JP2006514214A - 内燃機関用の燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

本発明は、内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁座(18)が形成されていて、該弁座(18)から少なくとも1つの噴射開口(20)が延びており、弁ニードル(8)が設けられていて、該弁ニードル(8)が、この弁ニードル(8)に形成された弁シール面(35)で、弁座(18)と共働し、これによって少なくとも1つの噴射開口(20)を閉鎖するようになっており、弁シール面(35)に第1のシール縁(26)と第2のシール縁(28)とが形成されていて、第1のシール縁(26)が弁ニードル(8)の閉鎖位置において少なくとも1つの噴射開口(20)の上流側でシール作用をもって弁座(18)に接触し、第2のシール縁(28)が少なくとも1つの噴射開口(20)の下流側でシール作用をもって弁座(18)に接触する形式のものに関する。このような形式の燃料噴射弁において本発明の構成では、弁ニードル(8)が弁座(18)に向けられた端面に切欠き(37)を有していて、これにより弁座(18)との弁ニードル(8)の接触によって内方に向かって弾性変形又は塑性変形可能なシールリップ(40)が形成されていて、該シールリップ(40)に第2のシール縁(28)が形成されている。

Description

本発明は、例えばドイツ連邦共和国特許公開第10315821号明細書に基づいて公知の、内燃機関用の燃料噴射弁に関する。
この公知の燃料噴射弁は、弁座を有していて、この弁座からは少なくとも1つの噴射開口が延びている。燃料噴射弁内にはピストン状の弁ニードルが配置されていて、この弁ニードルは弁外側ニードルとして形成されている。弁ニードルは弁シール面を有していて、弁ニードルはその長手方向運動によって弁シール面で弁座と共働し、これによって噴射開口を開閉して、燃焼室への燃料噴射を制御することができる。弁シール面には2つのシール縁が形成されていて、そのうちの第1のシール縁は、弁座との弁ニードルの接触時に少なくとも1つの噴射開口の上流側で弁座に接触し、第2のシール縁は少なくとも1つの噴射開口の下流側で弁座に接触する。そしてこれによって、噴射開口を、燃料噴射弁内における残りの燃料に対して完全にシールするようになっている。
しかしながらこの公知の燃料噴射弁では次のような問題が生じた。すなわち公知の燃料噴射弁では、両シール縁において確実なシール作用を達成するために、シール縁は次のように配置されている。つまり弁シール面への弁ニードルの運動時にまず初めに第2のシール縁が弁座に接触し、かなり高い閉鎖力時に初めて、かつ弁ニードルの弁座側端部における相応な弾性変形の後で初めて、第1のシール縁が弁座に接触するようになっている。そのために加えられねばならない力は、かなり大きい。すなわち半径方向内側に向かっての弁ニードルの変形は、弁ニードル全体の据込み(Stauchung)によってしか行うことができず、これは大きな力を必要とする。弁ニードルに対する閉鎖力は、コモンレールの使用時に通常常に弁ニードルに作用する液圧の他に、さらにシールを生ぜしめる力をも加えなくてはならず、これによって有効開放圧は低くなる。特に、弁ニードルの疲労又は塑性変形によって、弁ニードルのシールのために必要な力が耐用寿命の経過において変化するような場合には、開放力、ひいては開放圧も変化していまい、その結果燃料噴射弁の噴射特性においても変化が生じてしまう。
発明の利点
請求項1の特徴部に記載されているように構成された本発明による燃料噴射弁には、公知のものに比べて次のような利点がある。すなわち本発明による燃料噴射弁では、噴射開口の上流側と下流側とにおけるシールが弁ニードルによって達成され、この場合シールを達成するためには、発生する閉鎖力に比べて小さな力しか必要としない。そのために本発明による弁ニードルは、弁座側端面に切欠きを有していて、これにより内方に向かって弾性変形又は塑性変形可能なシールリップが形成されていて、該シールリップに第2のシール縁が形成されている。
本発明のように切欠きを設けることによって、弁ニードルが中空ニードルとして形成されている場合には、弁ニードルの壁厚を著しく減じることなく、シールリップは容易に変形可能となる。これによって弁ニードルの安定性を維持しながら、同時に噴射開口の良好なシールを達成することができる。また同様に、シールリップを形成する切欠きは、長手方向孔を有していない弁ニードルにおいても有利に用いることができる。この場合、本発明の構成によって可能になった、噴射開口の上流側と下流側とにおけるシールによって、噴射休止中に噴射開口を介して燃焼室と接続されている燃料を満たされた容積室を、さらに減じることができる。そしてこれにより、内燃機関の炭化水素エミッションは著しく低減される。
請求項1に記載された燃料噴射弁の別の有利な構成は、請求項2以下に記載されている。
弁ニードルが相応な長手方向孔を備えた中空ニードルとして形成されている場合には、切欠きは、長手方向孔の弁座側端部における半径方向の拡大部によって形成されていると、有利である。有利には特に、切欠きは斜めの面取り部として形成されており、このように構成されていると、切欠きは円錐台の形を有している。これは簡単に製造することができ、第2のシール縁は精密にいわば尾根のように形成され、この場合第2のシール縁は同時に弁ニードルの弁座側端部を形成している。弁ニードルに対する要求及び弁ニードルの安定性に対する要求に応じて、切欠きの他の形状が有利なこともある。決定的なことは、第2のシール縁が形成されている弁ニードルの燃焼室側端部が薄くもしくは弱く成っていることであり、これによって、小さな力が加えられるだけで内方に向かってばね弾性的に曲がるほど柔軟ななシールリップが形成される。
弁ニードルが中実に形成されていて、長手方向孔を有していない場合にも、切欠きを断面図で見て同様に構成することができる。この場合においても弾性的なシールリップは、噴射開口に対する相応なシール作用を得るために役立つ。
シールリップを断面図で見て三角形に形成すると、特に有利である。このように構成されていると、外縁には、極めて精密に製造することができる第2のシール縁が自動的に生ぜしめられる。
次に図面を参照しながら、従来技術と本発明による燃料噴射弁の様々な実施例とを説明する。
図1は、互いに入れ子式に案内される2つの弁ニードルを備えた本発明による燃料噴射弁を示す縦断面図であり、
図2は、図1のIIで示された区分を拡大して示す図であり、
図3は、図2のIIIで示された区分を拡大して示す図であって、図2及び図3の構成は従来技術を示す図であり、
図4は、図2に対応する図であって、本発明の第1実施例を示す図であり、
図5は、図4のVで示された区分を拡大して示す図であり、
図5a、図5b、図5c、図5d、図5e及び図5fは、それぞれ図5に相当する図であって、本発明の別の実施例を示す図であり、
図6は、従来技術に基づいて公知の燃料噴射弁を示す縦断面図であって、ただ1つの弁ニードルが設けられている構成を示す図であり、
図7は、図6のVIIで示された区分を拡大して示す図であり、
図8は、図7に相当する図であって、本発明の別の実施例を示す図であり、
図9は、図8のIXで示された区分を拡大して示す図である。
実施例の記載
図1には、本発明による燃料噴射弁が縦断面図で示されている。弁体1には孔5が形成されており、この孔5は燃焼室側の端部において、ほぼ円錐形の弁座18によって画成される。弁体1は緊締ナット3を用いて、図示されていない保持体に対して押し付けられる。弁座18からは噴射開口20と内側の噴射開口22とが延びており、これらの噴射開口は燃料噴射弁の取付け位置において内燃機関の燃焼室に開口している。孔5内には弁ニードル8が配置されており、この弁ニードル8は弁座とは反対側の領域において、孔5内で案内される。弁ニードル8は案内される区分を起点として、受圧肩部12を形成しながら弁座18に向かって先細になっていて、燃焼室側の端部で、同様にほぼ円錐形の弁シール面35に移行しており、この弁シール面35で弁ニードル8は弁座18と共働する。弁ニードル8と孔5の壁との間には、圧力室14が形成されており、この圧力室14は受圧肩部12の高さにおいて半径方向で拡大されている。圧力室14の半径方向の拡大部には、弁体1内を延びている供給通路16が開口しており、この供給通路16を介して圧力室14には、高圧下の燃料が充填可能である。
弁ニードル8には長手方向孔11が形成されており、この長手方向孔11内には内側ニードル10が長手方向摺動可能に配置されている。内側ニードル10はその弁座側の端部に、内側の弁シール面42を有しており、この弁シール面42で同様に弁座18と共働する。弁ニードル8及び内側ニードル10は弁座18と次のように、すなわち弁座18における弁ニードル8の接触時に圧力室14が噴射開口20,22に対してシールされるように、共働する。弁ニードル8が、受圧肩部12に対する液圧力によって駆動されて、閉鎖力に抗して、弁座18から上昇すると、燃料が圧力室14から弁シール面35と弁座18との間を通って噴射開口20に流れ、そしてこの噴射開口20を通って燃焼室に噴射される。内側ニードル10はこの過程において少なくともまず初めはその閉鎖位置に留まり、この閉鎖位置において内側ニードル10は同様に閉鎖力によって保持される。弁座18からの弁ニードル8の上昇後に、今や内側ニードル10もまた燃料圧によって負荷され、その結果内側ニードル10における相応な受圧面によって、閉鎖力とは逆向きの開放力が生ぜしめられる。閉鎖力の制御に応じて内側ニードル10は、今や同様に弁座18から上昇し、内側の噴射開口22を開放するか、又は相応に高い閉鎖力によってその閉鎖位置に留まる。このようにして、すべての噴射開口20,22を通して、又は一部の噴射開口20を通して燃料を燃焼室に噴射することができる。閉鎖力を上昇させることによって又は圧力室14への燃料供給を絞ることによって、噴射は終了させられ、弁ニードル8及び内側ニードル10は長手方向で、それぞれの閉鎖位置へと戻り摺動して弁座18に接触する。
図2には、図1においてIIで示された弁座の領域における区分が拡大して示されており、ここに示された構成は、公知の従来技術に相当している。弁ニードル8はその弁シール面35で噴射開口20を覆っている。この場合シールは、圧力室14に対してと、内側ニードル10と弁ニードル8との間に存在している中間室とに対して行われることが望まれている。さもないと、高い炭化水素エミッションの発生することがあり、このような炭化水素エミッションは、中間室から噴射休止中に噴射開口20を通して燃焼室に侵入する燃料によって生ぜしめられる。このような不都合を回避するために、弁シール面35に第1のシール縁26と第2のシール縁28とを設けることが、従来技術に基づいて公知である。そのために弁シール面35は、第1の円錐面30と第2の円錐面31と第3の円錐面32と第4の円錐面33とに分割されており、第1のシール縁26は、第2の円錐面31への第1の円錐面30の移行部に形成されていて、第2のシール縁28は、第4の円錐面33への第3の円錐面32の移行部に形成されている。図3には、図2にIIIで示された区分がさらに拡大して示されている。両シール縁26,28におけるシールを達成するため及び両領域において十分な面圧着(Flaechenpressung)を保証するために、第2のシール縁28を次のように、すなわち弁座18への弁ニードル8の運動時に第2のシール縁28がまず初めに弁座18に載着するように形成することが、公知である。弁ニードル8を弁座18に押し付ける閉鎖力によって、弁ニードル8の弁座側端部が変形方向内側に向かって弾性変形した後で初めて、第1のシール縁26もまた弁座18に接触する。そのためにはしかしながら、弁ニードル8の幅が第2のシール縁の領域において約0.15mmしかないにもかかわらず、大きな力が必要になる。
このような欠点を排除するために、本発明による燃料噴射弁は例えば図4に示したように構成されている。図4においても、図1〜図3におけると同じ部材には同一符号が用いられているので、同一部材についての説明は省く。弁ニードル8の燃焼室側端部には切欠き37が形成されており、この切欠き37は図示の実施例では、長手方向孔11の半径方向の拡大によって形成される。図5には、切欠き37の領域が拡大して示されている。この切欠き37は円錐台の形をしていて、シールリップ40が形成されるように、構成されており、そしてこのシールリップ40には第2のシール縁28が形成されている。断面図で見てシールリップ40は、ほぼ三角形をしており、これによって第2のシール縁28を形成する外縁においてはフレキシブルであり、僅かな力によって半径方向内側に向かって変形することができるようになっている。つまりシール縁26,28が、図2及び図3の既に公知の実施例におけると同様に配置されている場合には、弁ニードル8の閉鎖運動時にまず初めに第2のシール縁28が弁座18に接触する。切欠き37によって形成されたシールリップ40は、僅かな軸方向力によって直ぐに半径方向内側に向かって押圧され、そして第1のシール縁26が弁座18に載着して噴射開口20をシールすることを、可能にする。この場合リング溝24の領域における弁ニードル8の壁厚はほとんど薄くなっていないので、弁ニードル8は依然として事実上同じ安定性を有している。また第4の円錐面33は切欠き37の形成によって省かれている。
以下に述べる図5a〜図5fに示された別の実施例の記載においては、図5の実施例との相違についてしか触れず、変わらない部分については説明を省く。図5aにおいて切欠き37は相変わらず円錐台の形をしているが、しかしながらこの場合、弁ニードル8の弁座側端部にはリング面44が形成されるように、構成されている。第2のシール縁28は、このリング面44の外縁に形成されており、これによって弁ニードル8の先端は幾分安定的になるが、しかしながらフレキシビリティは幾分小さくなる。図5bに示された実施例では、リング面44は幾分傾けられて形成されているので、第2のシール縁28はもはや弁ニードル8の弁座側端部を形成していない。しかしながらまたこの実施例においても切欠き37によって、この領域において十分なフレキシビリティを確実に得ることができる。
図5cに示された別の実施例では、切欠き37は再び、リング面44が形成されるように構成されている。この場合リング面44は2つの円錐面によって形成されているのではなく、丸みを付けられた経過を有している。このように構成されていると、リング溝24の構成に応じてシールリップ40の幾分大きなフレキシビリティが生ぜしめられる。
図5dに示された別の実施例では、切欠き37はもはや円錐台形ではなく、ベル形に形成されているので、シールリップ40はさらに薄く、ひいてはさらに大きなフレキシビリティをもって形成される。この実施例においてもリング溝24は2つの円錐面によって形成される。
図5eに示された実施例では、リング溝24において第2の円錐面31と第3の円錐面32との間に、段部34が形成されている。これによってシールリップ40を、所望のように薄くかつ弱くすることができ、そしてフレキシビリティをさらに高めることができる。さらにまた、図5fに示されているように、円錐面31,32と段部34との間における縁状の鋭い移行部の代わりに、段部34と第3の円錐面32とを丸く面取りすることも可能であり、このように構成すると、この領域における切欠き応力が減じられる。
図6には、従来技術に基づいて公知の燃料噴射弁が示されている。図6に示された燃料噴射弁の構造はほとんど図1に示された燃料噴射弁の構造に相当しているので、同一部材は同一符号で示されている。また部材が、上に述べた実施例における部材と同じ場合には、説明を省く。図6の燃料噴射弁では、弁ニードル8は長手方向孔を有していないので、内側ニードルは存在しない。弁ニードル8は公知の形式で、長手方向において運動することによって、圧力室14から噴射開口20への燃料流を制御する。図7には、図6の弁座18の領域が拡大して示されている。弁シール面35は第1の円錐面30と第2の円錐面31とを有しており、両円錐面30,31の開放角は次のように、すなわち両円錐面30,31の間に第1のシール縁26′が形成され、この第1のシール縁26′と弁座18との間において圧力室14に対する噴射開口20のシールが達成されるように、形成されている。円錐形の弁座18は弁体1の燃焼室側端部に向かって鋭角的に終わっているのではなく、ほぼ半球の形を有する残留容積室46に開口している。この残留容積室46は、弁座18の製造時における工具の逃げとしても働く。この残留容積室46は、燃料噴射弁の閉鎖時に噴射開口20を介して燃焼室と接続されたままであり、これは、内燃機関の炭化水素エミッションに対して不都合な影響を及ぼす。このような残留容積室46を減じるために、本発明による弁ニードル8は図8の本発明による実施例におけるように形成されている。図8の実施例では、弁座側の端部に円錐台形の切欠き37が形成されていて、これによりシールリップ40が形成されている。このシールリップ40は噴射開口20を残留容積室46に対してシールしており、これによって相変わらず噴射開口20と接続されていて燃料を満たされている容積は、リング溝24の容積に制限される。
切欠き37はこの場合でも種々様々な形状を、例えば図5aに示されているように、ベル形をしていても、又は半球の形をしていてもよい。同様に、図5a〜図5fに示されたリング溝24のすべての形状をこの実施例においても使用することができる。
弁ニードル8の閉鎖過程時におけるシールリップ40の純然たる弾性変形の他に、シールリップ40は塑性変形できるようになっていてもよい。新しい燃料噴射弁の第1の閉鎖過程時に、シールリップ40は、両シール縁26,28が弁座18に接触するように変形される。このようにすると、シールリップ40を内方に向かって変形させるために必要であった小さな力をも省くことができる。また、シールリップ40の塑性・弾性的な変形をも行うことが可能であり、つまり第1の閉鎖過程時に、第1のシール縁26を弁シール面18に接触させるのに必要である全変形の一部が、塑性的に行われるようにすると、これによって、シールリップ40の弾性変形のために必要な力がさらに減じられる。
互いに入れ子式に案内される2つの弁ニードルを備えた本発明による燃料噴射弁を示す縦断面図である。 図1のIIで示された区分を拡大して示す図である。 図2のIIIで示された区分を拡大して示す図であって、図2及び図3の構成は従来技術を示す図である。 図2に対応する図であって、本発明の第1実施例を示す図である。 図4のVで示された区分を拡大して示す図である。 図5に相当する図であって、本発明の別の実施例を示す図である。 図5に相当する図であって、本発明の別の実施例を示す図である。 図5に相当する図であって、本発明の別の実施例を示す図である。 図5に相当する図であって、本発明の別の実施例を示す図である。 図5に相当する図であって、本発明の別の実施例を示す図である。 図5に相当する図であって、本発明の別の実施例を示す図である。 従来技術に基づいて公知の燃料噴射弁を示す縦断面図であって、ただ1つの弁ニードルが設けられている構成を示す図である。 図6のVIIで示された区分を拡大して示す図である。 図7に相当する図であって、本発明の別の実施例を示す図である。 図8のIXで示された区分を拡大して示す図である。

Claims (17)

  1. 内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁座(18)が形成されていて、該弁座(18)から少なくとも1つの噴射開口(20)が延びており、弁ニードル(8)が設けられていて、該弁ニードル(8)が、この弁ニードル(8)に形成された弁シール面(35)で、弁座(18)と共働し、これによって少なくとも1つの噴射開口(20)を閉鎖するようになっており、弁シール面(35)に第1のシール縁(26)と第2のシール縁(28)とが形成されていて、第1のシール縁(26)が弁ニードル(8)の閉鎖位置において少なくとも1つの噴射開口(20)の上流側でシール作用をもって弁座(18)に接触し、第2のシール縁(28)が少なくとも1つの噴射開口(20)の下流側でシール作用をもって弁座(18)に接触する形式のものにおいて、弁ニードル(8)が弁座(18)に向けられた端面に切欠き(37)を有していて、これにより弁座(18)との弁ニードル(8)の接触によって内方に向かって弾性変形又は塑性変形可能なシールリップ(40)が形成されていて、該シールリップ(40)に第2のシール縁(28)が形成されていることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射弁。
  2. 弁ニードル(8)が長手方向孔(11)を有していて、切欠き(37)が長手方向孔(11)の弁座側端部において、半径方向の拡大部として形成されている、請求項1記載の燃料噴射弁。
  3. 切欠き(37)が円錐台の形で形成されている、請求項2記載の燃料噴射弁。
  4. 切欠き(37)がベルの形をしている、請求項2記載の燃料噴射弁。
  5. 切欠き(37)が半球の形をしている、請求項2記載の燃料噴射弁。
  6. 第2のシール縁(28)が弁ニードル(8)の弁座側端部に形成されている、請求項1記載の燃料噴射弁。
  7. 弁ニードル(8)が弁座側端部にリング面(44)を有している、請求項6記載の燃料噴射弁。
  8. 切欠き(37)が円錐台の形に形成されている、請求項1記載の燃料噴射弁。
  9. 切欠き(37)がベルの形をしている、請求項1記載の燃料噴射弁。
  10. 切欠き(37)が半球の形をしている、請求項1記載の燃料噴射弁。
  11. シールリップ(40)が断面図で見てほぼ三角形をしている、請求項1又は2記載の燃料噴射弁。
  12. 第1のシール縁(26)と第2のシール縁(28)との間にリング溝(24)が延びている、請求項1又は2記載の燃料噴射弁。
  13. リング溝(24)が2つの円錐面(31;32)によって形成されている、請求項12記載の燃料噴射弁。
  14. 両円錐面(31;32)の間に段部(34)が形成されている、請求項13記載の燃料噴射弁。
  15. 弁座(18)がほぼ円錐形に形成されている、請求項1から14までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
  16. 弁シール面(35)がほぼ円錐形に形成されている、請求項1から15までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
  17. 弁ニードル(8)が弁座(18)への運動時にまず初めに第2のシール縁(28)で弁座(18)に接触し、シールリップ(40)の弾性変形又は塑性変形後に初めて、第1のシール縁(26)が弁座(18)に接触する、請求項1から16までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
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