JP2006521845A5

JP2006521845A5 -

Info

Publication number: JP2006521845A5
Application number: JP2006504412A
Authority: JP
Filing date: 2004-02-04
Publication date: 2007-03-22

Claims

椎間腔が、近接する椎体の終板（１２、１３）により規定され、さらに、椎体の終板の表面のうち、前額面において実質的に平坦な中央領域（２）に対して側方に延びる表面が、より大きく湾曲した端部領域（４）を有する頚椎の椎間腔のための椎間関節用人工装具であって、
椎体表面上に載置されることが予定された人工装具表面（１０，１１）の少なくとも１つが、上記端部領域（４）まで達する横方向の大きさを有し、
さらに、前額面において、上記人工装具表面（９，１１）の凸状部の曲率が、上記終板（１２，１３）の表面の、対応する曲率以上であることを特徴とする椎間関節用人工装具。
側方の端部領域（１０，１４，１７）における、頭尾方向の高さが、この部分に対応する椎間腔の高さと略同等であって、中央領域（８）における高さが、この部分に対応する椎間腔の高さより大きいことを特徴とする請求項１記載の椎間関節用人工装具。
上記人工装具の表面が、上記中央部分（８）においては、凹凸が設けられているが、上記端部領域においては、凹凸が設けられていないことを特徴とする請求項１又は２記載の椎間関節用人工装具。
上記人工装具表面が、上記中央領域（８）において、鋸歯状に形成されていることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の椎間関節用人工装具。
前額面における、上記人工装具の広がり方向に対する、下部人工装具表面（９）の端部領域（１０）の傾斜角（α）が、２０°以上であることを特徴とする請求項１又は２記載の椎間関節用人工装具。
上記人工装具の広がり方向に対する、上部人工装具表面（１１）の端部領域（１０）の傾斜角（β）が、少なくとも０°、好ましくは１０〜３０°であることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに記載の椎間関節用人工装具。
上記人工装具の幅長（１５）が、上記人工装具が上記椎間腔に存在する際の前後方向長さ（１６）の少なくとも１．５倍であることを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載の椎間関節用人工装具。
上記人工装具の特定の形状が、その背側領域に限定されていることを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載の椎間関節用人工装具。
椎間腔のための椎間関節用人工装具であって、上記椎間腔において、前額断に関して、その中央部分、即ち鉱化が殆どされない領域（２）における終板表面（１７）が、椎間腔の中間面（２０）から第１の距離（１８）の所にあり、
側方部分、即ちより強固に鉱化された端部領域（４）においては、椎間腔の上記中間面（２０）から第２の距離（１９）の所にあり、
そして、同様の前額断において、上記人工装具は、中央表面領域（８）を有し、さらに上記終板表面（１７）の中央領域（２）上に載置されることが予定された上記中央表面領域（８）が、その対応する中間平面（２０’）から第３の距離（２１）の所にあり、
上記終板表面（１７）の横方向端部領域（４）上に載置されることが予定された端部領域（１０）において、上記端部領域（１０）は、上記対応する中央平面（２０’）から第４の距離（２２）の所にあり、
上記第３の距離（２１）は、上記第４の距離（２２）より大きく、それらの差（２３）は、上記第１距離（１８）と上記第２距離（１９）との差（２４）以上であることを特徴とする請求項１〜８のいずれかに記載の椎間関節用人工装具。
カバープレートが、上記椎間腔の生まれながら備える表面を実質的に利用することができる大きさに決定され、当該カバープレートの少なくとも１つの表面が、上記カバープレートの広がり方向の主面と略平行に延びる中央領域を有し、且つ背側部分において、当該中央領域が、上記中央領域と比較して隆起した遷移表面と隣接することを特徴とする請求項１〜９のいずれかに記載の椎間関節用人工装具。
請求項１〜１０のいずれかに記載の人工装具を挿入するための装置セットであって、
上記装置セットは、少なくとも１つのヤスリ（５４）を備え、上記ヤスリ（５４）は、人工装具の形状を反映しており、上記椎体の表面を上記人工装具の形状と適合させることができ、
上記人工装具は、中央領域と端部領域とを備え、端部領域の少なくとも背面部分にて物質が実質的に取り除かれないように、上記人工装具が設計されていることを特徴とする装置セット。