JP2006515020A - カルボキシル脂肪酸又はその誘導体を含有する脂性肌を手入れするための化粧品用組成物 - Google Patents

カルボキシル脂肪酸又はその誘導体を含有する脂性肌を手入れするための化粧品用組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、活性成分として、少なくとも一のジカルボキシル脂肪酸又はこのような脂肪酸の誘導体の一つを含有する、特に皮脂分泌活性を低減させることによる、脂性肌に関連した疾患を処置又は予防するための化粧品用組成物に関する。また本発明は、特に局所投与される化粧品用組成物に関する。さらに本発明は、高脂漏症に関連した疾患を処置及び/又は予防するための美容方法に関する。

Description

本発明は、活性成分として、少なくとも一のジカルボキシル脂肪酸又は該脂肪酸の誘導体を含有する、特に皮脂分泌低減作用による、脂性肌に関連した疾患を治す又は予防することを意図した化粧品用組成物に関する。特に、本発明は局所投与を意図した化粧品用組成物を提供する。さらに本発明は、高脂漏症(hyperseborrhea)に関連した疾患を直す及び/又は予防するための美容方法に関する。
「脂性肌」及び「乾燥肌」なる用語は、通常、反対語として使用される。しかしながら、それらは、実際には反対ではなく、あいまいである。2つのパラメータは、皮膚を分類する場合に:(1)脂質付着度合い、すなわち皮膚が脂ぎって見えるかどうか、(2)水和度合い、であると考えられるべきである。最も簡単な皮膚タイプの分類は、これら2つのパラメータに基づくものである。角質層の水和及びその皮脂生成度合いに応じて、皮膚タイプは:
・乾燥肌;
・脂性肌;
・混合肌;
の3つに区別することができる。
よって、脂性肌は高脂漏状態であり、皮脂の分泌及び排出が過剰であることにより特徴付けられる。通常、額において、皮脂率が200μg/cmを超えると、脂性肌の特徴であるとみなされる。脂性肌は光沢のある外観、厚みを有し、極めて小さな角質棘又は面皰で膨張又はブロックされた(排出の増加よりもむしろ保持に起因する)毛包口を有する皮膚である。脂性肌は、しばしば、落屑の問題と皮膚のきめが密であることに関連している。さらに、脂性肌の欠点はメークアップが上手く保持されないことであり、これは、メークアップを適用する前に、皮脂の流出が制限されるように皮膚を処理しなければならないことを意味している。
上述した美的問題に加えて、過度の皮脂は、細菌叢腐生菌(特に、Propionibacterium acnes及びPityrosporum ovale)の無秩序発育における支持体として作用する可能性があり、面皰及び/又は座瘡病巣の原因にもなり得る。
しかしながら、座瘡及び脂性肌は必ずしも関連しているわけではない。実際、多くの場合、座瘡はアンドロゲン性高脂漏症のケース(典型的には若年性座瘡のケース)で存在するが、皮脂生成がそれ程多くはない個人においても生じる可能性がある。逆に、脂性肌である個人においては組織的に座瘡病巣は生じない。
皮脂は、毛嚢脂腺単位の一部を構成する皮脂腺からの天然生成物である。本質的に、単純脂質又は複合脂質の混合物である。通常、皮脂腺は、スクワレン、トリグリセリド類、脂肪族ロウ、コレステロールロウ、場合によっては遊離のコレステロール(Stewart, 1992)を産出する。細菌リパーゼの作用は形成されたトリグリセリドの可変部分を遊離の脂肪酸に転換することである。
皮脂細胞(sebocyte)は、皮脂腺のコンピテント細胞を構成している。皮脂生成はこの細胞の末端分化プログラムに関連している。前記分化中、皮脂細胞の代謝活性は、本質的に脂質の生合成(脂質生成)、より厳密には脂肪酸の新合成(neosynthesis)を指向している。
よって、美的問題及び皮脂の過剰生成に関連した座瘡病巣の進行を防止可能な化粧品用組成物が必要とされている。前記問題を解決可能な多数の化粧品用組成物が、従来技術において提案されている。まず、このような組成物は、活性成分として:
・皮脂を吸収可能な、よって機械的効果より皮膚をマットにすることのできるパウダー;
・角質溶解効果により、角質栓の排除を促進させるアルファ又はベータ-ヒドロキシ酸;
・皮脂胞膨張を制御可能な収斂剤;
・皮膚の厚みを低減可能な剥離剤;及び
・生化学的メカニズムに作用する活性剤、特に皮脂生成に関与している酵素;
を含有している。
しかしながら、このような組成物の多くは、皮脂を吸収するのみであって、皮脂生成を制限するものではないため、該組成物の有効性は相対的である。
本発明は、遡及的に過度の脂質生成による結果を処置するというよりはむしろ、脂質生成を制御することにより、脂性肌における根本的な問題を処理する手段を提供することを目的としている。
皮脂調節特性を有し得る化合物の研究中、本発明者は、脂肪族のC9ジカルボン酸、アゼライン酸が、脂質生成をかなり阻害可能であることを実証した。
この化合物は、座瘡処置を意図した製薬用調製物、すなわちSKINOREN(登録商標)(SHERING研究所)において既に使用されている。
座瘡は、本質的に炎症によって特徴付けられる、毛嚢脂腺単位の疾患である。それは、特に顔及び上部背面領域に影響を与え、最も多くは思春期に表れる(Shalita, 1998)。座瘡は、一般的に(1)皮脂の生成増加(正常な状態に対して);(2)漏斗下部の過剰角質化(面皰);(3)共生叢の過剰増殖;及び(4)炎症に関与している。
食事を変えることから、内分泌系に作用する薬剤(特にプロゲステロン及びエストロゲン)を使用することまで、この疾患を処置する多くの方法が提案されている。
特に、局所適用するために、抗菌作用を有する化合物を使用することも提案されている。これに関し、Bladonらは、抗菌作用を有する2つの化合物、テトラサイクリンとアゼライン酸の有効性を比較し、尋常性座瘡の処置についての研究中に、臨床的座瘡を有する45人の男性被験者において、二重盲検試験として実施した。それらにより、20%のアゼライン酸を含有するゲルを局所適用することで、それぞれ224及び30の因子まで、皮膚のマイクロコッカス及びプロピオン酸菌種の数を低減させることができることが示された(Bladon, 1986)。同様の研究において、筆者は、生理学的座瘡を有する11人の別々のグループを使用し、皮脂排出におけるアゼライン酸の影響を測定したところ、20%のアゼライン酸を含有するゲルを局所適用しても、皮脂排出における有意な変化の原因にはならないことを示した。
それに続く研究において、Mayer−da−Silvaらは、SKINOREN(登録商標)において、座瘡を処置するために使用される用量では、アゼライン酸は、座瘡のある被験者も、座瘡には罹患していない脂漏性皮膚の被験者も、正常脂漏症の被験者においても、排出された皮脂の量又は組成のいずれも変化しないことを示した(Mayer-da-Silva, Gollnickら, 1989)。
欧州特許出願公開第0705602号には、皮膚の亜感染に対する活性剤として、α-ωアルカンジオン酸を使用することが記載されている。アゼライン酸は、ここで使用される薬剤として引用されている。
国際公開第98/20834号において、Tamarkinは、アゼライン酸には脂質生成を低減させる能力がないことを示し、該酸は、角質溶解効果があり、1mMのオーダーの濃度で使用される場合、ヒトのケラチノサイトの増殖を低減させることを記載している。
より一般的には、上述したある種の抗菌処理には、座瘡病巣の数及び強度を低減させるのに有効であることが証明されているが、座瘡に関連した皮脂の分泌過多を低減させることについてほとんど記録されていないことは、特に興味のあることである(Thiboutot, 2000)。
この理由により、座瘡の処置に効果的に使用される活性分子を、座瘡のない又は座瘡誘導される高脂漏症の脂性肌の処置に適用すると仮定することは、通常考えられていない。
以下の実験項に示されるように、本出願人は、驚くべきことに、また逆説的に、従来技術を考慮したところ、アゼライン酸は脂質生成をかなり阻害可能であることを示した。実際、1μM−すなわち約0.02x10−3%−のアゼライン酸を、ヒトの皮脂細胞の不死化培養モデルに添加すると、脂質分泌が7%低減した(実施例1)。化合物を皮膚科学的に適用する場合に使用される場合(角質溶解効果の開始を観察するために、国際公開第98/20834号において、Tamarkinによって使用されるよりも1000倍低い)よりも、かなり低いこの濃度で、より高い濃度で得られる結果とは非常に異なる結果を生じる可能性があり、ここでアゼライン酸の適用は、排出された皮脂の量や組成も変化させる原因ではない。
よって、第1の側面において、本発明は、少なくとも一のジカルボキシル脂肪酸又はその活性誘導体の一つを含有する、脂性肌の手入れのための化粧品用組成物に関する。
以下に記載するように、ジカルボキシル脂肪酸の濃度はモル濃度で表す。これらの濃度を容易にパーセンテージに転換するために、標準水溶液におけるアゼライン酸では、1M濃度で20%のアゼライン酸に相当することを記しておく。当業者であれば、使用されるジカルボキシル脂肪酸及び組成物の他の要素の関数として、この対応性を調節可能であることは明らかである。
有利には、本発明の化粧品用組成物は、脂性肌を手入れするための活性成分を、1nM〜1mMの範囲、好ましくは0.5mM未満、例えば1nM〜0.1mMの範囲、好ましくは0.01μM〜0.1mMの範囲、さらには0.01μM〜10μMの範囲の濃度で含有する。本発明の化粧品用組成物の活性は、好ましくは、処理される皮膚における皮脂の量を低減することにより明らかになる。
一般的に本発明において、ある化合物を脂性肌を手入れするために使用して、皮膚における皮脂の量が少なくとも10%、好ましくは少なくとも30%低下すれば、該化合物は脂性肌における脂質生成に活性があるとみなされ、該皮脂の量は、Courage&Khazaka(Cologne, Germany)から販売されているSM810型皮脂計(sebometer)を使用して測定される。
本発明の組成物において、ジカルボキシル脂肪酸の誘導体は、好ましくは糖エステル、アミド類又は脂肪アルコールエステルから選択され、特に角質溶解性の脂肪アルコールエステルは選択されない。特に、本発明で使用可能な脂肪アルコール類は、次の酸:オルト-、メタ-及びパラ-ヒドロキシ安息香酸、オルト-、メタ-及びパラ-ヒドロキシ安息香酸アルキル、オルト-、メタ-及びパラ-ジヒドロキシベンゼン、オルト-、メタ-及びパラ-ヒドロキシトルエン、及びその誘導体とは異なる。使用可能な好ましいアミン類は、アンモニア又は第1級もしくは第2級アミン類、例えばアミノ酸又はアミノ糖類である。本発明においては、任意の種類の糖を使用することができる。しかしながら、単糖類又は二糖類、並びにピラン酸ヘキソース類が好ましく使用される。本発明で使用される好ましい糖の非限定的例として、ラクトース、ソルビトール、マンニトール、エリトリトール、ケトース及びアルドース、例えばアラビノース又はグルコースを挙げることができる。好ましくは、化粧品用組成物に存在するジカルボキシル脂肪酸、又は誘導体のジカルボキシル脂肪酸部分は直鎖状で、8、9又は10の炭素原子を有する。
また本発明の化粧品用組成物は、複数の様々なジカルボキシル脂肪酸誘導体を含み得る。前記組成物において、前記誘導体のジカルボキシル脂肪酸部分は、好ましくは直鎖状で、8、9又は10の炭素原子を有する。
本発明の特定の化粧品用組成物は、例えば0.1μM〜10μMの範囲の濃度で、アゼライン酸を含有する。
ジカルボキシル脂肪酸及びそれらの誘導体から選択される複数の化合物を含有する本発明の化粧品用組成物において、前記成分のそれぞれは、純粋な分子、植物抽出物又は微生物抽出物である。明らかに、化合物は互いに独立して、純粋な形態、又は植物もしくは微生物抽出物の形態で、このような組成物に存在している。
本発明の特定の一実施例は、マラセチア・フルフル(Malassezia furfur)及び/又はピチロスポルム・オバーレ(Pityrosporum ovale)及び/又はピチロスポルム・オルビクラーレ(Pityrosporum orbiculare)の抽出物を含有する、上述した化粧品用組成物にある。
当該問題における抽出物は、当業者に公知の任意の方法を使用して得ることができる。微生物の培養後、当業者は、例えば濾過、凝固、及び/又は凍結乾燥、又は好ましくは遠心分離により、微生物を培養培地とを分離することができる。培養培地と微生物は、オートクレーブにかけ、凍結されてもよい。さらに、微生物は凍結乾燥されてもよい。抽出物は、当業者に公知の任意の技術を使用し、微生物又は培養培地から得ることができる。
本発明の変形例において、化粧品用活性成分を構成するジカルボキシル脂肪酸は、脂性肌に有益に作用、特に脂質生成を低減させるよう作用するものから選択される、種々の活性成分と結合していてもよい。
本発明の化粧品用組成物は、特に座瘡のない又は座瘡誘導される高脂漏症の脂性肌、又は脂性頭皮に、好ましくは局所的に適用される。
また本発明は、脂質生成低減活性を有する種々の化粧品用の活性成分を含有することを特徴とする、上述した組成物に関する。
本発明の局所投与用に調製された組成物は、化粧品的又は皮膚科学的に許容可能な媒体、すなわち皮膚、爪、粘膜、組織及び毛髪と融和性のある媒体を含有する。本発明の好ましい実施例において、組成物のpHは4〜7の範囲と、皮膚のpHに近いことが好ましい。ジカルボキシル脂肪酸誘導体又はその誘導体を含有する組成物は、好ましくは顔、首、毛髪、粘膜、及び爪、又は体の任意の他の皮膚領域に適用される。
本発明の化粧品用組成物は、化粧品及び皮膚科学の分野で通常使用されている任意のガレノス形態にすることができる。特に、水性アルコール性又は油性の溶液、ローション又は漿液型の分散液、無水又は油性ゲル、ミルク型で、水相に油相を分散させて得られる(O/W)又は逆(W/O)の液体又は半液体状のコンシステンシーのエマルション、又は三重エマルション(W/O/W又はO/W/O)、希薄な、半固体状又は固体状のクリーム型のコンシステンシーのエマルション又は懸濁液、ゲル、マイクロエマルション、又はマイクロカプセル、微小粒子、もしくはイオン性及び/又は非イオン性の小胞分散液の形態にすることができる。これらの組成物は通常の方法を使用して調製される。
高脂漏症に関連した疾患を処置するための本発明の組成物の好ましい、また特に適した形態は、水中油型エマルションである。より好ましくは、前記エマルションの油相は、皮脂に近い組成を有する、すなわちその成分は、皮脂の主要な構成成分(スクワレン、トリグリセリド類、脂肪族ロウ、コレステロールロウ、可能であれば遊離のコレステロール)、又は等価な構造体を有する構成成分であり、皮脂に存在するものと類似した割合で存在する。
表示したように、本発明で使用可能な皮脂の組成に類似した油相は、少なくとも12%〜18%のスクワレン、0〜10%のトリミリスチン、0〜10%のトリミリストレイン、0〜10%のトリパルミチン、0〜10%のトリパルミトレイン、0〜20%のトリオレイン、0〜10%のトリステアリン、0〜60%のグリセロール、0〜15%のオレイン酸、0〜10%のパルミチン酸、0〜15%のパルミトレイン酸、0〜10%のミリスチン酸、0〜10%のミリストレイン酸、5%〜20%のオレイン酸ミリスチル、5%〜10%のオレイン酸パルミチル、0.5%〜3%のパルミチン酸コレステリル、及び0〜5%のコレステロールからなる。
本発明で使用可能な皮脂の組成に類似した他の油相は、仏国特許出願公開第0114033号、英国特許出願公開第889688号、国際公開第02/26207号及び国際公開第02/11693号に開示されており、その調製物として、35%〜70%のマカダミア油、18%〜30%のホホバ油(ロウ)、5%〜15%のアボカド油、6%〜15%の非鹸化性オリブ油生成物、0.5%〜3%の遊離のコレステロール、0.5%〜1.5%のコレステロールオレアート、1%〜3%の大豆リン脂質、及び0.05%〜0.15%のブチルヒドロキシトルエンを含有しているものを挙げることができる。
油相の組成が皮脂の組成に類似していることの利点は、標的器官、すなわち皮脂腺における活性成分のより良好な有用性を可能とできることである。
また本発明の組成物は、アルコール性又は水性アルコール性溶液の形態、又はクリーム、ゲル、エマルション又はフォームの形態で使用することができる。それらは、頭皮に適用して使用することもできるし、適切であるならば、脂ぎった毛髪用のトリートメントシャンプーを構成することもできる。
本発明で使用される組成物の種々の成分の量は、考慮される分野で従来から使用されている量である。
このような組成物は、顔、手又は体を保護、トリートメント又は手入れするためのクリーム、手入れ又は保護するためのボディミルク、皮膚又は粘膜を手入れする又は皮膚を洗浄するためのローション、ゲル又はフォームを構成する。それらは、体の最も脂ぎる領域、特に顔、首及び背中のトリートメントに特に有利である。
また組成物は、石鹸又はクレンジングバーを構成する固体状調製物からなるものであってもよい。
また、知られている方法で、本発明の組成物は、化粧品及び皮膚科学の分野で通常のアジュバント、例えば親水性又は親油性のゲル化剤、親水性又は親油性の活性剤、防腐剤、酸化防止剤、溶媒、香料、フィラー、及び着色剤をさらに含有してもよい。これら種々のアジュバントの量は、考慮される分野において従来より使用されている量、例えば組成物の全重量に対して0.01%〜20%である。明らかに、当業者であれば、本発明の組成物に固有の有利な特性、特にジカルボキシル脂肪酸又はその誘導体の皮脂調節剤が、考えられる添加により変化しないか、又は実質的に変化しないように留意して、任意の添加剤又は添加剤類、及び/又はそれらの量を選択するであろう。
本発明において使用可能な油としては、鉱物性油(ワセリン油)、植物性油(シア油(shea oil)、スイートアルモンド油)、動物性油、合成油、シリコーン油(シクロメチコーン)及びフッ化油(ペルフルオロポリエーテル)を挙げることができる。また脂肪物質としては、脂肪アルコール、脂肪酸(ステアリン酸)、ロウ(パラフィン、カルナウバ、ミツロウ)を使用することもできる。
本発明において使用可能な乳化剤としては、ICI社から、それぞれトゥイーン(Tween)60及びスパン(Span)60として販売されている、ポリソルベート60及びステアリン酸ソルビタンを挙げることができる。共乳化剤、例えばウィトコ社(Witco)からエムコール(Emcol)249-3Kとして販売されているPPG-3ミリスチルエーテルを添加することもできる。
本発明で使用可能な溶媒としては、低級アルコール類、特にエタノール、イソプロパノール及びプロピレングリコールを挙げることができる。
親水性のゲル化剤としては、カルボキシビニルポリマー類(カーボマー:carbomer)、アクリルコポリマー類、例えばアクリラート/アクリル酸アルキルのコポリマー類、ポリアクリルアミド類、多糖類、例えばヒドロキシプロピルセルロース、天然ガム類(キサンタン)及びクレー類を挙げることができ;また、親油性のゲル化剤としては、変性クレー類、例えばベントーン類、脂肪酸の金属塩、例えばステアリン酸アルミニウム、疎水性シリカ、ポリエチレン類及びエチルセルロースを挙げることができる。
親水性の活性剤としては、タンパク質又はタンパク質の加水分解物、アミノ酸、ポリオール、尿素、アラントイン、糖類及び糖類誘導体、水溶性ビタミン類、デンプン、細菌又は植物、特にアロエ・ベラ(aloe vera)からの抽出物を使用することができる。
親油性の活性剤としては、トコフェロール(ビタミンE)とその誘導体、必須脂肪酸、セラミド類、精油を使用することができる。
光加齢に効果的に抗するために、UV-A及び/又はUV-B領域に活性があり、スルホン官能基を有していてもよく、親水性又は疎水性であってもよい一又は複数の補足的なサンスクリーン剤を、本発明の組成物に添加することができる。
サンスクリーン剤は有機遮蔽剤及び/又は無機遮蔽剤から好ましく選択される。
有機遮蔽剤としては、ケイ皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ショウノウ誘導体、トリアジン誘導体、ベンゾフェノン誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体、β,β-ジフェニルアクリラート誘導体、p-アミノ安息香酸誘導体、国際公開第93/04665号に記載されている重合性遮蔽剤及びシリコーン遮蔽剤、又は欧州特許公開第0487404号に記載されている有機遮蔽剤を挙げることができる。
挙げることのできる無機遮蔽剤は、被覆又は非被覆の金属酸化物の顔料又はナノ顔料(一次粒子の平均粒径:一般的に5nm〜10nm、好ましくは10nm〜50nm)、例えば、UV線を物理的にブロック(反射及び/又は散乱)することにより作用する、全てよく知られている光保護剤である、チタン(アモルファス、又はルチル及び/又はアナターゼ型の結晶)、鉄、亜鉛、ジルコニウム又はセリウムの酸化物のナノ顔料類である。また、アルミナ及び/又はステアリン酸アルミニウムは従来からのコーティング剤である。このような被覆又は非被覆の金属酸化物のナノ顔料類は、特に、欧州特許公開第0518772号及び欧州特許公開第0518773号に記載されている。
挙げることのできるUV-A及び/又はUV-Bに活性のある補足的なサンスクリーン剤の例は:
p-アミノ安息香酸;
オキシエチレン化(25モル)されたp-アミノベンゾアート;
2-エチルヘキシル-p-ジメチルアミノベンゾアート;
N-オキシプロピレン化されたp-アミノ安息香酸エチル;
グリセロール-p-アミノベンゾアート;
サリチル酸ホモメンチル;
サリチル酸2-エチルヘキシル;
サリチル酸トリエタノールアミン;
サリチル酸4-イソプロピルベンジル;
4-tert-ブチル-4'-メトキシ-ジベンゾイルメタン(ジボーダン・ルーレ社(GIVAUDAN ROURE)のパルソール(PALSOR)1789);
p-メトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル(ジボーダン・ルーレ社のパルソールMCX);
4-イソプロピル-ジベンゾイルメタン(メルク社(MERCK)のユーソレックス(EUSOLEX)8020);
アントラニル酸メンチル;
2-シアノ-3,3'-ジフェニルアクリル酸2-エチルヘキシル(BASF社のユビヌル(UVINUL)N359);
2-シアノ-3,3'-ジフェニルアクリル酸エチル;
2-フェニルベンゾイミダゾール-5-スルホン酸とその塩;
3-(4'-トリメチルアンモニウム)ベンジリデン-ボルナン-2-オン-メチルスルファート;
2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン(BASF社のユビヌルMS40);
2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホナート(BASF社のユビヌルMS40);
2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン(BASF社のユビヌル400);
2,2'-4,4'-テトラヒドロキシベンゾフェノン(BASF社のユビヌルD50);
2,2'-ジヒドロキシ-4,4'-ジメトキシベンゾフェノン(ノルクアイ社(NORQUAY)のヘリソーブ(HELISORB)II);
2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン;
2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4'-メチルベンゾフェノン;
α-(2-オキソボルン-3-イリジエン)-トリル-4-スルホン酸とその塩;
3-(4'-スルホ)ベンジリデン-ボルナン-2-オンとその塩;
3-(4'-メチルベンジリデン)-d,l-ショウノウ;
3-ベンジリデン-d,l-ショウノウ;
ベンゼン-1,4-ジ(3-メチリデン-10-ショウノウスルホン)酸とその塩(シメックス社(CHIMEX)のメギゾリル(MEXORYL)SX);
ウロカニン酸;
2,4,6-トリス[p-(2'-エチルヘキシル-1'-オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン;
2-[(p-(ターチオブチルアミド)アニリン]-4,6-ビス[(p-(2'-エチルヘキシル-1'-オキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン;
2,4-ビス{[4-2-エチルヘキシルオキシ]-2-ヒドロキシフェニル}-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン;
N-(2及び4)-[2-オキソボルン-3-イリデン)メチル)ベンジル]アクリルアミドのポリマー;
4,4-ビス-ベンゾイミダゾリル-フェニレン-3,3',5,5'-テトラスルホン酸とその塩;
2,2'-メチレン-ビス-[6-(2H-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノール];
マロナート官能基を有するポリオルガノシロキサン類;
である。
また本発明は、上述した組成物を使用する通常の技術を用い、該組成物を適用することによる美容処理方法に関する。例:クリーム、ゲル、漿液、ポマード、ローション、ミルクの、皮膚、頭皮、爪及び/又は粘膜への適用である。
少なくとも一のジカルボキシル脂肪酸又はその誘導体を含有する組成物を、皮膚、粘膜及び/又はケラチン繊維に適用することからなる座瘡病巣の予防及び/又は処置のための、脂性肌の美容処理方法は、本発明の主要部分を形成する。
本発明の美容処理により恩恵を受けるであろう特定のカテゴリーの被験者は、座瘡のない高脂漏性皮膚を有するカテゴリーの被験者である。上述したように、皮脂の分泌過多は、組織的に座瘡に関連していないが、それにもかかわらず、美的に好ましいものではなく、現在までに効果的な処置法はない。
全ての予想に対し、本発明者は、ジカルボキシル脂肪酸の濃度が1μM(例えば、約0.00002%)のオーダー、すなわち抗座瘡のための適用において、以前から使用されているものより低いと、皮脂細胞による皮脂生成をかなり低減できることが、以下の実施項において例示されている。
本発明の特定の美容方法は、インビトロで観察されている有効性を、アゼライン酸の濃度に相当するジカルボン酸の量にて皮脂細胞に提供可能な濃度における、ジカルボキシル脂肪酸(又はその活性誘導体の一つ)を含有する組成物を、皮膚、粘膜及び/又はケラチン繊維に適用することからなる座瘡病巣の予防及び/又処置のための、脂性肌の処理方法である。当業者であれば、活性化合物が皮脂細胞に適切にベクタリングされるように、組成物における関連した誘導体及び割形剤の関数として、この濃度を選択することは明らかである。
表示したように、本発明の美容方法に使用される組成物は、0.1μM〜10μMの範囲の濃度でアゼライン酸を含有し得る。
より一般的には、座瘡のない高脂漏性皮膚を有する被験者における皮脂分泌を調節する特定の方法において、使用される組成物は、500mM以下、好ましくは50mM以下、より好ましくは5mM以下、さらには0.5mM以下の濃度のジカルボキシル脂肪酸(又はその活性誘導体の一つ)を含有するであろう。
また本発明は、1nM〜50mM、好ましくは5mM以下、さらに好ましくは0.5mM以下の範囲の濃度で組成物に存在する、少なくとも一のジカルボキシル脂肪酸又はその誘導体の一つを含有する組成物を、皮膚、粘膜及び/又はケラチン繊維に適用することからなる、座瘡のない被験者における高脂漏症を調節するための美容方法に関する。
特に本発明は、脂性肌を処置するための皮脂調節組成物を調製するための、アゼライン酸の使用に関する。また本発明は、高脂漏症に関連した疾患を直す組成物を調製するための、アゼライン酸の使用に関する。
上述した本発明の特徴は、次の実施例により、さらに明らかになるであろう。
実施例1:脂質生成の低減度合い
開発されたテストは、処置2日後、不死化ヒト系皮脂細胞生成される(活性剤の存在下又は不在下において)脂質量を測定することからなる。RED NILE染料により発光する蛍光を2つの異なる波長で測定し、皮脂に特徴的な天然脂質量を定量した。
Figure 2006515020
糖質コルチコイド類は、座瘡のない被験者において、皮脂生成を低減することが知られている(Leveque, J Lら(1991))。よって、コルチゾールは参照として選択され、一方培養培地単独は、対照体として選択した(補足の割形剤をコルチゾール又はアゼライン酸のいずれにも添加せず、これら後者をテスト条件下で培養培地に溶解させた)。これらの実験により、アゼライン酸は1μMの濃度で、皮脂生成を阻害することが示された。その活性は製薬的参照体と比較して中程度であった。それにもかかわらず、繰り返し適用する必要がある場合は、適切な調製物において、有意な美容作用を有すべきである。
実施例2:耐容性
アゼライン酸の耐容性を、SZ 95皮脂細胞を使用し、生成物の細胞毒性を測定することにより測定した(Zouboulis, Seltmannら, 1999)。テスト条件は実施例1で付与されたものと同様にした。細胞毒性を、培養培地におけるLDHの生成により測定した。
Figure 2006515020
上述した表2に示すことができるように、アゼライン酸は実験条件下において、皮脂細胞の生存性を改善する。よって、その皮脂調節活性は細胞毒性の原因ではなかった。
参照
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Leveque J L, C Pierard-Franchimontら,(1991)。「2つの異なる方法により評価されるヒトの皮脂生成における局所用コルチコステロイド類の効果(Effect of topical corticosteroids on human sebum production assessed by two different methods)」 Arch Dermatol Res 283(6):372-6。
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Claims (15)

  1. 0.5mM未満、好ましくは1nM〜0.1mMの範囲、さらに好ましくは0.01μM〜10μMの範囲の濃度で、少なくとも一のジカルボキシル脂肪酸又はその活性誘導体の一つを含有することを特徴とする、脂性肌を手入れするための化粧品用組成物。
  2. ジカルボキシル脂肪酸が、脂肪アルコールエステル、糖エステル及びアミド類から選択される、請求項1に記載の化粧品用組成物。
  3. ジカルボキシル脂肪酸、又は誘導体のジカルボキシル脂肪酸部分が直鎖状で、8、9又は10の炭素原子を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の化粧品用組成物。
  4. ジカルボキシル脂肪酸部分が直鎖状で、8、9又は10の炭素原子を有する、複数のジカルボキシル脂肪酸誘導体を含有している、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の化粧品用組成物。
  5. 0.1μM〜10μMの範囲の濃度でアゼライン酸を含有している、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の化粧品用組成物。
  6. それぞれのジカルボキシル脂肪酸又はジカルボキシル脂肪酸誘導体が、純粋な分子、植物抽出物又は微生物抽出物である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化粧品用組成物。
  7. マラセチア・フルフル及び/又はピチロスポルム・オバーレ及び/又はピチロスポルム・オルビクラーレの抽出物を含有する、請求項6に記載の化粧品用組成物。
  8. 局所的に適用されることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の化粧品用組成物。
  9. 高脂漏症、座瘡のない又は座瘡誘導される脂性肌、又は脂性頭皮を手入れするためのものである、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の化粧品用組成物。
  10. 脂質生成低減活性を有する種々の化粧品用の活性成分を含有していることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の化粧品用組成物。
  11. 水中油型エマルションにより構成され、油相の組成が皮脂に近いものであることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の化粧品用組成物。
  12. 少なくとも一のジカルボキシル脂肪酸又はその誘導体の一つを含有する組成物を、皮膚、粘膜及び/又はケラチン繊維に適用することからなる、座瘡病巣の予防及び/又は脂性肌の処置のための美容方法。
  13. 0.1μM〜10μMの範囲の濃度でアゼライン酸を含有する組成物を、皮膚、粘膜及び/又はケラチン繊維に適用することからなる、座瘡病巣の予防及び/又は脂性肌の処置のための美容方法。
  14. 脂性肌を手入れするための、皮脂調節化粧品用組成物を調製するための、アゼライン酸の使用。
  15. 高脂漏症に関連した疾患を治すことを意図した組成物を調製するための、請求項14に記載の使用。
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