JPS60210602A - 修飾小麦bデンプン - Google Patents

修飾小麦bデンプン

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JPS60210602A
JPS60210602A JP60040969A JP4096985A JPS60210602A JP S60210602 A JPS60210602 A JP S60210602A JP 60040969 A JP60040969 A JP 60040969A JP 4096985 A JP4096985 A JP 4096985A JP S60210602 A JPS60210602 A JP S60210602A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、2級デンプンおよび小麦Bデンプンに関する
。さらに詳しくは、通常の低粘度デンプンを製造するた
めの修飾処理に従った、ことに段ボール用の、スタイン
・ホール方式のコルゲート用接着剤の製造において特に
有用なデンプン1こ関する。
発明の背景および先行技術 段ボールは、接着剤組成物で互いに貼合わせた平面状お
よび波形状紙よりなる。片面段ボールは、ライナーと呼
ばれる平面紙および中芯紙と呼はれる波形紙よりなる2
層製品であって、ライナーと接触する、段とよばれる波
形中芯紙の段頂1こそって塗布した接着剤で互いに貼り
合わされている。
両面段ボールは、片面段ポールおよび第1ライナーと同
様の位置ではあるか、中芯紙の反対側、即ち露出した面
にあるもう1枚の、即ち第2ライナーよりなる3層製品
である。
段ボー1と紙は、通常、連続式の方法で製造され、該方
法においては、僅かに湿潤させた紙を、加熱段ロールに
通し、波形中芯紙を形成する。次いで該中芯紙の片面の
段に接着剤組成物を塗布し、該面を次に加熱および加圧
下にて一枚のライナーと接触させ、いわゆる片面段ボー
ルを製造する。両面段ボール製品が所望の場合には、こ
の様にして形成した2層の積層材料を次いで「ダブルバ
ッカー」機に通すと、第2ライナーが貼付され、シング
ルウオールボードとして公知の3層積層材料が製造され
る。さらに1枚またはそれα上の片面段ボールからなる
積層材料は、ダブルウオールボード、トリプルウオール
ボード等と称される。
一般的には、経済的な機械の操作速度は、約300から
約900フイート/分の範囲で、その上限は、使用する
接着剤組成物の性質に大きく影響される。このことは特
に3層の両面段ポールを製造する場合に問題となる。な
ぜならは、かかる条件における律速段階は、第2ライナ
ー貼付であり、これは、望ましくない波形中芯紙の「ゆ
がみ」、さらには1つぶれ」を避けるために、第2ライ
ナーにはわずかの圧力しか加えることができないためで
ある。
従って、接着剤は、第1ライナーと中芯紙を貼り合わせ
る際に適用し得るより高い加熱および加圧条件よりもは
るか1こ好ましくない条件下で、第2ライナーおよび中
芯紙間に迅速に高い生の接着強度を生じさせる能力のあ
るものでなければならない。
いずれにしても、どの段階が律速であるにかかわりなく
、機械の操作速度が速ければ速いほど、段ボールの生産
は経済的になる。
今日使用されている殆どのコルゲートマシンにおいては
、未使用の接着剤を、塗布点と供給タンクとの間で常に
再循環させている。典型的lこほかかる機械のアプリケ
ーターは、その円周部が接着剤の再循環浴に浸漬されな
がら回転するアプリケーターローラーからなる。接着剤
のフィルムがアプリケーターロール上に取り上げられ、
該フィルムは次いで、逆回転ワイパーロールおよび順回
転アプリケーターロール間で形成された、調節可能Gこ
設定されたロール間隙を通過する。このよう5こして塗
布点まで送られる接着剤フィルムの厚さは一定であるに
もかかわらず、接着剤の量は、接着剤の粘度によって著
しく変化する。さらにデンプンベースの接着剤の場合に
は、接着剤の粘度が非常に低くなると、接着剤の量的お
よび質的供給が危うくなる程度までアプリケーターロー
ルにより中芯紙の段頂に移行させられる接着剤の量が減
少し、その結果、問題となるライナーおよび中芯紙間の
接着性が弱いか、全く不十分となる。従って、安定した
粘性が接着剤組成物において望ましい性質である。
必然的1こ、再循環接着剤組成物に対する仕事投入量が
高くならさるを得ない。接着剤を冷却してはならないこ
とが重要で、もし冷却すれば、従来のデンプン接着剤の
セットパック特性により老化が起こり、次いで使用不可
能なチキントロープ・ゲルが形成される可能性がある。
さらに、アプリケーター浴中に滞留する接着剤の局所的
過熱を防止し、アプリケーター機内において局所的かつ
早期ゲル形成が起こるのを防ぐために、高速で接着剤を
再循環することが必要とされる。同時に、投入される仕
事には、柔軟で膨潤したデンプンの高度に水和した粒子
を分解するある種の剪断要素が包含される。その結果、
接着剤の全体のゲル構造が細分割されるので、必然的に
接着の粘度が著しく減少する。この問題には、さらに温
度およびアルカリの影響が加わることが知られている。
従って、理想的なデンプン接着剤は、 (1)通常の操作および特に剪断作用1こより比較的影
響を受けず、温度変化および高いアルカリ性によっても
影響を受けない安定な粘性を有し、(2)耐老化性であ
り、かつ (3)迅速に生の高い接着強度を生じさせるものでなけ
ればならない。
今日使用されている大部分の市販のデンプン接着剤は、
スタイン・ホール方式のものである。これらの接着剤は
1930年代1こ導入され、例えば米国特許第2051
025号および第2102937号に記載されている。
典型的には、スタイン・ホール方式接着剤は、水中に懸
濁した約80重量%の生デンプン粒子からなり、接着剤
の残りの部分は主1こ「担体」成分である。通常、担体
は極めて粘稠な蒸煮または糊化したデンプン溶液からな
り、その主要な機能は、生デンプンを懸濁液中に懸濁さ
せ、十分な量の接着剤がアプリケーターロールにより取
り上けられ、前記の通常の手段を用いて塗布されるのを
保証するように、各場合において必要とされる程度まで
混合物の、粘度を増加させることである。最終的な接着
剤の粘度はもちろん、該混合物中の担体の量を変化させ
ることにより調節する。
苛性アルカリは、生デンプン部の糊化温度を低下させ、
担体デンプンを糊化させるために、スタイン・ホール方
式接着剤においてしはしば用いられる。ホウ砂も、接着
剤の粘度または腰、粘弾性および粘着性を増加させるた
めにこれらの接着剤において用いられている。尿素もま
たこれらの成分のうちの1つまたは両方の一部の代替物
と考えられている(米国特許第4157318号参照)
この方式の2つの主要成分を別々に混合し、担体は一次
または担体ミキサー中で調製する。この−次ミキサーか
ら、調製した担体を、予めそこで生デンプンスラリーを
調製した第二次ミキサーまたは生デンプンスラリーが送
入される主混合タンクのいずれかに移す。いずれの場合
でも、2つの成分が混合され、次いてアプリケーターロ
ールが部分的1こ浸漬される接着剤浴から再循環される
該接着剤を中芯紙の段に塗布し、シングルフェーサ−用
のライナ一層を加圧および加熱下にてこれと接触させる
。得られた波形積層材料を糊化温度に加熱すると、化デ
ンプン成分は水を吸収し、これ1こより、接着剤組成物
の粘度が急速に増加し、未硬化または生の接着が形成さ
れる。この「現場」での接着剤の糊化およびその後の脱
水によりライナーおよび中芯層間に永久的な接着が確立
される。
通常のデンプンベースの組成物を利用したスタイン・ホ
ール方式接着剤により必−要とされる最適性能特性は当
該分野Iこおいて、よく確立されている。
(1)接着剤は138°Fから155°F の糊化点を
有していなければならない。
(2)スタインホール粘度は25から60秒の間が好ま
しい。
(3)デンプンの水に対する割合は、約1〜約3゜3〜
5.6であって、締固形分量は約18〜30重量%の範
囲である。および、 (4)担体デンプン対生デンプンの割合は、約1〜約5
である。
これらの仕様は、通常のデンプンベースの担体 ゛組成
物を用いるい!れもの接着剤リスクイン・ホール粘度と
総固形分含量間ζこおける最良の折衷であることが知ら
れている。
さらに、通常の高粘度のデンプン担体を用いたスタイン
・ホール接着剤の総固形分含量の約1.5〜2倍もの総
固形分含量を有する接着剤がアミロース含量の高いデン
プン(アミロース約80%)を担体として用いること1
こより得られることが知られている。高アミロースデン
プン固有の低い粘度がより典型的な高粘性の担体を用い
た通常のスタイン・ホール方式接着剤において可能なよ
りもさらに高い固形分含量を可能とする。固形分含量が
高ければ、現場での糊化につづいて蒸発する遊離水が少
ないので、接着剤の生の接着特性が向上することが知ら
れている。さらに、永久的接着がより速やか1こ確立さ
れる。かかる接着剤は、その性能において、通常のスタ
イン・ホール方式接着剤よりも優れているが、これらは
特定の高アミロース・コーン雑種からしか経済的に生産
することができず、従って最終的な接着剤の経費は、通
常の接着剤の3〜4倍にもなる。高アミロースデンプン
の他の入手手段も公知であるが(例えば米国特許第27
79693号または第2822305号参照)、これら
はデンプン接着剤の製造には、きわめて高価であると考
えられる(米国特許第4343654号参照)。スタイ
ン・ホール方式接着剤用特殊高アミロース担体が、通常
、耐水性接着か要求される用途向に市販されている。こ
れらの特殊担体は、典型的1こはその湿潤強度接着特性
を高めるために、合成樹脂を含有し、この用途において
経済的に利用できるものである。つまり、かかる防水性
樹脂を有する担体はより長い硬化時間を必要とし、従っ
て、接着剤の硬化を容易にするために機械の速度を15
0フィート/分まで低下させなければならないが、高ア
ミロース担体ベースの接着剤では、機械の供給速度を約
600フイート/分まであげることができるからである
また、アミロース分子の整列度により、永久的接着が向
上する。しかし、その経費に加えて、高アミロースデン
プン担体の性質から、著しいセット・バック特性のある
可能性が示唆されて0る〔「デンプンおよびコーンシロ
ップ」エイ・ラックマン博土著(5tarches a
nd Corn 5yrups −Dr。
A、 Lachmann −1970、Noyes D
ataCorporation ) 262頁および「
小麦、化学および技術工学第2版」ワイ・ポメランッ編
(Wh e a t :Chemistry and 
Technology : 2nd ed。
edit by Y、Pomeranz ) 341〜
342頁参照〕。従って、かかる接着剤は、老化の問題
を防止するために、比較的過酷な条件下で加熱および′
攪拌しなければならない。そうしないと、直鎖状アミロ
ース分子が分子内水素結合の広範囲にわたる網目構造を
形成する結果、老化が起こる可能性がある。段ボールの
製造が行なわれている間の定常操作においてこの条件が
満たされたとしても、該接着剤を例えば−夜、週末、休
暇中または他の工場閉鎖期間中に放置する場合にはこの
要件が問題となる。
スタイン・ホール方式のコルゲート用接着剤用のデンプ
ンベースの担体を提供すると共に、これらの老化問題を
克服しようとする試みが、米国特許第3912531号
に記載されている。この特許においては、95%〜10
0%のアミロペクチンデンプン類を有するワキシー・コ
ーン雑種ベースの担体組成物について記載している。担
体の固有の粘度を、元来低粘度の高アミロースデンプン
と同様に、最終接着剤に詔いて高い総固形分濃度が得ら
れるような点まで減少させるために、これらのデンプン
の酸修飾が用いられている。高アミロースデンプンの老
化の問題は、アミロペクチン分子の高分子量および広範
囲にわたる分校構造のために、高アミロペクチンデンプ
ンでは殆ど起こらない。これらのワキシー・デンプンに
おける分子内水素結合形成では、高アミロースデンプン
ベースの担体はど容易にチキントロピーゲルが形成され
ることはない。老化の問題を避けられるにもかかわらず
、95〜100%のアミロペクチンからなるデンプンベ
ースの担体は、特定のワキシー雑種の栽培および、例え
ば、米国特許第2779693号および第282230
5号に記載の抽出工程からしか得られない。
概して、高アミロペクチンおよび高アミロースデンプン
の製造方法は、歴史的に次の2経路のうちの1つを採用
している。
(1)特定の雑種の遺伝学的開発、および(2)全デン
プンからアミロースおよびアミロペクチンフラクション
を化学的分画沈殿するさらに詳細な沿革は、「デンプン
およびコーンシロップJ (5tarches and
 Corn 5yrups −1970、by Dr、
 A、LachmaInn、 a NoyesData
 Corporation I”ublication
 ) 249頁に記載されている。本発明の目的に関し
ては、高アミロース雑種の生産が、該雑種株が75〜8
0%のアミロースを含有する程度まで成功し、コルゲー
ト接着剤工業1こおける用途について適した高アミロー
スデンプン源としで栽培されていることを言及するだけ
で十分である。かかる製品を経済的に利用し得る制約さ
れた用途に関する検討については既に記載した。高アミ
ロペクチン雑種(ワキシー・コーンもしくはモチトウモ
ロコシ)の開発を目的とした遺伝学的方法では、そのデ
ンプンのコルゲート用接着剤への適性の点、およびこれ
までに開発された雑種の栽培および加工においてかかる
経費の観点から、経費面での有効な結果は得られていな
い。これらの高アミロペクチン雑種から得られるデンプ
ンは、比較的高価で、主に、かかるデンプンの質が高い
製造コストにみあう十分な値段をつけるのに値するよう
な修飾した食品用デンプンとして用いられる。また、デ
ンプン全体から各フラクションを分離する化学的方法を
扱った先行特許も数多くあるが、(とりわけ、米国特許
第2779693号および米国特許第2822305号
参照)、かかる分画法では、アミロースフラクションが
アミロペクチンフラクションの保護コロイド作用を受け
、その結果アミロースフラクションの選択的沈殿が妨げ
られることから起きる問題がある。さらに過酷な条件下
では、2つのフラクションの共沈が続いて起こり、その
結果、工業的規模の分離は経済的に満足できる程度には
達成されていない。しかし、精製アミロースおよび精製
アミロペクチンともにオランダのジャガイモデンプン1
業より商業的な量を入手可能である。
しかし、精製アミロースフラクションは、コルゲート用
接着剤工業においては有用ではない。精製アミロペクチ
ンフラクションは、主にインスタント食品の製造1こお
いて有用であり、現行のコルゲート用接着剤工業で使用
することは考えられていない。さらに、高度に分枝した
アミロペクチン分子の「立体障害」効果により、強い生
のおよび永久接着の形成が妨げられる。しかし、それに
もかかわらず、アミロペクチンフラクションは、経費よ
りもその特定の性質に対する要求が重視される特定の限
られた条件下で特殊な固形分含量の高い担体として有用
である。それ故に、前記した特殊な用途のほかには、こ
れらの方法の溶液は、段ボール工業に広く応用し得る利
点を有していなかった。
特殊でない普通に入手可能なデンプンを用いた、固形分
含量の高(ヘスタイン・ホール方式のコルゲート用接着
剤の製造法には、酸で修飾した通常のデンプンの使用が
包含される。これらは、例えば、タッピ(TAPPI 
)第42巻、&3.1959年3月、204頁の「低粘
性デンプン」の見出し以後の、アンホイザー・ブツシュ
社(Alheuser −Busch Inc、) の
スカレットおよびンーウエル(5callet and
 Sowel ) 6cよる記事に記載されている。し
かし、酸加水分解のランダムな性質のために、かかる通
常のデンプンを酸により修飾すると、接着剤の接着力が
不十分になることが知られている(例えば、米国特許第
3475215号、第1欄69行以後参照)。当然、酸
のランダムな攻撃により接着剤のセット・バック特性は
さらに悪化する〔「小麦デンプンおよびグルテンならび
にその加工製品」ジェイ・ケイ・ナイト著(Wheat
 5tarch and Gluten and Th
eirConIlIersion Products、
 J、W、Knight。
1955 、Leonard Hjll+London
、 P6 Q )参照〕。
米国特許第3475215号の方法では、触媒的に、酸
で修飾した「通常」のデンプンを酸化的処理工程でさら
に修飾することにより、この問題を解決しようとしてい
る。該特許の方法の根拠としている理論では、酸化剤が
ヒドロキシル・フリー・ラジカルに解離し、次いでこれ
がデンプン分子のヒドロキシル基−と自由に反応して酸
化デンプンが得られると推定している。このように処理
されたデンプンの老化を受ける傾向は、処理された分子
が負電荷を帯び、それ故、分子間水素結合を形成するよ
りも、互いに反発する傾向があるため、最小限になる。
ランダムな酸加水分解・酸化工程の利点にもかかわらず
、米国特許第3475215号に記載の方法では、低い
pH値を生じさせ、その結果、前記の様なランダムな加
水分解によりデンプン分子を接着性のない糖にまで分解
するような触媒を避けるために、慎重に酸触媒を選択す
ることを提唱している。
米国特許第4343654号では、通常のデンプンから
低粘度の担体を製造し、同時に、酸修飾1こより生じる
ランタムな加水分解に伴う問題を避けるための酸化法を
導入している。この方法において有用なデンプンは、約
70%〜約8096の実質的なアミロペクチン含量を有
しているが、米国特許第3912531号1こ記載され
ている範囲のような高アミロペクチンデンプンである必
要はなく、当該分野、で一般をこ規定されているような
ものでよい。むしろ、米国特許第4343654号に記
載の方法の実施において有用なデンプンのアミロペクチ
ン含量は、典型的には、普通のマイロ、小麦、タピオカ
、ソバ、大麦、エンバクまたは他の穀物から生産される
デンプンのアミロペクチン含量である。米国特許第34
75215号に記載の方法と異なり、この方法は、フリ
ー・ラジカル酸化機構におけるパーオキサイド・イオン
生成に依存し、酸修飾工程を採用していない。該特許に
開示の方法において用いられる酸化剤は過酸化水素であ
る。かかる試薬を使用すると、板紙製造者fことって必
然的に価格および在庫管理の問題が生じる。「デンプン
およびコーンシロップ」エイ・ラックマン博士者(5t
arches and Corn 5yrups−1g
 7 Q 、 by Dr、 A、Lachmann、
 a NoyesData Corporation 
publication )によると、酸修飾をせず1
こアルカリ性条件下で実施した酸化処理は、加工を経済
的にするために必要な固形分含量の高いスラリーを処理
する際、大量の酸化剤および緩衝液を必要とする。さら
に、製品はしばしば色が悪くなる。これらの問題を回避
するために蒸煮時間を短縮すると、得られた担体におい
て老化が著しい欠点となる。
スタイン・ホールコルゲート用接着剤1こおいて有用な
通常の高内部粘度の担体における改良は、小麦から得た
rBJデンプンの小粒子を用いることにより達成されて
いる。前記のノイズデータコーポレイシ:17 (No
yes Data Corporation )の開示
において述べられているrBJデンプンフラクション(
249頁参照)と異なり、現在の小麦デンプン工業およ
び本明細書1こおいて用0る「B」デンプンなる語は、
必ずしも天然の小麦デンプンのアミロペクチン含量の多
いフラクションを示すものではない。むしろ、該用語は
、本明細書1こおいては、通常のまたは天然の小麦デン
プンにおいてみられるデンプン粒子の二項粒度分布した
集団の分画遠心沈降により得られる比較的小さく1デン
プン粒子を含有する軽量の粗デンプンフラクションに関
して用いる。この沈降は、沈殿反応1こよらない。さら
に、かかるrBJデンプンは、アミロペクチン含量が高
い(即ち95%〜100%)必要はない。実際、これら
のrBJデンプンは、より典型的には、「通常の」デン
プンと匹敵する濃度のアミロペクチンを含有し、約50
〜約75%の範囲のアミロペクチンからなることにより
特徴づけられる。天然の小麦デンプンからのrBJデン
プンの分離は、例えば、英国特許第682527号、英
国特許第1397370号、カナダ国特許第11298
16号、米国特許第2642185号、米国特許第39
01725号および米国特許第3951958号に記載
さ・れている。カナダ国特許第1106106号は、ス
タインホール方式コルゲート用接着剤において有用なデ
ンプンベースの担体に関する改良について開示しており
、該改良は、一般に10ミクロン以下、通常2ミクロン
から約6ミクロンの範囲の粒径を有する小粒子の小麦デ
ンプン、1〜8%の小麦ベントサン、′および約1%〜
10%の蛋白質からなると記載されている′未修飾のr
BJデンプンを用いることにより得られる。この開示は
、「B」デンプンの水との結合能および非常に高い内部
粘度1こより、かかるデンプンを、接着剤混合物中の生
デンプンの担体デンプンに対する割合が9=11こおい
て有用な、粘度を増加させ、安定化させ、かつ修飾して
いないスタイン・ホール担体の製造において有効に使用
できたことに基づいている。しかし、これらの高い未修
飾のrBJデンプンベースの高内部粘度の担体組成物で
は、固形分含量の高いスタイン・ホール方式接着剤組成
物を用いることができない。さらに、かかる担体の粘性
は非常1こ安定しているので、該担体の初期粘度を制御
することができず、スタイン・ホール方式接着剤の初期
粘度のバッチ間での差は、与えられた固形分濃度に対し
て20秒から100秒にまでわたる。生成物の粘度特性
が非常に変化するので、新しいバッチの担体を使用する
たひ1こコルゲートマシンを調整しなければならない。
明らかに、このことにより、段ボールにおいて良好な接
着が形成されることを確実にするため1こ、操作速度、
ワイパーおよびアプリケーターロール間の間隙、および
/または生デンプンの担体デンプン1こ対する割合の調
節が必要となる。
本発明の1つの目的は、スタイン・ホール方式接着剤の
担体成分として有用な、酸処理を施した、加水分解的に
修飾した小麦113Jデンプンを提供することである。
発明の概要 驚くべきこと1こ、そして、この知見が本発明の基礎と
な、るのであるが、小麦rBJデンプンの酸による修飾
により、従来の予想に反して高度に安定な粘度特性を有
する固形分含量の高い担体が得られることが判明した。
小麦rBJデンプンの酸修飾は、前記の酸、修飾小麦デ
ンプンが通常有するような、著しいセットパック特性を
示さない。
さら1こ、先行文献は、特殊な酸修飾技術を用いないと
、酸修飾1こよりデンプン中の蛋白質、繊維または灰分
含量が高くなり、その結果1コルゲ一ト用接着剤の質が
低下することを教示している(米国特許第347920
0号、第1欄、第48行〜第52行参照)。ところが、
小麦rBJデンプンに残存する蛋白質、繊維および灰分
含量は、例えば、小麦rAJデンプンと比較して高いに
もかかわらず、驚くべきこと1こ、本発明の酸修飾「B
」デンプンは、酸修飾を達成するために水性スラリー技
術を用いた場合でさえも、コルゲート用接着剤組成物に
おけるスタイン・ホール担体として非常に有用であるこ
とが判明した。
酸修飾により、ざらに担体成分の初期粘度の制御が可能
となり、これにより、該担体の初期粘度において著しい
バッチ間の差なしに、製品仕様を厳格に守ることが可能
となる。
本発明の酸処理をした、加水分解的に修飾した小麦rB
Jデンプンは、スタイン・ホール方式コルゲート用接着
剤に関する担体として特に有用であり、特に家禽、肉お
よび野菜用段ボール等の耐水性段ボールの製造用に適し
ている。さら1こ、本発明の担体組成物は、「偽稠度」
が実質的にほとんどなく、完全なスタイン・ホール方式
接着剤の製造に実に有利であることが判明した。本発明
のデンプンはまた、「無担体」接着剤塗布にも使用する
ことができる。従って、本発明の1つの態様は、酸処理
した、加水分解的に修飾した小麦「B」デンプンを提供
するものである。
当該分野において、小麦rBJデンプンはまた、2級デ
ンプンとして知られており、平均粒径が一般に約15ミ
クロン以下、典型的には、大部分が約2〜10ミクロン
の粒径のデンプン粒子からなる。このような粒度分布は
小麦rBJデンプン固有のものであるが、本発明の平均
は小麦rBJデンプンの小さな平均粒径に必ずしも依存
するものではない。同様5こ、小麦rBJデンプンの蛋
白質含量(一般に、乾物換算で約10重量%までの範囲
)も本発明の改良された担体組成物の実現には必ずしも
必須ではないが、特に重要なことには、デンプンの修飾
が蛋白質の本来の状態を実質的に干渉しない場合には、
そのような小麦蛋白質は担体組成物において保湿剤とし
て作用でき、組成物全体の粘着性を改善できる。
加えて、小麦「B」デンプンは、乾物換算で約15重量
%までの、小麦ペントザンとして知られる複合炭水化物
ヘミセルロースも含有することができる。小麦rBJデ
ンプンにおける小麦ペントザンの濃度は、もつとも典型
的には、乾物換算で約3〜10重量%、通常、約4〜8
%、一般に約1−10%である。一般に、「通常」また
は天然の小麦デンプンは、乾物換算で約0.5重量%の
小麦ペントザンを含有する。多分、本発明にとってより
適当なのは、小麦「B」デンプンが、その原料となる対
応する通常の小麦デンプンよりも、高濃度のかかるペン
トザンと、一般に、小麦デンプンに固有の同様な物質を
常Sこ含有していることである。
小麦rBJデンプンの水性分散液の高い親液性は、本発
明の小麦rBJデンプンの粘度低下を生じさせる修飾法
と相まって、本発明の小麦rBJデンプンをベースとす
る担体組成物は、未修飾の小麦rBJデンプンまたは他
の商業的に入手できる小麦デンプンの担体との比較のみ
ならず、高アミロース・コーン雑種から由来するデンプ
ンベースの高性能/高コスト特製担体と比較しても、驚
くほどに高い性能を示す。
スタイン・ホール方式接着剤に有用な担体組成物の製造
においては、担体デンプンを水と混合し、スラリーを製
造温度まで加熱し、苛性ソーダを混合物に加える。かか
る混合物は当該分野で「偽稠度Jと称される特性を有し
、これは、担体をスタイン・ホール方式接着剤に処方す
る前に[剪断して」取り除かなければならない。しかし
ながら、本発明の担体組成物、ことに、酸修飾小麦rB
Jデンプンをベースとした組成物は、「偽稠度」につい
ての傾向がほんのわずかであり、通常のデンプンをベー
スとした担体に必要なほどの剪断を要しない。しかし、
さらに重要なことには、本発明のデンプンをベースとす
る担体組成物の製造においては、組成物を容易に「蒸煮
」して偽稠度を除去できるので、より低い製造温度を採
用することができる。(すなわち、該組成物は担体製造
タンク中で、通常のデンプンが偽稠度の除去を通じて粘
度を安定化するために必要な約130°F〜140°F
の加熱よりも、非常に低い温度で安定な粘度に到達する
)。本発明の担体組成物は、本発明の新規デンプンに伴
う偽稠度の蒸煮による除去のために、80°F−130
°Fより実質的に低い温度、好ましくは110°Fでの
加熱しか必要としない。このことは、節約できるエネル
ギーの点のみならず、最終の接着剤組成物、すなわち、
担体および化デンプン部分の混合物が約103°F(1
00〜105°F )の温度を有する必要があり、従っ
て、担体部分の熱のために、特に暖かい気候や、化デン
プンを水和するために温循環水しか利用できない場合に
おいて、もし、粘度を安定化させるため膠こ抗体を13
0°F〜140°Fで加熱しなければならない場合には
、所望の103°Fの温度を達成するのが困難なことか
らも非常に重要である。
したがって、これらの知見および小麦rBJデンプンの
低粘性と高い親液性の両方の効果から得られる驚くべき
改善に基いて、本発明のもう1つの態様は、酸処理、加
水分解的修飾デンプンであって、修飾により、該修飾デ
ンプンの蒸煮水性分散液が対応する未修飾デンプンと比
較して低粘度であり、該修飾デンプンが、対応する通常
デンプンに固有の非蛋白性、非デンプン性物質を通常デ
ンプンよりも高い濃度で含有するデンプンを提供するも
のである。
該小麦デンプンの水性分散液の低粘性はナメー■ り(NAMETRE ) % チル/K 7006粘度
計〔米国ニュージャジー、ナメータ・カンパニー(Na
mette Company ) から入手できる粘度
計〕による測定で、約12センチポイズ−!/dA未満
であってはならない。かかる水性分散液の粘度の測定操
作はっぎのとおりである。
水:デンプンの重量比15:lの混合物を調製し、L6
1プルロニック(PLURONIC■)脱泡剤1〜2滴
と混合し、中和し、沸騰浴中で室温から93℃まで加熱
する。ついで、試料をさらに30秒間浴中に保持して分
散液を蒸煮した後、冷水浴中で36℃に冷却する。要す
れば、水を加えて蒸発ロスを補い、当初の試料重量を保
たなければならない。追加の水を加えた場合、加えた水
を完全に混合した後、冷水浴中で試料の温度を33℃に
調節しなければならない。粘度計の0点を調節し、試料
をのせる。粘度計のレンジ・セレクターを103にセッ
トし、1分後の値を読み取る。本明細書におけるいずれ
の粘度も、特に断らない限り、この操作により測定した
ものである。(L61プルロニック脱泡剤は西独BAS
Fから入手できる長鎖アルコールをベースとした消泡剤
である。)約12センチボイズ−9/cAより少ない粘
度を有する修飾小麦デンプンはスタイン・ホール方式接
着剤用の担体組成物としては望ましくない。その理由の
1つは、低分子量デキス) IJンの濃度が担体の性能
を実質的に干渉するからである。
さらに、小麦デンプンが好ましいのであるが、マメ科の
植物からのデンプン、例えば、エントウデンプン、ライ
麦または大麦のような穀物からのデンプン(これらのデ
ンプンも粒度が二項分布している)のような、小麦にお
けると同様な親水性コロイド特性を有する固有の非蛋白
性、非デンプン性物質を有する他のデンプンを用いるこ
ともできる。しかし、コーンのような穀物は有意な濃度
のかかる物質を含有せず、したがって、本発明の目的の
ために、小麦の代りに用いることはできない。しかし、
通常の工業的実施に従って、本発明による低粘度デンプ
ンを担体成分とするスタイン・ホール方式接着剤の生デ
ンプン部分にはいずれの穀類、マメ類あるいは根のデン
プンでも用いることができる。
対応する通常のデンプンと比較して、該修飾小麦デンプ
ンにおける前記の非蛋白性、非デンプン性物質(とりわ
け、小麦ペントザンが主要なものである)の濃度の増加
は修飾小麦デンプンの水性分散液の親液性特性の増加に
対応している。現在行なわれている商業的実施にかんが
みて、多分、かかる増加は通常の小麦デンプンのスラリ
ーの71 、イドロサイクロンにおける流体力学的遠心
分離によって、もつとも容易に、かつ、経済的に達成さ
れる。このような技術は広く知られており、通常、小麦
rBJデンプンの製造に取り入れられている(例えば、
米国特許第2642185号参照)。また、当業者は、
かかる修飾小麦デンプン製造用の池の手段を本明細書の
開示から想到しうるであろう。例えば、ハイドロサイク
ロンと異なる他のより伝統的な遠心分離機も前記のよう
な物質を高濃度で含む小麦デンプン、ことに、小麦rB
Jデンプンの製造に用いることもできる。空気分級技術
も使用できる。適用できる技術のいくつかは、ジエイ・
ダブリユウ・ナイトによる「小麦デンプンおよびグルテ
ンならびにそれらの転換製品」(J。
W、Knight、 Wheat 5tarch an
d Glutenand Their にonvers
ion ProclucLs。
Leonard Hill Publishers、L
ondon。
1965)の第1章に総括されている。
特に、空気分級技術を用いてエントウ粉を分画する場合
、例えば、分画工程は必然的に蛋白と共に多量の大粒子
デンプンを除去する。その結果、所望のデンプンをさら
に分級することなく、事実上、固有の非蛋白性、非デン
プン性親水性コロイドの濃度が増加したデンプンが残る
。この点で、このような空気分級技術の適用は、現在の
、経済的な理由から異なった等級のデンプンと、分離蛋
白質分画を生じさせるように運転される典型的な流体力
学的デンプン分級技術の適用とは異なる。
もちろん、流体力学的分級方法は、本明細書の開示に従
って、当業者が容易に理解できる方法で、単に「カット
オフ」点を変えるだけで、空気分級技術と同じ効果を達
成するように変えることができる。
また、本発明においては、酸処理、ことに、乾燥酸処理
が小麦デンプンの加水分解に好ましい方法であるが、同
じ効果は、デンプンの酵素的加水分解によっても達成で
きる。同様に、デンプンの粘度も、酸化処理のよく知ら
れた変形のいずれか、あるいはタツピ(TAPPI)、
42巻、3号、204頁(1959年3月)に記載され
ている粘度低下、架橋処理によって低下させることがで
きる。これらの技術の各々は当該分野においてよく理解
されており、本明細書においてくり返す必要はない。
したがって、本発明の広義の態様は、小麦、大麦、ライ
麦およびマメ科植物のデンプンからなる群から選ばれる
デンプンの修飾デンプンであって、該修飾デンプンが対
応する)未修飾デンプンよりも低粘度で、かつ、約12
センチポイズ−!/cd以上の粘度を有し、対応する通
常のデンプンに比べて、それに固有の非蛋白性、非デン
プン性物質の濃度が高い新規な修飾デンプンを提供する
ものである。
本発明はまた、かかる新規な修飾デンプンをベースとし
た担体組成物、高固形分スタイン・ホール接着剤組成物
およびそれらの製法にも関する。
加えて、本発明はまた、前記の修飾デンプンからなる接
着剤組成物によって少なくとも1つのライナ一層と1つ
の中芯紙層を接着してなる改良された湿潤強度特性を有
する改良された段ボール製品も包含する。
本発明の担体組成物の製法の1つは、 担体デンプンを水と混合してスラリーを製造し、スラリ
ーを製造温度まで加熱し、苛性ソーダを加え、得られた
混合物を攪拌して偽稠度を低下させるλ工程からなり、
担体デンプンとして、小麦、大麦、ライ麦およびマメ科
植物のデンプンからなる群から選ばれるデンプンの修飾
2級デンプンであって、該修飾2級デンプンが対応する
同じタイプの通常のデンプンに比して高濃度の該選択し
たタイプのデンプンに固有の非デンプン性、非蛋白性、
親水性コロイドを含有し、 該修飾デンプンの水性分散液が対応する通常のデンプン
の水性分散液に比して低い粘度を有し、該低粘度は、蒸
煮前の水:修飾デンプン比が15=1の分散液の33〜
36℃における粘度として約12センチポイズ−El/
cdより低くならず、製造温度は約130’Fより実質
的に低く、かつ、約80°Fよりは低くない、 ことを特徴とする。好ましい製造温度は約1100Fで
ある。
また、前記の製法と実質的に同じ工程と、さらに、追加
の水、化デンプンおよびホウ砂を前記の担体に加えてス
タイン・ホール接着剤組成物を得る工程を含む方法も提
供する。
さらに、本発明は、小麦、大麦、ライ麦またはマメ科植
物のデンプンからなる群から選ばれる通常のデンプンを
1級デンプン画分と、該通常のデンプンに比し、それに
固有の非デンプン性、非蛋白性親水性コロイドを高濃度
に含有する2級デンプン画分に分画し、該2級デンプン
画分を修飾し、得られる修飾デンプンの水性分散液が対
応する通常のデンプンの水性分散液に比して低い粘度を
有し、該低粘度が、蒸煮前の水:修飾デンプン比15:
lの分散液の33〜36℃における粘度として約12セ
ンチポイズ−g/cdより少なくならない修飾デンプン
を得る工程からなる修飾デンプンの製法にも関する。
本明細書において、「通常の」または「天然の」デンプ
ンなる語は、対応する粉から1級デンプンとグルテンま
たは他の植物蛋白を分離するのに利用される工業的方法
における対応する粉の処理から、分離された植物蛋白画
分と共に得られる高精製の商業的に製造された1級デン
プンを意味する。
発明の詳細 な説明のもつとも商業的に有意な態様は以下に記載の好
ましい具体例の実施に従って小麦rBJデンプンを使用
して達成される。
第1に、前記した本発明で使用するのに適した穀類デン
プンのうちで、現在、小麦デンプンのみが、商業的に十
分な量で、かつ、デンプンベースのコルゲート用接着剤
の製造において使用するに適した加工コストで入手可能
なものである。マメ科植物デンプンは現在、コルゲート
用接着剤工業の全てに供給するのに十分な量商業的に入
手できないが、空気分級されたエントウデンプンは、そ
の固有の非デンプン性、非蛋白性、親水性コロイドの高
い濃度から有利である。大麦およびライ麦デンプンに関
しては、現在、これらの原料の加工コストが比較的高い
ので、むしろ、採用しがたい。
第2に、小麦rBJデンプンは、いわゆる、小麦rAJ
デンプン製造の副産物である。たしかに、デンプン工業
においては、小麦rBJデンプンにより高い商品価値を
付すことに対する要望があった。rAJおよびrBJデ
ンプン共に、近代的小麦加工工場で大量に製造されてい
るので、小麦「B」デンプンはすでに商業的に良好な供
給状態で入手可能であり、加工設備あるいは、工程を変
化させる必要性は全くない。
第3に、小麦rBJデンプンにおける蛋白質の存在は何
ら不利なことはなく、ことに、デンプンを乾燥酸修飾す
る場合にもそうである。また、小麦「BJデンプンの高
蛋白質濃度の存在は、例えば、乾燥酸処理、加水分解小
麦rBJデンプンをベースとする担体の粘着性および水
分保持能を向上させることが判明した。また、rBJデ
ンプンに存在する蛋白質が、家禽用段ボールのような耐
水性ボード製造に用いるスタイン・ホール方式接着剤中
の防水樹脂と望ましい相互作用をしつると考えられるい
くつかの根拠も存在する。
本発明の他の利点は以下の記載から明らかとなる。
前記した粘度低下手段、すなわち、酸加水分解等は当該
分野において確立されたものであるが、以下、小麦rB
Jデンプンの乾燥酸、加水分解修飾について詳細に記載
する。
好ましい出発原料は、平均デンプン粒径15ミクロン以
下、典型的には2〜10ミクロンのデンプン粒径の小麦
rBJ7’ンプンである。天然の小麦ペントザン濃度は
、一般に、乾物換算で4〜10重量%であるが、1〜1
5%にわたることもある。
蛋白濃度は乾物換算で約10%までであるが、一般に、
約2〜5重量%である。また、小麦rBJデンプンはい
くらかのフスマ物質を含有してもよいが、通常、乾物換
算で約5重量%までである。
小麦「B」デンプンはハイドロサイクロン・スラリー分
離工程の出口で一般に、約15〜25%の固形分含量を
有している。ついで、スラリーを噴霧乾燥機に通して、
噴霧乾燥した小麦rBJデンプンを加水分解修飾に付す
。小麦rBJデンプンのpttは通常約2.8〜4.0
であり、新たに乾燥した小麦rBJデンプンは約5.4
程度までのpHを有しうる。
したがって、所望により、乾燥小麦rBJデンプンをガ
ス状の酸の存在下でよく混合してデンプンを、好ましく
は、PH2,5〜3.5の酸性にする。
より低いpHは、特に、高温で行なう場合、デンプン粒
子の加水分解修飾を非常に促進するが、制御するのが困
難となる。酸性ではあるが、高いpHでは加水分解修飾
の完了に長時間を要する。
約3.1のpHがもつとも好ましい。pH調節には、い
ずれのガス状の酸または他のいずれの酸(すなわち、湿
潤または乾燥した酸)も使用することができる。
ついで、小麦rBJデンプンを、好ましくは、200°
F〜340’Fに加熱する。200°F以下の温度およ
び室温でもよいが、反応時間がそれに応じて長くなる。
約250°Fの温度および比較的温和な酸性条件におい
て、いくらかの再重合可能なデキストリンが形成され、
これは、再重合により、デンプン粒子の微細構造を安定
化させ、接着剤の粘度安定性をもたらす。340’Fよ
り高い温度においては、褐変が起るが、明らかなように
、例えば、押出機やある種の流動床反応器のような、「
短接触時間」反応器を用いれば、非常に高い温度(すな
わち、500°Fまで)を採用することも可能である。
好ましい温度範囲は約230±30’Fで、所望の加水
分解修飾の程度にもよるが、この温度で、好ましいpH
における反応時間は約3〜10時間である。明らかなご
とく、もちろん、総反応時間は選択したpi(および温
度の組合せに依存する。
つぎの第1表に、いくつかのPH1温度および反応時間
の組合せと得られた本発明の酸修飾小麦rBJデンプン
の最終粘度を総括する。
デンプンの加水分解修飾は試料スラリーが最終製品にお
ける所望の粘度に近づきはじめる時点まで続ける。つい
で、反応混合物の冷却または、例えば、アンモニアガス
の添加による中和で反応を停止させる。明らかなごとく
、室温で起る全ての加水分解反応も、塩基性薬剤の添加
で中和しなければならない。さもないと、デンプンはや
がてデキストIJン物質になり、対応して粘度が低下す
る。
本発明の修飾デンプンの粘度は、一般に、12〜80セ
ンチポイズ−9/ cyAの範囲である。加水分解修飾
小麦rBJデンプンの場合、27〜80センチボイズ−
’!、/cmの範囲の粘度を有するものはスタイン・ホ
ール方式フルゲート用接着剤用の担体として、未修飾小
麦rBJデンプンよりも相当に優れた改善効果を示す。
13〜27センチボイズ−g/cIAの粘度を有する修
飾小麦rBJデンプンが好ましく、18〜25センチポ
イズ−g/C−の粘度のものがことに好ましい。一旦、
加水分解修飾が完了したら、反応を効率よく停止させ、
修飾デンプンは、配送および販売用に包装したり、後に
スタイン・ホール方式コルゲート用接着剤組成物に用い
るために貯蔵することができる。
乾燥酸修飾に加えて、湿潤酸修飾を行なうこともできる
。かかる湿潤酸修飾においては、小麦「B」デンプンは
、例えば、流体力学的遠心分離法で得られた小麦rBJ
デンプンのように、固形分約15〜25哄のスラリーの
形をとる。このスラリーを20〜40℃の温度で、酸を
添加してpH約1〜2.5の酸性にする。ついで、所望
の粘度に達するまで反応を進行させ、加水分解を停止さ
せるに十分な量の苛性ソーダまたは他のアルカリで反応
混合物を中和する。一般に、これにより、pHが約3〜
7に上昇する。ついで、スラリーを、乾燥酸修飾製品と
同様に噴霧乾燥し、包装、配送または貯蔵する。
実施例 つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 小麦「B」デンプン9000ポンドを貯蔵槽から酸性化
−ブレンダー反応器に移す。(所望により、少量の通常
もしくはrAJデンプンを「B」デンプンと混合しても
よい。)この反応器は密閉された円筒形の殻内に、該反
応器の中央を縦軸方向に延長する回転シャフト上で、縦
軸の周囲を回転する螺旋ブレード配列を収納してなる。
ブレードはそれらと反応器の円筒壁との間隙が最小にな
るように配置されている。反応器はその内容物に計量し
たガス状の酸を添加できるようにflつでいる。ついで
、所望により、水性塩酸を用いて小麦rBJデンプンを
pt(a、o〜3.3に調整する。ガスの添加が必要な
場合、デンプンおよびガスは反応器内で少なくとも1時
間混合する。完全に混合したら、混合をロースタ−・ブ
レンダー反応器に移す。この第2の反応器は、加熱ジャ
ケットを有し、循環する熱媒体、この場合は310°F
の加熱油と、反応器の内容物の間の熱伝達に用いること
を除いては、第1の反応器と実質的に同じである。また
、第2の反応器は酸性化した小麦rBJデンプン中を循
環する空気流を与え、加熱中の水分除去を行なう。小麦
rBJデンプンの温度は反応器中で230±30’Fに
上昇する。定期的にサンプリングして小麦[BJデンプ
ンの加水分解修飾の進行を測定し、修飾が完了に近づい
たら、すなわち、所望の粘度(すなわち、約18〜25
センチボイズ−f/ / cm )にほぼ達したら、酸
処理、加水分解修飾小麦rBJテンプンを第3の反応器
に移す。第3の反応器は、必ずしも空気流の循環に用い
る必要がなく、ジャケットに通じる熱媒体が冷水である
以外は第2の反応器と同様である。この第3の反応器内
で、加水分解修飾された小麦rBJデンプンが冷却され
、加水分解反応が遅延され、ついには、効果的に停止さ
れる。反応混合物が所望の最終粘度に非常に近く、より
速かに反応の停止か必要り場合、化学量論量のアンモニ
アガスを加えて反応を中和することができる。冷却後、
製品を包装し、配送、販売する。
この3つの別々の一連の反応器を用いることは製品処理
量を増大し、単一の多用途反応器を用いるよりも経済的
である。しかし、そのようIS単一の反応器を用いるこ
ともできる。この後者のタイプの商業的に入手できる反
応器にはフラットマン・デキストリナイザー(Blat
tman Dextrinizer )およびバダーリ
ン・デキストリナイザー(PaLLersonDext
rinizer )が含まれる。ダブル・コーン反応器
またはツイン・ンエル反応器のような他のよく知られた
反応器も本発明の実施に用いることができる。さらに、
流動床反応器、ことに、加圧型のものも小麦113Jデ
ンプンの乾燥修飾に用いることができる。
実施例2(a) 種々の苛性ソーダ濃度が本発明の乾燥酸処理、加水分解
修飾小麦rBJデンプンの粘度安定性に及はす影響を調
べるため、つきの試験を行なった。
修飾小麦rBJデンプンの6つの同じ水分散液を調製し
た。第2(a)表に示すことく、各分散液は水520電
eを修飾小麦「B」デンプン60.5gと混合して調製
し、130°Fに加熱した。ついで、各分散液を第2(
a)表に示すごとく、5〜14gの苛性ソーダと混合し
た。混合液を5 Q Q rpHlで撹拌し、103°
Fにおけるブルックフィールド粘度を測定した。24時
間後、再び粘度を測定した。
結果を第2(a)表に示す。
第2表に示すごとく、修飾小麦rBJデンプンの粘度は
広範囲の苛性ソーダ処理によっても比較的安定である。
実施例2(b) 種々の苛性ソーダ濃度が本発明の乾燥酸処理、加水分解
修飾空気分級エントウデンプンの粘度安定性に及ぼす影
響を調べるため、つきの試験を行なった。
第2(b)表に示すごとく、水500−と修飾エントウ
デンプン88gを混合し、140°Fに加熱して6つの
同じ、修飾エントウデンプン水分散液を調製した。各分
散液を第2(b)表に示すように10〜28gの苛性ソ
ーダと混合した。混合液を60゜rpmで撹拌し、10
3°Fにおけるプルツタフィールド粘度を測定した。2
4時間後、再び粘度を測定した。結果を第2(b)表に
示す。
第2(b)表に示すごとく、修飾エントウデンプンの粘
度は広範囲の苛性ソーダ処理によっても比較的安定であ
る。
実施例3(a) 種々の加熱(蒸煮)温度が本発明の修飾小麦「B」デン
プンの粘度安定性に及ぼす影響を調べるため、つきの試
験を行なった。
水520dを修飾小麦rBJデンプン60.!1Mと混
合して5つの試料を調製した。ついで、5つの試料を、
各々、120°F1130°F、140°F。
150°Fおよび160°Fに加熱した。苛性ソーダ]
Ofをこれらの各分散液に加え、600 rpmで混合
した。初期ブルックフィールド粘度を103°Fで測定
し、24時間後、再ひ粘度を測定した。
結果を第3(a)表に示す。
第3(a)表に示すとおり、種々の加熱温度の本発明の
修飾小麦rBJデンプンの粘度安定性に及ぼす影響はわ
ずかである。
実施例3(b) 種々の加熱(蒸煮)温度が本発明の修飾空気分級エント
ウデンプンの粘度安定性に及ぼす影響を調べるため、つ
きの試験を行なった。
水500dを修飾エントウデンプン88gと混合し、5
つの試料を調製した。ついで、5つの試料を、各々、1
20°F、 130’F、 140°F1150°Fオ
ヨび160°Fで加熱した。苛性ソーダ10gを各分散
液に加え、600 rpmで混合した。初期ブルックフ
ィールド粘度を103°Fで測定し、24時間後、再度
、粘度を測定した。結果を第3(b)表に示す。
第3(b)表に示すこと(、種々の加熱温度の本発明の
・修飾エントウデンプンの粘度安定性に及ぼす影響はわ
ずかである。
実施例4(a) 種々の剪断(撹拌)時間が本発明の修飾小麦「B」デン
プンに及ぼす影響を調べるため、つぎの試験を行ISつ
た。
水520dと修飾小麦1jデンプン60.5gを混合し
て該デンプンの4つの水分散液試料を調製し、ついで、
各試料を130°Fに加熱し、苛性ソーダ109と混合
した。得られた4つの試料を、各々、600 rpmで
15.30.45および60分間撹拌した。前記実施例
と同様に、103°Fにおける初期および24時間後の
ブルックフィールド粘度を測定した。結果を第4(a)
表に示す。
第4(a)表 第4(a)表に示すごとく、種々の剪断時間の、本発明
の修飾小麦rBJデンプンの粘度安定性に及ぼす影響は
比較的少ない。
実施例4(b) 剪断時間が本発明の修飾空気分級エントウデンプンに及
ぼす影響を調べるため、つきの試験を行Pっだ。
水500−と修飾エントウデンプン88fを混合し、該
デンプンの4つの水分散液試料を試製した。各試料を1
30°Fに加熱し、苛性゛ソーダ10gと混合した。つ
いで、得られた4つの試料を、各々、600 rpmで
15.30,45および60分間撹拌した。前記実施例
と同様に、混合液の】03°Fにおける初期および24
時間後のブルックフィールド粘度を測定した。結果を第
4(b)表に示す。
第4(b)表 第4(b)表に示すごとく、種々の剪断時間の、本発明
の修飾エントウデンプンの粘度安定性に及ぼす影響は比
較的少ない。
実施例5 この実施例では、カナダ国特許第1106106号に開
示されているタイプの未修飾rBJデンプン担体を処方
したスタイン・ホール方式接着剤の初期粘度におけるロ
フトごとの大きなバラツキを説明する。
5つの異なったロットの標準的な、商業的に入手できる
小麦rBJデンプンを用いて5つのスタイン・ホール方
式接着剤を調製した。50ツトの各々の未修飾小麦rB
Jデンプン140部を水2000部と混合した。得られ
たスラリーをよく混合し、140°Fに加熱した。フレ
ーク状苛性ソーダ32部を適当量の水に溶解し、加熱し
た未修飾小麦rBJデンプン混合液に加えた。最後に、
水2400部、コーン・スターチ1060部およびホウ
砂・五水和物20部を混合液に加え、得られたスタイン
・ホール接着剤を、滑らかなテクスチャーとなるまで撹
拌した。
各試料の調製を第5A表に総括する。
第5A表 水 2000部 未修飾小麦Bデンプン 140部 加熱温度 140°F フレーク状苛性ソーダ 32部 混合時間 215分 水 2400部 コーン・スターチ 1060部 ホウ砂・五水和物 20部 混合時間 215分 5つのスタイン・ホール接着剤(各々、試料A〜Eとい
う)を調製したら、その初期スタイン・ホール粘度(秒
)を測定した。結果を第5B表に示す。
第5B表 試料 スタイン・ホール粘度(秒) A 49 B 55 C39 D 28 E 21 このように、広範囲に初期粘度がバラツクことにより、
前記のとおり、未修飾の小麦rBJデンプンを担体とし
て接着剤に処方することは望ましくない。
実施例に の実施例では、修飾小麦rAJデンプン担体組成物をベ
ースとするスタイン・ホール接着剤の特性を説明する。
担体組成物は本発明の修飾小麦rBJデンプン担体と同
じ方法で、ただし、原料として小麦「A」デンプンを用
いた。
修飾小麦rAJデンプン352部を水2000部と混合
した。得られたスラリーを140°Fで加熱撹拌した。
フレーク状苛性ソーダ36部を適当量の水に溶解し、該
加熱混合液に加え、全体をさらに少なくとも15分間撹
拌した。最後に、水2200部、コーン・スターチ12
48部およびホウ砂・五水和物21部を混合物に加えた
。得られたスタイン・ホール接着剤を、滑らかなテクス
チャーが得られるまで撹拌する。接着剤の調製を第6A
表に総括する。
第6A表 水 2000部 修飾小麦Aデンプン 352部 加熱温度 140°F 苛性ソーダ 36部 混合時間 215分 水 2200部 コーン・スターチ 1248部 ホウ砂・五水和物 21部 滑らかになるまでの時間 15〜30分得られた接着剤
の粘度は、スタイン・ホール・カップ中で測定した場合
、102°Fで初期が51秒、24時間後が57秒であ
った。この、修飾小麦Aデンプン担体をベースとするス
タイン・ホール方式フルゲート用接着剤の10ツトを2
つの試料に分ける。
接着剤の第1の試料は、102°Fに保持した水浴に浸
漬した密閉容器中、撹拌せずに一夜貯蔵した。翌日、こ
の接着剤バッチの粘度は、撹拌後でも、スタイン・ホー
ル・カップ中で測定した場合170秒の粘度にセットバ
ックしていた。
第2の試料は、撹拌下に放冷した。スタイン・ホール・
カップで粘度を測定したところ、っきの第6B表に示す
粘度と温度の関係が得られた。
第6B表 102°F において 55秒 95°F において 80秒 90°F において105秒 85°F において160秒 これらの試験で得られた結果は、修飾小麦「A」デンプ
ン担体で調製したスタイン・ホール接着剤が、望ましく
ない条件下に、または、撹拌機や加熱系の故障のような
装置の故障により貯蔵されると、望ましくない粘度増加
が起ることを示している。
実施例7 この実施例では修飾コーン・スターチ担体組成物を用い
て調製したスタイン・ホール接着剤の特性を説明する。
この実施例で用いる修飾コーン・スターチ担体は本発明
の乾燥酸、加水分解修飾小麦IBJデンプンと同様にし
て調製した。
修飾コーン・スターチ352部を水2000部と混合し
た。得られたスラリーを撹拌しなから140’Fに加熱
した。フレーク状苛性ソーダ36部を適当量の水に溶解
し、加熱混合液に加えた。
ついで、全混合液を少なくとも15分藺撹拌した。
最後に、水2200部、コーン・スターチ1248部i
よひホウ砂・五水和物21部を加え、得られたスタイン
・ホール接着剤を、滑らかなテクスチャーが得られるま
で撹拌する。
修飾コーン・スターチをベースとしたスタイン・ホール
接着剤の調製を第7A表に総括する。
第7A表 水 2000部 修飾コーン・スターチ 352部 加熱温度 140°F 苛性ソーダ 36部 混合時間 215分 水 2200部 コーン・スターチ 1248部 滑らかになるまでの混合時間 15〜30分2つの試料
を調製した。スタイン・ホール・カップで測定した10
2°Fにおける各々の粘度は52秒および56秒であっ
た。
コルゲート用接着剤のThlの試料を、102°Fに保
持した水浴中に浸漬した密閉容器中で、撹拌することな
く一夜貯蔵した。
翌日、第1の試料の粘度をスタイン・ホール・カップで
測定したところ、撹拌後でも、125秒の粘度にセット
バックしていた。
第2の試料を激しく撹拌しながら、放冷した。
スタイン・ホール・カップで粘度を測定したところ、つ
きの第7B表に示す粘度と温度の関係が得られた。
第7 B、表 1012°F において 52秒 95°F において 72秒 90°F において 95秒 85°F において130秒 これらの試験で得られた結果は、修飾コーン・スターチ
担体で調製した接着剤が、望ましくない条件下に、また
は、撹拌機や加熱系の故障のような装置の故障により貯
蔵されると、望ましくない粘度増加が起ることを示して
いる。
実施例8 この実施例では高アミロース・コーン・スターチ担体組
成物を用いて調製したスタイン・ホール接着剤の特性を
説明する。
高アミロース・コーン・スターチ352部を水2000
部と混合した。得られたスラリーを140°Fで撹拌下
に加熱した。フレーク状苛性ソーダ36部を適当量の水
に溶解し、加熱混合液に加える。
ついで、全体を少fl くとも15分間撹拌した。最後
に、水2200部、:I−ン・スタ +1248部およ
びホウ砂・五水和物21部を加え、全混合物を、清ら力
鴫テクスチャーが得られるまで撹拌する。このスタイン
・ポール接着剤の調製を第8A表に総括する。
第8A表 水 2000部 高アミロース・コーン・スターチ 352部加熱温度 
140’F 苛性ソーダ 36部 混合時間 215分 水 2200部 コーン・スターチ 1248部 ホウ砂・五水和物 21部 m6かになるまでの混合時間 15〜30分2つのlを
調製した。スタイン・ホール・カップで測定したところ
、102°Fでの粘度は、各々、40秒および42秒で
あった。
接着剤の1つの試料を、102°Fに保持した水浴中に
浸漬した密閉容器中、撹拌せずに一夜貯蔵した。
翌日、この接着剤のバッチの粘度は、スタイン・ホール
・カップで測定したところ、撹拌後、52秒で、わずか
にセットバックしていた。
第2の試料は激しく撹拌しながら、放冷した。
スタイン・ホール・カップで粘度を測定した場合の粘度
と温度の関係は第8B表のとおりである。
第8B表 102°F において 42秒 95°F において 54秒 90°F において 58秒 85°F において 64秒 これらの試鹸て得られた結果は、高アミロース・コーン
・スターチ担体で調製された接着剤が、望ましくない条
件下に、または、撹拌機や加熱系゛°(の故障のような
装置の故障により貯蔵されると、−ゝ 多分、許容できる範囲ではあるか、望ましくない粘度増
加が起りうろことを示している。
実施例9 この実施例は本発明の修飾rBJデンプン担体組成物を
ベースとして調製したスタイン・ホール接着剤の特性に
ついて説明する。
修飾小麦「13」デンプン352部を水2200部と混
合した。得られたスラリーを140°Fにて撹拌下に加
熱した。フレーク状苛性ソーダ40部を適当量の水に溶
解し、加熱混合液に加えた。ついで、全体を、少なくと
も15分間撹拌した。最後に、水2320部、コーン・
スターチ1248部およびホウ砂・五水和物12部を加
えた。混合7rtを、滑らかfSテクスチャーが得られ
るまで撹拌した。この調製を’49A表に総括する。
第9A表 水 2200田5 1ビ飾「13」デンプン 352部 加熱温度 140°F 苛性ソーダ 40部 混合時間 215分 水 2320部 コーン・スターチ 1248部 ホウ砂・五水和物 12部 部滑かになるまでの混合時間 15〜30分2つの試料
を調製し、得られたスタイン・ホール接M剤の粘度を1
02°Fでスタイン・ホール・カップを用いて測定した
ところ、44秒および39秒であった。
スタイン・ホール接着剤の1つの試料を102°Fの水
浴に浸漬した密閉容器中、撹拌せずに一夜貯蔵した。
翌日、試料の粘度はセットバックしでいなかった。撹拌
後、スタイン・ホール・カップで測定したところ、粘度
は39秒であった。
第2の試料を激しく撹拌しfSがら、放冷した。
スタイン・ホール・カップで粘度を測定したところ、第
9B表に示す粘度と時間の関係が得られた。
第9B表 102’F において 39秒 95°F において 38秒 90°F において 38秒 85°F において 39秒 この試験結果は、本発明の修飾小麦「B」デンプン担体
でスタイン・ホール接着剤を調製すると、望ましくない
条件下に、または、撹拌機の故障や加熱系の故障のよう
な装置の故障より貯蔵しても、何ら著しい粘度変化を生
じないことを示している。
実施例10 この実施例は本発明の修飾エントウデンプン担体組成物
をベースとして調製したスタイン・ホール接着剤の特性
について説明する。
修飾エントウデンプン352部を水2200fflSと
混合する。得られたスラリーを撹拌下、140°Fで加
熱する。フレーク状苛性ソーダ40部を適当量の水に溶
解し、加熱混合液に加えた。全体を少なくとも15分間
撹拌した。最後に、水2200部、コーン・スターチ1
360部およびホウ砂・五水和物12部を加えた。つい
で、混合物を、滑らかなテクスチャーが得られるまで撹
拌した。この調製を第10A表に総括する。
第10A表− 水 2000部 修飾エントウデンプン 352部 加熱温度 140°F 苛性ソーダ 40部 混合時間 215分 水 2200部 コーン・スターチ 1360部 ホウ砂・五水和物 12部 m6かになるまでの混合時間 15〜30分2つの試料
に分け、102°Fにてスタイン・ホール・カップで粘
度を測定したところ、各々、37秒および39秒であっ
た。
第1の試料を、102°Fの水浴中に浸漬した密閉容器
中で撹拌せずに一夜貯蔵した。
翌日、試料の粘度はセットバックしていなかつた。撹拌
後、スタイン・ホール・カップで測定した粘度は40秒
であった。
第2の試料は激しく撹拌しながら放冷した。スタイン・
ホール・カップで測定した粘度と時間の関係は第10B
表のとおりである。
第10B表 102°F において 37秒 95°F において 38秒 90°F において 39秒 85°F において 39秒 この試験結果は、本発明の修飾エントウデンプン担体で
スタイン・ホール接着剤を調製すると、望ましくfSい
条件下に、または、撹拌機の故障や加熱系の故障のよう
な装置の故障により貯蔵しても、何ら著しい粘度変化を
生じないことを示している。
実施例6〜10に示したデータを、比較のため、つきの
第11表に総括する。
第11表の結果から明らかISことく、高性能、高価格
の高アミロース・コーン・スターチでも、本発明の酸処
理、加水分解修飾小麦rBJデンプンはどに安定ではf
J′かった。
しかし、スタイン・ホール接着剤の究極的試験は、段ボ
ール製品製造のための種々の板紙との結合性能に基いて
判断すべきである。スタイン・ホール接着剤の性能のも
つとも過酷1j試験は耐水テストである。
そこで、3つのスタイン・ホール接着剤を調製し、同じ
条件下、米国、デスティング・マンンズ・インコーホレ
イテッドから入手できるマクミラン・ブレーデル・リサ
ーチ・リミテッド・ウェット・シェアー・テスター(T
esting Machines Inc、。
4QQ Bayview Avenue、 Am1ty
ville、 New York。
(J、S、A、 MacMillan Bloedel
 Re5earch Lim1tedWet 5hea
r Te5ter ) モデルAT M I 44−6
を用いて試験した。
第1のスタイン・ホール接着剤は生コーン・スターチ部
分と、本発明の修飾小麦rBJデンプンをベースとした
担体組成物からなる。第2のスタイン・ホール接着剤も
生コーン・スターチ部分を用いるが、担体は修飾小麦r
AJデンプンからなる。第3のスタイン・ホール接着剤
は生小麦デンプンと、修飾小麦rAJデンプンをベース
とした担体からなる。これら3つのコルゲート用接着剤
のワックス含浸板紙上での耐水性を第12表に総括する
(中芯紙および片面ライナーをフルゲート中にワックス
含浸させる。耐水性は2kQ荷重のウェット・シェアー
・テスターで試験した)。
第12表に示すごとく、本発明の修飾小麦「B」デンプ
ンをベースとするスタイン・ホール接着剤は他の2つの
スタイン・ホール方式コルゲート用接着剤よりも著しく
高性能である。
第13表には、生小麦デンプン部分と本発明の修飾小麦
「B」デンプンをベースとしたスタイン・ホール接着剤
と、生コーン・スターチ部分と、高アミロース・コーン
・スターチをベースとした担体組成物のスタイン・ホー
ル接着剤の比較を総括した。この試験に用いたいずれの
板紙もワックス含浸しておらず、したがって、用いた段
ボールは第12表で試験した段ボールよりも、水に対し
で非常に弱いものである(耐水性は1 kQ荷重のウェ
ット・シェアー・テスターで試験した)。
第13表に示すごとく、本発明の修飾小麦rBJデンプ
ンをベースとするスタイン・ホール接着剤は、よりコス
トのかかる高アミロース・コーン・スターチ担体をベー
スとするスタイン・ホール接着剤と比較して、はるかに
優れた性能を発揮する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)修飾小麦Bデンプンであって、その水性分散液が
    、対応する未修飾の小麦Bデンプンの同様な水性分散液
    より低粘度で、該低粘度が、蒸煮前の水:修飾デンプン
    比が15:1の分散液の33〜36℃における粘度とし
    て約12センチポイズ−9/cm3 より低くならない
    ことを特徴とする修飾小麦Bデンプン。 (2)修飾小麦Bデンプンか、含有するテンプン粒子の
    部分加水分解により修飾されている前記第(1)項の修
    飾デンプン。 (3)部分加水分解が酸性pH1こて、約20℃以上の
    室温またはそれ以上の温度で行なわれる前記第(2)項
    の修飾デンプン。 (4)修飾小麦Bデンプンが酸処理修飾Bデンプンであ
    る前記第(3)項の修飾デンプン。 (5)酸処理修飾小麦Bデンプンが乾燥酸処理修飾小麦
    Bデンプンである前記第(4)項の修飾デンプン。 (6)酸性pHが約2.5〜3.5に調整され、部分加
    水分解が約200°F〜340°Fの温度で行なわれる
    前記第(5)項の修飾デンプン。 (7)酸性pHが約3,1である前記第(6)項の修飾
    デンプン。 (8)温度が230°F である前記第(7)項の11
    飾デンプン。 (9)酸性pHが約2.8〜5.4で、温度が約200
    0F〜340°Fである前記第(5)項の修飾デンプン
    。 (10)小麦Bデンプンを含有する水性スラリーを、酸
    で処理してpHを約1.0〜2.5とし、20℃〜40
    ℃で加水分解を進行させて修飾して低粘度の修飾小麦B
    デンプンとし、ついで、スラリ〜の温度を約3.0〜7
    .0に中和して得られる前記第(4)項の修飾デンプン
    。 00)部分加水分解が酵素加水分解である前記第(2)
    項の修飾デンプン・ (12)修飾小麦Bデンプンが酸化小麦Bデンプンであ
    る前記第(1)項の修飾デンプン。 03修飾小麦Bデンプンが架橋小麦Bデンプンである前
    記第(1)項の修飾デンプン。 0滲該低粘度が約12〜80センチポイズ−g/dであ
    る前記第(1)項の修飾デンプン。 uS該低粘度が約13〜27センチポイズーf/dであ
    る前記第031項の修飾デンプン。 叫該低粘度が約18〜25センチポイズ−g/dである
    前記第04項の修飾デンプン。 aη小麦、大麦、ライ麦またはマメ科植物のデンプンか
    らなる群から選ばれるデンプンの修飾デンプンであって
    、該修飾デンプンが該デンプンに固有の非デンプン性、
    非蛋白性親水性コロイドを対応する通常のデンプンより
    も多量に含有し、該修飾デンプンの水性分散液が対応す
    る通常のデンプンの同様な水性分散液よりも低粘度で、
    該低粘度が、蒸煮前の水:修飾デンプン比15:1の分
    散液の33〜36℃における粘度として約12センチポ
    イズ−g/cdより低くならないことを特徴とする修飾
    デンプン。 (18選ばれたデンプンがエントウデンプンである前記
    第09項の修飾デンプン。 (18選ばれたデンプンが小麦デンプンである前記第0
    9項の修飾デンプン。 ■小麦、大麦、ライ麦またはマメ科植物のデンプンから
    なる群から選ばれるデンプンの修飾デンプンであって、
    該修飾デンプンが該デンプンに固有の非デンプン性、非
    蛋白性親水性コロイドを対応する通常のデンプンよりも
    多量に含有し、該修飾デンプンの水性分散液が対応する
    通常のデンプンの同様な水性分散液よりも低粘度で、該
    低粘度が、蒸煮前の水:修飾デンプン比15;1の分散
    液の33〜36℃における粘度として約12センチボイ
    ズ−f//aiより低くならない修飾デンプンからなる
    ことを特徴とするスタイン・ホール方式コルゲート用接
    着剤用担体組成物。 c!D選択した修飾デンプンが小麦デンプンである前記
    第■項の担体組成物。 (2)小麦デンプンが小麦Bデンプンである前記第(2
    11項の担体組成物。 (ハ)小麦Bデンプンが、含有されるデンプン粒子の部
    分加水分解により修飾されている前記第0項の担体組成
    物。 (財)部分加水分解が酸性pHにて、約20℃以上の室
    温またはそれ以上の温度で行なわれる前記第(ハ)項の
    担体組成物。 (ハ)該修飾デンプンが酸処理修飾小麦Bデンプンであ
    る前記第(財)項の担体組成物。 (イ)酸処理修飾小麦Bデンプンが乾燥酸処理修飾小麦
    Bデンプンである前記第(ハ)項の担体組成物。 りlJ酸性pHが約2.5〜3.5に調整され、部分加
    水分解が約200°F〜約340°Fで行なわれる前記
    第■項の担体組成物。 (至)酸性pHが約3.1に調整される前記第1771
    項の担体組成物。 ■温度が約230°Fである前記第(2)項の担体組成
    物。 (至)低粘度が約12〜80センチポイズ−(1/cd
    である前記第舛項の担体組成物。 G11l低粘度が約12〜80センチポイズ−!/cd
    である前記第の項の担体組成物。 @低粘度が約13〜27センチポイズーfl/aiであ
    る前記第が項の担体組成物。 儲低粘度が約13〜27センチポイズーfj/aAであ
    る前記第0項の担体組成物、。 (2)低粘度が約18〜25センチポイズ−g/cdで
    ある前記第の項の担体組成物。 価)低粘度が約18〜25センチポイズ−f/dである
    前記第の項の担体組成物。 圓小麦、大麦、ライ麦またはマメ科植物のデンプンから
    なる群から選ばれるデンプンの修飾デンプンであって、
    該修飾デンプンが該デンプンに固有の非デンプン性、非
    蛋白性親水性コロイドを対応する通常のデンプンよりも
    多量に含有し、該修飾デンプンの水性分散液が対応する
    通常のデンプンの同様な水性分散液よりも低粘度で、該
    低粘度が、蒸煮前の水:修飾デンプン比15:1の分散
    液の33〜36℃における粘度として約12〜27セン
    チポイズー97cdである修飾デンプンからなる組成物
    を担体とすることを特徴とする高固形分スタイン・ホー
    ル方式コルゲート用接着剤組成物。 (9)低粘度が約18〜25センチポイズ−f/cdの
    範囲である前記第一項の接着剤組成物。 (至)選択した修飾デンプンが小麦デンプンである前記
    第(2)項の接着剤組成物。 (至)選択した修飾デンプンが小麦Bデンプンである前
    記第(至)項の接着剤組成物。 +41小麦Bデンプンが加水分解修飾小麦Bデンプンで
    ある前記第(至)項の接着剤組成物。 1411小麦Bデンプンが乾燥酸処理、加水分解修飾デ
    ンプンである前記第(至)項の接着剤組成物。 (4B少なくとも1枚のライナーと1枚の中芯紙が、小
    麦、大麦、ライ麦またはマメ科植物のデンプンからなる
    群から選ばれるデンプンの修飾デンプンであって、該修
    飾デンプンが該デンプンに固有の非デンプン性、非蛋白
    性親水性コロイドを対応する通常のデンプンよりも多量
    に含有し、該修飾デンプンの水性分散液が対応する通常
    のデンプンの同様な水性分散液よりも低粘度で、該低粘
    度が、蒸煮前の水:修飾デンプン比15:1の分散液の
    33〜36℃における粘度として約12センチポイズ−
    f/diより低くならない修飾デンプンを必須成分とし
    てなる接着剤組成物で接着されていることを特徴とする
    段ボール製品。 關小麦、大麦、ライ麦またはマメ科植物のデンプンから
    なる群から選ばれるデンプンを分画して1級デンプン画
    分と、該デンプンに固有の非デンプン性、非蛋白性親水
    性コロイドを対応する通常のデンプンよりも多量に含有
    する2級デンプン画分に分け、該2級デンプンを修飾し
    て該修飾デンプンの水性分散液が対応する通常のデンプ
    ンの同様な水性分散液よりも低粘度で、該低粘度が、蒸
    煮前の水:修飾デンプン比15:lの分散液の33〜3
    6℃における粘度として約12センチポイズ4/aAよ
    り低くならない修飾デンプンを得ることを特徴とする修
    飾デンプンの製法。 (441通常デンプンが小麦デンプンである前記第(4
    3項の製法。 卿2級デンプン画分が小麦Bデンプンである前記第一項
    の製法。 關小麦B デンプンが約200°F〜340’Fで加熱
    されて修飾される前記第四項の製法。 0η小麦BデンプンのpHを、ガス状の酸で約2.5〜
    3.5に調整する前記第一項の製法。 (4glpHを約3.1に調整する前記第ηη項の製法
    。 嘔小麦Bデンプンを約230°F に加熱して修飾する
    前記第一項の製法。 ω担体デンプンと水を混合してスラリーを形成し、スラ
    リーを製造温度に加熱し、それに苛性ソーダを加え、得
    られた混合物を攪拌して偽稠度を除く工程からなるスタ
    イン・ホール方式担体組成物の製法において、小麦、大
    麦、ライ麦またはマメ科植物のデンプンからなる群から
    選ばれるデンプンの修飾2級デンプンであって、該修飾
    2級デンプンが該デンプンに固有の非デンプン性、非蛋
    白性親水性コロイドを対応する通常のデンプンよりも多
    量に含有し、該修飾デンプンの水性分散液が対応する通
    常のデンプンの同様な水性分散液よりも低粘度で、該低
    粘度が、蒸煮前の水:修飾デンプン比15:lの分散液
    の33〜36℃における粘度として約12センチポイズ
    −117diより低くならない修飾2級デンプンを担体
    デンプンとして用い、製造温度を約130’F より実
    質的に低く、かつ、約80’Fより低くならないように
    したことを特徴とするスタイン・ホール方式接着剤用担
    体組成物の製法。 (51)修飾2級デンプンが修飾小麦Bデンプンである
    前記第一項の製法。 ■修飾2級デンプンが修飾エントウデンプンである前記
    第一項の製法。 (ト)担体組成物に水、化デンプンおよびホウ砂を加え
    てスタイン・ホール方式接着剤とする前記第一項の製法
    。 (財)修飾2級デンプンが修飾小麦Bデンプンである前
    記第一項の製法。 霞修飾2級デンプンが修飾エントウデンプンである前記
    第[株]項の製法、
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