JP2006517503A - リングスピンドル用の糸案内装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、リング精紡機のための回転糸案内装置(1)に関する。この糸案内装置は、リングスピンドル(3)の上端(31)から離されて配置されており、かつ、リングスピンドル(3)と磁界により連結され、この装置(1)がリングスピンドル(3)と同じ回転速度で回転するようになっている。本発明の糸案内装置は、連続的な糸のためのキャリヤー(13)を含む撚り部品(11)として設けられている。

Description

本発明は、リング精紡機のための牽伸装置出口とリングスピンドルの間に配置される糸案内装置であって、該糸案内装置がリングスピンドルの上端の上方に距離をおいて配置される撚り部品を有しており、該撚り部品がリングスピンドルと磁界により連結され、リングスピンドルと同じ速度で回転するようになっている糸案内装置に関する。
リング精紡機の糸は、主としていわゆる紡糸区間における糸案内装置と牽伸装置の間で切断することが知られている。この領域では、牽伸装置から排出される粗糸は、糸に加わる張力異常に十分に抵抗することができるほどの安定性をいまだ有していない。その上、慣用的な糸案内装置、いわゆる糸案内小穴は、紡糸区間内での追加的な回転を部分的に妨害するおそれがある。
この問題を解決するために、技術専門家により過去数十年間にわたり検討がなされ、様々な提案がなされてきた。例えば、牽伸装置から排出される粗糸の強度を向上させる目的で、リングの周りを回転しているトラベラーによって引き起こされる紡績三角形に向けての撚り運動をより効果的にするために、いわゆるクラウンをリングスピンドル上に配置することが提案された。このようなスピンドルクラウンの場合には、糸はクラウンの歯内に置かれて歯により搬送されるが、クラウンでの糸は紡糸リング上のトラベラーと同じ逆の動きをしなければならず、その動きは巻き上げおよび巻き上げ速度によってはスピンドルの周速より遅い。このことは、トラベラーが後ろに留まるのに合わせて、糸が歯から歯へと後ろに跳躍することを意味する。このときに発生する摩擦が、望ましくない糸の損傷および粗面化につながる。その上、跳躍毎にトラベラーに衝撃が加わる。これらのスピンドルクラウンのキャップは、結果的にトラベラーの磨耗および破断を促進する。
リングスピンドル上のクラウンとしていわゆるスピニングフィンガーを使用する場合には、クラウンのくぼみが存在せず、スピニングフィンガーが滑らかであるため、糸の粗面化が軽減される。しかしながら、スピニングフィンガーは事実上1個のくぼみを有するクラウンのように機能し、その周りを糸が走行することになる。このことは、跳躍が略1回転分も大きくなることを意味している。トラベラーは跳躍の瞬間しばらく静止し、その後再び加速される。従って、このスピニングフィンガーによる対策は、大きな糸の継目へとつながる。その他、スピニングフィンガーは一直線に並べることができず、そのためこの一直線でない配列に耐えうる特別なスピンドルベアリングが必要になる。
これらの問題点を回避するために、回転式の糸案内装置を設けることが提案されてきた。この回転式の糸案内装置は、ボールベアリングに支持された撚り部品から構成されており、この目的に適合させるためにセラミックで形成されており、装置枠に対してリングスピンドル上端の上方にスピンドルとは独立に配置されている。撚り部品とスピンドルとはスピンドルヘッドと撚り部品に組み込まれた永久磁石を介して磁気的に連結しており、回転に際してこれらが連動する。スピンドルの速度は、従って、この磁気の連結を介して撚り部品に同期的に伝達される。この公知の装置(Textilpraxis International 1982年1月、19〜20頁)では、糸が撚り部品を通過する間にスピンドルの頂部に接触するため、紡糸区間における糸に逆の回転が与えられる。しかしながら、この回転式の糸案内装置の効果が満足できるものでないのは明らかである。というのは、糸が接触の際にかなり滑ってしまい、そのため逆の回転の発生が不安定であり、従って満足できるものでないからである。その上、これに加えて断続的な作用も挙げられる。というのは、糸が上述の摩擦体に十分に接触して回転を受けるのは、バルーンまたはトラベラーの回転全体の一部に当たる短い間のみだからである。その上、上述の公知の装置の効率は、糸の流れに大きく依存する。糸の張力および/または糸の切断の顕著な減少は、今のところ確認されていない。糸通しに関する問題とは別に、リング精紡機における糸の切断の問題は一般にこの回転式の糸案内装置では解決されない。その上、スピンドルと糸案内装置の磁気的な連結において、制御された糸の案内動作が始めから放棄されなければならないという問題があることがわかっている。
DE19629787A1公報には、スピンドル上の通常の糸案内部とリングスピンドルの直上のリングトラベラーとの間に撚り装置として配置される回転式の糸案内装置であって、回転体がスピンドルと磁気的な連結によって連動する装置が開示されている。スライバーが中心位置に供給され、回転体の側方に搬送され、そこからバルーンにおけるスライバーがリングトラベラーの方に伸ばされる。その代わりに、回転体にらせん状の導路を設けることができるが、回転体をスピンドルとは独立にスピンドルより遅くあるいは速く動作させなければならない。このことにより、スライバーに一時的にわずかな逆の撚りが施されなければならない。この公知の装置は実用に供されることはなかった。というのは、外部の駆動装置があまりにも高額である上に、正確な回転付与が行われないからである。
DE19629787A1公報 Textilpraxis International 1982年1月、19〜20頁
本発明の課題は、上述の技術的な問題点を回避し、紡糸三角形への良好でかつ正確な回転の伝播を確実に維持することができる装置を提供することである。その上、この装置は簡単で操作しやすいものである必要がある。
上述の課題は、請求項1に示す、リング精紡機のための牽伸装置出口とリングスピンドルの間に配置される糸案内装置であって、該糸案内装置がリングスピンドルの上端の上方に距離をおいて配置される撚り部品を有しており、該撚り部品がリングスピンドルと磁界により連結され、リングスピンドルと同じ速度で回転するようになっており、上記撚り部品がキャリヤーを有しており、該キャリヤーが、回転軸と同軸に伸びておりかつ周囲に糸案内装置を通過する糸が巻きつくことができるコアと、該コア上の縁部とから構成されていることを特徴とする糸案内装置によって達成される。
請求項1に示す糸案内装置の構成により、撚り部品による糸の的確な搬送が行われ、糸案内装置と牽伸装置の間の重要な領域において糸に正確な回転が加えられる。この間に、糸の巻きつきが連続的にかつ衝撃を受けることなく行われる。糸の強制的な搬送を通して、摩擦搬送の場合のような滑りおよび不可量性、および、従ってまた糸案内装置内への導入角度の影響が排除される。撚り部品のコアへの巻きつきはブレーキのような制動作用を果たし、従ってトラベラーとバルーンからもたらされる張力の尖ったピークが緩和され、糸案内装置と牽伸装置の間の過敏な領域に影響を及ぼすことができなくなる。糸のもつれが減少するため、バルーン制限リングが不必要になる。スピンドルの回転の方向とは逆方向のコアへの糸の巻きつきにより、スピンドルから付与される回転が糸案内装置と牽伸装置の出口の間で強力に作用する。回転は牽伸装置の出口の直前まで伝播され、排出される粗糸の迅速な強化が達成される。
好適には、キャリヤーは螺旋構造体として構成される。螺旋構造体が糸に正確な巻きつきを行わせるからである。従って、操作ミスが回避される。糸がキャリヤーのコアの周りに巻きつく巻き角度の大きさに依存して、制動効果を低下させたり増加させたりすることができる。最適な制動効果を達成するためには、螺旋構造体の巻き角度αは約360〜720°の範囲であり、好ましくは約540°である。また、上述の糸の巻きつきは糸案内装置と牽伸装置出口の間の領域に影響を及ぼすことができる。糸を粗面化させることなく良好に搬送するためには、螺旋構造体の上端部と下端部を縁部として構成し、この縁部を螺旋構造体の回転軸に垂直な面内に配置し、好適には丸みを帯びた縁部として構成する。
撚り部品の筐体により、撚り部品ばかりでなく糸の走行も保護され、糸が切断した場合の糸のもつれまたは節止めが回避される。その他、筐体により吸引空気による自動的な糸通しが可能になり、従って糸切断からの回復のための操作時間の短縮につながる。繊維くずの塊を回避するために、または摩擦熱を除去するために、好ましくは撚り部品の筐体に通風口を設けることができる。
糸導入口を偏心位置に配置すると、意外にも、糸案内装置と牽伸装置の間にバルーンが形成されない。偏心度は、キャリヤーのコアの半径に略等しく調整される。糸排出口を中心位置に配置すると、振動のない状態で撚りが行われる。糸の張力の上昇を回避するために、リングスピンドルの上端の上方の中心位置でかつリングスピンドル上に被せられたスリーブの上端から所定の距離をおいて糸案内装置を配置するのが適当であることがわかった。このためには、少なくとも25mmの格差が適当であることがわかっている。一般に、紡糸リングの半径に相当する長さの格差が適当であることがわかっている。
糸案内装置を作動位置から操作位置に回転できるようにすると、巻糸体のスムーズな手動または自動の引き上げを可能にするだけでなく、糸案内装置のメンテナンスおよび掃除のためにも役に立つ。好適には、糸案内装置は、操作位置では、糸案内装置がその操作位置への移動を介して同時に動作させることができる吸引装置と連結させることができる。このようにすると、糸案内装置が繊維くずの汚れから防止され、さらに再び紡糸を開始するために吸引装置により糸案内装置内に糸を通すことができる。糸案内装置の支持体を折れ曲がった形状にすると、リング台上に固定されたバルーン制限リングの使用が容易になる。
以下、本発明を図面を使用して詳細に説明する。
図1は、回転式の糸案内装置の構成を断面図で示した図である。この装置は、偏心位置に配置された糸導入口21を有する筐体2と、ボールベアリング16内に回転可能なように配置されかつ中心位置に配置された糸排出口22を有する撚り部品11から構成されている。撚り部品11内にはキャリヤー13が設けられており、撚り部品に固定されており、キャリヤー13が撚り部品11とともに回転するようになっている。このキャリヤー13は、回転軸と同軸に伸びているコア13´を有しており、このコア13´の周りに牽伸装置の出口からスピンドル3まで伸びている糸Fが巻きつくことができる。このコア13´上には、その上端の縁部15と下端の縁部15´がそれぞれ1個設けられている。糸案内装置1を通って走行する糸がこの縁部上に位置し、撚り部品11の回転に連れて搬送されるようになっている。
キャリヤー13を備えた撚り部品11は、撚り部品11を通過する糸の保護および糸が切断した場合の糸の巻き込みまたは節止めの回避のために、筐体2により適切に包囲されている。筐体2は、ボールベアリング16を収容する役割を果たすベアリングリング17上に静置されている。このベアリングリング17はホルダー18に収納されており、このホルダー18はヒンジ19の周りを旋回できるようになっている。この旋回により、糸案内措置1が点線で示した高所の操作位置1´に旋回することができ、従ってスピンドル3のヘッドが自由になり、巻糸体を取り除くために、またスリーブ4を被せるために、スピンドルに容易に接近することができる。
リング精紡機において、牽伸装置のローラーの下方に配置された通常の粗糸吸引装置に平行して、パイプ形態の別の吸引装置5が配置されている。それぞれの紡糸位置のために、このパイプ5には吸引口51が設けられており、操作位置1´に在る糸案内装置1の糸導入口21が吸引口51の位置に位置し、吸引装置5によって吸引空気が糸案内装置1を通って吸い込まれるようになっている。この吸引による通風は、一方では糸案内装置1が繊維くずその他の粗い付着物で汚れるのを防止する役割を果たす。他方では、スピンドル3によって搬送された糸Fが中心位置の糸排出口22の前に配置されうるため、糸を糸案内装置1に吸引して糸通しすることができる。繰り返しの紡糸のために、糸案内装置1がその操作位置1´から実線で示される作動位置に移される。公知の方法により、糸導入口21から吸引口51内に伸びている糸Fが紡糸工程の開始のために取り出され、牽伸装置上に配置される。
好ましくは、作動位置の状態での不必要な空気の消費を防止するために、吸引口51を糸案内装置の移動を介して開閉することができる。この開閉は、糸案内装置1の糸導入口21の位置に吸引装置5のロックを押すかあるいは吸引装置を別の状態に操作する作用を果たすカムを配置し、糸案内装置1が操作位置1´で吸引口51上に配置された場合には吸引装置5が作動し、糸案内装置1が旋回して再び作動位置に戻ったときには吸引口51が再び閉じるようにするという簡単な方法により実現することができる。
撚り部品11のスピンドル3に面する部分は、磁石として構成され、同様に永久磁石を備えたスピンドル3のヘッド31とともに磁気の連結を形成し、撚り部品11がスピンドル3と同じ速度で回転するようになっている。撚り部品11からスピンドルヘッド31までの間隔は、公知のように、スピンドル3による撚り部品11の運搬が確実に行われるのに必要な磁界により決定される。一般に、この間隔は約5〜10mmである。
もっとも簡単な構成では、キャリヤー12は、図5に示すように、十字型またはT字型に構成され、キャリヤー12は、コア12´と縁部14とから構成される。コア12´の周囲には糸案内装置100を通過する糸が巻きつくようになっており、縁部14はコア12´にクロスヘッドとして固定されている。縁部14が糸導入口24から導入される糸Fを捕らえて糸Fにスピンドルの速度と同様の回転を加える。撚り部品10における糸排出口23を通って、糸が糸案内装置100から出る。図1の構成におけるように、撚り部品10はホルダー18上にベアリングリング17内で回転できるようにボールベアリング16内に設けられている。スピンドルヘッド31と撚り部品10の間の連動は、上述の磁気的な連結を介して行われる。
糸案内装置100と牽伸装置の出口の間の撚糸区間にバルーンの張力の全部が伝わるのを防ぐために、糸Fがキャリヤー12のコア12´の周囲に巻きつけられる。キャリヤー12のコア12´の表面の摩擦係数に依存して、望ましい制動作用を維持するためにコア周囲の糸の巻きつきが1回または2回行われる。図5に示す簡単な構成では、このような糸の巻きつきのために、作業者による手動の糸通しのための時間がさらに必要になる。筐体20は、この目的のために取り外すことができる必要がある。その他、1周または半周のみの糸の巻きつきも考えられる。例えば、キャリヤーの下方の縁部として別の十字のカムが縁部14に対して90°だけずれて備えられていれば、より詳細な較正も可能である。
従って、図1に示す構成では、図2に詳細に示すようにキャリヤー13が螺旋構造体として構成されている。螺旋構造体13は、その上端に縁部15を備え、その下端に縁部15´を備えている。糸Fはこれらの縁部上を走行して螺旋構造体13内に入り、螺旋構造体から出る。両方の縁部15および15´により螺旋構造体13の巻き角度αが正確に定まり、従ってコア13´の周りの糸の巻きつきが自動的に定まる。上述のように、糸は吸引されて自動的に螺旋構造体13の進路内に位置し、望ましい糸の巻きつきが達成される。作動中の糸のスムーズな走行および容易な糸通しを確保するために、縁部15および15´は丸みを帯びたウェブとして構成されるのが好ましい。
糸の走行による大きな負荷のため、この螺旋構造体13をセラミックまたは耐磨耗性の焼結被覆を備えた金属で製造するのが好ましい。所望の制動作用が得られるように調整するために、糸の巻きつきに加えて、セラミック部分の表面または焼結被覆によって表面に特別な摩擦係数μを与えることができる。これまでの検討の結果、十分な制動作用は巻き角度が少なくとも360°のときに得られることがわかっている。巻き角度αが約540°(約3/2回転)の糸の巻きつきが最適値であることがわかっている。
制動作用は、以下のように働く。キャリヤー12または13での糸の巻きつきによりもたらされる糸の摩擦を介して、糸のバルーンにさらに強い引力がかかるが、この結果バルーンがさらに小さくなる。これにより、バルーン制限リングおよびその作動制御が不必要になる。しかしながら、これらの部品は依然として巻糸体の下端部の巻きつけのために必要である。他方、糸案内装置と牽伸装置の間の紡糸区間における張力は、キャリヤー12または13での摩擦を介して張力が留められるため、かなり減少する。特に、トラベラーおよびバルーンによってもたらされて頻繁に糸の切断を引き起こした張力の尖ったピークがこの紡糸区間から除かれる。
キャリヤー12または13により回転を付与する間に、キャリヤーでの糸の巻きつきにより糸のバルーン/紡糸リングに向けての回転の伝播に対する阻害効果が現れる。糸の一部F´(図6)に回転の蓄積が生じ、その結果牽伸装置から排出される糸が回転を受け、即座に強化される。牽伸装置の出口に向けての回転の伝播は、明らかにキャリヤー12または13のコア12´または13´への糸の巻きつきがどちらの方向に起こっているかに依存する。スピンドル3の回転の方向と逆方向の巻きつきは、牽伸装置の出口の方向への回転の伝播を促進する効果を有する。従って、操作員は回転が所望の巻き角度で起こっているかどうかだけでなく正しい方向に起こっているかも確認しなければならない。
図2に示すキャリヤー13を配置する場合には、その螺旋構造のため、所望の巻き角度αだけでなく正しい方向も糸通しの間に自動的に実現される。従って、操作ミスが回避される。
糸案内装置の機能は以下のとおりである。牽伸装置から排出される糸F´は、糸案内装置1の筐体2または糸案内装置100の筐体20の糸導入口21または24を通って走行し、これらの糸案内装置の糸排出口22または23を通って糸案内装置から出る。キャリヤー13と共に回転している縁部15および15´または縁部14を備えたキャリヤー12が筐体2または20を通って伸びている糸Fを捕らえ、スピンドル3が磁気的な連結を介して撚り部品10または11を駆動しているため、この糸にその搬送を介してスピンドルの速度に適合した回転を付与する。撚り部品10または11を離れた糸Fは、糸のバルーンを介して通常紡糸リング62の周りを回っているトラベラー63のもとで走行し、スリーブ4上の巻糸体の巻き取り部分まで走行する。トラベラー63は糸の巻きつきによりスピンドル3の角速度より遅れるから、紡糸区間の糸F´が受ける真の回転はこの量だけ減少する。しかしながら、牽伸装置から排出される粗糸を強化するために、キャリヤー12または13により正確に制動しうるさらに大きな回転が紡糸区間で付与されるという利点が得られる。この回転は紡糸三角形まで伝播する。このことにより、スライバーに牽伸装置から排出された直後に正確な回転が付与される。従来のクラウンのくぼみ等の上での跳躍が除去され、また摩擦により引き起こされる撚りの不可量性が回避される。
本発明の糸案内装置によると、牽伸装置の出口と糸案内装置の間の重要な領域において、360°の巻き角度で紡糸三角形の前の糸F´に目標の回転の109%の回転が達成され、720°の巻き角度では最終の糸に目標の回転の115%にも及ぶ回転が達成されたという測定結果が示された。これに対し、バルーン制限リングを有する従来の糸案内装置によると、紡糸三角形の前には目標の回転の84%に過ぎない回転しか達成されなかった。このことは、紡糸三角形が縮小することおよび排出されるスライバーがまさに上述の重要な領域で強化されることを意味する。従って、糸の切断はこの領域でほとんど起こらない。これらの測定結果から、巻き角度αの大きさがさらに重要であることがわかるが、この値には通常上限がある。というのは、大きすぎる巻き角度αの場合には、糸のバルーンの側に要求される引張強さが大きくなりすぎ、トラベラーの領域で糸の切断が生じるからである。この知見を利用して、巻き角度αの調整およびキャリヤー12または13の寸法を通して、ほとんど糸の切断が生じない紡糸を行うことができる。実際の試験によると、巻き角度αが540°で、コア13´の半径が1.5mmで、螺旋構造体の高さが15mmであるのが特に好適であることがわかっている。
スピンドル3の角速度とトラベラー63の角速度の差の補正は、糸Fがトラベラー/紡糸リングに向けて撚り部品11または10を離れた後に行われる。糸Fはスピンドルヘッド31と撚り部品10または11の間の間隙で自由に動くことができ、従って従来技術において公知の回転の伝播に対する対策と異なり、この補正は連続的に行われる。この間隙では糸はできるだけ自由に動くことができるのが望ましいが、スピンドルヘッド31に接触しても良いものの、トルクが糸に対して影響を及ぼすほどには密接に接触すべきではなく、特に撚りが解れる方向への接触は避けるべきである。従って、スリーブ4の上端と糸案内装置1または100の間の間隔hを、リング台6が上限位置にあるときにも十分に大きなバルーンが存在し、従ってスピンドルヘッド31にはできるだけ接触しないかまたは全く接触しないような間隔に維持する必要がある。他方、撚り部品10または11の運搬を保証するには、スピンドルヘッド31と糸案内装置1または100の磁気的な連結は約5〜10mmのより少ない間隙で実現される。従って、スリーブ4の上端を越えてスピンドルを例えば少なくとも約25mmだけ伸ばすことが必要である。紡糸リングの直径およびそれに依存する糸のバルーンに依存して、少なくとも紡糸リングの半径に相当する長さだけ伸ばすのが好適であることがわかっている。
図5に示す構成では中心位置に配置された糸導入口24が示されており、図1に示す構成の場合には糸導入口21は偏心的に設けられている。意外にも、糸案内装置1または100と牽伸装置の出口の間のバルーンの形成が回避されるため、偏心位置の糸導入口21が中心位置の糸導入口24より良好であることがわかっている。キャリヤー13の回転軸に対するこの糸導入口21の偏心度eは、螺旋構造体13のコア13´の半径と等しいのが望ましい(図4)。図5に示す構成においてもバルーンの形成を回避するために、糸導入口24はキャリヤー12の回転軸に対してコア12´の半径だけ偏心させて配置すべきである。これとは逆に、糸の中心位置での案内により糸のバルーンの振動および従って振動による張力の尖ったピークが回避されるため、図1に示すような中心位置の糸排出口が図5に示すような偏心位置の糸排出口の配置より好ましい。この中心位置の糸排出を促進するために、コア13´の周りに巻きつけられた糸Fが螺旋構造体13の下方の縁部15´から撚り部品11におけるキャリヤー13の下の空間25に案内され、このことにより、糸Fが中心位置の糸排出口22内に到達する。
図6には、緩衝装置32を備えたスピンドル3、リング台6および紡糸リング62を含む紡糸ステーション全体を概略的に示した。この構成では、バルーン制限リング61がリング台6に固定されている。本発明の糸案内装置ではともかく巻糸体の下端部を巻き取る間はバルーン制限リング61が必要であるから、別個の作動制御は回避することができる。しかしながら、巻糸体の上端部を巻き取る間はバルーン制限リング61が糸案内装置1または100の支持体によってその動きを妨害されうるため、糸案内装置1または100のための折れ曲がった支持体181を設け、この折れ曲がった支持体181がバルーン制限リング61中を通り、従って撚り部品10または11の磁気的な連結のための間隙が確保される。図では、巻糸体の巻き取りのために必要な上方の位置を仮定したときのリング台6を有するバルーン制限リング61を点線で示している。
図7は、糸案内装置1または100における筐体200の別の構成を示している。筐体200内に繊維くずが蓄積するのを回避するために、また糸の摩擦によりまたはボールベアリング16に起因して発生する熱を取り除くために、通風口26が設けられている。
以上、本発明の糸案内装置を2つの構成形態に基づいて説明したが、本発明は例えば上述のキャリヤー12または13の形態に限定されない。例えば小穴等の別の形態のキャリヤーも、本発明の思想を利用し得、目的の機能を同様の方法で果たし得る。本発明はまた慣用的なリング精紡における上述の用途に限定されず、本発明は極めて有効にいわゆる“SIROスピニング”といわれる牽伸装置から排出された2本の牽伸粗糸を二重ヤーンの形態に紡ぐ方法に応用しうる。この場合には、例えば上述の発明を使用することにより、同時に走行する両方の粗糸の間の三角形を牽伸装置の出口で半分に減少させることができる。
本発明における特別な糸案内装置の構成を、リングスピンドルおよび吸引装置とともに示した図である。 図1に示す螺旋構造体として構成されたキャリヤーを示す図である。 図2におけるキャリヤーの平面図を示している。 図1に示した筐体の平面図である。 本発明の糸案内装置の別の構成を示す図である。 別の構成の糸案内装置を備えたリング精紡機の紡糸位置を示している。 糸案内装置の通風口を備えた筐体の構成の断面図である。
符号の説明
1、100 糸案内装置
1´ 操作位置
2、20、200 筐体
21、24 糸導入口
22、23 糸排出口
25 キャリヤーの下の空間
26 通風口
3 リングスピンドル
31 リングスピンドル上端
32 緩衝装置
4 スリーブ
5 吸引装置
51 吸引口
6 リング台
61 バルーン制限リング
62 紡糸リング
63 トラベラー
10、11 撚り部品
12、13 キャリヤー
12´、13´ コア
14、15、15´ 縁部
16 ボールベアリング
17 ベアリングリング
18 ホルダー
19 ヒンジ
181 支持体
α 巻き角度
e 偏心度
F、F´ 糸

Claims (27)

  1. リング精紡機のための牽伸装置出口とリングスピンドルの間に配置される糸案内装置であって、
    該糸案内装置が、リングスピンドルの上端の上方に距離をおいて配置される撚り部品を有しており、
    該撚り部品がリングスピンドルと磁界により連結され、リングスピンドルと同じ速度で回転するようになっており、
    撚り部品(10、11)がキャリヤー(12,13)を有しており、
    該キャリヤー(12、13)が、回転軸と同軸に伸びておりかつ周囲に糸案内装置を通過する糸が巻きつくことができるコア(12´、13´)と、該コア(12´、13´)上の縁部(14、15、15´)とから構成されている、
    ことを特徴とする糸案内装置。
  2. コア(12´、13´)に糸がスピンドルの回転の方向とは逆方向に巻きつくようになっていることを特徴とする、請求項1に記載の糸案内装置。
  3. キャリヤーが螺旋構造体(13)として構成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の糸案内装置。
  4. 螺旋構造体(13)の巻き角度(α)が360°より大きく、好ましくは約540°であることを特徴とする、請求項3に記載の糸案内装置。
  5. 螺旋構造体(13)がスピンドルの回転の方向とは逆の方向に巻いていることを特徴とする、請求項2〜4のいずれか1項に記載の糸案内装置。
  6. キャリヤー(12、13)の縁部(14、15、15´)が撚り部品(10、11)の回転軸に垂直な面内に配置されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の糸案内装置。
  7. キャリヤー(12、13)の縁部(14、15、15´)が丸みを帯びたウェブとして構成されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の糸案内装置。
  8. 螺旋構造体(13)の上端および下端が縁部(15、15´)として構成されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の糸案内装置。
  9. 糸案内装置(1、100)が筐体(2、20)を有しており、該筐体(2、20)内部に撚り部品(10、11)が回転部品として配置されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の糸案内装置。
  10. 筐体(2)が撚り部品(11)の回転軸に対して偏心位置に配置されている糸導入口(21)を有していることを特徴とする、請求項9に記載の糸案内装置。
  11. 糸導入口(21)が撚り部品(10、11)の回転軸に垂直な面内に配置されていることを特徴とする、請求項9または10に記載の糸案内装置。
  12. 筐体(200)が通風口(26)を有していることを特徴とする、請求項9〜11のいずれか1項に記載の糸案内装置。
  13. 撚り部品(10)が中心位置に配置された糸排出口(23)を有していることを特徴とする、請求項9〜12のいずれか1項に記載の糸案内装置。
  14. 偏心度(e)がキャリヤー(12、13)のコア(12´、13´)の半径と略等しいことを特徴とする、請求項10〜13のいずれか1項に記載の糸案内装置。
  15. 糸案内装置(1、100)が、リングスピンドル(3)上に被せられたスリーブ(4)の上端から距離(h)をおいて、リングスピンドル(3)の端部(31)の上方の同心位置に配置されていることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1項に記載の糸案内装置。
  16. リングスピンドル(3)がスリーブ(4)の上端の上に少なくとも25mm突き出ていることを特徴とする、請求項15に記載の糸案内装置。
  17. リングスピンドル(3)がスリーブ(4)の上端の上に少なくとも紡糸リングの半径に相当する長さだけ突き出ていることを特徴とする、請求項15または16に記載の糸案内装置。
  18. 糸案内装置(1、100)が作業位置から操作位置(1´)に旋回できるようになっていることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか1項に記載の糸案内装置。
  19. 糸案内装置(1、100)が操作位置(1´)で吸引装置(5)と連結できるようになっていることを特徴とする、請求項18に記載の糸案内装置。
  20. 糸案内装置(1、100)が操作位置(1´)への移動を介して吸引装置(5)を作動させるようになっていることを特徴とする、請求項18または19に記載の糸案内装置。
  21. 糸案内装置(1、100)が折れ曲がった支持体(181)上に固定されており、リング台(6)上に固定されたバルーン制限リング(61)が該リング(61)の上限位置では糸案内装置(1、100)の上に移動できるようになっていることを特徴とする、請求項1〜20のいずれか1項に記載の糸案内装置。
  22. 請求項1〜21のいずれか1項に記載のリング精紡機用の回転式の糸案内装置のためのキャリヤーであって、
    キャリヤー(12、13)が磨耗および破断に耐性を示す材料により形成されていることを特徴とするキャリヤー。
  23. キャリヤー(12、13)が磨耗および破断に耐性を示す被覆を有していることを特徴とする、請求項22に記載のキャリヤー。
  24. キャリヤー(12、13)が螺旋構造体として構成されていることを特徴とする、請求項22または23に記載のキャリヤー。
  25. 螺旋構造体の巻き角度(α)が360〜720°であることを特徴とする、請求項22に記載のキャリヤー。
  26. 前記材料の表面粗さを介してキャリヤー(12、13)の表面の摩擦係数μが決定されることを特徴とする、請求項22〜25のいずれか1項に記載のキャリヤー。
  27. 糸(F)に加わる制動力がコア(12´、13´)の半径の変更を介して変化することを特徴とする、請求項22〜26のいずれか1項に記載のキャリヤー。
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