JP2006516808A - 端部領域において磁気状態が安定している磁性書込み線を有するmramセル - Google Patents

端部領域において磁気状態が安定している磁性書込み線を有するmramセル Download PDF

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Abstract

磁気メモリを提供し、使用するための方法及びシステムが開示される。その磁気メモリは複数の磁気メモリセルと、複数の磁性書込み線と、複数の磁性バイアス構造とを含む。複数の磁性書込み線は複数の端部領域を有する。複数の磁性バイアス構造は複数の磁性書込み線の複数の端部領域に結合される。

Description

本発明は磁気メモリに関し、より詳細には、書込み効率が改善され、製造するのが容易であり、エレクトロマイグレーションに対する信頼性が高い書込み線を組み込む、好適には高密度で、不揮発性である磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)を提供するための方法及びシステムに関する。
[関連出願の相互参照]
本特許出願は、米国特許法第119条(e)に基づき、2003年2月5日に出願された仮特許出願第60/444,886号の利益を主張する。
本特許出願は、2003年6月11日に出願され、「MRAM MEMORIES UTILIZING MAGNETIC WRITE LINES」という名称の同時係属の米国特許出願第10/459,133号に関連し、当該特許出願は、本特許出願の譲受人に譲渡される2002年12月9日に出願された仮特許出願第60/431,742号の利益を主張する。
最近、MRAMを不揮発性及び揮発性両方のメモリに適用できる可能性があることによって、薄膜磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM)への関心が再び高まっている。図1は、従来のMRAM1の一部を示す。従来のMRAMは、従来の直交する導線10及び12と、従来の磁気記憶セル11と、従来のトランジスタ13とを備える。従来のMRAM1は、従来の磁気トンネル接合(MTJ)スタック11をメモリセルとして利用する。従来のMTJスタック11を利用することにより、集積密度が高く、高速で、読出し電力が低く、ソフトエラーレート(SER)に耐えるMRAMセルを設計できるようになる。導線10及び12は、磁気記憶デバイス11にデータを書き込むために用いられる。MTJスタック11は10と12とが交差する場所でその間に配置される。従来の導線10及び12はそれぞれ従来のワード線10及び従来のビット線12と呼ばれる。しかしながら、その名称は入れ替えることができる。行線、列線、ディジット線及びデータ線のような他の名称が用いられる場合もある。
従来のMTJスタック11は主に、変更可能な磁気ベクトル(明示されない)を有する自由層1104と、固定された磁気ベクトル(明示されない)を有するピン止め層1102と、2つの磁性層1104と1102との間にある絶縁体1103とを備える。絶縁体1103は典型的には、磁性層1102と1104との間で電荷キャリアが突き抜けられるほど十分に薄い厚みを有する。層1101は通常、シード層及び、ピン止めされた磁性層に強く結合される反強磁性層からなる複合層である。
従来のMTJスタック11に磁界をかけることにより、従来のMTJスタック11にデータが記憶される。かけられる磁界は、自由層1104の変更可能な磁気ベクトルを選択された向きに動かすように選択された方向を有する。書込み中に、従来のビット線12の中に流れる電流I1及び従来のワード線10に中に流れる電流I2によって、自由層1104において2つの磁界が生成される。電流I1及びI2によって生成される磁界に応答して、自由層1104の磁気ベクトルが、或る特定の安定した方向に向けられる。この方向は、I1及びI2の方向及び大きさ、ならびに自由層1104の特性及び形状による。一般的に、0を書き込むには、I1あるいはI2のいずれかを、1を書き込むときとは異なる方向に向ける必要がある。典型的には、向きを揃えられた場合には、論理1あるいは論理0を表すことができ、一方、向きを揃えられていない場合にはその反対、すなわち、
それぞれ論理0あるいは論理1である。
記憶されたデータは、従来のMTJセルを通して、一方の磁性層から他方の磁性層に電流を流すことにより読み出される、あるいは読み取られる。読出し中に、従来のトランジスタ13がオンされ、従来のMTJセルの中に小さなトンネル電流が流れる。従来のMTJセル11の中に流れる電流の量あるいは従来のMTJセル11の両端での電圧降下を測定して、メモリセルの状態を判定する。設計によっては、従来のトランジスタ13はダイオードによって置き換えられるか、あるいは完全に省かれる場合もあり、その場合には従来のMTJセル11が従来のワード線10と直に接触する。
上記の従来のMTJセル11は従来のワード線10及び従来のビット線12を用いて書き込まれることができるが、I1及びI2の振幅が大部分の設計の場合に数ミリアンペア程度であることは当業者には容易に理解されよう。それゆえ、多くのメモリの応用形態の場合に、書込み電流が小さいほど望ましいことも当業者には理解されよう。
図2は、さらに小さな書込み電流を有する従来の磁気メモリ1’の一部を示す。類似のシステムが米国特許第5,659,499号、米国特許第5,940,319号、米国特許第6,211,090号、米国特許第6,153,443号及び米国特許出願第2002/0127743号に記載される。これらの参考文献に開示される従来のシステム、及び従来のシステムを製造するための従来の方法は、ビット線及びワード線を、MTJセル11’に面していない3つの表面において軟磁性被覆層で覆う。図2に示される従来のメモリの大部分は図1に示される該当部分に類似であり、それゆえ類似の番号を付される。図2に示されるシステムは、従来のMTJセル11’、従来のワード線10’及びビット線12’を含む。従来のワード線10’は2つの部分、すなわち銅コア1001及び軟磁性被覆層1002から構成される。同様に、従来のビット線12’も2つの部分、すなわち銅コア1201及び軟磁性被覆層1202から構成される。
図1の設計に対して、軟磁性被覆層1002及び1202は、I1及びI2に関連付けられる、MTJセル11’への磁束を集中させることができ、MTJセル11’に面していない表面上の磁界を減らすことができる。それゆえ、軟磁性被覆層1002及び1202は、MTJセル11’を構成するMTJ上に磁束を集中させて、自由層1104のプログラミングをさらに容易にする。
この手法は理論的には良好に機能するが、それぞれ従来の線10’及び12’の垂直な側壁上にある軟磁性被覆層1002及び1202の部分の磁気特性を制御するのが難しいことは当業者には容易に理解されよう。また、従来のワード線10’及び従来のビット線12’を形成する工程が複雑であることも当業者には理解されよう。被覆層1002及び12002をそれぞれ含む従来のワード線10’及び従来のビット線12’を形成するには、約9回の薄膜堆積ステップ、5回のフォトリソグラフィステップ、6回のエッチングステップ及び1回の化学機械研磨(CMP)ステップが必要になる。さらに、それらの工程はいずれも、他のCMOS工程と共用することができない。CMP工程、ならびにいくつかの薄膜堆積及びエッチング工程のような、工程のうちのいくつかは、所望の性能を達成するために厳密に制御される必要がある。それらのデバイスが製造されるウェーハ面は平坦ではなく、除去されることになる部分がトレンチ内の深いところにあるので、書込み線10’及び12’は、フォトリソグラフィ工程を適応させるために、かなり間隔をあけて配置される必要がある。結果として、線10’及び12’に軟磁性被覆層1202及び1002が用いられる場合には、チップ上のメモリデバイスの密度及び容量が犠牲にされるであろう。この複雑な製造方法は、密度を高めるために縮小すること(scaling )を非常に難しくする。したがって、縮小することができ、製造するのが容易であり、かつ高い書込み効率を提供する、MRAMアーキテクチャを提供することが非常に望ましいであろ
う。
図1及び図2の両方に示される従来の設計の従来の書込み線10、10’、12及び12’の他の側面も縮小可能性を制限する。これらの従来の設計では、従来の書込み線10、10’、12及び12’は大抵の場合にアルミニウムあるいは銅のいずれかから形成される。アルミニウム及び銅の場合の電流密度の限界は概ね1×106A/cm2以下である。線幅を狭くしてメモリ密度を高めると、エレクトロマイグレーションによって電流密度が制限されるので、縮小することが極めて難しくなる。
他の従来のシステムが種々の解決策を提案しようとしているが、それぞれ短所がある。一例として、米国特許出願第2002/0080643号は、書込み動作後に、書込み線に逆方向電流を加えて、エレクトロマイグレーションを防ぐことを提案した。しかしながら、そのような従来の方法では、メモリの速度が低下し、さらに複雑になるので、性能が劣化する。したがって、書込み線を、エレクトロマイグレーションに関して信頼性が高い材料から形成し、それにより、メモリアレイの密度を高めるために容易に縮小できるようにすることも非常に望ましい。
より小さい、あるいはさらに効率が高いメモリにするために用いられる場合がある従来の細いビット線には短所がある。従来のビット線を細くすると、抵抗が高くなる。これは、メモリアレイ全体の性能に悪影響を及ぼす。しかしながら、数多くの従来の方法がこの問題を解決している。1つの一般的な方法は、メモリアレイ内の長いビット線を分割して、太い金属から形成されるグローバルビット線にし、これらのグローバルビット線を、細い金属から形成され、それゆえ高い抵抗を有するローカルビット線に接続することである。そのような設計の例は、特許文献1及び特許文献2に示されている。しかしながら、エレクトロマイグレーションのような、先に記載された他の問題は依然として解決されない。
米国特許第6,335,890号 米国特許出願第2002/0034117号
本発明は磁気メモリを提供し、使用するための方法及びシステムを提供する。
その磁気メモリは複数の磁気メモリセルと、複数の磁性書込み線と、複数の磁性バイアス構造とを備える。複数の磁性書込み線は複数の端部領域を有する。複数の磁性バイアス構造は複数の磁性書込み線の複数の端部領域に結合される。
本明細書に開示されるシステム及び方法によれば、本発明は、効率が改善され、エレクトロマイグレーションに対する信頼性が改善され、磁気的な安定性が改善され、しかも製造するのが簡単である磁気メモリを提供する。
本発明は磁気メモリの改善に関する。以下の説明は、当業者が本発明を実施及び使用できるようにするために提供され、特許出願及びその要件に即して提供される。好ましい実施形態に対する種々の変更は当業者には容易に明らかになり、本明細書の一般原理は他の実施形態にも適用することができる。したがって、本発明は図示される実施形態に限定されることを意図するわけではなく、本明細書に記載される原理及び特徴と矛盾しない最も広い範囲を与えられるべきである。
本特許出願の譲受人に譲渡された、「MRAM MEMORIES UTILIZING MAGNETIC WRITE LINES」という名称の同時係属の米国特許出願第10/459,133号は、従来のMRAMデバイスにおいて直面する問題の多くに対処するMRAMアーキテクチャを記載する。本出願人は、先に記した同時係属の特許出願を参照して本明細書に援用する。図3は、先に記した同時係属の特許出願に記載される基本的な構造を含むMRAM70の一部の一実施形態を示す。図3に示されるMRAM70は、好適にはMTJスタック90である磁性素子90を有する磁性セル71を含む。MRAM70は、基板80内に形成される選択デバイス81と、磁気書込み線82と、ビット線83と、導電性スタッド87と、接続用スタッド96と、グランド線97とを含む。選択デバイス81は、ゲート84、ソース85及びドレイン86を含むFETトランジスタであることが好ましい。MTJスタックはさらに、固定された磁気ベクトル(図示せず)を有するピン止め層92と、トンネル層93と、変更可能な磁気ベクトル(図示せず)を有する自由層94と、導電性キャッピング層95とを備える。導電性キャッピング層95は非磁性のスペーサ層95であることが好ましい。MTJスタックは、シード層、及び好適には反強磁性層を含む複数の層(明示されない)を含む。
磁気書込み線82は軟磁性材料を含み、非磁性スペーサ層95によってMTJスタック90の自由層94から分離される。一実施形態では、書込み線83も磁性である。磁気書込み線82は概ね、あるいは完全に軟磁性材料から構成されることが好ましい。さらに、少なくとも1つのコアは、被覆層とは対照的に、軟磁性層を含む。軟磁性層は、コバルト、ニッケル、鉄、及び/又はその合金を含むことが好ましい。磁気書込み線82と自由層94との間の間隔が狭いことに起因して、自由層94の磁気ベクトルは、磁気書込み線82の磁気ベクトルに静磁気的に強く結合される。そのような静磁気結合は、自由層磁気ベクトルのための回転振幅を促進する。それゆえ、書込み効率が改善される。
先に記した同時係属の特許出願に記載されるMRAMアーキテクチャは、その意図された目的を果たすために良好に機能するが、磁性書込み線82の端部領域が磁気的に不安定となる場合があることは当業者には容易に理解されよう。磁性書込み線82の端面に関連付けられる反磁界に起因して、磁性書込み線82の端部領域の磁気的な状態は、その中央部分の磁気的な状態と同じではない。さらに、磁性書込み線82の端部領域の磁気的な状態が安定していない場合もある。結果として、磁性書込み線82の端部領域の書込み効率及び中央部分の書込み効率は同じではなく、端部領域の書込み効率は書込み動作毎に変化する可能性があり、MRAMデバイスの設計及び動作にとって大きな問題である。それゆえ、書込み効率を高めるために磁性書込み線構造を利用するが、磁気的に不安定であることに関連する問題を生じないMRAMアーキテクチャを手に入れることが望ましい。
したがって、書込み効率を改善するために磁性書込み線を利用するが、より磁気的に安定しているMRAMアーキテクチャを提供することが非常に望ましい。
本発明は、磁気メモリを提供し、使用するための方法及びシステムを提供する。その磁気メモリは複数の磁気メモリセルと、複数の磁性書込み線と、複数の磁性バイアス構造とを備える。複数の磁性書込み線は複数の端部領域を有する。複数の磁性バイアス構造は複数の磁性書込み線の複数の端部領域に結合される。バイアス構造(複数の場合もあり)の場所及び形状は、バイアス構造を形成する際に用いられる材料による。たとえば、バイアス構造が硬磁性材料を含む場合には、バイアス構造は磁性書込み線の端部にあることが好ましい。バイアス構造が反強磁性交換バイアスタブである場合には、バイアス構造は磁性書込み線の端部の上あるいは下に配置することができる。バイアス構造がワード線の端部を成形することにより形成される場合には、バイアス構造は磁性書込み線の端部にあることが好ましい。
本発明は特定のタイプの磁気メモリセル、特定の材料及び特定の素子構成に関して説明
されるであろう。しかしながら、本発明の方法及びシステムが、本発明と矛盾しない他の磁気メモリセル、他の材料及び構成の場合にも有効に機能することは当業者には容易に理解されよう。また、本発明は磁性ビット線に関して説明されるが、本発明の方法及びシステムが磁性書込み線、ディジット線あるいは単なる書込み線でも矛盾しないことは当業者には容易に理解されよう。同様に、本発明はMRAMセルとの関連で説明される。しかしながら、本発明を、本発明と矛盾することのない他の磁気デバイスとともに用いることができることは当業者には理解されよう。さらに、本発明は、金属酸化膜半導体(MOS)デバイス及び磁気トンネル接合(MTJ)デバイスとの関連で説明される。しかしながら、本発明がそのようなデバイスに限定されないことは当業者には容易に理解されよう。代わりに、本発明のメモリアーキテクチャを変更して、あるいは変更することなく、たとえばバイポーラ接合トランジスタデバイス及びスピンバルブ巨大磁気抵抗メモリ素子のような他の適当なデバイスを用いることができる。したがって、本発明による方法及びシステムは、さらに一般的には、磁気的な安定性を改善することが望ましい磁気デバイスに適用することができる。さらに、本発明はある特定のバイアス構造との関連で説明される。しかしながら、本発明と矛盾しないさらに付加的な、及び/又は他のバイアス構造、ならびに本明細書に記載されるバイアス構造の組み合わせを用いることができることは当業者には容易に理解されよう。
図4は、本発明による、磁気的な安定性を改善されたMRAM100の一部の一実施形態を示す。MRAM100の素子のうちの多くは図3に示されるMRAM70に類似である。したがって、それらの素子は同じように番号を付される。たとえば、MRAM100は、磁性書込み線82に類似であり、ワード線であることが好ましい磁性書込み線82’を含む。また図4には、1つの磁性書込み線82’を有する4つのMRAMセル71’も示される。2つのMRAMセル71’が1つのソース83’を共有し、ゲート88が追加される。こうして、一対のセル71’毎に2つの選択デバイス81A及び81Bが存在する。さらに、セル71’の対は分離構造98によって分離される。さらに、MRAM100は、硬磁性材料(複数の場合もあり)を含む、バイアス構造110及び120を含む。こうして、磁性書込み線82’は、各端部おいて、硬磁性材料のバイアス構造110及び120と結合される。
図示される実施形態では、磁性書込み線82’は4つのMTJセル71’に関連付けられる。しかしながら、別の実施形態では、磁性書込み線82’は別の数の磁性セルに関連付けることができる。硬磁性材料のバイアス構造110及び120が書込み線の両端に形成される。硬磁性バイアス材料のバイアス構造110及び120は、CoCr、CoPtあるいはCoCrPtのような単一の冶金層(a single layer of metallurgy)を含むことができる。別の実施形態では、Cr、W、Tiあるいはこれらの元素の合金のようなアンダーコート及び/又はオーバーコート層を用いて、CoCr、CoPtあるいはCoCrPt薄膜の特性を改善することができる。
硬磁性材料のバイアス構造110及び120それぞれにおいて、「Mr」、すなわちバイアス構造110及び120を形成する硬磁性材料の残留磁化と、「t」、すなわち硬磁性材料110及び120の厚みとの積は、「Ms」、すなわち書込み線82’の飽和磁化と、「d」、すなわち書込み線82’の厚みとの積以上にすべきである。これらの条件により、書込み線82の端部領域の磁気ベクトルは、その端部領域に当接する硬磁性材料のバイアス構造110及び120によって安定化される。硬磁性バイアス材料のバイアス構造110及び120の磁化の方向は、外部からかけられる磁界によって、磁性書込み線82’の好ましい磁化方向に揃えられる。硬磁性材料のバイアス構造110及び120はそれぞれ硬磁性材料を含むので、その磁気ベクトルは変更するのが非常に難しい。好ましい実施形態では、その磁気ベクトルは2000エルステッド未満の磁界では変化しない。硬磁性材料バイアス構造110及び120の磁気ベクトルは磁性書込み線82’の磁気ベク
トルと揃えられることが好ましい。
こうして、硬磁性材料バイアス構造110及び120を用いて、磁性書込み線82’の磁化を安定化することができる。詳細には、磁性書込み線82’及びその両端の磁化は、磁性書込み線の残りの部分と同じ方向に向けられる。結果として、磁性書込み線82の磁化が不安定になることが少なくなり、性能が改善される。
図5Aは、本発明による、磁気的な安定性が改善されたMRAM200の一部の別の実施形態を示す。MRAM200の素子の多くは図3に示されるMRAM70に類似である。したがって、それらの素子は同じように番号を付される。たとえば、MRAM200は、磁性書込み線82に類似であり、ワード線であることが好ましい磁性書込み線82’’を含む。また図5Aには、1つの磁性書込み線82’’を有する4つのMRAMセル71’’が示される。図示される実施形態では、磁性書込み線82’’は4つのMTJセル71’’に関連付けられる。しかしながら、別の実施形態では、磁性書込み線82’’は別の数の磁性セルに関連付けられる場合がある。磁性書込み線82’’はバイアス構造210及び220と結合される。こうして、磁性書込み線82’’は、各端部において、反強磁性交換バイアスタブ210及び220と結合される。
MRAM200は、本発明に従って、その両端の上側表面上に反強磁性交換バイアスタブ210及び220を形成された磁性書込み線82’’に結合される磁性セル71’’を含む。交換バイアスタブ210及び220は、1つあるいは複数の反強磁性層をパターニングし、反強磁性交換バイアスタブ210及び220を残すことにより形成されることが好ましい。結果として、反強磁性交換バイアスタブ210及び220は、磁性書込み線82’’の端部領域だけを覆う。反強磁性交換バイアスタブ210及び220は、界面交換相互作用を生み出し、結果として、端部領域においてワード線82’’上に実効的なバイアス磁界を生成する。この実効的なバイアス磁界は、反強磁性交換バイアスタブ210及び220のための反強磁性材料(複数の場合もあり)の向きを定めることによって、磁性書込み線82’’の長軸に沿って向けられる。一実施形態では、反強磁性材料(複数の場合もあり)の向きは堆積工程を通して与えられる。別の実施形態では、反強磁性材料(複数の場合もあり)の向きは、磁性書込み線82’’及び反強磁性材料(複数の場合もあり)を反強磁性材料(複数の場合もあり)の秩序化温度よりも高い温度まで加熱することにより与えられる。その後、反強磁性材料(複数の場合もあり)及び磁性書込み線82’’は、外部からかけられる単方向の磁界の中で冷却される。そのような実施形態の場合、反強磁性交換バイアスタブ210及び220のために用いられる反強磁性材料(複数の場合もあり)は、MRAM200の動作温度よりも高いネール温度を有する。
図5Aに示されるMRAM200は、磁性書込み線82の上側表面上に反強磁性交換バイアスタブ210及び220を有する。しかしながら、反強磁性交換バイアスタブ210及び220が磁性書込み線82の下側表面に交換結合されることができることは当業者には容易に理解されよう。そのような実施形態では、反強磁性交換バイアスタブ210及び220を形成する際に用いられる反強磁性材料(複数の場合もあり)は磁性書込み線82’’の前に配設される。こうして、磁性書込み線82’’の下側表面が反強磁性交換バイアスタブ210及び220に交換結合され、所望のバイアス効果が生成されるであろう。さらに、いくつかの実施形態では、反強磁性交換バイアスタブ210及び220に起因する磁性書込み線82’’の端部における交換バイアスは、MTJスタック90’’のピン止め層92’’の磁化をピン止めするために用いられる交換バイアスとは異なる方向に向けることができる。そのような実施形態では、反強磁性交換バイアスタブ210及び220、ならびにピン止め層92’’の磁化をピン止めする反強磁性層(図示せず)に、ブロッキング温度の異なる反強磁性材料を用いることができる。反強磁性材料毎に異なる温度における磁気アニーリングを用いて、交換バイアスを好ましい方向に固定することができ
る。
図5Bは、反強磁性材料を用いてMRAM200’の磁気的な安定性を改善する、MRAM200’の別の実施形態を示す。MRAM200’の素子の多くは図5Aに示されるMRAM200に類似である。したがって、それらの素子は同じように番号を付される。たとえば、MRAM200’は磁性書込み線82’’’及び反強磁性層210’を含む。MRAM200’では、反強磁性交換材料210’の層は、磁性書込み線82’’’と同じ寸法を有し、磁性書込み線82’’’上に配置されることが好ましい。しかしながら、この実施形態では、反強磁性材料(複数の場合もあり)を含むバイアス構造は、磁性書込み線82’’’の下に存在することもできる。反強磁性材料210’はワード線を覆い、所望のように安定性が改善される。この実施形態では、反強磁性層210’は、磁性書込み線82’’’を形成するのと同じフォトリソグラフィ工程を用いてパターニングすることができる。しかしながら、反強磁性交換タブ210及び220が端部領域のみに限定される場合よりも、交換強度を減少させることが必要となる場合がある。
交換バイアスタブ210、220及び210’を用いるとき、交換バイアス磁界を用いて、それぞれ磁性書込み線82’’及び82’’’の端部の磁気ベクトルの向きを定めることができる。結果として、磁性書込み線82’’及び82’’’の端部の磁気モーメントは、磁性書込み線82’’及び82’’’の残りの部分の磁気ベクトルと同じ方向において安定化される。結果として、MRAM200及び200’の性能が改善される。
図6Aは本発明によるMRAM300の別の実施形態を示す。図6B〜図6Eは、異なる形状を有するバイアス構造のための磁性書込み線82’’’’の端部領域の平面図を示す。MRAM300の素子の多くは図3に示されるMRAM70と類似である。したがって、それらの素子は同じように番号を付される。たとえば、MRAM300は磁性書込み線82’’’’を備える。MRAM300は、実際には磁性書込み線82’’’’の端部領域を成形することにより形成されるバイアス構造302及び304を含む。したがって、端部領域320及び322、330及び332、340及び342は図6Aに示される端部領域302及び304のいくつかの実施形態である。それゆえ、端部領域320及び322、330及び332、340及び342は、磁性書込み線82’’’’の残りの部分と同じ磁性材料から形成されることが好ましい。図示される実施形態では、磁性書込み線82’’’’は4つのMTJセル71’’’’に関連付けられる。しかしながら、別の実施形態では、磁性書込み線82’’’’は別の数の磁性セルに関連付けることができる。
図6Bに示される実施形態では、磁性書込み線82’’’’の端部は先細りにされ、線82の長軸を中心にして対称である。そのような構成では、磁性書込み線82’’’の磁化は、磁性書込み線82’’’’の端面310及び312と直角ではない。結果として、端面310及び312上の磁荷の密度が減少する。さらに、不安定を引き起こす反磁界が減少する。
同様に、図6C、図6D及び図6Eは、それぞれ端部領域320及び322、330及び332、340及び342によって形成される磁性バイアス構造を有する。端部領域320及び322、330及び332、340及び342の形状はそれぞれ、磁性書込み線82’’’の端部領域320及び322、330及び332、340及び342に関連付けられる反磁界を減少させる。しかしながら、図6D及び図6Eに示される実施形態を用いると、端部330、332、340及び341付近で、磁性セルのための書込み工程の性能がいくらか非対称性になる場合がある。さらに、磁性書込み線82’’’’の幅のために最小のフィーチャサイズが用いられる場合には、図6Bに示される端部領域310及び312は、図6Cに示される端部領域320及び322よりも製造するのが容易である
こうして、MRAM100、200、200’及び300では、磁気的な安定性が改善される。MRAM100、200、200’及び300は付加的なバイアス構造を用いて、磁性書込み線の端部において磁気モーメントにバイアスをかける。MRAM100、200及び200’のバイアス構造は硬磁性材料及び反強磁性材料である。同様に、MRAM300は磁性書込み線の端部領域を成形することにより形成されるバイアス構造を用いる。結果として、磁性書込み線の磁化が安定化される。それゆえ、MRAM100、200、200’及び300の性能が改善される。
書込み効率が改善され、信頼性が高く、製造するのが簡単で、しかも磁気的な安定性が改善された磁気メモリを提供するための方法及びシステムが開示されてきた。本発明は図示される実施形態に従って説明されてきたが、それらの実施形態に対して変更を行うことができ、それらの変更も本発明の精神及び範囲内に入ることは当業者には容易に理解されよう。したがって、添付の特許請求の範囲の精神及び範囲から逸脱することなく、当業者は数多くの変更を行うことができる。
ビット線とワード線が交差する場所に配置されるMTJセルを含む従来の磁気メモリの一部を立体的に示す斜視図。 ビット線とワード線が交差する場所に配置されるMTJセルを含み、ビット線及びワード線が書込み効率を改善するための磁性被覆を有する、従来の磁気メモリの一部を立体的に示す斜視図。 MTJ MRAMセル及び磁性書込み線を含むアーキテクチャの断面図。 本発明による、磁気的な安定性が改善されたMRAMの一実施形態を示す断面図。 本発明による、磁気的な安定性が改善されたMRAMの第2の実施形態を示す断面図。 本発明による、磁気的な安定性が改善されたMRAMの別の実施形態を示す断面図。 本発明によるMRAMの別の実施形態を示す断面図。 異なる形状を有するバイアス構造のための磁性書込み線の端部領域を示す模式図。 異なる形状を有するバイアス構造のための磁性書込み線の端部領域を示す模式図。 異なる形状を有するバイアス構造のための磁性書込み線の端部領域を示す模式図。 異なる形状を有するバイアス構造のための磁性書込み線の端部領域を示す模式図。

Claims (19)

  1. 複数の磁気メモリセルと、
    前記複数の磁気メモリセルと結合される複数の磁性書込み線であって、複数の端部領域を有する、複数の磁性書込み線と、
    前記複数の端部領域に結合される複数の磁性バイアス構造とを備える、磁気メモリ。
  2. 前記複数の磁性バイアス構造は、前記複数の端部領域に結合される複数の硬磁性バイアス構造を含む、請求項1に記載の磁気メモリ。
  3. 前記複数の磁性書込み線は複数の上端を有し、前記複数の磁性バイアス構造は、前記複数の上端と接触し、かつ前記複数の端部領域に結合される複数の反強磁性バイアス構造を含む、請求項1に記載の磁気メモリ。
  4. 前記複数の磁性書込み線は複数の下端を有し、前記複数の磁性バイアス構造は、前記複数の下端と接触し、かつ前記複数の端部領域に結合される複数の反強磁性バイアス構造を含む、請求項1に記載の磁気メモリ。
  5. 前記複数の磁性書込み線は複数の上端を有し、前記複数の磁性バイアス構造は前記複数の端部領域から形成され、前記複数のバイアス構造はそれぞれ、対応する磁性書込み線の前記複数の上端のうちの1つに対して或る角度をなす表面を有し、該角度は直角とは異なる、請求項1に記載の磁気メモリ。
  6. 前記複数の磁性書込み線は前記複数の磁気メモリセルに電気的に接続される複数の磁性ビット線を含む、請求項1に記載の磁気メモリ。
  7. 前記複数の磁気メモリセルは複数の磁気トンネル接合スタックを含み、該複数の磁気トンネル接合スタックはそれぞれ、自由層と、絶縁層と、ピン止め層とを含み、前記自由層及び前記ピン止め層は強磁性であり、前記絶縁層は前記自由層と前記ピン止め層との間に存在し、かつ該自由層と該ピン止め層との間で電荷キャリアが突き抜けられるようにする厚みを有する、請求項6に記載の磁気メモリ。
  8. 前記複数の磁性ビット線は300オングストローム以下だけ前記自由層から分離される、請求項7に記載の磁気メモリ。
  9. 前記複数の磁気トンネル接合スタックはそれぞれ、前記自由層と対応する磁性ビット線との間に非磁性スペーサ層を含み、該非磁性スペーサ層は導電性である、請求項8に記載の磁気メモリ。
  10. 磁気メモリを使用するための方法であって、
    (a)書込みモードにおいて、複数のメモリセルの第1の部分に書き込むステップであって、該複数のメモリセルは複数の磁性書込み線に結合され、該複数の磁性書込み線は複数の端部領域を有し、かつ前記複数の磁気メモリセルのうちの少なくとも1つに書き込むための電流を流し、複数の磁性バイアス構造が前記複数の端部領域に結合される、該書き込むステップと、
    (b)読出しモードにおいて、前記複数のメモリセルの第2の部分から読み出すステップとを含む、磁気メモリを使用するための方法。
  11. 磁気メモリを提供するための方法であって、
    (a)複数の磁気メモリセルを配設するステップと、
    (b)前記複数の磁気メモリセルに結合される複数の磁性書込み線を配設するステップであって、該複数の磁性書込み線は複数の端部領域を有する、複数の磁性書込み線を配設するステップと
    (c)前記複数の端部領域に結合される複数の磁性バイアス構造を配設するステップとを備える、磁気メモリを提供するための方法。
  12. 前記磁性バイアス構造を配設するステップ(c)はさらに、
    (c1)前記複数の端部領域に結合される複数の硬磁性バイアス構造を配設するステップを含む、請求項11に記載の磁気メモリを提供するための方法。
  13. 前記複数の磁性書込み線は複数の上端を含み、前記磁性バイアス構造を配設するステップ(c)はさらに、
    (c1)前記複数の上端と接触し、かつ前記複数の端部領域に結合される複数の反強磁性バイアス構造を配設するステップを含む、請求項11に記載の磁気メモリを提供するための方法。
  14. 前記複数の磁性書込み線は複数の下端を含み、前記磁性バイアス構造を配設するステップ(c)はさらに、
    (c1)前記複数の下端と接触し、かつ前記複数の端部領域に結合される複数の反強磁性バイアス構造を配設するステップを含む、請求項11に記載の磁気メモリを提供するための方法。
  15. 前記複数の磁性書込み線は複数の上端を含み、前記磁性バイアス構造を配設するステップ(c)はさらに、
    (c1)前記複数の端部領域から前記複数の磁性バイアス構造を形成するステップを含み、該複数のバイアス構造はそれぞれ、対応する磁性書込み線の前記複数の上端のうちの1つに対して或る角度をなす表面を有し、該角度は直角とは異なる、請求項11に記載の磁気メモリを提供するための方法。
  16. 前記磁性書込み線を配設するステップ(b)はさらに、
    (b1)前記複数の磁気メモリセルに電気的に接続される複数の磁性ビット線を配設するステップを含む、請求項11に記載の磁気メモリを提供するための方法。
  17. 前記磁気メモリセルを配設するステップ(a)はさらに、
    (a1)複数の磁気トンネル接合スタックを配設するステップを含み、該複数の磁気トンネル接合スタックはそれぞれ、自由層と、絶縁層と、ピン止め層とを含み、前記自由層及び前記ピン止め層は強磁性であり、前記絶縁層は前記自由層と前記ピン止め層との間に存在し、かつ該自由層と該ピン止め層との間で電荷キャリアが突き抜けられるようにする厚みを有する、請求項16に記載の磁気メモリを提供するための方法。
  18. 前記複数の磁性ビット線は300オングストローム以下だけ前記自由層から分離される、請求項17に記載の磁気メモリを提供するための方法。
  19. 前記複数の磁気トンネル接合スタックはそれぞれ、前記自由層と対応する磁性ビット線との間に非磁性スペーサ層を含み、該非磁性スペーサ層は導電性である、請求項18に記載の磁気メモリを提供するための方法。
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