JP2008523318A - 内燃機関用の燃料噴射弁 - Google Patents
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Abstract
本発明は、内燃機関用の燃料噴射弁(1)であって、弁体(2)の孔(3)内において軸方向シフト可能な弁部材(4)が設けられており、該弁部材(4)が燃焼室側の端部に、弁体(2)の弁座面(7)と共働する弁シール面(6)を有しており、弁座面(7)の下流側に、燃料供給される内燃機関の燃焼室内に開放する少なくとも1つの噴射開口(8)が設けられており、弁部材(4)を案内する案内区分が、軸方向で見て、燃料高圧管路に接続されたリング間隙(9)と弁座面(7)に開口するリング室(10)との間に設けられており、リング間隙(9)とリング室(10)とを互いに持続的に接続する第1の絞り接続部が設けられており、さらに、弁部材(4)の所定の開放行程(h)の後でリング間隙(9)とリング室(10)とを互いに接続する第2の絞り接続部が設けられていて、該第2の絞り接続部が、第1の絞り接続部よりも小さな絞り抵抗を有している形式のものに関する。このような形式の燃料噴射弁において本発明の構成では、案内区分が、孔(3)内において弁体(2)の燃焼室側の端部にシフト不能に配置されたガイドスリーブ(5)によって形成されている。
Description
従来技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載の形式の燃料噴射弁に関する。すなわち本発明は、内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁体の孔内において軸方向シフト可能な弁部材が設けられており、該弁部材が燃焼室側の端部に、弁体の弁座面と共働する弁シール面を有しており、弁座面の下流側に、燃料供給される内燃機関の燃焼室内に開放する少なくとも1つの噴射開口が設けられており、弁部材を案内する案内区分が、軸方向で見て、燃料高圧管路に接続されたリング間隙と弁座面に開口するリング室との間に設けられており、リング間隙とリング室とを互いに持続的に接続する第1の絞り接続部が設けられており、さらに、弁部材の所定の開放行程の後でリング間隙とリング室とを互いに接続する第2の絞り接続部が設けられていて、該第2の絞り接続部が、第1の絞り接続部よりも小さな絞り抵抗を有している形式のものに関する。
本発明は、請求項1の上位概念部に記載の形式の燃料噴射弁に関する。すなわち本発明は、内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁体の孔内において軸方向シフト可能な弁部材が設けられており、該弁部材が燃焼室側の端部に、弁体の弁座面と共働する弁シール面を有しており、弁座面の下流側に、燃料供給される内燃機関の燃焼室内に開放する少なくとも1つの噴射開口が設けられており、弁部材を案内する案内区分が、軸方向で見て、燃料高圧管路に接続されたリング間隙と弁座面に開口するリング室との間に設けられており、リング間隙とリング室とを互いに持続的に接続する第1の絞り接続部が設けられており、さらに、弁部材の所定の開放行程の後でリング間隙とリング室とを互いに接続する第2の絞り接続部が設けられていて、該第2の絞り接続部が、第1の絞り接続部よりも小さな絞り抵抗を有している形式のものに関する。
このような燃料噴射弁は例えばUS4987887に基づいて公知である。
特にユーロ-V-規格に関連してエミッションを減じるために、燃料噴射弁の噴射パターンを、最適な燃焼を得るためにノズルニードルに関連して、形成することが公知である。そのために噴射時に燃料の案内絞りが行われ、そのためには特に、互いに平行にもしくは並列に配置されていて異なった絞り抵抗を有する2つの絞り接続部を使用することができる。第1の絞り接続部はリング間隙を持続的に、弁座面に開口するリング室と接続しており、第2の絞り接続部は所定の開放行程の後で接続される。
発明の利点
請求項1の特徴部に記載された本発明による内燃機関用の燃料噴射弁、すなわち案内区分が、孔内において弁体の燃焼室側の端部に配置されたガイドスリーブによって形成されていることを特徴とする内燃機関用の燃料噴射弁は、公知のものに比べて、案内絞りを、案内区分をガイドスリーブとして形成することによって、特に簡単に行うことができるという利点を有している。弁部材の行程が所定の開放行程を超えない限りは、ガイドスリーブによって、第2の絞り接続部は完全に又はほぼ完全に閉鎖される。これによって弁座面における圧力は、第1の絞り接続部の前におけるレール圧に比べて低下され、そして、レール圧が液圧的な開放力を形成するために弁部材に対して作用する、液圧的に有効な面もしくは面積は減じられる。このような面積の減少は、所定の開放行程が得られる前において、弁部材の開放速度の低下を生ぜしめる。所定の開放行程が上回られると、第2の絞り接続部が接続され、そしてレール圧は弁座面にまで存在することになる。液圧的に有効な面及び噴射開口における圧力は、公知のコモンレールノズルにおけるように、形成される。付加的に場合によっては、弁部材の汎用の案内を省くことが可能である。
請求項1の特徴部に記載された本発明による内燃機関用の燃料噴射弁、すなわち案内区分が、孔内において弁体の燃焼室側の端部に配置されたガイドスリーブによって形成されていることを特徴とする内燃機関用の燃料噴射弁は、公知のものに比べて、案内絞りを、案内区分をガイドスリーブとして形成することによって、特に簡単に行うことができるという利点を有している。弁部材の行程が所定の開放行程を超えない限りは、ガイドスリーブによって、第2の絞り接続部は完全に又はほぼ完全に閉鎖される。これによって弁座面における圧力は、第1の絞り接続部の前におけるレール圧に比べて低下され、そして、レール圧が液圧的な開放力を形成するために弁部材に対して作用する、液圧的に有効な面もしくは面積は減じられる。このような面積の減少は、所定の開放行程が得られる前において、弁部材の開放速度の低下を生ぜしめる。所定の開放行程が上回られると、第2の絞り接続部が接続され、そしてレール圧は弁座面にまで存在することになる。液圧的に有効な面及び噴射開口における圧力は、公知のコモンレールノズルにおけるように、形成される。付加的に場合によっては、弁部材の汎用の案内を省くことが可能である。
大きな絞り抵抗を有する第1の絞り接続部は、ガイドスリーブと弁部材との間におけるリング状の間隙によって、弁部材の面研磨部によって、又は、ガイドスリーブ又は弁部材における絞り孔によって、形成されることができる。第2の絞り接続部は、弁部材の別の面研磨部によって、又は、弁部材又はガイドスリーブにおける絞り孔によって形成することができる。ガイドスリーブと弁部材との間におけるばねによって、弁体におけるガイドスリーブの確実な接触を保証することができる。
本発明のさらなる利点は以下の説明及び図面から明らかになる。また、上に述べた特徴及び以下に述べる特徴は、個々においても又は複数を任意に組み合わせても使用することができる。なお付言すれば、本発明は、明細書に記載された実施形態に限定されるものではなく、本発明の枠内において種々様々な実施形態が可能である。
図面
次に図面を参照しながら、本発明による燃料噴射弁の実施例を説明する。
次に図面を参照しながら、本発明による燃料噴射弁の実施例を説明する。
図1は、案内区分としてガイドスリーブを備えた本発明による燃料噴射弁の第1実施形態を示す図であり、
図2は、絞り接続部として弁部材の2つの面研磨部を備えた、図1の燃料噴射弁の燃焼室側の端部を示す図であり、
図3は、第2の絞り接続部として弁部材における絞り孔を備えた、本発明による燃料噴射弁の第2実施形態の燃焼室側の端部を示す図であり、
図4は、第1の絞り接続部として弁部材における絞り孔を備えた、本発明による燃料噴射弁の第3実施形態の燃焼室側の端部を示す図であり、
図5は、ガイドスリーブにおける絞り孔を備えた、本発明による燃料噴射弁の第4実施形態の燃焼室側の端部を示す図であり、
図6は、ガイドスリーブに2つの絞り孔を備えた、本発明による燃料噴射弁の第5実施形態の燃焼室側の端部を示す図であり、
図7aは、開放行程に関連した本発明による燃料噴射弁の絞り抵抗を示す線図であり、
図7bは、開放行程に関連した本発明による燃料噴射弁の噴射量を示す線図である。
図2は、絞り接続部として弁部材の2つの面研磨部を備えた、図1の燃料噴射弁の燃焼室側の端部を示す図であり、
図3は、第2の絞り接続部として弁部材における絞り孔を備えた、本発明による燃料噴射弁の第2実施形態の燃焼室側の端部を示す図であり、
図4は、第1の絞り接続部として弁部材における絞り孔を備えた、本発明による燃料噴射弁の第3実施形態の燃焼室側の端部を示す図であり、
図5は、ガイドスリーブにおける絞り孔を備えた、本発明による燃料噴射弁の第4実施形態の燃焼室側の端部を示す図であり、
図6は、ガイドスリーブに2つの絞り孔を備えた、本発明による燃料噴射弁の第5実施形態の燃焼室側の端部を示す図であり、
図7aは、開放行程に関連した本発明による燃料噴射弁の絞り抵抗を示す線図であり、
図7bは、開放行程に関連した本発明による燃料噴射弁の噴射量を示す線図である。
実施例の説明
図1に示された内燃機関用の燃料噴射弁1は、特に、ピエゾアクチュエータを備えたコモンレールインジェクタにおいて使用されるノズルモジュールとして設計されている。燃料噴射弁1は弁体2を有しており、この弁体2には孔3が設けられている。孔3内には弁部材4が軸方向シフト可能に配置されており、この弁部材4は、孔3の内部において案内区分として働くガイドスリーブ5を用いて案内されている。
図1に示された内燃機関用の燃料噴射弁1は、特に、ピエゾアクチュエータを備えたコモンレールインジェクタにおいて使用されるノズルモジュールとして設計されている。燃料噴射弁1は弁体2を有しており、この弁体2には孔3が設けられている。孔3内には弁部材4が軸方向シフト可能に配置されており、この弁部材4は、孔3の内部において案内区分として働くガイドスリーブ5を用いて案内されている。
図2には、燃料噴射弁1の燃焼室側の端部が詳しく示されている。弁部材4は燃焼室側の端部に弁シール面6を有しており、この弁シール面6で弁部材4は、燃料噴射弁1の閉鎖された状態において弁体2の弁座面7に接触し、これによって、弁座面7の下流側に設けられた噴射開口8への燃料の流入を中断することができる。噴射開口8は、燃料供給される内燃機関の燃焼室内に開口する。ガイドスリーブ5は、軸方向で見て、図示されていない燃料高圧管路に接続されたリング間隙9と、弁座面7に開口するリング室10との間に設けられている。ガイドスリーブ5は、弁体2の燃焼室側の端部に向かって、円錐形の面区分11を有しており、この面区分11は、弁体2の円錐形に先細になる面区分12に押し込まれている。ガイドスリーブ5を固定するためにばね23が設けられており、このばね23は軸方向で、ガイドスリーブ5の、半径方向に延びる制御縁15を押圧し、制御縁15をシフト不能に固定する。
弁部材4の外壁は、ガイドスリーブ5の内壁と、液圧的にシール作用をもって接触している。弁部材4の、絞り接続部として働く第1の長い面研磨部(Flaechenanschliff)が、リング間隙9をリング室10と持続的に接続している。第2の絞り接続部として働く、若干長い第2の面研磨部14は、弁部材4の所定の開放行程h後にリング間隙9とリング室10とを接続し、この開放行程hは図示の実施例では約0.1mmである。開放行程hが得られると、弁部材4は、第2の面研磨部14の一方の端部がガイドスリーブ5の制御縁15を超えてリング間隙9内に進入し、小さな絞り抵抗を伴う噴射開口8への燃料の供給を可能にする。
以下において、図1及び図2におけると同じ機能及び同じ又は類似の構造形態をもつ特徴に対しては、同一符号が使用される。
図3に示された燃料噴射弁1の第2の構成では、弁部材4とガイドスリーブ5との間にリング状の間隙16が形成されており、この間隙16第1の絞り接続部としてリング間隙9をリング室10と持続的に接続している。リング室10は弁座面7に開口していて、弁部材4とガイドスリーブ5との間において、弁部材4の直径の減少によって形成されている。弁部材4には絞り孔17が穿孔されており、この絞り孔17は、弁部材4の、リング状の間隙16が形成されている大径の軸方向区分を、リング室10が形成されている小径の弁部材区分と接続している。絞り孔17は、開放行程hの後でリング間隙9をリング室10と接続するので、噴射開口8への燃料の供給は小さな絞り抵抗で可能になる。
図4に示された燃料噴射弁1の第3の構成では、図3に示された構成とは異なり、弁部材4の大径の区分は、ガイドスリーブ5と、液圧的にシール作用をもって接触している。第1の絞り接続部として、弁部材4の絞り孔17がリング間隙9を、弁部材4に形成された面研磨部14と接続しており、この面研磨部14は、図1に示されたように形成され、かつリング室10と接続されている。開放行程hが得られた後で、制御縁15は面研磨部14を開放し、その結果この面研磨部14はリング間隙9と直接的に接続される。
図5に示された燃料噴射弁1の第4の構成では、第2の絞り接続部として絞り孔13がガイドスリーブ5に穿孔されている。絞り孔13はガイドスリーブ5の内面を持続的に、ガイドスリーブ5の制御縁15と接続している。図5に示されている燃料噴射弁1の弁部材4は、図3に示された弁部材4と同様に構成されているが、しかしながら絞り孔を有していない。図3におけるように、リング状の間隙16がガイドスリーブ5と弁部材4の大径区分との間に形成されており、この大径区分には、燃料噴射弁1の閉鎖された状態において絞り孔13が開口している。開放行程hの後で、絞り孔13はもはやリング状の間隙16には開放しておらず、弁部材4の小径区分とガイドスリーブ5との間に形成されたリング間隙10に開放している。
図6には、ガイドスリーブ5を備えた燃料噴射弁1の別の構成が示されており、この場合ガイドスリーブ5は、図1〜図5に示されたガイドスリーブに比べて軸方向で延長されており、これによって燃料噴射弁1の閉鎖を容易にすることができる。ガイドスリーブ5は、内径の異なった2つの円筒形区分を有しており、両円筒形区分のうちの大径の区分は、ガイドスリーブ5の、燃焼室とは反対側の端部に形成され、小径の区分は、ガイドスリーブ5の、燃焼室に向けられた端部に形成されている。ガイドスリーブ5の両方の区分は、制御縁15において互いに隣接しており、この制御縁15は半径方向において両円筒形区分の間に形成されている。
弁部材4は、直径の異なった3つの区分を有しており、これらの区分の直径は、弁部材4の、燃焼室とは反対側の端部から、燃焼室に向けられた端部に向かって減少する。弁部材4の、最大直径を有する区分と中間の直径を有する区分とは次のように、すなわち、両区分が燃料噴射弁1の閉鎖された状態においてそれぞれガイドスリーブ5の内径部と液圧的にシール作用をもって接触するように、形成されている。弁部材5の、最小の直径を有する区分は、ガイドスリーブ5の、燃焼室側の区分と共にリング室10を形成している。弁部材4の、中間の直径を有する区分と、燃焼室とは反対側に位置するガイドスリーブ5の区分との間には、リング状の室26が形成されている。
ガイドスリーブ5は燃焼室側の端部に、半径方向に延びる2つの絞り孔25を有しており、この両絞り孔25は第1の絞り接続部として作用する。第1の絞り孔25はガイドスリーブ5の外壁と内壁との間を延びている。ガイドスリーブ5の外壁と孔3の内壁との間にはリング間隙9が形成されている。リング間隙9は第1の絞り孔25を介してリング室10と接続されている。ガイドスリーブ5において半径方向に延びる4つの第2の絞り孔24は、軸方向において、第1の絞り孔25が設けられている箇所よりもさらに燃焼室から離れたところに設けられていて、第2の絞り接続部として働く。第2の絞り孔24はリング間隙9をリング状の室26と接続している。リング状の室26は、ノズル行程hが得られるまで、リング室10に対して液圧的にシールされている。なぜならば、弁部材4の、中間の直径を有する区分は、ガイドスリーブ5の、燃焼室側の区分と液圧的にシール作用をもって接触しているからである。ノズル行程hが得られると、制御縁15は、弁部材4の、小さな直径を有する区分を開放し、その結果リング状の室26はリング室10と接続される。小さな絞り作用(ほぼ0)を有する第2の絞り孔24を介して、噴射開口8には燃料が供給される。
図1〜図5に示された燃料噴射弁において、第1の絞り接続部は、弁部材4における第1の面研磨部、リング状の間隙16又は絞り孔17の代わりに、択一的に、図6に示されているように、ガイドスリーブ5の半径方向の絞り孔によって形成されていてもよい。
図7aには、開放行程Hに関連した燃料噴射弁1の絞り抵抗Dが示されている。開放行程hに達するまで、一定の大きな絞り作用をもつ第1の絞り接続部だけが使用されている。開放行程hの後では付加的に第2の絞り接続部が作用し、絞り抵抗Dを小さな同様に一定な値に減じる。小さな値は極めて小さくてよく、この値を0にまで減じることが可能である。
絞り抵抗の異なった2つの絞り接続部が使用された場合における燃焼室への噴射量Eは、図7bにおいて第1の噴射曲線18によって示されている。比較のために第2の噴射曲線19が、図7aの両絞り抵抗の間における絞り抵抗を有するただ1つの絞り接続部を使用した場合における噴射量を示している。開放行程が小さな場合における第1の噴射範囲20では、ただ1つの絞り接続部よりも大きな絞り抵抗を有する第1の絞り接続部が作用する。リング室10における低下した圧力に基づいて、液圧的な開放力が弁部材に作用し、これによってまたこの弁部材の開放速度を、この下側の行程範囲において減じる。
真ん中の開放行程(着火遅れ中)時における第2の噴射範囲21において、第1の噴射曲線18では、第2の噴射曲線19におけるよりも僅かな燃料が噴射される。弁部材がさらに開放すると、第3の噴射範囲22において、絞り抵抗の小さな第2の絞り接続部が噴射特性を規定し、ただ1つの絞り接続部を使用した場合におけるよりも多くの噴射量を、本来の燃焼時に生ぜしめる。ゆえに噴射経過は、絞り抵抗の異なった2つの絞り接続部を使用することによって、最適な燃焼に関して、ただ1つの絞り接続部を使用した場合に比べて、はるかに正確に調節されることができる。ガイドスリーブは、複数の絞り接続部を設けるのに特に適しており、しかも液圧面を減じることができる。
Claims (11)
- 内燃機関用の燃料噴射弁(1)であって、弁体(2)の孔(3)内において軸方向シフト可能な弁部材(4)が設けられており、該弁部材(4)が燃焼室側の端部に、弁体(2)の弁座面(7)と共働する弁シール面(6)を有しており、弁座面(7)の下流側に、燃料供給される内燃機関の燃焼室内に開放する少なくとも1つの噴射開口(8)が設けられており、弁部材(4)を案内する案内区分が、軸方向で見て、燃料高圧管路に接続されたリング間隙(9)と弁座面(7)に開口するリング室(10)との間に設けられており、リング間隙(9)とリング室(10)とを互いに持続的に接続する第1の絞り接続部(16;25)が設けられており、さらに、弁部材(4)の所定の開放行程(h)の後でリング間隙(9)とリング室(10)とを互いに接続する第2の絞り接続部(13;17;24)が設けられていて、該第2の絞り接続部(13;17;24)が、第1の絞り接続部よりも小さな絞り抵抗を有している形式のものにおいて、
案内区分が、孔(3)内において弁体(2)の燃焼室側の端部に配置されたガイドスリーブ(5)によって形成されていることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射弁。 - 第1の絞り接続部が、ガイドスリーブ(5)と弁部材(4)との間におけるリング状の間隙(16)によって形成されている、請求項1記載の燃料噴射弁。
- 第1の絞り接続部が、弁部材(4)の少なくとも1つの第1の面研磨部によって形成されている、請求項1記載の燃料噴射弁。
- 第1の絞り接続部が、ガイドスリーブ(5)内における絞り孔(13,25)によって形成されている、請求項1記載の燃料噴射弁。
- 第2の絞り接続部が、弁部材(4)の少なくとも1つの第2の面研磨部(14)によって形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
- 第2の絞り接続部が、弁部材(4)内を延びる絞り孔(17)によって形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
- 第2の絞り接続部が、ガイドスリーブ(5)内を延びる絞り孔(24)によって形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
- ガイドスリーブ(5)が、弁体(2)の孔(3)内にシフト不能に固定されて配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
- 弁部材(4)が、少なくともガイドスリーブ(5)の、弁座面(7)に開口する区分において、リング間隙(9)に開口する区分におけるよりも小さな直径を有している、請求項1から8までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
- ガイドスリーブ(5)が円錐形の面区分(11)を有していて、該面区分(11)が弁体(2)の、円錐形に先細になる面区分(12)に、シフト不能に固定されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
- 軸方向において弁部材(4)とガイドスリーブ(5)との間に、ガイドスリーブ(5)を弁体(2)に押圧するばね(23)が配置されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の燃料噴射弁。
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