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
(5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
(5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
(5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
(5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
(5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
(5R)−3−{3−フルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
(1S,5R,6R)−6−{2−フルオロ−4−[(5R)−2−オキソ−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−3−イル]フェニル}−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−オン;
(1S,5R,6R)−6−{2,6−ジフルオロ−4−[(5R)−2−オキソ−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−3−イル]フェニル}−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−オン;
N−{[4−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−5−オキソイソキサゾール−2(5H)−イル]メチル}アセトアミド;および
それらの薬学的に許容しうる塩。
特に、本発明の実施例には、次の化合物が含まれる。
(1) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(2) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(3) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(4) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(5) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(6) 2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]エタンチオアミド、
(7) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸メチル、
(8) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ホルミル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(9) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−((2S)−2,3−ジヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(10) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド、
(11) エキソ−(1R,5S)−6−[4−((5S)−5−{[(2,2−ジフルオロエタンチオイル)アミノ]メチル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)−2−フルオロフェニル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド、
(12) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(13) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(14) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(15) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(16) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(17) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(18) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(19) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(20) (5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド、
(21) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(22) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ホルミル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(23) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(プロパノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド、
(24) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(プロパノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−メチルカルボキサミド、
(25) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(プロパノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−エチルカルボキサミド、
(26) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(27) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−メトキシアセチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(28) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−((2S)−2,3−ジヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(29) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−(S)−ヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(30) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−シクロプロパンカルボニル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(31) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(32) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(33) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(3,3,3−トリフルオロ−2−(S)−ヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(34) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ジフルオロアセチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(35) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−アミノアセチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(36) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−アセチルアミノアセチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(37) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(イソキサゾール−5−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(38) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1H−ピラゾール−3−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(39) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1H−イミダゾール−4−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(40) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1H−ピラゾール−4−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(41) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(テトラヒドロフラン−2−(R)−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(42) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(テトラヒドロフラン−2−(S)−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(43) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(ピリミジン−2−イル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(44) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2H−テトラゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(45) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(46) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−フルオロエチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(47) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ヒドロキシエチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(48) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−シアノエチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(49) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ジメチルアミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(50) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(51) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(52) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド、
(53) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド、
(54) 2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(55) 2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(56) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロブタンカルボキサミド、
(57) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロブタンカルボキサミド、
(58) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(59) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(60) 2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(61) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド、
(62) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド、
(63) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(プロパノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2,6−ジフルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド、
(64) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
(65) エキソ−(1R,5S)−6−{2,6−ジフルオロ−4−[(5R)−2−オキソ−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−3−イル]フェニル}−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド、
(66) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]−2−ヒドロキシアセトアミド、
(67) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]−2−ヒドロキシアセトアミド、
(68) 2−シアノ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(69) 2−シアノ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(70) 2−シアノ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(71) 2−シアノ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
(72) N−{[((5S)−3−(4−{エキソ−(1R,5S)−3−[アミノ(イミノ)メチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−3−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル]メチル}アセトアミド、
(73) エキソ−(1R,5S)−N’−シアノ−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−N−メチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシミドアミド、
(74) エキソ−(1R,5S)−N’−シアノ−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシミドアミド、または
(75) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−((E)−1−{メチルアミノ}−2−ニトロビニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド。
本明細書中で論じられる化合物は、下記の、慣例にしたがって環位置が番号付けされている構造の一つによって、次のように命名される。
Figure 2006522791
6−(4−{5−[Z]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2,6−(Rおよび/またはR)−フェニル)−3−Y−ビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−(R);
Figure 2006522791
N−[(3−{3,5−(Rおよび/またはR)−4−[3−(R)−3−Y−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)(CH]−(Z);または
3−{3,5−(Rおよび/またはR)−4−[3−(R)−3−Y−ビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−(Z)。
一般的な合成スキーム
本発明の化合物は、下に論じられる一つまたはそれを超えるスキームにしたがって製造することができる。更なる考察は、本明細書中に援用される国際公開WO02/06278号に見出されうる。
本発明に記載の出発物質、中間体および最終化合物は、有機化学の当業者に周知である一般的な手順および技法を用いて製造した。これら化合物は、下記のような次の一つまたはそれを超えるスキームにしたがって製造した。
本明細書中に記載のいくつかの方法が、一定の置換基の望ましくない反応性を妨げるために保護基の使用を必要とするということが理解されるであろう。有機化学の当業者は、このような保護が必要とされうる場合およびこのような基が組み込まれ、その後除去されうる方法を理解するであろう。保護基およびそれらの導入および除去の手順の例については、"Protecting Groups" by Philip J. Kocienski (publisher: Georg Thieme Verlag: Stuttgart, 1994) のような、それに関する一般的な教本の一つを参照されたい。
鏡像異性体的に純粋なキラル中間体は、種々の不斉反応法を用いて、または或いは、ラセミ混合物の分割によって製造することができる。本明細書中に記載のビシクロ[3.1.0]ヘキシル環系は、エンドジアステレオマーかまたはエキソジアステレオマーとして存在しうるということが知られている。ビシクロ[3.1.0]ヘキシル環系を含んで成る生成物が混合物として形成される場合、これらジアステレオマーは、有機化学の標準的な技法によって、例えば、シリカゲルクロマトグラフィーによって分離することができる。
スキームIは、本発明の化合物の製造に必要なベンズアルデヒド出発物質を製造するための3種類の方法を示している。第一の方法では、置換された5−ニトロトルエン類似体を、対応するベンズアルデヒドへと酸化する(工程1)。この酸化反応は、Gordeev et al. により、本明細書中にそのまま援用される米国特許第6,239,152号に報告された手順にしたがって達成されうる。
スキームIの工程2は、ニトロ置換基のアミノ置換基への還元を伴う。この還元は、概して、ニトロ中間体を金属鉄と反応させることによって達成される。その反応は、60℃〜90℃の温度で、溶媒としての水およびアルコール(メタノール、エタノール等)の混合物中、塩化アンモニウムの存在下において行われる。場合により、このタイプの還元は、スズまたは亜鉛などの他の金属との反応によって、またはパラジウムまたは白金触媒を用いた水素化によって行われる(Rylander Hydrogenation Methods; Academic Press: New York, 1985, pp.104-116 を参照されたい)。その反応は、完了するまで、通常は、約2時間〜約24時間進行させる。
スキームI
Figure 2006522791
スキームIの工程3は、工程2で形成されたアニリン上でのカルバメート保護(例えば、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)またはt−ブトキシカルボニル(Boc))の導入を伴う。これは、クロロギ酸ベンジル、ジ炭酸ジ−tert−ブチルまたは同等の試薬とアミンとの反応によって典型的に行われる標準的な変換である(Kocienski Protecting Groups; Georg Thieme Verlag: Stuttgart, 1994, pp.195-199 を参照されたい)。その反応は、典型的には、0℃〜25℃の温度で、ジクロロメタンなどの有機溶媒中、トリエチルアミンまたはピリジンなどのアミンの存在下において行われ、そして実質的に完了するまで、通常は、2時間〜16時間進行させる。場合により、その反応は、水溶液中において、水酸化ナトリウムまたは重炭酸ナトリウムなどの無機塩基の存在下で行うことができる。
ベンズアルデヒド出発物質を製造する第二の方法は、置換されたアニリンで始まる。スキームIの工程Aは、アミノ基のカルバメートとしての保護(例えば、イソプロポキシカルボニルまたはt−ブトキシカルボニル(Boc))を伴う。これは、クロロギ酸イソプロピル、ジ炭酸ジ−tert−ブチルまたは同等の試薬とアミンとの反応によって典型的に行われる標準的な変換である(Kocienski Protecting Groups; Georg Thieme Verlag: Stuttgart, 1994, pp.195-199 を参照されたい)。その反応は、典型的には、0℃〜25℃の温度で、テトラヒドロフランなどの有機溶媒中において、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドなどの塩基を用いて行われ、そして完了するまで、通常は、2時間〜約24時間進行させる。或いは、アニリン官能基の保護は、シリル保護基を用いて達成されてよい。トリメチルシリルクロリドおよび1,2−ビス(クロロジメチルシリル)エタンが含まれるがこれに制限されるわけではない試薬が、この目的に用いられてきた(特許出願WO97/30995号を参照されたい)。
スキームIの工程Bは、保護されたアニリン中間体にパラ形のホルミル基の導入を示している。この反応は、アリールリチウム種の形成と、その後のジメチルホルムアミドまたは同等のホルミル化試薬との反応によって達成される。そのリチオ化反応は、典型的には、−50℃未満の温度で、n−ブチルリチウムまたは tert−ブチルリチウムなどの強塩基を用いて、場合により、TMEDA(N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン)などの添加剤の存在において行われる。ホルミル化試薬は、−50℃未満の温度で加えることができ、その反応を室温に暖める。反応は、完了するまで、通常は、1時間〜約3時間進行させる。シリル保護されたアニリン中間体について、水性処理は、フリーのアニリンを再生すると考えられる。これらの場合について、追加の工程(工程C)が、フリーのアニリンをカルバメートに変換するのに必要とされるであろう。スキームIにおける各工程の生成物は、集められたままで用いることができるし、または分取用TLCまたはHPLC、クロマトグラフィー、沈殿、結晶化等のような慣用的な技法を用いて精製することができる。
置換されたベンズアルデヒド中間体の第三の製造方法は、スキームIに示されている。スキームIの工程Zは、例えば、4−ブロモベンズアルデヒド化合物とアルキルカルバメート、例えば、ベンジルカルバメートとの、遷移金属に触媒された反応を伴う。そのベンズアルデヒド出発物質は、パラ位で、ハロゲン原子で、またはトリフラート、ノナフラートまたは類似のスルホン酸エステルで置換されている。このタイプの反応は、当業者に周知であり(例えば、Buchwald et al. J.Am.Chem.Soc. 2002,124,7421-7428 を参照されたい)、典型的には、パラジウムまたは銅触媒で、BINAPまたは関連ホスフィンなどのリガンドまたはアルシンリガンドを用いて行われる。その反応は、好ましくは、トルエンまたはベンゼンなどの溶媒中において約50℃〜110℃までの温度で行われる。反応は、完了するまで、通常は、3時間〜約20時間進行させる。生成物は、集められたままで用いることができるし、または分取用TLCまたはHPLC、クロマトグラフィー、沈殿、結晶化等のような慣用的な技法を用いて精製することができる。
スキームIIは、(スキームIに記載された)ベンズアルデヒド出発物質のビスヒドロキシメチルシクロプロパン中間体への変換を示す。これら中間体は、順次に、二環式環の3位にいろいろなヘテロ原子を有するビシクロ[3.1.0]ヘキサン類似体を製造するのに用いることができる。
スキームIIの工程1は、ベンズアルデヒド出発物質とホスホネートイリドとの反応を伴う。Horner-Wadsworth-Emmons 反応であるこの反応は、当業者に周知である(概説については、Wadsworth in Organic Reactions 1977, 25, pp.73-253 を参照されたい)。最初に、そのイリドが、ジメチルホルムアミドまたはテトラヒドロフランなどの溶媒中における、水素化ナトリウムまたはn−ブチルリチウムなどの強塩基とホスホネート(例えば、トリメチルホスホノアセテート)の反応によって形成される。イリドの形成後、それとアルデヒドとを、DMSOまたはDMFなどの溶媒中において約0℃〜約30℃で約4時間〜約20時間反応させて、所望の不飽和エステル生成物を形成させる。その生成物は、集められたままで用いることができるし、または分取用TLCまたはHPLC、クロマトグラフィー、沈殿、結晶化等のような慣用的な技法を用いて最初に精製することができる。
スキームIIの工程2は、不飽和エステルのアリルアルコールへの還元を伴う。これは、当業者に周知であろうきわめて一般的な反応である。その還元は、水素化アルミニウムリチウムまたは水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤(または同等の試薬)で行われる。その反応は、テトラヒドロフランまたはジエチルエーテルなどのエーテル性溶媒中において−40〜25℃の温度で約1時間〜約4時間行うことができる。生成物は、集められたままで用いることができるし、または分取用TLCまたはHPLC、クロマトグラフィー、沈殿、結晶化等のような慣用的な技法を用いて最初に精製することができる。
スキームIIの工程3は、ジアゾエステルの形成を伴う。これは、グリオキシル酸クロリドp−トルエンスルホニルヒドラゾン(C.J.Blankley, F.J.Sauter and H.O.House, Organic Synthesis, Coll. Vol.V, p.258; John Wiley, New York (1973) によって記載のように製造される)を用いて達成される。この試薬とアリルアルコールとの反応は、Myers and Corey(Tetrahedron Letters, 1984, pp.3559-3562)によって記載された手順にしたがって行うことができる。生成物は、集められたままで用いることができるし、または分取用TLCまたはHPLC、クロマトグラフィー、沈殿、結晶化等のような慣用的な技法を用いて最初に精製することができる。
スキームII
Figure 2006522791
スキームIIの工程4は、分子内シクロプロパン化反応を伴う。通常は、この変換は、典型的には銅またはロジウムである適する遷移金属触媒(例えば、R.G.Charles in J.Org.Chem. 1957, 22, 677 によって記載のように製造されるビス−(N−t−ブチルサリチルアルジミナト)銅(II))を用いて達成される。トルエン、ジクロロメタンまたはそれらの混合物中のジアゾエステルの溶液を、滴下漏斗またはシリンジポンプを用いて、トルエンまたは類似の溶媒中の触媒の還流溶液に徐々に加える。その反応は、ジアゾエステルの二量体化を免れるように0.05M未満の濃度で行うことができ、そして実質的に完了するまで、通常は、約12時間〜約36時間進行させる。生成物は、集められたままで用いることができるし、または分取用TLCまたはHPLC、クロマトグラフィー、沈殿、結晶化等のような慣用的な技法を用いて最初に精製することができる。
スキームIIの工程5は、ラクトン環のジオールへの還元を伴う。この還元は、スキームIIの工程2について上に記載されたものと類似の条件を用いて達成することができる。その生成物は、集められたままで用いることができるし、または分取用TLCまたはHPLC、クロマトグラフィー、沈殿、結晶化等のような慣用的な技法を用いて最初に精製することができる。
スキームIIIは、スキームIIに記載されたジオール中間体から出発する、チアビシクロ[3.1.0]ヘキシル置換されたフェニルオキサゾリジノンの製造を記載する。工程1は、アルコール置換基の脱離基(メシラートなど)への変換を伴う。これら変換は、当業者に周知であり、メタンスルホン酸無水物、メタンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリドなどの試薬または同等の試薬で行うことができる。それら反応は、ジクロロメタンまたはテトラヒドフランなどの有機溶媒中、トリエチルアミンまたはN,N−ジイソプロピルエチルアミンなどの酸掃去性アミンの存在下において約0℃〜約40℃の温度で約0.5時間〜約2時間行うことができる。この反応の生成物は、次の反応に集められたままで用いることができるし、または分取用TLCまたはHPLC、クロマトグラフィー、沈殿、結晶化等のような慣用的な技法を用いて最初に精製することができる。
スキームIIIの工程2は、工程1において製造されたビスメシラートを求核性硫黄源と反応させて、チアビシクロ[3.1.0]ヘキサン環を形成する環化反応を記載している。この反応は、概して、ジメチルスルホキシドなどの双極性非プロトン性溶媒中において硫化ナトリウムで行われる。
スキームIIIの工程3は、アリールカルバメートからのオキサゾリジノン環の構築を示している。このタイプの変換は、既知の技術である(例えば、1995年3月16日公開の国際公開WO95/07271号を参照されたい)。工程3では、オキサゾリジノン合成を、S−酢酸 2−アセチルアミノ−1−クロロメチルエチルを用いて行う。この試薬は、(S)−エピクロロヒドリンから3工程(ベンズアルデヒドイミンでのエポキシド開環、イミン加水分解、および無水酢酸でのペルアシル化)で、本明細書中にそのまま援用される米国特許出願第09/982157号に記載の手順にしたがって製造される。この試薬とカルバメートとの反応は、アセチルアミノメチル置換されたオキサゾリジノンを与えることである。その反応は、リチウム tert−ブトキシドなどの有機塩基の存在下、ジメチルホルムアミドなどの極性有機溶媒中において約0℃〜25℃の温度で行われる。
スキームIII
Figure 2006522791
スキームIIIの工程4は、スルホキシドまたはスルホンを形成するための硫黄原子の任意の酸化を伴う。これら変換は、当業者に周知であろうし、いろいろな試薬が利用可能である(概説については、Hudlicky in Oxidations in Organic Chemistry; American Chemical Society: Washington, 1990, pp 252-263 を参照されたい)。スルホキシドは1対のジアステレオマーとして形成され、それらは、フラッシカラムクロマトグラフィーまたは分取用薄層クロマトグラフィーを用いてしばしば分離可能である。スルホキシドへの酸化は、水・アルコール混合物中において過ヨウ素酸ナトリウムで行うことができる。スルホンへの酸化は、水性テトラヒドフラン中において過酢酸で行うことができる。これら反応は、典型的には、約0℃〜25℃の温度で行われる。
スキームIVは、スキームIIに記載されたジオール中間体から出発する、アザビシクロ[3.1.0]ヘキシル置換されたフェニルオキサゾリジノンの製造を記載する。工程1は、アルコール置換基の脱離基(メシラートなど)への変換を伴う。この変換は、スキームIIIの工程1について上に記載されたように行われる。
スキームIVの工程2は、工程1で製造されたビスメシラートを、4−メトキシベンジルアミンまたは類似のアミンなどの求核性アミン源と反応させる環化反応を記載している。この反応は、そのままで、溶媒としてアミンを用いて約0〜30℃の温度で行われる。アミンの選択は、その後の脱保護工程(工程4)が容易であるべきであるという点で重要である。
スキームIVの工程3は、オキサゾリジノン環の構築を伴う。この変換は、スキームIIIの工程3について上に記載されたように行われる。
スキームIV
Figure 2006522791
スキームIVの工程4は、フリーの第二級アザ二環式アミンを出現させるための第三級アミンの脱保護を伴う。この脱保護のための試薬の選択は、工程2における環化に用いられるアミンに依存するであろう。当業者は、選択されたアミンについて適切な脱保護条件を選択するであろうと理解される。この例において、4−メトキシベンジルアミン基の除去は、水素化分解によって達成することができる。水素化分解反応は周知であり、典型的には、いくつかの種類が入手可能であるパラジウム触媒を用いて、水素ガスの雰囲気下で行われる。p−メトキシベンジル基の除去は、触媒としての炭素上水酸化パラジウムおよびメタノール、エタノール、酢酸エチルまたはそれらの混合物の溶媒系を用いて行うことができる。これら反応は、典型的には、約15℃〜35℃の温度で行われる。芳香環上のフッ素置換を欠いている類似体については、トリエチルアミンなどのアミン掃去性塩基の存在下、ジクロロメタンなどの溶媒中におけるクロロギ酸1−クロロエチルまたは類似の試薬との反応を伴う別の手順を用いることができる(Olofson et al. in J.Org.Chem. 1984, pp 2081-2082 and Yang et al. in Synlett, 1993, pp 195-196 を参照されたい)。この別の手順は、デスフルオロ芳香族類似体の場合に時々遭遇するシクロプロパン開環の問題を免れる。
スキームIVの工程5は、フリーの第二級アミンを、アルキル化試薬、アシル化試薬、スルホニル化試薬または他の試薬と反応させて、包括的にRとして表される置換基を導入するカップリング工程である。アミンのカップリング反応は、合成有機化学においてきわめて一般的な反応であり、当該技術分野において平均的な能力を有するものに周知であろう。好適な構造をもたらす代表的な例では、そのアミンを、ジクロロメタンおよびトリエチルアミン中においてベンジルオキシアセチルクロリドと反応させて、ベンジルオキシアセトアミドを形成する。
スキームIVの工程6は、工程5で導入された置換基Rを更に精密合成する(elaborate)脱保護工程または他の反応を伴ってよい一つまたは複数の任意の工程である。当業者は、所定の保護基を除去するために、または所定のR置換基の追加の精密合成のために適切な条件を選択することができるであろう。代表的な例として、工程5で形成されたベンジルオキシアセトアミドに、パラジウム触媒での水素化分解を施して、所望のヒドロキシアセトアミド置換されたアザ二環式フェニルオキサゾリジノンを出現させる。
スキームVは、スキームIIに記載されたジオール中間体から出発する、オキサビシクロ[3.1.0]ヘキシル置換されたフェニルオキサゾリジノンの製造を記載する。概念上、この反応は、ヒドロキシ置換基の一方を適する脱離基に変換後、その脱離基を他方のヒドロキシ基またはそのアルコキシド形態で分子内置換することを伴う。当業者は、Mitsunobu 条件下でのアルコールの活性化を含めたこの環化に可能性のある戦略を理解するであろう。この反応は、ワンポット反応で達成されうる(工程1)。ほぼ2当量のn−ブチルリチウムなどの塩基との最初の反応後、1〜2当量のメタンスルホニルクロリドなどの活性化試薬との反応を行う。次に、追加の塩基(約1当量)を加えて、環化を行い、オキサ二環式環を形成させる。この反応は、典型的には、THFなどのエーテル性溶媒中において約−30〜−60℃の温度で約1時間〜3時間行う。その生成物は、集められたままで用いることができるし、または分取用TLCまたはHPLC、クロマトグラフィー、沈殿、結晶化等のような慣用的な技法を用いて最初に精製することができる。
スキームV
Figure 2006522791
スキームVの工程2は、オキサゾリジノン環の構築を伴う。この変換は、スキームIIIの工程3について上に記載されたように行われる。
スキームVIは、Yが−N(R)−であり且つWがC=Oである請求の範囲に記載の構造の製造を記載している。スキームVIの工程1は、スキームIIに記載されたアリルアルコールをアリルアミンへと変換する一つまたは複数の工程である。この周知の変換は、最初にヒドロキシ基をアルキルまたはアリールのスルホネート、ハライドとして活性化することによって、または場合により、Mitsunobu 型の活性化(Fabiano et al. Synthesis, 1987, p.190 を参照されたい)をすることによって行うことができる。これら反応は、当業者に周知であり、メタンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリドなどの試薬で、または(Mitsunobu 反応について)アゾジカルボン酸ジアルキルで行うことができる。次に、その活性アルコールを、求核性窒素源と反応させる。アルキルスルホネートまたはアリールスルホネートの反応について、これは、通常は、アジド塩(例えば、アジ化ナトリウム)との反応により、アセトンまたはジメチルスルホキシドなどの極性溶媒(場合により、追加の水を含む)中において約50℃〜120℃の温度で達成される。Mitsunobu 活性化について、一般的には、アジ化水素酸を求核性窒素源として用いる。最後に、アジドをアミンに還元するが、その変換は、種々の無機還元剤でまたは接触水素添加によって行うことができる。別の且つ選択的なアジドの還元は、ホスフィン類との反応(Staudinger 反応)によって行われる。
スキームVIの工程2では、アリルアミンをジアゾアセトアミドへと変換する。この変換は、Doyle et al.(J.Am.Chem.Soc. 1995, 117, pp 5763-5775 を参照されたい)によって記載された手順を用いて行うことができるが、他の方法を用いてもよい。
スキームVI
Figure 2006522791
スキームVIの工程3は、分子内シクロプロパン化反応を記載しており、スキームIIの工程4について上に記載されたように行うことができる。
スキームVIの工程4は、オキサゾリジノン環の構築を伴う。この変換は、スキームIIIの工程3について上に記載されたように行われる。
スキームVIの工程5は、置換基Rの導入および追加の精密合成を伴ってよい一つまたは複数の任意の工程である。例えば、これら反応は、既知の方法を用いたラクタム環窒素のアルキル化または類似の官能化を伴ってよい。
スキームVIIは、Yが−N(R)−であり且つWがC=Oである請求の範囲に記載の構造の類似体の代わりの製造経路を伴う。この方法のための出発物質は、スキームIIに記載のラクトンである。スキームVIIの工程1では、そのラクトンを、ベンジルアミンまたは4−メトキシベンジルアミンなどの適するアミン求核試薬と反応させて、ラクトン環を開いてアミドを生じる。これは、有機化学において周知の反応であり、種々のアルコール性溶媒または極性非プロトン性溶媒中において約25℃〜100℃の温度で行うことができる。
スキームVIIの工程2は、ラクタム環を再形成するためのアミドアルコールの環化を伴う。これら反応は知られており、しばしば、メシルクロリドなどの試薬でアルコールを活性化することによって(例えば、Haddad,M. et al in J.Org.Chem. 1998, 63, 5680-5683 を参照されたい)または Mitsunobu 型活性化(例えば、Ma,D. et al. in Tet.Lett. 1998, 9067-9068 を参照されたい)によって行われる。
スキームVIIの工程3は、オキサゾリジノン環の構築を伴う。この変換は、スキームIIIの工程3について上に記載されたように、またはスキームVIIIに記載のように行われる。
スキームVII
Figure 2006522791
スキームVIIの工程4および工程5は、アミド窒素上の置換基(例えば、ベンジル基)の除去、および置換基Rの導入および追加の精密合成を伴ってよい一つまたは複数の任意の工程である。例えば、これら反応は、既知の方法を用いたラクタム環窒素のアルキル化または類似の官能化を伴ってよい。
スキームVIIIは、オキサゾリジノン環のC−5位において単純なアセチルアミノメチル以外の置換基で置換されたアリールオキサゾリジノン化合物の一般的な合成を記載している。スキームVIIIの工程1では、(スキームIII〜VIIに記載された)アリールカルバメート類似体を、(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)カルバミン酸 tert−ブチルエステルと反応させる。この試薬は、(S)−エピクロロヒドリンから3工程(ベンズアルデヒドイミンでのエポキシド開環、イミン加水分解、およびジ炭酸ジ−tert−ブチルでのアミン保護)で、本明細書中にそのまま援用される米国特許出願第09/982157号に記載の手順にしたがって製造される。この試薬とアリールカルバメートとの反応は、リチウム tert−ブトキシドなどの有機塩基の存在下、ジメチルホルムアミドなどの極性有機溶媒中において約0℃〜25℃の温度で行われる。
スキームVIIIの工程2では、tert−ブチルカルバメート(Boc基)を除去して、アミノメチル類似体を与える。この変換は、好都合には、ジオキサン中の塩酸で、約0℃〜約25℃の範囲内の温度において行われる;しかしながら、当業者は、用いることができる他の脱保護条件を理解するであろう。
スキームVIII
Figure 2006522791
スキームVIIIの工程3は、既知の技術を用いたアミン中間体のアシル化またはチオアシル化を伴う。したがって、アシル化は、そのアミンと、カルボン酸の無水物、エステルまたは酸塩化物との反応によって行うことができる。これら変換は、通常は、ジクロロメタン、アセトニトリル、テトラヒドフラン、ジメチルホルムアミド、メタノールまたはそれらの混合物などの溶媒中において0℃〜50℃の温度で行われる。これら反応は、概して、トリエチルアミン、ピリジンまたは炭酸カリウムなどの酸掃去性アミンの存在下で行われる。チオアシル化は、工程2で得られたアミンと、ジチオエステルまたはチオノエステルとの反応により、トリエチルアミンなどの第三級アミン塩基の存在下で達せられる。これら反応に好適な溶媒には、テトラヒドロフラン、ジクロロメタンまたはメタノールが含まれ、それら反応は、20℃〜50℃の温度で行われる。スキームVIIIの他のチオカルボニル化合物は、本明細書中にそのまま援用されるPCT国際公開WO98/54161号に開示された手順にしたがって製造することができる。
スキームVIIIの工程4は、脱保護工程をまたはYが−N(R)−である場合に置換基Rを導入するまたは更に精密合成する他の反応を伴ってよい一つまたは複数の任意の工程である。YがSである場合、これら任意の工程は、スルホキシドまたはスルホン官能基を形成する酸化工程を構成してよい。
スキームIXは、オキサゾリジノン環のC−5位にカルボキサミド置換基を有する(すなわち、ZがC(=O)NHRである)請求の範囲に記載の化合物の合成を記載している。この特定の置換基を有するオキサゾリジノンの製造は、下のスキームIXの工程2〜4に概説されるが、本明細書中にそのまま援用される米国仮特許出願第60/359,495号に更に記載されている既知の技術である。このスキームが、スキームIII〜VIIに記載された二環式複素環のいずれの場合にも、オキサゾリジノン環のC−5位にカルボキサミド置換基を有する請求の範囲に記載の構造を製造するのに用いることができる一般的な方法を記載しているということは当業者に明らかであろう。当業者は、一定の官能基が、記載された方法に不適合である場合、合成プロトコールの若干の修飾が必要でありうるということも理解するであろう。これらの場合、適する保護基を用いて、望ましくない反応にこれら官能基が関与することから保護できる。"Protecting Groups" by Philip J. Kocienski (publisher: Georg Thieme Verlag: Stuttgart, 1994) を参照されたい。
スキームIXの工程1は、スキームIII〜VIIに記載されたタイプの中間体からのカルバメート保護の除去を必要とする。この反応に用いられる条件は、具体的な場合に用いられたカルバメートに依存するであろう。例えば、ベンジルオキシカルボニル(Cbz)基は、パラジウム触媒での水素化分解を用いて除去することができるし、tert−ブトキシカルボニル(Boc)基は、ジオキサンなどの溶媒中で塩酸を用いて効果的に除去されるが、他の類似の試薬を用いてもよい。これら例は、単に例示的なものであり、他のカルバメート保護基および脱保護条件を用いることができるということが理解される。
スキームIXの工程2は、アミノアルコールを与えるための、置換されたアニリン中間体と、Acros より入手可能な(2R)−2,3−エポキシプロパン酸エチルまたは類似の試薬との反応を記載している。この反応は、リチウムトリフラートなどのプロモーターの存在下、アセトニトリルまたはジオキサンなどの溶媒中において約30℃〜100℃の温度で行うことができる。
スキームIXの工程3は、アミノアルコール中間体からのオキサゾリジノン環の形成を記載している。このタイプの反応は、当該技術分野において知られており、典型的には、カルボニルジイミダゾールまたはホスゲンなどの試薬で、トリエチルアミンなどの酸掃去性塩基の添加を伴ってまたは伴うことなく行われる。それら反応は、アセトニトリル、ジメチルホルムアミドまたはジクロロメタンなどの溶媒中において約0℃〜50℃の温度で行うことができ、典型的には、約0.5時間〜約48時間、または反応が完了するまで進行させる。
スキームIX
Figure 2006522791
スキームIXの工程4は、アンモニアまたは第一級アミンと、前の工程で形成されたオキサゾリジノンを有するエステルとの反応を記載している。そのアミンとエステル基との反応は、カルボキサミド置換をC−5位に有する所望の生成物を与える。これら反応は、過剰のアミンを用いて、メタノール、テトラヒドロフランまたはそれらの混合物などの溶媒中において約0℃〜50℃の温度で行うことができる。
スキームIXの工程5は、脱保護工程および/またはYが−N(R)−である場合に置換基Rを導入するまたは更に精密合成する他の反応を伴ってよい一つまたは複数の任意の工程である。YがSである場合、これら任意の工程は、スルホキシドまたはスルホン官能基を形成する酸化工程を構成してよい。
下のスキームX〜XIIは、Zが、NH−het、O−het、S−hetまたはhetである請求の範囲に記載の化合物の一般的な製造方法を記載している。この手順のための出発物質は、(スキームIII〜VIIに記載された)アリールカルバメートであり、これら中間体の最終化合物への変換は、既知の技術である(Gravestock,M.B., 国際公開WO99/64417号およびWO00/21960号を参照されたい)。示された構造は、Aが構造(i)であるものである;しかしながら、Aが、構造(ii)、(iii)または(iv)である場合、若干の合成経路修飾を伴って、類似の手順を用いることができるということが理解される。
スキームXの工程1は、(スキームIII〜VIIに記載のように製造される)アリールカルバメートのヒドロキシメチル置換されたオキサゾリジノンへの変換を伴う。このタイプの変換は、当業者に知られている(例えば、1995年3月16日公開の国際公開WO95/07271号を参照されたい)。この反応は、R−(−)−グリシジルブチレートまたは類似のグリシジルエステルで達成される。その反応は、リチウムヘキサメチルジシリルアミドなどの有機塩基の存在下、テトラヒドロフランなどの有機溶媒中において約−78℃〜25℃の温度で行われる。
スキームXの工程2では、ヒドロキシ基を、アルキルまたはアリールのスルホネートまたはハライドのような置換可能な基(Lg)へと変換する。これら反応は、当業者に周知であり、メタンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリドなどの試薬または類似の試薬で行うことができる。それら反応は、ジクロロメタンまたはテトラヒドロフランなどの有機溶媒中、トリエチルアミンまたはN,N−ジイソプロピルエチルアミンなどの酸掃去性アミンの存在下において約0℃〜40℃の温度で行うことができる。
スキームX
Figure 2006522791
スキームXの工程3では、活性化されたヒドロキシ化合物を、式HN(Pg)het、HOhet、HShet、または対応する金属アルコキシド塩M−N(Pg)het、M−Ohet、M−Shet(Mは、O−アルキル化を促進することが知られているアルカリ金属または別の金属(例えば、銀)であり、「Pg」は、適する保護基である)を有する化合物と反応させる。或いは、ヒドロキシメチル出発物質を、式HN(Pg)het、HOhet、HShetを有する化合物と直接的に(工程A)、適するアゾジカルボン酸ジアルキル試薬およびアルキルホスフィンまたはアリールホスフィンを用いる Mitsunobu 活性化の下で反応させることができる(Fabiano et al. Synthesis, 1987, p.190 を参照されたい)。最後に、Yが−N(R)−である場合には、置換基Rを導入するまたは更に精密合成するために一つまたは複数の任意の工程を必要とすることがありうる。YがSである場合、これら任意の工程は、スルホキシドまたはスルホン官能基を形成する酸化工程を構成してよい。
Zがhetである類似体の合成は、スキームXIに示されるように達成することができる。これら類似体のヒドロキシメチルオキサゾリジノンからの製造は、既知の技術である(Gravestock,M.B., Betts,M.J., and Griffin,D.A., 国際公開WO01/81350号を参照されたい)。工程1では、ヒドロキシ基を、既知の技術を用いて、アルキルまたはアリールのスルホネート、ブロミドまたはヨージドのような置換可能な基(Lg)へと変換する。工程2では、この中間体を、het−Hと、遊離塩基の形態でまたは遊離塩基より形成されるhetアニオンとして反応させる。具体的には、1,2,3−トリアゾールを製造する別の方法は、(スキームVIの工程1に記載のような)工程Aにおけるヒドロキシ基のアジドへの変換後、ノルボルナジエンでの付加環化(工程B)を伴う。最後に、Yが−N(R)−である場合には、置換基Rを導入するまたは更に精密合成するために一つまたは複数の任意の工程を必要とすることがありうる。YがSである場合、これら任意の工程は、スルホキシドまたはスルホン官能基を形成する酸化工程を構成してよい。
スキームXI
Figure 2006522791
スキームXIIは、スキームXおよびスキームXIに記載された類似体の別の製造方法を記載している。この方法は、当該技術分野において周知である(例えば、本明細書中に各々そのまま援用される、Gravestock,M.B., 国際公開WO99/64417号およびWO00/21960号;Gravestock,M.B., Betts,M.J., and Griffin,D.A., 国際公開WO01/81350号を参照されたい)。アリールカルバメート中間体(スキームIII〜VIIに記載された)と、式CH(O)CHCH−het、CH(O)CHCH−NHhet、CH(O)CHCH−O−hetまたはCH(O)CHCH−S−hetを有するエポキシドとの反応は、所望の化合物を与える。最後に、Yが−N(R)−である場合には置換基Rを導入するまたは更に精密合成するために、一つまたは複数の任意の工程を必要とすることがありうる。YがSである場合は、これら任意の工程は、スルホキシドまたはスルホン官能基を形成する酸化工程を構成してよい。
スキームXII
Figure 2006522791
スキームXIII〜XVは、スキームIII〜VIIに記載されたタイプの二環式環を有するアリールイソキサゾリノン化合物およびアリールイソキサゾリン化合物の合成を記載している。次のスキームが、Aが(ii)または(iv)である請求の範囲に記載の構造を製造する一般的な方法を記載しているということは、当業者に明らかであろう。これら方法は、スキームIII〜VIIに記載された二環式複素環のいずれかを用いて、用いることができる。これら構造を製造するのに必要な出発物質は、アミンよりもむしろ芳香族アルデヒドであり、したがって、合成プロトコールの若干の修飾を必要とするであろう。それら二環式複素環は、上のスキームIII〜VIIに記載のように製造することができるが、感受性官能基、具体的には、芳香族アルデヒド官能基を保護し、そして後で出現させるのに適する保護基を用いるべきであるということが理解される。
スキームXIIIは、必要な置換されたベンズアルデヒド中間体の合成を要約している。この合成のための出発物質には、商業的に入手可能なテレフタルアルデヒドモノ(ジエチルアセタール)または既知の技術を用いて製造される他の置換された類似体が含まれてよい。次に、それらアルデヒド出発物質を、スキームIII〜VIIに記載の手順を用いて、ビシクロ[3.1.0]ヘキシル環系へと変換する。次に、アセタールの最後の脱保護が、所望のベンズアルデヒド中間体を出現させる。アセタール保護の除去は、当該技術分野において周知である種々の反応条件を用いて達成することができる("Protecting Groups" by Philip J. Kocienski; publisher: Georg Thieme Verlag: Stuttgart, 1994 を参照されたい)。
スキームXIII
Figure 2006522791
スキームXIVの工程1は、示されているエステルアルデヒド中間体を与えるための、ビシクロ[3.1.0]ヘキシルベンズアルデヒド中間体とジアゾ酢酸エチルとの(Mahmood et al., 1998 J.Org.Chem., 63, pgs.3333-3336 に記載のような)反応を伴う。ヒドロキシルアミンの添加後、水性メタノール中で加温して還流させることで、アリールイソキサゾリノンを生じる(工程2)。次に、この中間体を、(Barnes et al. により、その開示が本明細書中にそのまま援用される米国特許第5,284,863号に記載されているように製造される)N−(ヒドロキシメチル)アセトアミドアセテートとの反応により、DMFなどの極性非プロトン性溶媒中において、対応するメチルアセトアミドへと変換する(工程3)。工程4では、Yが−N(R)−である場合に、置換基Rを導入するまたは更に精密合成するために一つまたは複数の任意の工程を必要とすることがありうる。YがSである場合、これら任意の工程は、スルホキシドまたはスルホン官能基を形成する酸化工程を構成してよい。
スキームXIV
Figure 2006522791
スキームXVは、スキームIII〜VIIに記載されたタイプの二環式環を有するアリールイソキサゾリン化合物を製造するための一般的な方法を記載している。スキームXVの工程1では、置換されたベンズアルデヒドを、ヒドロキシルアミン塩酸塩と、メタノールなどの極性プロトン性溶媒中においてピリジンなどの塩基の存在下で反応させて、オキシムを与える。
スキームXVの工程2では、そのオキシムを、ジクロロメタンなどの適切な溶媒中においてN−クロロスクシンアミド(NCS)で酸化して、オキシミルクロリドを生じる。工程3では、そのオキシミルクロリドを、アリルアルコールまたはN−アセチルアリルアミンなどのアリル化合物と、トリエチルアミンなどの塩基の存在下、ジクロロメタンなどの溶媒中において反応させて、ヒドロキシメチルまたはアセトアミドメチルで置換されたイソキサゾリンを与える。或いは、オキシミルクロリドを現場で形成させ、そして直接的に、アリル化合物で処理することができる(工程2および工程3の組合せ)。
スキームXV
Figure 2006522791
スキームXVの工程4は、Zが、NH(C=O)CH以外の基である化合物を製造するための一つのまたは一連の工程である。最初に、ヒドロキシメチル類似体を、既知の技術を用いて(スキームVIの工程1に記載のように)アミノメチルへと精密合成した後、この中間体を、(スキームVIIIの工程3に記載のように)所望のアミドまたはチオアミド類似体へと変換する。或いは、(Zが、NH−het、O−het、S−hetまたはhetである類似体については)複素環式置換基を、既知の技術を用いて(スキームX〜XIIに記載のように)、ヒドロキシメチルまたはアジドメチル中間体から導入することができる。工程5では、Yが−N(R)−である場合に、置換基Rを導入するまたは更に精密合成するのために一つまたは複数の任意の工程を必要とすることがありうる。YがSである場合、これら任意の工程は、スルホキシドまたはスルホン官能基を形成する酸化工程を構成してよい。
有用性および試験
本発明の化合物は、グラム陽性細菌および/またはグラム陰性細菌を含めた種々の微生物に対する強力な活性を示す。したがって、本発明の化合物は、広範な抗菌活性を有する。したがって、本発明の化合物は、有用な抗微生物剤であるし、多剤耐性ブドウ球菌および連鎖球菌などのグラム陽性好気性細菌;インフルエンザ菌(H.influenzae)およびM.カタラリス(M.catarrahlis)などのグラム陰性微生物;更には、バクテロイド属の種およびクロストリジウム属の種などの嫌気性微生物;およびヒト型結核菌(Mycobacterium tuberculosis)およびトリ型結核菌(Mycobacterium avium)などの抗酸性微生物を含めた、多数のヒトおよび動物の病原体に対して有効でありうる。更に、本発明の化合物は、いずれの身体部位の感染症に対しても有効である。
本発明の化合物の in vitro 活性は、"Approved Standard. Methods for Dilution Antimicrobial Susceptibility Tests for Bacteria that Grow Aerobically," 3rded., published 1993 by the National Committee for Clinical Laboratory standards, Villanova, Pennsylvania, USA に記載の、寒天希釈による最小阻止濃度(MIC)の決定のような標準的な試験法によって評価することができる。
試験化合物の in vitro MICは、標準的な寒天希釈法によって決定することができる。各々の類似体の薬物原液を、好適な溶媒、通常は、DMSO:HO(1:3)中で調製する。各々の試料の連続的な2倍希釈を、1.0mLずつのアリコートの滅菌蒸留水を用いて作成する。各1.0mLアリコートの薬物に、9mLの溶融 Mueller Hinton 寒天培地を加える。薬物を補足された寒天を混合し、15X100mmペトリ皿に注入し、凝固させ、乾燥させた後、接種を行う。
各々の試験微生物のバイアルを、液体窒素フリーザーの気相中において凍結状態に維持する。試験培養物を、その微生物に適切な培地上において35℃で一晩増殖させる。コロニーを滅菌綿棒で採取し、そして細胞懸濁液を、Trypticase Soy ブイヨン(TSB)中で調製して、0.5の McFarland 標準の濁り度にする。各々の懸濁液の1:20希釈を、TSB中で作成する。薬物を補足された寒天が入っているプレートに、細胞懸濁液の0.001mL1滴を、Steers レプリケーターを用いて接種して、約10〜10個細胞/スポットをもたらす。それらプレートを、35℃で一晩インキュベートする。
インキュベーション後、目に見える微生物増殖を抑制する薬物の最低濃度である最小阻止濃度(MIC μg/mL)を読み取り、記録する。データは、表1に示されている。実施例1〜実施例20の化合物を、この方法を用いて調べ、そして、いずれも、黄色ブドウ球菌(S.aureus)UC9213に対して8μg/mLまたはそれ未満、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)UC9912に対して2μg/mLまたはそれ未満、およびインフルエンザ菌(H.Influenzae)30063に対して16μg/mLまたはそれ未満のMICを示した。但し、32μg/mLまたはそれ未満であった実施例1および実施例7の化合物と、>64μg/mLであった実施例20の化合物は例外であった。
Figure 2006522791
Figure 2006522791
投与および医薬製剤
概して、本発明の化合物は、類似の用途に役立つ薬剤について容認されているいずれの投与方式によっても、治療的に有効な量で投与されるであろう。本発明の化合物、すなわち、活性成分の実際量は、処置されるべき疾患、すなわち、感染症の重症度、対象の年齢および相対的健康状態、用いられる化合物の力価、投与の経路および形態、および他の因子のような、いずれも、担当医師の常套技術の範囲内である多数の因子に依存するであろう。
このような化合物の毒性および治療的効力は、例えば、LD50(集団の50%に致死的な用量)およびED50(集団の50%に治療的に有効な用量)を決定するための標準的な薬学的方法によって細胞培養物または実験動物において決定することができる。毒性作用と治療的作用との間の用量比は、治療指数であり、そしてそれは、比率LD50/ED50として表すことができる。大きい治療指数を示す化合物が好適である。
細胞培養検定および動物研究より得られたデータは、ヒトに使用するための一定範囲の投薬量を処方する場合に用いることができる。このような化合物の投薬量は、毒性をほとんどまたは全く伴うことのない、ED50を包含する一定の循環性濃度の範囲内である。その投薬量は、用いられる剤形および利用される投与経路に依存して、この範囲内で変動してよい。本発明の方法で用いられるいずれの化合物についても、治療的に有効な量は、最初は、細胞培養検定から見積もることができる。一定用量を動物モデルに処方して、細胞培養物で決定されるIC50(すなわち、症状の半最大抑制を達する試験化合物の濃度)を包含する循環性血漿濃度範囲を達することができる。このような情報を用いて、ヒトに有用な用量をより正確に決定することができる。血漿中レベルは、例えば、高圧液体クロマトグラフィーによって測定することができる。
薬剤として用いられる場合、本発明の化合物は、通常は、医薬組成物の形態で投与される。これら化合物は、経口、または非経口、直腸、経皮、局所、皮下、静脈内、筋肉内および鼻腔内の経路を含めたいろいろな経路によって投与することができる。これら化合物は、注射可能組成物としても、経口組成物としても有効である。このような組成物は、薬学技術分野において周知の方法で製造され、少なくとも一つの活性化合物を含む。
本発明は、更に、活性成分として上の一つまたはそれを超える本発明の化合物を、薬学的に許容しうる担体と一緒に含有する医薬組成物を包含する。本発明の組成物を製造する場合、通常は、その活性成分を、賦形剤と混合し、賦形剤によって希釈し、またはカプセル、サシェ、紙または他の容器の形態でありうるこのような担体内に封入する。賦形剤が希釈剤として役立つ場合、それは、固体、半固体または液体の材料でありうるが、それは、活性成分のためのビヒクル、担体または基剤として作用する。したがって、それら組成物は、錠剤、丸剤、散剤、舐剤、サシェ剤、カシェ剤、エリキシル剤、懸濁液剤、乳剤、溶液剤、シロップ剤、エアゾル剤(固体としてまたは液状基剤中)、軟膏剤、例えば、10重量%までの活性化合物を含有するもの、ゼラチン軟および硬カプセル剤、坐剤、滅菌注射可能溶液剤、および滅菌包装散剤の形態でありうる。
製剤を製造する場合、活性化合物を微粉砕して、適切な粒度を与えた後、他の成分と混合することが必要でありうる。活性化合物が実質的に不溶性である場合、通常は、それを微粉砕して、200メッシュ未満の粒度にする。活性化合物が実質的に水溶性である場合、通常は、微粉砕することによって粒度を、例えば、約400メッシュに調整して、製剤中に実質的に均一な分布を与える。
適する賦形剤のいくつかの例には、ラクトース、デキストロース、スクロース、ソルビトール、マンニトール、デンプン類、アラビアゴム、リン酸カルシウム、アルギネート、トラガカント、ゼラチン、ケイ酸カルシウム、微結晶性セルロース、ポリビニルピロリドン、セルロース、滅菌水、シロップおよびメチルセルロースが含まれる。製剤には、更に、タルク、ステアリン酸マグネシウムおよび鉱油などの滑沢剤;湿潤剤;乳化剤および懸濁化剤;メチルおよびプロピルヒドロキシ−ベンゾエートなどの保存剤;甘味剤;および着香剤が含まれうる。本発明のそれら組成物は、患者への投与後に活性成分の急速放出、徐放または遅延放出を与えるように、当該技術分野において知られている手順を用いることによって製剤化することができる。
医薬組成物およびその単位剤形中の活性成分、すなわち、本発明による化合物の量は、特定の用途、特定の化合物の力価、および所望の濃度に依存して、広く異なっていてよいしまたは調整されてよい。
それら組成物は、各々の投薬量が約5〜約100mg、より通常は、約10〜約30mgの活性成分を含有する単位剤形で製剤化することができる。「単位剤形」という用語は、ヒト患者および他の哺乳動物のための単一の投薬量として適した物理的に分離している単位であって、各々が、所望の治療的効果を生じるように計算された所定の量の活性物質を、適する医薬賦形剤と一緒に含有する単位を意味する。本発明の化合物は、医薬組成物の約20重量%以下、概して、約15重量%以下で用いられ、その残り部分は、一つまたは複数の薬学的に不活性な担体である。
活性化合物は、広い投薬量範囲にわたって有効であり、概して、薬学的にまたは治療的に有効な量で投与される。しかしながら、実際に投与される化合物の量は、処置されるべき状態、処置されている細菌感染症の重症度、選択された投与経路、投与される実際の化合物、個々の患者の年齢、体重および応答、患者の症状の重症度等を含めた関係のある状況を考えて、医師が決定するということが理解されるであろう。
温血動物の細菌感染症を処置するまたはそれと戦うための治療的使用において、それら化合物またはそれらの医薬組成物は、処置を受けている動物において抗菌的に有効であろう活性成分の濃度、すなわち、量または血中レベルを得て且つ維持する投薬量で、経口、局所、経皮および/または非経口によって投与されるであろう。概して、活性成分のこのような抗菌的にまたは治療的に有効な量の投薬量(すなわち、有効投薬量)は、約0.1〜約100または約1.0〜約50mg/kg体重/日の範囲内であろう。
錠剤のような固形組成物を製造するためには、主な活性成分を医薬賦形剤と混合して、本発明の化合物の均一な混合物を含有する固形予備製剤組成物(solid preformulation composition)を形成させる。これら予備製剤組成物を均一という場合、それは、組成物を、等しく有効な錠剤、丸剤およびカプセル剤のような単位剤形へと容易に細分することができるように、活性成分がその組成物全体に一様に分散しているということを意味する。次に、この固形予備製剤を細分して、例えば、0.1〜約50mgの本発明の活性成分を含有する上記のタイプの単位剤形にする。
本発明の錠剤または丸剤は、コーティングされてよいしまたは他の方法で配合して、長期作用の利点を与える剤形を提供してもよい。例えば、錠剤または丸剤は、内部投薬成分および外部投薬成分を含むことができ、後者は、前者を覆うエンベロープの形態である。腸溶層は、これら二つの成分を隔離することができる。この層は、胃中での崩壊に耐えるのに且つ内部成分を無傷で十二指腸に通過させるのにまたは遅延放出を与えるのに役立つ。いろいろな材料を、このような腸溶層またはコーティングに用いることができるが、このような材料には、多数のポリマー酸、およびセラック、セチルアルコールおよび酢酸セルロースのような材料とポリマー酸の混合物が含まれる。
本発明の新規な組成物が、経口または注射による投与用に取り込まれていてよい液状剤形には、水溶液剤、適切に着香されたシロップ剤、水性または油状の懸濁液剤、およびトウモロコシ油、綿実油、ゴマ油、ヤシ油またはラッカセイ油などの食用油を有する着香エマルジョン、更には、エリキシル剤および類似の医薬ビヒクルが含まれる。
吸入または吹入用の組成物には、薬学的に許容しうる水性溶媒または有機溶媒またはそれらの混合物中の溶液剤および懸濁液剤、および散剤が含まれる。それら液状または固形組成物は、上記のような適した薬学的に許容しうる賦形剤を含有してよい。それら組成物は、局所または全身作用のために、経口または経鼻呼吸経路によって投与することができる。薬学的に許容しうる溶媒中の組成物は、不活性ガスの使用によって霧状にすることができる。霧状の溶液剤は、噴霧装置から直接的に吸入することができるし、または噴霧装置を、フェイスマスクテントまたは間欠的陽圧呼吸機に取り付けることができる。溶液、懸濁液または粉末の組成物は、製剤を適切な方式で送達するデバイスから経口または鼻腔内投与することができる。
本発明での使用に適する製剤は、Remington's Pharmaceutical Sciences, Mace Publishing Company, Philadelphia, PA, 17th ed. (1985) に見出されうる。
上記のように、本明細書中に記載の化合物は、上記のいろいろなドラッグデリバリーシステムにおいて用いるのに適している。更に、投与された化合物の in vivo 血清半減期を増加させるために、それら化合物を、カプセル封入してよいし、リポソームの内腔中に導入してよいし、コロイドとして製造してよいし、またはそれら化合物の延長された血清半減期を与える他の慣用的な技法を用いてよい。リポソームを製造するためには、例えば、本明細書中に各々援用される、Szoka, et al., 米国特許第4,235,871号、第4,501,728号および第4,837,028号に記載のように、種々の方法が利用可能である。
上記のように、患者に投与される化合物は、上記の医薬組成物の形態である。これら組成物は、慣用的な滅菌技術によって滅菌されてよいし、または滅菌濾過されてよい。得られた水溶液剤は、そのままで用いるために包装されても、または凍結乾燥されてもよく、そして、凍結乾燥された製剤は、投与前に滅菌水性担体と混合する。一定の前述の賦形剤、担体または安定化剤の使用が、薬学的塩の形成を引き起こすということが理解されるであろう。
次の合成例および生物学的実施例は、本発明を詳しく説明するために与えられており、本発明の範囲を制限するものとは決して解釈されるべきではない。
上記記載および下の実施例において、次の略語は、次の意味を有する。略語が定義されていないとしても、それは、一般的に容認されているその意味を有する。
bm=幅広多重線
bd=幅広二重線
bs=幅広一重線
bt=幅広三重線
ca.=約
CDI=1,1’−カルボジイミダゾール
d=二重線
dd=二重の二重線
dt=二重の三重線
DMF=ジメチルホルムアミド
DMSO=ジメチルスルホキシド
eq.=当量
g=グラム
h=時
hept=七重線
HPLC=高速液体クロマトグラフィー
HATU=N−[(ジメチルアミノ)−1H−1,2,3−トリアゾロ−[4,5−b]ピリジン−1−イルメチレン]−N−メチルメタンアミニウムヘキサフルオロホスフェートN−オキシド
LiOtBu=リチウム tert−ブトキシド
m=多重線
M=モル
mg=ミリグラム
mL=ミリリットル
mm=ミルメートル
mmol=ミリモル
q=四重線
s=一重線
t=三重線
tt=三重の三重線
TFA=トリフルオロ酢酸
THF=テトラヒドロフラン
TLC=薄層クロマトグラフィー
p−TLC=分取用薄層クロマトグラフィー
μM=マイクロモル
N=規定度
MeOH=メタノール
DCM=ジクロロメタン
HCl=塩酸
ACN=アセトニトリル
MS=質量分光測定
rt=室温
EtOAc=酢酸エチル
EtO=エトキシ
Ac=アセテート
μL=マイクロリットル
J=カップリング定数
NMR=核磁気共鳴
MHz=メガヘルツ
Hz=ヘルツ
m/z=質量対電荷比率
min=分
Boc=tert−ブトキシカルボニル
CBZ=ベンジルオキシカルボニル
EDCI=1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩
HOBT=1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物
DIEA=N,N−ジイソプロピルエチルアミン
BINAP=2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル
rac=ラセミ
本発明の化合物の合成に用いられる出発物質は全て、既知の化合物であり、そのいくつかは、少なくとも一つまたはそれを超える次の会社より商業的に入手可能である。Aldrich、Fluka、Lancaster、Sigma、Chemservice、Bachem、Maybridge、NovaBiochem、Alfa およびTCI。更に、「Aldrich」という用語は、次の手順で用いられる化合物または試薬が、Aldrich Chemical Company, Inc., 1001 West Saint Paul Avenue, Milwaukee, WI 53233 USA より商業的に入手可能であるということを示し;「Acros」という用語は、次の手順で用いられる化合物または試薬が、Acros Organics より商業的に入手可能であり、Fisher Scientific 2000 Park Lane Drive, Pittsburgh, PA 15275 により流通されることを示し;「Fluka」という用語は、化合物または試薬が、Fluka Chemical Corp., 980 South 2nd Street, Ronkonkoma NY 11779 USA より商業的に入手可能であるということを示し;「Lancaster」という用語は、化合物または試薬が、Lancaster Synthesis, Inc., P.O.Box 100 Windham, NH 03087 USA より商業的に入手可能であるということを示し;「Sigma」という用語は、化合物または試薬が、Sigma, P.O.Box 14508, St. Louis MO 63178 USA より商業的に入手可能であるということを示し;「Chemservice」という用語は、化合物または試薬が、Chemservice Inc., Westchester, PA, USA より商業的に入手可能であるということを示し;「Bachem」という用語は、化合物または試薬が、Bachem Bioscience Inc., 3700 Horizon Drive, Renaissance at Gulph Mills, King of Prussia, PA 19406 USA より商業的に入手可能であるということを示し;「Maybridge」という用語は、化合物または試薬が、Maybridge Chemical Co. Trevillett, Tintagel, Cornwall PL34 OHW United Kingdom より商業的に入手可能であるということを示し;そして「TCI」という用語は、化合物または試薬が、TCI America, 9211 North Harborgate St., Portland, Oregon, 97203, OR, USA より商業的に入手可能であるということを示し;「Alfa」という用語は、化合物または試薬が、Johnson Matthey Catalog Company, Inc. 30 Bond Street, Ward Hill, MA 01835-0747 より商業的に入手可能であるということを示し;そして「Nova Biochem」という用語は、化合物または試薬が、NovaBiochem USA, 10933 North Torrey Pines Road, P.O.Box 12087, La Jolla CA 92039-2087 より商業的に入手可能であるということを示す。
下の実施例において、温度は全て(特に断らない限り)摂氏度であり、次の一般的な手順を用いて示されている化合物を製造した。
実施例1.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
リチウムブトキシド溶液(3.0mLの1.0M THF溶液,3.0mmol)を、DMF(0.7mL)およびMeOH(0.081mL,2.0mmol)中の3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(0.35g,1.0mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。次に、固形(S)−酢酸 2−アセチルアミノ−1−クロロメチルエチル エステル(0.39g,2.0mmol)を加え、そしてその溶液を、室温に暖め且つ20時間撹拌した。飽和水性塩化アンモニウム(2mL)を、10mLのHOおよび10mLのブラインと一緒に加えた。その溶液を、3回のジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗製残留物を、カラムクロマトグラフィー(0〜3%MeOH−DCM)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量0.24g(68%)。
Figure 2006522791
実施例1の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.3−フルオロ−4−ホルミルフェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
塩化アンモニウム(38g,0.71mol)を、2:1のエタノール−HO(300mL)中の2−フルオロ−4−ニトロベンズアルデヒド(12g,0.071mol,本明細書中にそのまま援用される、Gordeev, et al.により米国特許第6,239,152号に記載されているように製造される)の溶液に加えた。その混合物を80℃に加熱し、6回に分けた金属鉄で1時間にわたって処理した(全11.9g,0.212mmol)。添加を完了後、反応混合物を更に1時間撹拌し、その温溶液を、追加の水およびエタノールを用いて濾過した。次に、濾液を濃縮してエタノールを除去し、得られた水溶液を、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機相を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、9.6gの粗製アミンを与えた。
その粗製アミン(9.6g,0.069mol)を、ジクロロメタン(230mL)およびピリジン(11.1mL,0.138mol)中に溶解させ、溶液を0℃に冷却した。次に、その溶液を、クロロギ酸ベンジル(11.8mL,0.083mol)で1滴ずつ処理し、溶液を室温で18時間撹拌した。次に、反応混合物を追加のジクロロメタンで希釈し、その有機溶液を、水で3回、ブラインで1回洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。ヘキサンでの研和は、標題化合物を黄色固体として与えた。
収量15g(77%)。
Figure 2006522791
II.(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−フルオロフェニル)アクリル酸メチル
Figure 2006522791
水素化ナトリウム(0.513gの60%分散液,12.8mmol)を、フラスコ中に入れ、ヘキサンで3回洗浄した。得られた固体を、DMF(10mL)中に懸濁させ、0℃に冷却した。トリメチルホスホノアセテート(2.2mL,13.5mmol)を、この懸濁液に滴加して、透明な均一溶液を生じた。0℃で更に15分間撹拌後、DMF(10mL)中の3−フルオロ−4−ホルミルフェニルカルバミン酸ベンジル(3.5g,12.8mmol)の溶液を滴加した。得られた橙色懸濁液を、徐々に室温に暖め、16時間撹拌した。その反応混合物を、0.5N HCl中に注ぎ、3回のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を、飽和NaHCO、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。得られた橙色固体を、ヘキサンで、次に30%酢酸エチル−ヘキサンで逐次的に洗浄して、標題化合物を黄橙色固体(2.7g)として与えた。洗液を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(0〜30%酢酸エチル−ヘキサン)によって精製して、更に0.95gの生成物を与えた。
収量3.66g(87%)。
Figure 2006522791
III.3−フルオロ−4−[(1E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エニル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
LiAlHのTHF溶液(10.2mLの1.0M溶液,10.2mmol)を、THF(50mL)中の(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−フルオロフェニル)アクリル酸メチル(3.35g,10.2mmol)の冷却された(−78℃)溶液に加えた。その溶液を、徐々に−20℃に暖め、その温度で2時間維持した。反応混合物を、飽和NHClを徐々に加えることによって急冷後、30mLの希クエン酸で処理した。得られた溶液を15分間撹拌後、3回の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、赤色油状物を生じた。その粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(25〜50%酢酸エチル−ヘキサン)によって精製して、標題化合物を黄色固体として与えた。
収量2.14g(70%)。
Figure 2006522791
IV.(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−フルオロフェニル)プロパ−2−エニルジアゾアセテート
Figure 2006522791
グリオキシル酸クロリドp−トルエンスルホニルヒドラゾン(2.2g,8.5mmol,C.J.Blankley, F.J.Sauter and H.O.House, Organic Synthesis, Coll. Vol.V, p.258; John Wiley, New York (1973) によって記載のように製造される)を、ジクロロメタン(55mL)中の3−フルオロ−4−[(1E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エニル]フェニルカルバミン酸ベンジル(2.14g,7.1mmol)の懸濁液に加えた。その混合物を0℃に冷却し、N,N−ジメチルアニリン(1.0mL,7.81mmol)で処理した。30分後、トリエチルアミン(4.9mL,35.5mmol)を加え、混合物を0℃で30分間、そして室温で15分間撹拌した。次に、反応混合物を濃縮して約15mLとし、50mLの水を加えた。その混合物を、2回のジエチルエーテルで抽出し、合わせた有機溶液を、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(0〜25%酢酸エチル−ヘキサン)による精製は、標題化合物を黄色固体として与えた。
収量2.30g(88%)。
Figure 2006522791
V.(ラセミ体の)3−フルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
トルエン(125mL)中の(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−フルオロフェニル)プロパ−2−エニルジアゾアセテート(2.26g,6.12mmol)の溶液を、125mLのトルエン中のビス−(N−t−ブチルサリチルアルジミナト)銅(II)(0.254g,0.61mmol,R.G.Charles, J.Org.Chem. 1957, 22, 677 によって記載のように製造される)の還流溶液に14時間にわたって滴加した。添加を完了後、反応混合物を還流しながら更に1時間加熱した後、冷却し、濾過し、濃縮した。粗製油状物を、カラムクロマトグラフィー(0〜0.5%MeOH−DCM)によって精製して、標題化合物を黄色固体として与えた。
収量1.57g(75%)。
Figure 2006522791
VI.4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
LiAlHのTHF溶液(2.5mLの1.0M溶液,2.5mmol)を、0℃で冷却されたTHF(20mL)中の3−フルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(0.86g,2.5mmol)の溶液に滴加した。その溶液を、0℃で1時間撹拌後、追加のLiAlH溶液(1.25mL,1.25mmol)で処理し、室温に暖めた。室温で更に1時間後、その溶液を、飽和NHCl(15mL)の後、HO(30mL)および飽和クエン酸(10mL)を徐々に加えることによって急冷した。溶液を濃縮してTHFを除去し、得られた水溶液を3回の酢酸エチルで抽出した。次に、合わせた有機相を、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して油状物とした。カラムクロマトグラフィー(0〜3%MeOH−DCM)による精製は、標題化合物を白色泡状物として与えた。
収量0.55g(63%)。
Figure 2006522791
VII.4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(メタンスルホニルオキシメチル)シクロプロピル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
メタンスルホン酸無水物(1.51g,8.7mmol)を、ジクロロメタン(36mL)およびトリエチルアミン(1.61mL,11.6mmol)中の4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(1.0g,2.9mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。その溶液を室温に暖め、2時間撹拌した。次に、溶液を30mLのジクロロメタンで希釈し、2回の飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させた(MgSO)。粗生成物を、SiOの短パッドを介して通過させて(酢酸エチルで溶離する)、標題化合物を白色固体として与え、それを次の反応に直接的に用いた。
収量1.4g(96%)。
H NMR
mp=85〜95℃分解。
VIII.3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
硫化ナトリウム(0.65g,8.4mmol)を、DMSO(5.5mL)中の4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(メタンスルホニルオキシメチル)シクロプロピル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(1.4g,2.8mmol)の溶液に加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。次に、得られた黄色懸濁液を30mLのHOで希釈し、3回のジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、標題化合物を白色固体として与えた。
収量0.87g(91%)。
Figure 2006522791
実施例2.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
水(1.5mL)中の過ヨウ素酸ナトリウム(0.087g,0.41mmol)の溶液を、メタノール(5mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.136g,0.39mmol)の懸濁液に加え、4℃で24時間撹拌した。得られた懸濁液を、クロロホルムを用いて濾過し、濾液を濃縮した。得られた溶液を、5mLの水で希釈し、5回のクロロホルムで抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(10%ACN〜5%MeOH−DCM)による精製は、標題化合物を、スルホキシドジアステレオマー(約1:1の比率)の分離可能な混合物として与えた。
収量(両異性体の合計)0.095g(65%)。
低Rf(「シン」)異性体:
Figure 2006522791
高Rf(「アンチ」)異性体:
Figure 2006522791
実施例3.
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
過酢酸(0.18mLの32%水溶液,0.856mmol)を、0℃に冷却されたTHF(9mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.10g,0.285mmol)の溶液に加えた。その反応混合物を、室温で2時間撹拌し、追加の過酢酸(0.050mL)で処理し、更に3時間撹拌した。その反応を、飽和Na(2mL)および水(5mL)の添加によって急冷した。次に、THFをロータリーエバポレーターで除去し、得られた溶液を3回の酢酸エチルで抽出した。次に、合わせた有機抽出物を、希NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させた(MgSO)。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(0〜4%MeOH−DCM)によって精製して、標題化合物を泡状物として与えた。
収量0.089g(82%)。
Figure 2006522791
実施例4.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
DMF(0.15mL)およびMeOH(0.018mL,0.44mmol)中の3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(0.072g,0.22mmol)の溶液を、0℃に冷却し、LiOtBu溶液(0.66mL,0.66mmol)で1滴ずつ処理した。次に、その溶液を、(S)−酢酸 2−アセチルアミノ−1−クロロメチルエチル エステル(0.085g,0.44mmol)で一度に処理した。反応混合物を徐々に室温に加温し、20時間撹拌した。次に、溶液を1.0mLの飽和NHClで処理後、5mLの水および5mLのブラインを加えた。その混合物を、3回のジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して油状物とした。カラムクロマトグラフィー(0→3%MeOH−DCM)による精製は、標題化合物を与えた。
収量52mg(70%)。
Figure 2006522791
実施例4の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
THF(5mL)中の4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(0.18g,0.52mmol)の溶液を、−50℃に冷却した。n−BuLi溶液(0.72mL,1.14mmol)を加え、得られた黄色懸濁液を10分間撹拌後、メタンスルホニルクロリド(0.088mL,1.14mmol)を加えた。これは均一溶液を生じ、それを10分間撹拌後、追加のn−BuLi(0.36mL,0.57mmol)で処理した。その溶液を、−30℃に1時間にわたって暖めた後、水と、次に希NaHCOの添加によって急冷した。THFを真空中で除去した後、得られた水溶液を酢酸エチルで3回抽出した。次に、合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(0→30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量73mg(43%)。
Figure 2006522791
実施例5.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
2:1のメタノール−ジクロロメタン(6mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ベンジルオキシアセチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.089g,0.185mmol)の溶液を、10%Pd/C(0.025g)の存在下の水素雰囲気下において1.5時間撹拌した後、セライトを介して濾過した。濾液を濃縮して、標題化合物を与えた。
収量0.069g(95%)。
Figure 2006522791
実施例5の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(メタンスルホニルオキシメチル)シクロプロピル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(1.05g,2.1mmol)を、4−メトキシベンジルアミン(4.2mL,32mmol)中に溶解させ、室温で16時間撹拌した。次に、得られた溶液を、125mLの酢酸エチルで希釈し、そして2.5%NaHCO、希水性HCl(HOで100mLに希釈された1N溶液から32mL)、再度2.5%NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。次に、粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜25%酢酸エチル−ヘキサン−1%EtNの勾配)によって精製して、標題化合物を白色固体として与えた。
収量0.75g(79%)。
Figure 2006522791
II.N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(0.75g,1.7mmol)を、DMF(1.1mL)およびメタノール(0.137mL,3.4mmol)中に溶解させ、0℃に冷却し、そしてリチウムブトキシド溶液で1滴ずつ5分間にわたって処理した(5.1mLの1.0M THF溶液,5.1mmol)。次に、固形(S)−酢酸 2−アセチルアミノ−1−クロロメチルエチル エステル(0.66g,3.4mmol)を加え、溶液を室温に暖め、20時間撹拌した。飽和水性塩化アンモニウム(4mL)を、20mLのHOおよび20mLのブラインと一緒に加えた。その溶液を、3回のジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(0〜5%MeOH−DCM)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量0.49g(64%)。
Figure 2006522791
III.N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
1:1の酢酸エチル−メタノール(50mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.49g,1.08mmol)の溶液を、20%Pd(OH)/C(0.5g)の存在下の水素雰囲気下において16時間撹拌した後、セライトを介して濾過した。濾液を濃縮して、標題化合物を与え、それを次の反応に直接的に用いた。
VI.N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ベンジルオキシアセチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
ジクロロメタン(5mL)およびトリエチルアミン(0.081mL,0.58mmol)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.082g,0.25mmol)の溶液を、0℃に冷却した。ベンジルオキシアセチルクロリド(0.050mL,0.32mmol)をその溶液に加え、混合物を室温で1.5時間撹拌した。追加のジクロロメタンを加え、その溶液を2.5%NaHCOで抽出した(追加のジクロロメタンで逆抽出する)。次に、合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜2%MeOH−CHCl)による精製は、標題化合物を与えた。
収量0.089g(2段階で74%)。
Figure 2006522791
実施例6.
2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]エタンチオアミド
Figure 2006522791
メタノール(3mL)およびトリエチルアミン(0.13mL,0.96mmol)中の(5S)−5−(アミノメチル)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン(0.32mmol)の溶液を、0.7mLのジクロロメタン中の溶液としてのジフルオロ酢酸3,3−ジフェニル−1−プロパノールエステル(0.15g,0.13mL,0.48mmol)で処理した。その混合物を室温で20時間撹拌し、濃縮した。残留物を酢酸エチル中に溶解させ、そして2.5%NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させた(MgSO)。カラムクロマトグラフィー(0→2%MeOH−CHCl)による精製は、標題化合物を与えた。
収量0.113g(3段階で75%)。
Figure 2006522791
実施例6の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル
Figure 2006522791
リチウムt−ブトキシド(1.85mL,1.85mmol)の溶液を、DMF(0.5mL)中の3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(0.33g,0.74mmol)および(S)−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.20g,0.96mmol,本明細書中にそのまま援用される米国特許出願第09/982157号に記載の手順にしたがって製造される)の冷却された(0℃)溶液に加えた。得られた溶液を一晩撹拌後、飽和NHCl、水およびブラインの添加によって急冷した。その溶液を、2回のジクロロメタンで抽出し、合わせた有機層を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(0〜50%酢酸エチル−ヘキサン−1%EtN)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量0.28g(73%)。
Figure 2006522791
II.((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル
Figure 2006522791
1:1の酢酸エチル−メタノール(6mL)中の((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.275g,0.54mmol)の溶液を、Pd(OH)/C(0.16g)の存在下の水素雰囲気下において撹拌した。20時間後、その溶液を、セライトを介して濾過し、濾液を濃縮して、0.217gの標題化合物を与え、それを次の反応に直接的に用いた。
III.((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ベンジルオキシアセチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル
Figure 2006522791
ジクロロメタン(11mL)およびトリエチルアミン(0.189mL,1.35mmol)中の((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.217g,0.54mmol)の溶液を、0℃に冷却した。ベンジルオキシアセチルクロリド(0.10mL,0.65mmol)をその溶液に加え、混合物を室温で2時間撹拌した。追加のジクロロメタンを加え、その溶液を2.5%NaHCOで抽出した(追加のジクロロメタンで逆抽出する)。次に、合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(0→2%MeOH−CHCl)による精製は、標題化合物を与えた。
収量0.25g(二段階で86%)。
Figure 2006522791
VI.(5S)−5−(アミノメチル)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン
Figure 2006522791
((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ベンジルオキシアセチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.185g,0.34mmol)の溶液を、2:1のメタノール−ジクロロメタン(12mL)中に溶解させ、そして10%Pd/C(0.09g)の存在下の水素雰囲気下において撹拌した。2時間後、その溶液を、セライトを介して濾過し、濾液を濃縮した。残留物をジオキサン(6mL)中に溶解させ、ジオキサン中の4N HCl溶液(6mL)で処理した。4時間撹拌後、懸濁液を濃縮して、標題化合物をHCl塩として生じ、この物質を次の反応に直接的に用いた。
実施例7.
エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸メチル
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.055g,0.165mmol)の溶液を、DMF(0.75mL)およびトリエチルアミン(0.069mL,0.5mmol)中に溶解させ、0℃に冷却し、そしてクロロギ酸メチル(0.019mL,0.25mmol)で処理した。2時間後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、2.5%NaHCOで洗浄し(1回逆抽出する)、そして合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗製物質を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜2%メタノール−ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量0.045g(74%)。
Figure 2006522791
実施例8.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ホルミル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.010g,0.03mmol)の溶液を、無水酢酸(0.25mL)およびギ酸(0.50mL)中に溶解させ、室温で撹拌した。3日後、その溶液を濃縮し、残留物を分取用HPLCによって精製して、標題化合物を生じた。
収量4mg(40%)。
Figure 2006522791
実施例9.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−((2S)−2,3−ジヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
1mLの1:1トリフルオロ酢酸−水中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−({(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル}カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(8mg,0.017mmol)の溶液を、2時間撹拌した。次に、その溶液を濃縮し、得られた水溶液を凍結乾燥させた。次に、得られた粗生成物を、分取用HPLCによって精製して、標題化合物を与えた。
収量4mg(50%)。
Figure 2006522791
実施例9の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−({(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル}カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.010g,0.03mmol)の溶液を、0.25mLのDMF中に溶解させた。その溶液に、0.25mLのDMF中の、HATU(0.03g,0.075mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(0.026mL,0.15mmol)および(S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−カルボン酸(0.009g,0.06mmol)の予め混合された(15分間)溶液を加えた。一晩撹拌後、その溶液を酢酸エチルで希釈し、そして2.5%NaHCO、希クエン酸、2.5%NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させた(MgSO)。その溶液を濾過し、真空下で濃縮し、そして残留物を、分取用TLC(6%メタノール−ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量8mg(60%)。
Figure 2006522791
実施例10.
エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド
Figure 2006522791
ジクロロメタン(0.1mL)およびトリエチルアミン(4μL,0.03mmol)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(5mg,0.015mmol)の溶液を、トリメチルシリルイソシアネートで少量ずつ、出発物質が消費されるまで処理した(1.5時間にわたって加えられる全6eq.)。次に、反応混合物をメタノールで処理し、その溶液を濃縮し、分取用HPLCによって精製して、標題化合物を与えた。
収量:2mg(40%)。
Figure 2006522791
実施例11.
エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−{[(2,2−ジフルオロエタンチオイル)アミノ]メチル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド
Figure 2006522791
((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−(アミノカルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.2g,0.45mmol)の溶液を、4mLのジオキサン中に溶解させ、HClのジオキサン溶液(8mLの4M溶液)で処理した。その溶液を室温で4時間撹拌し、得られた懸濁液を濃縮して、オフホワイト固体を生じた。次に、この物質を、メタノール(4.5mL)およびトリエチルアミン(0.19mL,1.35mmol)中に溶解させ、そして0.75mLのジクロロメタン中に溶解したジフルオロ酢酸3,3−ジフェニル−1−プロパノールエステル(0.206g,0.68mmol)で処理した。その混合物を室温で2時間撹拌後、濃縮した。残留物を酢酸エチル中に溶解させ、そして2.5%NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させた(MgSO)。分取用TLC(0〜5%メタノール−ジクロロメタン/10%アセトニトリルの勾配)による精製は、標題化合物を与えた。
収量0.16g(全体で84%)。
Figure 2006522791
実施例11の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−(アミノカルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル
Figure 2006522791
ジクロロメタン(15mL)およびトリエチルアミン(0.15mL,1.1mmol)中の((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.275g,0.72mmol)の溶液を、トリメチルシリルイソシアネートで少量ずつ、出発物質が消費されるまで処理した(24時間にわたって加えられる全14eq.)。次に、反応混合物をメタノールで処理し、その溶液を濃縮した。残留物を、シリカゲルの短カラムを介して通過させて(5%メタノール−ジクロロメタン)、標題化合物を生じ、それを更に精製することなく用いた。
実施例12.
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
NaIO(0.101g,0.47mmol)の水溶液を、8mLのMeOH−HO(3:1)中のN−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.16g,0.43mmol)の溶液に加え、0℃で20時間撹拌した。その反応混合物を、クロロホルムを用いて濾過し、濾液を濃縮した。カラムクロマトグラフィー(0〜5%MeOH−10%ACN−ジクロロメタン)による精製は、標題化合物を与えたが、それは、他のスルホキシド異性体より先に、最初に溶離する。
収量50mg(30%)。
MS(m/z):[M+H]=385。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.67分。
Figure 2006522791
実施例12の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸イソプロピル
Figure 2006522791
リチウムビス(トリメチルシリル)アミド(テトラヒドフラン中の1.0M溶液,542mL,0.542mol)を、0℃でTHF(60mL)中の3,5−ジフルオロアニリン(35g,0.271mol)の溶液に加えた。次に、クロロギ酸イソプロピル(トルエン中の1M溶液,406mL,0.406mol)を、0℃で滴加し、その混合物を室温に2時間にわたって暖めた。反応混合物をエーテルで希釈し、そして1N塩酸、水、飽和水性重炭酸ナトリウム、ブラインで洗浄し、乾燥させた(MgSO)。溶媒を真空下で除去し、残留物をヘキサン中で研和して、標題化合物を得た。
収量48g(82%)。
MS(m/z):[M+H]=216。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=3.04分。
Figure 2006522791
II.3,5−ジフルオロ−4−ホルミルフェニルカルバミン酸イソプロピル
Figure 2006522791
n−ブチルリチウム(ヘキサン中の2.5M,112mL,0.279mol)を、93mLのTHF中の3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸イソプロピル(20g,0.093mol)およびN,N,N,N−テトラメチルエチレンジアミン(32mL,0.214mol)の溶液に、−78℃で滴加し、30分間撹拌した。次に、ジメチルホルムアミド(10.8mL,0.140mol)を−78℃で滴加し、1時間撹拌し、−20℃に暖めた。次に、その反応を、飽和水性塩化アンモニウム(100mL)で急冷した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濃縮した。粗生成物をヘキサンで研和して、標題化合物を与えた。合わせたヘキサン洗液を濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、追加の生成物を与えた。
収量=7.0g(31%)。
MS(m/z):[M+H]=244。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=2.72分。
Figure 2006522791
III.(2E)−3−{2,6−ジフルオロ−4−[(イソプロポキシカルボニル)アミノ]フェニル}アクリル酸メチル
Figure 2006522791
水素化ナトリウム(1.4gの60%分散液,35mmol)を、フラスコ中に入れ、ヘキサンで3回洗浄した。得られた固体をDMF(29mL)中に懸濁させ、0℃に冷却した。トリメチルホスホノアセテート(5.95mL,36.75mmol)をこの懸濁液に滴加して、透明な均一溶液を生じた。0℃で更に15分間撹拌後、DMF(25mL)中の3,5−ジフルオロ−4−ホルミルフェニルカルバミン酸イソプロピル(8.51g,35mmol)の溶液を滴加した。得られた橙色懸濁液を、徐々に室温に暖め、16時間撹拌した。次に、その反応混合物を0.5N HCl中に注ぎ、3回のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を、飽和NaHCO、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。得られた橙色固体を、ヘキサン、30%酢酸エチル−ヘキサンで洗浄後、カラムクロマトグラフィー(15〜30%酢酸エチル−ヘキサン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量7.8g(75%)。
MS(m/z):[M+H]=300。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=3.28分。
Figure 2006522791
IV.3,5−ジフルオロ−4−[(1E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エニル]フェニルカルバミン酸イソプロピル
Figure 2006522791
LiAlHの溶液(26mLの1.0M THF溶液,26mmol)を、THF(130mL)中の(2E)−3−{2,6−ジフルオロ−4−[(イソプロポキシカルボニル)アミノ]フェニル}アクリル酸メチル(7.77g,26mmol)の冷却された(−78℃)溶液に加えた。その溶液を、徐々に−20℃に暖め、その温度で2時間維持した。次に、反応混合物を、飽和NHClを徐々に加えることによって急冷後、30mLの希クエン酸で処理した。得られた混合物を15分間撹拌後、3回の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、赤色油状物を生じた。その粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(0〜1%メタノール−ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を黄色油状物として与えた。
収量4.6g(65%)。
MS(m/z):[M+H]=272。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=2.59分。
Figure 2006522791
V.(2E)−3−{2,6−ジフルオロ−4−[(イソプロポキシカルボニル)アミノ]フェニル}プロパ−2−エニルジアゾアセテート
Figure 2006522791
グリオキシル酸クロリドp−トルエンスルホニルヒドラゾン(4.64g,17.8mmol)を、ジクロロメタン(66mL)中の3,5−ジフルオロ−4−[(1E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エニル]フェニルカルバミン酸イソプロピル(2.68g,9.89mmol)の懸濁液に加えた。その混合物を0℃に冷却し、N,N−ジメチルアニリン(2.26mL,17.8mmol)で処理した。30分後、トリエチルアミン(6.89mL,49.5mmol)を加え、混合物を0℃で30分間、そして室温で15分間撹拌した。次に、反応混合物を濃縮して約15mLとし、50mLの水を加えた。その混合物を、2回のジエチルエーテルで抽出し、合わせた有機溶液を、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(0〜25%酢酸エチル−ヘキサン)による精製は、標題化合物を黄色固体として与えた。
収量2.44g(73%)。
MS(m/z):[M+H]=340。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=3.22分。
Figure 2006522791
VI.(ラセミ体の)3,5−ジフルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸イソプロピル
Figure 2006522791
170mLのトルエン/ジクロロメタン(1:2)中の(2E)−3−{2,6−ジフルオロ−4−[(イソプロポキシカルボニル)アミノ]フェニル}プロパ−2−エニルジアゾアセテート(2.4g,7.07mmol)の溶液を、120mLのトルエン中のビス−(N−t−ブチルサリチルアルジミナト)銅(II)(0.147g,0.35mmol)の還流溶液に14時間にわたって滴加した。添加を完了後、反応混合物を還流しながら更に1時間加熱した後、冷却し、濾過し、濃縮した。粗製油状物を、カラムクロマトグラフィー(15〜40%EtOAc−ヘキサン)によって精製して、標題化合物(ラセミ混合物)を黄色固体として与えた。
収量1.62g(75%)。
MS(m/z):[M+H]=312。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=2.77分。
Figure 2006522791
VII.4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸イソプロピル
Figure 2006522791
LiAlHの溶液(5.2mLの1.0M THF溶液,5.2mmol)を、0℃で冷却されたTHF(41mL)中の3,5−ジフルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸イソプロピル(1.61g,5.17mmol)の溶液に滴加した。その溶液を、0℃で1時間撹拌後、追加のLiAlH溶液(2.5mL,2.5mmol)で処理し、室温に暖めた。室温で更に1時間後、その溶液を、飽和NHCl(15mL)の後、HO(30mL)および飽和クエン酸(10mL)を徐々に加えることによって急冷した。溶液を濃縮してTHFを除去し、得られた水溶液を3回の酢酸エチルで抽出した。次に、合わせた有機相を、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して油状物とした。カラムクロマトグラフィー(0〜3%MeOH−ジクロロメタン)による精製は、標題化合物を白色固体として与えた。
収量1.16g(72%)。
MS(m/z):[M+H]=316。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=2.26分。
Figure 2006522791
VIII.3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸イソプロピル
Figure 2006522791
メタンスルホン酸無水物(0.696g,4.00mmol)を、0℃で冷却されたジクロロメタン(20mL)およびトリエチルアミン(0.848mL,6.4mmol)中の4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸イソプロピル(0.50g,1.6mmol)の懸濁液に加えた。その溶液を0℃で45分間撹拌後、追加のジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCO溶液、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、氷冷浴中で濃縮した。得られた白色泡状物を、DMSO(4mL)中に溶解させ、NaS(0.375g,4.8mmol)で処理し、一晩撹拌させた。得られた懸濁液を、HO中に溶解させ、エーテルで3回抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、標題化合物を黄色固体として与えた。
収量0.450g(90%)。
MS(m/z):[M+H]=314。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=3.66分。
Figure 2006522791
IX.N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
リチウムブトキシド(2.07mLの1.0M THF溶液,2.07mmol)を、DMF(0.46mL)およびMeOH(0.061mL,1.52mmol)中の3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸イソプロピル(0.217g,0.69mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。次に、固形(S)−酢酸 2−アセチルアミノ−1−クロロメチルエチル エステル(0.267g,1.38mmol)を加え、溶液を室温に暖め、20時間撹拌した。飽和水性塩化アンモニウム(2mL)を、10mLのHOおよび10mLのブラインと一緒に加えた。その溶液を、3回のジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(0〜1%MeOH−ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量0.16g(62%)。
MS(m/z):[M+H]=369
MS(ESPOS):369(M+1)
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=2.70分。
Figure 2006522791
実施例13.
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
過酢酸(0.24mL,0.99mmol)の溶液を、THF(16.5mL)中のN−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.12g,0.33mmol)の溶液に加え、反応混合物を室温で20時間撹拌させた。その反応混合物を、5mLの飽和Naで急冷し、水を加えた。混合物を濃縮してTHFを除去し、得られた水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。残留物を、pTLC(7%MeOH−ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量120mg(91%)。
MS(m/z):[M+H]=401
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.90分。
Figure 2006522791
実施例14.
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
DMF(0.14mL)およびMeOH(0.017mL,0.42mmol)中の3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸イソプロピル(0.063g,0.21mmol)の溶液を、0℃で冷却し、LiOtBu溶液(0.64mL,0.64mmol)で1滴ずつ処理した。次に、その溶液を、(S)−酢酸 2−アセチルアミノ−1−クロロメチルエチル エステル(0.082g,0.42mmol)で一度に処理した。反応混合物を徐々に室温に加温し、20時間撹拌した。次に、溶液を1.0mLの飽和NHClで処理後、5mLの水および5mLのブラインを加えた。その混合物を、3回のジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して油状物とした。カラムクロマトグラフィー(0→2%MeOH−DCM)による精製は、標題化合物を与えた。
収量53mg(71%)。
Figure 2006522791
実施例14の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸イソプロピル
Figure 2006522791
THF(4.5mL)中の4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸イソプロピル(0.16g,0.51mmol)の溶液を、−50℃に冷却した。n−BuLi溶液(0.58mL,ヘキサン中1.6M,0.924mmol)を加え、得られた黄色懸濁液を10分間撹拌後、メタンスルホニルクロリド(0.045mL,0.57mmol)を加えた。これは均一溶液を生じ、それを10分間撹拌後、追加のn−BuLi(0.41mL,0.57mmol)で処理した。その溶液を、−30℃に1時間にわたって暖めた後、水と、次に希NaHCOの添加によって急冷した。THFを真空中で除去した後、得られた水溶液を酢酸エチルで3回抽出した。次に、合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(0〜30%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量72mg(47%)。
H NMR。
mp=125〜127℃。
実施例15.
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
MeOH(7mL)中のN−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ベンジルオキシアセチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.105g,0.21mmol)の溶液に、10%Pd/C(0.35g)を加え、その反応混合物を、H雰囲気下において1.5時間撹拌した。次に、反応混合物を、セライトを介して濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0〜3%MeOH−ジクロロメタン)による精製は、標題化合物を与えた。
収量0.073g(85%)。
Figure 2006522791
実施例15の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸イソプロピル
Figure 2006522791
メタンスルホン酸無水物(1.325g,7.62mmol)を、0℃で冷却されたジクロロメタン(50mL)およびトリエチルアミン(1.41mL,10.6mmol)中の4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸イソプロピル(0.80g,2.54mmol)の懸濁液に加えた。その溶液を0℃で1時間撹拌後、追加のメタンスルホン酸無水物(0.442g,2.54mmol)で処理し、室温に暖めた。室温で更に1時間後、反応混合物を追加のジクロロメタンで希釈し、そして飽和NaHCO溶液、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。得られた白色泡状物を、MeOH(50mL)中に溶解させ、NHOH(50mL)で処理し、一晩撹拌させた。次に、その混合物を酢酸エチルで3回抽出した。次に、合わせた有機相を、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、標題化合物を油状物として与えた。この物質を、更に精製することなく、次の工程に用いた。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.96分。
II.3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ベンジルオキシアセチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸イソプロピル
Figure 2006522791
ベンジルオキシアセチルクロリド(0.519mL,3.3mmol)を、酢酸エチル(50mL)および10%NaHCO(100mL)中の3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸イソプロピル(約2.5mmol,粗製)の溶液に加えた。この混合物を激しく1時間撹拌した。水性層を、塩基性pHで維持し、追加のベンジルオキシアセチルクロリド(0.519mL,3.3mmol)を加えた。大部分の出発物質が消費された時点で、層を分離し、水性層を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を、1N HCl、飽和水性NaHCO、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(0〜2%MeOH−ジクロロメタン)による、そして次のpTLC(20%EtOAc−ヘキサン)による精製は、標題化合物を与えた。
収量0.46g(2段階で41%)。
Figure 2006522791
III.N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ベンジルオキシアセチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
リチウムブトキシド溶液(1.02mLの1.0M THF溶液,1.02mmol)を、DMF(0.23mL)およびMeOH(0.027mL,0.68mmol)中の3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ベンジルオキシアセチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸イソプロピル(0.150g,0.34mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。次に、固形(S)−酢酸 2−アセチルアミノ−1−クロロメチルエチル エステル(0.131g,0.68mmol)を加え、その溶液を室温で20時間撹拌した。次に、飽和水性塩化アンモニウム(2mL)を、10mLのHOおよび10mLのブラインと一緒に加えた。その溶液を、3回のジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(0〜2%MeOH−ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量0.06g(35%)。
Figure 2006522791
実施例16.
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
20%TFA−ジクロロメタン(1.0mL)中の((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.068g,0.18mmol)の溶液を、室温で2時間撹拌した。反応混合物を濃縮して、遊離アミンをTFA塩として与えた。この物質(10mg,0.03mmol)を、ピリジン(0.05mL,0.6mmol)中に入れた。この溶液に、無水酢酸(0.007mL,0.06mmol)を加え、その混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、そして標題化合物を、pTLC(5%MeOH/DCM)によって単離した。
収量5mg(56%)。
Figure 2006522791
実施例16の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.4−ホルミルフェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
4−ブロモフェニルカルバミン酸ベンジル(20g,65.3mmol)を、無水THF(440mL)中に入れ、−78℃に冷却した。この溶液に、n−BuLi(55mL,137.2mmol)を滴加し、−78℃で0.5時間撹拌した。この混合物に、DMF(7.6mL)を滴加し、反応を室温に5時間にわたって暖めた。反応混合物を、1N HClで急冷した後、濃縮してTHFを除去後、水を加えた。混合物を3回の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。ヘキサンで、次にヘキサン中の20%酢酸エチルでの研和は、標題化合物を黄色固体として与えた。
収量8.75g(52%)。
H NMR。
II.(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}フェニル)アクリル酸メチル
Figure 2006522791
水素化ナトリウム(0.36gの60%分散液,9.0mmol)を、フラスコ中に入れ、ヘキサンで3回洗浄した。得られた固体をDMF(7mL)中に懸濁させ、0℃に冷却した。トリメチルホスホノアセテート(1.53mL,9.46mmol)をこの懸濁液に滴加して、透明な均一溶液を生じた。0℃で更に20分間撹拌後、DMF(7mL)中の4−ホルミルフェニルカルバミン酸ベンジル(2.3g,9.0mmol)の溶液を滴加した。得られた橙色懸濁液を、徐々に室温に暖め、15時間撹拌した。その反応混合物を、0.5N HCl中に注ぎ、3回のDCMで抽出した。合わせた有機相を、飽和NaHCO、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜30%EtOAC/ヘキサンの勾配)による精製は、標題化合物を与えた。
収量2.5g(89%)。
Figure 2006522791
III.4−[(1E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エニル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
LiAlHのTHF溶液(6.75mLの1.0M溶液,6.75mmol)を、THF(34mL)中の(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}フェニル)アクリル酸メチル(2.1g,6.75mmol)の冷却された(−78℃)溶液に加えた。その溶液を、徐々に−20℃に暖め、その温度で2時間維持した。反応混合物を、飽和NHClを徐々に加えることによって急冷後、希クエン酸で処理した。得られた溶液を15分間撹拌後、3回の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して油状物を生じた。その粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(20〜50%酢酸エチル−ヘキサン)によって精製して、標題化合物を黄色固体として与えた。
収量1.0g(52%)。
Figure 2006522791
IV.(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}フェニル)プロパ−2−エニルジアゾアセテート
Figure 2006522791
グリオキシル酸クロリドp−トルエンスルホニルヒドラゾン(1.66g,6.35mmol)を、ジクロロメタン(25mL)中の4−[(1E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エニル]フェニルカルバミン酸ベンジル(1.0g,3.53mmol)の懸濁液に加えた。その混合物を0℃に冷却し、N,N−ジメチルアニリン(0.8mL,6.35mmol)で処理した。0.5時間後、トリエチルアミン(2.5mL,17.6mmol)を加え、混合物を0℃で2時間撹拌し、室温に加温した。次に、反応混合物を濃縮し、水を加えた。その混合物を、2回のジエチルエーテルで抽出し、合わせた有機溶液を、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜25%EtOAc−ヘキサンの勾配)による精製は、標題化合物を与えた。
収量0.65g(52%)。
Figure 2006522791
V.(ラセミ体の)4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
ジクロロメタン(20mL)中の(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}フェニル)プロパ−2−エニルジアゾアセテート(0.7g,2.0mmol)の溶液を、80mLのトルエン中のビス−(N−t−ブチルサリチルアルジミナト)銅(II)(0.041g,0.01mmol)の還流溶液に18時間にわたって滴加した。添加を完了後、反応混合物を還流しながら更に2時間加熱し、室温で36時間撹拌した。次に、反応混合物を冷却し、濾過し、濃縮した。粗製油状物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜1.5%MeOH−DCMの勾配)によって精製して、標題化合物およびその鏡像異性体をラセミ混合物として与えた。
収量0.55g(85%)。
Figure 2006522791
VI.4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
LiAlHのTHF溶液(2.4mLの1.0M溶液,2.4mmol)を、0℃で冷却されたTHF(12.5mL)中の4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(0.51g,1.58mmol)の溶液に滴加した。その溶液を、0℃で1時間、そして室温で1時間撹拌後、その溶液を、飽和NHCl(50mL)の後、HOおよび飽和クエン酸を徐々に加えることによって急冷した。溶液を濃縮してTHFを除去し、得られた水溶液を3回の酢酸エチルで抽出した。次に、合わせた有機相を、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して油状物とした。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜3.5%MeOH−DCMの勾配)による精製は、標題化合物を白色泡状物として与えた。
収量0.3g(58%)。
Figure 2006522791
VII.4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
THF(7mL)中の4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]フェニルカルバミン酸ベンジル(0.23g,0.7mmol)の溶液を、−50℃に冷却した。n−BuLi溶液(0.83mL,1.33mmol)を加え、得られた黄色懸濁液を10分間撹拌後、メタンスルホニルクロリド(0.081mL,1.05mmol)を加えた。これは均一溶液を生じ、それを10分間撹拌後、追加のn−BuLi(0.57mL,0.91mmol)で処理した。その溶液を、−30℃に1時間にわたって暖めた後、水と、次に希NaHCOの添加によって急冷した。THFを真空中で除去した後、得られた水溶液をEtOAcで3回抽出した。次に、合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(0〜20%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を生じた。
収量80mg(37%)。
Figure 2006522791
VIII.((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル
Figure 2006522791
DMF(0.15mL)中の4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(0.075g,0.24mmol)および(S)−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.065g,0.31mmol)の溶液を、0℃で撹拌した。その混合物を、LiOtBu溶液(THF中の1.0M,0.58mL,0.58mmol)で1滴ずつ処理した。反応混合物を、徐々に室温に加温し、18時間撹拌した。次に、その溶液を、飽和NHClで急冷後、水およびブラインを加えた。その混合物を、3回の酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。標題化合物を、pTLC(5%MeOH/DCM)によって単離した。
収量69mg(78%)。
Figure 2006522791
実施例17.
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−アセトキシアセチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.075g,0.18mmol)の溶液を、THF/水(16mL,3:1)中に溶解させ、MeOH中の0.1M LiOH(3.6mL,0.36mmol)で処理した。その混合物を室温で24時間撹拌後、濃縮してメタノールを除去した。次に、得られた水溶液を、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機層を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。標題化合物を、pTLC(5%MeOH/ジクロロメタン)によって単離した。
収量40mg(60%)。
Figure 2006522791
実施例17の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
ジクロロメタン(13.5mL)およびトリエチルアミン(0.6mL,4.28mmol)中の4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]フェニルカルバミン酸ベンジル(0.35g,1.07mmol)の溶液を、0℃に冷却した。次に、メタンスルホン酸無水物(0.56g,3.2mmol)を加え、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。次に、その溶液を、20mLのジクロロメタンで希釈し、水、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。得られた残留物を、4−メトキシベンジルアミン(2.1mL,16.0mmol)中に溶解させ、室温で18時間撹拌した。その反応混合物を、酢酸エチルで希釈し、そして希NaHCO、希HCl(100mLの水中の1N HClから32mL)、希NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。標題化合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜25%EtOAc/ヘキサン/1%トリエチルアミンの勾配)によって単離した。
収量290mg(63%)。
Figure 2006522791
II.N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
DMF(0.15mL)およびMeOH(0.066mL)中の4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(0.35g,0.82mmol)の溶液を、10℃に冷却した。この混合物を、LiOtBu(2.45mLのTHF中1M溶液,2.45mmol)で1滴ずつ処理し、0℃に冷却した。この混合物に、(S)−酢酸 2−アセチルアミノ−1−クロロメチルエチル エステル(0.32g,1.63mmol)を加え、その反応混合物を、徐々に室温に加温し、18時間撹拌した。次に、その溶液を、飽和NHClで急冷後、水およびブラインを加えた。その混合物を、3回の酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。標題化合物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜4%MeOH/ジクロロメタンの勾配)によって単離した。
収量70mg(20%)。
Figure 2006522791
III.N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−アセトキシアセチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
ジクロロメタン(1.0mL)およびトリエチルアミン(0.035mL,0.25mmol)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.11g,0.25mmol)の溶液を、0℃で撹拌した。これに、クロロギ酸1−クロロエチル(0.055mL,0.5mmol)を加え、その反応混合物を0℃で30分間撹拌した。次に、反応混合物を濃縮し、メタノール中に溶解させ、還流しながら45分間加熱した。次に、反応混合物を濃縮し、ジエチルエーテルで研和して、N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミドを黄色粉末として与えた。この中間体を、ジクロロメタン(6.0mL)およびトリエチルアミン(0.1mL,0.75mmol)中に溶解させ、0℃に冷却した。この溶液に、アセトキシアセチルクロリド(0.04mL,0.36mmol)を加え、その混合物を0℃で30分間撹拌した。次に、反応混合物を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。標題化合物を、pTLC(5%MeOH/ジクロロメタン)によって単離した。
収量75mg(72%)。
Figure 2006522791
実施例18.
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
NaIO(0.128g,0.60mmol)の水溶液を、MeOH−HO(3:1,10mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.19g,0.57mmol)の溶液に加え、4℃で20時間撹拌した。その反応混合物を、クロロホルムを用いて濾過した。濾液を、更に5回のクロロホルムで抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。pTLC(5%MeOH−10%ACN−DCM)による精製は、標題化合物を二つの分離可能なジアステレオマーとして与えた。
収量(両異性体)0.150g(76%)。
MS(m/z):[M+H]=349.2。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.50分。
高Rf(「アンチ」)異性体:
Figure 2006522791
低Rf(「シン」)異性体:
Figure 2006522791
実施例18の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
メタンスルホン酸無水物(0.92g,5.3mmol)を、ジクロロメタン(22mL)およびトリエチルアミン(0.98mL,7.05mmol)中の4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]フェニルカルバミン酸ベンジル(0.577g,1.76mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。その溶液を室温に暖め、2時間撹拌した。次に、その溶液を、30mLのジクロロメタンで希釈し、そして2回の飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、ビスメシラートを与えた。この物質を、DMSO(3.3mL)中に溶解させ、硫化ナトリウム(0.39g,5.0mmol)で処理した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。次に、得られた黄色懸濁液を、30mLのHOで希釈し、3回のジエチルエーテルで抽出した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、標題化合物を白色固体として与えた。
収量0.45g(79%)。
H NMR。
II.N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
リチウムブトキシド溶液(4.1mLの1.0M THF溶液,4.1mmol)を、DMF(0.91mL)およびMeOH(0.011mL,2.72mmol)中の4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(0.44g,1.36mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。次に、固形(S)−酢酸 2−アセチルアミノ−1−クロロメチルエチル エステル(0.53g,2.72mmol)を加え、その溶液を室温に暖め、20時間撹拌した。飽和水性塩化アンモニウム(4mL)を、20mLのHOおよび20mLのブラインと一緒に加えた。その溶液を、3回のジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗製残留物を、カラムクロマトグラフィー(0〜3%MeOH−DCM)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量0.19g(41%)。
Figure 2006522791
実施例19.
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
過酢酸(0.12mL,0.58mmol)の溶液を、0℃でのTHF(6.5mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(「シン」異性体,0.067g,0.19mmol)の溶液に加え、20時間撹拌させた。その反応を、5mLの飽和Naで急冷し、水で希釈した。その溶液を濃縮してTHFを除去し、得られた水溶液を酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。残留物を、pTLC(7%MeOH−DCM)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量65mg(92%)。
MS(m/z):[M+H]=401。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.70分。
Figure 2006522791
実施例20.
(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド
Figure 2006522791
メタノール(1mL)中の(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボン酸エチル(0.14g,0.36mmol)の溶液を、メタノール中のアンモニアの溶液(2.0M,4mL)で処理し、室温で1時間撹拌して、均一溶液を生じた。次に、反応混合物を濃縮し、そして粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中の0→3%メタノールで溶離)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量95mg(74%)。
Figure 2006522791
実施例20の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
過酢酸(0.64mLの32%溶液,3.0mmol)の水溶液を、20mLのTHF中の4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(0.300g,0.88mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。室温で3時間撹拌後、その溶液を、飽和Naおよび水で処理し、そしてロータリーエバポレーターでTHFを除去した。次に、得られた水溶液を酢酸エチルで3回抽出し、合わせた有機抽出物を、希NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して油状物を生じた。カラムクロマトグラフィー(50%酢酸エチル−ヘキサン)による精製は、標題化合物を固体として与えた。
収量0.31g(95%)。
Figure 2006522791
II.4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロアニリン
Figure 2006522791
2:1のメタノール−ジクロロメタン(7.5mL)中の4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(0.30g,0.80mmol)の溶液を、パラジウム(1.2gの硫酸バリウム上5wt%Pd)で処理し、水素雰囲気下で20時間撹拌した。次に、その混合物を、セライトを介して濾過し、濾液を濃縮して、標題化合物を生じ、それを更に精製することなく用いた。
収量0.18g(91%)。
Figure 2006522791
III.(2R)−3−({4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}アミノ)−2−ヒドロキシプロパン酸エチル
Figure 2006522791
リチウムトリフラート(0.17g,1.43mmol)を、アセトニトリル(2.5mL)中の4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロアニリン(0.18g,0.75mmol)および(2R)−2,3−エポキシプロパン酸エチル(0.15mL,1.5mmol)の懸濁液に加えた。その溶液を、60℃で18時間加熱後、追加のリチウムトリフラート(70mg)およびエポキシド(62μL)で処理し、60℃で更に20時間撹拌した。次に、その溶液を濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(25%→50%酢酸エチル−ヘキサン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量0.14g(52%)。
Figure 2006522791
IV.(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボン酸エチル
Figure 2006522791
ホスゲン(0.27mLの20%トルエン溶液,0.51mmol)を、4mLのジクロロメタン中の(2R)−3−({4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}アミノ)−2−ヒドロキシプロパン酸エチル(0.14g,0.40mmol)およびトリエチルアミン(0.16mL,1.2mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。反応混合物を、室温で2時間撹拌させた後、追加のジクロロメタンで希釈し、そして希NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、標題化合物を与え、それを更に精製することなく直接的に用いた。
収量0.14g(92%)。
Figure 2006522791
実施例21.
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
23℃でのMeOH(86mL)およびEtOAc(138mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(2.76g,5.9mmol,1当量)の溶液に、20%Pd(OH)/C(1.7g)を加えた。その反応混合物を、水素雰囲気下において17時間撹拌した後、セライトを介してメタノールを用いて、混合物を濾過した。濾液を蒸発乾固させた。この物質は、その後の反応に直接的に用いうる。粗生成物の一部分(300mg)を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(1%EtNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.18g(60%)。
MS(m/z):[M+H]=348。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.38分。
Figure 2006522791
実施例21の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.3−フルオロ−4−ホルミルフェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
オーブン乾燥されたフラスコに、4−ブロモ−2−フルオロベンズアルデヒド(50g,0.247mol,1.0当量)、カルバミン酸ベンジル(45g,0.297mol,1.2当量)、rac−BINAP(12.5g,0.020mol,0.08当量)、CsCO(115g,0.353mol,1.42当量)およびPd(dba)(9.15g,0.01mol,0.04当量)を加えた。次に、そのフラスコを脱気し、窒素を再充填した。無水トルエン(500mL)を、カニューレによってフラスコ中に入れた。得られた懸濁液を、95℃〜100℃で24時間撹拌し、23℃に冷却した。反応混合物を、水性NHCl(1000mL)で希釈し、EtOAc(3x300mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。残留物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、ヘキサン中の0〜20%酢酸エチルの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、所望の化合物を生じた。
収量44.7g(66%)。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=2.87分。
Figure 2006522791
II.(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−フルオロフェニル)アクリル酸メチル
Figure 2006522791
水素化ナトリウム(7.2gの60%分散液,0.188mol)を、フラスコ中に入れ、ヘキサンで3回洗浄した。得られた固体を、DMF(140mL)中に懸濁させ、0℃に冷却した。トリメチルホスホノアセテート(30.7mL,0.190mol)を、この懸濁液に滴加して、透明な均一溶液を生じた。0℃で更に20分間撹拌後、DMF(140mL)中の3−フルオロ−4−ホルミルフェニルカルバミン酸ベンジル(2)(48g,0.176mol)の溶液を滴加した。得られた橙色懸濁液を、徐々に室温に暖め、16時間撹拌した。その反応混合物を、0.5N HCl(1.5L)中に注ぎ、300mLずつ3回のジクロロメタンで抽出した。合わせた有機相を、飽和NaHCOで、HOで2回、ブラインで洗浄し、乾燥させた(NaSO)。その溶液をロータリーエバポレーターで濃縮する間に、生成物が溶液から沈殿し、これら固体をフィルター上に集めた(33.4g)。濾液を濃縮して、更に固体を生じ、それをエーテルで洗浄した(更に8.4gを得た)。
収量41.8g(72%)。
Figure 2006522791
III.3−フルオロ−4−[(1E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エニル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
水素化ジイソブチルアルミニウムのTHF溶液(522mLの1.0M溶液,522mmol)を、THF(900mL)中の(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−フルオロフェニル)アクリル酸メチル(43g,130mmol)の冷却された(−78℃)溶液に加えた。−78℃で1時間撹拌後、追加の水素化ジイソブチルアルミニウム溶液を加えた(140mLの1.0M溶液,140mmol)。更に30分後、水性クエン酸および酢酸エチルを加え、混合物を徐々に室温に暖めた。層を分離し、水性相を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、赤色油状物を生じた。その粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(0〜40%酢酸エチル−ヘキサン)によって精製して、標題化合物を黄色固体として与えた。
収量36g(92%)。
Figure 2006522791
IV.(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−フルオロフェニル)プロパ−2−エニルジアゾアセテート
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(600mL)中のグリオキシル酸p−トルエンスルホニルヒドラゾン(24g,0.10mol,C.J.Blankley, F.J.Sauter and H.O.House, Organic Synthesis, Coll. Vol.V, p.258; John Wiley, New York (1973) によって記載のように製造される)の懸濁液に、商業的に入手可能な1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン(15mL,0.114mol,1.14当量)を5分間にわたって加えた。その反応混合物を、同温度で40分間撹拌した。次に、反応混合物を0℃に冷却し、そして3−フルオロ−4−[(1E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エニル]フェニルカルバミン酸ベンジル(23g,0.077mol)を一度に加えた後、N,N−ジメチルアニリン(12mL,0.095mol)を加えた。30分後、トリエチルアミン(53mL,0.385mol)を加え、混合物を0℃で30分間、そして室温で15分間撹拌した。次に、反応混合物を濃縮して約100mLの容量とし、500mLの水を加えた。その混合物を、2回のジエチルエーテルで抽出し、合わせた有機溶液を、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(0〜25%酢酸エチル−ヘキサン)による精製は、標題化合物を黄色固体として与えた。
収量23.8g(84%)。
Figure 2006522791
V.(ラセミ体の)3−フルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
1,2−ジクロロエタン(150mL)中の(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2−フルオロフェニル)プロパ−2−エニルジアゾアセテート(13.9g,37.5mmol)の溶液を、1.5Lのトルエン中のビス−(N−t−ブチルサリチルアルジミナト)銅(II)(0.82g,1.9mmol,R.G.Charles, J.Org.Chem. 1957, 22, 677 によって記載のように製造される)の還流溶液に14時間にわたって滴加した。添加を完了後、反応混合物を還流しながら更に1時間加熱した後、冷却し、濾過し、濃縮した。粗製油状物を、カラムクロマトグラフィー(0〜50%酢酸エチル−ヘキサン)によって精製して、(ラセミ体の)標題化合物を黄色固体として与えた。
収量9.3g(73%)。
Figure 2006522791
VI.4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
固形LiBH(2.6g,119mmol)を、0℃で冷却されたTHF(170mL)中のラセミ体の3−フルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(8.3g,24.3mmol)の溶液に一度に加えた。その溶液を室温に暖め、14時間撹拌した。次に、溶液を0℃に再冷却し、クエン酸水溶液の添加によって急冷した。その溶液を、3回の酢酸エチルで抽出した。次に、合わせた有機相を、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(20〜75%酢酸エチル−ヘキサン)による精製は、標題化合物を白色泡状物として与えた。
収量6.4g(81%)。
Figure 2006522791
VII.4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(メタンスルホニルオキシメチル)シクロプロピル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
メタンスルホン酸無水物(9.85g,56.5mmol)を、ジクロロメタン(220mL)およびトリエチルアミン(10.6mL,76mmol)中の4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(6.5g,18.8mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。その溶液を室温に暖め、1時間撹拌した。次に、溶液を250mLのジクロロメタンで希釈し、2回の飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させた(NaSO)。粗生成物を、SiOの短パッドを介して通過させて(酢酸エチルで溶離する)、標題化合物を白色固体として与え、それを次の反応に直接的に用いた。
H NMR
VIII.3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
粗製4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(メタンスルホニルオキシメチル)シクロプロピル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(18.8mmol)を、4−メトキシベンジルアミン(50g,360mmol)中に溶解させ、室温で16時間撹拌した。次に、得られた溶液を、酢酸エチルで希釈し、そして2.5%NaHCO、希水性HCl(HOで1.0Lに希釈された1N溶液から360mL)で、再度2.5%NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。次に、粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(0〜30%酢酸エチル−ヘキサン−1%EtNの勾配)によって精製して、標題化合物を白色固体として与えた。
収量7.7g(2段階で92%)。
Figure 2006522791
IX.((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル
Figure 2006522791
0℃でのDMF(5.5mL)中の3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(3.6g,8.06mmol)および(S)−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(2.5g,12.0mmol,1.5当量)の懸濁液に、リチウム tert−ブトキシド(24mL,THF中の1.0M,24mmol,3.0当量)を加えた。反応混合物を、0℃で1時間、次に23℃で18時間撹拌し続けた。次に、その反応混合物を、飽和水性NHClで希釈し、CHCl(4x100mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(1%EtNを含有する)ヘキサン中の0〜50%EtOAcの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量3.3g(80%)。
Figure 2006522791
X.N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
23℃でのMeOH(50mL)中の((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(3.0g,5.86mmol,1当量)の懸濁液に、HCl/ジオキサン(4.0M,90mL)を加えた。23℃で1時間撹拌後、溶媒を蒸発させて、アミノメチル中間体をHCl塩として生じた。この物質を、更に精製することなく、次の工程に直接的に用いた。
0℃でのCHCl(200mL)中のそのアミン塩(5.86mmol,1当量)の冷懸濁液に、DIEA(10mL,57.4mmol,10当量)を、次にプロピオン酸無水物(1.5mL,11.7mmol,2.0当量)を加えた。0℃で10分間、そして23℃で40分間撹拌した後、反応混合物を、CHCl(400mL)で希釈し、洗浄し(水性NaHCO、HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発させて、粗製標題化合物(2.7g,100%)を生じた。この物質は、次の工程に直接的に用いうる。分析用試料については、少量の粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィー(1%EtNを含むヘキサン中の0〜100%EtOAc)によって精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
粗製収量2.7g(定量的)
Figure 2006522791
実施例22.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ホルミル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
23℃でのギ酸(4.5mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.3g,0.86mmol,1当量)の溶液に、無水酢酸(1.3mL,13.8mmol,16.0当量)を加えた。反応混合物を、同温度で80分間撹拌し、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.20g(62%)。
MS(m/z):[M+H]=376。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.81分。
Figure 2006522791
実施例23.
エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(プロパノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(15mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.3g,0.86mmol,1当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.18mL,0.13mmol,1.5当量)を、次にトリメチルシリルイソシアネート(0.27mL,1.73mmol,2.0当量)を加えた。同温度で1時間撹拌した後、追加のトリメチルシリルイソシアネート(0.13mL,0.86mmol,1.0当量)を加えた。更に1時間後、トリメチルシリルイソシアネート(0.13mL,0.86mmol,1.0当量)を再度加えた。その反応混合物を、23℃で17時間撹拌し続け、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.16g(62%)。
MS(m/z):[M+H]=391。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.67分。
Figure 2006522791
実施例24.
エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(プロパノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−メチルカルボキサミド
Figure 2006522791
0℃でのDMF(5mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.34mmol,1当量)の冷溶液に、DIEA(0.071mL,0.4mmol,1.2当量)を、次にクロロギ酸4−ニトロフェニル(82mg,0.41mmol,1.2当量)を加えた。反応混合物を、0℃で120分間撹拌し続け、MeNH(THF中の2.0M,0.2mL,0.4mmol,1.17当量)を加えた。次に、反応混合物を23℃で2時間撹拌した。もう一つのバッチのMeNH(THF中の2.0M,0.6mL,1.2mmol,3.5当量)を加えた。19時間後、反応混合物を、CHCl(200mL)で希釈し、洗浄し(水性NaHCO、HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、分取用TLCによって精製して、標題化合物を生じた。
収量0.02g(15%)。
MS(m/z):[M+H]=405。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.76分。
Figure 2006522791
実施例25.
エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(プロパノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−エチルカルボキサミド
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(15mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.3g,0.86mmol,1当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.18mL,0.13mmol,1.5当量)を、次にエチルイソシアネート(0.14mL,1.77mmol,2.0当量)を加えた。同温度で1時間撹拌した後、追加のエチルイソシアネート(0.14mL,1.77mmol,2.0当量)を加えた。その反応混合物を、23℃で17時間撹拌し続け、CHCl(300mL)で希釈し、洗浄し(0.5M水性HCl、HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.206g(57%)。
MS(m/z):[M+H]=419。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.91分。
Figure 2006522791
実施例26.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
0℃でのCHCl(20mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.3g,0.86mmol,1当量)の冷溶液に、EtN(0.3mL,2.15mmol,2.5当量)を、次にベンジルオキシアセチルクロリド(0.16mL,1.03mmol,1.2当量)を加えた。その反応混合物を、23℃で30分間撹拌し、CHCl(200mL)で希釈し、洗浄し(水性NaHCO、HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、更に精製することなく、次の工程に直接的に用いた。
23℃でのメタノール(20ml)およびCHCl(10mL)中の上の化合物(推定0.86mmol,1当量)の溶液に、10%Pd/C(220mg)を加えた。その反応混合物を、H雰囲気下において同温度で120分間撹拌し、セライトを介してメタノールを用いて濾過した。濾液を蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.18g(52%)。
MS(m/z):[M+H]=406。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.69分。
Figure 2006522791
実施例27.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−メトキシアセチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
0℃でのCHCl(16mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.245g,0.71mmol,1当量)の冷溶液に、EtN(0.25mL,1.77mmol,2.5当量)を、次にメトキシアセチルクロリド(0.077mL,0.85mmol,1.2当量)を加えた。その反応混合物を、23℃で60分間撹拌し、CHCl(200mL)で希釈し、洗浄し(水性NaHCO、HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.18g(61%)。
Figure 2006522791
実施例28.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−((2S)−2,3−ジヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
0℃でのCHCl(40mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−({(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル}カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.21g,0.44mmol,1当量)の冷溶液に、HO(3.0mL)を、次にCFCOOH(0.5mL,6.49mmol,14.75当量)を加えた。その反応混合物を、0℃で60分間、次に23℃で24時間撹拌し、CHCl(400mL)で希釈し、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜20%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.17g(89%)。
MS(m/z):[M+H]=436。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.60分。
Figure 2006522791
実施例28の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−({(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル}カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.30g,0.86mmol,1当量)、HOBT(147mg,1.09mmol,126当量)、EDCI(230mg,1.2mmol,1.4当量)および(S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−カルボン酸(183mg,0.99mmol,1.15当量)の23℃での固形混合物に、DMF(5mL)を、次にDIEA(0.6mL,3.45mmol,4.0当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で17時間撹拌し、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗製物質を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜3%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−({(4S)−2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル}カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(210mg,51%)を生じた。
H NMR
実施例29.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−(S)−ヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(20mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.13g,0.39mmol,1当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.22mL,1.58mmol,4.0当量)を、次に(S)−(−)−2−アセトキシプロピオニルクロリド(0.07mL,0.55mmol,1.4当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で30分間撹拌し、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗製のアセトキシ保護された中間体を、更に精製することなく、次の工程に直接的に用いた。
その粗製化合物を、アンモニアメタノール溶液(2.0M,10.0mL)中に23℃で溶解させ、同温度で17時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、そして残留物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量98mg(62%)。
Figure 2006522791
実施例30.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−シクロプロパンカルボニル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(20mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.13g,0.39mmol,1当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.22mL,1.58mmol,4.0当量)を、次にシクロプロパンカルボニルクロリド(0.05mL,0.5mmol,1.4当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で25分間撹拌し、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量110mg(71%)。
Figure 2006522791
実施例31.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.13g,0.39mmol,1当量)、HATU(178mg,0.47mmol,1.2当量)および1−ヒドロキシ−1−シクロプロパンカルボン酸(40mg,0.39mmol,1.0当量)の23℃での固形混合物に、DMF(5mL)を、次にDIEA(0.34mL,1.96mmol,5.0当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で17時間撹拌し、0.5M水性HClで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜10%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量32.4mg(20%)。
Figure 2006522791
実施例32.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(20mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.13g,0.39mmol,1当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.22mL,1.58mmol,4.0当量)を、次に1−クロロカルボニル−1−メチルエチルアセテート(0.08mL,0.56mmol,1.44当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で30分間撹拌し、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗製アセトキシ中間体を、更に精製することなく、次の工程に直接的に用いた。
23℃でのメタノール(3.0mL)およびTHF(3.0mL)中の粗製アセトキシ化合物の溶液に、水性LiOH(3.0mLのHO中、92mg,2.19mmol,5.6当量)を加えた。反応混合物を、同温度で1時間撹拌し続け、飽和0.5M水性HClで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。残留物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜10%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量67mg(41%)。
Figure 2006522791
実施例33.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(3,3,3−トリフルオロ−2−(S)−ヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.13g,0.39mmol,1当量)、HOBT(74mg,0.54mmol,1.4当量)、EDCI(120mg,0.626mmol,1.61当量)および(S)−(−)−トリフルオロ乳酸(56mg,0.39mmol,1.0当量)の23℃での固形混合物に、DMF(5mL)を、次にDIEA(0.3mL,1.7mmol,4.42当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で17時間撹拌し、0.5M水性HClで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量59.2mg(33%)。
Figure 2006522791
実施例34.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ジフルオロアセチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.13g,0.39mmol,1当量)、HOBT(74mg,0.54mmol,1.4当量)、EDCI(120mg,0.626mmol,1.61当量)およびジフルオロ酢酸(45mg,0.47mmol,1.2当量)の23℃での固形混合物に、DMF(5mL)を、次にDIEA(0.3mL,1.7mmol,4.42当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で17時間撹拌し、0.5M水性HClで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量88.4mg(55%)。
Figure 2006522791
実施例35.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−アミノアセチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.11g,0.33mmol,1当量)、HOBT(74mg,0.54mmol,1.64当量)、EDCI(120mg,0.626mmol,1.89当量)およびカルボベンジルオキシグリシン(96,0.46mmol,1.39当量)の23℃での固形混合物に、DMF(5mL)を、次にDIEA(0.3mL,1.7mmol,5.15当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で17時間撹拌し、0.5M水性HClで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。残留物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、ベンジルオキシカルボニル保護された中間体を生じ、それを次の工程に直接的に用いた。
そのベンジルオキシカルボニル保護された中間体を、メタノール(20mL)および塩化メチレン(10mL)中に23℃で溶解させた。次に、10%Pd/C(100mg)を加え、その反応混合物を、水素雰囲気下において同温度で1時間撹拌した。反応混合物を、セライトを介してメタノールを用いて濾過した。溶媒を蒸発させ、残留物を凍結乾燥させて、標題化合物を生じた。
収量90.6mg(70%)。
Figure 2006522791
実施例36.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−アセチルアミノアセチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.13g,0.39mmol,1当量)、HATU(178mg,0.47mmol,1.2当量)およびN−アセチルグリシン(50mg,0.43mmol,1.1当量)の23℃での固形混合物に、DMF(5mL)を、次にDIEA(0.34mL,1.96mmol,5.0当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で17時間撹拌し、0.5M水性HClで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜10%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量78.5mg(47%)。
Figure 2006522791
実施例37.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(イソキサゾール−5−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(20mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.13g,0.39mmol,1当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.22mL,1.58mmol,4.0当量)を、次にイソキサゾール−5−カルボニルクロリド(140mg,1.07mmol,2.7当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で30分間撹拌し、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量110mg(66%)。
Figure 2006522791
実施例38.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1H−ピラゾール−3−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.13g,0.39mmol,1当量)、HOBT(74mg,0.54mmol,1.4当量)、EDCI(120mg,0.626mmol,1.61当量)および3−ピラゾールカルボン酸(52mg,0.46mmol,1.2当量)の23℃での固形混合物に、DMF(5mL)を、次にDIEA(0.3mL,1.7mmol,4.42当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で17時間撹拌し、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量84.3mg(51%)。
Figure 2006522791
実施例39.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1H−イミダゾール−4−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.157g,0.47mmol,1当量)、HOBT(85mg,0.63mmol,1.3当量)、EDCI(120mg,0.626mmol,1.3当量)および4−イミダゾールカルボン酸(68mg,0.61mmol,1.3当量)の23℃での固形混合物に、DMF(5mL)を、次にDIEA(0.7mL,4.0mmol,8.6当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で17時間撹拌し、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(9x50mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(1%EtNを含有する)塩化メチレン中の0〜10%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして蒸発させ、残留物をCHCl(300mL)中に溶解させた。有機層を洗浄し(水性NaHCO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。残留物を凍結乾燥させて、標題化合物を生じた。
収量65.6mg(33%)。
Figure 2006522791
実施例40.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1H−ピラゾール−4−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.12g,0.36mmol,1当量)、HOBT(74mg,0.54mmol,1.5当量)、EDCI(120mg,0.626mmol,1.74当量)および4−ピラゾールカルボン酸(47mg,0.42mmol,1.2当量)の23℃での固形混合物に、DMF(5mL)を、次にDIEA(0.3mL,1.7mmol,4.7当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で17時間撹拌し、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.059g(38%)。
MS(m/z):[M+H]=428。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.71分。
Figure 2006522791
実施例41.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(テトラヒドロフラン−2−(R)−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.11g,0.33mmol,1当量)、HOBT(74mg,0.54mmol,1.64当量)、EDCI(120mg,0.626mmol,1.89当量)および(R)−(+)−テトラヒドロ−2−フロン酸(45uL,0.46mmol,1.39当量)の23℃での固形混合物に、DMF(5mL)を、次にDIEA(0.3mL,1.7mmol,5.15当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で17時間撹拌し、0.5M水性HClで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量100mg(70%)。
Figure 2006522791
実施例42.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(テトラヒドロフラン−2−(S)−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.13g,0.39mmol,1当量)、HOBT(74mg,0.54mmol,1.4当量)、EDCI(120mg,0.626mmol,1.61当量)および(S)−(−)−テトラヒドロ−2−フロン酸(45uL,0.46mmol,1.2当量)の23℃での固形混合物に、DMF(5mL)を、次にDIEA(0.3mL,1.7mmol,4.42当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で17時間撹拌し、0.5M水性HClで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量107mg(64%)。
Figure 2006522791
実施例43.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(ピリミジン−2−イル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
23℃でのDMF(5mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.13g,0.39mmol,1当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.22mL,1.58mmol,4.0当量)を、次に2−クロロピリミジン(67mg,0.585mmol,1.5当量)を加えた。その反応混合物を、60℃で2.5時間撹拌し、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量55mg(34%)。
Figure 2006522791
実施例44.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2H−テトラゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−シアノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.20g,0.56mmol,1当量)、NaN(109mg,1.68mmol,3.0当量)およびNHCl(90mg,1.68mmol,3.0当量)の23℃での固形混合物に、DMF(5mL)を加えた。その反応混合物を、100℃で3時間撹拌し、23℃に冷却し、水性NaNO(4.0mLのHO中に200mg)を加え、次に1.0M HClを加えて、pHを3に調整した。所望の生成物を、EtOAc(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜10%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量120mg(54%)。
Figure 2006522791
実施例44の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−シアノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
0℃でのCHCl(30mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.57g,1.71mmol,1当量)の溶液に、EtN(0.7mL,5.0mmol,3.0当量)を、次に臭化シアン(0.7mL,CHCl中の3.0M溶液,2.1mmol,1.23当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で25分間撹拌し、0.5M水性HClで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.25g(41%)。
Figure 2006522791
実施例45.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
23℃でのDMF(5.0mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2H−テトラゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.10g,0.25mmol,1当量)の溶液に、DIEA(0.09mL,0.52mmol,2.0当量)を、次にヨードメタン(0.15mL,tert−ブチルメチルエーテル中の2.0M溶液,0.3mmol,1.2当量)を加えた。同温度で1時間撹拌後、追加のMeI(0.15mL,tert−ブチルメチルエーテル中の2.0M溶液,0.3mmol,1.2当量)を加えた。更に1時間後、反応混合物を、飽和水性NHClで希釈し、EtOAc(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、半分離用HPLCによって精製して、所望の化合物を生じた。
収量15mg(14%)。
Figure 2006522791
実施例46.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−フルオロエチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.12g,0.36mmol,1当量)およびKCO(99mg,0.72mmol,2.0当量)の23℃での固形混合物に、DMF(4mL)を、次にフルオロ−2−ヨードエタン(0.11g,0.63mmol,1.76当量)を加えた。65℃で2.5時間撹拌後、追加のフルオロ−2−ヨードエタン(0.11g,0.63mmol,1.76当量)を加えた。反応混合物を、65℃で更に4時間撹拌し続け、23℃に冷却し、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.026g(19%)。
Figure 2006522791
実施例47.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ヒドロキシエチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
DMF(4mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.12g,0.36mmol,1当量)の溶液に、DIEA(0.125mL,0.72mmol,2.0当量)を、次に2−ヨードエタノール(0.059mL,0.76mmol,2.0当量)を加えた。65℃で2時間撹拌後、23℃に冷却し、飽和水性NaHCOで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜10%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.079g(58%)。
Figure 2006522791
実施例48.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−シアノエチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
2−プロパノール(4mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.11g,0.33mmol,1当量)の溶液に、EtN(0.25mL,1.8mmol,5.4当量)を、次にアクリロニトリル(0.026mL,0.39mmol,1.2当量)を加えた。65℃で1.5時間撹拌後、追加のアクリロニトリル(0.026mL,0.39mmol,1.2当量)を加えた。更に2.5時間後、その反応を23℃に冷却し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.071g(56%)。
MS(m/z):[M+H]=387。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.36分。
Figure 2006522791
実施例49.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ジメチルアミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
23℃でのDMF(1.0mL)中の3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ジメチルアミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(550mg,1.5mmol,1当量)の懸濁液に、MeOH(0.125mL,3.08mmol,2.11当量)をを加えた。得られた混合物を、氷浴中で冷却した。リチウムt−ブトキシドの溶液(4.5mL,4.5mmol,3.1当量,THF中の1.0M溶液)を加え、次に固形(S)−酢酸 2−アセチルアミノ−1−クロロメチルエチル エステル(0.59g,3.06mmol,2.11当量)を加えた。得られた溶液を、0℃で1時間、次に23℃で21時間撹拌し、CFCOH(0.35mL)で急冷し、CHCN/HO(1:1,2.0mL)で希釈し、そして半分離用HPLCによって精製して、標題化合物をそのトリフルオロ酢酸塩として生じた。
収量0.078g(15%)。
MS(m/z):[M+H]=377。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.04分。
Figure 2006522791
実施例49の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ジメチルアミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバメート
Figure 2006522791
4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(メタンスルホニルオキシメチル)シクロプロピル]−3−フルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(0.7g,1.4mmol,1当量)を、1,1−ジメチルヒドラジン(9.0mL,118mmol,85当量)中に23℃で溶解させ、同温度で17時間撹拌した。反応混合物を、2.0M水性NaCOで希釈し、CHClで洗浄した。水性層を、トルエンと共蒸発させた。得られた固体を、MeOH/CHCN/CHCl(1:1:8)(1000mL)で抽出し、セライトを介して濾過し、濃縮した。残留物を、CHCN/HO中に溶解させ、凍結乾燥させた。その粗生成物を、更に精製することなく、次の工程に直接的に用いた。
実施例50.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
0℃でのMeOH(35mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(2.45mmol,1当量)の冷懸濁液に、水性NaIO(10mLのHO中、550mg,2.57mmol,1.05当量)を加えた。4℃で14時間撹拌後、もう一つのバッチのNaIO(70mg,0.33mmol,0.13当量)を加えた。4℃で更に24時間後、反応混合物を、CHCl(300mL)で希釈し、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(10%CHCNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を二つの分離可能なスルホキシドジアステレオマーとして生じた。
収量(両異性体)0.64g(69%)。
MS(m/z):[M+H]=381.2。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.65分。
高Rf(「アンチ」)異性体:
Figure 2006522791
低Rf(「シン」)異性体:
Figure 2006522791
実施例50の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル
Figure 2006522791
リチウムt−ブトキシド(53mL,53mmol)の溶液を、DMF(12mL)中の3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(6.1g,17.8mmol)および(S)−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(5.5g,26.2mmol,本明細書中にそのまま援用される米国特許出願第09/982157号に記載の手順にしたがって製造される)の冷却された(0℃)溶液に加えた。得られた溶液を、一晩撹拌後、飽和NHCl、水およびブラインの添加によって急冷した。その溶液を、2回のジクロロメタンで抽出し、合わせた有機層を、水、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(0〜50%酢酸エチル−ヘキサン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量5.9g(81%)。
Figure 2006522791
II.N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(20mL)中の((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(1.0g,2.45mmol,1当量)の懸濁液に、CFCOOH(2mL)を加えた。23℃で1時間撹拌後、溶媒を蒸発させ、そして残留物を、CHCl(50mL)中に溶解させ、0℃に冷却した。DIEA(10mL,57.4mmol,23.4当量)を加えた後、プロピオン酸無水物(0.7mL,5.4mmol,2.2当量)を加えた。次に、反応混合物を、23℃で1.5時間撹拌し、CHCl(300mL)で希釈し、洗浄し(水性NaHCO、HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させて、標題化合物(1.0g)を生じた。この生成物を、更に精製することなく、次の工程に直接的に用いた。
実施例51.
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
0℃でのTHF(15mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.28g,0.74mmol,1当量)の冷懸濁液に、CHCOH(AcOH中32%,0.46mL,2.19mmol,3.0当量)を加えた。次に、その反応混合物を、23℃で90分間撹拌し、CHCl(200mL)で希釈し、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(10%CHCNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.28g(96%)。
MS(m/z):[M+H]=397。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.91分。
Figure 2006522791
実施例52.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド
Figure 2006522791
0℃でのMeOH(18mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド(推定1.23mmol,1当量)の冷懸濁液に、水性NaIO(5mLのHO中、280mg,1.31mmol,1.06当量)を加えた。更に二つのバッチのNaIO(130mgおよび220mg)を、その後64時間中に加えた。次に、反応混合物を、CHCl(300mL)で希釈し、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(10%CHCNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を二つの分離可能なジアステレオマーとして生じた。
収量(両異性体)0.261g(54%)。
MS(m/z):[M+H]=393.1。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.73分。
高Rf(「アンチ」)異性体:
Figure 2006522791
低Rf(「シン」)異性体:
Figure 2006522791
実施例52の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(10mL)中の((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.5g,1.23mmol,1当量)の懸濁液に、CFCOOH(1.5mL)を加えた。23℃で1.5時間撹拌後、溶媒を蒸発させ、そして残留物を、CHCl(25mL)中に溶解させ、0℃に冷却した。DIEA(5mL,28.8mmol,23.4当量)を加えた後、シクロプロパンカルボニルクロリド(0.134mL,1.5mmol,1.2当量)を加えた。次に、反応混合物を、23℃で1.5時間撹拌し、CHCl(300mL)で希釈し、洗浄し(水性NaHCO、HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させて、標題化合物を生じ、それを、更に精製することなく、次の工程に用いた。
実施例53.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド
Figure 2006522791
0℃でのTHF(20mL)およびMeOH(4mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド(198mg,0.51mmol,1当量)の懸濁液に、CHCOH(AcOH中32%,0.32mL,1.52mmol,3.0当量)を加えた。その反応混合物を、23℃で40分間撹拌後、追加のCHCOH(AcOH中32%,0.32mL,1.52mmol,3.0当量)を加えた。更に50分後、反応混合物を、CHCl(200mL)で希釈し、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(10%CHCNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.191g(92%)。
MS(m/z):[M+H]=409。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.97分。
Figure 2006522791
実施例54.
2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
0℃でのMeOH(18mL)中の2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(400mg,推定1.0mmol,1当量)の冷懸濁液に、水性NaIO(5mLのHO中、225mg,1.06mmol,1.05当量)を加えた。もう一つのバッチのNaIO(40mg)を、その後48時間中に加えた。次に、反応混合物を、CHCl(300mL)で希釈し、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(10%CHCNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量(両異性体)0.14g(34%)。
MS(m/z):[M+H]=417。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.87分。
高Rf(「アンチ」)異性体:
Figure 2006522791
低Rf(「シン」)異性体:
Figure 2006522791
実施例54の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(10mL)中の((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.5g,1.23mmol,1当量)の懸濁液に、CFCOOH(1.5mL)を加えた。23℃で1.5時間撹拌後、溶媒を蒸発させ、そして残留物を、DMF(15mL)中に溶解させ、0℃に冷却した。次に、2,2−ジフルオロプロピオン酸(270mg,2.45mmol,2.0当量)、HOBT(248mg,1.84mmol,1.5当量)、EDCI(408mg,2.13mmol,1.74当量)およびDIEA(4.26mL,24.5mmol,20当量)を加えた。その反応混合物を、23℃で1.5時間撹拌し、CHCl(300mL)で希釈し、洗浄し(水性NaHCO、HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させて、標題化合物を生じ、それを、更に精製することなく、次の工程に直接的に用いた。
実施例55.
2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
0℃でのTHF(8mL)およびMeOH(4mL)中の2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(60mg,0.14mmol,1当量)の懸濁液に、CHCOH(AcOH中32%,0.32mL,1.52mmol,10.5当量)を加えた。次に、その反応混合物を23℃で90分間撹拌し、反応混合物を、CHCl(200mL)で希釈し、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(10%CHCNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.05g(82%)。
MS(m/z):[M+Na]=455。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=2.11分。
Figure 2006522791
実施例56.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロブタンカルボキサミド
Figure 2006522791
0℃でのMeOH(18mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロブタンカルボキサミド(1.23mmol,1当量)の懸濁液に、水性NaIO(5mLのHO中、280mg,1.31mmol,1.05当量)を加えた。もう一つのバッチのNaIO(200mg)を、その後48時間中に加えた。次に、反応混合物を、CHCl(300mL)で希釈し、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(10%CHCNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量(両異性体)0.42g(84%)。
MS(m/z):[M+H]=407。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.80分。
高Rf(「アンチ」)異性体:
Figure 2006522791
低Rf(「シン」)異性体:
Figure 2006522791
実施例56の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロブタンカルボキサミド
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(10mL)中の((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.5g,1.23mmol,1当量)の懸濁液に、CFCOOH(1.5mL)を加えた。23℃で1.5時間撹拌後、溶媒を蒸発させ、そして残留物を、DMF(15mL)中に溶解させ、0℃に冷却した。次に、シクロブタンカルボニルクロリド(0.17mL,1.5mmol,1.2当量)およびDIEA(4.26mL,24.5mmol,20当量)を加えた。その反応混合物を、23℃で1時間撹拌し、CHCl(300mL)で希釈し、洗浄し(水性NaHCO、HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させて、標題化合物を生じ、それを、更に精製することなく、次の工程に直接的に用いた。
実施例57.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロブタンカルボキサミド
Figure 2006522791
0℃でのTHF(10mL)およびMeOH(5mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロブタンカルボキサミド(0.25g,0.62mmol,1当量)の冷懸濁液に、CHCOH(AcOH中32%,0.80mL,3.8mmol,6.1当量)を加えた。次に、その反応混合物を23℃で90分間撹拌し、反応混合物を、CHCl(200mL)で希釈し、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(10%CHCNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.226g(86%)。
MS(m/z):[M+H]=423。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=2.11分。
Figure 2006522791
実施例58.
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
水(10mL)中の過ヨウ素酸ナトリウム(0.64g,3.0mmol)の溶液を、メタノール(35mL)中のN−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(1.0g,2.61mmol)の懸濁液に加え、4℃で48時間撹拌した。得られた懸濁液を、クロロホルムを用いて濾過し、濾液を濃縮した。得られた溶液を、水で希釈し、クロロホルムで抽出した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(0〜5%メタノール−10%アセトニトリル−ジクロロメタン)による精製は、標題化合物を、スルホキシドジアステレオマー(約1:1の比率)の分離可能な混合物として与えた。
収量(両異性体の合計)0.65g(63%)。
MS(m/z):[M+Na]=421
低(「シン」)Rf異性体:
Figure 2006522791
高(「アンチ」)Rf異性体:
Figure 2006522791
実施例58の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.4−アミノ−2,6−ジフルオロベンズアルデヒド
Figure 2006522791
無水THF(400mL)中の3,5−ジフルオロアニリン(12.9g,0.1mol)の溶液を、−78℃で冷却し、n−ブチルリチウム(ヘキサン中の2.5M,84mL,0.21mol,2.1当量)で1滴ずつ25分間にわたって処理した。−78℃で30分間撹拌後、トリメチルシリルクロリド(THF中の1.0M,210mL,0.21mol,2.1当量)を30分間にわたって滴加した。その温度を23℃に上昇させ、一晩撹拌した。−78℃に再冷却後、追加のn−ブチルリチウム(ヘキサン中の2.5M,44mL,0.11mol,1.1当量)を20分間にわたって滴加し、反応混合物をその温度で5時間撹拌して、陰イオンを形成させた。次に、ジメチルホルムアミド(11.6ml,0.15mol,1.5当量)を20分間にわたって滴加した。温度を23℃に上昇させ、一晩撹拌した。その混合物を、氷浴中で冷却し、そして水性HCl(1.0M,220mL,0.22mol)を徐々に加えることによって酸性にしてpH=1とした。15分撹拌後、混合物を酢酸エチル(3x200mL)で抽出した。合わせた有機層を洗浄し(ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。残留物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、ヘキサン中の0〜50%酢酸エチルの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量8.5g(55%)。
MS(m/z):[M+Na]=170。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.58分。
Figure 2006522791
II.(2E)−3−[4−アミノ−2,6−ジフルオロフェニル]アクリル酸エチル
Figure 2006522791
4−アミノ−2,6−ジフルオロベンズアルデヒド(6.5g,41.4mmol,1.0当量)および(カルボエトキシメチレン)トリフェニルホスホラン(18.75g,53.8mmol,1.3当量)の23℃での固形混合物に、エタノール(97mL)を加えた。23℃で25分間撹拌後、反応混合物を濃縮し、シリカゲルで予め吸収させ、そしてフラッシュカラムクロマトグラフィーにより、ヘキサン中の0〜30%酢酸エチルの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、所望の化合物を生じた。
収量9.0g(96%)。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=2.74分。
Figure 2006522791
III.(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2,6−ジフルオロフェニル)アクリル酸エチル
Figure 2006522791
(2E)−3−[4−アミノ−2,6−ジフルオロフェニル]アクリル酸エチル(1.7g,7.5mmol)を、CHCl(100mL)およびピリジン(1.2mL,14.8mmol,2.0当量)中に溶解させ、その溶液を氷浴中で冷却した。次に、溶液を、クロロギ酸ベンジル(1.3mL,9.1mmol,1.2当量)で1滴ずつ処理し、その溶液を23℃で17時間撹拌した。次に、反応混合物を追加のCHClで希釈し、そして有機相を洗浄し(水、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。残留物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、ヘキサン中の0〜20%酢酸エチルの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量2.59g(96%)。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=3.55分。
Figure 2006522791
IV.2,6−ジフルオロ−4−[(1E)−3−ヒドロキシプロパ−1−エニル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
水素化ジイソブチルアルミニウムの溶液(8.3mLの1.0Mヘキサン溶液,8.3mmol,3.0当量)を、THF(20mL)中の(2E)−3−(4−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}−2,6−ジフルオロフェニル)アクリル酸エチル(0.97g,2.69mmol)の冷却された(−78℃)溶液に10分間にわたって加え、冷却用浴を−50℃に暖めた。−50℃で1時間撹拌後、反応混合物を、飽和水性NHClで急冷した後、水性クエン酸(100mLの10%溶液)で処理した。得られた混合物を15分間撹拌後、酢酸エチル(3x70mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。残留物を、シリカゲルかラム上のクロマトグラフィーにより、ヘキサン中の0〜30%酢酸エチルの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.69g(81%)。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=2.86分。
Figure 2006522791
V.(2E)−3−{2,6−ジフルオロ−4−[(ベンジルオキシカルボニル)アミノ]フェニル}プロパ−2−エニルジアゾアセテート
Figure 2006522791
ジクロロメタン(300mL)中のグリオキシル酸p−トルエンスルホニルヒドラゾン(10.6g,43.8mmol)及び1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン(7.36mL,55.3mmol)の溶液を、室温で2時間撹拌した。その溶液を0℃に冷却後、アリルアルコール(10g,31.3mmol)およびN,N−ジメチルアニリン(5.55mL,43.8mmol)を加えた。45分後、トリエチルアミン(21.7mL,156.5mmol)を加え、その溶液を0℃で30分間、室温で30分間撹拌した。次に、溶液を飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させた(MgSO)。溶液を濾過し、真空下で濃縮し、そして残留物を、カラムクロマトグラフィー(0〜25%酢酸エチル−ヘキサン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量9.7g(80%)。
Figure 2006522791
VI.(ラセミ体の)3,5−ジフルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
100mLの1,2−ジクロロエタン中の(2E)−3−{2,6−ジフルオロ−4−[(ベンジルオキシカルボニル)アミノ]フェニル}プロパ−2−エニルジアゾアセテート(9.7g,25.04mmol)の溶液を、トルエン(1000mL)中のビス−(N−t−ブチルサリチルアルジミナト)銅(II)(0.52g,1.25mmol,R.G.Charles, J.Org.Chem. 1957, 22, 677 によって記載のように製造される)の還流溶液に14時間にわたって滴加した。添加を完了後、反応混合物を還流しながら更に1時間加熱した後、冷却し、濾過し、濃縮した。粗製油状物を、カラムクロマトグラフィー(0〜1%メタノール−ジクロロメタン)によって精製して、標題化合物をラセミ体として与えた。
収量5.5g(61%)。
Figure 2006522791
VII.4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
水素化ホウ素リチウム(2.97g,136.36mmol)を、0℃に冷却されたTHF(200mL)中のラセミ体の3,5−ジフルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(10g,27.83mmol)の溶液に加えた。その反応混合物を室温に加温し、16時間撹拌した。次に、反応混合物を0℃に冷却し、10%クエン酸水溶液で処理し、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(0〜3.5%メタノール−ジクロロメタン)による精製は、標題化合物を与えた。
収量8.7g(86%)。
Figure 2006522791
VIII.3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
メタンスルホン酸無水物(2.18g,12.52mmol)を、ジクロロメタン(42mL)およびトリエチルアミン(2.32mL,16.68mmol)中の4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(1.5g,4.17mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。0℃で30分間撹拌後、その溶液をジクロロメタンで希釈し、そして飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、ビスメシラート中間体を与えた。この残留物(2.17g,4.17mmol)を、DMSO(8.3mL)中に溶解させ、硫化ナトリウム(0.98g,12.51mmol)で処理し、そして反応混合物を室温で14時間撹拌した。次に、得られた懸濁液をHOで希釈し、ジエチルエーテルで抽出した。有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、標題化合物を白色固体として与え、それを次の反応に直接的に用いた。
収量1.3g(86%)。
IX.((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル
Figure 2006522791
リチウム tert−ブトキシド溶液(8.64mLの1.0M THF溶液,8.64mmol)を、DMF(2.4mL)中の3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(1.3g,3.6mmol)および(S)−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(0.95g,4.53mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。その溶液を室温に暖め、60時間撹拌した。その反応混合物に、飽和水性塩化アンモニウム、HOおよびブラインを加えた。その溶液をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗製残留物を、カラムクロマトグラフィー(0〜40%酢酸エチル−ヘキサン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量1.1g(73%)。
Figure 2006522791
X.N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
トリフルオロ酢酸(2.5mL)を、ジクロロエタン(25mL)中の((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(1.0g,2.34mmol)の溶液に加えた。室温で1時間撹拌後、その溶液を濃縮し、ピリジン(0.83mL,10.28mmol)およびジクロロメタン(25mL)中に溶解させた。プロピオン酸無水物(0.66mL,5.14mmol)を溶液に加え、室温で18時間撹拌した。その溶液を、ジクロロメタンで希釈し、0.1N HCl、飽和NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、標題化合物を得、それを次の反応に直接的に用いた。
収量1.0g(99%)
実施例59.
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
HClのジオキサン溶液(2mLの4.0M溶液)を、固形((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシドチアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.19g,0.42mmol)に加えた。室温で4時間撹拌後、その溶液を濃縮し、そして残留物を、DMF(2mL)およびピリジン(0.095mL,1.17mmol)中に溶解させ、その溶液を0℃に冷却した。プロピオン酸無水物(0.065mL,0.51mmol)を溶液に加え、混合物を室温に暖め、2時間撹拌した。その溶液を、酢酸エチルおよび2.5%水性NaHCOで希釈し、層を分離し、水性相を追加の酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン中の0〜2%メタノール)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量0.14g(86%)
Figure 2006522791
実施例59の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシドチアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル
Figure 2006522791
THF(10mL)中の((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.19g,0.43mmol,1当量)の溶液に、CHCOH(AcOH中32%,0.27mL,1.3mmol,3.0当量)を加えた。その反応混合物を23℃で90分間撹拌後、水性Naで希釈し、酢酸エチルで3回抽出した。合わせた有機抽出物を、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカの短パッドを介して酢酸エチルを用いて通過させ、濾液を濃縮して、標題化合物を与えた。
収量0.19g(95%)。
Figure 2006522791
実施例60.
2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
過酢酸(0.075mL,0.36mmol)を、THF(1.0mL)中の2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(50mg,0.12mmol)の溶液に加え、4℃で3時間撹拌した。その溶液に、飽和Naを加え、THFをロータリーエバポレーターで除去した。溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。分取用TLC(5%メタノール/10%アセトニトリル/ジクロロメタン)は、標題化合物を与えた。
収量30mg(56%)。
Figure 2006522791
実施例60の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
トリフルオロ酢酸(1.5mL)を、ジクロロメタン(10mL)中の((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.242g,0.57mmol)の溶液に加えた。室温で1時間撹拌後、その溶液を濃縮し、DMF(6mL)中に溶解させた。この溶液に、2,2−ジフルオロプロパン酸(94mg,0.85mmol)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(0.4mL,2.28mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.11mg,0.85mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.16g,0.85mmol)を加え、その混合物を室温で24時間撹拌した。次に、溶液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。標題化合物を、分取用TLC(5%メタノール/ジクロロメタン)によって得た。
収量60mg(25%)。
Figure 2006522791
実施例61.
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド
Figure 2006522791
水(3.0mL)中の過ヨウ素酸ナトリウム(0.27g,1.2mmol)の溶液を、メタノール(9mL)中のN−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド(0.30g,0.75mmol)の懸濁液に加え、4℃で24時間撹拌した。得られた懸濁液を、クロロホルムを用いて濾過し、濾液を濃縮した。得られた溶液を、水で希釈し、クロロホルムで抽出した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(0〜4%メタノール−10%アセトニトリル−ジクロロメタン)による精製は、標題化合物を、スルホキシドジアステレオマー(約1:1の比率)の分離可能な混合物として与えた。
収量(両異性体の合計)0.152g(49%)。
MS(m/z):[M+H]=411
低Rf(「シン」)異性体:
Figure 2006522791
高Rf(「アンチ」)異性体:
Figure 2006522791
実施例61の製造のための中間体は、次のように合成した。
I.N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド
Figure 2006522791
トリフルオロ酢酸(1.5mL)を、ジクロロメタン(13mL)中の((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.32g,0.75mmol)の溶液に加えた。室温で1時間撹拌後、その溶液を濃縮し、ジクロロメタン(15mL)中に溶解させた。溶液を0℃に冷却し、そしてトリエチルアミン(0.52mL,3.75mmol)およびシクロプロピルカルボニルクロリド(0.082mL,0.9mmol)で処理した。0℃で60分間撹拌後、溶液をジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、標題化合物を得、それを次の反応に直接的に用いた。
収量0.30g(>95%)。
実施例62.
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド
Figure 2006522791
過酢酸(0.16mL,0.73mmol)を、THF(2.4mL)中のN−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド(0.10g,0.24mmol)の溶液に加え、4℃で2時間撹拌した。その溶液に、飽和Naを加え、THFを真空中で除去し、そして溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。分取用TLC(5%メタノール/ジクロロメタン)は、標題化合物を与えた。
収量98mg(96%)。
Figure 2006522791
実施例63.
エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(プロパノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2,6−ジフルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド
Figure 2006522791
トリメチルシリルイソシアネート(0.26mL,1.64mmol)を、ジクロロメタン(8mL)およびトリエチルアミン(0.17mL,1.23mmol)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.3g,0.82mmol)の溶液に加え、室温で16時間撹拌した。その反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、そして2.5%NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。分取用TLC(5%メタノール/10%アセトニトリル/ジクロロメタン)による精製は、標題化合物を与えた。
収量0.10g(30%)。
Figure 2006522791
実施例63の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル
Figure 2006522791
4−[エキソ−(2R,3S)−2,3−ビス(メタンスルホニルオキシメチル)シクロプロピル]−3,5−ジフルオロフェニルカルバミン酸ベンジル(5g,9.74mmol)を、p−メトキシベンジルアミン(19mL,146.1mmol)中に溶解させ、室温で16時間撹拌した。その反応混合物を、酢酸エチルで希釈し、0.1N HCl、希NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。標題化合物を、カラムクロマトグラフィー(0〜50%酢酸エチル/ヘキサン/0.1%トリエチルアミン)によって単離した。
収量3.7g(82%)。
Figure 2006522791
II.((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル
Figure 2006522791
リチウム tert−ブトキシド溶液(13.94mLの1.0M THF溶液,13.94mmol)を、DMF(3.9mL)中の3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(2.7g,5.81mmol)および(S)−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)カルバミン酸 tert−ブチルエステル(1.54g,7.32mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。その溶液を室温に暖め、16時間撹拌した。その反応混合物に、飽和水性塩化アンモニウム、HOおよびブラインを加えた。その溶液をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。粗製残留物を、カラムクロマトグラフィー(0〜50%酢酸エチル/ヘキサン/0.1%トリエチルアミン)によって精製して、標題化合物を与えた。
収量2.4g(78%)。
Figure 2006522791
III.N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
塩酸(30mLのジオキサン中4.0M溶液)を、ジオキサン(25mL)中の((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(2.4g,4.57mmol)の溶液に加えた。室温で90分間撹拌後、その溶液を濃縮し、そして残留物を、ピリジン(1.5mL,18.3mmol)およびジクロロメタン(50mL)中に溶解させた。プロピオン酸無水物(1.18mL,9.14mmol)を溶液に加え、混合物を室温で60時間撹拌した。次に、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。標題化合物を、カラムクロマトグラフィー(0〜5%MeOH/ジクロロメタン/0.1%トリエチルアミン)によって単離した。
収量1.62g(74%)
Figure 2006522791
IV.N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
クロロギ酸1−クロロエチル(0.31mL,2.88mmol)を、ジクロロメタン(6.0mL)およびトリエチルアミン(0.2mL,1.44mmol)中のN−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.7g,1.44mmol)の溶液に加え、その混合物を0℃で30分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、メタノール(6mL)中に溶解させ、還流しながら45分間加熱した。その反応混合物を濃縮して、標題化合物をその塩酸塩として与えた。この物質を、更に精製することなく、次の反応に直接的に用いた。
収量0.6g(>95%)
実施例64.
N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
水(1.5mL)中の水酸化リチウム(97mg,2.32mmol)の溶液を、THF/メタノール(8mL,1:1)中のN−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(アセトキシアセチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.18g,0.39mmol)の溶液に加え、室温で45分間撹拌した。反応混合物を濃縮し、ジクロロメタンで希釈し、0.1N HCl、2.5%NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。分取用TLC(5%メタノール/10%アセトニトリル/ジクロロメタン)による精製は、標題化合物を与えた。
収量0.12g(73%)
Figure 2006522791
実施例64の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(アセトキシアセチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド
Figure 2006522791
アセトキシアセチルクロリド(0.1mL,0.98mmol)およびN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド(0.3g,0.82mmol)を、トリエチルアミン(0.3mL,2.05mmol)およびジクロロメタン(15mL)中に溶解させ、0℃で45分間撹拌した。その反応混合物を、ジクロロメタンで希釈し、希NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。標題化合物を、分取用TLC(5%MeOH/10%アセトニトリル/ジクロロメタン)によって単離した。
収量0.18g(47%)
Figure 2006522791
実施例65.
エキソ−(1R,5S)−6−{2,6−ジフルオロ−4−[(5R)−2−オキソ−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−3−イル]フェニル}−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド
Figure 2006522791
クロロギ酸1−クロロエチル(0.067mL,0.62mmol)を、ジクロロメタン(1.5mL)およびトリエチルアミン(0.043mL,0.31mmol)中の(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン(0.15g,0.31mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。30分後、その溶液を濃縮し、メタノール(1mL)中に溶解させ、還流しながら45分間加熱した。その溶液を冷却し、濃縮して、(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オンを塩酸塩として与えた。この物質を、ジクロロメタン(6mL)およびトリエチルアミン(0.086mL,0.62mmol)中に溶解させた。トリメチルシリルイソシアネート(0.26mL,1.64mmol)を溶液に加え、室温で16時間撹拌した。その反応混合物をジクロロメタンで希釈し、溶液を2.5%NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。分取用TLC(10%メタノール/ジクロロメタン)による精製は、標題化合物を与えた。
収量35mg(28%)
Figure 2006522791
実施例65の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン
Figure 2006522791
リチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(4.3mLの1.0M THF溶液,4.3mmol)を、THF(4.3mL)中の3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニルカルバミン酸ベンジル(1g,2.15mmol)の冷却された(−78℃)溶液に加えた。90分後、その溶液に、R−グリシジルブチレート(0.33mL,2.36mmol)を加えた後、それを室温に加温し、36時間撹拌した。飽和水性塩化アンモニウム、HOおよびブラインを、反応混合物に加えた。その溶液を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、標題化合物を与え、それを更に精製することなく、次の反応に直接的に用いた。
II.(5R)−5−(アジドメチル)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン
Figure 2006522791
メタンスルホニルクロリド(0.16mL,2.1mmol)を、ジクロロメタン(10mL)およびトリエチルアミン(0.45mL,3.15mmol)中の3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(ヒドロキシメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン(0.9g,2.1mmol)の冷却された(0℃)溶液に加えた。0℃で45分間撹拌後、その溶液を、ジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濃縮した。この残留物を、DMF(5mL)中に溶解させ、アジ化ナトリウム(0.68g,10.5mmol)で処理し、70℃に16時間加熱した。その溶液を、酢酸エチルで希釈し、水およびブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。標題化合物を、カラムクロマトグラフィー(0〜2%メタノール/ジクロロメタン)によって単離した。
収量0.9g(94%)
Figure 2006522791
III.(5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン
Figure 2006522791
ジオキサン(40mL)中の(5R)−5−(アジドメチル)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−(4−メトキシベンジル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン(0.9g,1.98mmol)およびビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2,5−ジエン(0.43mL,3.95mmol)の溶液を、80℃で72時間撹拌した。その反応混合物を濃縮して、標題化合物を与え、それを更に精製することなく、次の反応に直接的に用いた。
実施例66.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]−2−ヒドロキシアセトアミド
Figure 2006522791
0℃でのMeOH(18mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]−2−ヒドロキシアセトアミド(1.23mmol,1当量)の冷懸濁液に、水性NaIO(5mLのHO中、140mg,0.65mmol,1.06当量)を加えた。もう一つのバッチのNaIO(20mg)を、その後48時間中に加えた。次に、反応混合物を、CHCl(300mL)で希釈し、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(10%CHCNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を二つの分離可能なジアステレオマーとして生じた。
収量(両異性体)0.07g(15%)。
MS(m/z):[2M+H]=765.2。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.49分。
高Rf(「アンチ」)異性体:
Figure 2006522791
低Rf(「シン」)異性体:
Figure 2006522791
実施例66の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]−2−ヒドロキシアセトアミド
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(10mL)中の((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.5g,1.23mmol,1当量)の懸濁液に、CFCOOH(1.5mL)を加えた。23℃で1.5時間撹拌後、溶媒を蒸発させ、そして残留物を、CHCl(25mL)中に溶解させ、0℃に冷却した。ジイソプロピルエチルアミン(5mL,28.8mmol,23.4当量)を加えた後、アセトキシアセチルクロリド(0.157mL,1.46mmol,1.2当量)を加えた。その反応混合物を、23℃で1.5時間撹拌し、CHCl(300mL)で希釈し、洗浄し(水性NaHCO、HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させて、標題化合物をそのアセトキシアセトアミドとした。この物質を、更に精製することなく、次の工程に直接的に用いた。23℃でのMeOH(12mL)およびTHF(12mL)中のアセトキシ中間体(推定1.23mmol,1当量)の溶液に、水性LiOH(12mLのHO中、270mg,6.43mmol,5.25当量)を加えた。23℃で16時間撹拌後、その溶液を0.5M HClで希釈し、CHCl(3x100mL)で抽出した。合わせた有機層を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させて、標題化合物(0.22g)を生じ、それを次の工程に直接的に用いた。
実施例67.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]−2−ヒドロキシアセトアミド
Figure 2006522791
0℃でのTHF(10mL)中のN−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]−2−ヒドロキシアセトアミド(63mg,0.165mmol,1当量)の懸濁液に、CHCOH(AcOH中32%,0.1mL,0.48mmol,3.0当量)を加えた。その反応混合物を、23℃で60分間撹拌後、追加のCHCOH(AcOH中32%,0.2mL,0.96mmol,6.0当量)およびMeOH(4mL)を加えた。更に1時間撹拌後、反応混合物をCHCl(200mL)で希釈し、その溶液を洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(10%CHCNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.41g(62%)。
MS(m/z):[M+H]=399。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.66分。
Figure 2006522791
実施例68.
2−シアノ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
0℃でのMeOH(18mL)中の2−シアノ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(1.23mmol,1当量)の冷懸濁液に、水性NaIO(5mLのHO中、275mg,1.29mmol,1.05当量)を加えた。もう一つのバッチのNaIO(40mg)を、その後48時間中に加えた。次に、反応混合物を、CHCl(300mL)で希釈し、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(10%CHCNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、所望の化合物を生じた。
収量(両異性体)0.174g(36%)。
MS(m/z):[M+H]=392。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.53分。
高Rf(「アンチ」)異性体:
Figure 2006522791
低Rf(「シン」)異性体:
Figure 2006522791
実施例68の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.2−シアノ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
23℃でのCHCl(10mL)中の((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(0.5g,1.23mmol,1当量)の懸濁液に、CFCOOH(1.5mL)を加えた。23℃で1.5時間撹拌後、溶媒を蒸発させ、そして残留物を、DMF(15mL)中に溶解させ、0℃に冷却した。その溶液に、シアノ酢酸(135mg,1.59mmol,1.3当量)、HOBT(248mg,1.84mmol,1.5当量)、EDCI(408mg,2.13mmol,1.74当量)およびDIEA(4.26mL,24.5mmol,20当量)を加えた。反応混合物を23℃で17時間撹拌後、CHCl(300mL)で希釈した。次に、その溶液を洗浄し(NaHCO、HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させて、標題化合物を生じ、それを更に精製することなく、次の工程に直接的に用いた。
実施例69.
2−シアノ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
0℃でのTHF(8mL)およびMeOH(4mL)中の2−シアノ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(119mg,0.3mmol,1当量)の懸濁液に、CHCOH(AcOH中32%,0.32mL,1.52mmol,5.0当量)を加えた。その反応混合物を、23℃で90分間撹拌後、CHCl(200mL)で希釈した。この溶液を、洗浄し(HO、ブライン)、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。粗生成物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、(10%CHCNを含有する)塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.115g(94%)。
MS(m/z):[M+H]=408。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.86分。
Figure 2006522791
実施例70.
2−シアノ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
水(2.4mL)中の過ヨウ素酸ナトリウム(0.13g,0.64mmol)の溶液を、メタノール(7mL)中の2−シアノ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.23g,0.58mmol)の懸濁液に加え、4℃で48時間撹拌した。得られた懸濁液を、クロロホルムを用いて濾過し、濾液を濃縮した。得られた溶液を水で希釈し、クロロホルムで抽出した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(0〜5%メタノール−10%アセトニトリル−ジクロロメタン)による精製は、標題化合物を、スルホキシドジアステレオマー(約1:1の比率)の分離可能な混合物として与えた。
収量(両異性体の合計)0.072g(30%)。
MS(m/z):[M+Na]=432
低Rf(「シン」)異性体:
Figure 2006522791
高Rf(「アンチ」)異性体:
Figure 2006522791
実施例70の合成のための中間体は、次のように製造した。
I.(5S)−5−(アミノメチル)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン
Figure 2006522791
トリフルオロ酢酸(2.5mL)を、ジクロロメタン(25mL)中の((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチルカルバミン酸 tert−ブチル(1.0g,2.34mmol)の溶液に加えた。室温で1時間撹拌後、その溶液を濃縮して、標題化合物を黄色固体として得、それを次の反応に直接的に用いた。
収量1.1g(99%)。
II.2−シアノ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
シアノ酢酸(73mg,0.86mmol)および(5S)−5−(アミノメチル)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−1,3−オキサゾリジン−2−オン(0.25g,0.57mmol)を、ジイソプロピルエチルアミン(1mL,5.7mmol)およびジクロロメタン(11mL)中に溶解させた。1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.11mg,0.86mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.16g,0.86mmol)を、その溶液に加え、室温で18時間撹拌した。その溶液をジクロロメタンで希釈し、飽和NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機相を乾燥させ(MgSO)、濾過し、濃縮して、標題化合物を得、それを次の反応に直接的に用いた。
収量0.2g(89%)。
実施例71.
2−シアノ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
過酢酸(0.040mL,0.19mmol)を、THF(1.0mL)中の2−シアノ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(26mg,0.064mmol)の溶液に加え、4℃で4時間撹拌した。飽和Naを、その溶液に加え、THFを真空中で除去し、そして得られた溶液を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濃縮した。分取用TLC(5%メタノール/10%アセトニトリル/ジクロロメタン)は、標題化合物を与えた。
収量24mg(88%)。
Figure 2006522791
実施例72.
N−{[((5S)−3−(4−{エキソ−(1R,5S)−3−[アミノ(イミノ)メチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−3−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル]メチル}アセトアミド
Figure 2006522791
23℃でのDMF(4.0mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.13g,0.39mmol,1当量)および1,3−ビス(ベンジルオキシカルボニル)−2−メチル−2−チオプソイド尿素(181mg,0.505mmol,1.3当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.22mL,1.58mmol,4.0当量)を加えた後、銀トリフラート(140mg,0.54mmol,1.4当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で60分間撹拌し、CHCl(200mL)で希釈し、セライトを介して濾過した。その濾液を、飽和水性NaHCO、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。残留物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜5%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、所望の化合物をその保護されたビスベンジルカルバメートの形態で生じた。この物質(200mg,0.31mmol)を、メタノール(20mL)および塩化メチレン(10mL)中に23℃で溶解させた。次に、10%Pd/C(100mg)を加え、その反応混合物を、水素雰囲気下において同温度で1.5時間撹拌した。反応混合物を、セライトを介してメタノールを用いて濾過した。溶媒を蒸発させ、そして残留物を、4.0M HCl/ジオキサン(0.3ml)およびHO(10.0mL)の混合物中に溶解させた。EtOAcで抽出した後、水溶液を凍結乾燥させて、所望の化合物をHCl塩として生じた。
収量120mg(95%)。
Figure 2006522791
実施例73.
エキソ−(1R,5S)−N’−シアノ−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−N−メチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシミドアミド
Figure 2006522791
23℃でのDMF(4.0mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.10g,0.3mmol,1当量)およびS−メチルN−シアノ−N’−メチルカルバミミドチオエート(metylcarbamimidothioate)(50mg,0.39mmol,1.3当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.17mL,1.2mmol,4.0当量)を加えた後、銀トリフラート(100mg,0.39mmol,1.3当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で60分間撹拌し、CHCl(200mL)で希釈し、セライトを介して濾過した。その濾液を、飽和水性NaHCO、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。残留物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜10%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.41g(33%)。
MS(m/z):[M+H]=415。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.84分。
Figure 2006522791
実施例74.
エキソ−(1R,5S)−N’−シアノ−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシミドアミド
Figure 2006522791
N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.110g,0.33mmol,1当量)およびNaN(CN)(60mg,0.67mmol,2.0当量)の23℃での固形混合物に、n−BuOH(5.0mL)を加えた後、1.0M HCl(0.67mL,0.67mmol,2.0当量,4.0M HCl/ジオキサンおよびn−BuOHより作られる)を加えた。その反応混合物を、2時間還流させ、23℃に冷却し、CHCl(200mL)で希釈し、飽和水性NHCl、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾固させた。残留物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜10%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、標題化合物を生じた。
収量0.48g(36%)。
MS(m/z):[M+H]=401。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.80分。
Figure 2006522791
実施例75.
N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−((E)−1−{メチルアミノ}−2−ニトロビニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
Figure 2006522791
23℃でのDMF(5.0mL)中のN−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド(0.09g,0.27mmol,1当量)およびN−メチル−1−(メチルチオ)−2−ニトロエテンアミン(52mg,0.35mmol,1.3当量)の溶液に、トリエチルアミン(0.15mL,1.1mmol,4.0当量)を加えた後、銀トリフラート(90mg,0.35mmol,1.3当量)を加えた。その反応混合物を、同温度で90分間撹拌し、CHCl(200mL)で希釈し、セライトを介して濾過した。その濾液を、飽和水性NaHCO、HO、ブラインで洗浄し、乾燥させ(NaSO)、濾過し、蒸発乾燥させた。残留物を、シリカゲルカラム上のクロマトグラフィーにより、塩化メチレン中の0〜10%メタノールの極性が増加する勾配で溶離して精製した。関係のある画分を一緒にして、所望の化合物を生じた。
収量0.55g(47%)。
MS(m/z):[M+H]=434。
HPLC(SYMMETRY C18 3.5μM,4.6x30mmカラム;0.1%TFAを含む2%〜98%MeCNで5分間にわたる勾配溶離;2mL/分速度):保持時間=1.64分。
Figure 2006522791

Claims (14)

  1. 式I
    Figure 2006522791
    [式中、Aは、構造i、ii、iiiまたはiv
    Figure 2006522791
    であり、式iii中の破線は、任意の二重結合を示し;
    nは、0または1に等しい整数であり;
    Yは、−SO−、−O−または−N(R)−であり;mは、0、1または2に等しい整数であり;
    Zは、−C(=Q)R、−NHC(=Q)R、−C(=Q)NHR、−NHC(=NCN)R、−NHC(=NNO)R、−SO、−NH−、−NH−het、−O−het、−S−hetまたは−hetであり;
    Qは、酸素または硫黄であり;
    Wは、−CH−、−C(=O)−、−C(=NOH)−または−C(=NOC1−4アルキル)−であり;
    は、−H、OH、−NH、−NHC1−4アルキル、−C1−4アルキル、−C2−4アルケニル、−(CHC(=O)C1−4アルキル、−OC1−4アルキル、−SC1−4アルキル、−(CH3−6シクロアルキル、−CH=CH−アリール、−CH=CH−het、−CHC(=O)−アリールまたは−CHC(=O)−hetであり;
    およびRは、独立して、−Hまたは−Fであり;
    およびRは、独立して、−H、−Cl、−F、−CH、−NHまたは−OHであり;
    およびRは、独立して、−Hまたは−C1−4アルキルであり;
    は、独立して、−H、−OH、−CN、−NR10、−C1−4アルキル、−C3−6シクロアルキル、−C1−4ヘテロアルキル、−アリール、−het、−C1−4アルキルNR10、−(CHC(=O)C1−4アルキル、−(CHC(=O)C3−6シクロアルキル、−(CHC(=O)C1−4ヘテロアルキル、−C(=O)H、−(CHC(=O)OR、−C(=O)(CHOR、−(CHC(=O)C1−4アルキルOR、−(CHC(=O)NR10、−(CHC(=O)NROR10、−(CHCH(=NOC1−4アルキル)、−(CHC(=O)het、−C(=O)(CHhet、−(CHC(=NOC1−4アルキル)C1−4アルキル、−(CHC(=NOC1−4アルキル)het、−(CH−SO−C1−4アルキル、−(CH−SO−NR10−(CH−SO−het、CONHRまたは(R11=)C−NR1212であり;
    およびR10は、各々独立して、−H、−C1−4アルキル、−C3−6シクロアルキル、−アリール、−het、−C(=O)C1−4アルキル、−C(=O)NHC1−4アルキル、−C(=O)アリール、−C(=O)het、−SO1−4アルキルまたは−SONHであり;
    11は、−NH、−NCNまたは−CHNOであり;
    12は、各々独立して、HまたはC1−3アルキルであり;
    pは、0、1または2に等しい整数であり;
    各場合において、−C1−4アルキルまたは−C3−6シクロアルキルは、1〜3個のハロ基、ヒドロキシ基、−CN基、−OC1−2アルキル基、アリール基または複素環式基で、場合により置換されていて;
    但し、Yが−O−または−SO−である場合、Wは−CH−である]
    を有する化合物またはその薬学的に許容しうる塩。
  2. Aが、構造i
    Figure 2006522791
    の光学配置である、請求項1に記載の化合物。
  3. がC1−4アルキルである、請求項2に記載の化合物。
  4. が、H、メチル、ジフルオロメチル、エチル、2−フルオロエチルまたは2,2−ジフルオロエチルから成る群より選択される、請求項2に記載の化合物。
  5. およびRが、独立して、HまたはFである、請求項2に記載の化合物。
  6. およびRがHである、請求項2に記載の化合物。
  7. WがCHである、請求項3に記載の化合物。
  8. (1) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (2) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (3) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (4) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (5) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (6) 2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]エタンチオアミド、
    (7) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸メチル、
    (8) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ホルミル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (9) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−((2S)−2,3−ジヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (10) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド、
    (11) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−{[(2,2−ジフルオロエタンチオイル)アミノ]メチル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド、
    (12) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (13) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (14) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (15) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (16) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (17) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (18) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (19) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (20) (5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド、
    (21) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (22) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ホルミル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (23) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(プロパノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド、
    (24) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(プロパノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−メチルカルボキサミド、
    (25) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(プロパノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−エチルカルボキサミド、
    (26) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (27) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−メトキシアセチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (28) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−((2S)−2,3−ジヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (29) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−(S)−ヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (30) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−シクロプロパンカルボニル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (31) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (32) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (33) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(3,3,3−トリフルオロ−2−(S)−ヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (34) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ジフルオロアセチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (35) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−アミノアセチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (36) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−アセチルアミノアセチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (37) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(イソキサゾール−5−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (38) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1H−ピラゾール−3−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (39) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1H−イミダゾール−4−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (40) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1H−ピラゾール−4−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (41) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(テトラヒドロフラン−2−(R)−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (42) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(テトラヒドロフラン−2−(S)−カルボニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (43) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(ピリミジン−2−イル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (44) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2H−テトラゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (45) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (46) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−フルオロエチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (47) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−ヒドロキシエチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (48) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−(2−シアノエチル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (49) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ジメチルアミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (50) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (51) N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (52) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド、
    (53) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド、
    (54) 2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (55) 2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (56) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロブタンカルボキサミド、
    (57) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロブタンカルボキサミド、
    (58) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (59) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (60) 2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (61) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド、
    (62) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]シクロプロパンカルボキサミド、
    (63) エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(プロパノイルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2,6−ジフルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド、
    (64) N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド、
    (65) エキソ−(1R,5S)−6−{2,6−ジフルオロ−4−[(5R)−2−オキソ−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−3−イル]フェニル}−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド、
    (66) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]−2−ヒドロキシアセトアミド、
    (67) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]−2−ヒドロキシアセトアミド、
    (68) 2−シアノ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (69) 2−シアノ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (70) 2−シアノ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (71) 2−シアノ−N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド、
    (72) N−{[((5S)−3−(4−{エキソ−(1R,5S)−3−[アミノ(イミノ)メチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル}−3−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル]メチル}アセトアミド、
    (73) エキソ−(1R,5S)−N’−シアノ−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−N−メチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシミドアミド、
    (74) エキソ−(1R,5S)−N’−シアノ−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキシミドアミド、または
    (75) N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−((E)−1−{メチルアミノ}−2−ニトロビニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド
    である、請求項1に記載の化合物。
  9. N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    2,2−ジフルオロ−N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]エタンチオアミド;
    エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボン酸メチル;
    N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−ホルミル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−((2S)−2,3−ジヒドロキシプロパノイル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−[(アセチルアミノ)メチル]−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド;
    エキソ−(1R,5S)−6−(4−{(5S)−5−{[(2,2−ジフルオロエタンチオイル)アミノ]メチル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}−2−フルオロフェニル)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−カルボキサミド;
    N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    (5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−N−エチル−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−N−(2−フルオロエチル)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−N−エチル−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−N−メチル−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
    N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
    N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
    N−[((5S)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
    N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
    N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
    N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
    N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]プロパンアミド;
    (5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
    (5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
    (5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3−フルオロフェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
    (5R)−3−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
    (5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
    (5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−グリコロイル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
    (5R)−3−{3−フルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
    (5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[エキソ−(1R,5S)−3−オキサビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン;
    N−[((5S)−3−{3−フルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    N−[((5S)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル)メチル]アセトアミド;
    (5R)−3−{3−フルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (5R)−3−{3,5−ジフルオロ−4−[(1S,5R,6R)−2−オキソ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]フェニル}−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−カルボキサミド;
    (1S,5R,6R)−6−{2−フルオロ−4−[(5R)−2−オキソ−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−3−イル]フェニル}−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−オン;
    (1S,5R,6R)−6−{2,6−ジフルオロ−4−[(5R)−2−オキソ−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−3−イル]フェニル}−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−2−オン;
    N−{[4−{4−[エキソ−(1R,5S)−3,3−ジオキシド−3−チアビシクロ[3.1.0]ヘキサ−6−イル]−3,5−ジフルオロフェニル}−5−オキソイソキサゾール−2(5H)−イル]メチル}アセトアミド;および
    それらの薬学的に許容しうる塩から成る群より選択される化合物。
  10. 哺乳動物の微生物感染症の処置方法であって、該哺乳動物に、有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
  11. 前記請求項1に記載の化合物を、哺乳動物に経口的、非経口的、経皮的、または局所的に、医薬組成物で投与する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記化合物を、約0.1mg/kg体重/日〜約100mg/kg体重/日の量で投与する、請求項10に記載の方法。
  13. 前記化合物を、約1mg/kg体重/日〜約50mg/kg体重/日の量で投与する、請求項10に記載の方法。
  14. 請求項1に記載の化合物および薬学的に許容しうる担体を含む医薬組成物。
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