JP2005526212A - 内燃機関用の燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

本発明は、内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁体(1)が設けられていて、該弁体(1)において孔(3)内に、長手方向軸線(15)を有する弁ニードル(5)が長手方向摺動可能に配置されており、弁体(1)の孔(3)の燃焼室側の端部に円錐形の弁座(11)が配置されていて、弁ニードル(5)の1区分と孔(3)の壁との間に、燃料によって充てん可能な圧力室(19)が形成されており、該圧力室(19)が弁座(11)にまで達しており、さらに弁ニードル(5)に弁シール面(7)が形成されていて、該弁シール面(7)が、弁座(11)から延びている少なくとも1つの噴射開口を制御するために弁座(11)と共働し、また弁シール面(7)に、弁ニードル(5)の半径方向平面を延びるリング溝(35)が形成されていて、該リング溝(35)の下流側の縁部がシール縁(38)として形成されている形式のものにおいて、リング溝(35)が常に圧力室(19)と液圧的に接続されていることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射弁である。

Description

本発明は、国際公開第96/19661号パンフレットに基づいて公知の内燃機関用の燃料噴射弁に関する。
このような燃料噴射弁では、孔内に弁ニードルが長手方向摺動可能に配置されており、孔の燃焼室側の端部に円錐形の弁座が配置されている。弁ニードルは燃焼室とは反対側の区分で、孔内において案内されており、弁ニードルの、燃焼室に向けられた区分と、孔の壁との間には圧力室が形成されていて、この圧力室は高圧下の燃料によって充てん可能である。圧力室はこの場合弁座にまで達しており、この弁座は円錐形に形成されていて、該弁座には少なくとも1つの噴射開口が形成されている。弁ニードルは、弁座に向けられた端部に、ほぼ円錐形の弁シール面を有しており、その結果弁シール面が弁座から持ち上がった場合には、燃料が圧力室から弁座と弁シール面との間を通って、噴射開口に流れることができる。弁ニードルは閉鎖力によって負荷され、この閉鎖力は弁シール面を弁座に押し付け、そして別の力が作用しない場合でも、噴射開口を通って燃料が噴射されることを阻止する。
弁シール面には第1の円錐面が形成されており、その開放角は、円錐形の弁座の開放角よりも小さい。燃料の流れ方向で見て第1の円錐面の下流側には、弁シール面に別の円錐面が形成されており、この別の円錐面の開放角は弁座の開放角よりも大きい。弁シール面の両円錐面の間にはリング溝が形成されており、このリング溝は弁ニードルの半径方向平面を延びていて、両円錐面に隣接している。
内燃機関の燃焼室への燃料噴射のために、噴射弁の圧力室には高圧下の燃料が導入される。これによって、弁ニードルにおける受圧面と弁シール面の一部とに対して、閉鎖力とは逆向きに作用する液圧力が生ぜしめられる。閉鎖力が減じられると、液圧力は弁ニードルを弁座から離反運動させ、その結果燃料は噴射開口へと流れることができる。弁ニードルの開放時には、弁ニードルの全横断面に対して、圧力室における燃料圧による液圧力が作用している。この力を克服するために、閉鎖力は相応に高くなくてはならない。それというのは、今日の燃料噴射系では、迅速に次々と正確に調量された噴射を可能にするために、燃料噴射弁の短い閉鎖時間が求められているからである。弁ニードルが再び弁座に接触するやいなや、弁シール面の一部に作用する液圧力は消滅し、その結果いまや、弁ニードルに作用する液圧力に比べて著しく大きな閉鎖力が生ぜしめられる。すなわち弁ニードルは大きな力で弁座に押し付けられ、このことは、時間の経過と共に当該箇所において大きな摩耗を惹起し、ひいては燃料噴射弁の耐用寿命を著しく低下させることになる。
特に、200MPaに達するほどの圧力で作動する最近の燃料噴射系では、しばらくする間に、材料の負荷限界に達してしまう。
発明の利点
請求項1の特徴部に記載のように構成された本発明による燃料噴射弁は、公知のものに比べて次のような利点、すなわち弁座における摩耗が減じられるという利点を有している。そのために弁ニードルの閉鎖位置において、弁シール面の一部が液圧力によって負荷され、その結果弁ニードルに作用する力全体は該弁ニードルの閉鎖位置において減じられる。第1の円錐面と第2の円錐面との間におけるリング溝によって、弁ニードルは圧力室と液圧的に接続されており、その結果このリング溝には常に、圧力室におけるのと同じ燃料圧が存在している。弁ニードルの閉鎖時には、従って液圧によって負荷される弁ニードルの面積が増大し、閉鎖力に抗して作用する反力が高められ、その結果弁座の領域における面圧が減じられ、それと同時に良好なシール特性が得られる。
本発明による燃料噴射弁の別の有利な構成では、リング溝が、弁ニードル内を延びる少なくとも1つの接続孔によって圧力室と接続されている。このような接続孔は、種々様々な方法によって、簡単に弁ニードルに、有利には弁ニードルの焼き入れ硬化の前に、形成することができる。また別の利点としては、弁ニードルのその他の外側形状及び弁ニードルの機械的な安定性が事実上変えられずにそのままである、ということが挙げられる。接続孔を横孔として形成することは、横孔が開口する表面に対する角度を大きくとれることに基づいて、穿孔技術的に有利である。さらに、横孔の直径はリング溝の幅に到るまで拡大することができる。
本発明の別の有利な構成では、リング溝と圧力室との液圧的な接続が、第1の円錐面に形成された少なくとも1つの切欠きによって生ぜしめられている。このような切欠きは、焼き入れ硬化の後でも、外側から容易に弁ニードルに形成することが可能である。
本発明の別の有利な構成では、第2の円錐面と弁座との間における角度差が、第1の円錐面と弁座との間における角度差よりも小さくなっている。このように構成されていると、弁座における面圧を最適に分配することができ、ひいては摩耗を減じることが可能である。
本発明のさらに別の有利な構成では、弁ニードルの閉鎖運動時に、まず初め、第2の円錐面へのリング溝の移行部に形成されたシール縁が、弁座に接触するようになっている。第2の円錐面を、ひいては開放時に液圧的に有効な弁ニードルにおける座直径を、シャープに制限することによって、正確に規定された開放特性が得られ、その結果、内燃機関の燃焼室内への正確に規定された燃料噴射が可能になる。
図面
次に図面を参照しながら、本発明による燃料噴射弁の種々異なった実施例を説明する。
図1は、燃料噴射弁の主要部分を示す縦断面図であり、
図2は、弁ニードルがまさに弁座に接触した瞬間における位置で、図1の弁座の領域を拡大して、弁ニードルの第1実施例を示す図であり、
図3は、弁ニードルが閉鎖位置を占めている場合を示す、図2同様の弁座の領域を拡大して示す図であり、
図4は、図2と同様に弁座の領域を拡大して、弁ニードルの第2実施例を示す図であり、
図5は、図2と同様に弁座の領域を拡大して、弁ニードルのさらに別の実施例を示す図であり、
図6は、図5に示された弁ニードルを図5のVI−VI線に沿って断面して示す図である。
実施例の記載
図1には、本発明による燃料噴射弁が縦断面図で示されている。弁体1内には孔3が形成されており、この孔3はその燃焼室側の端部において、円錐形の弁座11によって閉鎖される。弁座11には下流側に盲孔21が続いており、この盲孔21からは噴射開口9が延びており、これらの噴射開口9は盲孔21を内燃機関の燃焼室と接続している。孔内にはピストン状の弁ニードル5が長手方向摺動可能に配置されており、この弁ニードル5は案内領域105で孔3の案内区分103においてシールされて案内されている。弁ニードル5の案内領域105を起点として弁ニードル5は、受圧肩部13を形成しながら弁座11に向かって先細になっていて、シャフト205に移行しており、このシャフト205は案内領域105に比べて小さな直径を有している。シャフト205に直に隣接している、弁ニードル5の燃料室側の端部は、ほぼ円錐形の弁シール面7によって形成され、この弁シール面7は弁座11と共働し、この弁シール面7の形状及び機能については以下において詳しく述べる。シャフト205と孔3の壁との間には、リング通路状の圧力室19が形成されており、この圧力室19は受圧肩部13の高さで半径方向において拡大されている。圧力室19は、弁体1内を延びる供給通路25を介して高圧下の燃料で満たすことができ、この場合供給通路25は圧力室19の半径方向拡大部に開口している。
弁ニードル5は燃焼室とは反対側の端部において、閉鎖力によって負荷され、この閉鎖力は、図示されていない装置によって生ぜしめられる。ばねエレメントを用いて閉鎖力を生ぜしめる装置や、閉鎖力を液圧式に生ぜしめる装置が公知である。この閉鎖力によって弁ニードル5の弁シール面7は弁座11に押し付けられ、その結果、弁座11に形成されていて弁座11を内燃機関の燃焼室と接続している噴射開口9は、圧力室19から切り離される。噴射系に応じて圧力室19内には常に高い燃料圧が存在するか、又は燃料噴射を行いたい場合にだけ高い燃料圧が存在し、この高い燃料圧は使用される系に応じて例えば100〜200MPaである。弁ニードル5を運動させるためには、圧力室19内における圧力を上昇させるか又は、弁ニードル5に作用する閉鎖力を低下させることができる。いずれに場合でも、受圧肩部13及び弁シール面7の部分に作用する液圧力は、弁ニードル5に作用する閉鎖力よりも大きくなくてはならない。前記液圧力が閉鎖力を上回ると、弁ニードル5は弁座11から離反運動し、その結果燃料は圧力室19から弁シール面7と弁座11との間を通って噴射開口9に流れることができる。閉鎖力の上昇もしくは圧力室19への燃料供給の中断によって、弁ニードル5における力関係は再び逆転し、その結果弁ニードル5はその閉鎖位置へと再び戻り、そして弁ニードル5の弁シール面7は弁座11と接触する。
図2には、図1のIIで示された区分の領域、つまり弁座11の領域が拡大して示されている。弁ニードル5の弁シール面7は第1の円錐面30を有しており、この円錐面30はシャフト205に直に隣接している。図示の実施例では第1の円錐面30は、円錐形の弁座11の開放角よりも小さな開放角を有しており、その結果第1の円錐面30と弁座11との間には、角度差δ1が形成されている。噴射開口9に向かう燃料流の下流側において、第1の円錐面30にはリング溝35が接続しており、このリング溝35は弁ニードル5をその全周にわたって取り巻いていて、弁ニードル5の長手方向軸線15の半径方向平面において延びている。リング溝35には下流側に第2の円錐面32が接続しており、この第2の円錐面32は弁ニードル5の端部をも形成している。第2の円錐面32の開放角は弁座11の開放角よりも大きいので、両方の面の間には角度差δ2が形成されている。両方の円錐形の面30,32とリング溝35とは弁シール面7に次のように、すなわち第1の円錐面30及び第2の円錐面32の仮想の延長部の円形の交線がリング溝35の高さに位置するように、配置されている。リング溝35が弁ニードル5の製造プロセスの終了時に弁シール面7に形成されることに基づいて、第1の円錐面30への制限ラインを形成するリング溝35の上縁部37と、第2の円錐面32への制限ラインを形成するシール縁38とが、正確に長手方向軸線15の半径方向平面において延びることになる。弁ニードル5内を延びている少なくとも2つの接続孔40を介して、リング溝35は圧力室19と接続されている。接続孔40はこの場合有利には弁ニードル5の全周にわたって均一に分配配置されている。これによって、弁座11に対する弁ニードル5の位置とは無関係に、リング溝35は少なくともほぼ常に圧力室19と同じ燃料圧を有することが保証される。
第1の円錐面30、第2の円錐面32、弁座11及びリング溝35の開放角によって、弁ニードル5はその燃焼室側の端部において次のように形成されている。すなわち弁ニードル5の閉鎖運動時にまず初めは、シール縁38が弁座11に接触し、次いでさらなる閉鎖運動の途中で初めて、下流側に位置するリング溝35の制限縁が、弁座11に接触する。図2には弁ニードル5がまさにこの位置で示されており、つまりシール縁38が弁座11に接触する瞬間で示されている。弁ニードル5及び弁座11の弾性変形がないと仮定すると、弁ニードル5はこの位置において不動になる。しかしながら弁ニードル5に対しては高い閉鎖力が作用するので、弁ニードル5の弁シール面7及び弁座11は変形する。これによって生じる弁ニードル5の形状及び位置は、図3に示されている。シール縁38の領域においては、弁ニードル5が弁座11に面状に接触し、弁シール面7における高い面圧が生ぜしめられ、その結果シール縁38の領域においては如何なる場合でもシール作用が得られることになる。
シール縁38の領域における変形によって、また、内燃機関の長い運転時における弁座11への弁ニードル5の衝突によって、リング溝35の上縁部37もまた弁座11に接触する。これによって弁座11における弁ニードル5の接触面が増大し、これによってシール縁38の領域における面圧が低下する。それというのは、そこではもはや、閉鎖力全体が弁座11に対して作用しないからである。
図4には、本発明による燃料噴射弁の別の実施例が示されており、この場合図2におけると同じ区分が選択されている。この実施例では、接続孔40の代わりに、第1の円錐面30に少なくとも2つの接続溝42が形成されており、これらの接続溝42によってリング溝35は液圧的に圧力室19と接続されている。接続溝42はこの場合有利には弁ニードル5の全周にわたって均一に分配配置されていて、十分の数mmの深さを有している。
図5に示された別の実施例では、リング溝35は、図2及び図3に示された実施例におけるように、接続孔を介して圧力室と接続しているが、しかしながら接続孔はこの実施例では横孔44として形成されている。横孔44はリング溝35から延びていて、弁ニードル5を横切ってシャフト205まで通じている。このような横孔44は、図2に示されているような接続孔40に比べて簡単に製造することができる。それというのは、図5の実施例では横孔44の両端部において弁ニードル5の表面に対して大きな角度が存在するからである。図6には、図5に示された噴射弁がVI−VI線に沿って断面された横断面図が示されている。リング溝35は複数の横孔44を介して圧力室と接続されており、この場合横孔44は、図5のVI−VI線で示された平面への投影図で見て、互いに平行に位置している。しかしながらこの場合横孔44は、シャフト205の表面における横孔44の開口部とリング溝35における開口部とが、可能な限り離れて反対側に位置していて、しかも横孔44が互いに交差することのないように、方向付けられている。また横孔44の直径はリング溝35の幅に相当していても、又はリング溝35の幅よりも小さな幅を有していてもよい。
特に自己着火式の高速回転する内燃機関において使用される今日の燃料噴射系には、効果及び有害物質の放出に関して高い要求が課せられている。すなわち一方では、今日の燃料噴射系では200MPaにも達する極めて高圧で、噴射がなされることが望まれている。また他方では弁ニードル5の極めて短い切換え時間が必要であり、これによって迅速に連続する噴射が可能になり、特に1回の噴射サイクル内において前噴射と後噴射とを実現することが可能になる。例えば150MPaの圧力で作動する乗用車用の典型的な燃料噴射弁は、案内領域105において約4mmのニードル直径を有している。従って弁座11からの弁ニードル5の上昇時に、約1900Nの力が開放された弁ニードル5に対して作用する。特に、圧力室19内に常に存在する高圧によって作動する系では、この力は、弁ニードル5の迅速な閉鎖を可能にするために、1900Nよりも著しく大きな閉鎖力によって相殺されねばならない。弁ニードル5の弁シール面7が弁座11に接触するや否や、シール縁38の下流側に位置している弁シール面7の領域は、もはや圧力室19における燃料圧によって負荷されなくなる。これによって、閉鎖力に抗して弁ニードル5に作用する液圧による開放力の一部がなくなり、その結果弁ニードル5は今や極めて大きな力で弁座11に押し付けられる。燃料噴射弁の全耐用寿命にわたって、この大きな閉鎖力と弁座における相応に大きな面圧とは、摩耗を促進することになり、ひいては燃料噴射弁の早期の故障を惹起するおそれがある。閉鎖力とは逆方向に作用する液圧力を高めるためには、シール縁38をさらに下流側にずらすことが可能であり、その結果圧力室19内における圧力によって負荷される弁シール面7の部分面、図示の実施例では主として第1の円錐面30が増大させられる。また、弁ニードル5を燃焼室における相応に高い圧力の場合でも個々の噴射動作の間においていずれにせよ閉鎖状態に保つためには、閉鎖力は所定の最小値を有することが必要である。本発明による燃料噴射弁では、この問題を解決するために、弁シール面7における付加的なリング溝が圧力室19内における圧力にさらされており、これによって弁ニードル5に作用する合力が減じられるようになっている。同時に、シール縁38と上縁部37の領域とに弁ニードル5が接触することによって、シール縁38の領域における面圧は、物質限界値に達しない程度に低く保たれる。
燃料噴射弁の主要部分を示す縦断面図である。 弁ニードルがまさに弁座に接触した瞬間における位置で、図1の弁座の領域を拡大して、弁ニードルの第1実施例を示す図である。 弁ニードルが閉鎖位置を占めている場合を示す、図2同様の弁座の領域を拡大して示す図である。 図2と同様に弁座の領域を拡大して、弁ニードルの第2実施例を示す図である。 図2と同様に弁座の領域を拡大して、弁ニードルのさらに別の実施例を示す図である。 図5に示された弁ニードルを図5のVI−VI線に沿って断面して示す図である。

Claims (12)

  1. 内燃機関用の燃料噴射弁であって、弁体(1)が設けられていて、該弁体(1)において孔(3)内に、長手方向軸線(15)を有する弁ニードル(5)が長手方向摺動可能に配置されており、弁体(1)の孔(3)の燃焼室側の端部に円錐形の弁座(11)が配置されていて、弁ニードル(5)の1区分と孔(3)の壁との間に、燃料によって充てん可能な圧力室(19)が形成されており、該圧力室(19)が弁座(11)にまで達しており、さらに弁ニードル(5)に弁シール面(7)が形成されていて、該弁シール面(7)が、弁座(11)から延びている少なくとも1つの噴射開口を制御するために弁座(11)と共働し、また弁シール面(7)に、弁ニードル(5)の半径方向平面を延びるリング溝(35)が形成されていて、該リング溝(35)の下流側の縁部がシール縁(38)として形成されている形式のものにおいて、リング溝(35)が常に圧力室(19)と液圧的に接続されていることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴射弁。
  2. 弁シール面(7)が第1の円錐面(30)と、該第1の円錐面(30)の下流側に配置された第2の円錐面(32)とを有しており、両円錐面(30,32)の間にリング溝(35)が延在している、請求項1記載の燃料噴射弁。
  3. 第1の円錐面(30)の開放角が、円錐形の弁座(11)の開放角よりも小さく、第2の円錐面(32)の開放角が、円錐形の弁座(11)の開放角よりも大きい、請求項2記載の燃料噴射弁。
  4. リング溝(35)が第1の円錐面(30)と第2の円錐面(32)とに隣接している、請求項2又は3記載の燃料噴射弁。
  5. 第2の円錐面(32)と弁座(11)との間における角度差(δ2)が、第1の円錐面(30)と弁座(11)との間における角度差(δ1)よりも小さい、請求項3記載の燃料噴射弁。
  6. 弁座(11)に向かっての弁ニードル(5)の閉鎖運動時に、まず初め、第2の円錐面(32)が弁座(11)に接触し、弁ニードル(5)及び弁体(1)もしくはそのいずれか一方の変形によって初めて、第1の円錐面(30)が弁座(11)に接触する、請求項2記載の燃料噴射弁。
  7. リング溝(35)と圧力室(19)との間における液圧的な接続が、弁ニードル(5)内を延びる少なくとも1つの接続孔(40)によって生ぜしめられる、請求項1記載の燃料噴射弁。
  8. 接続孔(40)が横孔(44)として形成されている、請求項7記載の燃料噴射弁。
  9. 接続孔(40)がリング溝(35)を弁ニードル(5)のシャフト(205)と接続している、請求項7又は8記載の燃料噴射弁。
  10. リング溝(35)と圧力室(19)との間における液圧的な接続が、第1の円錐面(30)に形成された少なくとも1つの切欠き(42)によって生ぜしめられる、請求項2記載の燃料噴射弁。
  11. 弁ニードル(5)の閉鎖運動時に、まず初め、第2の円錐面(32)へのリング溝(35)の移行部に形成されたシール縁(38)が、弁座(11)に接触する、請求項3記載の燃料噴射弁。
  12. 圧力室(19)における燃料が、少なくとも時々、100MPaを上回る圧力を有する、請求項1記載の燃料噴射弁。
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