JP2006518789A - 植物性材料製パネルの製造方法およびそのための水性接着剤組成物 - Google Patents

植物性材料製パネルの製造方法およびそのための水性接着剤組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、そのアミロース含量が30と60%の間である、少なくとも1種の植物性デンプンを含んでいることを特徴とする接着剤組成物に関する。本発明はさらに、リグノセルロース材料へのその塗布、パネルの成形、およびこれらのホットプレスを含んだ、前記組成物を使用する方法に関する。前記方法の間のホルムアルデヒド蒸気の放出は、可能な限り少ない。本発明はさらに、上記の通り製造されたパネルで、特に雰囲気に少量のホルムアルデヒドしか放出しないパネルに関する。

Description

本発明は、植物性材料、特にリグノセルロース材料製パネルを製造するのに有用な新規の接着剤組成物に関するものであって、特にホットプレスの段階で、大幅にまたはきわめて少ないホルムアルデヒド蒸気の放出しか伴わずに製造することを可能にする。
本発明では、「植物性材料製パネル」という表現は、同じ種類または異なる種類の構成要素、たとえば木材と金属を組合せた、木材から誘導されたパネル、すなわち、種々の合板パネル、パーティクル製パネル、ファイバー製パネル、「サンドイッチ」パネルと称されるパネル、ラメラ(OSB)製パネル、Isorel(登録商標)型のパネル、再構成されたビームのパネル、「積層木材」と称され、また「ボックスコンパートメント」ビームともいわれるパネル、を意味する。
本発明はまた、植物性材料、特にリグノセルロース材料製パネル、特に木材チップ製パネル、または合板パネルの製造方法であって、アグロメレーション(凝塊形成)、アセンブリ、複合化または硬化のために、前記植物性材料を本発明による新規な接着剤組成物で処理するステップ、ならびに成形およびホットプレスするステップを含む製造方法に関する。
この方法に関連して、アグロメレーション、アセンブリ、複合化または硬化に関係する反応は、本質的には、ホットプレスが実施されるときに行われる。
本発明は、より詳細には、ホットプレスをするステップを含み、このときにホルムアルデヒド蒸気の放出が大幅にまたはきわめて減少される方法に関する。
延長線上において、本発明はまた、合成樹脂、特にアミノプラスト樹脂またはフェノール樹脂を利用するものと同じ原理により得られる、種々の単板、木工または建具製品の接着、あるいは間仕切りの接着に関する。
本発明はまた、セルロース誘導製品、例えば、ニトロセルロース、エチルセルロース、およびセルロースアセテート、セルロースプロピオネートおよびセルロースアセトブチレートに由来する物品の接着に関し、これらの使用はプラスチックの分野によりいっそう入る。
本発明はまた、アグロメレーション、硬化、アセンブリまたは複合化の方法または加工に有用であり、わずかなまたはきわめてわずかな量の合成樹脂、特にホルムアルデヒド系樹脂しか使用しない組成物を目的とする。
最後に、本発明は、本発明による新規な組成物の使用による、植物性材料、特にリグノセルロース材料製の新規なパネルを目的としたものであり、本パネルは、パネルの製造、貯蔵、設置および/または使用時に、大幅にまたはきわめて低減されたホルムアルデヒド蒸気の放出によって、それ自体がより環境に配慮しかつより公衆衛生に配慮されている。
本発明では、「リグノセルロース材料」という用語は、本質的にセルロース、ヘミセルロース、リグニンおよび/またはペントサンを含んだ全ての植物性材料を表す。
この定義は、特に、木材に由来する全ての材料、さらに、例えば、綿、ジュート、大麻、ラミー、サイザル麻、亜麻もしくはトウモロコシ収穫物または穀物収穫物に由来する種々の材料に関係する。
したがって、それらの起源、それらの組成、またはそれらの物理的な外観が異なり、特に、粉末、ファイバーの集合、パーティクル、小片、削りくず、またはラメラの外観を有する、非常に多種の材料が利用可能である。
本発明では、「植物性材料」という用語はまた、たとえば国際出願公開WO 95/15894号パンフレットに記載のフラットパネル、または欧州特許EP 0781199号明細書に記載の「サンドイッチ」パネルの開発に顕著に関与することが可能な種々の材料、特にデンプン材料、を意味するものである。
現時点での最新技術では、アミノプラスト樹脂およびフェノール樹脂は、接着剤組成物の配合に広く用いられている。これらは、関係する本方法に関連して、コンシステンシー、多孔度、密度、硬さ、柔軟性、耐水性、もしくは耐湿性などの最良の主要な物理的性質、または防音性もしくは断熱性などの具体的特性を達成することを可能にする。
これに関連して、一例として、「Novopan」特許、すなわち特にフランス国特許FR 2069609号および同FR 2069610号または同FR 2111367号を挙げることができる。
たとえば、尿素/ホルマール、フェノール/ホルマール、ケトン-ホルマール、メラミン-ホルマール、メラミン/尿素/ホルマール、ニトロパラフィン/ホルマールまたはタンニン/ホルマール樹脂などのホルムアルデヒド系樹脂、あるいはヘキサメチレンテトラミンなどのホルムアルデヒド放出性製品をベースとする樹脂の増大した又は大量の使用が、頻繁に高含量となる遊離ホルムアルデヒドの結果として重大な問題を引き起こしている。
ホルムアルデヒド蒸気は、たとえ空気中に少量 (百万分の1または2部、あるいは1または2ppm)であっても皮膚および粘膜を刺激し、0.2ppmから不快な臭気を有し、呼吸機能に影響を及ぼす(「ホルムアルデヒド喘息」)といわれている。
これらは、まず第一に植物性材料製パネルの製造に関わる関係者に影響を与え、包装には接触による刺激性および有害性についてのユーザへの警告があるものの、恒久的な暴露が問題として残っている。
この状況は、公衆の意見または公衆衛生に責任がある当局に許容されていない。彼らは、建物の強力な換気、および頻繁な検診を強くすすめている。
製造されるパネルは、発生する放出に関する分類の対象でもある。
Figure 2006518789
遊離ホルムアルデヒドセンサの存在、ホルムアルデヒドを部分的に他の揮発性の少ないアルデヒドに置き換える努力、尿素、メラミンもしくはタンニン、または少量の遊離ホルムアルデヒドしか含まない合成樹脂を使用する種々の努力、および/または使用量の低減によって後押しされているにもかかわらず、これらのステップは、真の解決法にはなっておらず、かつ充分ではない。
このことを念頭において、たとえば、ホルムアルデヒド系樹脂とアルファ-メチル化ケトンを組合せるフランス国特許出願FR 2575754号、あるいはアルキド樹脂と尿素/ホルムアルデヒドを組合せる欧州特許EP 0043036号を挙げることができる。
同様に、「増量剤」として、血液アルブミン、おがくず、種々の粉、堅果の殻、コムギまたはマメ科植物、特にエンドウマメ(米国特許第4942191号)の使用のほかに、塊茎または穀物デンプン(これらは可能な変換またはその性質に従って変性されうる)が、この同じ目的に対して公知である。
紙または厚紙などのシートから作られた製品の接着に対してこれらの利点は認知されているが、植物性材料製パネルの製造方法に関連しては、これらの使用はあまりよく知られていない。それは、化学的および/または物理的な変性に関して、かなりの調整が必要であり、ホルムアルデヒドの放出によって引き起こされる問題の根本を解決するものではない。
したがって、これらの穀物または塊茎デンプンは、所望する特性に対して、特にその方法を容易にすることによる二次的な寄与しかしていない。
その他のアプローチ、たとえば尿素/ホルムアルデヒドまたはメラミン/ホルムアルデヒド樹脂用の硬化性混合物中にデンプンまたはデキストリンを使用すること(欧州特許EP 0183960号)、あるいは一般原料からの加工デンプンを使用すること(デンプンのカルバメート、エステルまたはエーテルの使用を記載している、国際特許出願WO 87/02929)に言及することが可能である。
フランス国特許FR 2576603も挙げることができ、これは、その他の化合物中でも、単糖類および二糖類を含んだ結合剤(バインダー)を推奨している。
これらの種々のアプローチによって複数の処方がもたらされ、これらのすべてが少なくとも1種のホルムアルデヒド系樹脂を含んでおり、製造中または製造された製品の使用中に、放出の有害な影響が持続することを可能にする。これらの存在は、規格の変化を満足するため、特に規格に従って耐水性および耐湿性のレベルを満足するためには、常に必須であると考えられている。
これらはまた、極端な妥協案によって、特に耐水性または耐湿性を損なうリスクをも含んでいる。
いずれにしても、これらの提案は大きな不満足をもたらし、ユーザもまた、健康問題のリスク(「シックハウス症候群」)が心配である。
実際、特に家の中には多くの放出源がある。これらのレベルは、バラツキはあるが高い(百万分の0.1〜1.5部、または0.1〜1.5ppm)。大量の接着剤を使用する建築または塗装材料に起因する放出を処置することが必須である。
提案は、放出を生み出す樹脂を、特に耐水性または耐湿性に関して、同じ機能を果たすことが可能な他の化合物で完全に置き換えることを目的にしている。
試みには、リグニン、ジャガイモパルプ、タンパク質またはカチオン性デンプンの誘導体の使用、またはポリウレタンもしくはエピクロロヒドリンをベースとする樹脂で置き換えることが検討されてきたが、これらもまた高い毒性を示す。
国際出願公開WO 95/15894号パンフレット 欧州特許EP 0781199号明細書 フランス国特許FR 2069609号明細書 フランス国特許FR 2069610号明細書 フランス国特許FR 2111367号明細書 フランス国特許FR 2575754号明細書 欧州特許EP 0043036号明細書 欧州特許EP 0183960号明細書 国際出願公開WO 87/02929号パンフレット フランス国特許FR 2576603号明細書
したがって、その構成中にホルムアルデヒド系樹脂が少ないか、またはまったく含んでいない、植物性材料製パネルを製造するための新規の接着剤組成物を選択することにより、このホルムアルデヒド蒸気放出の問題を改善することが完全に可能なことが立証されたことは、本出願人によるものである。
植物性材料、特にリグノセルロース材料製パネルを製造することを目的とした、本発明による新規の接着剤組成物は、乾燥ベースで表されるある量の合成樹脂RS(特にホルムアルデヒド系、エピクロロヒドリン系、またはポリウレタンタイプ) 、および乾燥ベースで表される、ある量の、少なくとも1種のマメ科植物デンプンを含んだデンプンAを含み、比A/(A+RS)により定義される値が、50と100%の間、好ましくは60と100%の間、より好ましくは70と100%の間であり、さらに場合によっては、本質的に疎水性の樹脂、たとえばBASOPLAST(登録商標)樹脂(BASF)、「増量剤」といわれる製品、硬化剤、顔料、及び充填剤、並びに化学薬品、たとえば種々の硫酸塩または塩化物、からなる群から選択される少なくとも1種の化合物を含んでいることを特徴とする。
本発明による新規の組成物は、その他の供給源に由来する1種または複数のデンプン、たとえばトウモロコシ、コムギまたはコメなどの穀物から、あるいはジャガイモまたはキャッサバなどの塊茎からのデンプンをさらに含んでいてもよい。
ひとたび妥協しなければならない状況が要求した場合でも、本発明による接着剤組成物は少量の合成樹脂RSを含むことができ、特に施行中の法律に従って有利であることに変わりないことが認められる。
一般に、「合成樹脂RS」という用語は、任意のホルムアルデヒド系またはホルムアルデヒド放出性樹脂、および任意のエピクロロヒドリン系またはポリウレタンタイプの樹脂を意味する。
好ましい変形形態によれば、植物性材料、特にリグノセルロース材料製パネルを製造することを目的とする本発明による新規の組成物は、接着剤組成物の固形分含有量全体に対する固形分量として表して、40%未満、好ましくは30%未満、さらに好ましくは25%未満のある量の合成樹脂RS、60と100%の間、好ましくは70と100%の間、より好ましくは75と100%の間の割合の、少なくとも1種のマメ科植物デンプンを含んだある量のデンプンA、さらに場合によっては、本質的に疎水性の樹脂、「増量剤」といわれる製品、硬化剤、顔料、及び充填剤、ならびに化学薬品からなる群から選択される少なくとも1種の化合物を含んでいることを特徴とする。
本発明による新規の組成物は、(乾燥/乾燥ベースで)接着剤組成物の10%未満、好ましくは5%未満、より好ましくは1%未満の合成樹脂RSの量しか含んでいないことを、特に有利に特徴とする。
本出願人は、こうした組成物は、特にホットプレスをするステップにおいて、ホルムアルデヒド蒸気の放出がないか又は非常に少ない植物性材料製パネルの製造を成功させる、簡単で比較的安価で、容易に利用可能な手段となることを実際に確認してきた。
したがって、本発明はまた、植物性材料、特にリグノセルロース材料製パネルの製造方法であって、前記材料を本発明による接着剤組成物で処理するステップと、成形およびホットプレスをするステップとを含んだ方法にも関する。
したがって、本発明による組成物の前記方法での使用は、製造装置の近傍で実施した測定に対応するホルムアルデヒド蒸気の放出が、百万分の0.1部(0.1ppm)未満、好ましくは0.05ppm未満、より好ましくは0.01ppm未満であることを可能にする。
同時に、本発明による方法は、1991年7月の欧州規格EN 120に規定された「パーフォレータ」法(perforated method)に準拠して測定して、前記パネル100グラム当たり30ミリグラム(mg)未満しかホルムアルデヒドを雰囲気中へ放出しないことを特徴とするパネルを得ることを可能にする。
より好ましくは、最適と考えられる条件下では、得られたパネルは、上述の欧州規格に準拠して測定して、前記パネル100グラム当たり10mg未満、好ましくは5mg未満しか雰囲気中に放出しないことを特徴とする。
技術的、経済的および健康の条件すべてを満たすこうした可能性は、思慮深く選択され、かつ容易に利用可能なデンプンを使用する限りもたらされる。
したがって、本発明に関連して、驚くべきこと且つ予想外のことには、マメ科植物デンプン、特にエンドウマメデンプンは、本発明による接着剤組成物中に使用でき、その開発に適しており、たとえ合成樹脂が存在しなくても又は非常に限定された量の存在下でも、植物性材料製の高品質パネルを得ることを可能にすることがわかった。
本出願人は、アミロース含量が30と60%の間、好ましくは30と52%の間である、マメ科植物からの、特にエンドウマメからのデンプンに最も特別に重きをおく。
驚くべきこと且つ予想外のことには、これらの特性に対応するマメ科植物デンプン、特にエンドウマメデンプンは、本発明に関連して非常に有利な解決法となることが実際にわかった。
本発明による組成物中に、マメ科植物デンプン、特にエンドウマメデンプンが、デンプンの総量に対して有意の量、すなわち少なくとも5%に等しく、好ましくは少なくとも20%に等しく、より好ましくは50%を超えて存在することにより、特にホルムアルデヒド系樹脂の有用な量が現時点での限界を十分に超えて非常に大幅に減少され、さらにそれが除去さえされ、一方で同時に、製造品の最も重要な特性、特に耐水性および耐湿性に関する特性が保持されることが可能になる。
本発明では、「マメ科植物」という用語は、より詳細には蝶形花亜科を意味するものとし、これらの最も重要なものは、マメ、エンドウマメ、レンズマメ、ソラマメ、アルファルファ、クローバーおよびルピナスである。
本発明では、「マメ科植物デンプン」という表現は、コロイド状物質の内容物、および一般に少量、たとえば(乾燥/乾燥ベースで)1%未満のファイバー状残留物を伴った、特に(乾燥/乾燥ベースで)90%を超える高いデンプン含量を有する、マメ科植物、特にエンドウマメから抽出されたデンプンを意味するものとする。
このデンプン含量は、(乾燥/乾燥ベースで)好ましくは95%を超え、より好ましくは98%を超える。
このタンパク質の含量は、(乾燥/乾燥ベースで)好ましくは1%未満、優先的には0.5%未満、さらに特には0.1と0.35%の間である。
マメ科植物デンプン、特にエンドウマメデンプンは、その他のデンプン源に比較して、良好で、特に経済的な条件下で容易に利用可能であると考えられる。
本発明による好ましい接着剤組成物は、これらが30.5と45%の間、好ましくは31と40%の間、より好ましくは31.5と39.5%の間のアミロース含量を有する、少なくとも1種のマメ科植物デンプン、特にエンドウマメデンプン、を含んでいることを特徴とする。
マメ科植物デンプン、特にエンドウマメデンプンは、アミロース含量が20〜28%である従来の穀物および塊茎デンプンのものより、しばしばわずかに高いアミロース含量を有し、それ自体は満足に耐水性または耐湿性を付与しないという事実には、特に驚くべきおよび予想外の性質が存在する。
さらに、アミラーゼ含量の高い、すなわち50%を超える含量を有する、穀物デンプン、特にトウモロコシデンプンは、たとえば段ボールに対して、耐水性の観点からは有利であるが、この特性はパネルの製造においては認められない。
より詳細には、60%を超える、さらに悪くは70%を超えるアミロース含量を有するデンプンは、使用するのが困難である。
したがって、この点について研究がなされていないので、本出願人は、アミロースに富む穀物デンプンの場合、ホルムアルデヒド系樹脂なしでは役に立つことが不可能である、またはその量を有意に減少させることさえ不可能であることを立証した。
これらのアミロースに富むデンプンはまた、これらを可溶化するためにかなりの熱の供給を必要とし、これは接着不良の危険が生じる1つの側面である。
上記から、マメ科植物デンプン、特にエンドウマメデンプンの中のアミロースのレベルと、本発明による接着剤組成物により示される特性の間を、たとえ密接でなくても、関連させることは不可能であると推論される。
本出願人は、これらのマメ科植物デンプンのまさにその性質が、観察される高性能レベル、およびホルムアルデヒド系樹脂を大幅に減少させるかまたは除去さえする能力を生みだすと結論付けている。
本発明による組成物中で、一般に業界で使用される種々の顔料または充填剤を、上記デンプンと組合せることもまた可能である。
これらの材料は、その用途に必須の特性を低コストで保持または持続するための「充填」剤として使用される。
たとえば、カオリン、炭酸カルシウム、タルク、チタン酸化物、カルシウムバリウムサルフェートは、これらの目的に使用される。
たとえばカオリンなどの、これらの添加剤は、特に微細孔をふさぎ、ブリスタリング(膨れ)を防止する(ガブーン木材)のに有用であることが分かっている。
タンニン、たとえば特に変性された、パインバーク(pine bark)タンニン、ペカンナッツ(pecan nut)タンニン、ミモザ(mimosa)タンニンおよび/またはケブラチョ(quebracho)タンニンなどの、好ましくは縮合タンニンを加えることも一般的である。
本発明による組成物はまた、撥水剤、たとえば反応性シリコーン、尿素またはポリオールなどの可塑剤、またはアンモニウム塩、特に塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウムおよび乳酸アンモニウムなどの硬化剤を含み得る。
一変形形態によれば、特に耐水性または耐湿性の基準に関連した要求事項を満たし、かつ製造または使用に対する衛生および公衆衛生の条件をできる限り遵守する本発明による組成物は、いかなるホルムアルデヒド系樹脂も存在しないことができるほか、それが硫酸塩および塩化物、特に亜鉛、アルミナ、アンモニウムまたは銅の硫酸塩および塩化物、ジルコニウム含有化合物、あるいはリン酸モノアンモニウムまたはリン酸二アンモニウムから選択される化学薬品の有効量を含んでいることを特徴とする。
本発明による好ましい化学薬品の中で、硫酸アルミナは、容易に入手可能な製品である。しかし、その使用は、パネルの製造のための、耐水性または耐湿性の改善という特定の目的に対して提案されたことは決してないと思われる。
硫酸亜鉛もまた、好ましく使用しうる。
さらに具体的には、これらの思慮深く選択された塩の1つの全く妥当な量の添加、とりわけ本発明の好ましい変形形態によれば、硫酸亜鉛の全く妥当な量の添加によって、特に確立された判定基準により表される、非常に優れた耐水または耐湿効果を得ることが可能になる。
本明細書では、「有効量」という用語は、前記接着剤組成物が、製造されたパネルに所望する優れた耐水性または耐湿性を付与することを可能にする量に少なくとも等しい化学薬品量を意味し、上記の特性は、特に通常の慣習により決定される。
上記に定義されたアミロース含量を充分且つ有意の量で有するマメ科植物デンプン、特にエンドウマメデンプンの使用により、均質な接着剤が、粉末から非常に容易に構成されることが注目される。
通常の接着剤の固体含量に匹敵するもの、すなわち40〜60%のオーダーを有し、かつ、特にプレスに関して同様の挙動を有する接着剤を容易に得ることも可能である。
これらのテクスチャは、「ショート」と称され、この表現は、特に分配について最良の条件下では適切なレオロジーの挙動を表す。
さらにこのことは、多孔度などの最も重要なデータおよび接合された木材の構造、またはその表面仕上りに関して、選択されたレベルに関係なく、400〜5000mPa.sの粘度の一貫性によって容易になる。
容易な供給のほかに、デンプンのコストおよび使用量は、通常使用される接着剤のコストとたかだか同じである接着剤を得るためのコストを可能にする。
プレスする前の最初の結合(「タック」)は、全く満足できるものであり、硬化しかつ/またはアセンブリすることを意図した材料の優れた成形および充分な位置決めを可能にする。
さらに、注意深い検査において、計画されたすべての操作中にブリスタを生じる傾向は認められなかった。
調製されたパネルが、制御され且つ定常的雰囲気(50と65%の間の相対湿度)中に保持した後に切断または分離された場合には、すべての場合で解繊があり、これは、接着結合強度が少なくともファイバーの凝集力に等しいと結論付けることを可能にすることが注目される。
最後に、本出願人は、想定される配合物によって、特に接着の種々の「クラス」の応力への接着物の応答によって以下に定義され、慣例によって決定されるすべての程度の耐水性または耐湿性を得ることが可能であることに気が付いた:
D1:乾燥時の環境(たとえば、家具の内部、床ベーススラット、中二階(mezzanine)床、または卓球台)、
D2:あまり湿潤でない環境(たとえば、浴室家具または車両の床)、
D3:しばしば湿潤な環境(たとえば、保護用外壁板張りまたはトレーラー構造物)、
D4:常に水と接触する環境:たとえば、保護無し外壁板張り、コンクリート用型枠
さらに、本出願人は、完全に満足な本発明による組成物のために、特に化学的に変性(加工)されていないマメ科植物デンプン、特にエンドウマメデンプンを単独または混合物として使用することで完全に十分であると考える。
加工デンプン、特に化学的に加工されたデンプンは有用であり得るが、特にこれらのコストに関してはその利点は明らかではない。
これらの正当化は、いずれか1つの製造操作時の性質の改善、または接着特性それ自体のさらなる改善にある。
それらはまた、化学的および/または物理的な変性に続く簡易なまたは部分的なゼラチン化(膠化)の結果として、特に結合速度または結合品質に関して強度またはヒートバランスの利益があり得る。
したがって、部分的に酸化され、または酸もしくは酵素により加水分解された、エンドウマメデンプンの使用が全く可能である。
たとえば公知の予備ゼラチン化、押出し、熱水蒸気処理またはアニーリングの熱操作などの物理的変性等、その他の変性が可能である。
特に、デンプンの部分的または全体的溶解性をもたらす、予備ゼラチン化、押出し、または任意のその他の操作、特に化学操作は、本発明による組成物のより優れた特性、特にレオロジーおよび分配/配置特性の研究により動機付けられる。
これらの考察はまた、当業者に、顆粒状デンプンと部分的にまたは全体的に可溶性のデンプンを任意の割合で組合せることを想起させ得る。
したがって、本発明の目的のためには、マメ科植物デンプン、特にエンドウマメデンプンは、有利なコスト、有利な供給および有利な規制の側面を有し、技術的要求事項に適合した性能レベルにおいてすべての望ましい変数を示す本発明の接着剤組成物を得るための簡単で容易な手段となることを示している。
標準的な接着剤組成物の配合および開発に関し、本発明の種々の態様を以下の実施例に基づいてより詳細に説明するが、これらの例は限定的ではない。
〔例1(従来技術)〕
「増量」という点からは極端な、粉を含む配合物の2つの例を提供する。
Figure 2006518789
〔例2(本発明)〕
ホルムアルデヒド系樹脂を減少させるために、本発明による組成物(処方2.1)を、ジャガイモ粉、および99%と濃厚で36.7%のアミラーゼ含量を有するエンドウマメデンプンをベースとして設計する。
Figure 2006518789
処方2.1を用いた場合、非常に類似の耐水性に対して、従来技術の組成物(実施例1)で感じた刺激に比較して、刺激感の大幅な減少が作業テーブルの近くでみとめられた。
処方2.1を、本発明による以下の2つの別の処方2.2および2.3と比較する。それ自体がまたエンドウマメデンプンを異なる割合で含んでいる。
前記エンドウマメデンプンは99%と濃厚であり、36.7%のアミロース含量を有する。
Figure 2006518789
本発明による組成物2.2および2.3はまた、以下の接着剤の特性により規定される。
Figure 2006518789
3種の処方は、メラミン/ホルムアルデヒド樹脂、または尿素/ホルムアルデヒド樹脂の量の非常に大きな減少をもたらすが、最後の2つは、これらの粘度、貯蔵寿命およびコストについて、より一層好ましい。
〔実施例3〕
処方2.2および2.3を用いて、小さなパネルの製造手順を実験室で用いる。この手順は以下の2つのステップを含む:
‐ あらかじめコンディショニングされた(20〜65%RH)100cm2のガブーン木材、トウヒ木材、またはポプラ木材(10cm×10cm×1.5cm)の表面上に、2および3グラムの試験接着剤を塗り広げることにより糊付け(サイジング)するステップと、
‐ 同時に加熱(表面温度:180℃)およびプレス(7バール/cm2)するステップ。
耐水性は浸漬試験により判定し、この試験では試験試料が100グラムの加重の下で浸漬される。
ブリスタの傾向を0(劣る)〜5(優れる)の範囲で格付することにより評価する。
Instron 1122装置で接着結合の引張強度を測定することにより、接着の品質を評価する。
ブリスタリングは完全になく且つ非常に優れた乾燥時の接着という状況で、クラスD1およびD2にしたがい、耐水性は良好(処方2.2)、または優れてさえいる(処方2.3)。
〔実施例〕
処方4.1を、本発明に従って調製する。
Figure 2006518789
実施例3で規定された条件下で、本発明による処方4.1で得られたパネルの特性を、同じ条件下で、たとえば実施例1の処方1.1と類似の従来技術の処方4.2で得られた特性と比較する。
Figure 2006518789
この処方4.1の利点を以下に例示する。すなわちこれによって、完全に適切な機械的性質にもかかわらず、リサイクルされるパネルを構成する材料のおかげで、非常に低レベルのホルムアルデヒド蒸気放出を得ることが可能になる。

Claims (14)

  1. 植物性材料、特にリグノセルロース材料製パネルを製造するための接着剤組成物であって、
    − 乾燥樹脂として表される、ある量の合成樹脂RS(特にホルムアルデヒド系、エピクロロヒドリン系、又はポリウレタンタイプである)、及び
    − 乾燥デンプンとして表される、ある量の、少なくとも1種のマメ科植物デンプンを含むデンプンA、
    を含み、比A/(A+RS)によって定義される値が50から100%の間、好ましくは60から100%の間、より好ましくは70から100%の間であり、
    − さらに場合によっては、本質的に疎水性の樹脂、「増量剤」といわれる製品、硬化剤、顔料、及び充填剤、ならびに化学薬品からなる群から選択される少なくとも1種の化合物、を含むことを特徴とする接着剤組成物。
  2. 植物性材料、特にリグノセルロースのリグノセルロース材料製パネルを製造するための接着剤組成物であって、
    − 前記接着剤組成物の全固形分含量に対し、乾燥樹脂として表して、40%未満、好ましくは30%未満、さらに好ましくは25%未満のある量の合成樹脂RS、
    − 前記接着剤組成物の全固形分含量に対し、乾燥デンプンの量として表して、60から100%の間のある量の、少なくとも1種のマメ科植物デンプンを含むデンプンA、を含み、
    − さらに場合によっては、本質的に疎水性の樹脂、「増量剤」といわれる製品、硬化剤、顔料、及び充填剤、ならびに化学薬品からなる群から選択される少なくとも1種の化合物、を含むことを特徴とする接着剤組成物。
  3. 乾燥/乾燥ベースで表して、10%未満、好ましくは5%未満、より好ましくは1%未満のある量の合成樹脂を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. マメ科植物デンプンからなる群から選択される少なくとも1種のデンプンを含み、マメ科植物デンプンの割合が、デンプンの総量に対して少なくとも5%、好ましくは少なくとも20%、さらに好ましくは50%を超える量であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記デンプンが、乾燥組成物全体に対する乾燥デンプンの割合として表して、70〜100%の間、好ましくは75〜100%の間の割合で存在することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記マメ科植物デンプンが30〜60%の間、好ましくは30〜52%の間のアミロース含量を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記マメ科植物デンプン、特にエンドウマメデンプンが、30.5〜45%の間、好ましくは31〜40%、さらに好ましくは31.5〜39.5%の間のアミロース含量を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 硫酸塩及び塩化物、特に亜鉛、アルミナ、アンモニウム、又は銅の硫酸塩および塩化物、ジルコニウム含有化合物、又はリン酸二アンモニウムから選択された有効量の化学薬品を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記量のデンプンが、場合によっては変性された顆粒状の少なくとも1種のデンプンと場合によっては変性された部分的又は全体的に水溶性の少なくとも1種のデンプンとの混合物に対応することを特徴とする、請求項1〜8に記載の組成物。
  10. 植物性材料、特にリグノセルロース材料製パネルの製造方法であって、前記材料を請求項1〜9のいずれか一項に記載の接着剤組成物で処理するステップと、成形及びホットプレスをするステップを含む方法。
  11. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の接着剤組成物を含む、植物性材料、特にリグノセルロース材料製パネル。
  12. 1991年7月の欧州規格EN120に規定された方法に準拠して測定して、前記パネル100グラム当たり、30ミリグラム(mg)未満のホルムアルデヒドしか雰囲気中に放出しないことを特徴とする、請求項11記載のパネル。
  13. 欧州規格EN120に準拠して測定して、前記パネル100グラム当たり10ミリグラム(mg)未満、さらに好ましくは5mg未満しか雰囲気中に放出しないことを特徴とする、請求項12記載のパネル。
  14. 植物性材料、特にリグノセルロース材料製パネルを製造するための、マメ科植物デンプン、特にエンドウマメデンプンの使用。
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