JP2006518014A - 紙製品軟化性組成物 - Google Patents

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ヌグエン,デユイ・テイ
アシユラウイ,サミル・エス
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ハンツマン・ペトロケミカル・コーポレーシヨン
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Abstract

本明細書において、エチレンアミンから誘導される両性界面活性剤を提供し、その界面活性剤は紙、繊維、編織布、毛髪及びヒトの皮膚の処理において、それらに感触柔軟性を与えるために有用である。

Description

技術分野
本発明は、繊維、編織布、紙、毛髪及びヒトの皮膚を含む種々の表面の処理に有用な組成物に関する。さらに特定的には、本発明は、金属、紙及び編織布の処理のための組成物及び方法に関し、その組成物はエチレンアミン、長鎖脂肪酸及びアクリル酸から誘導される両性界面活性剤を含んでなる。本発明の1つの好ましい形態に従うと、界面活性剤が誘導される原料として用いられるエチレンアミンはテトラエチレンペンタミンである。
背景
特許文献1は、酸水溶液を用いて地下構造層(subterranean formation)を酸性化する方法を提供するものであり、ここで酸溶液は不飽和カルボン酸を(a)脂肪アミン又はポリアミンあるいは(b)脂肪アミドアミン又はポリアミンあるいは(c)脂肪イミダゾリンアミン又はポリアミンと反応させることにより製造される腐蝕防止量のアミン誘導体を含有する。誘導体は第1級アミノ基の不存在を特徴とし、好ましくは第3級アミノ基のみを含有する。そこに開示されているのは広範囲の脂肪ポリアミン、脂肪アミドアミン、脂肪イミダゾリン及びポリアミンの両性誘導体であり、それらは油田腐食防止剤として有用であると開示されている。
特許文献2、特許文献3及び特許文献4は、種々の天然もしくは合成源からの長鎖脂肪酸、エステル又はトリグリセリドと反応したジエチレントリアミン又はトリエチレンテトラミンのような脂肪族ポリアミンの両性誘導体が、紙、編織布、ヒトの皮膚表面及び編んだ頭髪(hair tresses)のような基質の軟化/テキスチュアモディフィケーション(texture modification)において、ならびに金属工作及び潤滑のための用途において有効であると記載している。ポリアミンを最初に酪酸からエルカ酸までの分子分布の範囲の種々の動物、植物又は合成源から誘導される脂肪酸、エステル又はトリグリセリド(例えば乳脂、大豆油、綿実油)と反応させ、ポリアミン又はイミダゾリンを生成させる;次いでそれらをさらに不飽和もしくはハロゲン化カルボン酸、カルボキシル化エポキシ化合物又は酸無水物(例えばアクリル酸、イタコン酸、クロロ酢酸、無水マレイン酸、無水オクタデセン酸)と反応させ、種々の両性構造を形成する。
米国特許第5,322,630号明細書 米国特許第6,004,914号明細書 米国特許第6,200,938号明細書 米国特許第6,369,007号明細書
発明の概略
本発明は、紙柔軟剤、布柔軟剤、金属工作及び潤滑を含む種々の用途に有用な両性界面活性剤に関する。本発明の両性界面活性剤は、テトラエチレンペンタミン(「TEPA」)を2.5〜3.0モルの脂肪酸と反応させて中間アミド化合物を生成させ、次いでそれをマレイン酸、無水マレイン酸、ビニルスルホン酸、2−メチルビニルスルホン酸、アリルスルホン酸及びアクリル酸より成る群から選ばれる1〜2モルの不飽和酸種と反応させ
ることにより、それを両性化合物に転換することによって製造することができる。かくして、本発明は式:
Figure 2006518014
(0)
[式中、
xは4、5及び6より成る群から選ばれるいずれかの整数であり;
それぞれの存在におけるRは独立して5〜25個の炭素原子を有するいずれかの直鎖状、分枝鎖状、環状、飽和又は不飽和アルキル基であり;
それぞれの存在におけるRは独立して1)水素;2)1個もしくはそれより多いカルボキシル官能基を有し且つ2〜20個の炭素原子を含有する1個もしくはそれより多い直鎖状もしくは分枝鎖状、飽和もしくは不飽和脂肪族鎖を有するいずれかの飽和もしくは不飽和脂肪族モノ−もしくはジ−カルボン酸部分;3)1個もしくはそれより多い−SOH官能基を有し且つ2〜20個の炭素原子を含有する1個もしくはそれより多い直鎖状もしくは分枝鎖状、飽和もしくは不飽和脂肪族鎖を有するいずれかの飽和もしくは不飽和脂肪族モノスルホン酸部分;ならびに4)式:
Figure 2006518014
の基より成る群から選ばれ、
ここでRは上記でそれに帰せられたと同じ意味を有する]
により示される両性界面活性剤を含んでなる、紙、編織布及びヒトの皮膚の処理に有用な組成物に関する。
他の態様に従うと、本発明に従う組成物は少なくとも2つの成分の混合物を含んでなり、それらのそれぞれは式:
Figure 2006518014
(0)
[式中、
それぞれの存在におけるRは独立して5〜25個の炭素原子を有するいずれかの直鎖状、分枝鎖状、環状、飽和又は不飽和アルキル基であり;
それぞれの存在におけるRは独立して1)水素;2)1個もしくはそれより多いカルボ
キシル官能基を有し且つ2〜20個の炭素原子を含有する1個もしくはそれより多い直鎖状もしくは分枝鎖状、飽和もしくは不飽和脂肪族鎖を有するいずれかの飽和もしくは不飽和脂肪族モノ−もしくはジ−カルボン酸部分;3)1個もしくはそれより多い−SOH官能基を有し且つ2〜20個の炭素原子を含有する1個もしくはそれより多い直鎖状もしくは分枝鎖状、飽和もしくは不飽和脂肪族鎖を有するいずれかの飽和もしくは不飽和脂肪族モノスルホン酸部分;ならびに4)式:
Figure 2006518014
の基より成る群から選ばれ、
ここでRは上記でそれに帰せられたと同じ意味を有する]
により示される異なる両性界面活性剤を含んでなる。さらに別の態様に従うと、上記の混合物は:
a)xに関して4の値を有する第1の両性界面活性剤;
b)xに関して5の値を有する第2の両性界面活性剤;
c)xに関して6の値を有する第3の両性界面活性剤
を含んでなり、第1の両性界面活性剤は8.0〜20.0%のいずれかの量で存在し;第2の両性界面活性剤は25.0〜45.0%のいずれかの量で存在し;第3の両性界面活性剤は35.0〜60.0%のいずれかの量で存在し、すべてのパーセンテージは上記の式により定義される存在する両性界面活性剤のすべてに対して重量に基づいて計算される。
図面の簡単な記述
添付の図面において、図1は本発明に従ってオレイン酸及びアクリル酸を用いる柔軟性試験の結果を示す。
詳細な記述
本発明の両性界面活性剤は原料としてTEPAを用いることにより例示され、本発明に従う他の両性界面活性剤はペンタエチレンヘキサミン、ヘキサエチレンヘプタミン、ヘプタエチレンオクタミンなどのようなエチレンアミンを用いる以外は同じ一般的方法を用いて容易に製造される。最初に出発材料としてのTEPAを2.5〜3モルの脂肪酸と反応させて中間置換TEPAポリアミドを生成させることにより、本発明に従う両性界面活性剤を製造することができる。本発明の1つの好ましい形態に従うと、3モルの脂肪酸を1モルのTEPAと反応させてトリアミドを得る。本発明の好ましい形態に従うと、ポリアミドを続いて1〜2モルの不飽和酸種、例えばアクリル酸又はビニルスルホン酸と反応させて両性界面活性剤を生成させる。本発明の1つの好ましい形態に従うと、2モルのアクリル酸を、好ましくはトリアミドである1モルのポリアミドと反応させる。得られる両性化合物は、ティッシュペーパー、布、毛髪及び皮膚のための柔軟剤として有用である。得られる両性化合物は、金属工作における潤滑剤としても有用である。
本発明に従って有用な両性界面活性剤の製造のための一般的反応スキームを下記に示す:
Figure 2006518014
反応(I)において、1モルのテトラエチレンペンタミンを、Rがいずれかの直鎖状、分枝鎖状、環状、飽和もしくは不飽和C〜C25アルキル基であることができる3モルのモノ−カルボン酸と反応させる。TEPAとの反応物として用いられる不飽和カルボン酸の場合、本発明はシス−及びトランス−異性体の両方の使用を包含する。本発明の1つの好ましい形態に従うと、反応物カルボン酸はオレイン酸であるが、約7〜25個の炭素原子を有する他のいずれのカルボン酸又はそれらの混合物を用いることもできる。3モルのカルボン酸とTEPAの間の反応の生成物は式(II):
Figure 2006518014
に示されるトリアミドであり、式中、R部分はオレイン酸により供給される。
この構造は本発明に従うそのような反応の主生成物を示す。実際には、当業者に既知の通り、カルボン酸の酸官能基が反応できる活性水素原子を有する種々の置換の可能な位置上で置換されたカルボン酸残基を有する位置異性体の混合物が生成する。TEPAのモル当たり3モルより少量の酸を反応させると、得られる生成物は第1及び第2;第1及び第3;第1及び第4;第1及び第5;第2及び第3;ならびに第2及び第4の位置で置換された異性体の混合物である。本発明はすべてのそのような位置異性体及びそれらの混合物を包含する。
式(II)に示されるポリアミドと不飽和酸、例えばこれに限られないがアクリル酸との続く式(III)に従う反応:
Figure 2006518014
は、前に示した式(0)により一般的に記述され且つ1モルのアクリル酸を反応させる場合に関して式(IV):
Figure 2006518014
に構造的に示される本発明に従う両性界面活性剤を与える。ビニルスルホン酸又はアリルスルホン酸のような不飽和スルホネートを用いると、上記の構造中のカルボン酸基は基−SOHにより置き換えられ、かくしてスルホネートアニオン性部分を有する両性界面活性剤を与える。上記の構造は本発明に従うそのような反応の主生成物を示す。実際には、当業者に既知の通り、アクリル酸の不飽和官能基が反応できる活性水素原子を有する種々の置換の可能な位置上で置換されたアクリル残基を有する位置異性体の混合物が生成する。1モルより多いアクリル酸又は他の不飽和カルボン酸又はスルホン酸を反応させると、可能な位置の1個より多くが置換される。本発明はすべてのそのような位置異性体を包含する。アクリル酸に関して記載したばかりの役割において:マレイン酸、無水マレイン酸、ビニルスルホン酸、2−メチルビニルスルホン酸及びアリルスルホン酸より成る群から選ばれる不飽和酸種を含む、アクリル酸以外のモノマーをもちろん用いることができる。
本発明の1つの好ましい形態に従うと、オレイン酸をTEPAと144℃において約6〜10時間反応させ、続いてプロピレングリコール又はポリエチレングリコールの存在下に、アクリル酸と約105℃において約8時間又は反応が完了するまで反応させる。反応生成物の構造は、NMR及びIR分光分析を用いて容易に確証される。
以下の実施例は本発明の例示であり、いかようにも本発明の制限とみなされるべきではない。一般に、いずれのポリアルキレンポリアミンを脂肪酸と反応させてアミドを得ることもでき、それを続いてアクリル酸と反応させ、本発明に従う毛髪、皮膚、紙、編織布及び繊維の処理に有用な両性界面活性剤を得ることができる。
TEPA+3モルオレイン酸の製造(TEPAトリアミド)
505.8グラム(1.8モル)のオレイン酸を、機械的攪拌機及び窒素パージが備えられた1Lの丸底フラスコに入れる。113.6グラム(0.60モル)のテトラエチレンペンタミン(「TEPA」)を攪拌しながら窒素下に、温度が120℃を超えることを許されない速度でゆっくり加える。添加に続き、フラスコの内容物の温度を120℃に30分間保持し、その時点の後に熱を増加させて反応器の内容物を144℃に達せしめ、その温度で反応器の内容物をさらに6時間保持する。凝縮物をDean−Starkトラップ中に集める(理論量=32.4ml)。酸価が10meq/グラムより低くなった時に、反応が完了したと考える(本明細書で言及される酸価は、約0.1Nである塩基水溶液を用い、試料水溶液をフェノールフタレイン終点まで滴定し、関係式:
meq/グラム=((B)X(N)X56.1)/(グラムにおける試料の重量)式中、B=用いられる塩基のミリリットルの合計数;及び
N=用いられる塩基の規定度
を用いて酸価を計算することにより測定される。得られる生成物は室温でワックス状の固体である。NMR及びIRスペクトルにより決定して合計収率=理論量の93.0%。
TEPAトリアミド両性界面活性剤の製造
機械的攪拌機、窒素パージ及び滴下ロートが備えられた3つ口1L丸底フラスコに130.6グラムのプロピレングリコール及び上記の実施例1から製造された98.3グラム(0.1モル)のTEPAのオレイン酸トリアミドを入れる。フラスコの内容物を、内容物が均一になるまで、攪拌しながら90℃に加熱する。7.2グラム(0.1モル)のアクリル酸をゆっくり加え、フラスコの内容物を105℃に3時間保持する。あるいはまた、定量的IR分光分析により決定される場合にアクリル酸の少なくとも90%が反応したら、反応を停止させることができる。
エチレンアミンE−100+3モルTOFAの製造(E−100トリアミド)
エレチンアミンE−100(Huntsman Corp.)は、テトラエチレンペンタミン(10〜15%TEPA)、ペンタエチレンヘキサミン(33〜38%PEHA)及びヘキサエチレンヘプタミン(45〜54%HEHA)の混合物である。516.4グラムのトール油脂肪酸(「TOFA」)を、窒素パージ下で1Lの丸底フラスコに入れる。162.6グラムのエチレンアミンE−100を攪拌しながら窒素下においてゆっくり加え、添加の間ずっと温度を120℃より低く保つ。添加に続き、フラスコの内容物の温度を120℃に30分間保持する。次いで温度を144℃に上昇させ、144℃でさらに6時間保持する。酸価が10より低くなったら、反応が完了したと考える。
エチレンアミンE−100トリアミド両性界面活性剤の製造
機械的攪拌機、窒素パージ及び滴下ロートが備えられた3つ口1L丸底フラスコに120.6グラムのプロピレングリコール及び上記の実施例3から製造された98.3グラム(0.1モル)のTEPAのオレイン酸トリアミドを入れる。フラスコの内容物を、内容物が均一になるまで、攪拌しながら90℃に加熱する。6.5グラム(0.090モル)のアクリル酸をゆっくり加え、フラスコの内容物を105℃に3時間保持する。あるいはまた、定量的IR分光分析により決定される場合にアクリル酸の少なくとも90%が反応したら、反応を停止させることができる。
ティッシュペーパーに関する柔軟性試験
フェイシャルティッシュ又は浴室ティッシュのようなパーソナルケア(personal care)において用いるためのティッシュペーパーの1つの重要な側面は、そのような紙の柔軟性である。本発明に従う化合物の効果を評価するために、以下の通りにいくつかの試験溶液を調製した:
試料1:48%(TEPA+3モルオレイン酸+2モルアクリル酸)
52%プロピレングリコール
試料2:48%(TEPA+2.5モルオレイン酸+1.5モルアクリル酸)
52%プロピレングリコール
試料3:48%(TEPA+2モルオレイン酸+2モルアクリル酸)
52%プロピレングリコール
試料4:48%(TEPA+2モルオレイン酸+1モルアクリル酸)
52%プロピレングリコール
試料5:48%(TEPA+3モルオレイン酸+1モルアクリル酸)
52%プロピレングリコール
実施例6:30%のSURFONIC E−400 MO(「モノオレート」)と混合された70%の試料1
実施例7:30%のSURFONIC E−400 MOと混合された70%の試料2実施例8:30%のSURFONIC E−400 MOと混合された70%の試料3実施例9:30%のSURFONIC E−400 MOと混合された70%の試料4
実施例10:30%のSURFONIC E−400 MOと混合された70%の試料5
試料11:純粋なSUFRONIC E−400 MO(SURFONIC製品はHuntsman Corporationから入手可能である)
標準1:48%(ジエチレンテトラミン「DETA」+2モルTOFA(トール油脂肪酸)+1モルアクリル酸)+52%プロピレングリコール
標準2:70%の標準1+30%のSUFRONIC E−400 MO。
上記の試料において、「(TEPA+2モルオレイン酸+2モルアクリル酸)」を暗示する用語は、TEPAを2モルのオレイン酸と反応させ、その生成物を続いて2モルのアクリル酸と反応させることにより製造される両性界面活性剤を意味する。上記で試料1〜5において記載される種々の組成物は、規定される量のグリコール及び両性界面活性剤を単に混合することにより調製された。類似して実施例6〜10の場合、規定される量の材料を一緒に配合した。SUFRONIC E−400 MOは、Huntsman Company LLC of Houston,Texasから入手可能なエトキシル化オレイン酸界面活性剤である。
上記の試料のそれぞれの水中における1.0%溶液を調製することにより、ティッシュペーパーの処理のための溶液を調製した。上記の試料中の材料を含有する1.0%水溶液のそれぞれの中に、未処理のティッシュのスワッチを浸すことにより、各溶液の効果の評価を行なった。処理されたティッシュのスワッチを溶液中に1分間保持し、引き出した。次いで処理されたティッシュのスワッチをオーブン中で25℃において乾燥した。そのように処理されたティッシュは、我々の研究スタッフの数人のメンバーにより、それらの感触柔軟性(softness to the touch)に関して評価され、それぞれ尺度:
0=劣っている/粗いきめ;1=まあ良い;2=良い;3=非常に良い;4=優れている/非常に柔軟なきめ
に基づく評価を与えられた。
柔軟性試験の結果を下記の表Iにおいて示す:
Figure 2006518014
試料6及び試料7は先行技術と同等である;しかしながら、試料10及び試料5は先行技術より優れている。下記のグラフに、上記の試料に関する表面応答曲線がある。柔軟性試験結果の図1におけるコンツアプロット(contour plot)から、3モルのオレイン酸及び1モルのアクリル酸を用いて最大の性能が生ずることがわかる。
本発明をある好ましい態様に関連して記述且つ開示してきたが、本明細書及び本明細書に添付される請求項を読み且つ理解すると、その明らかな同等の修正及び変更が当該技術分野における通常の熟練者に明らかになるであろうことが考慮されねばならない。従って、現在開示される本発明は、すべてのそのような修正及び変更を包含することを意図しており、上記の請求項の範囲のみにより制限される。
本発明に従ってオレイン酸及びアクリル酸を用いる柔軟性試験の結果を示すグラフ図。

Claims (14)

  1. 式:
    Figure 2006518014
    [式中、
    xは4、5及び6より成る群から選ばれるいずれかの整数であり;
    それぞれの存在におけるRは独立して5〜25個の炭素原子を有するいずれかの直鎖状、分枝鎖状、環状、飽和又は不飽和アルキル基であり;
    それぞれの存在におけるRは独立して1)水素;2)1個もしくはそれより多いカルボキシル官能基を有し且つ2〜20個の炭素原子を含有する1個もしくはそれより多い直鎖状もしくは分枝鎖状、飽和もしくは不飽和脂肪族鎖を有するいずれかの飽和もしくは不飽和脂肪族モノ−もしくはジ−カルボン酸部分;3)−SOH官能基を含んでなり且つ2〜20個の炭素原子を含有する1個もしくはそれより多い直鎖状もしくは分枝鎖状、飽和もしくは不飽和脂肪族鎖を有する飽和もしくは不飽和脂肪族モノスルホン酸部分;ならびに4)式:
    Figure 2006518014
    の基より成る群から選ばれ、
    ここでRは上記の通りに定義される]
    により示される両性界面活性剤を含んでなる、紙、編織布及びヒトの皮膚の処理に有用な組成物。
  2. それぞれの存在におけるRが独立して不飽和アルキル炭素結合を有するカルボキシル(carboxylic)から誘導されることができる請求項1に従う組成物。
  3. それぞれの存在におけるRが独立してアクリル酸、無水マレイン酸、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、2−メチルビニルスルホン酸及びマレイン酸より成る群から選ばれる酸から誘導される請求項1に従う組成物。
  4. それぞれが式:
    Figure 2006518014
    [式中、
    xは4、5及び6より成る群から選ばれるいずれかの整数であり;
    それぞれの存在におけるRは独立して5〜25個の炭素原子を有するいずれかの直鎖状、分枝鎖状、環状、飽和又は不飽和アルキル基であり;
    それぞれの存在におけるRは独立して1)水素;2)1個もしくはそれより多いカルボ
    キシル官能基を有し且つ2〜20個の炭素原子を含有する1個もしくはそれより多い直鎖状もしくは分枝鎖状、飽和もしくは不飽和脂肪族鎖を有するいずれかの飽和もしくは不飽和脂肪族モノ−もしくはジ−カルボン酸部分;3)−SOH官能基を含んでなり且つ2〜20個の炭素原子を含有する1個もしくはそれより多い直鎖状もしくは分枝鎖状、飽和もしくは不飽和脂肪族鎖を有する飽和もしくは不飽和脂肪族モノスルホン酸部分;ならびに4)式:
    Figure 2006518014
    の基より成る群から選ばれ、
    ここでRは上記の通りに定義される]
    により示される異なる両性界面活性剤を含んでなる少なくとも2つの成分の混合物を含んでなる、紙、編織布及びヒトの皮膚の処理に有用な組成物。
  5. 該混合物の成分の1つが構造:
    Figure 2006518014
    [式中、それぞれの存在におけるRは独立して5〜25個の炭素原子を有するいずれかの直鎖状、分枝鎖状、環状、飽和もしくは不飽和アルキル基である]
    を有する請求項4に従う組成物。
  6. 窒素原子上のカルボン酸側基(appendage)がアクリル酸から誘導される請求項5に従う組成物。
  7. 該混合物の成分の1つが構造:
    Figure 2006518014
    [式中、それぞれの存在におけるRは独立して5〜25個の炭素原子を有するいずれかの直鎖状、分枝鎖状、環状、飽和もしくは不飽和アルキル基であり、そしてLは約2〜約20個のいずれかの数の炭素原子を有するいずれかの直鎖状、分枝鎖状もしくは環状アルキル基である]
    を有する請求項4に従う組成物。
  8. 該混合物が:
    a)xに関して4の値を有する第1の両性界面活性剤;
    b)xに関して5の値を有する第2の両性界面活性剤;
    c)xに関して6の値を有する第3の両性界面活性剤
    を含んでなり、該第1の両性界面活性剤が8.0〜20.0%のいずれかの量で存在し;該第2の両性界面活性剤が25.0〜45.0%のいずれかの量で存在し;該第3の両性界面活性剤が35.0〜60.0%のいずれかの量で存在し、ここで該パーセンテージは該式により定義される存在する両性界面活性剤のすべてに対して重量に基づいて計算される請求項4に従う組成物。
  9. a)請求項1に従う両性界面活性剤を含んでなる水性組成物を準備し;そして
    b)基質を該水性組成物と接触させる
    段階を含んでなる基質の処理方法。
  10. 該両性界面活性剤の濃度が該水性組成物の全重量に基づいて0.10重量%〜5.00重量%のいずれかの濃度である請求項9に従う方法。
  11. a)請求項4に従う両性界面活性剤を含んでなる水性組成物を準備し;そして
    b)基質を該水性組成物と接触させる
    段階を含んでなる基質の処理方法。
  12. 該両性界面活性剤の濃度が該水性組成物の全重量に基づいて0.10重量%〜5.00重量%のいずれかの濃度である請求項11に従う方法。
  13. a)請求項7に従う両性界面活性剤を含んでなる水性組成物を準備し;そして
    b)基質を該水性組成物と接触させる
    段階を含んでなる基質の処理方法。
  14. 該両性界面活性剤の濃度が該水性組成物の全重量に基づいて0.10重量%〜5.00重量%のいずれかの濃度である請求項13に従う方法。
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