JP2006520340A - 植物有害生物の防除のための組成物 - Google Patents

植物有害生物の防除のための組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、
i)1,3−ジクロロプロペン、トリクロロニトロメタン(クロルピクリン、メチルイソチオシアネートおよびメチルイソケシアネートを放出する物質の中から選ばれた成分Aと、そして
ii)成分Bとしてジメチルジサルファイド
を含んでいる植物有害生物を防除するための組成物に関する。それ故本発明は、ジメチルジサルファイドと共に、活性成分Aが、植物有害生物、それらの卵、それらの幼生またはそれらの環境において、植物有害生物、それらの卵またはそれらの幼生の破壊をもたらすことを許容することよりなる、植物有害生物を防除する方法にも関する。本発明は、土壌の消毒(土壌消毒)のための本発明による組成物の使用にも関する。

Description

本発明は、植物有害生物、特に植物の栽培を意図した土壌に住む生物の防除のための、そして特に有害カビおよび線虫を防除するための組成物に関する。さらに本発明は、本発明に従った組成物の成分が共同して植物有害生物またはそれらの環境に作用することを許容することによって、そのような植物有害生物を防除する方法に関する。
植物有害生物による有用植物の攻撃のために多量の収穫量損失が毎年発生する。収穫量損失の実質パーセントは、有用植物の栽培を意図した土壌中に住む生物に帰すことができる。有害かびまたは線虫が特に問題を構成する。それ故作物保護における重要な局面は、土壌の消毒または寄生防止、すなわち植物有害生物、または動物寄生虫の場合は土壌中のそれらの卵および/または幼生を破壊し、または有害な生物の伝播を防止する適当な組成物で土壌を処理することである(Rompp Chemielexikon〔Chemical Dictionary〕,10th edition,Georg Thieme−Verlag,Stuttgart,1996,p.485;Ulmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry,5th Edition on CD−ROM,Wiley−VCH 1997,Weinheim,chapter “Fugicides,Agricultural 4.3 and 4.5”,chapter “Nematocides”,3.2 and 4.1”,chapter “Insect Control 11”を見よ)。
土壌消毒剤の重要なグループは、メチルイソチオシアネートと、ダゾメット(3,5−ジメチルテトラヒドロ−2H−1,3,5−チアジアジン−2−チオン)およびメタム(メチルジチオカルバミン酸、特にそのナトリウム塩)のようなメチルイソチオシアネートを放出する化合物である。殺カビおよび殺線虫作用に加え、これら物質は土壌に住む昆虫類に対する作用によって際立っている。それらの欠点は、これらの化合物の高い植物毒性の観点を入れて有害生物の効果的な防除のために必要とする高い適用率である。また土壌下層中の有害生物の集団が完全に破壊されないという問題が存在し、これは有用植物の新たな攻撃を発生し得る。
土壌消毒剤の他の重要なクラスは、脂肪族ハロゲン化合物、中でも特に1,3−ジクロロプロペンおよびトリクロロニトロメタン(クロルピクリン)である。これらの剤は強力な殺カビおよび殺線虫作用によって際立っている。再び必要とする適用率は非常に高い。
本発明の目的は、先行技術の不利益を克服する植物有害生物を防除するための組成物(以後植物保護剤という)を提供することである。
驚くべきことに、植物保護剤であるすべて既知のジクロロプロペン、クロルピクリン、メチルイソチオシアネートおよびメチルイソチオシアネートを放出する物質の有効性は、これらをジメチルジサルファイドと合同して使用する時に改善できることが発見された。
それ故本発明は、
i)1,3−ジクロロプロペン、トリクロロニトロメタン(クロルピクリン)、メチルイソチオシアネートおよびメチルイソチオシアネートを放出する物質の中から選ばれた成分Aと、そして
ii)成分Bとしてジメチルジサルファイド
を含んでいる植物有害生物を防除するための組成物に関する。
ジメチルジサルファイドと合同して成分Aを適用することにより、活性成分Aの活性、特に有害カビ、線虫、それらの卵およびそれらの幼生に対する活性の増強が得られ、そのためこの成分を単独で使用する時よりも、有害生物を効果的に防除するために活性成分のより低い適用率を必要とする。この増強された活性は純粋な相加的効果を上廻る(相乗作用)。
さらに、ジメチルジサルファイドと成分Aの共同適用は、他の植物有害生物に関する作用の広くなったスペクトルへ導く。他の利益は、ジメチルジサルファイドと成分Aを共同して使用することにより、土壌下層中の有害生物さえも効果的に破壊できることである。有利には、成分AとBの共同適用は栽培植物、例えば根またはシュートに対し、または葉および果実のような植物の他の部分に対して植物毒性をもたらさない。
それ故本発明は、ジメチルジサルファイドと共に、活性成分Aが、植物有害生物、それらの卵、それらの幼生またはそれらの環境において、植物有害生物、それらの卵またはそれらの幼生の破壊をもたらすことを許容することよりなる、植物有害生物を防除する方法にも関する。
ジメチルジサルファイドばかりでなく物質Aも揮発性化合物であるか、または周囲環境条件(湿度、温度)下で揮発性活性成分を遊離する化合物であるため、これらの組成物は土壌の消毒に特に適している。それ故本発明は、土壌の消毒(土壌消毒)のための本発明による組成物の使用にも関する。この文脈および以後において、土壌は有用な植物が生育または移植されるいかなる基質をも意味するとして理解すべきである。
本発明に従った組成物は、活性成分A単独で防除できるすべての植物有害生物の防除の原則として適している。これらは、例えばダニ類、土壌生存昆虫、特に有害なカビおよび線虫を含む。
本発明に従った組成物は、線虫類の防除に特に適している。線虫類のクラスは、例えば根粒線虫、例えばMeloidogyne hapla,Meloidogyne incognita,Meloidogyne javanica;のう子線虫例えばGlobodera pallida,Globodera rostochiensis,Heterodera avenae,Heterodera glycines,Heterodera schachtii;移行性内部寄生および半内部寄生線虫例えばHelicotylenchus multicinctus,Hirschmanniella Oryzae,Hoplolaimus spp,Pratylenchus brachyurus,Pratylenchus fallax,Pratylenchus penetrans,Pratylenchus Valnus,Radopholus similis,Rotylenchus reniformis,Scutellonema bradys,Tylenchulus semiperetrans;幹ウナギ線虫および葉線虫例えばAnguina tritici,Aphelenchoides bassefyi,Ditylenchus angustus,Ditylenchus dispaci;およびウイルスのベクター例えばLongidorus spp,Trichodorus christei,Trichodorus virulifferus,Xiphinema index,Xiphinema mediterraneumを含む。
本発明に従った組成物は、棉花、野菜植物(例えばキュウリ、マメ、トマト、バレイショおよびウリ)、大麦、芝、カラス麦、バナナ、コーヒー、メイズ、果物植物、コメ、ライ麦、ブドウ、小麦、観賞植物、サトウキビおよび多数の種子のような種々の作物植物中の多数の有害カビの防除に対しても特に重要である。
さらにこれらの組成物は、例えばPythium ultimum,Pythium dabaryanum,Pythium irregulare,Pythium silvaticum,Pythium splendens,Pythium aphanidermatum,Phytophthora fragariae,Phytophthora capsici,Rhizoctonia solan,Thielaviopsis basicora,Fusarium solani,Fusarium avenaceum,Fusarium oxysporum,Sclerotinia sclorotiorumおよびその他のような土壌中に発生するカビ(土壌系カビ)の防除のために特に適している。
さらに本発明に従った組成物は、穀類のErysiphe graminis(粉カビ)、ウリ類のErysiphe cichoracearumおよびSphaerotheca fuliginea,リンゴのPodosphaera leucotricha,ブドウのUncinula necator,穀物のPuccinia種、棉花、コメおよび芝のRhizoctonia種、穀物およびサトウキビのUstilago種、リンゴのVenturia inaequalis(腐敗病)、穀物のHelminthosporium種、小麦のSeptoria nadorum,イチゴ、野菜、観賞植物、およびブドウのBotrytis cinerea(灰色カビ)、ピーナッツのCercospora arachidicola,小麦および大麦のPseudocercosporella herpotrichoides,イネのPyricularia oryzae,バレイショおよびトマトのPhytophthora infestans,ブドウのPlasmopara viticola,ホップおよびキュウリのPseudoperonospora種、野菜および果物のAlternaria種、バナナのMycosphaerella種、およびNerticillium種のような、空中植物部分の有害カビの防除のために適している。
本発明に従った製品は、材料の保護例えば材木の保護に、例えばPaecilomyces variotiiに対して使用することができる。
植物有害物質を防除するため、一以上の成分A,正確には一種類の成分Aがジメチルジサルファイドと同時に、合体してまたは別々に、または短期間に続いて適用されるであろう。別々の適用の場合の順番は一般に防除策の成功にインパクトを持たない。しかしながら多くの場合、合剤においてジメチルサルファイドと一緒に問題の活性成分Aの適用は特に成功的であることが立証された。しかしながら成分AおよびBの別々の製剤の同時適用も成功的である。
本発明に従った組成物の適用、またはジメチルジサルファイドと一緒に少なくとも一種の成分Aの合同適用はそれ自体既知の態様で実施することができる。原則として、活性成分Aおよびジメチルジサルファイドは、種子、植物または土壌を植付の前または後に、または植物出現の前または後にスプレーまたはダスティングによって適用することができる。土壌消毒の場合には、ジメチルジサルファイドと共に活性成分Aを別々の製剤で土壌に混入するか、またはそれらを両方の成分AおよびBの一剤として植物出現の前に、しかし有利には植付け前に土壌中に混入することが有利であると証明された。
土壌中への活性成分AおよびBの混入は、単一成分AまたはBを土壌中へ混入するために通常使用される手段により、例えば活性成分Aおよび/またはBを含んでいる液状水性組成物で土壌を濡らすことにより、または粉剤または顆粒剤のような固形製剤としてまたはそのまま活性成分を混入することによって達成することができる。固形組成物としての混入はメチルイソチオシアネートを放出する化合物、例えばダゾメットのために特に好ましい。
本発明によれば、問題の活性成分と一緒に相乗的な量で、すなわち活性成分Aの増大した活性へ導く量で使用される。活性成分Aおよびジメチルジサルファイドは、通常1000:1ないし1:10の範囲内の、有利には1000:1ないし1:20のそして特に500:1ないし1:10の範囲内の重量比A:Bにおいて使用される。できるだけ少量のジメチルジサルファイドの使用がその不快臭のために有利であることが証明された。従って活性成分Aとジメチルジサルファイドは、好ましくは1000:1ないし1:2、もっと好ましくは500:1ないし1:1、そして最も好ましくは500:1ないし1:1の範囲のA:Bの重量比において使用されるであろう。
植物有害生物に対する有益な効果は、活性成分が土壌中0.01ないし500g/トン、特に0.1ないし200g/トンおよび特に1ないし100g/トンの範囲内で存在する時に一般に達成される。フィールド使用においては、一般に10g/haないし1000kg/、特に100g/haないし400kg/haおよび特に200g/haないし200kg/haに相当する。実際の適用率は既知の態様において有害生物による感染/寄生の状態および重篤度、成分Aのタイプおよび適用の形に依存する。
ダゾメットのようなメチルイソチオシアネートを放出する化合物については、適用率は好ましくは20g/haないし100kg/ha、および特に100g/haないし50kg/haである。
クロロピクリンについては、適用率は好ましくは100g/haないし200kg/ha、そして特に1kg/haないし100kg/haである。
1,3−ジクロロプロペンについては、適用率は好ましくは1g/haないし100kg/ha、もっと好ましくは10g/haないし100kg/ha、そして特に100g/haないし50kg/haである。
ジメチルジサルファイドについては、適用率は好ましくは1g/haないし100kg/ha、もっと好ましくは10g/haないし100kg/ha、そして特に10g/haないし50kg/haである。
ジメチルジサルファイドについては、適用率は好ましくは10g/haないし100kg/ha、そして特に10g/haないし50kg/haである。
本発明に従った組成物、または活性成分Aおよびジメチルジサルファイドは、それ自体既知の態様で、例えば直接スプレーし得る溶液、粉末またはサスペンジョンの形において、または高度に濃縮した水性、油性または他のサスペンジョン、分散液、エマルション、油性分散液、ペースト、ダスト、撒布のための材料または顆粒の形に処方することができ、そしてスプレー、アトマイジング、ダスティング、撒布または注入によって適用することができる。使用形は意図した目的に依存し、どの場合でも本発明に従った混合物のできるだけ微細のそして均一な分布を確実にすべきである。
製剤はそれ自体既知の態様で、例えば溶剤および/または担体を加えることによって製造される。しばしば不活性添加剤および界面活性剤、例えば乳化剤、または分散剤が製剤へ混合される。
好適の界面活性剤は、芳香族スルホン酸例えばリグニンスルホン酸、フェノールスルホン酸、ナフタレンおよびジブチルナフタレンスルホン酸の、そして脂肪酸の、アルキルおよびアルキルアリールスルホン酸エステルの、アルキル、ラウリルおよび脂肪アルコール硫酸エステルのアルカリ金属、アルカリ土類金属およびアンモニウム塩、および硫酸化ヘキサ、ヘプタおよびオクタデカノールの塩、または脂肪アルコールグリコールエーテル、スルホン化ナフタレンおよびその誘導体とホルムアルデヒドとの縮合物、ナフタレンまたはナフタレンスルホン酸と、フェノールおよびホルムアルデヒドとの縮合物、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、エトキシ化イソオクチル、オクチルまたはノニルフェノール、アルキルフェニルまたはトリブチルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオキサイド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、またはポリオキシプロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセテート、ソルビトールエステル、リグニンサルファイト廃液、またはメチルセルロースである。
本発明の好ましい一具体例においては、活性成分Aは適用条件下で、すなわち水分の存在下メチルイソチオシアネートを遊離する化合物の中から選ばれる。好ましい例えはメチルジチオカルバミン酸、特にそのナトリウム塩(メタムナトリウム)および3,5−ジメチル−1,3,5−チアジアジナン−2−チオン(ダゾメット)である。本発明のこの具体例においては、活性成分Aは好ましくは固形製剤の形で、例えば顆粒、またはダスト、撒布のための物質等の形で使用される。これら具体例において、ジメチルジサルファイドは好ましくは固体担体上の吸着物の形で使用される。好適である固体担体は、原則として、すべて多孔質の農業上許容し得る物質、例えばシリカ、シリカゲル、シリケート、タルク、カオリン、石灰石、石灰、チョーク、ボール、黄土、粘土、ドロマイト、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉砕した合成材料のような鉱物土、そして硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素のような肥料、そして穀粉、樹皮粉、木粉およびくるみ殻粉、セルロース粉のような植物起源の製品、または他の固形担体である。
本発明の他の具体例において、製品は成分Aとしてクロロピクリンおよび/または1,3−ジクロロプロペンを含む。これら製品に使用される1,3−ジクロロプロペンはトランス形、シス形または混合物の形を取ることができ、これらの形の1,3−ジクロロプロパンとの混合物も含まれる。この場合適用形は農業用製品に適したすべての形、特に高度に濃縮された水性エマルジョン(濃厚エマルジョン)または低く濃縮された顆粒製品または撒布のための製品を包含する。
以下の使用例は限定を課することなく本発明を例証することを意図する。
土壌処理による棉花におけるRhizoctonia solaniに対する保護活性のための試験が土壌寄生カビの防除のための例として記載される。
Rhizoctoni solaniを良く発育させた寒天培地の1重量%を標準的土壌基質と混合した。感染圧力を決定するため、いくつかの浅いポリスチレン皿を約3/4までこの土壌で満たした。20個の未処理ワタ種子粒を各皿に入れ、感染した標準土壌基質の薄い層でカバーした。処理の有効性を決定するため、Rhizoctonia solani感染標準土壌基質を本発明による製品と、標準土壌基質単位あたり活性成分1重量%またはそれ以下の最終濃度(成分A+Bの合計)に完全に混合した。同様に、ポリスチレン皿を約3/4まで感染した処理した土壌で満たした。20個の未処理ワタ種子粒を各皿へ入れ、感染したおよび混合した土壌基質の薄い層でカバーした。皿は温室中20〜25℃において日中/夜間リズムをもって2週間培養した。出現したワタ植物の根幹を足腐れ病症候について検査した。処理した土壌基質から出現した症候なしの植物の数を、未処理であるがしかしRhizoctoni solani感染土壌基質でカバーした種子から出現した症候ありの植物と比較し、そして健全植物の出現%を決定した。
トマトにおけるMeloidogyne spp.に対する水浸による活性についてテストを根粒を発生させる土壌寄生線虫の処理のための例として記載する。
活性成分Aおよび/またはジメチルジサルファイドは最初アセトンに溶解し、乳化剤を加えた水で所望の活性成分濃度に達するまで希釈した。ダゾメットは顆粒組成物(BASF corporationからのBASAMIDTM)として適用した。
正方形温室ポット(5cm)を砂土壌混合物で満たし、そして土壌混合物にMeloidogyne spp.(Meloidogyne incognita とMeloidogyne hepleの混合物)の卵を含む水性懸濁液を接種した。接種3日後、活性成分を含む組成物をポットに適用し、そしてポットを覆った。活性成分の量は表1ないし表7に与えられている。処理1週間後、トマト植物“Bonny Best”を個々にポットへ移植した。その後植物を室温で2〜3週間発育させた。評価のため、根を洗い、砂およびロームを除去した。各植物の根系中の根粒を計数した。各処理は3系列で実施された。根粒発生の減少%を未処理植物の寄生と比較して決定した。未処理植物中の根系あたりのえい瘤の中間値は約22であった。
観察された有効度OEおよび期待される有効度EEは以下の式IおよびIIから計算された。
I:OE(%)=(a−b)/a・100
a:未処理植物の根系あたりのえい瘤中間値
b:処理植物の根系あたりのえい瘤中間値
II:EE(%)=OE(A)+〔100−OE(A)〕・OE(B)/100
OE(A)=単独で適用した成分Aについての観察された有効度
OE(B)=単独で適用した成分Bについての観察された有効度
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Claims (12)

  1. i)1,3−ジクロロプロペン、トリクロロニトロメタン(クロルピクリン)、メチルイソチオシアネートおよびメチルイソチオシアネートを放出する物質の中から選ばれた成分Aと、そして
    ii)成分Bとしてジメチルジサルファイド
    を含んでいる植物有害生物を防除するための組成物。
  2. 成分Aとして、メチルジチオカルバミン酸ナトリウム(メタムナトリウム)、および/または3,5−ジメチル−1,3,5−チアジアジナン−2−チオン(ダゾメット)を含んでいる請求項1の組成物。
  3. 農業的に許容し得る担体物質である固体上の吸着物の形でジメチルジサルファイドを含んでいる固体製剤の形の請求項2の組成物。
  4. 成分Aとして、1,3−ジクロロプロペンおよび/またはトリクロロニトロメタンを含んでいる請求項1の組成物。
  5. A:Bの重量比が1:50ないし50:1の範囲において活性成分AおよびBを含んでいる請求項1ないし4のいずれかの組成物。
  6. ジメチルジサルファイドと共に、請求項1で規定した活性成分Aが、植物有害生物、それらの卵、それらの幼生またはそれらの環境において、植物有害生物、それらの卵またはそれらの幼生の破壊をもたらすことを許容することよりなる、植物有害生物を防除する方法。
  7. 植物有害生物は、線虫および植物有害カビの中から選ばれる請求項6の方法。
  8. 活性成分AおよびBは土壌中に合体して加えられる請求項6または7の方法。
  9. ジメチルジサルファイドは、50ないし500kg/haの割合で適用される請求項8の方法。
  10. 活性成分Aは、10ないし1000kg/haの割合で適用される請求項8または9の方法。
  11. 土壌の消毒のための請求項1ないし5のいずれかの組成物の使用。
  12. 土壌中の線虫および有害カビの防除のための請求項1ないし5のいずれかの組成物の使用。
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