JP2006515960A - 静電気放電回路およびそのための方法 - Google Patents

静電気放電回路およびそのための方法 Download PDF

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Abstract

ESD保護を行うためのESD保護回路(81)および方法。ある実施形態の場合には、ESD損傷を受ける恐れがあるNチャネル・トランジスタ(24)が選択的にオンになり、導通する。Nチャネル・トランジスタ(24)をオンにする目的は、Nチャネル・トランジスタ(24)のVt1を最大にするためである。Vt1は、Nチャネル・トランジスタ(24)の寄生バイポーラ行動が最初に発生するドレイン−ソース間電圧点である。ある実施形態の場合には、ESD保護回路(81)は、I/Oパッド31から第1の電源ノード(76)に別の電流経路を供給するダイオード(64)からなる。

Description

本発明は概して回路に関し、特に静電気放電の際の集積回路への潜在的損傷を低減するための回路および方法に関する。
集積回路は、その集積回路の設計電圧よりも高い電圧がかかると損傷する恐れがある。メカニカル・チップ・キャリア、プラスチック・チップ記憶デバイスまたは人体のようなソースから発生する静電気放電(「ESD」)は、集積回路の設計電圧より何倍も高い電圧を発生する恐れがある。例えば、通常の人体は、最高4キロボルトの静電気放電を起こすことがある。例えば、5ボルトより低い電圧で動作する集積回路の場合には、このような高い電圧の静電気放電は集積回路を完全に破壊する恐れがある。
高電圧またはESDから内部回路を保護するために、一般的に、集積回路の内部回路と入力/出力(「I/O」)ピンとの間に保護回路が使用される。ESDの際に回路を損傷する1つの機構は、「バイポーラ・スナップバック」と呼ばれる現象である。
図1は、従来技術によるNチャネル金属酸化物半導体(MOS)トランジスタおよび固有寄生のバイポーラ・トランジスタの部分的略図および部分断面図である。図1に示すように、NPNバイポーラ・デバイスは、NチャネルMOS(NMOS)トランジスタのソースに結合しているエミッタと、ドレインに結合しているコレクタと、基板に結合しているベースとを有するp基板内に形成されている。図1においては、基板タイおよびソースは、図に示すように、ドレインがI/Oパッドに結合している状態でアースと結合している。I/Oパッドは、図に示すように、正のESDを受けている。
バイポーラ・スナップバックの際、I/Oパッド(コレクタ)に結合しているn拡散により形成された寄生バイポーラ・デバイス、およびアース(エミッタ)に結合しているn拡散は、「Rsub」で示す固有の基板抵抗を通して、自己バイアス機構により大量のESD放電電流を流すことができる。自己バイアスは、アバランシェが発生した電子−正孔ペアが発生するコレクタ−ベース(すなわち、nドレイン−p基板)接合のところのアバランシェ降伏によるものである。図1の電流源Igenはアバランシェ−発生源の略図である。Igenは基板(正孔)電流を表す。この効果から発生した正孔は、固有の基板抵抗を通して基板タイの方向に流れ、それによりトランジスタの近くに基板電位の局部的上昇が起こる。この電位が約0.7Vを超えると、寄生デバイスのベース−エミッタ接合(すなわち、n−p基板)に順方向のバイアスをかけるのに十分な電圧になり、それによりデバイスはオンになる。ドレイン−ソース間電圧および寄生バイポーラ行動が最初に起こるドレイン電流点は、(Vt1,It1)と呼ばれる。通常、例えば、出力バッファのNチャネルMOSデバイスに本来内蔵されているバイポーラ・デバイスは、スナップバックに最も弱い。この寄生デバイスは、多くの場合、ESDを起こした回路で損傷が発生する点である。
この寄生バイポーラ問題を軽減するための周知の1つの解決方法は、NチャネルMOSトランジスタのドレインと出力ピンとの間にバラスト抵抗を接続する方法である。この技術は、NMOSトランジスタ(または1つのNMOSトランジスタを形成しているいくつかのフィンガー)を通るすべての放電電流を均一に分配することにより、回路内でバイポーラ導通が起こった場合、ESD保護のいくつかの追加的手段を確実に行うのを助ける。
バラスト抵抗は、損傷を起こす点のところで、もう1つのコレクタ−エミッタ間電圧Vt2が、電流が寄生バイポーラ・トランジスタ内を流れ始めるコレクタ−エミッタ間電圧Vt1より確実に高くなるように追加される。図2はVt1およびVt2間の関係を示す。
図2は、図1のNチャネル・トランジスタのドレイン電流対ドレイン電圧のグラフである。図2は、2つの曲線を示す。一方の曲線は、典型的な非サリサイド化技術のドレイン電流対ドレイン−ソース間電圧のグラフを示し、他方の曲線は、典型的なサリサイド化技術のドレイン電流対ドレイン−ソース間電圧のグラフを示す。いくつかのNMOSトランジスタ(または、1つのNMOSトランジスタを形成しているいくつかのフィンガー)が、寄生バイポーラ・デバイスとして動作した場合、このようなデバイスは、固有寄生バイポーラ・トランジスタの「スナップバック」電流−電圧特性に依存する。すでに説明したように、電流は、あるコレクタ−エミッタ間電圧Vt1のところで、バイポーラ・トランジスタを通って流れ始める。その後で、電流が増大するにつれて、コレクタ−エミッタ間電圧が低減する。すなわちVt1から「スナップバック」する。ドレイン電圧が増大すると、状態が逆になり、電流が同様に増大するにつれてコレクタ−エミッタ間電圧が増大する。最後に、バイポーラ・トランジスタは、もう1つの特定のコレクタ−エミッタ間電圧Vt2のところで故障を起こす。典型的な非サリサイド化技術の場合には、Vt2は、通常Vt1より高い。何故なら、トランジスタが示すオン抵抗が非常に高いからである(すなわち、図2のラインの勾配がもっと緩やかであるからである)。典型的なサリサイド化技術の場合には、Vt2は通常Vt1より低い。何故なら、サリサイド化したソース/ドレイン拡散が、デバイスの実効直列抵抗を小さくする働きをするからである(すなわち、図2のラインの勾配がもっと大きいからである)。どちらの技術の場合でも、バラスト抵抗の形をしている直列抵抗を追加することにより、Vt2がVt1より大きくなるように制御することができる。これにより、第1のNMOSトランジスタ(またはNMOSトランジスタのフィンガー)が、第2のNMOSトランジスタがオンになる電圧より低い電圧では故障しないことが保証される。これにより、故障を起こしていないデバイスの故障電流が、スナップバックする第1のセグメントの総和ではなく、その個々の構成要素の総和になることが保証される。故障電流は、図2に示す第2の降伏電流It2である。ESD中、It2の値を超えてはならない。超えた場合には、デバイスは他の永久的損傷を起こす。それ故、バラスト抵抗を追加するのは、所与のトランジスタから入手することができるIt2の全量を最大にするためである。一般的に、It2は特定の技術の特定の製造パラメータに依存し、技術により異なる。
半導体技術スケーリングの一般的な傾向は、各新しい世代の技術に対してIt2を低減することであった。これは、浅く、サリサイド化したソース/ドレイン接合の使用、濃くドーピングしたp基板上でのエピタキシャル層の使用のようないくつかの要因によるものである。多重フインガ・デバイス内で幅の狭いスケーリングを推進する他に、サリサイド層は、また、第2の降伏故障電流しきい値(It2)を低減することが分かっている接合の深さの有意の部分を使用する。エピタキシャル基板は基板抵抗が非常に低く、そのためチップ全体を通して基板電位をアースにしっかりと結合することができる。このことはラッチアップを避けるためには望ましいことであるが、寄生バイポーラ行動を大きく阻害する。何故なら、バイポーラ行動を均一にスタートし、維持するのが難しいからである。
以下に本発明について詳細するが、これは例示としてのものであって、本発明は添付の図面により制限されない。図面中、類似の参照番号は類似の要素を示す。
当業者であれば、図面の要素は見やすく、分かりやすくするためのもので、必ずしも正確な縮尺でないことを理解することができるだろう。例えば、本発明の実施形態を分かりやすくするために、図面のいくつかの要素の寸法は他の要素に対して誇張してある。
以下に本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明するが、すべての実施形態に共通の本発明の原理は、ESD保護回路であり、保護するNチャネル・トランジスタの実効Vt1を最大にする方法である。本発明は、Vt1がVt2以上になると(すなわち、Vt2=Vt1)、デバイスがほとんど瞬間的に故障する高度半導体技術でのバイポーラ・スナップバックを禁止する。これらのデバイスの場合には、発生した場合、バイポーラ・スナップバックの影響を緩和するだけでは十分でない。何故なら、故障電流It2の値が非常に低いからである。それどころか、これらの技術の場合には、スナップバックを完全に避けることが望ましく、出力バッファNMOSデバイスが、ESD放電中にスナップバックを起こさないように、Vt1の実効値を増大するようにしなければならない。このことは、バラストのような周知の技術によりスナップバック後に、寄生バイポーラ行動を制御しようとする従来の方法とは有意に異なる。
図3は、集積回路(IC)10の一部である、ESD保護を有する出力バッファ回路である。図3の本発明の実施形態の場合には、バイアス回路12は、IC10上の他のロジックから信号を受信し、Nチャネル・トランジスタ24の制御電極20に結合していて、トランジスタ24のドレイン16に結合している。出力端子(例えば、I/Oパッド31)は、外部でIC10に結合することができ、それ故、外部ESDソース32に結合することができる。本発明のある実施形態の場合には、I/Oパッド31は、抵抗Rd28によりドレイン16に結合している。他の実施形態の場合には、抵抗Rd28を使用していないで、I/Oパッド31がドレイン16に結合している。抵抗Rd26は、第1の電源電圧に結合している第1の端子、およびトランジスタ24のソース18に結合している第2の端子を有する。他の実施形態の場合には、抵抗Rs26を使用していないで、第1の電源電圧は、トランジスタ24のソース18に結合している。
Nチャネル・トランジスタ24は、ゲート領域20、ドレイン領域16、およびソース領域18を含む。層19は、ゲート領域20の一部であり、酸化物絶縁層である。ある実施形態の場合には、珪化物層15は、トランジスタ24の本体への上に位置するオーム性タイ22上に形成され、珪化物層21は、上に位置するソース18上に形成され、珪化物層17は、上に位置するドレイン16上に形成され、珪化物層13は、上に位置するゲート20上に形成される。Nチャネル・トランジスタ24は、寄生バイポーラ・トランジスタ14、電流源Igen、および固有の基板抵抗Rsubを含む。
図4は、本発明の一実施形態によるESD保護を有する回路である。回路81は、第1の電源電圧(例えば、VSS)に結合しているノード76、および第2の電源電圧(例えば、VDD)に結合しているノード74を含む。ダイオード72は、第2の電源電圧に結合している第1の端子、および第1の電源電圧に結合している第2の端子を有する。ESDレール・クランプ70は、第1および第2の電源電圧の両方に結合している。ESDレール・クランプ70は、トリガ回路73およびNチャネル・トランジスタ75を含む。トランジスタ75は、第2の電源電圧に結合している第1の電流電極、第1の電源に結合している第2の電流電極、およびノード79に接続している制御電極を有する。トリガ回路73は、第1および第2の電源電圧の両方に結合していて、出力信号をノード79のところに供給する。ダイオード66は、第2の電源電圧に結合している第1の端子と、およびI/Oパッド31およびダイオード68の第1の端子の両方に結合している第2の端子とを有する。ダイオード68の第2の端子は、第1の電源電圧に結合している。
さらに図4を参照すると、Pチャネル・トランジスタ62は、第2の電源電圧に結合している第1の電流電極を有し、I/Oパッド31に結合している第2の電流電極、およびIC10上の他のロジック(図示せず)から入力信号を受信する制御電極を有する。Pチャネル・トランジスタ54は、それ自身の本体、I/Oパッド31、および抵抗Rd28
の第1の端子に結合している第1の電流電極を有する。トランジスタ54は、ノード55およびPチャネル・トランジスタ56の制御電極、および抵抗60の第1の端子に結合している第2の電流電極を有する。トランジスタ54の制御電極は、第2の電源電圧と結合している。ノード80は、抵抗Rd28の第2の端子、Pチャネル・トランジスタ52の第1の電流電極、Nチャネル・トランジスタ24の第1の電流電極、およびダイオード64の第2の端子に結合している。ダイオード64の第1の端子は、第2の電源電圧に結合している。トランジスタ24の第2の電流電極は、抵抗Rs26の第1の端子に結合している。抵抗Rs26の第2の端子は、第1の電源電圧と結合している。ノード82は、トランジスタ24の制御電極、トランジスタ52の第2の電流電極、およびトランスミッション・ゲート50の出力に結合している。トランスミッション・ゲート50の入力は、IC10上の他のロジック(図示せず)と結合している。トランスミッション・ゲート50のNチャネル制御入力は、トランジスタ52の制御電極、Pチャネル・トランジスタ56の第2の電流電極、およびNチャネル・トランジスタ58の第1の電流電極と結合している。トランスミッション・ゲート50のPチャネル制御入力は、トランジスタ56および58の制御電極、および抵抗60の第1の端子に結合している。抵抗60の第2の端子は第1の電源電圧に結合している。トランジスタ56の第1の電流電極は第2の電源電圧に結合している。トランジスタ58の第2の電流電極は、第1の電源電圧に結合している。ESD検出回路43はPチャネル・トランジスタ54を含む。スイッチング回路44は、トランジスタ52、56および58、トランスミッション・ゲート50および抵抗60を含む。バイアス回路12は、ESD検出回路43およびスイッチング回路44の両方を含む。
「抵抗」という用語を使用してきたが、実際には、図4の抵抗が、トランジスタまたは任意の他の適当なデバイスの使用を含む任意の方法で行うことができる抵抗素子であることは周知である。
図4には、ESDレール・クランプ70がアクティブ・クランプ回路として示してあり、ESDがトリガ回路73により検出された場合には、第1および第2の電源ノード76および74の間に、ESD放電経路を形成するために使用される。トリガ回路73により制御されるNチャネル・トランジスタ75は、第1および第2の電源ノード76および74間で、一次ESD電流分流装置としての働きをする。本発明の他の実施形態の場合には、ESDレール・クランプ70は、図4に示す構成とは異なる構成にすることができる。本発明のある実施形態の場合には、トランスミッション・ゲート50を使用しないで、IC10上の他のロジックはもっと直接にノード82と結合している。回路ノード80は、トランジスタ24のドレイン16(図3参照)と抵抗Rd28の第2の端子との間に位置していることに留意されたい。本発明のある実施形態の場合には、Rd28の抵抗は0であり、一方、本発明の他の実施形態の場合には、Rs26の抵抗がゼロである。バイアス回路12は、種々の方法で実施することができる。回路81のある実施形態の場合には、ダイオード64を使用していない。回路81のさらに他の実施形態の場合には、バイアス回路12および抵抗Rs26を使用することができない。
図4の回路81の動作について以下に説明する。第1の電源電圧(ノード76)に対して正の電圧を過度に高くするI/Oパッド31のところのESDの間、回路81は、ダイオード66、ノード74、ESDレール・クランプ70およびノード76により、I/Oパッド31からノード76へ第1および一次ESD電流経路(経路1)を形成する。4.0A(アンペア)ピーク電流を超えることがあるESD電流の大部分は通常この経路を通る。それ故、経路に沿った全抵抗を確実にできるだけ少なくするために、大型能動素子が経路1に沿って使用される。例えば、ESDレール・クランプ70内のダイオード66およびNチャネル・トランジスタ75は、通常、ESD中、I/Oパッドが8.0Vのピーク電圧に達し、ノード74が4.76Vのピーク電圧に達するように、非常に低いオン抵
抗のための大きさにすることができる。ダイオード66両端間の全電圧降下は、通常の0.7Vの順方向バイアス・ダイオード降下に、電流に抵抗をかけた(IR)電圧降下を加えたものである。現在の集積回路においては、約0.67オーム未満の抵抗でダイオード66を実施するのは難しい。それ故、4.0AピークESD電流の場合には、0.7Vのダイオード電圧降下にダイオード66の両端間の約2.54VのIR電圧降下を加えた電圧降下が発生する。ダイオード66およびESD保護のために、ESDレール・クランプ70を使用する集積回路の場合には、経路1沿いの全電圧降下の半分が、通常、ダイオード66の両端に発生する。本明細書に記載する本発明のある実施形態の場合には、2つの二次ESD電流経路、経路2および経路3も形成される。第2のESD電流経路(経路2)は、抵抗Rd28、Nチャネル・トランジスタ24、抵抗Rs26、およびノード76により、I/Oパッド31からノード76に延びる。第3のESD電流経路(経路3)は、抵抗Rd28、ダイオード64、ノード74、ESDレール・クランプ70、およびノード76により、I/Oパッド31からノード76に延びる。両方の経路2および経路3は、I/Oパッド31とノード76の間の分流ESD電流の一次ESD電流経路(経路1)を増大するが、本発明のある実施形態に対するその使用目的は、経路1を通る電流または経路1に沿った全電圧降下を有意に低減するためではない。それどころか、ある実施形態の場合のその使用目的は、経路1に沿って経路指定したESD電流のわずかな一部の電流の方向を変え、この電流を抵抗Rd28、Rs26または両方を通して強制的に送ることである。以下に説明するように、これらの抵抗の両端間の結果としてのIR電圧降下は、トランジスタ24がスナップバックを起こし、永久的なESD故障を起こすI/Oパッド電圧を増大する。それ故、Nチャネル・トランジスタ24が損傷する前に、もっと高いESD電流を経路1沿いに経路指定することができる。
次に経路2に関連する回路について説明する。上記ESD中、バイアス回路12は、Nチャネル・トランジスタ24のゲート上にバイアス電圧を供給する。ダイオード66を通る経路1沿いのESD電流により、I/Oパッド31とノード74との間に有意な電位差が確実に発生する。I/Oパッド電圧がノード74のところで、Pチャネル・トランジスタしきい値電圧より大きい値でこの電圧を超えた場合には、Pチャネル・トランジスタ54はオンになり、ノード55をI/Oパッド電圧に上昇する。抵抗60は十分高い抵抗値を有しているので、Pチャネル・トランジスタ54がオンになると、ノード55の電圧を容易にI/Oパッド電圧近くに上昇することができる。Pチャネル・トランジスタ56およびNチャネル・トランジスタ58は、ノード55の電圧がI/Oパッド電圧に上昇した場合、Pチャネル・トランジスタ52のゲート端子の電圧が第1の電源電圧に近くなるようにCMOSインバータを形成する。これにより、Pチャネル・トランジスタ52がオンになり、それによりノード82の電圧がノード80の電圧とほぼ同じ電圧に上昇する。このようにして、ESD中、バイアス回路12は、Nチャネル・トランジスタ24のゲートにバイアス電圧を供給する。このバイアス電圧は、ノード80のところのバイアス電圧にほぼ等しい。ノード80は、Nチャネル・トランジスタ24のドレイン端子でもある。それ故、ESD検出回路43が検出したESD中、そのゲート電圧(Vgate)がそのドレイン電圧(Vdrain)にほぼ等しくなるように、トランジスタ24にバイアスが供給される。バイアス回路12は、また、Nチャネル・トランジスタ24のゲートを、ESD中、バイアス回路12の動作と干渉するかもしれないIC10の他のロジックから切り離す働きをするトランスミッション・ゲート50を含む。ESD中、バイアス回路12を使用しないで、IC10上の他のロジックは、トランジスタ24のゲートをノード76の電圧にまたはそれに近い値に保持するか、容量的に結合することができると仮定する。しかし、回路81を正しく機能させるためにこのようにする必要はない。IC10が電力の供給を受けて正常に動作している間は、バイアス回路12は、回路81の正常な動作に干渉すべきではない。I/Oパッド電圧は、通常、正常な回路動作中、ノード76および74上の電圧間だけでスイングするので、Pチャネル・トランジスタ54は、ESD中を除いて決してオンにすべきではない。それ故、正常な全回路動作中、ノード55はノード7
6の電位またはそれに近い電位でなければならない。これにより、Pチャネル・トランジスタ52は確実にオフの状態に維持される。さらに、トランスミッション・ゲート50がオンになり、正常な動作のために必要なように、Nチャネル・トランジスタ24のゲートをIC10上の他のロジックに結合する。
図5は、本発明の一実施形態の測定データのグラフである。このグラフは、Nチャネル・トランジスタ24のVt1が、Vgateの関数として変化する様子を示す。Vt1データは、2つの例示としてのプロセス技術、すなわちプロセスAおよびプロセスBのものである。この図は、両方のプロセスの場合、Vgateが0Vから上昇すると、Vt1が、Vgate=0Vのところの約8Vの初期値から中間のVgateバイアス状態のところの約6Vの最小値に減少し、次にVgate≒Vdrainバイアス状態のところでもっと高いレベルに再度上昇する様子を示す。プロセスAの場合、Vgate≒Vdrainの場合のVt1が、Vgate=0Vの場合のVt1よりも約1.0V高いことに留意されたい。一方、プロセスBの場合、Vgate≒Vdrain≒7.4Vの場合のVt1は、Vgate=0Vの場合のVt1より約0.6V低い。それ故、Nチャネル・トランジスタ24のゲートをVgate≒VdrainだけにバイアスするESD回路は、Vgate=0Vバイアスと比較すると、いつでもVt1の増大を保証するものではないことは明らかである。実際、プロセスBの場合には、抵抗Rd28および抵抗Rs26の両方が0オームに設定された場合で、図4のバイアス回路12を使用している場合には、Nチャネル・トランジスタ24のためのVt1を低減することが考えられる。上記の本発明の実施形態の1つの利点は、バイアス回路12によるトランジスタ24上のVgate≒Vdrainバイアス状態が、経路2に沿ったRd28またはRs26または両方の抵抗と協力して、トランジスタ24に対してもっと高い「実効」Vt1を生成することである。トランジスタ24に対する実効Vt1は、Nチャネル・トランジスタ24が、局地的にその「固有の」(ドレイン−ソース)Vt1しきい値に達するI/Oパッド31の電圧として定義される。トランジスタ24に対する実効Vt1は、固有のVt1に抵抗Rd28およびRs26の両端間のすべてのIR電圧降下を加算したものに等しいことが分かる。それ故、ESD中、Nチャネル・トランジスタ24を、Vgate≒Vdrainバイアスに完全にオンすることにより、またこのトランジスタ24と直列なRd28またはRs26または両方の抵抗を加算することにより、保護するトランジスタのスナップバック(故障)に対応するI/Oパッド電圧が増大する。図5には示していないが、あるプロセス技術の場合には、VgateがVdrainより高いある電圧にバイアスされると、Vt1がさらに若干増大するのが見られる。しかし、印加された過度の電圧により、ESD中、トランジスタ24のゲート酸化物が損傷するかもしれないという懸念から、Vgateは、通常、Vdrainの数ボルト内のある電圧に制限される。本発明のある実施形態の場合には、バイアス回路12は、トランジスタ24上でVgate>Vdrainバイアス状態を生成することができる。
図6は、追加したドレイン側(図4のRd28)またはソース側(図4のRs26)の直列抵抗の関数としての、Vgate=Vdrainバイアス状態で測定した本発明のある実施形態のVt1データである。図の抵抗値は、1ミクロン(マイクロメートル)チャネル幅のNチャネル・トランジスタ24に対応する。もっと広いトランジスタの場合には、これらの抵抗値をトランジスタ・チャネル幅で割ることにより、同じVt1性能を達成するために必要な抵抗値を得ることができる。図6は4つの曲線を示す。「Rd、実効」とも表示されている曲線92について最初に説明する。この曲線は、ドレイン側抵抗Rd28の値が0オームから増大した場合の実効Vt1の増大を示す。この場合、抵抗Rs26は0オームに等しいと仮定する。実効Vt1は、Rd=0オームの場合の7.4Vから、Rd=1250オームの場合の9.7Vに増大するのが分かる。図6の場合には、「Rd、固有」とも表示してある曲線94が水平ラインであることが分かる。この曲線は、デバイスのドレイン端子とソース端子との間で測定することができる、Nチャネル・トラン
ジスタ24の固有のVt1のグラフである。固有のVt1は、抵抗Rd28のすべての値に対して一定の7.4Vであることが分かる。曲線92を曲線94と比較することにより、実効Vt1の改善が、全面的にESD中の抵抗Rd28の両端間のIR電圧降下によるものであることが分かる。本発明のこの実施形態の場合には、7.4Vと9.8Vとの間のすべての実効Vt1は、0オームから1250オームの間の対応する値をRdの値として選択することにより達成することができることが分かる。
「Rs、実効」とも表示してある曲線91について以下に説明する。この曲線は、ソース側の抵抗Rs26の抵抗値が、0オームから増大するにつれて実効Vt1が増大することを示す。この場合、抵抗Rd28は0オームに等しいと仮定する。実効Vt1は、Rs=0オームの場合の7.4VからRs=1250オームの場合の11.2Vに増大するのが分かる。曲線94とは対照的に、「Rs、固有」とも表示してある曲線93は水平ラインではなく、Rs=0オームの場合の7.4VからRs=1250オームの場合の8.3Vに増大する。Rsの抵抗値の増大によるトランジスタの固有のVt1値のこの増大は、寄生NPNバイポーラ・トランジスタのバイアスを除去したことによるものである。Nチャネル・トランジスタ24の基板は、ノード76に直接接続していて、一方、ソースは抵抗Rs26を通してノード76に接続しているので、Rsを通るすべての経路2の電流は、トランジスタのソース電位を基板電位以上の電位に上昇する働きをする。これにより、トランジスタのソース−基板接合上に逆バイアスが発生する。Nチャネル・トランジスタ24のソースは、固有の寄生NPNバイポーラ・トランジスタのエミッタでもあるので、NPNのエミッタ−ベース接合にも逆バイアスがかかる。これにより、すでに説明したように、このエミッタ−ベース接合の順方向バイアスによりスタートする寄生NPNスナップバックが防止される。Nチャネル・トランジスタ24の固有のVt1は上昇する。何故なら、より大きなアバランシェ電流(Igen)が発生し、そのため、局部基板電位がバイポーラ・トランジスタのエミッタ−ベース接合の順方向バイアスを十分大きくする前に、もっと大きなドレイン電圧が必要になる。Rs26の両端間のIR電圧降下は、バイポーラ・トランジスタのエミッタ−ベース接合にある程度の逆バイアスをかけ、それによりスナップバックが防止される。曲線91および曲線93を見れば分かるように、ソース側抵抗(Rs26)は、トランジスタ24に対する実効Vt1を2つの方法で増大する。第1の方法は、抵抗Rs26の両端間にIR電圧降下により実効Vt1が増大する場合である。第2の方法は、NPNバイポーラ・トランジスタ上のバイアス除去効果により固有のVt1が増大する場合である。図6を見れば分かるように、これら2つの効果の組合わせにより、所与の値の抵抗が、本発明のいくつかの実施形態のドレイン側上にではなく、Nチャネル・トランジスタ24のソース側に置かれた場合、実効Vt1はもっと大きく増大する。しかし、両方の抵抗を実効Vt1値を増大するために効果的に使用することができる。本発明のこの実施形態の場合には、Rsの対応する値を0オーム〜1250オームに選択することにより、7.4Vと11.2Vの間の任意の実効Vt1を達成できることは明らかである。
本発明の一実施形態は、ESD中に、このデバイス24を通して十分なMOSFET電流の流れを確保するために、図4のNチャネル・トランジスタ24をVgate≒Vdrainバイアス状態にするバイアス回路12を含む。さらに、Rd28またはRs26あるいはこれら両方の抵抗が、ESD電流経路2に沿ってトランジスタ24に直列に追加される。ESD中、これらの素子の組合わせは、トランジスタ24に対する実効Vt1を有意に増大する。トランジスタ24の場合にはVt2=Vt1と仮定しているので、Vt1を最大にしても、トランジスタのESD故障電圧が非常に高くなる。従来のアプローチの場合には、ドレイン側ESD抵抗をESD保護のために使用してきたが、これらの抵抗は通常、バイポーラ・スナップバックの後で、トランジスタ24の導通幅を横切るバイポーラ電流の流れを確実に均一にするために、バラスト抵抗としてだけ使用してきた。本明細書に記載する本発明の場合には、その目的は、ESD中に、スナップバックを全面的に防止するためにトランジスタ24の実効Vt1を増大することである。
図4のトランジスタ24に直列に接続している任意の追加ソース、またはドレイン側抵抗は、ほとんどの場合、正常なI/O回路の電気的性能にマイナスの影響を与える。それ故、所与のRdまたはRsの抵抗値のESD改善と電気的性能の劣化との間の折り合いを比較するために、シミュレーションが使用される。ほとんどの場合、I/Oパッド31のところでESDをさらに丈夫にするためには、ある程度の抵抗があっても構わない。本発明のすべての実施形態の有意な利点は、SPICEのような標準回路シミュレーション・ツールにより、ESD回路を容易にシミュレーションすることができることである。ESD中のトランジスタ24の寄生バイポーラ・スナップバックに依存している従来技術の回路は、SPICEによりシミュレーションするのが非常に困難である。
次に経路3に関連するESD回路について説明する。すでに説明したように、ESD中、経路2に沿った図4の抵抗Rd28を通るすべての電流は、この抵抗の両端間にIR電圧降下を生じ、そのため、Nチャネル・トランジスタ24に対する実効Vt1が増大する。ダイオード64は、電流経路3により抵抗Rd28を通してESD電流を経路指定するためのもう1つの手段である。この追加の電流は、抵抗Rd28の両端間にもう1つのIR電圧降下を生じ、そのためNチャネル・トランジスタ24に対する実効Vt1がさらに増大する。ESD中、電流経路2をブロックしても(例えば、バイアス回路12を除去し、トランジスタ24をオフにすることにより)、ダイオード64に直列に接続している抵抗Rd28は、その固有のVt1値を超えてNチャネル・トランジスタ24に対する実効Vt1を有意に増大することができる。すでに説明したように、通常の4.0A ESD中、I/Oパッド31は8.0Vに達することができ、ノード74は4.76Vに達することができる。I/Oパッド31とノード74との間のこの3.24Vの電位差は、一次ESD電流経路(経路1)の一部としてのこのデバイスを通る非常に大きな電流の流れによるダイオード66の両端間の電圧降下によるものである。それ故、これらのバイアス状態の場合には、ダイオード64には順方向バイアスがかかり、ノード80がノード74より高い(約0.7Vの)ダイオードの電圧降下を超える電圧に上昇すると電流が流れる。それ故、ノード80が5.46V以上に上昇すると、ダイオード64は順方向にバイアスされ経路3がオンになる。この電流は、抵抗Rd28の両端間にIR電圧降下を起こし、そのためNチャネル・トランジスタ24に対する実効Vt1が増大する。
本発明のいくつかの実施形態のためのNチャネル・トランジスタ24の実効Vt1に対する経路2および経路3に関連する回路の影響は、図7の表に示すSPICEシミュレーション・データが示すとおりである。すべてのシミュレーションは、4.0Aピーク電流正のESDが、アースしたノード76に関するI/Oパッド31に供給されたと仮定して行ったものである。すべてのシミュレーションの場合、ダイオード66のアクティブ周辺部を300ミクロンにセットし、ダイオード64のアクティブ周辺部を30ミクロンにセットし、レール・クランプのNチャネル・トランジスタ75のチャネル幅を2920ミクロンにセットし、Nチャネル・トランジスタ24のチャネル幅を150ミクロンにセットし、Rdを4オームにセットした。さらに、すべてのシミュレーションの場合、Rsを0オームにセットした。図7の場合には、回路81、I/Oパッド31、ノード80およびノード74の3つのノード上のシミュレーションしたピーク電圧は、4つの異なるESD回路構成または状況に対するものである。ケース1の場合には、一次ESD電流経路(経路1)だけが存在し、ESD電流を流す。これは、ダイオード64およびバイアス回路12を図4において回路81から除去したと仮定した場合である。ケース2の場合には、経路1と経路2だけが存在し、ESD電流を流す。これは、ダイオード64を回路81から除去したと仮定した場合である。ケース3の場合には、経路1および経路3だけが存在し、ESD電流を流す。これは、回路81からバイアス回路12を除去したと仮定した場合である。ケース4の場合には、3つすべての経路、経路1、経路2および経路3が存在し、ESD電流を流す。
ケース1の場合のデータについて最初に説明する。ケース1の場合、I/Oパッド31電圧およびノード74電圧は、それぞれ8Vおよび4.76Vである。トランジスタ24を通して電流が流れていないので、ノード80のところの電圧は8Vであり、この電圧はI/Oパッド31の電圧と同じである。I/Oパッド電圧(8V)全部が、トランジスタ24の両端間にかけられることに留意されたい。図5の場合には、トランジスタ24のVt1は、Vgate=0Vの状態で約8Vである。それ故、ケース1の場合、トランジスタ24は、そのESD故障しきい値のところで右にバイアスされる。
ケース2の場合には、I/Oパッド31電圧、ノード80電圧およびノード74電圧は、それぞれ7.6V、6.56Vおよび4.48Vである。このデータをケース1と比較すると、I/Oパッド31のところの電圧降下は0.4Vであるのに、ノード80のところの電圧降下は1.44Vであることが分かる。それ故、トランジスタ24はその故障しきい値以下の1.44Vにバイアスされ、I/Oパッド31をトランジスタ24の実効Vt1に上昇するには、有意に高いESD電流が必要になる。バイアス回路12、抵抗Rd28、およびトランジスタ24(経路2に沿ったデバイス)は、トランジスタ24の実効Vt1を低減することは明らかである。
ケース3の場合には、I/Oパッド31電圧、ノード80電圧およびノード74電圧は、それぞれ7.87V、7.03Vおよび4.73Vである。これらのデータをケース1と比較すると、I/Oパッド31のところの電圧降下は0.13Vだけであるのに、ノード80のところの電圧降下は0.97Vであることが分かる。それ故、トランジスタ24はその故障しきい値以下の0.97Vにバイアスされ、I/Oパッド31の電圧をトランジスタ24の実効Vt1に上昇するには、有意に高いESD電流が必要になる。ダイオード64および抵抗Rd28(経路3の一部に沿ったデバイス)は、トランジスタ24の実効Vt1を低減することは明らかである。
ケース4の場合には、I/Oパッド31電圧、ノード80電圧およびノード74電圧は、それぞれ7.56V、6.2Vおよび4.48Vである。このデータをケース1と比較すると、I/Oパッド31のところの電圧降下は0.44Vであるのに、ノード80のところの電圧降下は1.8Vであることが分かる。それ故、トランジスタ24はその故障しきい値以下の1.8Vにバイアスされ、I/Oパッド31の電圧をトランジスタ24の実効Vt1に上昇するには、有意に高いESD電流が必要になる。バイアス回路12、抵抗Rd28、およびトランジスタ24(経路2に沿ったデバイス)は、ダイオード64(経路3の一部に沿ったデバイス)と一緒に、共にトランジスタ24の実効Vt1を低減する働きをすることができることは明らかである。
図7のデータから、経路2および経路3両方は、I/Oパッド31およびノード76の間でESD電流を分流する際に、一次ESD電流経路(経路1)を増大するが、これら2つの二次電流経路は、I/Oパッド31のところのピーク電圧を有意に低減しないことが分かる。本発明のある実施形態の場合には、経路2および経路3両方の使用目的は、経路1に沿ってすでに経路指定されたESD電流のわずかな一部の方向を変え、この電流を抵抗Rd28を通して強制的に流すことである。この抵抗の両端間の結果としてのIR電圧降下は、ノード80のところの電圧を低減し、それ故トランジスタ24がスナップバックを起こし、永久的なESD損傷を被るI/Oパッド電圧を増大する。それ故、Nチャネル・トランジスタ24が損傷する前に、もっと大きなESD電流を経路1に沿って経路指定することができる。
図7のすべての例示としてのシミュレーション・データの場合、Rs26は0オームにセットされていると仮定する。これらのシミュレーションの場合、Rs26がゼロでない
場合には、この抵抗の両端間の結果としてのIR電圧降下は、Nチャネル・トランジスタ24のソース端子のところの電圧を、アース(ノード76)より高くする。これにより、トランジスタ24の両端間のドレイン/ソース電位差が低減する。さらに、トランジスタ24のソース電位はアースしている基板電位よりも高いので、トランジスタ24の固有のVt1は、上記影響を防止するバイポーラ・スナップバックにより増大する。
本発明の一実施形態の場合には、図4のバイアス回路12は、抵抗Rs26を0オームにセットし、ダイオード64を除去した状態で、非ゼロ抵抗Rd28と一緒に実施することができる。本発明の他の実施形態の場合には、バイアス回路12は、抵抗Rd28を0オームにセットし、ダイオード64を除去した状態で、非ゼロ抵抗Rs26と一緒に実施することができる。本発明のもう1つの他の実施形態の場合には、ダイオード64は、抵抗Rs26を0オームにセットし、バイアス回路12を除去した状態で、非ゼロ抵抗Rd28と一緒に実施することができる。さらに、上記3つの実施形態のどれかを任意の組合わせで使用することができる。
本発明のある実施形態の場合には、図4のバイアス回路12の目的は、検出したESD中、トランジスタ24上をVgate≒Vdrainバイアス状態にすることである。当業者であれば、バイアス回路12を種々の回路構成で実施することができることを理解することができるだろう。一例を挙げて説明すると、Pチャネル・トランジスタ54を除去して、ノード55をESDレール・クランプ回路70内のノード79に接続することにより、ESD検出回路43を修正することができる。この場合、バイアス回路12は、ESDを検出するために、ESDレール・クランプ70内のトリガ回路73に依存するだけである。本発明の他の実施形態の場合には、バイアス回路12の目的は、検出したESD中、トランジスタ24上をVgate>Vdrainバイアス状態にすることである。図4のバイアス回路12は、ノード80からPチャネル・トランジスタ52の第1の電流電極を切り離し、それをI/Oパッド31に接続することにより、Vgate>Vdrainバイアス状態にするように容易に修正することができる。図4のバイアス回路12をこのように修正することにより、ESD中に、Vgateの電圧は、抵抗Rd28の両端間のIR電圧降下に等しい値だけVdrainよりも高くなる。本発明を実施するために種々様々な回路構成を使用することができる。
Rd28の抵抗がゼロでない回路81の実施形態の場合には、ESDの持続時間の少なくとも10%の間、バイアス回路12は、ほぼ等しいトランジスタ24の制御電極にある電圧をかけるか、または総合的に、トランジスタ24の第1の電流電極と抵抗Rd28の第2の端子間に位置する回路ノード80のところの電圧を実質的に追跡する。他の実施形態の場合には、この百分率は少なくとも10%ではなくて、少なくとも50%になる。
Rd28の抵抗がゼロであるいくつかの実施形態の場合には、ESDの持続時間の少なくとも10%の間、バイアス回路12は、ほぼ等しいトランジスタ24の制御電極にある電圧をかけるか、または総合的に、トランジスタ24の第1の電流電極とI/Oパッド31との間に位置する回路ノード80のところの電圧を実質的に追跡する。他の実施形態の場合には、この百分率は少なくとも10%ではなくて、少なくとも50%になる。
特定の導電性タイプまたは電位の極性を参照しながら本発明を説明してきたが、当業者であれば、導電性のタイプおよび電位の極性を逆にすることができることを理解することができるだろう。例えば、ESDから保護するNチャネル・トランジスタ24は、Pチャネル・トランジスタであってもよい。また、本明細書に記載した選択した例に対して特定の電圧、抵抗、寸法等を使用してきたが、これらの選択した例は、説明のためだけのものであって、決して本発明の範囲を制限するものではない。
上記説明においては、本発明を特定の実施形態を参照しながら説明してきたが、通常の当業者であれば、特許請求の範囲に記載する本発明の範囲から逸脱することなしに、種々の修正および変更を行うことができることを理解することができるだろう。それ故、上記説明および図面は説明のためだけのものであって、本発明を制限するためのものではなく、このようなすべての修正は、本発明の範囲に含まれる。
特定の実施形態を参照しながら利益、他の利点および問題の解決方法について説明してきたが、利益、利点または問題の解決方法、および任意の利益、利点または解決方法をもたらし、もっと顕著なものにすることができるすべての要素は、任意のまたはすべての請求項の重要な、必要なまたは本質的な機能または要素と解釈すべきではない。本明細書で使用する場合、「備える」「備えている」またはその任意の他の派生語は、これらの要素だけを含んでいるのではなく、明示していないまたはプロセス、方法、物品または装置に固有な他の要素を含む一連の要素を備えているプロセス、方法、物品または装置のようなすべてのものを網羅するためのものである。
従来技術によるNチャネルMOSトランジスタおよび固有の寄生バイポーラ・トランジスタの部分的略図および部分断面図。 図1のNチャネルMOSトランジスタのドレイン電流対ドレイン電圧のグラフ。 本発明によるESD回路の部分的略図および部分断面図。 本発明によるESD保護を有する回路の略図。 複数の回路構成に対するVt1およびVgate間の関係のグラフ。 複数のプロセスに対するVt1と抵抗の関係のグラフ。 複数のESD電流経路用のI/Oパッド31、ノード80、およびノード74のところの電圧間の関係の表形式。

Claims (4)

  1. 出力端子に結合している第1の電流電極、抵抗素子を介して電源電圧に結合している第2の電流電極、および制御電極を有するNMOSトランジスタをESDから保護するための方法であって、
    ESDの発生を検出するステップと、
    前記ESDの発生の検出に応答して、ESDの持続時間の少なくとも10%の間、前記NMOSトランジスタと前記出力端子の間に位置する回路ノードで電圧を実質的に追跡する前記NMOSトランジスタの、制御電極で電圧を印加するステップと、
    を含み、前記持続時間の前記少なくとも10%の間、前記NMOSトランジスタが前記抵抗素子を通して電流経路を形成する方法。
  2. ESD回路であって、
    出力端子と、
    前記出力端子に結合している第1の端子と第2の端子を有する抵抗素子と、
    前記第1の抵抗素子の前記第2の端子に結合している第1の電流電極と、第1の電源に結合している第2の電流電極と、制御電極と、を有するトランジスタとを備え、ESDの持続時間の少なくとも50%の間、前記トランジスタが、前記抵抗素子を通して前記出力端子からの電流経路を形成するESD回路。
  3. ESD回路であって、
    出力端子と、
    前記出力端子に結合している第1の端子と第2の端子を有する抵抗素子と、
    前記抵抗素子の前記第2の端子に結合している第1の電流電極と、第1の電圧供給ノードに結合している第2の電流電極と、制御電極とを有するトランジスタと、
    前記抵抗素子の前記第2の端子に結合している第1の端子と、第2の電圧供給ノードに結合している第2の端子とを有する第1のダイオードと、
    を備えるESD回路。
  4. 抵抗素子を介して出力端子に結合している第1の電流電極と、第1の電圧供給ノードに結合している第2の電流電極と、制御電極と、を有するNMOSトランジスタをESDから保護するための方法であって、
    第1のダイオード、第2の電圧供給ノード、および前記第1および第2の電圧供給源間に結合しているレール・クランプを介して、前記出力端子から前記第1の電圧供給ノードへ、ESDの際に一次電流経路を介して電流を供給するステップと、
    抵抗素子、第2のダイオード、前記第2の電圧供給ノード、および前記レール・クランプを介して、前記出力端子から前記第1の電源電圧へESDの際に二次電流経路を通して電流を供給するステップと、
    を含む方法。
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