JP2006520994A - 電子デバイスに使用するための可変抵抗ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリ(スチレンスルホネート) - Google Patents

電子デバイスに使用するための可変抵抗ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリ(スチレンスルホネート) Download PDF

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Abstract

例えばOLEDなどのエレクトロルミネセンスデバイスに使用するための可変抵抗PEDT/PSSバッファ層が提供される。別の実施形態によって、可変抵抗PEDT/PSSバッファ層を含むOLEDが提供される。さらに別の実施形態によって、キャストする前にPEDT/PSSの水溶液に補助溶剤を添加することによって、水溶液から基板上にキャストされるPEDT/PSS層の導電率を変化させる方法が開発された。

Description

本発明は、電子デバイス、例えば、有機発光ダイオードなどのピクセル化エレクトロルミネセンスデバイスの製造においての導電性ポリマーの使用に関する。
導電性ポリマーは最初は、20年以上前に研究者の注目をあつめた。従来の導電材料(例えば、金属)と比較してこれらのポリマーに関心が高まったのは主として、軽量、可撓性、耐久性および加工が容易である可能性などの要因のためであった。今日まで最も商業的に成功した導電性ポリマーはポリアニリンおよびポリチオフェンであり、様々な商品名で販売されている。
発光型ディスプレイに使用するためのエレクトロルミネセンス(EL)デバイスが最近、開発されたことで導電性ポリマーに対する関心が再び高まることとなった。導電性ポリマーを含有する有機発光ダイオード(OLED)などのELデバイスは概して、以下の構成を有する。
アノード/バッファ層/ELポリマー/カソード
アノードは典型的に、例えば、インジウム/スズ酸化物(ITO)などの半導性ELポリマーの、ほかの場合なら充填πバンドに正孔を注入する能力を有する任意の材料である。さらに、導電性ポリマーをアノードのために用いることができる。アノードは場合により、ガラスまたはプラスチック基板上に支持される。ELポリマーは典型的に、ポリ(パラフェニレンビニレン)またはポリフルオレンなどの共役半導電性ポリマーである。カソードは典型的に、半導性ELポリマーの、ほかの場合なら空πバンドに電子を注入する能力を有する、CaまたはBaなどの任意の材料である。
バッファ層は典型的に導電性ポリマーであり、アノードからELポリマー層中への正孔の注入を容易にする。バッファ層はまた、正孔注入層、正孔輸送層と呼ばれることもあり、または二層アノードの一部として特徴づけられる場合がある。バッファ層として使用される代表的な導電性ポリマーは、ポリアニリン(PANI)のエメラルジン塩の形またはスルホン酸でドープされたポリマージオキシチオフェンである。最も広範囲に用いられるジオキシチオフェンは、ポリスチレンスルホン酸でドープされたポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)であり、PEDT/PSSと略される。PEDT/PSSは、バイエル(Bayer)からバイトロン(Baytron)(登録商標)Pとして市販されている。
H.ベッカー(H.Becker)ら著、Adv.Mater.12、42(2000年)
PEDT/PSSは赤色、緑色、青色の有機発光ダイオード(RGB OLED)などのELデバイス中でバッファ層として使用するための主な候補になっている。しかしながら、RGB OLEDにおいてPEDT/PSSの広範囲にわたる使用を妨げる1つの要因は、デバイス性能を犠牲にしないでこの材料の導電率を制御することができないことである。例えば、アクティブマトリクスOLEDにおいて、より高い導電率を有するバッファ層が有用である場合がある。パッシブマトリクスデバイスにおいて、1センチ当たり約1.2×10−5ジーメンス(S/cm)の固有導電率を超えない導電率を有するPEDT/PSSの層が、ディスプレイのピクセル間のクロストークを最小にするために望ましい。非常に薄い層として使用することによって導電率を減少させることが可能である場合がある。しかしながら、OLEDのPEDT/PSSバッファ層の厚さを低減することは、フィルムが薄くなると電気ショートの発生のために製造率が低下するので、良い選択ではない。ショートを避けるために、厚さ約200nmの比較的厚いバッファ層を用いることが必要である。導電率を増加させずにPEDT/PSSのより厚い層を形成することができるのが望ましい。
本発明の1つの実施形態によって、変化させることができる導電率および改良された厚さの制御を有するPEDT/PSSフィルムが提供される。本発明の別の実施形態によって、例えば、OLEDなどのエレクトロルミネセンスデバイスに使用するためにPEDT/PSSバッファ層が提供される。本発明のさらに別の実施形態によって、PEDT/PSSバッファ層を含むエレクトロルミネセンスデバイスが提供される。
本発明のさらに別の実施形態によって、OLEDに使用するための、変化させることができる導電率および改良された厚さの制御を有するバッファ層を製造するための方法が提供される。前記方法は、有効量の少なくとも1つの補助溶剤をPEDT/PSSの水溶液に添加する工程と、前記溶液を基板上にキャストする工程とを含む。
本発明のさらに別の実施形態によって、水溶液から基板上にキャストされるPEDT/PSS層の導電率を変化させる方法であって、キャストする前にPEDT/PSSの水溶液に少なくとも1つの補助溶剤を添加する工程を含む方法が開発された。
本発明のさらに別の実施形態によって、水溶液から基板上にキャストされるPEDT/PSS層の厚さを増加させる方法であって、キャストする前にPEDT/PSSの水溶液に少なくとも1つの補助溶剤を添加する工程を含む方法が開発された。
本発明の1つの実施形態によって、より大きな厚さを有する可変抵抗PEDT/PSSフィルムおよびバッファ層が提供される。これらは、電子デバイスにおいて、特に、例えば、OLEDなどのエレクトロルミネセンスデバイスにおいて有用である。本発明の別の実施形態によって、上述のPEDT/PSSバッファ層を含むOLEDが提供される。
電気抵抗率は電気導電率に逆比例している。従って本明細書中で用いられる語句「高抵抗」および「低導電率」は、本明細書中で記載されたPEDT/PSSバッファ層に対して交換可能に用いられる。同様に、「低抵抗」および「高導電率」が交換可能に用いられる。本明細書中で用いられる語句「高抵抗」および「低導電率」は各々、市販のPEDT/PSSの導電率レベルより小さい、すなわち、約1.2×10−5S/cmより小さい導電率レベルを指す。
抵抗率および導電率の値は典型的に、オーム−センチメートル(ohm−cm)およびジーメンス/センチメートル(S/cm)の単位で記録される。本明細書中で用いられるとき、抵抗率の値ではなく導電率の値が(S/cmの単位を用いて)記録される。
本発明のさらに別の実施形態によって、水溶液から基板上にキャストされるPEDT/PSS層の導電率を変化させる方法であって、有効量の少なくとも1つの補助溶剤を水溶液に添加する工程を含む方法が提供される。補助溶剤の選択および補助溶剤の量に応じて、PEDT/PSS層の導電率を有効に制御することができる、すなわち、所望の適用に応じて導電率を増加または減少させてもよい。
本明細書中で用いた用語「補助溶剤」は、室温において液体であり、水と混和性である物質を指す。本明細書中で用いた用語「混和性」は、補助溶剤が(各々の特定の補助溶剤についてここで示した濃度において)水と混合され、実質的に均質な溶液を形成することができることを意味する。
本発明の1つの実施形態において、補助溶剤は有機溶剤である。本発明の実施においての使用が考えられる有機溶剤には、エーテル溶剤、アルコール溶剤、アルコールエーテル溶剤、ケトン溶剤、ニトリル溶剤、スルホキシド溶剤、アミド溶剤、アミン溶剤、カルボン酸溶剤等、ならびにそれらの任意の2つ以上の組合せがある。
本発明の実施においての使用が考えられる例示的なエーテル溶剤には、ジエチルエーテル、エチルプロピルエーテル、ジプロピルエーテル(disopropyl ether)、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、グリム、ジグリム、ベンジルメチルエーテル、イソクロマン、2−フェニルエチルメチルエーテル、n−ブチルエチルエーテル、1,2−ジエトキシエタン、sec−ブチルエーテル、ジイソブチルエーテル、エチルn−プロピルエーテル、エチルイソプロピルエーテル、n−ヘキシルメチルエーテル、n−ブチルメチルエーテル、メチルn−プロピルエーテル等、ならびにそれらの任意の2つ以上の組合せなどがある。
本発明の実施においての使用が考えられる例示的なアルコール溶剤には、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール(すなわち、イソプロパノール)、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール(すなわち、イソブタノール)、2−メチル−2−プロパノール(すなわち、tert−ブタノール)、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2,2−ジメチル−1−プロパノール、1−ヘキサノール、シクロペンタノール、3−メチル−1−ブタノール、3−メチル−2−ブタノール、2−メチル−1−ブタノール、2,2−ジメチル−1−プロパノール、3−ヘキサノール、2−ヘキサノール、4−メチル−2−ペンタノール、2−メチル−1−ペンタノール、2−エチルブタノール、2,4−ジメチル−3−ペンタノール、3−ヘプタノール、4−ヘプタノール、2−ヘプタノール、1−ヘプタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、2,6−ジメチル−4−ヘプタノール、2−メチルシクロヘキサノール、3−メチルシクロヘキサノール、4−メチルシクロヘキサノール等、ならびにそれらの任意の2つ以上の組合せがある。本発明の1つの実施形態において、アルコール溶剤は、メタノール、エタノール、またはイソプロパノールである。本発明のさらに別の実施形態において、アルコール溶剤はイソプロパノールである。
本発明の実施においての使用が考えられる例示的なアルコールエーテル溶剤には、2−ブトキシエタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、1−メトキシ−2−ブタノール、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、1−エトキシ−2−プロパノール、3−メトキシ−1−ブタノール、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、3−メトキシ−3−メチルブタノール、エチレングリコールモノ−t−ブチルエーテル等、ならびにそれらの任意の2つ以上の組合せなどがある。本発明の1つの実施形態において、アルコールエーテル溶剤は、1−メトキシ−2−プロパノール、2−メトキシエタノール、または2−ブトキシエタノールである。本発明の別の実施形態において、アルコールエーテル溶剤は2−ブトキシエタノールである。
本発明の実施においての使用が考えられる例示的なケトン溶剤には、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ−ブチルケトン、シクロヘキサノン、イソプロピルメチルケトン、2−ペンタノン、3−ペンタノン、3−ヘキサノン、ジイソプロピルケトン、2−ヘキサノン、シクロペンタノン、4−ヘプタノン、イソ−アミルメチルケトン、3−ヘプタノン、2−ヘプタノン、4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン、5−メチル−3−ヘプタノン、2−メチルシクロヘキサノン、ジイソブチルケトン、5−メチル−2−オクタノン、3−メチルシクロヘキサノン、2−シクロへキセン−1−オン、4−メチルシクロヘキサノン、シクロヘプタノン、4−t−ブチルシクロヘキサノン、イソホロン、ベンジルアセトン等、ならびにそれらの任意の2つ以上の組合せなどがある。
本発明の実施においての使用が考えられる例示的なニトリル溶剤には、アセトニトリル、アクリロニトリル、トリクロロアセトニトリル、プロピオニトリル、ピバロニトリル、イソブチロニトリル、n−ブチロニトリル、メトキシアセトニトリル、2−メチルブチロニトリル、イソバレロニトリル、n−バレロニトリル、n−カプロニトリル、3−メトキシプロピオニトリル、3−エトキシプロピオニトリル、3,3’−オキシジプロピオニトリル、n−ヘプタンニトリル、グリコロニトリル、ベンゾニトリル、エチレンシアノヒドリン、スクシノニトリル、アセトンシアノヒドリン、3−n−ブトキシプロピオニトリル等、ならびにそれらの任意の2つ以上の組合せなどがある。
本発明の実施においての使用が考えられる例示的なスルホキシド溶剤には、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジ−n−ブチルスルホキシド、テトラメチレンスルホキシド、メチルフェニルスルホキシド等、ならびにそれらの任意の2つ以上の組合せなどがある。本発明の1つの実施形態において、スルホキシド溶剤は、DMSOまたはジ−n−ブチルスルホキシドである。本発明の別の実施形態において、スルホキシド溶剤はDMSOである。
本発明の実施においての使用が考えられる例示的なアミド溶剤には、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド、アシルアミド、2−アセトアミドエタノール、N,N−ジメチル−m−トルアミド、トリフルオロアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルドデカンアミド、ε−カプロラクタム、N,N−ジエチルアセトアミド、N−t−ブチルホルムアミド、ホルムアミド、ピバルアミド、N−ブチルアミド、N,N−ジメチルアセトアセトアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−ホルミルエチルアミン、アセトアミド、N,N−ジイソプロピルホルムアミド、1−ホルミルピペリジン、N−メチルホルムアニリド等、ならびにそれらの任意の2つ以上の組合せなどがある。本発明の1つの実施形態において、アミド溶剤はDMF、ジメチルアセトアミド、またはアシルアミドである。本発明の別の実施形態において、アミド溶剤はDMFである。
本発明の実施においての使用が考えられる例示的なアミン溶剤には、モノ−、ジ−、およびトリ−アルキルアミン(本明細書中で用いた用語「アルキル」は、直鎖または分岐鎖C〜Cヒドロカルビル部分を指す)、環状アミン(例えば、ピロリジンなど)、芳香族アミン(例えば、ピリジンなど)等、ならびにそれらの任意の2つ以上の組合せなどがある。本発明の1つの実施形態において、アミン溶剤はピリジンである。
本発明の実施においての使用が考えられる例示的なカルボン酸溶剤には、C〜約Cまでの直鎖または分岐鎖カルボン酸がある。本発明の1つの実施形態において、カルボン酸溶剤はギ酸である。
PEDT/PSSの水溶液に添加された補助溶剤の量は、そこからキャストされるPEDT/PSS層の所望の導電率に依存する。補助溶剤は典型的に、約0.5重量%〜約70重量%までの範囲の濃度において水溶液中に存在する(重量%は、全溶液の重量パーセントを指す)。1つの実施形態において、補助溶剤は、約0.5重量%〜約35重量%までの範囲の濃度において水溶液中に存在する。本発明の別の実施形態において、補助溶剤は、約0.5重量%〜約10重量%までの範囲の濃度において水溶液中に存在する。本発明のさらに別の実施形態において、補助溶剤は、約0.5重量%〜約2.5重量%までの範囲の濃度において水溶液中に存在する。
補助溶剤の適切な選択およびPEDT/PSSの水溶液に添加された補助溶剤の量の適切な選択によって、溶液から基板上にキャストされるPEDT/PSS層の導電率を桁違いに変化させることができる。したがって、本発明の方法は、PEDT/PSS層の導電率の増加または減少のどちらかが望ましい適用において有用である。
本発明の別の例示的な実施形態において、例えば、2−ブトキシエタノールなどのアルコールエーテル溶剤をPEDT/PSSの水溶液に添加すると、そこからキャストされるPEDT/PSS層の導電率を増加させる。例えば、20重量%の2−ブトキシエタノールを含有する水溶液からキャストされるPEDT/PSS層は、補助溶剤を含有しない水溶液からキャストされる層に比べて導電率の100倍の増加を示す(すなわち、添加された補助溶剤のないPEDT/PSSについて10−5S/cmに対して、2−ブトキシエタノールを添加されたPEDT/PSSについて10−3S/cm)。より高い導電率を有するPEDT/PSS層をアクティブマトリクスLEDディスプレイおよび光電池などのデバイスにおいて用いることができる。
本発明によって製造されたPEDT/PSS層は当業者に周知の様々な技術を用いて基板上にキャストすることができる。代表的なキャスティング技術には、例えば、溶液キャスティング、ドロップキャスティング、カーテンキャスティング、スピン−コーティング、スクリーン印刷等がある。キャスティングは典型的に室温において行なわれるが、キャスティングはまた、本技術分野に公知の、より高温またはより低温で行なわれてもよい。
本発明によって製造されたPEDT/PSS層を様々な基板上にキャストすることができる。本発明の1つの実施形態において、ガラス、プラスチック、セラミック、ケイ素などの基板上に場合によりキャストされるアノード材料の薄層上にPEDT/PSS層をキャストする。本発明の実施においての使用が考えられるアノード材料には、インジウム/スズ酸化物(ITO)や、2族の元素(すなわち、Be、Mg、Ca、Sr、Ba、Ra)、13族の元素(すなわち、B、Al、Ga、In、Tl)、14族の元素(C、Si、Ge、Sn、Pb)の混合酸化物などがある。本明細書中で用いた語句「混合酸化物」は、2族の元素から選択された2つ以上の異なったカチオンを有する酸化物を指す。あるいは、アノードは、導電性ポリアニリンまたはポリ(ジオキシチオフェン)などの有機材料であってもよい。
本発明のさらに別の実施形態において、基板上にキャストされるPEDT/PSS層の乾燥条件が大幅に簡易化されてもよいことが発見された。例えば、本発明によって製造されたPEDT/PSS層を90℃より低い温度において乾燥させることができる。(200℃を超える代表的な乾燥温度に対して)これらのより温和な乾燥温度は、可撓性LEDの適用のために望ましい。温度が高くなると、可撓性の基板および/またはエレクトロルミネセンス材料のいくらかの劣化を起こすことがある。
本発明のさらに別の実施形態において、水溶液から基板上にキャストされるPEDT/PSS層の厚さを増加させる方法であって、有効量の少なくとも1つの補助溶剤を水溶液に添加する工程を含む方法が提供される。
本発明は、以下の非限定的な実施例を参照して、より詳細に記載される。
(実施例1)
(補助溶剤がPEDT/PSSの導電率および厚さに与える効果)
以下の実施例に用いられたPEDT/PSSの水溶液をバイエル(Bayer)から商品名バイトロンP CH8000(バイトロンP CH8000は典型的に、約0.14重量%のPEDTおよび約2.6重量%のPSSを含有する)として購入した。パターン化ITO電極を有するガラス基板を製造した。PEDT/PSS層をパターン化基板の上にフィルムとしてスピン−キャストし、その後、空気中で3分間、200℃のホットプレート上で加熱して乾燥させた。ITO電極間の抵抗を高抵抗電位計を用いて測定した。フィルムの厚さをDec−Tac表面形状測定装置(テンコル・インストルメンツ(Tencor Instruments)製のアルファ・ステップ(Alpha−Step)500表面形状測定装置)を用いて測定した。以下の表1に示すように、PEDT/PSS層の導電率を3桁超、変化させることができる。又、イソプロパノールを添加すると、導電率を増加させずに層の厚さを増加させることが表1に示される。
Figure 2006520994
(実施例2)
(補助溶剤を含有する水溶液からキャストされるPEDT/PSS層を使用するデバイスの応力寿命(stress life)の効果)
図1〜3は、様々な補助溶剤を含有する水溶液からキャストされるPEDT/PSS層を有するエレクトロルミネセンス(EL)デバイスの応力寿命を比較する。(非特許文献1)に記載されているように、エレクトロルミネセンス材料として可溶性ポリ(1,4−フェニレンビニレン)コポリマー(CPPV)を用いてELデバイスを製造した。デバイスは以下の構成を持った。
ガラス基板−−ITOアノード−−PEDT/PSSバッファ層−−C−PPV−−Ba/Alカソード
図1は、補助溶剤を用いないPEDT/PSSを使用するデバイスの応力寿命を示す。バッファ層は、1.2×10−5S/cmの導電率を有した。バッファ層は1000rpmにおいてキャストされ、129nmの厚さを有した。エレクトロルミネセンス層は650rpmにおいてキャストされ、74nmの厚さを有した。デバイスの応力寿命を、3cmのバックライトで2.49mA/cmにおいて測定した。初期効率は6.9〜7.0cd/Aであり、動作電圧は3.7〜3.8Vであった。
図2は、10%のイソプロパノールを有するPEDT/PSSを使用するデバイスの応力寿命を示す。バッファ層は1.4×10−5S/cmの導電率を有した。バッファ層は1000rpmにおいてキャストされ、181nmの厚さを有した。エレクトロルミネセンス層は650rpmにおいてキャストされ、74nmの厚さを有した。デバイスの応力寿命を、3cmのバックライトで2.49mA/cmにおいて測定した。初期効率は8.0〜9.0cd/Aであり、動作電圧は3.4〜3.5Vであった。イソプロパノール補助溶剤は導電率を変化させなかったが、PEDT/PSS層の厚さを増加させた。
図3は、30%の2−ブトキシエタノールを有するPEDT/PSSを使用するデバイスの応力寿命を示す。バッファ層は、2.8×10−2S/cmの導電率を有した。バッファ層は1000rpmにおいてキャストされ、155nmの厚さを有した。エレクトロルミネセンス層は2800rpmにおいてキャストされ、74nmの厚さを有した。デバイスの応力寿命を、3cmのバックライトで2.74mA/cmにおいて測定した。初期効率は7.1〜7.2cd/Aであり、動作電圧は3.4〜3.5Vであった。2−ブトキシエタノール補助溶剤は、PEDT/PSSの導電率を1.2×10−5S/cmから2.8×10−2S/cmに増加させた。図1〜3のデータは、少なくとも1つの補助溶剤をPEDT/PSSの水溶液に添加することによって、そこからキャストされるPEDT/PSS層の導電率および厚さが、デバイスの応力寿命を損なわずに制御され得ることを示す。
本発明は、その特定の好ましい実施形態に対して詳細に記載されたが、改良および変型は、記載および請求される本発明の精神および範囲内であることは理解されるであろう。
補助溶剤を含有しない水溶液からキャストされるPEDT/PSS(バイトロンP CH8000、ロット♯CHN0004)のバッファ層を使用するデバイスの80℃においての応力寿命を示す。 10重量%のイソプロパノールを含有する水溶液からキャストされるPEDT/PSS、(すなわち、10重量%のイソプロパノールを有する、バイトロンP CH8000、ロット♯CHN0004)の層を使用するデバイスの80℃においての応力寿命を示す。 30重量%の2−ブトキシエタノールを含有する水溶液からキャストされるPEDT/PSS(すなわち、30重量%の2−ブトキシエタノールを有する、バイトロンP CH8000、ロット♯CHN0004)の層を使用するデバイスの80℃においての応力寿命を示す。

Claims (37)

  1. 水溶液から基板上にキャストされるポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリ(スチレンスルホネート)層の導電率を変化させる方法であって、有効量の少なくとも1つの補助溶剤を前記水溶液に添加する工程を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記少なくとも1つの補助溶剤が有機溶剤を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記有機溶剤が、エーテル溶剤、アルコール溶剤、アルコールエーテル溶剤、ケトン溶剤、ニトリル溶剤、スルホキシド溶剤、アミド溶剤、アミン溶剤、カルボン酸溶剤、およびそれらの任意の2つ以上の組合せから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記有機溶剤がエーテル溶剤を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記エーテル溶剤が、ジエチルエーテル、エチルプロピルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、グリム、ジグリム、ベンジルメチルエーテル、イソクロマン、2−フェニルエチルメチルエーテル、n−ブチルエチルエーテル、1,2−ジエトキシエタン、sec−ブチルエーテル、ジイソブチルエーテル、エチルn−プロピルエーテル、エチルイソプロピルエーテル、n−ヘキシルメチルエーテル、n−ブチルメチルエーテル、メチルn−プロピルエーテル、およびそれらの任意の2つ以上の組合せから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 前記有機溶剤がアルコール溶剤を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  7. 前記アルコール溶剤が、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール(すなわち、イソプロパノール)、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール(すなわち、イソブタノール)、2−メチル−2−プロパノール(すなわち、tert−ブタノール)、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、2,2−ジメチル−1−プロパノール、1−ヘキサノール、シクロペンタノール、3−メチル−1−ブタノール、3−メチル−2−ブタノール、2−メチル−1−ブタノール、2,2−ジメチル−1−プロパノール、3−ヘキサノール、2−ヘキサノール、4−メチル−2−ペンタノール、2−メチル−1−ペンタノール、2−エチルブタノール、2,4−ジメチル−3−ペンタノール、3−ヘプタノール、4−ヘプタノール、2−ヘプタノール、1−ヘプタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、2,6−ジメチル−4−ヘプタノール、2−メチルシクロヘキサノール、3−メチルシクロヘキサノール、4−メチルシクロヘキサノール、およびそれらの任意の2つ以上の組合せから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記アルコール溶剤が、メタノール、エタノール、またはイソプロパノールから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  9. 前記アルコール溶剤がイソプロパノールを含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  10. 前記溶剤がアルコールエーテル溶剤を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  11. 前記アルコールエーテル溶剤が、2−ブトキシエタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、1−メトキシ−2−ブタノール、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、1−エトキシ−2−プロパノール、3−メトキシ−1−ブタノール、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、3−メトキシ−3−メチルブタノール、エチレングリコールモノ−t−ブチルエーテル、およびそれらの任意の2つ以上の組合せから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 前記アルコールエーテル溶剤が、2−ブトキシエタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、または2−メトキシエタノールから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  13. 前記アルコールエーテル溶剤が2−ブトキシエタノールを含むことを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  14. 前記有機溶剤がケトン溶剤を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  15. 前記ケトン溶剤が、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ−ブチルケトン、シクロヘキサノン、イソプロピルメチルケトン、2−ペンタノン、3−ペンタノン、3−ヘキサノン、ジイソプロピルケトン、2−ヘキサノン、シクロペンタノン、4−ヘプタノン、イソ−アミルメチルケトン、3−ヘプタノン、2−ヘプタノン、4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン、5−メチル−3−ヘプタノン、2−メチルシクロヘキサノン、ジイソブチルケトン、5−メチル−2−オクタノン、3−メチルシクロヘキサノン、2−シクロへキセン−1−オン、4−メチルシクロヘキサノン、シクロヘプタノン、4−t−ブチルシクロヘキサノン、イソホロン、ベンジルアセトン、およびそれらの任意の2つ以上の組合せから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  16. 前記有機溶剤がニトリル溶剤を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  17. 前記ニトリル溶剤が、アセトニトリル、アクリロニトリル、トリクロロアセトニトリル、プロピオニトリル、ピバロニトリル、イソブチロニトリル、n−ブチロニトリル、メトキシアセトニトリル、2−メチルブチロニトリル、イソバレロニトリル、n−バレロニトリル、n−カプロニトリル、3−メトキシプロピオニトリル、3−エトキシプロピオニトリル、3,3’−オキシジプロピオニトリル、n−ヘプタンニトリル、グリコロニトリル、ベンゾニトリル、エチレンシアノヒドリン、スクシノニトリル、アセトンシアノヒドリン、3−n−ブトキシプロピオニトリル、およびそれらの任意の2つ以上の組合せから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項16に記載の方法。
  18. 前記溶剤がスルホキシド溶剤を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  19. 前記スルホキシド溶剤が、ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジ−n−ブチルスルホキシド、テトラメチレンスルホキシド、メチルフェニルスルホキシド、およびそれらの任意の2つ以上の組合せから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項18に記載の方法。
  20. 前記スルホキシド溶剤が、ジメチルスルホキシド(DMSO)およびジ−n−ブチルスルホキシドから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項18に記載の方法。
  21. 前記スルホキシド溶剤がジメチルスルホキシド(DMSO)を含むことを特徴とする、請求項18に記載の方法。
  22. 前記有機溶剤がアミド溶剤を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  23. 前記アミド溶剤が、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド、アシルアミド、2−アセトアミドエタノール、N,N−ジメチル−m−トルアミド、トリフルオロアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルドデカンアミド、ε−カプロラクタム、N,N−ジエチルアセトアミド、N−t−ブチルホルムアミド、ホルムアミド、ピバルアミド、N−ブチルアミド、N,N−ジメチルアセトアセトアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N−ホルミルエチルアミン、アセトアミド、N,N−ジイソプロピルホルムアミド、1−ホルミルピペリジン、N−メチルホルムアニリド、およびそれらの任意の2つ以上の組合せから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  24. 前記アミド溶剤が、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド、およびアシルアミドから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  25. 前記アミド溶剤がジメチルホルムアミド(DMF)を含むことを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  26. 前記有機溶剤がアミン溶剤を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  27. 前記アミン溶剤が、モノ−、ジ−、またはトリ−アルキルアミン、環状アミン、芳香族アミン、およびそれらの任意の2つ以上の組合せから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項26に記載の方法。
  28. 前記アミン溶剤が芳香族アミン溶剤を含むことを特徴とする、請求項26に記載の方法。
  29. 前記芳香族アミンがピリジンを含むことを特徴とする、請求項28に記載の方法。
  30. 前記有機溶剤がカルボン酸溶剤を含むことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  31. 前記カルボン酸溶剤が、C〜約Cまでの直鎖または分岐鎖カルボン酸、およびそれらの任意の2つ以上の組合せから選択された溶剤を含むことを特徴とする、請求項30に記載の方法。
  32. 前記カルボン酸がギ酸を含むことを特徴とする、請求項30に記載の方法。
  33. 前記少なくとも1つの補助溶剤が前記水溶液の約0.5重量%〜約70重量%までの範囲を構成することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  34. 前記少なくとも1つの補助溶剤が前記水溶液の約0.5重量%〜約35重量%までの範囲を構成することを特徴とする、請求項33に記載の方法。
  35. 前記少なくとも1つの補助溶剤が前記水溶液の約0.5重量%〜約10重量%までの範囲を構成することを特徴とする、請求項34に記載の方法。
  36. 前記少なくとも1つの補助溶剤が前記水溶液の約0.5重量%〜約2.5重量%までの範囲を構成することを特徴とする、請求項35に記載の方法。
  37. 水溶液から基板上にキャストされるポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)/ポリ(スチレンスルホネート)層の厚さを増加させる方法であって、有効量の少なくとも1つの補助溶剤を前記水溶液に添加する工程を含むことを特徴とする方法。
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