JP2006521993A - ガラス本体及び測定プローブの処理方法及び処理装置 - Google Patents

ガラス本体及び測定プローブの処理方法及び処理装置 Download PDF

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Abstract

本発明による方法及び装置(1)は、多層ガラス本体特に化学センサー又は測定プローブのためのガラス膜(25)を備えたガラス本体(20)を処理する機能を果たし、該方法及び装置においては、内側管(21)の少なくとも1つの壁又は一部分が融着されるべきであり、融着が第1のチャンバ(192)を閉塞する目的を有することができる。本発明に従って、放射線エネルギを吸収する機能を果たすガラス要素(286)は、融着されるべき内側管(21)の壁又は内側管の一部分(210)の近くに挿入される。ガラス部材(286)は、少なくとも1つのエネルギ放射器(17)の放射線エネルギに曝され、それによって、ガラス要素(286)と前記内側管(21)の壁又は一部分(210)とが相互に融着される。

Description

発明の分野
本発明は、多層ガラス本体を処理する方法及び装置に関し、更に、請求の範囲1,10,16及び18の各々の総括的な部分に記載されているガラス本体及びガラス本体を備えた測定プローブに関する。
本発明は、特に、測定要素を備え且つ特に例えば下に示すMettler−Toleo GmbH,CH−8902 Urdorfの製品説明書に記載されている種類のpH電極における化学センサー用に使用されるガラス本体を処理する方法及び装置に関する。
[1]“Low−maintenace pH electrodes and systems/低メンテナンス性のpH電極及び装置”2002年9月;[2]“InPro 2000 pH−Electroden mit Flussigelertrolyt und intesgriertem Temperaturfuhler”(InPro 2000 pH electrodes with fluid electrolyte and integrated temperature sensor/液体電解質及び一体化された温度センサーを備えたインプロ2000pH電極),2000年10月;又は[3]“Inpro 3200(SG)pH−Electroden mit Gelelektrolyt und integriertem Temperaturfuhler”(InPro 2000 pH electrodes with gel electrolyte and integrated temperature sensor/ゲル電解質及び一体化された温度センサーを備えたインプロ2000pH電極)2002年1月
組み合わせ電極として形成され且つガラス電極及び基準電極を含んでいるpH電極の原理的な構造は、上記[2]及び[3]ばかりでなく添付図1にも示されている。組み合わせ電極の設計概念の下においては、取り出しリード部材281を備えているガラス電極及び基準電極282を備えている基準電極は、結合されたユニットとして作られている。基準電極はガラス電極を包囲している。これらのpH電極の機能原理は、[4]実験的な構成を図示している図20.9に関するCharles E. Mortimer,“Chemie, Das Basiswissen der Chemie”第5版,Georg Thieme Verlag, NewYork 1987年,第337〜338頁に記載されている。
内側管内に囲繞され且つ薄肉ガラス半球又はガラス薄膜25で終端している第1のチャンバ291の内側においては、通常、銀/塩化銀からなる取り出しリード部材281が、規定されたpH値の溶液又はガラス薄膜25の内面と取り出しリード部材281との間の導電性接続を表す内部緩衝液271内に浸漬される(緩衝液に関しては、上記[4]の第292頁を参照)。
半透性のガラス薄膜25はpH感知性である。半透性ガラス薄膜25の面間に発生する電位は、試験された溶液のpH値又は測定されるべき他の物質のための直接的な測定値を表している。ナトリウムイオンNaか水素イオンHによって置換されるので、pH電極が測定されるべき物質内に浸透されると、ガラス薄膜25は、すぐに外側に面している側が膨潤し始める。内側は永久的に内部緩衝液271によって湿潤されているので、内側は常に膨潤状態である。内側緩衝液のpH値は通常はpH7すなわち中性レベルに設定されている。0.0001mm未満の深さを有する膨潤した表面層は、分散によって溶液の水素イオン及び内側緩衝液のイオンを吸収することができる。pH電極が内側緩衝液271と同じプロトン濃度を有する試験物質内に浸漬される場合には、内側緩衝液と試験物質との各々の電荷の差は理想的にはゼロに等しい。結局、この場合には、ガラス薄膜25の面間に電位が生じない。電位の欠如によって、試験物質が同様に7のpH値を有するという結論を引き出すことができる。試験物質が内側緩衝液271よりも多いか又は少ない電荷を有している場合には電位差が存在し、この電位差の極性は、試験物質における正電荷の余剰又は不足を表している。
取り出しリード部材281内に生じる電位は、基準電極282においてそれ自体が確立する電位と比較される。理想化された仮定の下では、基準電極282における電位は、試験物質内のイオン濃度に依存して一定のままである。2つの電位の差は、実際の測定信号を生じ、これは試験物質内のイオン濃度についての情報を提供する。
基準電極は、通常はKCl溶液である電解質272内に浸漬され且つイオン移動によって電解質に導電接続される。第2のチャンバ292の内側で内側管21の外壁と外側管22の内壁との間に囲繞されているKCl溶液272は、多孔質の別個の壁又は膜26を介してゆっくりと試験物質内へ拡散し、それによって試験物質に対する電気的な接続を確立する。膜26がKCl容器に対して流体透過性であることが重要であるけれども、一方、試験物質は、外部からKCl溶液272内へ移動せしめられない。このことは、例えば、KCl溶液272の頂面を試験物質の頂面よりも常に高く維持することによって防止することができる。更に、KCl溶液の外部への拡散は、内部電気抵抗を小さく保つために出来るだけ強くなければならない。このようにして、膜26は、KCl溶液272と、通常は異なるイオン濃度を有している試験物質との間の多孔質セパレータである。膜26は、一方では溶液がそれらのイオン濃度のレベルが等しくならないようにし、他方ではイオンの流れが膜を通過して流れる。
ガラス膜25は、その機械的な安定性を理想化するために半球形状に吹込成形されるのが好ましい例えば0.3乃至0.5mmの厚みを備えた球面ガラスによって構成されている。ガラスの組成は、72%SiO、22%NaO及び6%CaOであり、これは、例えば、対応量のSiO、NaCO、CaCOを溶融することによって得ることができる。
pH電極のガラス本体を形成する好ましい方法は、図2aに示されているように、ガラス膜25によって一端が閉塞される第1のチャンバ291と、リング状プレート23によって一端が閉じられている第2のチャンバ292とを形成するために、内壁がリングプレート23によって内側管21に結合されている外側管22を有している浸漬管2を使用することである。
ガラス膜25を形成するために、浸漬管2は溶融ガラス及び少量の溶融ガラスを含む坩堝内に導入され、図2bに示されているように、外側管22の下方の縁に付着している所謂ゴブ24が取り出される。ガス媒体の流入によって、溶融ガラスからなるゴブ24は、吹込成形されて薄膜の半球ガラス膜25とされ、それによって図2cに示されたガラス本体20が形成される。
図3aは、第1のチャンバ291が内側緩衝液271によって満たされ、取り出しリード部材281が取り付けられた図2cのガラス本体20を示している。取り出しリード部材281は、好ましくは圧締めされた結合部284によって、測定装置と係合する機能を果たすプラグ接点283に接続されている端子線285を備えている。もちろん、端子線285をこの測定器に接続するための他の方法も存在する。例えば、端子線285の接続部分は、ガラス本体20の外側へ取り出し且つ例えばはんだ付けによって接続することができる。
第1のチャンバ291と第2のチャンバ292とを相互に分離するためには、チャンバ291が内側緩衝液271で満たされ、取り出しリード部材281が取り付けられた後に、第1のチャンバ291を緊密にシールすることが好ましい。とりわけ、これは、例えばプラグ接点283を接続するときに内側緩衝液271の汚染を避ける役目を果たす。
図3bに図示されている従来技術の概念においては、外側管22の部品220は、内側管21を露出させて内側管21の部分210がバーナーによって加熱して相互に融着させることができるように取り外されている。このようにして、第1のチャンバ291は、内側管21の融着された部分210によって閉塞され、それによって、内側緩衝液271は漏洩を防止され且つ異物が入るのを防止される。
内側管が溶融された後に、外側管22の分離された部分は再び結合させる必要がある。再び結合される部分は精密に同軸状態に整合され、仕上げられたガラス本体20を備えたpH電極を例えばアーマチュアのような適当な容器内に精密嵌合状態で取り付けることができるようにする必要がある。
しかしながら、上記したガラス本体を製造する従来技術による方法、より特定すると測定素子を含んでいるガラス本体の内側管を融着する従来技術による方法は、かなりの費用によって且つ経験者によってのみ行うことができるものである。
内側管と外側管とを備えた流体電極を製造する方法及び装置は、CH 670 516に記載されており、この装置においては、内側管は溶液で満たされており、該溶液内に金属接点が浸漬されている。金属接点は、内側管から、流体を周囲空間から分離している気密シールされた閉塞部材内へと通過している。この方法は、内側管が選択された波長の電磁波を吸収するガラスからなり、外側管はこれと同じ波長の電磁波を吸収することなく透過させるように透明である点において区別される。気密な閉塞部材を製造するために、内側管は、適当に選択された波長で放射線照射されて融着閉止され、管自体が金属接点の周囲に溶融収縮する。
坩堝内で溶融ガラスから放出される熱が内側管の材料によって吸収され、それによって、例えば上記したリングプレートによる内側管と外側管との間の接合は緩くなり得る点で、内側管の溶融に先行するプロセスステップ、特に、膜を形成するステップにおいて生じる問題を提起し得る。CH 670 516 A5によれば、この問題は、内側管のための2つの異なるタイプのガラスを使用して解決することができ、この内側管の下方部分は外側管と同じタイプのガラスによって作られており、内側管の上方部分は、電磁波を吸収するタイプのガラスによって作られている。
2つのタイプのガラスによって作られているこの種の管は、製造に比較的費用がかかる。更に、溶融領域内でこの管が収縮するときに、管の壁と金属接点との間に不完全な閉塞が生じるという点で危険性が存在する。従って、上記の溶融方法は、厳密に予定された長さの時間を必要とする。更に、内側管の溶融の厳密な位置を制御するためには、放射線を右側の場所上に集光させるために複雑な光学的調整が必要である。
従って、本発明は、多層ガラス本体を処理するための改良された方法及び改良された装置を提供し、更に、この改良された方法によって製造されたガラス本体だけでなくガラス本体を備えた測定プローブを提供することをも目的とする。
特に、本発明は、多層ガラス本体を処理する改良された方法であって、ガラス本体内のチャンバが緊密に閉塞され得る低廉な方法を提供する改良された方法を提供することを目的としている。
更に、別の目的として、本発明は、製造が低廉であり且つ作動が容易であり、それによって、ガラス本体が好ましくは自動化された方法によって迅速且つ正確に仕上げることができる装置を提供することを目的としている。
上記の目的は、各々、請求項1,10,16及び18の特徴を備えた方法、装置、ガラス本体及び測定プローブを提供することによって達成される。本発明の更に発展させた有利な実施形態が付加的な請求項に記載されている。
本発明の方法及び装置は、多層ガラス本体特にガラス膜を有し且つ化学センサー又は測定プローブにおいて使用される種類のガラス本体を処理する方法であって、ガラス本体の少なくとも1つの壁又は内側管が部分的に溶融され第1のチャンバが溶融によって閉塞される方法においてある種のステップを行う機能を果たす。
本発明に従って、放射線エネルギを吸収する機能を果たす固体又は粉末形態のガラス要素は、融着されるべき壁部分又は内側管の領域内に挿入される。ガラス要素は、該ガラス要素が壁部分又は内側管部分と共に融着されるやり方で少なくとも1つの放射線エネルギ発生源によって照射される。
融着は、ガラス部材を液化し且つ変形させて、ガラス部材が面同士の接触を形成し、それによって、内側管又は壁の隣接部分を溶融してガラス部材と内側管又は壁とが相互に融着されるようにする。ガラス部材は、照射が開始される前に隣接する内側管部分と均質な接触状態にある必要がないので、ガラス部材は、問題なくガラス部材内に挿入し且つ正しく配置することができる。
上記の方法は、特に、pH電極において使用されるガラス部材の内側管を融着するという利点を有している。このタイプのガラス本体は、内側緩衝液で満たされており且つガラス膜によって一端が閉じられている第1のチャンバを内側管の内側に有している。本発明の方法においては、第1のチャンバは、内側管の一部分を融着することによって緊密にシールされる。外側管は、融着プロセス中は一部品のままである。
このプロセスにおいて溶融しない導電性リード端子と少なくとも1つのガラス部材とは、一緒に内側管内に挿入される。リード端子は、融着されるべきであり且つ内側緩衝液内に浸漬されている取り出しリード部材と第1のチャンバの外側の接点プラグとの間の接続を形成する内側管の部分内を通過する。リード端子は、ガラス本体に対してなされるプロセスステップ中に溶融されない例えば白金のような貴金属によって構成されるのが好ましい。
好ましくは、非溶融性の導電リード端子は、正しい位置決めを容易にするために、リング形状のガラス部材によって包囲されている。
本発明の好ましい概念に従って、放射線エネルギを吸収する役目を果たすガラス部材は、一体形態又は1以上の部品形態で又は粒子形態で存在する金属酸化物又は金属を含んでいる。この金属酸化物又は金属は、放射線エネルギ例えば赤外線に曝すか又は誘導エネルギ結合によって加熱される。
このようにして、エネルギ吸収ガラス要素を含んでいるガラス部材は、外側管の部分を切り取る必要なく処理することができる。
提案された方法においては、融着プロセスに亘って正しい制御及び融着領域に隣接した部品に作用する力を有することは必須である。例えば、内側管が2つに分離されること又はガラス本体の他の部分が害されることが阻止される必要がある。更に、融着プロセス中に単に緩く結合されたままである部品が相対的に捻られること(このことは、所望の機能又はガラス本体の外観にとって有害であるかも知れない)もまた阻止されることが必要である。
上記の問題を解決するためには、融着プロセスを受けるべきであるガラス本体の部品、例えば内側管は、融着プロセス中に溶融された材料によってのみ固定部品に結合される部品が軸線方向すなわち内側管の長手軸線に沿って動くことができるような方法で固定位置に保持される。従って、ガラス本体の全ての部品は軸線方向に整合したままである。本発明の概念は更に、例えば制限ストッパによって内側管の自由な部分の動きを所望の値に制限する手段を含んでいる。
本発明の概念はまた、融着プロセス中に規定された軸線に沿ってガラス本体を正確にガイドする構造をも含んでいる。
放射線エネルギを吸収する機能を果たすガラス要素は、均一に加熱されてガラス部材が液相にされた後に周囲の内側管が均一に接触せしめられるようになされているのが好ましい。これは、内側管を、融着プロセス中にガラス本体の溶融材料がリング形状の接点領域に沿って内側管に対して押圧されて、接触した部分が均一に加熱されるという効果を有している。
融着プロセス中に自由に動く浸漬管の部分の変位は、融着されるべきである内側管の部分内の位相変化を検知し且つエネルギ放射器をガラス本体特に内側管がわずかに必要とされるエネルギ量に曝されるようなやり方で制御するために有利に使用される。好ましくは、この構造は、内側管の自由な部分の変位を検知し且つ制御ユニットに信号を送る光学的センサー例えば光ゲート又はカメラを含んでいる。他の非光学的な原理に対して作用するセンサー、例えば容量センサーを使用することもまた可能である。
これと同じ光ゲートは更に、ガラス本体の位置決めのための基準線として使用することもできる。例えば、ガラス本体は、基準線まで下げられ且つ固定された値だけ実質的に持ち上げられて、エネルギ放射器の作動領域内に正しく位置決めされる。
光ゲートは、融着プロセス前の基準線として及び融着プロセス中の検知線として使用することができるように位置決めされるのが好ましい。もちろん、1以上の光ゲートを使用することもできる。
従って、本発明による装置は、モーターによって軌道上を摺動し、駆動され、制御されるステップを備えていて、ガラス本体がこれらのステップにおいて締結されることができ且つ少なくとも1つのエネルギ放射器によって放射される放射線エネルギがガラス本体内に挿入されたガラス部材と相互作用することができる作動範囲内へ動かされるようにすることが好ましい。本発明の方法は、簡単な構造の装置によって一般的で且つ主として自動化された方法によって行うことができる。
好ましい実施形態の説明
本発明の装置1及び本発明の方法の以下の説明は、図4乃至8に示されている例示的な実施形態に言及している。必須の各方法ステップは、符号A乃至Gによって特定されており且つ人差し指が伸ばされた手によって図面内で示されている。
図1は、公知の従来技術によるpH電極を図示しており、このpH電極は、端部が薄肉の球状ガラス膜25とされており且つ外側管22によって包囲されている内側管21内の内側緩衝液271に浸漬されている取り出しリード部材281を備えている。このpH電極の機能的原理は最初に説明された。本発明の方法によって更に処理するのに適しているガラス本体20の製造は図2a乃至2cを参考にして上記した。
ガラス本体20を処理する公知の従来技術による方法は、図3a及び3bを参考にして説明した。図3a及び3bにおいては、ガラス本体の第1のチャンバ291は内側緩衝液271によって満たされており、接点プラグ283に結合されている取り出しリード部材281が取り付けられている。図3bは、第1のチャンバ291が公知の従来技術の方法に従って内側管21を融着することによって閉塞された後の図3aのガラス本体20を図示している。
図4は、若干長くされた内側管21を備え、内側緩衝液271が内側管21を介して第1のチャンバ291内に注がれている図2cのガラス本体20を示している。取り出しリード部材281は、第1のチャンバ291内に挿入され、接続リード線2852の螺旋状部分288によって内側管21内に中心決めされている。接続リード線は、銀及び塩化銀からなり且つこの好ましい実施形態においては圧締めされた結合部284によって接点プラグに接続されているリード端子2851に接続されている。内側管21内で、リード端子2851は融着されるべき部分210内に位置決めされている。
貴金属(例えば白金)からなるリード端子2851は、放射線エネルギを吸収するように設計されているリング状のガラス部材286によって包囲されている。放射線吸収性ガラス部材286は、一体形状又は1以上の部品として又は粒子状で存在している金属酸化物又は金属例えば酸化鉄を含んでいる。この金属酸化物は、放射線エネルギ例えば赤外線に曝すこと又はガラス部材286を溶融させる誘導エネルギ結合によって加熱される。放射線エネルギに曝すことによって加熱することができる他の材料を使用することもできる。上記したように、1以上の放射線吸収性ガラス部材286を使用することもでき、放射線吸収性ガラス部材は粉末形態とすることもできる。ガラス部材286は、リード端子2851の近く又は接続リード線2852の近くに配置することができる。
赤外線によってガラスリングを融着する装置は、[6]米国特許6,354,901 B1によって知られている。ガラスリングの融着は、放電ランプ内に電極が導入される流通穴を閉塞する機能を果たす。この融着プロセスにおいては、ガラスリングは、放電ランプの開口部の定位置に設定され且つ融着されて、溶融材料は、放電ランプ自体のガラスを溶融することなく前記穴内に上方から垂直方向に流れることができる。
本発明によるガラス本体20の処理においては、ガラス本体は、ガラス部材286が必要とされる量の放射線エネルギに曝すことができるような方法で少なくとも1つのエネルギ放射器17(図6乃至8を参照のこと)の作動領域内へ入れられる。上記したように、融着プロセス及び融着領域に隣接している部品に作用する力が正しく制御されることは本発明の方法にとって必須である。このことは、図5乃至8に示されている本発明の装置1を使用することによって有利に達成される。
図5は、軌道レール12によってガイドされ且つ第1のモーター13によって駆動されるスライドステージ11と駆動主軸14とを備えている本発明の装置1の上方部分を示している。スライドステージ11上に取り付けられている第2のモーター15は、垂直方向下方に配向され且つスライドステージ1の軌道に平行に整合されている回転駆動軸16を有している。
図示された実施形態においては、回転軸16の直径は、図4に示されたガラス本体20の内側管21の内径に等しくされて、プロセスのステップAにおいて内側管が回転駆動軸16上を摺動することができるようになされている。もちろん、内側管21はまた、把持され且つその外面上に保持されることもできる。
図6及び7は、2つの図示されたエネルギ放射器17及び少なくとも1つの光ゲート53を備えたガイドブロック40(全てがハウジング10内に配置されている)を備えている装置1の下方部分を示している。プロセスのステップBにおいては、スライドステージ11は、ガラス本体20が、ガイドブロック40に結合されている中空のシリンダ41(断面図で示されている)内に十分深く挿入されるまで下げられて、ガラス本体20が光源51及び光センサー52(制御ユニット100に接続されている)によって形成されている光ゲート53を遮るようになされている(図8を参照)。
プロセスのステップBにおいては、光ゲート53は、スライドステージ11又はより特別にはガラス本体20が基準位置に達したことを制御ユニット100に指示する基準線機能を有している。このことは、制御ユニット100がスライドステージ11の動きを停止させ且つ後続のプロセスのステップCにおいて所定の距離だけこのステージを持ち上げてガラス本体20内の位置に設定されたガラス部材286がエネルギ放射器17の作動範囲内にあるようにさせるのを可能にする。このプロセスステップ(C)は、第2の光ゲート51’,52’,53’が図8に示されている適当な位置に配置されている場合には不要とされる。後者の場合には、ガラス本体は、プロセスのステップBにおいて第2の光ゲート51’,52’,53’へと下げられ、この方法はプロセスのステップDによって引き続き続けられる。第1及び/又は第2の光ゲート51,52,53;51’,52’,53’もまた非光学的センサー例えば容量センサーによって置き換えることができる。
本発明の好ましい実施形態の一部分である更なるプロセスのステップD(図7を参照)においては、第2のモーター15がオンされて、回転駆動軸16によって保持され且つ中空シリンダ41の内側空間42内へ延びているガラス本体20は回転状態に設定することができる。後続のプロセスのステップEにおいては、エネルギ放射器17もまた切り換えられ、それによって、ガラス部材286は加熱されて粘性の流れの位相に入り始める。回転動作によって生じる遠心力により、ガラス部材286の溶融した材料は、外方へ引っ張られ且つ融着されるべきである内側管21の部分210の内壁に対して押圧され、それによって、壁部分210は同様にして理想的には均一な方法で加熱され、これは、壁部分210を溶融させて端部部材2851に堅牢に付着させ且つ第1のチャンバ291上に緊密な閉塞を形成させる。
図8は、ガラス部材286と内側管21の周囲部分210とが相互に融着された後のガラス管20を図示しており、溶融された材料の粘性流の位相(プロセスのステップE)をも示している。この流れのプロセスは、加熱された内側管部分210を潰れさせる。内側管21の下方部分212及び浸漬管の残りの部分は粘性の結合によって緩く保持されているだけであるので、これらは垂直方向に下降するであろう。言い換えると、内側管21の上方部分211は回転駆動軸16上に固定保持されたままであり、一方、ガラス本体20の残りの部分を有する下方部分212は、第1のチャンバ291を閉塞しているガラス膜25が中空シリンダ41内へ下方から取り付けられたねじ45によって形成されている制限ストッパ(プロセスステップH)に接するまで下方に動く。適切な高さ設定に調整されると、ねじ45は、内側管が所望の長さの区画に沿ってのみ潰れ且つ2つに引き裂かれないという効果を有する。
溶融中の内側管21の潰れは、第1のチャンバ291の気密な閉塞の形成に必要な事前条件とみなされるべきではなく、従って、このことは、その緊密さに対しては重要度が低いことをここで述べておくべきであろう。この目的のために、ガラス部材286及び内側管21の壁の融着された部分210の融着は関連性がある。管の壁の潰れは、内側管21の下方部分212の下方への動きの結果である。種々の寸法の浸漬管20の製造に適した装置を作るためには、中空シリンダ41と該中空シリンダ内に着座せしめられているねじ45とは、必要とされる範囲で調整可能であるのが好ましい。例えば、中空のシリンダ41は、第1の上方のスライドステージ11に似た図6に示された軸線Xに沿って同様に動くことができる第2の下方のスライドステージ上に取り付けることができる。装置1の図示された実施形態においては、軸線Xは、垂直方向に延びているのが好ましいが、傾斜した軸線Xを備えた実施形態もまた考えられる。
ねじ45の端面451に接触する前に、ガラス本体20は光ゲート53を横切り(プロセスのステップG)、それによって、制御ユニット100は粘性の流れ状態を検知する。この時点で又は恐らくはプログラムされた遅れによって、エネルギ放射器17をオフに切り換えてガラス本体20の余分な加熱を避ける。
図8は更に、キーボードとディスプレイとを有し且つ電気接続101乃至104を介して2つのモーター13及び15、エネルギ放射器及び光ゲート51,52,53;51’,52’,53’と接続されている制御ユニット100を示している。ハウジング10が図示されている。ハウジング10は、融着プロセスを観察し且つ制御することができる保持ガラスの窓例えばフィルタパネルを有するドアを備えている。
以上、本発明の装置1及び本発明の方法を好ましい実施形態によって説明し且つ図示した。しかしながら、ここに教示された本発明の概念は、当業者が本発明の概念の更に別の変更例を実現できるようにするであろう。ここに示された装置1は、図示されたガラス本体の製造に適合している。しかしながら、必須の機能的な原理を知ることにより、本発明の装置1は、他のガラス本体の製造に適合させることもできる。本発明は、いくつかの場合には、ステップ又は動作が逆の順序又は方向で行われることを含んでいても良い。更に、装置1において実行される自動化のレベルは、用途が必要とする程度に従って選択することができる。
図示され且つ記載されたガラス本体は、化学センサー又は測定プローブに取り付けるように設計されている。自ずから明らかなように、本発明の方法はまた、他の如何なる多層ガラス本体の製造にも向いている。
もちろん、本発明による方法はまた、2以上のチャンバが閉塞されなければならないか又は壁間の2以上の融着された結合がなされなければならない多層ガラス本体を製造するために使用することもできる。この場合には、機能は、2以上の適切な形状とされたエネルギ吸収ガラス部材をガラス本体内に挿入することによって達成される。
接続リード線2852又は取り出しリード部材281及び融着プロセスにおいて溶融されないリード端子2851の代わりに、1以上の層内に内側管21の内面に適用される等価の金属導体2851’,2852’を使用することもまた可能である。
図1は、終端が薄肉の球状ガラス膜25とされ且つ外側管22によって包囲されている内側管21の内側の第1のチャンバ192内の内側緩衝液271に浸漬されている取り出しリード部材281を備えた公知のpH電極の概略構成図である。 図2aは、溶融ガラスのゴブ24を取り上げる前の好ましい構造の浸漬管の概略構成図である。 図2bは、ゴブ24を取り上げた後の図2aの浸漬管2の概略構成図である。 図2cは、ゴブ24によって作られたガラス部材によって閉塞されている第1のチャンバと、内側管21の外壁と外側管22の内壁とによって境界を定められている第2のチャンバ292とを備えたガラス本体20内に形成された後の図2の浸漬管の概略構成図である。 図3aは、チャンバ291が内側緩衝液271によって満たされ、接点プラグ283に結合されている取り出しリード部材281が取り付けられた後の図2cのガラス本体20の概略構成図である。 図3bは、公知の方法によって内側管21を融着することによって第1のチャンバ291が閉塞された後の図3aのガラス本体20の概略構成図である。 図4は、第1のチャンバ291が若干長くされた内側管21によって内側緩衝液271を充填され、取り出しリード部材281が取り付けられ、適切な形状とされた部分288によって中心決めされ、リング形状のガラス部材286によって包囲され且つ圧締めされた結合部284によって接点プラグ283に結合されているリード端子2851によって接点プラグ283に結合されている、図2cのガラス本体20の概略構成図である。 図5は、軌道レール12によってガイドされ且つ第1のモーター13及び主軸駆動装置14によって駆動されるスライドステージ11を備えた装置1の上方部分であって、第2のモーター15がスライドステージ11上に取り付けられており且つスライドステージ11のガイド軌道に平行に延びている回転軸16に結合されており、図4のガラス本体の内側管21が回転軸16によって保持されている、本発明の装置1の上方部分の概略構成図である。 図6は、エネルギ放射器17及びガイドブロック40を備え、少なくとも1つの光ゲート53に達する点まで下げられる中空のシリンダ41を含んでいる装置1の下方部分の概略構成図である。 図7は、ガラス本体20が、リング形状のガラス要素286が、続いて作動せしめられるエネルギ放射器17の放射領域の上方部分内に位置決めされる範囲内へ最少量だけ持ち上げられた後の装置1の下方部分の概略構成図である。 図8は、リング形状のガラス部材286と内側管21の隣接部分210とが相互に融着され、下方部分212が外側管22と共に下方に摺動せしめられ、それによって、エネルギ放射器17を切り換える機能を果たす光ゲート53を遮り、下方への動きが、下方から中空シリンダ内に取り付けられているねじ45によって停止せしめられている状態の装置1の下方部分の概略図である。
符号の説明
1 装置、 2 浸漬管、
11 スライドステージ、 12 軌道レール、
13 第1のモーター、 14 駆動主軸、
15 第2のモーター、 16 回転駆動軸、
17 エネルギ放射器、 19 保護ガラスパネルを備えたドア、
20 ガラス本体、 21 内側管、 22 外側管、
23 リングプレート、 24 ガラスのゴブ、 25 ガラス膜、
26 膜、 40 ガイドブロック、 41 中空シリンダ、
42 中空シリンダの内側空間、
51,52,53 第1の光ゲート、
51’,52’,53’ 第2の光ゲート、
100 制御ユニット、 101〜104 電気接続部、
210 内側管の融着された部分、
211 内側管21の上方部分、 212 内側管21の下方部分、
271 内側緩衝液、 272 KCl溶液、
281 取り出しリード部材、 285 端子線、
286 ガラス部材、 288 螺旋状部分、
291 第1のチャンバ、
292 第2のチャンバ、 451 ねじ45の端面、
2851 リード端子、 2852 接続リード線

Claims (18)

  1. ガラス本体(20)の内側において外側管(22)によって包囲されている少なくとも1つの壁の一部分上又は内側管(21)の一部分上において融着ステップが行われ、該融着ステップが第1のチャンバ(291)を閉塞する機能を果たすことができるようになされた、多層ガラス本体特にガラス膜(25)を備えたガラス本体(20)を処理するための方法であって、
    固体又は粉末状であり且つ放射線エネルギを吸収する機能を果たす少なくとも1つのガラス部材(286)が、融着されるべき壁又は内側管(21)の一部分(210)の近くに挿入され、前記ガラス部材(286)が、該ガラス部材(286)と前記内側管(21)の前記壁の又は前記内側管(21)の前記一部分(210)とが相互に融着されように少なくとも1つのエネルギ放射器(17)によって発生される放射線エネルギに曝されることを特徴とする、ガラス本体を処理する方法。
  2. 請求項1に記載のガラス本体を処理する方法であって、
    金属導電体(2851,2852;2851’,2852’)が前記壁の又は前記内側管(21)の近くに設けられており、前記導電体が前記壁又は前記内側管(21)に接着された線又は表面層の形態を有していることを特徴とするガラス本体を処理する方法。
  3. 請求項1又は2に記載のガラス本体を処理する方法であって、
    前記好ましいリング形状のガラス部材(286)と、融着ステップ中に溶融せず且つ好ましくは白金によって作られているリード端子(2851)とが、内側管(21)の一端が閉塞された後に内側管(21)内に挿入され、前記リード端子(2851)が、前記内側管(21)の融着されるべき部分(210)内を通過し且つ前記第1のチャンバ(291)を占めている媒体(271)内に浸漬された取り出しリード部材(281,2852)を、第1のチャンバ(291)の外側に配置されているコネクタ部品又は接点プラグ(283)に接触させていることを特徴とするガラス本体を処理する方法。
  4. 請求項1,2又は3のうちのいずれかに記載のガラス本体を処理する方法であって、
    放射線エネルギを吸収する機能を果たす前記ガラス部材(286)が、単部品として又は複数の部品として又は粒子形状で存在しており且つ赤外線又は誘導結合を介して放射線エネルギに曝されることによって加熱される金属酸化物又は金属例えば酸化鉄を含んでいることを特徴とするガラス本体を処理する方法。
  5. 請求項1,2,3又は4のうちのいずれかに記載のガラス本体を処理する方法であって、
    軌道レール(12)によってガイドされ且つモーターによって駆動されるスライドステージ(11)が設けられており、ガラス本体(20)が前記ガラス本体が当該ガラス本体の長手軸線の好ましくは垂直方向に整合された位置で前記スライドステージに取り付けられており、前記スライドステージ(11)が、前記放射線エネルギが前記ガラス部材(286)に対して作用することができる範囲内へ続いて動かされることを特徴とするガラス本体を処理する方法。
  6. 請求項5に記載のガラス本体を処理する方法であって、
    前記ガラス本体(20)の内側管(21)が前記スライドステージ(11)に取り付けられて、前記放射線エネルギが適用された後及びガラス部材(286)と内側管(21)の隣接部分(210)とが融着された後に、前記内側管(21)の溶融部分(210)のみによって保持されているガラス本体(20)の部品が、それ自体の重量によって、光ゲート(53)によって構成することができるセンサーによって下方向の動きが検知されるまで下方に引っ張られ、信号が制御ユニット(100)に送られ、該制御ユニットはエネルギ放射器(17)をオフに切り換える、ことを特徴とするガラス本体を処理する方法。
  7. 請求項5又は6に記載のガラス本体を処理する方法であって、
    内側管(21)の融着に先立って、ガラス本体(20)が光ゲート(53)の高さまで下げられ且つこれに続いて放射線エネルギが前記ガラス部材(286)に対する作用を有することができる範囲まで持ち上げられる、ことを特徴とするガラス本体を処理する方法。
  8. 請求項5,6又は7のうちのいずれかに記載のガラス本体を処理する方法であって、
    前記ガラス本体(20)が、移動可能に支持することができるガイドブロック(4)によって軸線方向にガイドされること及び/又は好ましくは前記ガラス本体(20)が前記光ゲート(53)を横切ることに続いて前記端部ストッパに合致するようになされている、ことを特徴とするガラス本体を処理する方法。
  9. 請求項5,6,7又は8のうちのいずれかに記載のガラス本体を処理する方法であって、
    前記ガラス本体(20)の内側管(21)が、前記スライドステージ(11)上に取り付けられているモーター(15)の回転駆動軸(16)に結合されており、当該回転駆動軸(16)は、前記スライドステージ(11)の動く方向に平行に整合されており、前記モーターは、ガラス部材(286)の加熱前及び加熱中に動くように設定されていることを特徴とするガラス本体を処理する方法。
  10. 多層ガラス本体特にガラス膜(25)を備えたガラス本体(20)を処理するために請求項1乃至9のうちのいずれか一項に記載のガラス本体を処理する方法を実施するための装置であって、
    前記ガラス本体の内側で、外側管(22)によって包囲されている少なくとも1つの壁の一部分又は内側管(21)の一部分に対して融着ステップが行われるようになされており、当該融着ステップが、第1のチャンバ(291)を閉塞する機能を果たすことができるようになされ、軌道レール(12)によってガイドされ且つモーターよって駆動されるスライドステージ(11)が設けられており、前記ガラス本体(20)が、前記ガラス本体の長手軸線の好ましくは垂直方向の向きで前記スライドステージ(11)に取り付けることができ、前記スライドステージ(11)は、少なくとも1つのエネルギ放射器(17)によって放射される放射線エネルギが前記ガラス本体(20)内の定位置に設定されたガラス部材(286)に対して作用することができる範囲内へ動かすことができるようになされている、ことを特徴とするガラス本体を処理する方法を実施するための装置。
  11. 請求項10に記載のガラス本体を処理する方法を実施するための装置であって、
    制御ユニット(100)と結合された少なくとも1つのセンサー好ましくはスライドステージ(11)の動作中に前記ガラス本体(20)が横切る光ゲート(51,52,53;51’,52’,53’)又は容量センサーが、手続ステップの制御のために設けられており、前記センサー又は光ゲート(51,52,53;51’,52’,53’)によって、前記スライドステージ(11)が、少なくとも1つのエネルギ放射器(17)によって放射される放射線エネルギが前記ガラス部材(286)に対して作用することができる範囲内で停止し又は該範囲内へ動くことができるようになされている、ことを特徴とするガラス本体を処理する方法を実施するための装置。
  12. 請求項11に記載のガラス本体を処理する方法を実施するための装置であって、
    好ましくはスライドステージ(11)の動く方向に直角に配向されている光ゲート(51,52,53;51’,52’,53’)が、ガラス部材(286)の加熱中にガラス本体(20)が光ゲートを横切るような形態で配置されていて、光ゲートが横切るとき又は若干の時間遅れでエネルギ放射器(17)が制御ユニット(100)によってオフに切り換えることができるようになされている、ことを特徴とするガラス本体を処理する方法を実施するための装置。
  13. 請求項11又は12に記載のガラス本体を処理する方法を実施するための装置であって、
    センサー又は少なくとも1つの光ゲート(51,52,53;51’,52’,53’)が備えられたガイドブロック(40)が設けられており、ガイドブロック(40)が、ガラス本体(20)を受け入れ且つ軸線方向にガイドする機能を果たし、前記ガイドブロックが、好ましくはその位置を変えることができる形態で支持されていることを特徴とするガラス本体を処理する方法を実施するための装置。
  14. 請求項13に記載のガラス本体を処理する方法を実施するための装置であって、
    前記ガイドブロック(40)内に端部ストッパ(45)が設けられており、当該端部ストッパは、好ましくは、ガラス本体(20)が前記光ゲート(53)を横切った後に続いて前記端部ストッパに当接するようになされている、ことを特徴とするガラス本体を処理する方法を実施するための装置。
  15. 請求項10乃至14のうちのいずれか一項に記載のガラス本体を処理する方法を実施するための装置であって、
    駆動モーター(15)が前記スライドステージ(11)上に配置されており、前記駆動モーターは、前記ガラス部材(286)の加熱前及び加熱中にオンに切り換えることができ、前記駆動モーターには、前記スライドステージ(11)の移動方向に平行に配向されている回転駆動軸(16)が設けられており、前記ガラス本体(20)の内側管(21)が前記回転駆動軸(16)に結合することができるようになされている、ことを特徴とするガラス本体を処理する方法を実施するための装置。
  16. 外側管(22)と内側管(21)とを備えたガラス本体(20)であって、前記内側管(21)の一部分が請求項1乃至9のうちのいずれか一項に従って融着されたガラス本体(20)。
  17. 請求項16に記載のガラス本体であって、
    前記ガラス本体(20)が、常に切り開かれるよりもむしろ一部品として残され次いで一緒に押し戻される外側管(22)を有しており、ガラス膜によって一方の側が閉塞されており且つ媒体(271)で満たされるように設計されている第1のチャンバ(291)を有しており、前記第1のチャンバ(291)は、前記融着された内側管(21)に結合されており、好ましくは白金によって作られているリード端子(2851;2851’)が、前記内側管の前記融着された部分(210)を通過しており、前記リード端子(2851;2851’)は、前記媒体内に延びている取り出しリード部材(281,2852)をチャンバの外側に配置されているコネクタ部品に接続し且つプラグ接点(283)として形成することができるようになされたガラス本体。
  18. 請求項16又は17に記載のガラス本体(20)を備えた測定チューブ。
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