JP2006519724A - ロールオーバー保護装置 - Google Patents

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Abstract

ロールオーバー保護装置Sは、伸張可能なロールオーバー・バーBをガイドするカセットハウジングHを備える。カセットハウジングHは、ロールオーバー・バーBのためのガイドFを有する。ロールオーバー・バーBは、繊維強化プラスチックから成る単一のシェル形成部又は複数のシェル形成部Sであり、伸張方向に平行に少なくとも部分的に伸張するシェル縁領域2を有する。カセットハウジングHは、高強度材料から成る中空形材Kであり、ロールオーバー・バーB及びガイドFの周りを覆う。ガイドFは、シェル縁領域2が係合するプラスチック形成部Tであり、中空形材K内に固定され、中空形材Kから少なくとも下方に突出する。

Description

本発明は、請求項1の前段に記載のロールオーバー保護装置に関する。
この形式のロールオーバー保護装置(DE4342400A1)は、アルミニウム形成部として形成されるガイド体(guiding body:案内体)を介して相互接続される側壁を有する、アルミニウムから成るカセットハウジングを備える。カセットハウジングは、U字管ブラケットとして形成されるロールオーバー・バーの下端の周りを把持する底部板を有する。側壁も同様に、アルミニウムから成る後壁により相互接続される。ガイド体は、プラスチックから成るスライドブッシュを介してロールオーバー・バーのU字脚をガイドする。ロールオーバー・バーのU字脚はさらに、底部プレートから上方に延びるプラスチックスタンドパイプ上をガイドされる。そのため、カセットハウジングは、アルミニウムとプラスチックとの複合構造から成る。後壁はカセットハウジングの下部の側壁としか相互接続せず、ガイド体はカセットハウジングの上部の側壁間にしか延びないため、ガイド体は、主要保持部材としての役割を果たす必要がある。得られる衝突性能(crash performance)は構造ユニット全体の重量に相関する。
U字管ロールオーバー・バーを収容するU字カセットハウジングは例えば、US5,626,361A(DE4314538A)、EP1084914A、EP1038735A、EP1028050Aから知られている。これらのカセットハウジングは、幅の広い方の一側面が開口している。比較的小さな力を伝達する領域が、U字断面及び1つの開口側面を有するカセットハウジングと車体との間に形成され、これら力を伝達する領域は、衝突時に局所的に集中した応力により負荷される。
繊維強化複合プラスチックから成るロールオーバー・バーのシェル構造が、DE20103001Uから知られている。これらのロールオーバー・バーは、車体の外郭隔壁と、繊維強化複合プラスチック材料から成る横梁との間を直接ガイドされる。
本発明の目的は、冒頭に記載したロールオーバー保護装置であって、構造コストが妥当であり、非常に軽量であるにもかかわらず、優れた衝突性能を有するロールオーバー保護装置を提供することである。
この目的は、請求項1の特徴により達成される。
このような混成構造により、高強度材料から成る中空形材、及び繊維強化複合プラスチック材料から成るロールオーバー・バーをガイド(案内)するプラスチック形成部を、妥当なコストで事前に組み立てることができる。ロールオーバー保護装置の機能に必要とされる構成部材(駆動手段及びセンサ、固定手段等)は、事前組立てプロセスの際、ロールオーバー保護装置に組み込んでおくことができる。安定した中空形材が、衝突時の力伝達の際に寄与するプラスチック材料形成部及びロールオーバー・バーの周り全体を囲むため、高い力が、大面積により吸収されることができ、且つ大面積を介して車体に伝わることができる。この構造により、優れた衝突性能が得られるだけでなく、軽量の小型ロールオーバー保護装置が得られる。
中空形材は、好都合には、鋼板材料、特に高強度鋼板材料から構成される。材料及び中空形材(ロールオーバー・バーの長さに比して短い)の性質により、重量が著しく削減される。高い力は、問題なく複数の異なる方向に吸収されるとともに伝達されることができる。
代替的に、中空形材は、アルミニウム又はマグネシウム、若しくは軽金属の高強度合金から構成されてもよい。
重量を削減する目的に好都合なさらなる代替形態は、プラスチックのマトリックスに無端繊維を含有する繊維強化複合プラスチック材料から形成される中空形材について言及する。
製造上の理由及び組立て上の理由から、合致する外郭又は壁を有する中空形材を組み合わせることが好都合であり得る。構成部材は、ねじ留め、溶接、又は他の接続技法により相互接続することができる。かかる接続は、問題なく高い力に耐えることができ、さらには、非常に高い力の場合にエネルギーを消散することができ、少なくとも若干降伏し得る。例えば鋼板材料から成る単一の中空形材は、管又は形材の一部分から圧延されることにより形成される。
場合によっては、組み込まれたプラスチック形成部は、ロールオーバー・バーをガイドするとともに中空形材に力を導入する役割を有するだけでなく、中空形材の外側でも突出長さ領域での力を吸収することができ、さらに、場合によっては、かかる力を車体に伝達することができる。このような理由から、プラスチック形成部は、短繊維又は長繊維により強化される射出成形部とするべきである。かかる射出成形部は、妥当なコストで製造することができる。一代替形態として、無端繊維により強化されるプラスチックプレス部を用いることができる。かかるプレス部の成形プロセスにより、広範な形状が可能となる。このような場合では、熱可塑性又はデュロプラスチック材料を用いることができる。例えばガラスを繊維材料として用いることができ、例えば、市販されているとともにプラスチック材料で事前に含浸されているプリプレグの形態で、ロールオーバー・バー及び/又はカセット形材部分の繊維強化複合プラスチック材料に使用することもできる。
車体底部への力の伝達を可能にするために、プラスチック形成部の自由端は、車両底部接続手段を有して形成されるべきであり、それにより、プラスチック形成部が車体のプレス方向に支持されるか、又は、さらには、それぞれ、嵌合又は圧入により車体と接続されるようになっている。
好都合な一実施形態では、プラスチック形成部の自由端は、横支柱により相互接続されてもよく、場合によっては、車体底部接続手段が設けられてもよい。
安定させる役割も果たす横支柱は、後退したロールオーバー・バーのためのアクチュエータ及び駆動ばね又はロック構造のような、ロールオーバー・バーの作動のための構成部材を含むものとして二次的な機能を果たし得る。U字体内では、横支柱は形成部と一体接続され得る。代替的に、横支柱は(同じ又は別の材料、例えば軽金属から)別個に製造することができ、後で(ねじ留め、接着、ラッチ等により)挿入することができる。
衝突時に生じる力を、可能な限り大きい面積により、確実に伝達するようにするために、嵌合は、好ましくは、さらに中空形材を貫通するねじ又はボルトにより、プラスチック形成部及び中空形材間に与えられるべきである。ねじ又はボルトは、各プラスチック形成部内の力配分スリーブに挿入することができるか、又は、各プラスチック形成部内に形成される少なくとも1つのブロックに挿入することができる。ブロックは、適当に形成された、中空形材のカットアウトに嵌まることができる。嵌合はまた、ロールオーバー保護装置の事前の組立てを容易にする。
爪支持ボルトは、少なくとも1つのプラスチック形成部に保持され得る。爪支持ボルトは、伸張したロールオーバー・バーを支持及びロックする爪を保持し、さらに、爪に作用する力を伝達する。好ましくは、爪支持ボルトはまた、中空形材を貫通する。
ロールオーバー・バー及び車体間の衝突時のエネルギーを消散するために、所定の変形領域をプラスチック形成部及び/又は中空形材に設けることができる。所定の変形領域は、力の伝達の際にエネルギーを消散する爪支持ボルトにより変形される。このような所定の変形領域は、例えば、プラスチック形成部に内部形成された材料弱化部、及び/又は負荷時の爪支持ボルトの所定の変位移動を可能にする中空形材内にある変形可能又は破断可能な貫通開口とすることができる。
衝突時にロールオーバー・バーが可能な限り早期に接地することを保証するために、また、車体の中空形材の固定位置に対し好適なレバーアームを有するようにするために、ロールオーバー・バーは、周り全体が厚くなっているヘッド構造を有し得り、場合によっては、上端領域に幅広の肩部までも有する。これにより、ロールオーバー・バーが軟弱地盤に早々にめり込まないようにする。さらに、このような場合に、ロールオーバー・バーの接地部のために、所望の摩耗特性を予め設定することができる。
ロールオーバー・バーの伸張端位置を画定するために、ロールオーバー・バー内に少なくとも1つのアンカーを設けることができる。アンカーは、反力により中空形材が不所望に膨張しないようにするために中空形材の両端の縁の周りを把持することができる。
さらに、エネルギーを意図的になくすようにするために、ロールオーバー・バー内に少なくとも1つの局所エネルギー吸収領域を設けることができる。
さらにエネルギーをなくすことは、ロールオーバー衝突時に避けることのできないロールオーバー・バーの切込み(setting)移動の際に、ロールオーバー・バーの縁領域の食い込み(digs)をカバーする中空形材にある少なくとも1つのカバーにより達成することができる。カバーは、好ましくは、ロールオーバー・バーの材料を除去するか又は負荷時に変形する切断縁を有する。この作用は、ロールオーバー・バーの縁領域内の嵌合ニック(切り込み)により高められる。
本発明の実施形態は図面により説明される。
ロールオーバー保護装置Pは、構造ユニットEとして車体(図示せず)に設置することができる。構造ユニットEは、車体の横方向隔壁(lateral bulkhead)間か、又は車体の横方向隔壁又は横梁に直接取り付けられる。ロールオーバー保護装置Pは、車両のロールオーバー事故時に乗員を保護する役割を有し、このため、主としてコンバーチブルに用いられる。
ロールオーバー保護装置Pは、背もたれ(図示せず)の背後、特に、各前部座席又は各後部座席の背後に設置される。
ロールオーバー保護装置Pの主要な構成部材は、カセットハウジングH、及びロールオーバー・バーBのためのガイドFである。ロールオーバー・バーBは、後退位置(図示せず)及び伸張ロールオーバー位置(図1に示す)間をカセットハウジングHにより変位可能にガイドされる。ロールオーバー・バーBをロールオーバー位置に固定するためにロックVがカセットハウジングHに一体形成される。ロールオーバー・バーBに取り付けられているアンカー11は、ロールオーバー位置でのロールオーバー・バーの伸張を制限する役割を果たす。さらに、伸張駆動部Aには、アクチュエータC(後で示す)により作動することができる例えば少なくとも1つの予め負荷された圧縮ばねが設けられ、また、一体形センサにより、後退位置を画定するラッチ(図示せず)が解除される。
ロールオーバー・バーBは、繊維強化複合プラスチック材料のシェル構造になるように形成される。ロールオーバー・バーは、単一のシェル又は複数のシェル(例えば図示のように2つのシェル)を含み得る。すなわち、ロールオーバー・バーBは、この例では2つのシェルS1、S2から成るシェル体Sを有し、これらシェルは固定部材3により互いに取り付けられる。ロールオーバー・バーBは、ガイドFが係合するほぼ直線状の縁領域2を有する。ロールオーバー・バーBは、肉厚ヘッド構造PF及び/又は肩部1を含み得り、これらは、衝突時に摩擦特性及び/又は地盤めり込み特性に確実に影響を与えるように、縁領域を越えて外側に突出する。
カセットハウジングHは、中空形材Kから構成され、両端が開口しており、ロールオーバー・バーB及びガイドFの周り全体を囲んでいる。中空形材Kは、例えば高強度材料から構成される。図示の例では、中空形材Kは、例えば、高強度鋼板材料から構成され、縁フランジ6の領域に接続される2つの形材4、5から成る。接続としては、溶接、ねじ留め、クリンチング、リベット締め等が挙げられ得る。中空形材Kはさらに、一体形品とすることができ、また、例えば圧延により形成することができる。
中空形材Kは、代替的に、アルミニウム若しくはマグネシウム、又はこのような軽金属から成る高強度合金から構成することができる。さらなる代替形態として、中空形材は、ロールオーバー・バーの繊維強化複合プラスチック材料と同様であっても異なっていてもよい繊維強化複合プラスチック材料から成ることができる。図示の実施形態の中空形材Kの高さ寸法は、幅寸法よりも小さい。ガイドFは少なくとも、中空形材Kの短辺領域での嵌合により取り付けられる。
ガイドFのそれぞれは、縦形式のプラスチック材料形成部Tであり、1つのロールオーバー・バー縁領域2につき内側ガイドトラック13を有する。さらに、プラスチック形成部Tは強化上部固定領域14を有し、場合によっては、車体底部接続手段16を有する強化下部固定領域15を有する。場合によっては、形成部Tの自由端は、少なくとも1つの横支柱17により相互接続され得る。アクチュエータC及び/又は車体底部接続手段16は、横支柱17に配置され得る。車体に力を伝達するのに中空形材Kのみを用いる場合、ガイド7を図示(点線で示す)よりも短くして設計することができる。形成部T及び横支柱17の双方により、一体形U字構造ユニットが形成され得る。代替的に、横支柱17は、例えば軽金属又はプラスチックから成る別個の形成部であってもよく、この形成部に、例えばアクチュエータ及び/又は伸張ばね用のソケットが形成される。この形成部は例えば、ガイドを構成する形成部Tの開口に容易にラッチすることができる。
形成部Tは、短繊維又は長繊維で強化されているプラスチック材料から成る射出成形部とすることができるか、又は、それぞれ、繊維強化複合プラスチック材料から成るプレス形成部とすることができる。
中空形材Kでの嵌合により各形成部Tを固定するために、例えば、中空形材Kを貫通する固定ねじ又はボルト24が設けられ得る。固定ねじ又はボルト24には例えば、力の配分及び/又は間隔を空ける目的で、スリーブ23が設けられ得る。中空形材Kは固定孔を有する。代替的及び付加的に、形成部Tは、中空形材Kに形成されたカットアウト18に嵌まる一体形ブロック19を有し得る。
ロック又はロック装置Vは、好ましくはロールオーバー・バーの一端に、図2に示すとともに爪支持ボルト25により保持される爪Dを有し得る。爪は、縁領域2にて、図3に示すラッチ掛けR(例えば軽金属から成る)と協働する。爪支持ボルト25は、中空形材Kの支持開口8を貫通し得る。好都合には、所定の変形領域9が形成部T及び/又は中空形材Kに設けられる。所定の変形領域9は、伸張したロールオーバー・バーBでの負荷下で所定に降伏し、エネルギーを消散する、又はなくすようになっている。所定の変形領域9は、形成部Tの弱化領域及び/又は中空形材Kの弱化領域、例えば、参照符号9を付され点線で示されたキー穴状形成支持開口8により構成され得る。
伸張駆動部Aを構成するばねは、ロールオーバー・バーの内側に設けられた管10内をガイドされ得る。ばねは、車体底部及び/又は横支柱17それぞれにて支持され得る。
伸張ロールオーバー位置(ロールオーバー時の伸張位置)を制限するアンカー11は、例えばアルミニウムから構成され、ロールオーバー・バーBの一方の開端に挿入される。各アンカー11の22(図3)がロールオーバー・バーと接続される。各アンカー(アンカーは1つだけ設けられてもよい)は縁状挿入部21を有し、この挿入部はロールオーバー・バーの内断面及び外側に突出した2つのフック12に嵌合し、これらフックは、中空形材Kのセクションの下部縁領域の例えば各側面に形成された窪み20に掛止する(caught)。フック12が縁領域の周縁を把持することで、反力が生じた場合に中空形材Kを膨張させないようにする。
ロールオーバー・バーB及び/又は形成部Tを構成し得る繊維強化複合プラスチック材料は、好ましくは、プラスチック材料(例えば熱可塑性樹脂)のマトリックス中にガラス無端繊維を含有する。これらの成分をホットプレス成形法で処理して所望形状にする。好都合には、無端繊維は、市販されているとともにプラスチック材料を既に事前に含浸されているプリプレグ中に含有される。プリプレグは、例えば織物又はフリースとして入手可能である。他の高強度繊維、例えば炭素繊維を、場合によっては代替的又は付加的に用いてもよい。
プラスチック形成部Tは、ロールオーバー装置Pの安定した中空形材Kにしっかりと固定され、ロールオーバー事故時に、ロールオーバー・バーBから中空形材Kに高い力が導入されるようになっている。次いで、中空形材Kが力を車体に伝える。プラスチック形成部Tは、設計上、場合によっては、車体の支持体、特に車体底部の支持体を介して、負荷伝達に寄与することができ、出力を伝達することもできる、すなわち、湾曲可能な梁及び/又は圧縮支柱(pillar)の様に挙動し、力も伝達するようにする。
中空形材Kは、外郭を有して形成されるか、又はU字外郭及びほぼ平坦なカバープレートから形成されることができる。場合によっては、中空形材Kはさらに一体形構造とすることができる。
単純な一実施形態では、中空形材Kは矩形ボックス3を画定し、図示の実施形態では、中空形材Kの短辺領域は、短辺領域よりも中間領域において内幅が大きくなるように、全高に沿って及びプラスチック形成部Tが嵌合により取り付けられる領域に中空形材の中間セクションに対して後退する。
ロールオーバー保護装置Pは、事前に組み立てられるとともに事前に試験されることができる構造ユニットEから構成される。構造ユニットEは小型サイズであり、非常に軽量であり、優れたロールオーバー衝突性能を有する。衝突性能は、衝突時に生じるすべての負荷が複数の異なる方向に車体に確実に導入されることを保証する。ロールオーバー・バーBの幅広の肩部1又はヘッド構造PFは、非常に早期に接地する。さらに、ロールオーバー・バーの上端領域の幅広領域(ヘッド構造PF)は、ロールオーバー・バーがいとも容易に軟弱地盤にめり込まないようにする。この領域には、場合によっては、耐摩耗ゾーンを、質量濃度の増大及び/又は摩耗の取り入れにより形成することができる。これらの手段は、優れた衝突性能にも寄与する。
ロールオーバー・バーB及び車体間のいかなるエネルギー消散も、ロールオーバー事故時の衝突性能に確実に寄与することを意味するため、エネルギーを消散させるさらなる他の手段が好都合となり得る。
図1及び図2では、ニック26が、ロールオーバー・バーBの一縁領域2に点線で示されている。ロールオーバー・バーBの伸張位置では、ニック26は、中空形材Kの側方に設けられているカバー27の鋭縁付近に配置される。負荷が導入される場合、ロールオーバー・バーは、特に一端にだけ爪支持体が設けられている場合に、中空形材Kに対して側方に固定又は傾斜する傾向がある。この場合、カバー26は縁領域2に食い込んで、ロールオーバー・バーBの回避できない切り込み移動の際に材料を剥がすようにすることで、エネルギーを消散するようになっている。カバー27が十分な安定性及び/又は非常に鋭い縁を有する場合、このような作用のためにニック26はなしで済ませることさえできる。
エネルギーを消散するさらなる手段は、エネルギーが著しく消散するように、衝突時に応じる局所的に設けられたエネルギー吸収領域Mが少なくとも1つ提供される。このエネルギー吸収領域Mは、繊維強化複合プラスチック材料から構成されるロールオーバー・バーに容易に形成されることができるが、その理由は、この材料が、ロールオーバー・バーを成形するのに非常に広範な自由を可能にするためである。
後者の手段は、特別な設計及び/又は種々の壁厚及び/又は種々の繊維含有物等によりロールオーバー・バーBに組み込むことができる。
ロールオーバー・バーが伸張している、事前に組み立てられたロールオーバー保護装置の斜視図である。 ロールオーバー・バーがない状態の斜視図である。 ロールオーバー・バー・ガイドのない状態の端面斜視図である。

Claims (17)

  1. 伸張可能なロールオーバー・バー(B)をガイドする、該ロールオーバー・バー(B)のためのガイド(F)を有するカセットハウジング(H)を備えるロールオーバー保護装置(S)であって、
    前記ロールオーバー・バー(B)は、単一のシェル又は複数のシェルから構成される構造の繊維強化複合プラスチック材料から成る形成部(S)であり、前記ロールオーバー・バー(B)の伸張方向に平行に少なくとも部分的に伸張するシェル縁領域(2)を有し、前記カセットハウジング(H)は、高強度材料から成る中空形材(K)であり、両端が開口し、且つ前記ロールオーバー・バー(B)及び前記ガイド(F)の周りを覆っており、前記ロールオーバー・バー(B)は、前記伸張位置から前記中空形材(K)内へ後退する際、前記中空形材(K)の上端及び下端から突出し、前記ガイド(F)は、前記シェル縁領域(2)が係合するプラスチック形成部(T)であり、前記中空形材(K)の短辺の内側に固定取付けされており、前記ガイド(F)は、前記中空形材(K)の下端を越えて少なくとも下方に突出することを特徴とする、ロールオーバー保護装置。
  2. 鋼板材料、好ましくは高強度鋼板材料から成る中空形材(K)を特徴とする、請求項1に記載のロールオーバー保護装置。
  3. アルミニウム又はマグネシウムから成る中空形材(K)を特徴とする、請求項1に記載のロールオーバー保護装置。
  4. 繊維強化複合プラスチック材料、特にプラスチック材料のマトリックス中に無端繊維を含有する繊維強化複合プラスチック材料から成る中空形状(K)を特徴とする、請求項1に記載のロールオーバー保護装置。
  5. 前記中空形材(K)は、一体形構造であるか、又は各形材(4、5)及び/又は壁部を組み合わせたものであることを特徴とする、請求項1に記載のロールオーバー保護装置。
  6. 前記プラスチック形成部(T)は、プラスチック射出成形部であり、好ましくは、短繊維又は長繊維で強化されるか、又は、それぞれ、無端繊維で強化される繊維強化複合プラスチック材料から成るプラスチックプレス部であることを特徴とする、請求項1に記載のロールオーバー保護装置。
  7. 前記プラスチック形成部(T)は、前記中空形材(K)から突出する自由端に車体底部接続手段(15、16)が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のロールオーバー保護装置。
  8. 前記プラスチック形成部(T)の、前記中空形材(K)から突出する前記自由端は、少なくとも1つの横支柱(17)により相互接続され、好ましくは、前記横支柱(17)には車体底部接続手段が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のロールオーバー保護装置。
  9. 前記横支柱(17)は、前記プラスチック形成部(T)と一体形成されるか、又は前記材料と同じ材料又は異なる材料から成り、嵌合及び/又は圧入により前記プラスチック形成部(T)間に挿入されることを特徴とする、請求項8に記載のロールオーバー保護装置。
  10. 前記横支柱(17)は、前記ロールオーバー・バー(B)のためのアクチュエータ(C)及び/又は伸張ばね(A)のような、該ロールオーバー保護装置(T)の装置部材の保持体として設計されることを特徴とする、請求項8に記載のロールオーバー保護装置。
  11. 前記プラスチック形成部(T)は、嵌合、好ましくは前記中空形材(K)を貫通するねじ又はボルト(24)、場合によっては、力配分スリーブ(23)を保持するねじ又はボルト(24)、又は、前記プラスチック形成部(T)に形成される少なくとも1つのブロック(19)により前記中空形材(K)にロックされ、且つ前記中空形材(K)のカットアウト(18)に係合することを特徴とする、請求項1に記載のロールオーバー保護装置。
  12. 少なくとも1つの前記プラスチック形成部(T)には、前記シェル側縁領域(2)のラッチ掛け(R)と協働するロック爪(6)用の爪支持ボルト(25)が設けられており、好ましくは、前記爪支持ボルト(25)はさらに、前記中空形材(K)に支持されることを特徴とする、請求項1に記載のロールオーバー保護装置。
  13. 所定の変形領域(9)は、前記プラスチック形成部(T)及び/又は前記中空形材(K)に前記爪支持ボルト(25)が設けられていることを特徴とする、請求項12に記載のロールオーバー保護装置。
  14. 前記ロールオーバー・バー(B)は、前記中空形材(K)を越えて突出する上端に肉厚ヘッド構造(PF)を有し、場合によっては、前記ロールオーバー・バー(B)の伸張方向に平行に伸張する前記シェル側縁領域(2)に対し外側に突出する外方に幅が広くなった肩部(1)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載のロールオーバー保護装置。
  15. 少なくとも1つのアンカー(11)は、前記ロールオーバー・バー(B)の前記形成部(S)の下端に取り付けられ、前記アンカーは、前記中空形材(K)と係合することができるフック掛止部(12)を有し、前記フック掛止部(12)は、前記ロールオーバー・バー(B)が前記アンカーにより保持されたときに前記中空形材(K)の縁の背後で把持し、前記フック掛止部(12)は、前記中空形材(K)の反力膨張に抗する膨張防止手段としての役割を果たすことを特徴とする、請求項1ないし14のいずれか1項に記載のロールオーバー保護装置。
  16. 少なくとも1つの局所エネルギー吸収領域(M)は、前記ロールオーバー・バー(B)の前記上端と前記中空形材(K)の懸架領域との間に設けられ、前記局所エネルギー吸収領域(M)は、該局所エネルギー吸収領域(M)の周囲に対する降伏を可能にする吸収特性を有して形成されることを特徴とする、請求項1に記載のロールオーバー保護装置。
  17. 少なくとも1つの上部カバー(27)が前記中空形材(K)に設けられ、前記カバー(27)の一縁は、前記ロールオーバー・バー(B)の前記シェル縁領域(2)に向き、好ましくは、前記カバー(27)の前記縁との係合のために、前記シェル縁領域(2)に切込み(26)が形成されることを特徴とする、請求項1に記載のロールオーバー保護装置。
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